説明

生物物体及び無生物物体からのエネルギ情報信号の遠隔伝送及びエネルギ情報信号変換器

方法は、第1の中間媒体へのエネルギ情報信号の転送を規定し、その後、受信器の入力部への情報の伝送を行い、経済のあらゆる領域において使用するために、第2の中間(最終)媒体に信号を転送することによって受信器の受信側において信号を取り出す。生物及び無生物物体からのエネルギ情報信号の遠隔伝送のために、元の物体のエネルギ情報信号は、情報波ビームに変換され、2つの変換器の間に配置された少なくとも1つの結晶を通過させることによってコヒーレントな状態にもたらされ、変換された信号は、第1の中間媒体に記録され、トランシーバに入力され、有線及び無線通信網(ライン)において電磁波信号とともに伝送され、その後、受信された信号の第2の媒体への記録を行い、元の物体に特定のエネルギ情報信号を読み取る。元の物体に特定のエネルギ情報信号は、BRT又はVRTグループのうちの生物物理学的機器によって第2の媒体から読み取られる。変換器は、接点1と、超弱エネルギ情報信号によって作用される物体のためのケーシング(容器2)と、上部ベース3と、第1の支柱4と、フィルムホルダ5と、上部偏光フィルム(偏波器)6と、石英板7と、石英ホルダ8と、第1のフィルムホルダ9と、第2の支柱10と、調節ドッグ11と、下部偏光フィルム(偏波器)12と、フィルムホルダ12の下部リング13と、下部ベース14と、第3の支柱15と、ショックアブソーバ16と、エネルギ情報信号源のためのプラットフォームとを有する。所定の距離にわたるエネルギ情報信号の効率的な伝送が保証され、技術は単純化される。医学において発明を使用する場合、作業時間が短縮され、様々な病理の診断、及び治療の見込みのある方向性の決定のための機能的能力が、拡大される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規の物理現象の適用に関する。本発明は、あらゆる技術分野、特に、医薬及び医療技術、医薬品工業、食品工業、化学工業、及び生態学の分野において使用することができる。本発明は、個別に、及び/又はVRT(vegetative resonance testing)に関連して、及び/又はBRT治療(bioresonance therapy)に関連して実現することができる。
【0002】
現在、遠距離情報伝送のために電磁波のみが使用される(音波は、限られた範囲の距離に対してのみ適している)。通常は、VHF(メートル)、UHF(デシメートル)、及びGHz波長帯が使用される。最も頻繁に使用される周波数帯は、130〜174MHz、350〜450MHz、850〜950MHz、及び1100〜1300MHzである。現代の通信手段において使用される様々な方法及び装置が、情報伝送のために使用される。極めて早い段階から、デジタルアプローチ(例えばボード符号)が、データ伝送のために使用された。情報が直接に個人に宛てられている場合、情報は適切に変換されなければならないことが明らかである。これは、まず第1に、音声及び画像の伝送に属する。概して、変調された信号は、通信チャネルを介する。伝送の媒体周波数は、例えば、無線チャネルにわたって放送する場合、音声信号周波数よりも数オーダの大きさだけ高い。変調は、合致する周波数の問題を解決することを可能にする。しかしながら、変調は、単に無線チャネルにおいてだけ使用されるわけではないことに注意すべきである。情報を伝送するための現代のデジタル方法も、変調の利用なしには考えられない。
【0003】
米国のエンジニア及び数学者であるクロード・シャノン(Claude Shannon)は、ある帯域幅を備えるチャネルにおける帯域幅容量の、信号対ノイズ比への依存を研究した。シャノンの定理から、ゼロノイズレベルでは、任意の低いチャネル帯域幅において任意の高い伝送速度を有することが可能であることが理解される。このような予想は電話加入者をほとんど幸福にしないことにたぶん同意するだろう。しかしながら、ノイズがないと、1ボルト限界の中でさえも、あらゆる数の信号レベルを想像することができる。シャノンの定理は、実際には、ノイズレベルがどのように、特定の最大信号振幅におけるVの最大値を制限するかを明らかにする。標準的なワイヤラインは、800Hzにおける6dB/kmの減衰又は1600Hzにおける10dB/kmの減衰を有する。電話の発展のまさに最初から、ワイヤシステム及び機器は、人間の耳の能力と音声ボックスとに基づいて設計された。これにより、全ての従来の電話システムは、3〜3.5kHzの帯域幅を有する。