説明

現像装置およびその製造方法

【課題】筐体の強度の向上を図り、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができること現像装置、および、その製造方法を提供すること。
【解決手段】
現像カートリッジ23では、左側壁34および右側壁35の両側壁に、第1開口部27を形成し、第1開口部27は、左側壁34および右側壁35の両側壁に設けられる架橋部33により、上側部分の現像ローラ軸露出溝28と、下側部分の供給ローラ軸露出穴29とに区画されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラープリンタなどの画像形成装置に装備される現像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、現像装置が着脱自在に装着される、電子写真方式のプリンタが知られている。現像装置は、現像フレームと、その現像フレームに支持される現像ローラおよび供給ローラとを備えている。
【0003】
このような現像装置としては、例えば、現像フレームと、現像フレームに回転可能に支持される現像ローラと、現像フレームに回転可能に支持され、現像ローラと対向接触する供給ローラとを備え、現像フレームの左右両側壁に、現像ローラの回転軸を受け入れる受け溝と、供給ローラの回転軸を受け入れる貫通穴とが形成され、左側壁に形成される受け溝および貫通穴が連通されている現像カートリッジが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−133768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の現像カートリッジでは、左側壁に形成される受け溝および貫通穴が連通されているので、現像フレームの強度が不十分である。その結果、現像フレームに支持される供給ローラと現像ローラとの相対的な位置決め精度が十分に図れない場合があり、それに起因する画像形成不良が生じる場合がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、筐体の強度の向上を図り、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができること現像装置、および、その製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、互いに間隔を隔てて対向配置され、相対向する第1開口部がそれぞれ形成される第1壁部および第2壁部を備える筐体と、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1開口部内に位置される第1回転軸と、前記第1回転軸を被覆し、現像剤を担持する現像剤担持部とを備え、前記筐体に配置される現像剤担持体と、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1開口部内に位置される第2回転軸と、前記第2回転軸を被覆し、前記現像剤担持部に現像剤を供給する供給部とを備え、前記現像剤担持部と前記供給部とが対向接触するように、前記筐体内に配置される供給部材と、前記第1壁部および前記第2壁部に設けられ、前記第1開口部を、前記現像剤担持部と前記供給部との対向方向と交差する方向に架橋する架橋部とを備えている。
【0008】
このような構成によれば、第1開口部を架橋する架橋部が、第1壁部および第2壁部の両方に設けられているので、筐体の強度の向上を図ることができる。
【0009】
そのため、筐体内にそれぞれ配置される、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
【0010】
従って、本発明の現像装置は、簡易な構成でありながら、筐体の強度の向上を図ることができ、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(2)また、前記架橋部は、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に配置されていてもよい。
【0011】
このような構成によれば、第1開口部を、第1壁部および第2壁部の対向方向に投影したときに、第1回転軸が位置する部分と、第2回転軸が位置する部分とに区画することができる。
【0012】
そのため、現像剤担持体および供給部材を筐体に組み付けるときに、第1回転軸および第2回転軸を、それぞれが対応する部分に位置するように配置すればよく、現像剤担持体および供給部材の筐体に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
(3)また、前記筐体は、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれの一端部を連結する第3壁部を備えている。この場合、前記第3壁部には、前記第2回転軸を受け入れるように開放される受入溝が形成される受入部が設けられている。
【0013】
このような構成によれば、受入部に形成される受入溝に、第2回転軸が受け入れられるので、供給部材を筐体に対して精度よく位置決めすることができる。
【0014】
そのため、簡易な構成でありながら、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(4)また、前記第2回転軸の両端部は、前記供給部から露出されており、前記受入部は、各前記端部に対応して2つ設けられ、2つの前記受入部に形成される前記受入溝のうち、一方の前記受入溝は、他方の前記受入溝よりも幅狭な幅狭溝であり、一方の前記端部の前記幅狭溝と対応する部分には、前記幅狭溝と係合し、他方の前記端部の軸径よりも小径な小径部が形成されていてもよい。
【0015】
このような構成によれば、幅狭溝と小径部とが係合するので、第2回転軸を確実に筐体に対して、軸線方向に位置決めでき、供給部材を筐体に対して精度よく位置決めすることができる。
(5)また、前記幅狭溝の開放側には、前記第2回転軸が遊動可能な空間が区画されていてもよい。
【0016】
このような構成によれば、供給部材を筐体に組み付けるときに、第2回転軸が遊動可能な範囲において、適宜供給部材を移動させることができる。
【0017】
そのため、供給部材の筐体に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
(6)また、前記幅狭溝が形成される前記受入部には、前記幅狭溝の開放側端部から連続して、前記幅狭溝よりも幅広な幅広溝が設けられていてもよい。この場合、前記第2回転軸が遊動可能な空間は、前記幅広溝により区画されている。
【0018】
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、第2回転軸が遊動可能な空間を区画することができるとともに、筐体の強度の向上を図ることができる。
(7)また、前記小径部が形成されている一方の前記端部は、他方の前記端部よりも前記対向方向における長さが短くてもよい。
【0019】
このような構成によれば、小径部が形成されている端部が長い場合と比較して、小径部と幅狭溝とを容易に係合させることができる。
(8)また、前記第2回転軸は、一方の前記端部が前記筐体内に収容され、他方の前記端部が前記第1開口部に挿通され、前記筐体から突出していてもよい。
【0020】
このような構成によれば、供給部材を筐体に組み付けるときに、他方の端部を第1開口部に挿通すれば、一方の端部を架橋部と接触させることなく、供給部材を筐体内に収容させることができる。そのため、供給部材の筐体に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
