説明

現場溶接なしに施工可能な建物の外壁施工装置

【課題】スラブが完成されたラーメン式建物の外壁又は別途の壁面が設けられた建物のカーテンウォールを施工するための外壁施工装置であって、一体の現場溶接なしに、ボルト及びナットの組み立てのみにより施工が可能な建物の外壁施工装置を提供する。
【解決手段】建物の外面に固定される第1のブラケット10と、第1のブラケットに固定され、建物の外面に沿って水平に配置される横ビーム20と、横ビームに固定される第2のブラケット30と、第2のブラケットに固定され、横ビームの外面に沿って垂直に配置される縦ビーム40と、縦ビームに固定される第3のブラケット50と、第3のブラケットにかどがガイドされ、縦ビームの外側に垂直に配置される板構造物60とを備える。横ビームと縦ビームとは、それぞれ長さの方向に向かう中空及び上記板構造物に向かう外面の一側に、長さの方向に向かうスリット形状の開口部24が貫通した角形鋼管である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外壁施工装置に関する。より具体的に、本発明は、スラブ(slab)が完成されたラーメン式(rahmen type)建物の外壁又は別途の壁面が設けられた建物のカーテンウォール(curtain wall)を施工するための外壁施工装置であって、一体の現場溶接なしに、ボルト及びナット組み立てのみに施工が可能な建物の外壁施工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、外壁(outer wall)とは、内外部環境を区分するために、建物の外周部に設けられ耐水性、耐久性、耐火性、遮音性、及び断熱性を発揮する垂直の壁面を総称する。
【0003】
最近、建物の内的要素だけでなく建物の外的要素、即ち外形的デザインが重要視されながら外壁の効率的な活用方案が注目されている。例えば、過去には、主にコンクリートの外壁にペイントを塗るか、レンガなどを付着して飾っていたが、このごろは、石材、金属、ガラスなどの大面積の板構造物で別途のカーテンウォール(curtain wall)を施工して、材質固有の美感を表す方法が幅広く使用されている。
【0004】
一方、カーテンウォールの施工方法には、「湿式施工方法」と「乾式施工方法」がある。
【0005】
湿式施工方法は、建物壁面の外側に板構造物を臨時対面させた後、その間にセメントを打設して永久固定する方式であり、セメントの養生をはじめとする施工期間が長く、作業性及び施工性が低くて、現在は略使われていない。一方、乾式施工方法は、ブラケット(bracket)又は鉄材構造物などを利用して、建物壁面の外側に板構造物を固定する方式であり、湿式施工方法と比べて、施工性及び作業性に優れていて、大部分の外壁施工に広範囲に活用されている。
【0006】
しかし、一般的な乾式施工方法も、いくつかの問題点を有していて、根本的にカーテンウォール以外の外壁施工が事実上不可能である。
【0007】
即ち、一般的な乾式施工方法は、ブラケット又は鉄材構造物の固定のための別途の壁面を必要とすることにより、費用が二重的にかかる上で、壁面の外側において自体の荷重が重い板構造物で長時間の高空作業を行わなければならないので、作業環境が劣悪である。更に、板構造物を固定するためのブラケット又は鉄材構造物は、建物壁面に先固定された後、板構造物に後固定されるので、壁面が平坦でないか、その他の作業環境に応じて切断、溶接など、現場での補正作業が避けられず、これらの全過程は、壁面と板構造物との間の狭い空間で行うしかないために施工が難しい。
【0008】
従って、外壁施工には、相変らず改善されるべき点が多いが、基本的にカーテンウォール以外の外壁、一例に、スラブ(slab)のみが完成されたラーメン式(rahmen type)建物の外壁などを施工することができる実質的な方法が要求される一方、作業者の安全を威嚇する長時間の高空作業と、切断、溶接などの現場作業を最小化することができる具体的な方法が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するために案出されたものである。即ち、本発明は、スラブが完成されたラーメン式建物の外壁又は別途の壁面が設けられた建物のカーテンウォールを施工することができる外壁施工装置であって、ボルト及びナット組み立てのみに全施工が可能であり、切断、溶接などの現場作業を最小化し、安全で便利な作業を通じて、施工期間及び施工費用を大幅短縮しながら、相対的に堅固な外壁を施工することができる現実的な方案を提示することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するために、本発明は、第1のボルトと第1のナットとにより建物の外面に固定される第1のブラケットと、第2のボルトと第2のナットとにより上記第1のブラケットに固定され、上記建物の外面に沿って水平に配置される横ビームと、第3のボルトと第3のナットとにより上記横ビームに固定される第2のブラケットと、第4のボルトと第4のナットとにより上記第2のブラケットに固定され、上記横ビームの外面に沿って垂直に配置される縦ビームと、第5のボルトと第5のナットとにより上記縦ビームに固定される第3のブラケットと、上記第3のブラケットにかどがガイドされ、上記縦ビームの外側に垂直に配置される板構造物とを備え、上記横ビームと縦ビームは、それぞれ長さ方向に向かう中空及び上記板構造物に向かう外面の一側に、長さ方向に向かうスリット形状の開口部が貫通した同様の角形鋼管である、現場溶接のない建物の外壁施工装置を提供する。
