生分解性天然多糖を含む被膜及び器具
生分解性天然多糖を含む生分解性被膜及び器具が記載される。当該被膜及び器具が、突出カップリング基を有する複数の生分解性天然多糖から形成される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具の表面に生分解性被膜を形成する方法であって、以下のステップ:
(a)突出重合可能基を含む生分解性天然多糖及び(b)レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させ、ここで当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記第一組成物、上記第二組成物、又は上記第一組成物と第二組成物の混合物を上記器具表面に配置する
を含む、前記方法。
【請求項2】
以下の連続ステップ:
重合可能基を含む生分解性天然多糖及びレドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物を前記器具表面に配置し;そして
上記第一組成物を上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させ、ここで当該接触ステップにおいて当該レドックス対が、上記生分解性天然多糖の重合を開始させて、前記生分解性被膜を形成する
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
以下の連続ステップ:
(a)重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び(b)レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させて混合物を形成し、ここで当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記混合物を前記器具表面に配置して、前記生分解性被膜を形成する
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第二組成物が、生分解性天然多糖を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記生分解性天然多糖が、500,000Da以下の分子量を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記生分解性天然多糖が、1000Da〜10,000Daの範囲の分子量を有する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一組成物の生分解性天然多糖が、前記第二被膜組成物の生分解性天然多糖と同じである、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記生分解性天然多糖が、アミロース及びマルトデキストリンからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第一組成物、前記第二組成物、又は前記第一組成物と第二組成物の混合物が、5cP以上の粘度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第一メンバーが、ペルオキシド、金属オキシド、及びオキシダーゼからなる群から選ばれる酸化剤を含み、そして前記第二メンバーが、陽性元素金属の塩及び誘導体並びにレダクターゼからなる群から選ばれる還元剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記生分解性天然ポリマーが、非還元多糖である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記非還元多糖が、ポリアルジトールから選ばれる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記被膜が、生物活性薬を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記生物活性薬が、ポリペプチド、核酸、及び多糖を含む群から選ばれる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記生物活性薬が、10000Da以上の分子量を有する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記重合可能基が、生分解性天然多糖1mgあたり0.7mmol以下の重合可能基の量で生分解性天然多糖上に存在する、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記重合可能基が、生分解性天然多糖1mgあたり0.3〜0.7mmolの範囲の重合可能基の量で生分解性天然多糖上に存在する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記器具が、移植可能な医療器具である、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記被膜が、1μm〜200μmの範囲の厚さを有する重合された生分解性天然多糖の被膜層を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記還元剤が、5mM以上の濃度で前記第二組成物中に存在するか、又は2.5mM以上の濃度で前記第一組成物及と二組成物の混合物中に存在する、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
以下の:
重合された基を介して結合される複数の生分解性天然多糖;
還元された酸化剤;及び
酸化された還元剤
を含む生分解性被膜を有する器具。
【請求項22】
生分解性の生物活性薬放出性被膜を有する器具であって、以下の
合成ポリマーを含む第一被膜層;及び
重合された基を介して結合された複数の生分解性天然多糖及び生物活性薬を含む第二被膜層
を含み、ここで、上記第一被膜層が第二被膜層と上記器具の表面との間に存在する、前記器具。
【請求項23】
生分解性被膜を含む器具であって、当該被膜が、突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然非還元多糖のマトリックスを含む、前記器具。
【請求項24】
前記非還元多糖が、ポリアルジトールを含む、請求項23に記載の器具。
【請求項25】
生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
被膜された器具を対象に提供し、ここで被膜された器具は生分解性被膜を有し、当該被膜が突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然非還元多糖のマトリックスを含み、そして当該被膜がさらに生物活性薬を含み;そして
カルボヒドラーゼを上記被膜器具に晒すことにより上記生分解性被膜の分解及び上記生物活性薬の放出を促進する
を含む、前記方法。
【請求項26】
被膜中のポリペプチドの安定性を改善する方法であって、器具上に被膜を調製するステップを含み、当該被膜が生分解性天然非還元多糖及びポリペプチドを含む、前記方法。
【請求項27】
対象に生物活性薬をデリバリーする方法であって、当該方法が、以下のステップ:
以下の:
カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、及び
生物活性薬
を含む生分解性被膜を有する被膜器具を対象に提供し;そして
当該医療インプラントをカルボヒドラーゼに晒すことにより、当該医療インプラントの分解及び当該生物活性薬の放出を促進する、
を含み、ここでカルボヒドラーゼの不存在下では当該生物活性薬の放出が実質的にない
前記方法。
【請求項28】
前記被膜中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜17%の範囲の生物活性薬の量が、2日間以内に当該被膜から放出される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記被膜中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜20%の範囲の生物活性薬の量が、8日間以内に当該被膜から放出される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