【0021】
その結果、筐体の強度の向上を図ることができながら、現像装置の生産効率の向上を図ることができる。
(9)また、各前記第1開口部にそれぞれ嵌合され、前記第1回転軸および前記第2回転軸を回転可能に支持する軸受部材を備えていてもよい。この場合、前記軸受部材は、前記筐体と別部材である。
【0022】
第1回転軸および第2回転軸を回転可能に支持する部分は、他の部分に対して、摩耗しやすい。
【0023】
一方、軸受部材が別部材で構成されている構成によれば、摩耗しやすい軸受部材のみを交換することができ、現像装置のメンテナンス性の向上を図ることができる。また、軸受部材のみを摺動性に優れる材料から形成することができるので、材料コストの低減を図ることができる。
(10)また、前記軸受部材は、前記第2回転軸の各端部を支持する支持部を備え、一方の前記端部を支持する前記軸受部材において、前記支持部は、前記第1開口部に挿通され、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向内方に向かって突出していてもよい。
【0024】
このような構成によれば、支持部が、第1壁部および第2壁部の対向方向内方に向かって突出しているので、第2回転軸の各端部を確実に支持することができる。
(11)また、前記第1壁部には、前記第1開口部を挟むように対向配置され、前記軸受部材と係合するように突出する1対の壁側突出部が設けられ、前記第2壁部には、前記第1開口部を挟むように対向配置され、前記軸受部材と係合するように窪む1対の壁側窪部が設けられていてもよい。
【0025】
このような構成によれば、第1壁部または第2壁部に対する軸受部材の誤装着を防止することができる。
(12)また、1対の前記壁側窪部のうち、一方の前記壁側窪部が、貫通穴であってもよい。
【0026】
このような構成によれば、第1壁部または第2壁部に対する軸受部材の誤装着を防止することができる。
(13)また、2つの前記軸受部材のうち、一方の前記軸受部材には、前記壁側突出部と係合するように窪む軸受側窪部が設けられ、他方の前記軸受部材には、前記壁側窪部と係合するように突出する軸受側突出部が設けられていてもよい。
【0027】
このような構成によれば、第1壁部または第2壁部に対する軸受部材の誤装着を、確実に防止することができる。
(14)本発明の現像装置の製造方法は、第2回転軸と、前記第2回転軸の両端部が露出するように、前記第2回転軸を被覆する供給部とを備え、一方の前記端部には、他方の前記端部の軸径よりも小径な小径部が形成されている供給部材を準備する工程と、互いに間隔を隔てて対向配置される第1壁部および第2壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれの一端部を連結する第3壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部に相対向して形成され、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第2回転軸の軸線を含む第2回転軸露出穴と、前記第3壁部から前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向と直交する方向に突出形成され、前記第2回転軸を受け入れるように開放される受入溝がそれぞれ形成されている、2つの受入部とを備え、2つの前記受入部のうち、一方の前記受入部の前記受入溝が、前記小径部と係合可能であり、他方の前記受入部の前記受入溝より幅狭な幅狭溝である筐体を準備する工程と、他方の前記端部を、前記第2回転軸露出穴のいずれか一方に、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向内側から外側に向かって挿通し、前記供給部と、他方の前記受入部とを当接させる工程と、前記供給部と他方の前記受入部とが当接した状態で、一方の前記端部を前記筐体内に配置させ、前記筐体に対して前記供給部材を他方に片寄せした状態で、前記供給部を前記筐体内に収容させる工程と、片寄せされた前記供給部材を、前記対向方向に沿って移動させ、前記幅狭溝と前記小径部とを係合させることで、前記供給部材を前記筐体に対して位置決めする工程とを備えている。
【0028】
このような構成によれば、第1壁部および第2壁部の両方に、架橋部が設けられている筐体であっても、供給部材を容易に組み付けることができる。
【0029】
また、幅狭溝と小径部とを係合させることにより、供給部材を筐体に対して容易に位置決めすることができる。
【0030】
そのため、筐体の強度の向上および供給部材の筐体に対する位置決め精度の向上を図ることができながら、現像装置の生産効率の向上を図ることができる。
(15)また、前記供給部は、弾性部材であり、一方の前記端部を前記筐体内に配置させるときに、前記供給部を他方の前記受入部に対して弾性変形させてもよい。
【0031】
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、一方の端部を容易に筐体内に配置させることができ、供給部を筐体内に収容させることができる。
(16)また、前記供給部は、前記第2回転軸に対して接着固定されており、前記供給部と前記第2回転軸との接着領域は、前記供給部の弾性変形を許容するように、前記供給部の軸線方向他方側端部に対して、前記軸線方向の内側に設けられていてもよい。
【0032】
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、供給部を確実に弾性変形させることができる。
【発明の効果】
【0033】
本発明の現像装置では、筐体の強度の向上を図ることができ、現像剤担持体と供給部材との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
【0034】
また、本発明の現像装置の製造方法では、筐体の強度の向上を図ることができながら、現像装置の生産効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】プリンタの一実施形態を示す側断面図である。
【図2】本発明の現像カートリッジの第1実施形態の左上側から見た斜視図である。
【図3】図2に示す現像カートリッジの側断面図である。
【図4】図3に示す下フレームを左上側から見た斜視図である。
【図5】図3に示す下フレームの右側面図である。
【図6】図3に示す下フレームに対する供給ローラの組み付けを説明するための説明図である。
【図7】図6に続き、下フレームに対する第1サイドシール部材および第2サイドシール部材の組み付けを説明するための説明図である。
【図8】図7に続き、下フレームに対する現像ローラおよび軸受部材の組み付けを説明するための説明図である。
【図9】本発明の現像カートリッジの第2実施形態における下フレームの平面図である。
【図10】本発明の現像カートリッジの第3実施形態および第4実施形態における下フレームの右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
1.プリンタ
図1に示すように、プリンタ1は、ダイレクトタンデムタイプのカラープリンタである。
【0037】
なお、プリンタ1および現像カートリッジ23(後述)に関し、方向について言及する場合には、それぞれ水平方向に載置したときの方向を基準とし、具体的には、各図に示した矢印方向を基準とする。また、左右方向と幅方向とは、同一方向である。
【0038】
すなわち、プリンタ1に関する上下前後方向と、現像カートリッジ23(後述)に関する上下前後方向とは相異なり、現像カートリッジ23は、その前側がプリンタ1の前上側、その後側がプリンタ1の後下側となるように、プリンタ1およびドラムカートリッジ22に装着されている。