【0011】
この時、上記建物は、スラブを含み、上記第1のボルトは、上記スラブの上面又は下面の縁に固定されたアンカーボルトであり、上記第1のブラケットは、垂直の第1の固定端及び第1の支持端を含み、上記第1のボルトと第1のナットとにより、上記スラブの上面又は下面の縁に上記第1の固定端が密着固定され、上記第2のボルトと第2のナットとにより上記第1の支持端に上記横ビームが固定されることを特徴とする。
【0012】
また、上記建物は、壁面又は柱を含み、補助ボルトと補助ナットにより上記壁面又は柱に固定される補助ブラケットを更に含み、上記第1のブラケットは、上記補助ブラケットを媒介にして上記壁面又は柱に固定されることを特徴とし、この場合、上記補助ボルトは、上記壁面又は柱に固定されたアンカーボルトであり、上記補助ブラケットは、垂直の補助固定端及び補助支持端を含み、上記補助ボルトと上記補助ナットにより、上記壁面又は柱に上記補助固定端が密着し固定され、上記第1のボルトと第1のナットにより、上記補助支持端に上記第1のブラケットが固定され、上記第1のブラケットは、垂直の第1の固定端及び第1の支持端を含み、上記第1のボルトと第1のナットにより、上記補助支持端に上記第1の固定端が密着し固定され、上記第2のボルトと第2のナットにより、上記第1の支持端に上記横ビームが固定されることを特徴とする。
【0013】
また、上記横ビームは、上記建物の外面と上記第1の支持端との間に置かれ、上記第2のボルトは、上記第1の支持端を通じて上記横ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入されることを特徴とする。
【0014】
また、上記縦ビームは、上記横ビームの外面に密着され、上記第2のブラケットは、上記横ビームと縦ビームの交差地点において上記縦ビームの外面を覆う第2の固定端と、上記第2の固定端の両端において外向折曲されて上記横ビームに密着される第2の支持端を含み、上記第3のボルトは、上記第2の支持端を通じて上記横ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入され、上記第4のボルトは、上記第2の固定端を通じて上記縦ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入されることを特徴とし、上記第3のブラケットは、上記縦ビームの外面に密着される第3の固定端及びこれに垂直した第3の支持端を含み、上記第5のボルトは、上記第3の固定端を通じて上記縦ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
前述したように、本発明に係る外壁施工装置は、スラブが完成されたラーメン式建物の外壁または別途の壁面を備えた建物のカーテンウォールを施工することができるので、活用範囲が広い。さらに、本発明に係る外壁施工装置は、現場溶接なしにボルト及びナット組み立てのみで外壁を施工することができるので、安全で便利であり、全作業がたやすくて、施工期間及び費用を大きく節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の平面図である。
【図2】図1の円内のA部分に対する拡大斜視図である。
【図3】図1の円内のB部分に対する拡大斜視図である。
【図4】図1の円内のC部分に対する拡大斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の平面図である。
【図11】図10の円内のD部分に対する拡大斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の施工斜視図である。
【図14】本発明に係る外壁施工装置の横ビーム又は縦ビームを示す断面図である。
【図15】本発明に係る外壁施工装置の第2のボルト及び第2のナットの分解斜視図である。
【図16】本発明に係る外壁施工装置の第3のブラケットを示す平面図である。
【図17】本発明に係る外壁施工装置の横ビーム又は縦ビームを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0018】
本格的な説明に先立ち、本発明に係る現場溶接のない建物の外壁施工装置(以下、「外壁施工装置」という。)は、スラブが完成されたラーメン式建物の外壁または別途の壁面が設けられた建物のカーテンウォールを施工することができることを特徴とする。従って、それぞれを実施例別に区分して説明する。便宜上、第1実施例においては、共通の内容を中心に、その他の実施例においては、差異点を中心に説明する。
【実施例1】
【0019】
添付の図1は、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の平面図である。
【0020】
