説明

現場撮影用電子表示板

【課題】保管、管理の面倒がなく、天候等に拘わらず簡便に利用できるようにすること。
【解決手段】作業現場において、当該作業現場に関する情報を該作業現場の映像とともに撮像するために表示する現場撮影用電子表示板1であって、作業現場に関する情報を入力するための作業現場情報入力手段14と、該入力された情報を目視可能に表示するとともに、該表示を電子的に変更可能とされた略平面状の電子的情報表示手段12と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事現場や組み立て作業現場(ならびに製作場所)において、周囲の現場映像とともにその(作業)工程や工事の証拠映像として撮像する際に、その(作業)工程や現場に関する情報を表示することに用いる現場撮影用電子表示板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、これら工程や現場に関する情報を表示するものとしては、工程や現場に関する情報を、記入内容を書き換えすることのできるチョーク等を用いて記入する小型の黒板が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、撮像した映像を管理する面倒を解消することを目的として、これらの黒板に代えて、工程や現場に関する情報とその工程や現場に関する情報を特定可能な2次元バーコード等の情報をプリントした紙を板に貼付して使用するものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−54188号公報
【特許文献2】特開2006−235835号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の工事用黒板にあっては、工事内容や発注者の違いに応じて、多種多用の工事用黒板を保管、管理しておく必要があるので、これらの保管、管理が非常に面倒であるという問題があった。
【0006】
また、特許文献2の場合には、工程や現場に関する情報が紙に印刷されるので、これら印刷された紙を、板に一々貼着する必要があるとともに、雨天等において使用する場合には、ビニールで覆う等の手間が必要となり、面倒であるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、保管、管理の面倒がなく、天候等に拘わらず簡便に利用することのできる現場撮影用電子表示板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の現場撮影用電子表示板は、
作業現場において、当該作業現場に関する情報を該作業現場の映像とともに撮像するために表示する現場撮影用電子表示板1であって、
作業現場に関する情報を入力するための作業現場情報入力手段(USBインターフェイス(I/F)14)と、
前記作業現場情報入力手段から入力された情報を目視可能に表示するとともに、該表示を電子的に変更可能とされた略平面状の電子的情報表示手段(電子ペーパーモジュール12)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、作業現場情報入力手段に表示したい作業現場に関する情報を入力することで、該入力した作業現場に関する情報が電子的情報表示手段に目視可能に表示されるようになるので、多種多様な工事用黒板を保管、管理する必要がないばかりか、作業現場に関する情報が印刷された印刷物を貼着したり、濡れないように処理したりする必要もなく、天候等に拘わらず簡便に利用することができる。
【0009】
本発明の請求項2に記載の現場撮影用電子表示板は、請求項1に記載の現場撮影用電子表示板であって、
前記電子的情報表示手段が、該電子的情報表示手段に入射する入射光の反射を制御することで表示映像を形成する反射型の表示体により形成されて成ることを特徴としている。
この特徴によれば、電子的情報表示手段として、一般に、平面ディプレイとして多く利用されているコンピュータモニター用の液晶モジュール等のように自発光するものを使用した場合に比較して、撮影において、現場撮影用電子表示板の表示が良好に撮像できなかったり、逆に、現場撮影用電子表示板の表示は良好に撮像できても周囲の映像が良好に撮像できないという撮像不良の発生を、極力低減することができる。
【0010】
本発明の請求項3に記載の現場撮影用電子表示板は、請求項1または2に記載の現場撮影用電子表示板であって、
前記電子的情報表示手段の前面に、該電子的情報表示手段を保護するための透明保護パネル(アクリル保護板5)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、作業現場における使用に際して、電子的情報表示手段が破損されることを防止することができる。
【0011】
本発明の請求項4に記載の現場撮影用電子表示板は、請求項1〜3のいずれかに記載の現場撮影用電子表示板であって、
前記電子的情報表示手段の前面に、入射光の反射を防止する反射防止層6を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、撮像において、周囲の背景等が電子的情報表示手段の前面に写り込んでしまい、良好な撮像ができなくなることを防止することができる。
【0012】
本発明の請求項5に記載の現場撮影用電子表示板は、請求項1〜4のいずれかに記載の現場撮影用電子表示板であって、
前記電子的情報表示手段は、電力供給がない状態でも前記表示を保持する保持表示型の表示体により形成されて成ることを特徴としている。