【0039】
プリンタ1は、本体ケーシング2を備え、その本体ケーシング2内には、4つの感光ドラム3が、前後方向に沿って並列配置されている。4つの感光ドラム3は、トナー像(後述)の各色(ブラック、イエロー、マゼンタまたはシアン)に対応して設けられている。
【0040】
各感光ドラム3には、スコロトロン型帯電器4、LEDユニット5および現像剤担持体の一例としての現像ローラ6が対向配置されている。
【0041】
感光ドラム3は、その表面がスコロトロン型帯電器4によって一様に帯電された後、LEDユニット5によって露光される。これにより、各感光ドラム3の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像ローラ6に担持されるトナーによって可視像化され、感光ドラム3の表面上にトナー像が形成される。
【0042】
用紙Pは、本体ケーシング2内の給紙カセット7に収容されている。給紙カセット7に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト8に給紙される。
【0043】
搬送ベルト8は、各感光ドラム3と、それらに対向する転写ローラ9との間に配置されている。各感光ドラム3の表面上のトナー像は、転写ローラ9に印加された転写バイアスによって、搬送ベルト8に搬送された用紙P上に転写され、順次重ね合わされる。
【0044】
4色のトナー像が転写された用紙Pは、定着部10に搬送される。用紙P上に転写されたトナー像は、定着部10で熱定着される。その後、用紙Pは、各種ローラにより、排紙トレイ11に排紙される。
2.プロセスカートリッジ
プリンタ1は、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、4つのプロセスカートリッジ21を備えている。
【0045】
各プロセスカートリッジ21は、本体ケーシング2内に着脱自在に装着されており、前後方向に沿って、並列配置されている。
【0046】
すなわち、本体ケーシング2の上壁には、トップカバー49が開閉自在に設けられており、トップカバー49の開放により、各プロセスカートリッジ21を、本体ケーシング2内に着脱させることができる。
【0047】
プロセスカートリッジ21は、本体ケーシング2に着脱自在に装着されるドラムカートリッジ22と、ドラムカートリッジ22に着脱自在に装着される、現像装置の一例としての現像カートリッジ23とを備えている。
(1)ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ22は、ドラムフレーム24を備えている。ドラムフレーム24は、ドラム支持部25と、現像カートリッジ収容部26とを備えている。
【0048】
ドラム支持部25は、ドラムフレーム24の後下側に設けられ、感光ドラム3と、スコロトロン型帯電器4と、ドラムクリーニングローラ15とを支持している。
【0049】
感光ドラム3は、左右方向に長手の略円筒形状に形成されている。そして、感光ドラム3は、ドラム支持部25内の下端において、下側から露出されるように回転可能に支持されている。スコロトロン型帯電器4は、感光ドラム3の斜め後上側に、間隔を隔てて対向配置されている。ドラムクリーニングローラ15は、感光ドラム3の後側において、感光ドラム3と対向して接触するように配置されている。
【0050】
現像カートリッジ収容部26は、ドラム支持部25の前上側に配置され、現像カートリッジ23が着脱自在に装着されるように、後方および上方に開放されて形成されている。
(2)現像カートリッジ
現像カートリッジ23は、図2および図3に示すように、筐体の一例としての現像フレーム30を備えている。
【0051】
現像フレーム30は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成されており、下フレーム31と、上フレーム32とを備えている。
(2−1)下フレーム
下フレーム31は、図4に示すように、幅方向に間隔を隔てて対向配置される、第1壁部の一例としての左側壁34および第2壁部の一例としての右側壁35と、それらの下端部を連結する第3壁部の一例としての底壁36と、左側壁34、右側壁35および底壁36の前端部を連結する前壁37とを一体的に備えている。
【0052】
左側壁34および右側壁35は、略平板形状に形成されており、その前側部分には第1被当接部56が、その後側部分には第1開口部27がそれぞれ形成されている。
【0053】
各第1被当接部56は、左側壁34および右側壁35の上端部にそれぞれ設けられ、それらの上端から連続して、左右方向外方に延びる略平板形状に形成されている。
【0054】
各第1開口部27は、左側壁34および右側壁35の相対向する位置において、ゴムローラ17(後述)とスポンジローラ19(後述)との対向方向X(図3および図4参照)に沿って、左側壁34および右側壁35の後側上端縁から前下側へ向かって窪むように形成されている。
【0055】
また、左側壁34および右側壁35は、各第1開口部27の対向方向Xにおける略中央部分において、対向方向Xと直交する方向Yに架橋する架橋部33を備えている(図5参照)。
【0056】
つまり、各第1開口部27は、架橋部33により、その上側部分の現像ローラ軸露出溝28と、その下側部分の、第2回転軸露出穴の一例としての供給ローラ軸露出穴29とに区画されている。
【0057】
現像ローラ軸露出溝28は、図5に示すように、左側壁34および右側壁35の後側上端縁から前下方へ窪む側面視U字状に形成されている。現像ローラ軸露出溝28の溝幅は、現像ローラ軸16(後述)の左右方向端部の直径よりも広く形成されている。
【0058】
供給ローラ軸露出穴29は、側面視略矩形状に形成されている。供給ローラ軸露出穴29の各辺の長さは、供給ローラ軸18の左露出部分80(後述)および右露出部分81(後述)の軸径よりも長く形成されている。
【0059】
また、左側壁34には、図4に示すように、現像ローラ軸露出溝28を挟むように対向配置される1対の壁側突出部47が設けられている。詳しくは、1対の壁側突出部47は、現像ローラ軸露出溝28の上側と、現像ローラ軸露出溝28の下側とに1つずつ配置されている。
【0060】
各壁側突出部47は、左側壁34から左方へ向かって突出する略円柱形状に形成されている。
【0061】
また、右側壁35には、図5に示すように、現像ローラ軸露出溝28を挟むように対向配置される1対の壁側窪部48が設けられている。詳しくは、1対の壁側窪部48は、現像ローラ軸露出溝28の上側と、現像ローラ軸露出溝28の下側とに1つずつ配置されている。
【0062】
各壁側窪部48は、右側壁35から左方へ向かって窪む側面視略矩形状に形成されている。また、上側の壁側窪部48は、右側壁35を左右方向に貫通する貫通穴として形成されている(図4参照)。
【0063】
また、右側壁35には、トナー充填口98が形成されている。トナー充填口98は、右側壁35の前側部分において、側面視略円形状に形成されている。
【0064】
底壁36は、図3に示すように、その前側部分が湾曲壁40および屈曲壁41から連続して形成され、その後側部分が円弧壁42およびリップ部43から連続して形成されている。
【0065】
湾曲壁40は、アジテータ12(後述)の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成されている。
【0066】
屈曲壁41は、上方に凸となるように屈曲して形成されており、湾曲壁40の前端部から前方へ向かうに従って上方に傾斜した後、屈曲して、前方へ向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