本実施例は、スラブが完成された建物、即ちラーメン式建物の外壁を施工するための場合として、図面上の任意の階に対する天井とフロアである、上下のスラブ2、4を確認することができる。そして、たとえ示されていないが、図面の左右側には、柱が存在する。
【0021】
示されたように、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置は、スラブ2、4の外面に沿って水平に固定された複数の横ビーム20と、横ビーム20の外面に沿って垂直に固定された複数の縦ビーム40と、縦ビーム40の外側に四方に連続するように垂直に固定された複数の板構造物60とを備える。
この時、好ましくは、横ビーム20は、スラブ2、4に直接固定される横ビーム20以外に、一対の横ビーム20の間に介在した少なくとも一つの補助横ビーム21を含むことができる。
上記補助横ビーム21は、本発明において必須的ではないが、横ビーム20に加えられる荷重の分散のために、ひとつ以上が適切に使用されるが、これに対しては該当の部分で詳しく説明する。
【0022】
一方、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置は、横ビーム20(補助横ビーム21を含み、以下同一である。)及び縦ビーム40の両方が、それぞれの長さ方向に垂直した断面に基づいて、長さ方向に沿って中空が貫通した四角の角形鋼管(Rectangular steel pipe又はSquare steel pipe)として、一側外面の長さ方向に沿ってスリット(slit)形状の開口部24が開放された同様を示す。これは、本発明に係る外壁施工装置の主な特徴のうちの一つである。
【0023】
この時、たとえ図面上の開口部24は、それぞれの長さ方向の全体に沿って開放されたように示されているが、必要によって長さ方向の一部のみに開放された形態も可能であり、複数が一定の間隔をおいて一列に並べた形態も可能である。
【0024】
即ち、添付の図14は、本発明に係る外壁施工装置の横ビーム20又は縦ビーム40を示す断面図であって、長さ方向に向かう中空22及び一側外面の長さ方向に沿ってスリット形状に開放された開口部24を確認することができる。この時、好ましくは、開口部24を成す両側リブ(rib)26の先端は、中空22の内部に斜めに傾けて湾入され、一例に全体の横幅eと縦幅fとが、それぞれ75mm、45mm程度という仮定の下に、開口部24の幅は、10〜15mm、両側リブ26の湾入程度hは、2〜4mmを表す。
【0025】
再度図1を参照すれば、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の横ビーム20は、第1のブラケット10を媒介にしてスラブ2、4に水平に固定され、縦ビーム40は、第2のブラケット30を媒介にして横ビーム20の外面に垂直に固定され、板構造物60は、第3のブラケット50を媒介にして縦ビーム40の外面に沿って四方に連続するように垂直に固定される。
この時、第1から第3のブラケット10、30、50をはじめとする横ビーム20と縦ビーム40は、ボルト及びナットにより結合され、好ましくは、補助横ビーム21も別途のブラケット及び第1のブラケット10を媒介にして柱に、ボルト及びナットにより固定される。これは、本発明の更に他の主な特徴である。
【0026】
即ち、本発明に係る外壁施工装置は、実質的に同一の形態の横ビーム20と縦ビーム40を利用して、一体の現場溶接なしにボルト及びナットのみにより施工されることを特徴とするところ、図2から図4、そして別に言及される図面を、図1と共に参照してより具体的に説明する。
【0027】
添付の図2は、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の一部として、図1の円内のA部分に対する拡大斜視図を示す。
【0028】
示されたように、横ビーム20は、第1のブラケット10により、スラブ2、4の外面に沿って水平に固定される。
【0029】
これのための第1のブラケット10は、垂直の第1の固定端12及び第1の支持端16からなるエルボー(elbow)又は「L」字状として、第1の固定端12には第1の固定ホール14が貫通され、第1の支持端16には第1の支持ホール18が貫通される。
そして、第1のブラケット10の第1の固定端12は、スラブ2、4の上面又は下面の縁に既挿入された第1のボルトB1及びこれに締結される第1のナットN1により、スラブ2、4の上面又は下面の縁に密着し固定され、よって第1の支持端16は、スラブ2、4の外面に並んでいるように垂直に配置される。
そして、スラブ2、4の外面と第1の支持端16との間には、開口部24が第1の支持端16に向かうように横ビーム20が水平に安着して、第1の支持ホール18を通じて開口部24に貫通し挿入される第2のボルトB2及びこれに締結される第2のナットN2により堅固に固定される。
【0030】