対象に生物活性薬をデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
以下の:
カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、及び
生物活性薬
を含む生分解性被膜を有する被膜器具を対象に提供し;そして
当該医療インプラントの分解及び当該生物活性薬の放出を促進する
を含み、ここで当該生物活性薬が当該被膜から生物活性薬の拡散を伴うことなく放出される、前記方法。
【請求項31】
生分解性被膜を含む器具であって、当該被膜が生分解性天然多糖から突出しているカップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖のマトリックスを含み、当該生分解性天然多糖がさらに、突出疎水性部分を含む、前記器具。
【請求項32】
前記突出疎水性部分が、脂肪酸又はその誘導体を含む、請求項30に記載の器具。
【請求項33】
前記突出疎水性部分が、C2-C18アルキル鎖を含む、請求項30に記載の器具。
【請求項34】
疎水性生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
被膜器具であって、突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖のマトリックスを含み、当該生分解性天然多糖がさらに、疎水性性質をマトリックスに与える突出疎水性部分を含み、そしてここで当該被膜がさらに疎水性生物活性薬を含む、上記被膜器具を対象に提供し;そして
カルボヒドラーゼを上記被膜器具に晒すことにより、上記生分解性被膜の分解及び上記疎水性生物活性薬の放出を促進する
を含む、前記方法。
【請求項35】
突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖を含む生分解性本体部を含み、ここで当該生分解性多糖が500,000Da以下の分子量を有する、医療インプラント。
【請求項36】
2.5g以下の乾燥重量を有する請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項37】
眼の少なくとも一部に配置するように適用される、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項38】
24時間以内の硝子体内寿命を有するように加工された、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項39】
1ヶ月以内の硝子体内寿命を有するように加工された、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項40】
前記本体部が、200mg/ml〜2000mg/mlの範囲の濃度の生分解性天然多糖を含む組成物から形成される、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項41】
生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
以下の:
突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、ここで当該生分解性多糖が500,000Da以下の分子量を有する、及び
生物活性薬
を含む生分解性本体部を含む医療インプラントを対象に提供し、そして
上記医療インプラントをカルボヒドラーゼに晒して、当該医療インプラントの分解及び上記生物活性薬の放出を促進する
を含み、ここでカルボヒドラーゼの不存在下では生物活性薬の放出が実質的にない、前記方法。
【請求項42】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜17%の範囲の生物活性薬の量が、8日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜41%の範囲の生物活性薬の量が、14日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜60%の範囲の生物活性薬の量が、21日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
突出カプリング基を含み、そして100,000Da以下の分子量を有する生分解性天然多糖を含むin vivoマトリックス形成組成物。
【請求項46】
in vivoマトリックス形成組成物の製造用のキットであって、当該キットが以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、
レドックス対の第一メンバー、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む、前記キット。
【請求項47】
以下の:
前記生分解性天然多糖及び前記レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む、請求項46に記載のキット。
【請求項48】
以下の:
生分解性天然多糖及び前記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物
を含む、請求項47に記載のキット。
【請求項49】
in vivoで重合された物質のマトリックスを形成する方法であって、以下のステップ:
以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び
レドックス対の第一メンバー
を含む第一組成物を提供し;
以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む第二組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む上記第二組成物とを接触させ、当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記第一組成物、上記第二組成物、当該第一組成物と第二組成物の混合物をin vivoに配置する
を含む、前記方法。
【請求項50】
以下の連続ステップ:
前記第一組成物と前記第二組成物を接触させ;そして次に
上記第一組成物と上記第二組成物の混合物をin vivoに配置する
を含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
器具表面に潤滑性を提供する方法であって、以下のステップ:
突出カップリング基を含む複数の生分解性天然多糖を含む組成物を配置し;そして
上記カップリング基を活性化させて、複数の生分解性天然多糖の結合を促進し、そして上記器具表面上に潤滑被膜の形成を促進する
を含む、前記方法。
【請求項52】
前記器具が移植可能な医療器具である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記器具がカテーテルである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記移植可能な医療機器が、短期間の使用用に設計される、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記被膜が20g以下の潤滑性を有する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
前記比膜が10g以下の潤滑性を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項1】
器具の表面に生分解性被膜を形成する方法であって、以下のステップ:
(a)突出重合可能基を含む生分解性天然多糖及び(b)レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させ、ここで当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記第一組成物、上記第二組成物、又は上記第一組成物と第二組成物の混合物を上記器具表面に配置する