【0067】
円弧壁42は、供給ローラ13(後述)の回転軌跡に沿って略円弧形状に形成されている。
【0068】
リップ部43は、後方に向かって突出する側面視略T字状に形成され、円弧壁42の後端部から連続して形成されている。
【0069】
底壁36における前側部分と後側部分とは、湾曲壁40の後端部と円弧壁42の前端部とが連結されることにより、連続している。
【0070】
また、底壁36における前側部分と後側部分との間には、湾曲壁40および円弧壁42から連続して延び、上方に突出する区画壁45が形成されている。すなわち、区画壁45は、左右方向に延びるように形成され(図4参照)、上フレーム32に向けて突出している。
【0071】
区画壁45の遊端部は、上フレーム32の後側上壁53(後述)の下面と、上下方向に間隔を隔てて対向配置されている。
【0072】
また、底壁36には、図4に示すように、複数(2つ)の固定部46と、複数(2つ)の受入部50とが形成されている。
【0073】
各固定部46は、区画壁45の前側に隣接し、左右方向に互いに間隔を隔てて配置されている。各固定部46は、湾曲壁40から上方に向かって立設される略円筒形状に形成され、その遊端部は、後側上壁53(後述)から突出している(図3参照)。
【0074】
各受入部50は、左側壁34および右側壁35から左右方向内方に、それぞれ間隔を隔てて配置され、円弧壁42から後上方へ向かって突出する略平板形状に形成されている。
【0075】
各受入部50には、供給ローラ軸18(後述)を受け入れる受入溝51が形成されている。
【0076】
受入溝51は、後上方に開放されるように、対向方向Xに沿って窪む側面視略U字状に形成されている(図4参照)。
【0077】
各受入溝51のうち、右側の受入部50に形成される受入溝51は、図4に示すように、その下側部分が幅狭溝54として区画され、その上側部分が幅広溝55として区画されている。
【0078】
幅狭溝54は、側面視略U字状に形成され、その溝幅が、左側の受入溝51の溝幅よりも短く、供給ローラ軸18(後述)の小径部70(後述)の軸径よりも長く形成されている。
【0079】
幅広溝55は、幅狭溝54の両端部(開放側端部)から連続して、幅方向外方に屈曲した後、対向方向Xに沿って延びるように形成されている。幅広溝55の溝幅は、幅狭溝54の溝幅よりも長く、左側の受入溝51の溝幅と略同じ長さである。また、幅広溝55の溝幅は、供給ローラ軸18(後述)の外径と略同じ長さである。
【0080】
また、図5に示すように、左右方向に投影したときに、幅広溝55と架橋部33とに区画される領域は、その対向方向X長さが供給ローラ軸18(後述)の軸径よりも長く設定されている。すなわち、幅広溝55および架橋部33は、供給ローラ軸18(後述)が遊動可能な空間を区画している。
【0081】
前壁37は、図3に示すように、その下側部分が、屈曲壁41の前端部から連続して形成され、上方へ向かうに従って前方へ傾斜するように形成され、その上側部分が、下側部分の上端部から連続して上方へ向かって延びるように形成されている。
【0082】
また、前壁37の上端部には、第2被当接部57が形成されている。第2被当接部57は、図4に示すように、前壁37の上端から連続して、前方に延びる略平板形状に形成されている。
(2−2)上フレーム
上フレーム32は、図3に示すように、前側上壁52と、後側上壁53とを一体的に備えている。
【0083】
前側上壁52は、図2に示すように、膨出部58と、当接部62とを備えている。
【0084】
膨出部58は、前側上壁52の中央部分において、上側に膨出するように形成されている。
【0085】
当接部62は、略平板形状に形成され、膨出部58を囲むように、膨出部58の左右両側および前側に設けられている。また、当接部62は、上フレーム32が下フレーム31に組み合わされときに、第1被当接部56および第2被当接部57と対応するように、形成されている。
【0086】
後側上壁53は、図3に示すように、前側上壁52の後端部から連続して後方に延びる略平板形状に形成されている。
(2−3)現像フレーム
そして、後述するように、下フレーム31と上フレーム32とが組み合わされると、現像フレーム30は、区画壁45よりも前側空間が、トナー収容室38として区画され、区画壁45よりも後側空間が、現像室39として区画される。
(2−4)トナー収容室
トナー収容室38には、現像剤の一例としてのトナーが充填されており、また、前後方向および上下方向中央に、アジテータ12が設けられている。
【0087】
アジテータ12は、左側壁34および右側壁35に回転可能に支持される回転軸83と、その回転軸83に設けられる攪拌羽84とを備えている。
【0088】
攪拌羽84は、可撓性のフィルム材料からなり、回転軸83の径方向外方に向かって延びるように、回転軸83に固定されている。
【0089】
そして、アジテータ12は、回転軸83が左側壁34および右側壁35に支持されることにより、現像フレーム30に回転自在に支持されている。
(2−5)現像室
現像室39には、後方に向かって開放される第2開口部69が形成されている。具体的には、開口部69は、左側壁34および右側壁35の後端部、リップ部43の後端部、および、後側上壁53の後端部により区画されている。
【0090】
また、現像室39には、現像ローラ6と、供給ローラ13と、層厚規制ブレード14とが設けられている。
【0091】
現像ローラ6は、開口部69から後側および上側が露出するように、現像室39の後端部に配置されている。
【0092】
現像ローラ6は、図8に示すように、第1回転軸の一例としての現像ローラ軸16と、現像剤担持部の一例としてのゴムローラ17とを備えている。
【0093】
ゴムローラ17は、現像ローラ軸16の左右両端部が露出するように、現像ローラ軸16を被覆して設けられている。
【0094】
現像ローラ6は、現像ローラ軸16が、後で詳述するが、左側壁34および右側壁35に回転自在に支持されることにより、現像フレーム30に回転可能に設けられている。
【0095】
供給ローラ13は、図3に示すように、現像ローラ6の前下側において、円弧壁42内に配置されている。
【0096】
供給ローラ13は、図7に示すように、第2回転軸の一例としての供給ローラ軸18と、供給部の一例としてのスポンジローラ19とを備えている。
【0097】
スポンジローラ19は、ゴムローラ17にトナーを供給するために設けられ、供給ローラ軸18の左右両端部が露出するように、供給ローラ軸18を被覆して設けられている。詳しくは、スポンジローラ19は、図6に示すように、供給ローラ軸18に対して接着固定されている。スポンジローラ19と供給ローラ軸18との接着領域90は、スポンジローラ19の右端部から左右方向途中部まで設けられている。すなわち、接着領域90は、スポンジローラ19の左端部よりも、右側に設けられている。そして、接着領域90よりも左側の領域は、弾性変形領域91として区画されている。
【0098】
供給ローラ軸18は、左側端部および右側端部が、それぞれスポンジローラ19から露出しており、左露出部分80および右露出部分81として区画されている。
【0099】
左露出部分80は、その左右方向長さが、右露出部分81よりも長く形成されている。
【0100】
右露出部分81には、図5に示すように、小径部70が形成されている。
【0101】
小径部70は、右側の受入部50の幅狭溝54と対応する位置において、供給ローラ軸18の外周面から径方向内方に窪むように形成されている。小径部70の軸径は、左露出部分80の軸径よりも小径に形成されている。