この時、便宜上、建物の前後方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、左右方向をZ軸方向とすると、好ましくは、第1の固定ホール14は、X軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きい、X軸長空の形態を示し、第1の支持ホール18は、Z軸方向の幅がY軸方向の幅より大きい、Z軸長孔の形態を示す。従って、第1の固定ホール14に対する第1のボルトB1及び第1のナットN1の締結位置と、第1の支持ホール18に対する第2のボルトB2及び第2のナットN2の締結位置とは、それぞれの限度内で適切に調節されることができる。
【0031】
また、好ましくは、第2のボルトB2は、第1のブラケット10の第1の支持端16の第1の支持ホール18を通じて、横ビーム20の開口部24にヘッド(head)から挿入されて、第2のナットN2の締結を容易にし、第2のナットN2は、いわゆるフランジナット(flange nut)を使用して堅固な結合を図る。
【0032】
即ち、添付の図15は、第2のボルトB2及び第2のナットN2を示す分解斜視図であって、図2と共に参照すれば、第2のボルトB2のヘッドHは、短縮の長さが、第1の支持ホール18及び横ビーム20の開口部24の幅より小さく、長軸の長さが、第1の支持ホール18及び横ビーム20の開口部24の幅より大きい長方形又はこれに類似の形態を示す。そして、第2のナットN2は、第2のボルトB2のヘッド(H)に向かう一先端に、フランジFが巻き付けられて、その密着面に沿って締結反対方向に向かう羽枝(barb)状の凹凸突起(BA)が備えられる。
【0033】
その結果、作業者は、第2のボルトB2のヘッドHを横に横たえた状態で、第1のブラケット10の第1の支持端16の第1の支持ホール18を通じて、横ビーム20の開口部24に貫通し挿入した後、90°程度回転させ、横ビーム20の両側リブ(図14の26参照)にかかるようにした後、第1のブラケット10の第1の支持端16の第1の支持ホール18を通じて、外部に突出したねじ部Sに第2のナットN2を締結する。従って、作業者は、便利に第2のナットN2を締結することができ、前述したように、横ビーム20の両側リブ26は、その内部に斜めに湾入されるので、第2のボルトB2及び第2のナットN2の締結の際に、弾性を発揮して相対的に堅固な結合を図り、第2のナットN2の凹凸突起BAは、解け方向に対して強い摩擦力を発揮して一層堅固な結合を可能にする。
【0034】
添付の図3は、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の一部として、図1の円内のB部分に対する拡大斜視図を示す。
【0035】
示されたように、縦ビーム40は、第2のブラケット30により横ビーム20の外面に沿って垂直に固定される。
【0036】
これのための第2のブラケット30は、両末端が同一方向に垂直に折曲されて、横ビーム20と縦ビーム40の交差地点において縦ビーム40の外面を覆う「

」字状の第2の固定端32と、その両末端からそれぞれ外向するように折曲されて、交差地点の左右の横ビーム20に密着する一対の第2の支持端36とからなるバンド(band)状として、第2の固定端32には、第2の固定ホール34が貫通され、第2の支持端36には、第2の支持ホール38がそれぞれ貫通される。
そして、第2の支持端36は、第2の支持ホール38を通じて横ビーム20の開口部24に貫通し挿入される第3のボルトN3及びこれに締結される第3のナットN3により横ビーム20に固定され、第2の固定端32は、第2の固定ホール34を通じて縦ビーム40の開口部24に貫通し挿入される第4のボルト(N4)及びこれに締結される第4のナットN4により縦ビーム40に固定される。
【0037】
その結果、縦ビーム40は、横ビーム20の外面に沿って垂直に堅く固定される。
【0038】
この時、好ましくは、第2の固定ホール34は、Y軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きいY軸長孔の形態を示し、第2の支持ホール38は、それぞれZ軸方向の幅がY軸方向の幅より大きいZ軸長孔の形態を示す。従って、第2の支持ホール38に対する第3のボルトB3及び第3のナットN3の締結位置と、第2の固定ホール34に対する第4のボルトB4及び第4のナットN4の締結位置とは、それぞれの限度内で適切に調節されることができる。
【0039】
また、好ましくは、第3及び第4のボルトB3、B4は、それぞれ第2のボルト(図15のB2参照)と実質的に同一の形態を示し、第3及び第4のナットN3、N4は、それぞれ第2のナット(図15のN2参照)と実質的に同一のフランジナットが使用される。これに対する詳しい内容は、上記と同一であるので、別途の説明は省略する。
【0040】
一方、添付の図16は、第2のブラケット30の平面図であって、図3と共に参照すれば、3段折曲された「

」字状(コ字状、又はハット状)の第2の固定端32及びその両末端で外向するように折曲された一対の第2の支持端36を確認することができる。この時、好ましくは、第2の固定端32と第2の支持端36とによる角度は、それぞれ90°未満として、第4のボルトB4及び第4のナットN4の結合の際に、弾性を発揮して相対的に堅固な結合を可能にする。一例として、第2の支持端36の傾け程度(i)は、2〜3mmの値を表す。
【0041】