伝送される信号の減衰と周波数との間には関係がある。0.5mmの直径の銅線の場合、広帯域及び高い信号対ノイズ比により、チャネル帯域幅を増大することができる。多くのノイズ源があり、熱ノイズは主要なもののうちの1つである(N=kTB、ここでTはケルビン温度、Bは受信器帯域幅、kはボルツマン定数)。実際には、様々なピックアップが、著しくより強い効果を有する。帯域幅増大は、ケーブル長さ(ネットワーク・ノードの間の距離)を減じるか、ケーブルタイプを変化させる、例えば、より大きな断面のケーブルと交換するか、又は光ファイバケーブルを使用することによって達成される。銅線は、たぶんすぐに光ファイバ導波管と置き換えられるであろう。更新されたノイズ抑制システム(新規の、より効率的なモデム)を使用して、所定の効果を達成することもできる。通常は、漏話の2つのケースが考えられる:
・信号源及び受信器は、ケーブルの同じ側にある(NEXT、near end crosstalk)
・信号源及び受信器は、ケーブルの反対側にある(FRXT、far end crosstalk)。
【0004】
全てのこれらの問題は、技術的解決を要する。既に多くがなされてきたが、他の問題が生じる。現代の超高速通信システムは、新たな問題と、新たなソリューションを生み出す。今日超高速に見えるもの(例えば、6.4GB/s)は、数年で一般的なものになるだろう。2MB/sが信じられない速度として見られていた、2年前のインターネットトランクチャネルの状態を思い出されたい(2006年には、モスクワにおけるRANネットワーク基準チャネルは、既に10GB/sの速度を有する)。われわれは、実際に、誘電分極時間(10-13s−10THz)によって決定される上側伝送速度の理論限界に近づいた。増大するチャネル帯域幅における最近の進歩は、デジタルデータの伝送技術の発展に大きく関係している。この場合、同期化、効率的なコーディング、及び信頼できる伝送の問題を解決することが必要である。パルスがより幅広になると、パルスが運ぶエネルギはより大きくなり、信号対ノイズ比がより改善されるが、限界伝送速度が低くなる。以前は、それぞれのビットに対して、対応するパルス、若しくはコードシーケンススイングが存在した。現在では、スイングは、ゼロのシーケンスがユニットのシーケンスに変化するとき又はその逆のときにのみ生じる。デジタル方法は、アナログ方法よりも多くの利点を有する:高い信頼性。ノイズが入力しきい値よりも低いならば、その効果は感じられず、コードを再び送ることができる。
・情報源への依存がない(音、画像又はデジタルデータ)
・伝送安全性を高めるコーディングの可能性。
【0005】
時間依存。情報が発生されていないときではなく、チャネルが準備されているときに、送信することができる。
【0006】
伝送速度を高めるために、二重レベル圧縮システムが存在し、この場合、第1のレベルにおいてグループコーディング(RLE)が用いられ、第2のレベルにおいて適応性接頭コーディングが用いられる。公知のソリューションにおいて、情報は2つの段階において処理される。第1に、情報はグループコーディングを用いて処理され、次いで、結果的に生じたコードシーケンスは、接頭コーディングを用いて「ポストスクイーズ」される。
【0007】
多くの研究は、主な情報媒体は、生物学的物体内であるか、人と人の間を含む、個々の生物学的物体の間であるかにかかわらず、微妙な物理的フィールド(SPF)のエネルギ情報放射であることを証明した。まさにこの情報伝送プロセスは、エネルギ、スペース、及び時間プロセスである。研究は、外部マクロコスム空間−時間構造が、連続的に再発する衝撃の連続を介して、生物の分子ミクロコスムの化学的連続体に変換させられ、物理的な構造への化学的構造の変換を促進したことを証明した。生物及び無生物は、メンデレーエフ周期系の同じ元素から成る。生物と無生物を区別する場合、本質的なことは、構造の性質であり、しかし、ある場合にだけ、個々の構造がある機能を有する。存在する構造は保存されているが、生命を規定する機能が終わった、生存から死への移行は、生物の場合にのみ可能である。生物の共通の特徴の中では、自己再生する能力である。しかしながら、主な特徴は、それぞれの生存する有機体は、個々の情報管理構造体を有するということである。なぜならば、自己再生は、情報の遺伝的伝達及び発展プログラムなしには、不可能であるからである。
【0008】
発明のこのグループは、以下に基づく。
【0009】