【0102】
供給ローラ13は、ゴムローラ17とスポンジローラ19とが対向接触するように配置され、後で詳述するが、供給ローラ軸18の左右両端部が左側壁34および右側壁35に回転自在に支持されることにより、現像フレーム30に回転可能に設けられている。
【0103】
層厚規制ブレード14は、その後端部が上側からゴムローラ17と接触するように、各固定部46の遊端部に固定されている。
【0104】
また、現像室39には、図7および図8に示すように、2つの第1サイドシール部材59と、2つの第2サイドシール部材60と、2つの軸受部材61とが設けられている。
【0105】
第1サイドシール部材59は、供給ローラ軸露出穴29に対応して設けられている。各第1サイドシール部材59は、側面視略矩形状に形成され、その中央部分には、供給ローラ軸18の通過を許容するように、左右方向に沿って貫通する貫通穴63が形成されている。
【0106】
そして、各第1サイドシール部材59は、後で詳述するが、貫通穴63に供給ローラ軸18の左右両端部が挿通され、左側の受入部50と左側壁34との間、および、右側の受入部50右側壁35との間に配置されている。
【0107】
第2サイドシール部材60は、現像ローラ軸露出溝28の下側の湾曲に沿う側面視略U字状に形成されている。
【0108】
そして、各第2サイドシール部材60は、後で詳述するが、対応する各第1サイドシール部材59の上側において、供給ローラ軸18の左右両端部と現像ローラ軸16の左右両端部との間に挟まれるように配置されている。
【0109】
2つの軸受部材61は、図8に示すように、導電性の樹脂材料から側面視略矩形状の平板形状に形成されている。すなわち、軸受部材61は現像フレーム30とは別部材として形成されている。
【0110】
2つの軸受部材61は、左側壁34に対応する左軸受部材65と、右側壁35に対応する右軸受部材66とを備えている。
【0111】
左軸受部材65は、現像ローラ軸支持穴72と、支持部の一例としての供給ローラ軸支持穴73と、1対の軸受側窪部75とを有している。
【0112】
現像ローラ軸支持穴72は、左軸受部材65の後上側部分において、側面視略円形状に貫通形成されている。現像ローラ軸支持穴72の穴径は、現像ローラ軸16の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
【0113】
供給ローラ軸支持穴73は、現像ローラ軸支持穴72の前下側において、側面視略円形状に貫通形成されている。供給ローラ軸支持穴73の穴径は、左露出部分80の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
【0114】
1対の軸受側窪部75は、各壁側突出部47に対応して、現像ローラ軸支持穴72を挟むように対向配置されている。詳しくは、1対の軸受側窪部75は、現像ローラ軸支持穴72の上側と、現像ローラ軸支持穴72の下側とに1つずつ配置されている。各軸受側窪部75は、側面視略矩形状に形成され、左軸受部材65を左右方向に貫通形成されている。
【0115】
右軸受部材66は、現像ローラ軸支持穴76と、現像ローラ軸カラー77と、支持部の一例としての供給ローラ支持部78と、1対の軸受側突出部79とを有している。
【0116】
現像ローラ軸支持穴76は、右軸受部材66の後上側部分において、側面視略円形状に貫通形成されている。現像ローラ軸支持穴76の穴径は、現像ローラ軸16の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
【0117】
現像ローラ軸カラー77は、現像ローラ軸支持穴76の周端部から右方へ突出する略円筒形状に形成されている。
【0118】
供給ローラ支持部78は、現像ローラ軸支持穴76の前下側において、右軸受部材66の左面から左方へ突出する略円筒形状に形成されている。供給ローラ支持部78の内径は、右露出部分81の外径と略同径(わずかに大径)に形成されている。
【0119】
1対の軸受側突出部79は、各壁側窪部48に対応して、現像ローラ軸支持穴76を挟むように対向配置されている。詳しくは、1対の軸受側突出部79は、現像ローラ軸支持穴76の上側と、現像ローラ軸支持穴76の下側とに1つずつ配置されている。
【0120】
各軸受側突出部79は、右軸受部材66から左方へ向かって突出する略円柱形状に形成されている。
【0121】
そして、後で詳述するが、左軸受部材65は左側壁34の第1開口部27に、右軸受部材66は右側壁35の第1開口部27にそれぞれ外側から嵌合している。
3.現像カートリッジの組み立て
次に、現像カートリッジ23の組み立てについて説明する。
(1)下フレームに対する供給ローラの組み付け
現像カートリッジ23を組み立てるには、図6に示すように、上記した供給ローラ13および下フレーム31を用意して、下フレーム31に供給ローラ13を組み付ける。
【0122】
下フレーム31に供給ローラ13を組み付けるには、図6(a)に示すように、まず、左露出部分80を、左側の供給ローラ軸露出穴29に、右側から左側に向かって挿通し、スポンジローラ19の左端部と左側の受入部50とを当接させる。このとき、弾性変形領域91に対応するスポンジローラ19の左端部は、左側の受入部50に対して、圧縮されるように弾性変形される。
【0123】
次いで、図6(b)に示すように、スポンジローラ19の左端部と左側の受入部50と当接した状態で、右露出部分81を右側の受入部50の幅広溝55内に配置する。そうすると、左露出部分80は、左側の受入部50の受入溝51内に配置される。
【0124】
これにより、供給ローラ13が左方に片寄せされた状態で、スポンジローラ19が現像室39内に収容される。
【0125】
次いで、図6(c)に示すように、片寄せされた供給ローラ13を、右方に移動させる。
【0126】
このとき、左露出部分80および右露出部分81は、幅広溝55および架橋部33に区画される遊動可能な空間を移動する。
【0127】
そして、右露出部分81の小径部70が、右側の受入部50の幅狭溝54の上方に位置すると、自重により、小径部70と幅狭溝54とが係合する。これにより、供給ローラ13が下フレーム31に対して位置決めされる。
【0128】
以上により、供給ローラ13の下フレーム31に対する組み付けが完了する。
【0129】
このとき、供給ローラ軸18の左露出部分80は、左側の供給ローラ軸露出穴29に挿通され、左側壁34から左方に突出し、右露出部分81は、右側の供給ローラ軸露出穴29に挿通され、右側壁35から右方に突出している。そして、供給ローラ軸18は、左右方向に投影すると、供給ローラ軸露出穴29内に位置されている。
【0130】
また、弾性変形領域91に対応するスポンジローラ19の左端部の弾性変形は、復元されており、その左端部は、左側の受入部50から離間している。
(2)下フレームに対する第1サイドシール部材59および第2サイドシール部材60の組み付け
次に、供給ローラ13が組み付けられた下フレーム31に、第1サイドシール部材59および第2サイドシール部材60を組み付ける。
【0131】
下フレーム31に、第1サイドシール部材59および第2サイドシール部材60を組み付けるには、図7に示すように、まず、第1サイドシール部材59を下フレーム31に組み付ける。
【0132】
第1サイドシール部材59を下フレーム31に組み付けるには、左露出部分80および右露出部分81と、各第1サイドシール部材59の貫通穴63とが対応するように、左露出部分80および右露出部分81の左右方向外側に、各第1サイドシール部材59をそれぞれ配置する。
【0133】
そして、各第1サイドシール部材59を、左右方向に沿って、現像室39内の各受入部50の左右方向外側面と当接するまで、それぞれ挿入する。