添付の図4は、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の一部として、図1の円内のC部分に対する拡大斜視図を示す。
【0042】
示されたように、板構造物60は、第3のブラケット50により、縦ビーム40の外側に四方に連続するように垂直に固定される。
【0043】
これのための第3のブラケット50は、垂直の第3の固定端52と第3の支持端56とからなるエルボー又は「L」字状として、第3の固定端52には、第3の固定ホール54が貫通され、第3の支持端56には、第3の支持ホール(図8の58を参照し、以下同一である。)が貫通される。
そして、第3のブラケット50の第3の固定端52は、第3の固定ホール54を通じて縦ビーム40の開口部24を貫通する第5のボルトB5及びこれに締結される第5のナットN5により、縦ビーム40の外面に密着し固定され、よって縦ビーム40の外面から水平に突出した第3の支持端56には、板構造物60の上下左右の4つのかどが支持されて四方に連続するように垂直に固定される。
【0044】
この時、好ましくは、第3の支持端56に別途の延長ピン70が結合して板構造物60を、代わりに支持することができる。上記延長ピン70は、必須的ではないが、板構造物60と縦ビーム40との間の間隔を、第3のブラケット50の第3の支持端56の長さ以上に離隔させようとする場合に使用される。
これのための延長ピン70は、延長ホール72が貫通した所定の長さのプレート(plate)状として、その幅は、第3のブラケット50の第3の支持端56に類似する。そして、延長ピン70は、第3のブラケット50の第3の支持端56に重なって第3の支持ホール58と延長ホール72を貫通する第6ノボルトB6及びこれに締結される第6のナットN6により、第3の支持端56を実質的に延長するように堅固に固定される。
【0045】
従って、板構造物60は、延長ピン70に上下左右の4つのかどが支持されて四方に連続するように垂直に固定される。
【0046】
この時、好ましくは、延長ピン70には、ピンホール(74)が貫通することができ、ここにピン78を嵌めて上下に隣接した2つの板構造物60に挿入すれば、板構造物60は一層堅固に固定される。一方、延長ピン70を使用しない場合には、第3のブラケット50の第3の支持端56の第3の支持ホール58にピン78を嵌めて、上下に隣接した2つの板構造物60に挿入することも可能である。
【0047】
そして、好ましくは、第3のブラケット50の第3の固定端52の第3の固定ホール54は、Y軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きいY軸長孔の形態を示し、第3の支持端56の第3の支持ホール58と延長ピンの70延長ホール72とは、それぞれX軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きいX軸長孔の形態を示す。従って、第3の固定ホール54に対する第5のボルトB5及び第5のナットN5の締結位置と、第3の支持ホール78と延長ホール72とに対する第6のボルトB6及び第6のナットN6の締結位置とは、それぞれの限度内で適切に調節されることができる。
【0048】
また、好ましくは、第5のボルトB5は、第2のボルト(図15のB2参照)と実質的に同一の形態を示し、第5のナットN5は。第2のナット(図15のN2参照)と実質的に同一のフランジナットが使用される。これに対する詳しい内容は、上記と同一であるので、重複した説明は省略する。一方、第6のボルトB6及び第6のナットN6は、それぞれ一般的なものが使用されることができる。
【0049】
添付の図5から図9は、それぞれ本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の施工順序別の工程斜視図であって、図1から図4と共に参照する。参考として、図5から図9は、本発明の第1の実施例に係る外壁施工装置の一部であるところ、便宜上、一つのスラブ2及び板構造物60のためのセル(cell)構造であることを明らかにする。更に、不必要な混同を防止するために、説明に必ず必要な図面の符号以外は、符号を省略する。
【0050】
先ず、図5に示されたように、スラブ2の上面又は下面の縁に沿って第1のボルトB1を挿入する。この時、好ましくは、第1のボルトB1は、ヘッドがスラブ2に埋め立てられるアンカーボルト(anchor bolt)であり、その挿入方法は、別途の説明がなくても簡単に理解することができる。
【0051】
次に、第1のボルトB1及びこれに締結される第1のナットN1により、第1のブラケット10の第1の固定端12を固定する。これにより、第1のブラケット10の第1の固定端12は、スラブ2の上面又は下面の縁に沿って密着され、第1の支持端16は、スラブ2の外面に並んでいるように垂直に固定される。この時、スラブ2がHビームなどの鉄鋼材であれば、第1のブラケット10の第1の固定端12は溶接されることができる。
【0052】