生物学的物体を含む、われわれの周囲の全ての物質及び物体は、ある極めて弱い放射の存在によって特徴付けられる。これらの放射は、自然における情報の波であり、放射する物体(放射源)の特性についての情報を保持している。これらは、微妙な物理的フィールド、SPFとして分類される。SPFエネルギ情報放射の特性は、光学的経路を通過する場合に、反転まで、その位相を変化させる能力である。このような効果を、スペクトルの光学的部分においてのみ観察することができるEMPとは異なり、SPFの場合、その位相を変化させる特性は、それらの周波数パラメータに依存しない。この場合、SPFの放射源に対する、偏光類似性は、エネルギ情報放射が、線形に偏光された振動でもあり、両方の場合に、線形偏光の存在の事実を、同じ分析器を用いて検出することができる。SPFの特徴は、ある条件下で、環境的物体、特に生物学的物体、例えば人体と相互作用する能力である。この相互作用は、中間又は最終情報媒体への、SPF源の特性の情報波伝達のプロセスを実行する場合に、表れる。この場合、SPF源のあらゆる1つの部分の波複製は、物体全体の情報波特性の媒体になる。これは、SPF媒体のあらゆる任意の小さな部分が、元の源と同じ特性を有することを意味する。したがって、平坦な源又はSPF媒体の放射強度は、放射面のサイズ(面積)に依存しない。放射偏光は、光ビームに対して垂直な平面における波強度ベクトルの向きである。偏波器(偏光フィルタ)は、偏光されていない又は部分的に偏光された光を、平面偏光された光に変換するフィルタである。情報を送信するために様々な送信機が使用され、情報を受信するために様々な受信器が使用される。これらは、公知の電話機、テレビ、及びコンピュータである。
【0010】
単一の発明概念によって結合された複数の発明のグループの技術的課題は、特定のエネルギ情報放射の遠隔伝送のための効率的な方法及び装置を提供することである。
【0011】
請求された課題のソリューションを提供する技術的結果は、所定の距離にわたってエネルギ情報信号の効率的な伝送を提供する;エネルギ情報放射によって伝送される情報を伝送しかつこの情報を遠隔媒体に提供する技術が単純化される;医療において用いられる場合、作業時間が短縮され、様々な病理学の診断のための及び治療のための見込みのある方向性を決定するための機能的能力が、拡張される。
【0012】
方法の観点における発明の本質は、エネルギ情報信号の伝送のための方法は、第1の中間媒体へこれらの信号を転送し、その後、経済のあらゆる領域において情報を利用するために、受信器の入力部への情報の伝送、及び信号を第2の媒体へ引き渡すことによって受信器の受信側における信号の取出しを行う。
【0013】
特定の実施形態において、生物物体及び無生物物体からのエネルギ情報信号の遠隔伝送のために、元の物体のエネルギ情報信号は、情報波ビームに変換され、2つの偏波器の間に配置された少なくとも1つの結晶を通過させることによってコヒーレント状態にもたらされ、変換された信号は、第1の中間媒体へ記録され、トランシーバに入力され、有線及び無線通信網(ライン)を通じて、電磁波信号とともに伝送され、その後、第2の媒体への、受信された信号の記録、及び、元の物体に特有のエネルギ情報信号の読取りを行う。
【0014】
特定の実施形態において、変換された信号は、エネルギ情報信号によって標準的なトランシーバ機器の放射を変調/復調することによって、第1の中間媒体に記録される。
【0015】
特定の実施形態において、元の物体に特有のエネルギ情報信号は、BRT又はVRTグループの生物物理的機器によって第2の媒体から読み取られる。
【0016】
特定の実施形態において、以下のグループの材料が、元の物体として使用される:ガラス上の組織標本、全血、血漿、又は以下のグループの生物学的流体:尿、唾液、精液、涙、汗、皮膚プリント及び/又はグロス標本片、又はあらゆる材料におけるそのインプリント。
【0017】
特定の実施形態において、有線及び無線通信網(ライン)においてエネルギ情報信号を伝送するために、以下のグループの標準的なトランシーバ機器が使用される:無線電話機、コンピュータ、銅線及び/又はガラス繊維通信線を含むケーブル通信線。
【0018】
特定の実施形態において、エネルギ情報信号は、インターネットにおいて伝送される。
【0019】
特定の実施形態において、光学ディスク(CD)が中間媒体として使用される。
【0020】