【0134】
このとき、各第1サイドシール部材59の貫通穴63には、左露出部分80および右露出部分81がそれぞれ挿通される。
【0135】
次いで、各第1サイドシール部材59の上側に、第2サイドシール部材60をそれぞれ配置する。
【0136】
以上により、第1サイドシール部材59および第2サイドシール部材60の下フレーム31に対する組み付けが完了する。
(4)下フレームに対する現像ローラの組み付け
次に、下フレーム31に現像ローラ6を組み付ける。
【0137】
下フレーム31に現像ローラ6を組み付けるには、図8に示すように、ゴムローラ17から露出する現像ローラ軸16の左右両端部が、対応する各現像ローラ軸露出溝28に後上側から挿入されるように、現像ローラ6を下フレーム31に挿入する。
【0138】
以上により、現像ローラ6の下フレーム31に対する組み付けが完了する。
【0139】
このとき、各第2サイドシール部材60は、それぞれ、供給ローラ軸18の左露出部分80と現像ローラ軸16の左端部との間、および、右露出部分81と現像ローラ軸16の右端部との間に挟まれるように配置されている。
【0140】
また、現像ローラ軸16は、左右方向に投影すると、現像ローラ軸露出溝28内に位置されている。
(5)下フレームに対する軸受部材の組み付け
次に、下フレーム31に軸受部材61を組み付ける。
【0141】
詳しくは、図8に示すように、左側壁34に左軸受部材65を、右側壁35に右軸受部材66をそれぞれ、左右方向外側から組み付ける。
【0142】
左側壁34に左軸受部材65を組み付けるには、左露出部分80が供給ローラ軸支持穴73に挿通されるとともに、現像ローラ軸16の左端部が現像ローラ軸支持穴72に挿通されるように、左側壁34の左側から左軸受部材65を左側壁34に組み付ける。
【0143】
このとき、左側壁34の各壁側突出部47は、対応する各軸受側窪部75に係合される。
【0144】
また、右側壁35に右軸受部材66を組み付けるには、右露出部分81が供給ローラ支持部78に挿通されるとともに、現像ローラ軸16の右端部が現像ローラ軸支持穴76および現像ローラ軸カラー77に挿通されるように、右側壁35の右側から右軸受部材66を組み付ける。
【0145】
このとき、右軸受部材66の各軸受側突出部79は、対応する各壁側窪部48に係合される。
【0146】
以上により、各軸受部材61の下フレーム31に対する組み付けが完了する。
【0147】
これにより、左露出部分80が供給ローラ軸支持穴73に、右露出部分81が供給ローラ支持部78にそれぞれ回転可能に支持される。
【0148】
また、現像ローラ軸16の左右両端部が、現像ローラ軸支持穴72、現像ローラ軸支持穴76および現像ローラ軸カラー77に回転可能に支持される。
(6)下フレームに対する上フレームおよび層厚規制ブレードの組み付け
次に、図2および図3に示すように、下フレーム31に上フレーム32を組み付ける。
【0149】
下フレーム31に上フレーム32を組み付けるには、上フレーム32の当接部62と、下フレーム31の第1被当接部56および第2被当接部57とを一致させるように、上フレーム32を、下フレーム31に対して上方から重ね合わせる。
【0150】
そして、当接部62と、第1被当接部56および第2被当接部57とを溶着する。
【0151】
これにより、下フレーム31および上フレーム32が組み付けられて、現像フレーム30が形成される。このとき、下フレーム31の各固定部46は、後側上壁53から突出している(図3参照)。なお、現像カートリッジ23の組み立てにおいて、まず、下フレーム31に上フレーム32を組み付けて、現像フレーム30を形成し、その後、上記したように、供給ローラ13、第1サイドシール部材59、第2サイドシール部材60、現像ローラ6、および、軸受部材61を順次組み付けることもできる。
【0152】
次に、層厚規制ブレード14を各固定部46に固定する。
【0153】
以上により、現像カートリッジ23の組み立てが完了する。
【0154】
このとき、現像ローラ6のゴムローラ17と供給ローラ13のスポンジローラ19とは対向接触している。また、架橋部33は、左右方向に投影したときに、現像ローラ軸16と供給ローラ軸18との間に配置されている。
【0155】
そして、トナー充填口98を介してトナー収容室38にトナーを充填してから、トナー充填口98にキャップ(図示せず)を圧入して、トナー収容室38にトナーを封入する。
4.作用効果
(1)現像カートリッジ23では、左側壁34および右側壁35の両側壁に、第1開口部27と、第1開口部27を、上側部分の現像ローラ軸露出溝28と、下側部分の供給ローラ軸露出穴29とに区画する架橋部33とが設けられている。
【0156】
従って、現像カートリッジ23は、簡易な構成でありながら、現像フレーム30の強度の向上を図ることができ、現像ローラ6と供給ローラ13との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
【0157】
また、架橋部33は、左右方向に投影したときに、現像ローラ軸16と供給ローラ軸18との間に配置されている。
【0158】
そのため、現像ローラ6および供給ローラ13を下フレーム31に組み付けるときに、現像ローラ軸16および供給ローラ軸18を、それぞれが対応する位置に配置すればよく、現像ローラ6および供給ローラ13の下フレーム31に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
(2)また、下フレーム31は、底壁36を備えている。底壁36には、受入溝51が形成される受入部50が設けられている。
【0159】
そのため、供給ローラ13が下フレーム31に組み付けられたときに、供給ローラ軸18が受入溝51に受け入れられる。
【0160】
その結果、供給ローラ13を下フレーム31に対して精度よく位置決めすることができる。従って、簡易な構成でありながら、現像ローラ6と供給ローラ13との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(3)また、供給ローラ軸18の左右両端部は、それぞれ左露出部分80および右露出部分81として区画されている。右露出部分81には、小径部70が形成されている。また、受入部50は、左側壁34および右側壁35から左右方向内方に、それぞれ間隔を隔てて配置されており、右側の受入部50には、幅狭溝54が形成されている。
【0161】
そのため、供給ローラ13が下フレーム31に組み付けられたときに、小径部70が幅狭溝54と係合する。その結果、供給ローラ軸18を下フレーム31に対して、左右方向に位置決めでき、供給ローラ13を下フレーム31に対して精度よく位置決めすることができる。
(4)また、右側の受入部50には、幅狭溝54と連続する幅広溝55が形成されている。そして、幅広溝55および架橋部33により、供給ローラ軸18が遊動可能な空間が区画されている。
【0162】
そのため、供給ローラ13を下フレーム31に組み付けるときに、供給ローラ軸18の遊動可能な範囲において、適宜供給ローラ13を移動させることができる。
【0163】
その結果、現像フレーム30(下フレーム31)の強度の向上を図ることができながら、供給ローラ13の下フレーム31に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
(5)また、右露出部分81は、左露出部分80よりも短く形成されている。
【0164】
そのため、右露出部分81が長い場合と比較して、小径部70と幅狭溝54とを容易に係合させることができる。
(6)また、現像カートリッジ23は、現像フレーム30とは別部材の軸受部材61を備えている。