を含む、前記方法。
【請求項2】
以下の連続ステップ:
重合可能基を含む生分解性天然多糖及びレドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物を前記器具表面に配置し;そして
上記第一組成物を上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させ、ここで当該接触ステップにおいて当該レドックス対が、上記生分解性天然多糖の重合を開始させて、前記生分解性被膜を形成する
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
以下の連続ステップ:
(a)重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び(b)レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物とを接触させて混合物を形成し、ここで当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記混合物を前記器具表面に配置して、前記生分解性被膜を形成する
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第二組成物が、生分解性天然多糖を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記生分解性天然多糖が、500,000Da以下の分子量を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記生分解性天然多糖が、1000Da〜10,000Daの範囲の分子量を有する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一組成物の生分解性天然多糖が、前記第二被膜組成物の生分解性天然多糖と同じである、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記生分解性天然多糖が、アミロース及びマルトデキストリンからなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第一組成物、前記第二組成物、又は前記第一組成物と第二組成物の混合物が、5cP以上の粘度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第一メンバーが、ペルオキシド、金属オキシド、及びオキシダーゼからなる群から選ばれる酸化剤を含み、そして前記第二メンバーが、陽性元素金属の塩及び誘導体並びにレダクターゼからなる群から選ばれる還元剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記生分解性天然ポリマーが、非還元多糖である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記非還元多糖が、ポリアルジトールから選ばれる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記被膜が、生物活性薬を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記生物活性薬が、ポリペプチド、核酸、及び多糖を含む群から選ばれる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記生物活性薬が、10000Da以上の分子量を有する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記重合可能基が、生分解性天然多糖1mgあたり0.7mmol以下の重合可能基の量で生分解性天然多糖上に存在する、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記重合可能基が、生分解性天然多糖1mgあたり0.3〜0.7mmolの範囲の重合可能基の量で生分解性天然多糖上に存在する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記器具が、移植可能な医療器具である、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記被膜が、1μm〜200μmの範囲の厚さを有する重合された生分解性天然多糖の被膜層を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記還元剤が、5mM以上の濃度で前記第二組成物中に存在するか、又は2.5mM以上の濃度で前記第一組成物及と二組成物の混合物中に存在する、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
以下の:
重合された基を介して結合される複数の生分解性天然多糖;
還元された酸化剤;及び
酸化された還元剤
を含む生分解性被膜を有する器具。
【請求項22】
生分解性の生物活性薬放出性被膜を有する器具であって、以下の
合成ポリマーを含む第一被膜層;及び
重合された基を介して結合された複数の生分解性天然多糖及び生物活性薬を含む第二被膜層
を含み、ここで、上記第一被膜層が第二被膜層と上記器具の表面との間に存在する、前記器具。
【請求項23】
生分解性被膜を含む器具であって、当該被膜が、突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然非還元多糖のマトリックスを含む、前記器具。
【請求項24】
前記非還元多糖が、ポリアルジトールを含む、請求項23に記載の器具。
【請求項25】
生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
被膜された器具を対象に提供し、ここで被膜された器具は生分解性被膜を有し、当該被膜が突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然非還元多糖のマトリックスを含み、そして当該被膜がさらに生物活性薬を含み;そして
カルボヒドラーゼを上記被膜器具に晒すことにより上記生分解性被膜の分解及び上記生物活性薬の放出を促進する
を含む、前記方法。
【請求項26】
被膜中のポリペプチドの安定性を改善する方法であって、器具上に被膜を調製するステップを含み、当該被膜が生分解性天然非還元多糖及びポリペプチドを含む、前記方法。
【請求項27】
対象に生物活性薬をデリバリーする方法であって、当該方法が、以下のステップ:
以下の:
カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、及び
生物活性薬
を含む生分解性被膜を有する被膜器具を対象に提供し;そして
当該医療インプラントをカルボヒドラーゼに晒すことにより、当該医療インプラントの分解及び当該生物活性薬の放出を促進する、
を含み、ここでカルボヒドラーゼの不存在下では当該生物活性薬の放出が実質的にない
前記方法。
【請求項28】
前記被膜中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜17%の範囲の生物活性薬の量が、2日間以内に当該被膜から放出される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記被膜中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜20%の範囲の生物活性薬の量が、8日間以内に当該被膜から放出される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
対象に生物活性薬をデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
以下の:
カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、及び
生物活性薬
を含む生分解性被膜を有する被膜器具を対象に提供し;そして
当該医療インプラントの分解及び当該生物活性薬の放出を促進する