方法の特定の実施形態において、無生物物体からの信号のエネルギ情報は、信号を、中間媒体、例えば光学ディスク(CD)に転送することによって伝送され、その後、標準的な装置、例えば、コンピュータ、無線電話機、又は電話通信ノードの入力部に情報を伝送し、経済のあらゆる領域においてさらに使用するために、信号を第2の(最終的な)媒体に転送することによって、受信側において信号を取り出す。
【0021】
装置の観点における発明の本質は、エネルギ情報信号の変換器が、2つの偏波器の間に配置された少なくとも1つの結晶を有し、偏波器のうちの一方が、エネルギ情報信号源の側に配置されており、他方が、変換された信号によって物体に作用する側に配置されている。
【0022】
装置の特定の実施形態において、2つの交差した(及び/又は平行な)偏波器の間に、少なくとも1つの結晶が配置されている。
【0023】
装置の特定の実施形態において、コンバータは、一方の偏波器の下方に配置された超弱エネルギ情報信号源である、物体のためのプラットフォームと、他方の偏波器の情報に配置された中間媒体のための容器とを有する。
【0024】
装置の特定の実施形態において、容器は、BRT又はVRTグループからの生物物理的機器の回路に接続するためのケーブルを有する。
【0025】
装置の特定の実施形態において、コンバータは、以下のグループの少なくとも1つの結晶を含む:水晶、氷州石、及び液晶。
【0026】
装置の特定の実施形態において、一方の偏波器は固定されており、他方の偏波器は、回動しかつ90゜までの回動角度の読取りを行うように取り付けられている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】コンバータの実施形態の例を示している。
【図2】コンバータの概略的な三次元図(不等角投影図)を示している。
【0028】
図1における部品は、信号方向に沿って底部から上方へ順次に分離されている。変換器は、接点1と、超弱エネルギ情報信号によって作用される物体のためのケーシング(容器)2と、上部ベース3と、第1の支柱4と、フィルムホルダ5と、上部偏光フィルム(偏波器)6と、石英プレート7と、石英ホルダ8(6つの片)と、第2のフィルムホルダ9と、第2の支柱10と、調節ドッグ11と、下部偏光フィルム(偏波器)12と、フィルムホルダ12の下部リング13と、下部ベース14と、第3の支柱15と、ショックアブソーバ16(4つの片)と、エネルギ情報信号源のためのプラットフォーム(図示せず)とを有している。
【0029】
接点1は、コンバータがこの機器とともに作動する場合にケーブルによってVRT(vegetative resonance resting)のための機器に接続するように設計されている。物質(ホメオパシー粗粒子、アルコール、水等)を備える容器が、ケーシング2に挿入されている。プラットフォームにおける下部ベース14の穴に配置された元の準備からの(偏波器及び結晶の系によって)増幅及び変換された情報は、物質に"記録"される。上部ベース3は、ケーシング2に取り付けられるように設計されている。上部、中間、及び下部の支柱4,10,15は、装置構造を固定し、結晶7と、偏波器6及び12との間の設計間隙を保証する。石英ホルダ8(6つの片)は、円形の穴を有しており、これらの穴に、石英プレート7が配置されている。それぞれの石英プレート7は、個々のホルダ8に固定されている。下部偏光フィルム12は、ドッグ11とともに回動する能力を備えて取り付けられた下部ホルダリング13に固定されている。調節ドッグ11は、接点1における最大信号が達成されるまで、偏波器12の回動を保証する。偏波器6及び12は、互いに平行でなければならず、水平から鉛直まで、あらゆる平面に配置することができる。この場合、フィルムホルダ(偏波器)12の下部リング13は、水平面又は別の平面において円に沿って移動する第1の(下部)偏波器12を支持するために必要とされる。下部ベース14の中央に、円形の穴が設けられており、この穴に、元の物質(準備)を備えたプラットフォーム(カップ)、エネルギ情報信号源、が配置されている。ショックアブソーバ16(4つの脚)は、外部振動及びその他の機械的効果から保護する。
【0030】
レンズ、交差された偏波器及び/又は増幅器−変換器結晶を通過して、エネルギ情報信号は、生物又は無生物材料から送られてくる情報信号を増幅する。無生物物体及び生物物体から送られてくる信号は、収束(コヒーレンス)、偏光及び増幅の特性をも有する。得られた結果によって判断して、可視範囲における規則的な光のように、二重凸レンズ介した及び偏波器及び結晶を介した収束により増幅されかつコヒーレント状態にすることができる。前記偏波器及び結晶において、不要なバックグラウンド負荷情報が"クリップ"される。