この特徴によれば、表示を保持するための電力が必要ないので、電池等の電力手段を設ける必要がなく、構成を簡素化できるばかりか、現場撮影用電子表示板の重量を軽量化でき、可搬性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【0014】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例の現場撮影用電子表示板1の全体像を示す斜視図である。
【0015】
本実施例の現場撮影用電子表示板1は図1に示すように、従来の工事用黒板と同様に、方形の薄型平板状とされており、工事責任者等が容易に可搬できるようになっている。
【0016】
本実施例の現場撮影用電子表示板1の前面は、透明のアクリル保護板5で覆われており、該アクリル保護板5の裏面部に、本発明の電子的情報表示手段となる、作業現場に関する各種の情報を表示可能な電子ペーパーモジュール12が設けられているとともに(図4参照)、その外周には、金属製の保護枠体4が設けられており、これら現場撮影用電子表示板1が、現場において使用する際に、落下や障害物等との衝突等により、電子ペーパーモジュール12の表示面や後述する支持板8が変形しないように保護されている。
【0017】
この本実施例の現場撮影用電子表示板1の背面には、図2に示すように、電子ペーパーモジュール12から導出された各信号線を有するフレキシブルプリント基板9が接続され、該現場撮影用電子表示板1の表示動作を制御する制御基板が内在された制御ボックス10が、電子ペーパーモジュール12が貼着された支持板8に固設されているとともに、該支持板8の中央部には、現場撮影用電子表示板1を撮影時において自立させるためのスタンド板16が、その一端が蝶番17を介して支持板8に回動自在に固定されることにより、開閉自在に設けられている。
【0018】
また、制御ボックス10からは、電子ペーパーモジュール12に表示する表示データを入力するためのノートパソコン2に該制御ボックス10を接続するためのUSB(Universal Serial Bus)ケーブル15が導出されており、該USBケーブル15を介して、制御ボックス10とノートパソコン2とが、双方向のデータ通信が可能に接続されるとともに、該ノートパソコン2から現場撮影用電子表示板1の動作電力が供給されるようになっている。
【0019】
次に、本実施例の現場撮影用電子表示板1の構成について説明すると、本実施例の現場撮影用電子表示板1は、図3に示すように、ノートパソコン2との双方向のデータ通信を行うUSBインターフェイス(I/F)14と、電子ペーパーモジュール12と、該電子ペーパーモジュール12の表示制御を行う制御部11と、USBインターフェイス(I/F)14を介してノートパソコン2から供給された電力を、各部に供給する電力回路13と、から構成されている。
【0020】
電子ペーパーモジュール12は、通常のA5サイズやB5サイズに比較して大きな面積を有し、自身が発光することなく、反射により白黒表示を行う反射型の表示装置であり、これら表示を制御部11からの信号により、電気的に変更することができる。
【0021】
具体的に、これら電子ペーパーモジュール12としては、電子ペーパーとして実用化されているものを好適に使用することができ、特には、米国、E-Ink社製の広告・掲示板用の電子ペーパーモジュールをより好適に使用することができる。
【0022】
この広告・掲示板用の電子ペーパーモジュールは、電極が形成された2枚のプラスチック(一方に光拡散層を有する)の間にコピー機で使用されている帯電トナーを封じ込め、数ボルト〜10ボルト程度の電圧を印加すると、プラスチックの内側面では、帯電トナーの電極への吸着/離着とが可逆的に起こり、白黒の表示画像が表示されるものであり、表示情報は随時書き換え可能な上、一度表示すれば電力を必要とせず表示が維持される。そして、その厚さは紙に近くおおよそ200ミクロン〜300ミクロンと非常に薄く、紙のように柔軟性に富むものである。
【0023】
そして、これら電極に印加される電圧を、ノートパソコン2から入力された情報に基づいて制御部11が制御することで、電子ペーパーモジュール12上に、入力された情報が白黒表示されるとともに、これら情報は、電極に印加される電圧を制御することで、電気的に書き換えできるばかりか、一度表示した表示内容は、電極に印加される電圧を変更しない限り、電力の供給が無くても保持される。
【0024】
つまり、ノートパソコン2から表示データを入力した後、撮影のためにノートパソコン2から現場撮影用電子表示板1を外して電力の供給が無くなっても、電子ペーパーモジュール12上の表示は保持されるため、現場撮影用電子表示板1の可搬性が向上し、非常に撮影を行い安くできるので好ましいが、本発明の電子的情報表示手段はこれら保持表示型のものに限定されるものではなく、例えば、電力供給が無くなると表示が消失する発光をしない反射型の液晶パネルを用いても良いし、更には、発光をする通常の液晶パネルやELパネル等を用いても良く、この場合には、ノートパソコン2に接続したまま使用するか、或いは、現場撮影用電子表示板1に電池等を搭載すれば良い。
【0025】
また、制御部11は、前述したように、電子ペーパーモジュール12の各画素に対応する電極に印加される電圧をコントロールして電子ペーパーモジュール12を駆動するドライバ部や、USBインターフェイス(I/F)14を介してノートパソコン2と送受した各種のデータに基づく処理を行うマイコンから成るコントローラ部とを有している。
【0026】
ここで、本実施例の現場撮影用電子表示板1の断面構成について、図4に基づいて説明すると、電子ペーパーモジュール12は、高い平坦性を有する支持板8上に貼着されて設けられている。この支持板8は、現場撮影用電子表示板1の可搬性を考慮すると、十分に機械的な強度があれば、できるだけ軽量なものであることが好ましいことから、本実施例では、多孔性のコルク材の表面に、平面性の高い表面材を積層したものを使用している。