次に、図6に示されたように、第1のブラケット10の第1の支持端16の内側に横ビーム20を水平に載せ、第2のボルトB2及び第2のナットN2により固定する。この時、横ビーム20の開口部24は、第1の支持端16に向かい、第2のボルトB2は、第1の支持ホール18及び横ビーム20の開口部24にヘッドから挿入され、第2のナットN2は、フランジナットが使用される。
【0053】
一方、上記の過程中に必要であれば、横ビーム20と並んでいるように少なくとも一つの補助横ビーム(図1の21を参照し、以下同一である。)を更に固定することができる。このためには、左右側の柱にボルト及びナットにより別途のブラケットを固定した後、ここに第1のブラケット10を固定した後、第1のブラケット10に補助横ビーム21をボルト及びナットにより固定する。これに対しては、該当の部分で詳しく説明する。
【0054】
次に、図7に示されたように、横ビーム20の外面に沿って縦ビーム40を垂直に配置し、横ビーム20と縦ビーム40の交差地点に該当する縦ビーム40の外面に、第2のブラケット30の第2の固定端32を覆って密着させた後、第3のボルトB3と第3のナットN3により第2の支持端36を横ビーム20に固定し、第4のボルトB4及び第4のナットN4により第2の固定端32を縦ビーム40に固定する。この時、第3のボルトB3は、第2の支持端36の第3の支持ホール38及び横ビーム20の開口部24にヘッドから挿入され、第4のボルトB4は、第2の固定端32の第2の固定ホール34及び縦ビーム40の開口部24にヘッドから挿入され、第3及び第4のナットN3、N4は、それぞれフランジナットが使用される。
【0055】
次に、図8に示されたように、縦ビーム40の外面に第3のブラケット50の第3の固定端52を密着させ、第5のボルトB5及び第5のナットN5により固定する。この時、第5のボルトB5は、第3の固定端52の第3の固定ホール54及び縦ビーム40の開口部24にヘッドから挿入され、第5のナットN5は、フランジナットが使用される。次いで、第3の支持端56に延長ピン70を積み重ねた後、第6のボルトB6及び第6のナットN6により緊密に固定する。この時、第6のボルトB6及び第6ナットB6は、通常のボルト及びナットが使用される。
【0056】
最後に、図9に示されたように、板構造物60の上下左右の4つのかどが延長ピン70に支持されるように嵌めた後、ピンホール74にピン78を嵌めながら、同じ方式で板構造物60が四方に連続するように垂直に固定する。そして、目的により、板構造物60の間をセメントやシリコーンなどで仕上げれば、本発明の第1の実施例に係る外壁施工が完了される。
【0057】
これにより、スラブ2が完成されたラーメン式建物に対する外壁が具現された。
【実施例2】
【0058】
添付の図10は、本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の平面図である。便宜上、前述した内容と同一の役割をする同一部分に対しては、同一の図面の符号を付与した。
【0059】
本実施例は、別途の壁面が設けられた建物にカーテンウォールを施工するための場合として、図面上の当該壁面6を確認することができる。
【0060】
示されたように、本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置は、壁面6に沿って水平に固定された複数の横ビーム20と、横ビーム20の外面に沿って垂直に固定された複数の縦ビーム40と、縦ビーム40の外側に四方に連続するように垂直に固定された複数の板構造物60とを備える。この時、本実施例において、横ビーム20は、補助横ビームと特に区分されない。
【0061】
そして、本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の横ビーム20は、補助ブラケット80と第1のブラケット10とを媒介にして壁面6に水平に固定され、縦ビーム40は、第2のブラケット30を媒介にして横ビーム20の外面に垂直に固定され、板構造物60は、第3のブラケット50を媒介にして、縦ビーム40の外側に四方に連続するように垂直に固定される。この時、横ビーム20、第2のブラケット30、縦ビーム40、及び第3のブラケット50の構造及び作用は、第1の実施例と同一である一方、本実施例は、補助ブラケット80及びこれを利用した横ビーム20の固定方式のみにおいて差異を表す。
【0062】
従って、この部分を重点的に説明する。
【0063】
添付の図11は、本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の一部として、図10の円内のD部分に対する拡大斜視図を示し、図10と共に参照する。
【0064】
示されたように、横ビーム20は、補助ブラケット80と第1のブラケット10により、壁面6に沿って水平に固定される。
【0065】
これのための補助ブラケット80は、垂直の補助固定端82と補助支持端86とからなるエルボー又は「L」字状として、実質的に第1のブラケット10と同一であり、補助固定端82には、補助固定ホール84が貫通され、補助支持端86には、補助支持ホール(図12の88を参照し、以下同一である。)が貫通される。