【0031】
生物学的物体から取り出された情報フィールドは、磁気誘導器又は別の慣用の方法を用いて第1の媒体に記録される。第2の媒体は、偏波器のためのプラットフォームに取り付けられている。信号は変換器(同等の文書用語−増幅器)を通過し、テイクオフ装置に到達し、ケーブル及びDT(ドラッグ試験)コネクタを介して、VRTのための装置へ伝送される。
【0032】
方法を実現する場合、これらのエネルギ情報信号は、第1の中間媒体へ移転され、その後、受信器の入力部へ情報信号の伝送し、情報を経済のあらゆる領域において使用するために、信号を第2の中間(最終)媒体へ転送することによって受信器の受信側において信号を取り出す。生物及び無生物物体からのエネルギ情報信号の遠隔伝送のために、元の物体のエネルギ情報信号は、情報波ビームに変換され、2つの偏波器の間に配置された少なくとも1つの結晶を通過させることによってコヒーレント状態にもたらされ、変換された信号は第1の中間媒体に記録され、トランシーバに入力され、有線及び無線通信網(ライン)を通じて電磁波信号とともに第2の媒体へ伝送され、元の物体に特有のエネルギ情報信号を読み取る。変換された信号は、エネルギ情報信号によって標準的なトランシーバ機器の放射を変調/復調させることによって、第1の中間媒体に記録される。元の物体に特有のエネルギ情報信号は、BRT又はVRTグループから生物物理学的機器を用いて第2の媒体から読み取られる。以下のグループの材料が、元の物体として使用される:ガラス上の組織標本、全血、血漿、又は以下のグループの生物学的流体:尿、唾液、精液、涙、汗、皮膚プリント及び/又はグロス試験片、又はあらゆる材料におけるそのインプリント。エネルギ情報信号を有線及び無線通信網(ライン)において伝送するために、以下のグループの標準的なトランシーバ機器を利用する:無線電話機、コンピュータ、銅線及び/又はガラス繊維通信線を含むケーブル通信線。エネルギ情報信号は、例えばインターネットを通じて伝送され、光学ディスク(CD)が中間媒体として使用される。つまり、発明の好適な実施形態において、無生物物体からのエネルギ情報信号は、これらの信号を、中間媒体、例えば光学ディスク(CD)に移転させることによって伝送され、その後、標準的な装置、例えば、コンピュータ、無線電話機、電話通信ノードの入力部へ情報を伝送し、経済のあらゆる領域において使用するために、最終的な媒体に移転させることによって、受信側において信号を取り出す。
【0033】
請求項に記載の方法の産業上の用途は、例によって確認される。これらの例において、情報フィールドを、生物学的流体(尿、唾液)の形態の媒体から取り出すか又は組織学的分析のために使用されるスライドガラスから取り出し、信号を変換し、信号を遠隔でVRTのための装置へ伝送することによって、診断が実現された(以下"転送試験"という)。転送試験の結果は、患者の多面的な長期の研究によって得られかつ医療記録に列挙された医学的研究の結果と比較された。研究は、2009年8月から10月まで行われた。
【0034】
例1
男性、58歳
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた
転送試験結果
脂肪肝、高血圧の傾向がある、コレステロールが高い
腺腫様前立腺肥大
腰椎
医学的診断(医療記録抜書き):
1.卒中
2.梗塞
3.痛風
4.高血圧、第2度
5.ジスクラトリ高血圧及び卒中後脳症、第2度
6.慢性胆石。緩解段階における結石胆嚢炎
7.肝臓におけるびまん性変化のエコーサイン、慢性尿素因、左の腎臓における嚢腫。
【0035】
例2
女性、54歳
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた
転送試験結果
慢性付属器炎、ファロピウス管、子宮傍結合組織、腹部及び小骨盤癒着、筋腫、ヘルペス2、精神−栄養ストレス
ストレス負荷、第5度、内分泌疾患、尿塩
緩解段階におけるリューマチ、溶血性連鎖球菌、腰椎
医学的診断(医療記録抜書き)
1.結節性甲状腺腫
2.代謝疾患
3.変形性膝関節症
4.慢性胆嚢炎、慢性続発性膵臓炎
5.中等心筋変化
6.切除された子宮筋腫
7.変性異栄養性変化腰仙椎、シュモール小結節、正中傍ヘルニア
8.ヘルペス。
【0036】
例3
匿名の患者
試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の存在。医学的診断−低グレード分化腺癌。
【0037】
例3