【0027】
また、電子ペーパーモジュール12の表面側には、所定厚み(本実施例では5mm)の透明のアクリル保護板5が、その全面を覆うように設けられており、電子ペーパーモジュール12の表示領域が、障害物との衝突により破損しないように保護されており、これらアクリル保護板5は、支持板8に対して保護枠体4により固定されており、保護枠体4を支持板8から外すことで、アクリル保護板5が損傷した時には、容易に交換できるようになっている。
【0028】
また、アクリル保護板5の表面側には、反射防止層6が設けられている。これら反射防止層6は、具体的には、眼鏡等のプラスチックレンズ等の表面に形成される反射防止膜を好適に使用することができ、これら反射防止層6を形成することで、アクリル保護板5の表面に、周囲の景色等が写り込んで、電子ペーパーモジュール12における表示が、見えにくくなることを防止でき、良好な撮像が可能となることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらら反射防止層6を設けない構成としても良いし、これら反射防止層6に代えて、アクリル保護板5の表面の傷付きを防止するために、ハードコート層を形成するようにしても良い。
【0029】
以下、本実施例の現場撮影用電子表示板1の使用状況について、以下に説明する。尚、本実施例のノートパソコン2には、データ通信回線、例えば、ISDN回線等を通じてデータ通信を行うことのできる図示しない通信カードモジュールが搭載されており、該通信カードモジュールを使用して、図5に示すように、例えば、建設会社の本社に設置されているサーバコンピュータ30との間において、双方向のデータ通信が可能とされている。
【0030】
また、本社に設置されているサーバコンピュータ30には、各工事現場を個々に特定可能な工事現場IDに対応付けて、その工事現場における工程や工事に関する情報、例えば、現場名称や、工法または工種、工事の詳細内容(図面等)の工事情報データが記憶、管理されており、これらの工事情報データを現場監督者等がノートパソコン2において取得できるようになっている。
【0031】
具体的に、現場監督者が現場撮影用電子表示板1を使用して現場の証拠映像を撮像する場合には、まず、ISDN回線にノートパソコン2を接続できる現場事務所等において、現場撮影用電子表示板1に表示する当該工事現場の工事に関する情報が、使用するノートパソコン2に記憶されているか否かを確認する。
【0032】
そして、記憶されていない場合には、サーバコンピュータ30にアクセスして、該工事現場の工事に関する工事情報データを取得し、取得した工事情報データに基づいて、現場撮影用電子表示板1に表示させる表示内容を、専用の表示アプリケーションを使用して作成する。尚、使用するノートパソコン2に既に、該工事現場の工事に関する情報が記憶されている場合には、該記憶されている該工事現場の工事に関する情報に基づいて、現場撮影用電子表示板1に表示させる表示内容を作成する。
【0033】
そして、ノートパソコン2にUSBケーブル15を介して現場撮影用電子表示板1を接続すると、該現場撮影用電子表示板1の接続が前述の専用の表示アプリケーションにより認識されて、前記作成した表示内容が自動的に現場撮影用電子表示板1の制御部11に送信されて、電子ペーパーモジュール12に表示される。尚、該制御部11への送信が完了したことにより、ノートパソコン2のディスプレイには、表示内容に問題無いか否かを入力するダイアログが表示される。
【0034】
このようにして電子ペーパーモジュール12に表示された内容で良ければ、ダイアログにおける「OK」を選択することで、現場撮影用電子表示板1を取り外せる状態とする一方、電子ペーパーモジュール12に表示された内容に問題があって修正したい場合には、ダイアログにおける「NG」を選択することで、表示内容を修正する修正画面が表示されて、表示内容を修正した後、再度、該修正した表示内容が自動的に現場撮影用電子表示板1の制御部11に送信されて表示される。
【0035】
そして、このようにして電子ペーパーモジュール12に表示を実施させた後、現場撮影用電子表示板1をノートパソコン2から取外して撮影する地点に、デジタルカメラ20とともに持参して、撮影に適する位置に該現場撮影用電子表示板1を配置した後、デジタルカメラ20にて撮影を行う。
【0036】
そして、該撮影の終了後、現場撮影用電子表示板1を回収し、デジタルカメラ20とともにノートパソコン2が置いてある現場事務所に戻り、撮影したデジタルカメラ20をノートパソコン2に接続して、撮像した工事現場の映像データをサーバコンピュータ30に送信する。
【0037】
このようにして送信された工事現場の映像データは、本社の資料作成者により、報告書類の作成に使用される。
【0038】
以上、本実施例によれば、作業現場情報入力手段となるUSBインターフェイス(I/F)14に表示したい作業現場に関する情報をノートパソコン2から入力することで、該入力した作業現場に関する情報が電子的情報表示手段である電子ペーパーモジュール12に目視可能に表示されるようになるので、多種多様な工事用黒板を保管、管理する必要がないばかりか、作業現場に関する情報が印刷された印刷物を貼着したり、濡れないように処理したりする必要もなく、天候等に拘わらず簡便に利用して撮像することができる。
【0039】
また、本実施例によれば、電子的情報表示手段として反射型表示装置である電子ペーパーモジュール12を用いているので、一般に、平面ディプレイとして多く利用されているコンピュータモニター用の液晶モジュール等のように自発光するものを使用した場合に比較して、撮影において、現場撮影用電子表示板1の表示が良好に撮像できなかったり、逆に、現場撮影用電子表示板1の表示は良好に撮像できても周囲の映像が良好に撮像できないという撮像不良の発生を、極力低減することができる。