を含み、ここで当該生物活性薬が当該被膜から生物活性薬の拡散を伴うことなく放出される、前記方法。
【請求項31】
生分解性被膜を含む器具であって、当該被膜が生分解性天然多糖から突出しているカップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖のマトリックスを含み、当該生分解性天然多糖がさらに、突出疎水性部分を含む、前記器具。
【請求項32】
前記突出疎水性部分が、脂肪酸又はその誘導体を含む、請求項30に記載の器具。
【請求項33】
前記突出疎水性部分が、C2-C18アルキル鎖を含む、請求項30に記載の器具。
【請求項34】
疎水性生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
被膜器具であって、突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖のマトリックスを含み、当該生分解性天然多糖がさらに、疎水性性質をマトリックスに与える突出疎水性部分を含み、そしてここで当該被膜がさらに疎水性生物活性薬を含む、上記被膜器具を対象に提供し;そして
カルボヒドラーゼを上記被膜器具に晒すことにより、上記生分解性被膜の分解及び上記疎水性生物活性薬の放出を促進する
を含む、前記方法。
【請求項35】
突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖を含む生分解性本体部を含み、ここで当該生分解性多糖が500,000Da以下の分子量を有する、医療インプラント。
【請求項36】
2.5g以下の乾燥重量を有する請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項37】
眼の少なくとも一部に配置するように適用される、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項38】
24時間以内の硝子体内寿命を有するように加工された、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項39】
1ヶ月以内の硝子体内寿命を有するように加工された、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項40】
前記本体部が、200mg/ml〜2000mg/mlの範囲の濃度の生分解性天然多糖を含む組成物から形成される、請求項35に記載の医療インプラント。
【請求項41】
生物活性薬を対象にデリバリーする方法であって、当該方法が以下のステップ:
以下の:
突出カップリング基を介して結合された複数の生分解性天然多糖、ここで当該生分解性多糖が500,000Da以下の分子量を有する、及び
生物活性薬
を含む生分解性本体部を含む医療インプラントを対象に提供し、そして
上記医療インプラントをカルボヒドラーゼに晒して、当該医療インプラントの分解及び上記生物活性薬の放出を促進する
を含み、ここでカルボヒドラーゼの不存在下では生物活性薬の放出が実質的にない、前記方法。
【請求項42】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜17%の範囲の生物活性薬の量が、8日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜41%の範囲の生物活性薬の量が、14日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記医療インプラント中に存在する生物活性薬の合計量の1%〜60%の範囲の生物活性薬の量が、21日以内に当該医療インプラントから放出される、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
突出カプリング基を含み、そして100,000Da以下の分子量を有する生分解性天然多糖を含むin vivoマトリックス形成組成物。
【請求項46】
in vivoマトリックス形成組成物の製造用のキットであって、当該キットが以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、
レドックス対の第一メンバー、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む、前記キット。
【請求項47】
以下の:
前記生分解性天然多糖及び前記レドックス対の第一メンバーを含む第一組成物、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む、請求項46に記載のキット。
【請求項48】
以下の:
生分解性天然多糖及び前記レドックス対の第二メンバーを含む第二組成物
を含む、請求項47に記載のキット。
【請求項49】
in vivoで重合された物質のマトリックスを形成する方法であって、以下のステップ:
以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び
レドックス対の第一メンバー
を含む第一組成物を提供し;
以下の:
突出重合可能基を含む生分解性天然多糖、及び
レドックス対の第二メンバー
を含む第二組成物を提供し;
上記第一組成物と上記レドックス対の第二メンバーを含む上記第二組成物とを接触させ、当該接触ステップにおいて、当該レドックス対が上記生分解性天然多糖の重合を開始させ;そして
上記第一組成物、上記第二組成物、当該第一組成物と第二組成物の混合物をin vivoに配置する
を含む、前記方法。
【請求項50】
以下の連続ステップ:
前記第一組成物と前記第二組成物を接触させ;そして次に
上記第一組成物と上記第二組成物の混合物をin vivoに配置する
を含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
器具表面に潤滑性を提供する方法であって、以下のステップ:
突出カップリング基を含む複数の生分解性天然多糖を含む組成物を配置し;そして
上記カップリング基を活性化させて、複数の生分解性天然多糖の結合を促進し、そして上記器具表面上に潤滑被膜の形成を促進する
を含む、前記方法。
【請求項52】
前記器具が移植可能な医療器具である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記器具がカテーテルである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記移植可能な医療機器が、短期間の使用用に設計される、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記被膜が20g以下の潤滑性を有する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
前記比膜が10g以下の潤滑性を有する、請求項55に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公表番号】特表2009−508626(P2009−508626A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−532203(P2008−532203)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/040927
【国際公開番号】WO2007/040557
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(506112683)サーモディクス,インコーポレイティド (50)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【国際出願番号】PCT/US2005/040927
【国際公開番号】WO2007/040557
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(506112683)サーモディクス,インコーポレイティド (50)
【Fターム(参考)】
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