そして、補助ブラケット80の補助固定端82は、壁面6に既挿入された補助ボルトSB及びこれに締結される補助ナットSNにより、壁面6に密着し固定され、よって補助支持端86は、壁面6から垂直に水平配置される。また、補助ブラケット80の補助支持端86には、第1のブラケット10の第1の固定端12が重なって、補助支持ホール88及び第1の固定ホール14を貫通する第1のボルトB1及びこれに締結される第1のナットN1により堅固に固定される。
【0066】
この時、好ましくは、補助固定ホール84は、Y軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きいY軸長孔の形態を示し、補助支持ホール88は、X軸方向の幅がZ軸方向の幅より大きいX軸長孔の形態を示す。従って、補助固定ホール84に対する補助ボルトSB及び補助ナットSNの締結位置と、補助支持ホール88及び第1の固定ホール14に対する第1のボルトB1及び第1のナットN1の締結位置とは、それぞれの限度内で適切に調節されることができる。
【0067】
その結果、第1のブラケット10の第1の支持端16は、壁面6に並んで垂直に配置され、壁面6と第1の支持端16のとの間には、開口部24が第1の支持端16に向かうように横ビーム20が水平に安着され、第1の実施例と同様に、第1の支持ホール18を通じて開口部24に貫通し挿入される第2のボルトB2及びこれに締結される第2のナットN2により堅固に固定される。
そして、縦ビーム40は、第2のブラケット30により、横ビーム20の外面に沿って垂直に固定され、板構造物60は、第3のブラケット50により、縦ビーム40の外側に四方に連続するように垂直に固定される。
【0068】
即ち、本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置は、壁面6に横ビーム20を固定するために、別途の補助ブラケット80を更に使うという点で差を表すが、スラブと壁面6の方向を考慮すれば、第1の実施例の補助横ビーム(図1の21を参照)も、本実施例に係る横ビーム20と同一の方式で柱に固定される。
【0069】
これに対しては、別途の図面がなくても、当業者であれば、簡単に理解することができる。
【0070】
添付の図12及び図13は、それぞれ本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の施工順序に対する工程斜視図であって、図10及び図11を共に参照する。この時、図12及び図13は、それぞれ本発明の第2の実施例に係る外壁施工装置の一部であることを明らかにする。
【0071】
先ず、図12に示されたように、壁面6に補助ボルトSBを挿入する。この時、補助ボルトSBは、ヘッドの部分が壁面6に埋め立てられたアンカーボルトであり、補助ボルトSB及びこれに締結される補助ナットSNにより、補助ブラケット80の補助固定端82を固定する。
【0072】
これにより、補助ブラケット80の補助固定端82は、壁面に密着され、補助支持端86は、水平に固定される。
【0073】
次いで、補助ブラケット80の補助支持端88に第1のブラケット10の第1の固定端12を積み重ねた後、第1のボルトB1及び第1のナットN1により固定し、よって第1のブラケット10の第1の支持端16は、壁面に並んで垂直に堅固に固定される。この時、第1のボルトB1及び第1のナットN1は、通常のものを使用する。
【0074】
次に、図13に示されたように、第1のブラケット10の第1の支持端16の内側に横ビーム20を水平に載せ、第2のボルトB2及び第2のナットN2により固定する。
【0075】
以後の過程は、図7から図9を参照すれば、簡単に知ることができ、当該過程によりカーテンウォール施工が完了される。
【0076】
一方、添付の図17は、本発明に係る外壁施工装置の横ビーム又は縦ビーム20、40の一部を、互いに反対方向から示した斜視図であって、便宜上、(a)、(b)に区分する。
【0077】
示されたように、本発明に係る外壁施工装置の横ビーム20又は縦ビーム40は、好ましくは、開口部24に向かう両側リブ26の内面の縁、両側リブ26の外面、及び開口部24の反対側の外面に、それぞれ第1から第3のスクラッチSC1、SC2、SC3が存在する。
【0078】
この時、第1から第3のスクラッチSC1、SC2、SC3は、該当の部分に密着する他の構成要素に対する摩擦力を高めるためのものであって、第1のスクラッチSC1は、該当の部分に密着する第2から第5のボルトのヘッドが滑らないようにし、第2及び第3のスクラッチSC2、SC3は、該当の部分に密着する横ビーム20と縦ビーム40とが互いに滑らないようにする。
【0079】
即ち、前述したように、本発明に係る外壁施工装置における第2から第5のボルトのヘッドは、それぞれ開口部24に挿入されてかかる。従って、第1のスクラッチSC1は、第2から第5のボルトのヘッドと密着する地点に対する摩擦力を高めて、相対的に堅固な結合を図る。
また、本発明に係る外壁施工装置における横ビーム20と縦ビーム40は、互いに交差固定される。この時、たとえ横ビーム20と縦ビーム40の固定のために第2のブラケットが使われるが、これと共に第2及び第3のスクラッチSC2、SC3は、横ビームと縦ビーム20、40が密着する地点に対する摩擦力を高めて、一層堅固な結合を図る。共に、第2のスクラッチSC2は、該当の部分に密着する第1及び第2のブラケットに対する摩擦力を高めるところ、外壁施工装置は全体的に更に堅くなる。