【0040】
また、本実施例によれば、アクリル保護板5を有しているので、作業現場における使用に際して、電子的情報表示手段である電子ペーパーモジュール12が破損されることを防止することができる。
【0041】
また、本実施例によれば、反射防止層6を有しているので、撮像において、周囲の背景等が電子的情報表示手段1の前面を覆うアクリル保護板5の前面に写り込んでしまい、良好な撮像ができなくなることを防止することができる。
【0042】
また、本実施例によれば、電子的情報表示手段として保持表示型の電子ペーパーモジュール12を使用しており、表示を保持するための電力が必要ないので、電池等の電力手段を現場撮影用電子表示板1に設ける必要がなく、構成を簡素化できるばかりか、現場撮影用電子表示板1の重量を軽量化でき、可搬性を向上できる。
【0043】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0044】
例えば、前記実施例では、ノートパソコン2と現場撮影用電子表示板1とを、USBケーブル15にて有線にて接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら現場撮影用電子表示板1とノートパソコン2とを近距離無線通信や赤外線通信により非接触にて接続するようにしても良い。
【0045】
また、前記実施例では、電子ペーパーモジュール12の表示を白黒としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらをマルチカラーやフルカラー表示としても良い。
【0046】
また、前記実施例では、ノートパソコン2と現場撮影用電子表示板1とを別体としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらノートパソコン2の機能を有するPDA端末を現場撮影用電子表示板1の裏面に、制御ボックス10とともに設けた構成としても良い。
【0047】
また、前記実施例では、工事現場において現場撮影用電子表示板1を使用する場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら現場撮影用電子表示板1を組み立て作業現場や装置の製作場所において、その組み立て作業工程や、製作工程の証拠映像として撮像する場合に使用するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施例における現場撮影用電子表示板1の全体像を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例における現場撮影用電子表示板1の背面を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例における現場撮影用電子表示板1の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例における現場撮影用電子表示板1の断面構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における現場撮影用電子表示板1の使用状況を説明する図である。
【符号の説明】
【0049】
1 現場撮影用電子表示板
2 ノートパソコン
4 保護枠体
5 アクリル保護板
6 反射防止層
8 支持板
9 フレキシブルプリント基板
10 制御ボックス
11 制御部
12 電子ペーパーモジュール
13 電力回路
15 USBケーブル
16 スタンド板
17 蝶番
20 デジタルカメラ
30 サーバコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業現場において、当該作業現場に関する情報を該作業現場の映像とともに撮像するために表示する現場撮影用電子表示板であって、
作業現場に関する情報を入力するための作業現場情報入力手段と、
前記作業現場情報入力手段から入力された情報を目視可能に表示するとともに、該表示を電子的に変更可能とされた略平面状の電子的情報表示手段と、
を備えることを特徴とする現場撮影用電子表示板。
【請求項2】
前記電子的情報表示手段が、該電子的情報表示手段に入射する入射光の反射を制御することで表示映像を形成する反射型の表示体により形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の現場撮影用電子表示板。
【請求項3】
前記電子的情報表示手段の前面に、該電子的情報表示手段を保護するための透明保護パネルを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の現場撮影用電子表示板。
【請求項4】
前記電子的情報表示手段の前面に、入射光の反射を防止する反射防止層を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現場撮影用電子表示板。
【請求項5】
前記電子的情報表示手段は、電力供給がない状態でも前記表示を保持する保持表示型の表示体により形成されて成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現場撮影用電子表示板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−140173(P2008−140173A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−326087(P2006−326087)
【出願日】平成18年12月1日(2006.12.1)
【出願人】(506401510)
【出願人】(500327636)株式会社ブレインズ (11)
【Fターム(参考)】