【0165】
そのため、摩耗しやすい軸受部材61のみを交換することができ、現像カートリッジ23のメンテナンス性の向上を図ることができる。また、軸受部材61のみを摺動性に優れる材料から形成することができるので、材料コストの低減を図ることができる。
(7)また、左側壁34には1対の壁側突出部47が設けられ、右側壁35には1対の壁側窪部48が設けられている。そして、1対の壁側窪部48のうち、上側の壁側窪部48は、左右方向に貫通する貫通穴である。また、軸受部材61は、左軸受部材65および右軸受部材66を備え、左軸受部材65には1対の軸受側窪部75が設けられ、右軸受部材66には1対の軸受側突出部79が設けられている。
【0166】
そのため、左側壁34および右側壁35に対する、左軸受部材65および右軸受部材66の誤装着を防止することができる。
(8)現像カートリッジ23は、供給ローラ13を下フレーム31に対して左方に片寄せした状態で、スポンジローラ19を現像室39内に収容させた後、供給ローラ13を右方に移動させて、小径部70と幅狭溝54とを係合させることにより、組み立てられる。
【0167】
そのため、左側壁34および右側壁35の両側壁に架橋部33が設けられていても、供給ローラ13を、下フレーム31に対して容易に組み付けることができる。
【0168】
また、小径部70と幅狭溝54とを係合させることにより、供給ローラ13を下フレーム31に対して容易に位置決めすることができる。
【0169】
従って、現像フレーム30(下フレーム31)の強度の向上および供給ローラ13の現像フレーム30(下フレーム31)に対する位置決め精度の向上を図ることができながら、現像カートリッジ23の生産効率の向上を図ることができる。
(9)また、右露出部分81を現像室39内に配置させるときに、スポンジローラ19の左端部は、左側の受入部50に対して圧縮されるように弾性変形される。
【0170】
そのため、簡易な構成でありながら、右露出部分81を容易に下フレーム31の供給ローラ軸露出穴29内に配置させることができ、スポンジローラ19を現像室39内に収容させることができる。
(10)また、スポンジローラ19は、供給ローラ軸18に対して接着固定されている。そして、スポンジローラ19と供給ローラ軸18との接着領域90は、スポンジローラ19の右端部から左右方向途中部まで設けられ、接着領域90よりも左側の領域は、弾性変形領域91として区画されている。
【0171】
そのため、簡易な構成でありながら、スポンジローラ19を確実に弾性変形させることができる。
5.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0172】
図9は、本発明の現像カートリッジの第2実施形態における下フレームの平面図である。
【0173】
図9において、図1〜図8に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0174】
第1実施形態では、図6(c)に示すように、右露出部分81が、供給ローラ13が下フレーム31に組み付けられたときに、右側壁35から右方に突出するように形成されている。
【0175】
これに対して、本発明の第2実施形態では、図9(a)に示すように、右露出部分92が、第1実施形態の右露出部分81と比較して、左右方向における長さが短く形成され、供給ローラ13が下フレーム31に組み付けられたときに、現像室39内に収容されている。
【0176】
そして、右露出部分92は、図9(b)に示すように、右軸受部材66の供給ローラ支持部94に支持されている。
【0177】
供給ローラ支持部94は、右軸受部材66の左面から左方へ突出する略円筒形状に形成されており、その左右方向長さが、第1実施形態の供給ローラ支持部78の左右方向長さよりも長く形成されている。
【0178】
そのため、供給ローラ支持部94は、右側の供給ローラ軸露出穴29に挿通され、右側壁35よりも左方に突出して、右露出部分92を支持している。
【0179】
これによって、供給ローラ13を下フレーム31に組み付けるときに、左露出部分80を左側の供給ローラ軸露出穴29に挿通し、スポンジローラ19を左側の受入部50に当接させても、スポンジローラ19を弾性変形させることなく、また、右露出部分81を右側の架橋部33と接触させることなく、スポンジローラ19を現像室39内に収容させることができる。そのため、供給ローラ13の下フレーム31に対する組み付け作業の効率化を図ることができる。
【0180】
その結果、現像フレーム30(下フレーム31)の強度の向上を図ることができながら、現像カートリッジ23の生産効率の向上を図ることができる。
【0181】
また、供給ローラ支持部94が、右側壁35よりも左方に向かってしているので、右露出部分92を確実に支持することができる。
【0182】
なお、第2実施形態では、供給ローラ13を下フレーム31に組み付けるときに、スポンジローラ19の左端部を積極的に弾性変形させる必要がないため、スポンジローラ19の左右方向全体にわたって、接着領域90が設けられている。
6.第3実施形態および第4実施形態
次に、本発明の第3実施形態および第4実施形態について説明する。
【0183】
図10は、本発明の現像カートリッジの第3実施形態および第4実施形態における下フレームの右側面図である。
【0184】
図10において、図1〜図8に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0185】
第1実施形態では、図5に示すように、第1開口部27を、上側部分の現像ローラ軸露出溝28と、下側部分の供給ローラ軸露出穴29とに区画する架橋部33が設けられている。
【0186】
これに対して、本発明の第3実施形態では、図10(a)に示すように、上記した架橋部33に加え、さらに、第1開口部27の後端部間を架橋する架橋部33が設けられている。つまり、第1開口部27の上側部分は、現像ローラ軸露出穴95として区画されている。
【0187】
また、本発明の第4実施形態では、図10(b)に示すように、上側部分と下側部分とに区画する架橋部33に代えて、第1開口部27の後端部間を架橋する架橋部33が設けられている。つまり、第1開口部27は、対向方向Xに長手の長穴として形成されている。
【0188】
これら、第3実施形態および第4実施形態によっても、上記した作用効果を奏することができる。
【0189】
なお、本発明の第3実施形態および第4実施形態において、現像ローラ6は、上記した供給ローラ13の組み付け方法と同様に方法により、下フレーム31に回転可能に支持させることができる。
【0190】
例えば、現像ローラ6が下フレーム31に組み付けられたときに、現像ローラ軸16の左右両端部が、左側壁34および右側壁35からそれぞれ左右方向外方に突出する場合、ゴムローラ17の左端部を、左側壁34の内側面における第1開口部27の周端部と当接させ、圧縮するように弾性変形させて、現像ローラ6を下フレーム31に組み付ければよい。
【0191】
また、現像ローラ6が下フレーム31に組み付けられたときに、現像ローラ軸16の右端部が現像室39内に収容される場合、右軸受部材66の現像ローラ軸支持穴76の周端部から左方に延びる略円筒形状の現像ローラ支持部(図示せず)を設ければよい。
【0192】
なお、これら第1〜第4実施形態は、適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0193】
6 現像ローラ
13 供給ローラ
16 現像ローラ軸
17 ゴムローラ
18 供給ローラ軸
19 スポンジローラ
23 現像カートリッジ
27 第1開口部
29 供給ローラ軸露出穴
30 現像フレーム