【0080】
以上の説明は、本発明の技術的な思想を説明するための望ましい一つの様態であって、いくらでも変形可能なことは、当業者に自明な事実であろう。しかし、これらのすべての変形は、本発明の権利の範囲内において行わなければならなく、本発明の権利範囲は、ただ以下の特許請求の範囲のみに限定される。
【符号の説明】
【0081】
2、4:スラブ
10:第1のブラケット
20:横ビーム
24:開口部
30:第2のブラケット
40:縦ビーム
50:第3のブラケット
60:板構造物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のボルトと第1のナットとにより、建物の外面に固定される第1のブラケットと、
第2のボルトと第2のナットとにより、上記第1のブラケットに固定され、上記建物の外面に沿って水平に配置される横ビームと、
第3のボルトと第3のナットとにより、上記横ビームに固定される第2のブラケットと、
第4のボルトと第4のナットとにより、上記第2のブラケットに固定され、上記横ビームの外面に沿って垂直に配置される縦ビームと、
第5のボルトと第5のナットとにより、上記縦ビームに固定される第3のブラケットと、
上記第3のブラケットにかどがガイドされ、上記縦ビームの外側に垂直に配置される板構造物と
を備え、
上記横ビームと縦ビームとは、それぞれ長さの方向に向かう中空及び上記板構造物に向かう外面の一側に、長さの方向に向かうスリット形状の開口部が貫通した同様の角形鋼管である、現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項2】
上記建物は、スラブを含み、上記第1のボルトは、上記スラブの上面又は下面の縁に固定されたアンカーボルトであり、
上記第1のブラケットは、垂直の第1の固定端及び第1の支持端を含み、上記第1のボルトと第1のナットとにより、上記スラブの上面又は下面の縁に、上記第1の固定端が密着し固定され、上記第2のボルトと第2のナットとにより、上記第1の支持端に上記横ビームが固定される、請求項1に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項3】
上記建物は、壁面又は柱を含み、補助ボルトと補助ナットとにより、上記壁面又は柱に固定される補助ブラケットを更に含み、上記第1のブラケットは、上記補助ブラケットを媒介にして上記壁面又は柱に固定される、請求項1に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項4】
上記補助ボルトは、上記壁面又は柱に固定されたアンカーボルトであり、
上記補助ブラケットは、垂直の補助固定端及び補助支持端を含み、上記補助ボルトと上記補助ナットとにより、上記壁面又は柱に上記補助固定端が密着し固定され、上記第1のボルトと第1のナットとにより、上記補助支持端に上記第1のブラケットが固定され、
上記第1のブラケットは、垂直の第1の固定端及び第1の支持端を含み、上記第1のボルトと第1のナットとにより、上記補助支持端に上記第1の固定端が密着し固定され、上記第2のボルトと第2のナットとにより、上記第1の支持端に上記横ビームが固定される、請求項3に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項5】
上記横ビームは、上記建物の外面と上記第1の支持端との間に置かれ、上記第2のボルトは、上記第1の支持端を通じて上記横ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入される、請求項2又は4に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項6】
上記縦ビームは、上記横ビームの外面に密着され、上記第2のブラケットは、上記横ビームと縦ビームとの交差地点において、上記縦ビームの外面を覆う第2の固定端と、上記第2の固定端の両端において外向折曲されて上記横ビームに密着される第2の支持端とを含み、上記第3のボルトは、上記第2の支持端を通じて上記横ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入され、上記第4のボルトは、上記第2の固定端を通じて上記縦ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入される、請求項1に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。
【請求項7】
上記第3のブラケットは、上記縦ビームの外面に密着される第3の固定端及びこれに垂直した第3の支持端を含み、上記第5のボルトは、上記第3の固定端を通じて上記縦ビームの開口部にヘッドが貫通し挿入される、請求項1に記載の現場溶接のない建物の外壁施工装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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