33 架橋部
34 左側壁
35 右側壁
36 底壁
47 壁側突出部
48 壁側窪部
50 受入部
51 受入溝
54 幅狭溝
55 幅広溝
61 軸受部材
65 左軸受部材
66 右軸受部材
70 小径部
73 供給ローラ軸支持穴
75 軸受側窪部
78 供給ローラ支持部
79 軸受側突出部
80 左露出部分
81 右露出部分
90 接着領域
92 右露出部分
X ゴムローラとスポンジローラとの対向方向
Y 対向方向Xと直交する方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに間隔を隔てて対向配置され、相対向する第1開口部がそれぞれ形成される第1壁部および第2壁部を備える筐体と、
前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1開口部内に位置される第1回転軸と、前記第1回転軸を被覆し、現像剤を担持する現像剤担持部とを備え、前記筐体に配置される現像剤担持体と、
前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1開口部内に位置される第2回転軸と、前記第2回転軸を被覆し、前記現像剤担持部に現像剤を供給する供給部とを備え、前記現像剤担持部と前記供給部とが対向接触するように、前記筐体内に配置される供給部材と、
前記第1壁部および前記第2壁部に設けられ、前記第1開口部を、前記現像剤担持部と前記供給部との対向方向と交差する方向に架橋する架橋部とを備えていることを特徴とする、現像装置。
【請求項2】
前記架橋部は、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記筐体は、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれの一端部を連結する第3壁部を備え、
前記第3壁部には、前記第2回転軸を受け入れるように開放される受入溝が形成される受入部が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第2回転軸の両端部は、前記供給部から露出されており、
前記受入部は、各前記端部に対応して2つ設けられ、
2つの前記受入部に形成される前記受入溝のうち、一方の前記受入溝は、他方の前記受入溝よりも幅狭な幅狭溝であり、
一方の前記端部の前記幅狭溝と対応する部分には、前記幅狭溝と係合し、他方の前記端部の軸径よりも小径な小径部が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記幅狭溝の開放側には、前記第2回転軸が遊動可能な空間が区画されていることを特徴とする、請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
前記幅狭溝が形成される前記受入部には、前記幅狭溝の開放側端部から連続して、前記幅狭溝よりも幅広な幅広溝が設けられ、
前記第2回転軸が遊動可能な空間は、前記幅広溝により区画されていることを特徴とする、請求項5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記小径部が形成されている一方の前記端部は、他方の前記端部よりも前記対向方向における長さが短いことを特徴とする、請求項4ないし6のいずれか一項に記載の現像装置。
【請求項8】
前記第2回転軸は、一方の前記端部が前記筐体内に収容され、他方の前記端部が前記第1開口部に挿通され、前記筐体から突出していることを特徴とする、請求項7に記載の現像装置。
【請求項9】
各前記第1開口部にそれぞれ嵌合され、前記第1回転軸および前記第2回転軸を回転可能に支持する軸受部材を備え、
前記軸受部材は、前記筐体と別部材であることを特徴とする、請求項4ないし8のいずれか一項に記載の現像装置。
【請求項10】
前記軸受部材は、前記第2回転軸の各端部を支持する支持部を備え、
一方の前記端部を支持する前記軸受部材において、前記支持部は、前記第1開口部に挿通され、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向内方に向かって突出していることを特徴とする、請求項9に記載の現像装置。
【請求項11】
前記第1壁部には、前記第1開口部を挟むように対向配置され、前記軸受部材と係合するように突出する1対の壁側突出部が設けられ、
前記第2壁部には、前記第1開口部を挟むように対向配置され、前記軸受部材と係合するように窪む1対の壁側窪部が設けられていることを特徴とする、請求項9または10に記載の現像装置。
【請求項12】
1対の前記壁側窪部のうち、一方の前記壁側窪部が、貫通穴であることを特徴とする、請求項11に記載の現像装置。
【請求項13】
2つの前記軸受部材のうち、一方の前記軸受部材には、前記壁側突出部と係合するように窪む軸受側窪部が設けられ、他方の前記軸受部材には、前記壁側窪部と係合するように突出する軸受側突出部が設けられていることを特徴とする、請求項11または12に記載の現像装置。
【請求項14】
第2回転軸と、前記第2回転軸の両端部が露出するように、前記第2回転軸を被覆する供給部とを備え、一方の前記端部には、他方の前記端部の軸径よりも小径な小径部が形成されている供給部材を準備する工程と、
互いに間隔を隔てて対向配置される第1壁部および第2壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれの一端部を連結する第3壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部に相対向して形成され、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向に投影したときに、前記第2回転軸の軸線を含む第2回転軸露出穴と、前記第3壁部から前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向と直交する方向に突出形成され、前記第2回転軸を受け入れるように開放される受入溝がそれぞれ形成されている、2つの受入部とを備え、2つの前記受入部のうち、一方の前記受入部の前記受入溝が、前記小径部と係合可能であり、他方の前記受入部の前記受入溝より幅狭な幅狭溝である筐体を準備する工程と、
他方の前記端部を、前記第2回転軸露出穴のいずれか一方に、前記第1壁部および前記第2壁部の対向方向内側から外側に向かって挿通し、前記供給部と、他方の前記受入部とを当接させる工程と、
前記供給部と他方の前記受入部とが当接した状態で、一方の前記端部を前記筐体内に配置させ、前記筐体に対して前記供給部材を他方に片寄せした状態で、前記供給部を前記筐体内に収容させる工程と、
片寄せされた前記供給部材を、前記対向方向に沿って移動させ、前記幅狭溝と前記小径部とを係合させることで、前記供給部材を前記筐体に対して位置決めする工程とを備えることを特徴とする、現像装置の製造方法。
【請求項15】
前記供給部は、弾性部材であり、
一方の前記端部を前記筐体内に配置させるときに、前記供給部を他方の前記受入部に対して弾性変形させることを特徴とする、請求項14に記載の現像装置の製造方法。
【請求項16】
前記供給部は、前記第2回転軸に対して接着固定されており、
前記供給部と前記第2回転軸との接着領域は、前記供給部の弾性変形を許容するように、前記供給部の軸線方向他方側端部に対して、前記軸線方向の内側に設けられていることを特徴とする、請求項15に記載の現像装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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