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−健康な組織。
【0038】
例4
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−慢性大腸炎。
【0039】
例5
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−肉芽組織。
【0040】
例6
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−結締組織。
【0041】
例7
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−卵巣癌。
【0042】
例8
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−腎癌。
【0043】
例9
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の存在。医学的診断−低グレード分化腺癌。
【0044】
例10
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の存在。医学的診断−肝癌。
【0045】
例11
匿名の患者。試験は癌のために行われた。情報はスライドガラスから読み取られた。
転送試験結果−癌の存在。医学的診断−腎癌。
【0046】
例12
女性、58歳。試験は癌のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−癌の不在。
【0047】
例13
女性、54歳。試験は癌のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−癌の不在。
【0048】
例14
女性、64歳。試験は癌のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−癌の不在。
【0049】
例15
男性、54歳。試験は癌のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−癌の存在。医学的診断−癌の存在。
【0050】
例16
男性、54歳。試験は癌のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−癌の不在。医学的診断−癌の存在。
【0051】
例17
男性、76歳。試験は胃潰瘍のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−胃潰瘍の不在。医学的診断−胃潰瘍の不在。
【0052】
例18
女性、23歳。試験は胃潰瘍のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−胃潰瘍の存在。医学的診断−胃潰瘍の存在。
【0053】
例19
女性、24歳。試験は胃潰瘍のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−胃潰瘍の不在。医学的診断−胃潰瘍の存在。
【0054】
例20
女性、50歳。試験は胃潰瘍のために行われた。
情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−胃潰瘍の不在。医学的診断−胃潰瘍の不在。
【0055】
例21
男性、33歳。試験は胃潰瘍のために行われた。
情報は生物学的液体(血液)から読み取られた。
転送試験結果−胃潰瘍の存在。医学的診断−胃潰瘍の存在。
【0056】
例22
男性、26歳。試験は肝炎のために行われた。情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−肝炎の存在。医学的診断−肝炎の存在。
【0057】
例23
男性、34歳。試験は肝炎のために行われた。情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−肝炎の存在。医学的診断−肝炎の存在。
【0058】
例24
女性、54歳。試験は肝炎のために行われた。情報は生物学的液体(唾液)から読み取られた。
転送試験結果−肝炎の存在。医学的診断−肝炎の存在。
【0059】
例25
女性、48歳。試験は肝炎のために行われた。情報は生物学的液体(尿)から読み取られた。
転送試験結果−肝炎の存在。医学的診断−肝炎の存在。
【0060】
つまり、上記試験の結果は、可能な限り短い時間で、遠隔で行われる診断の高い精度を確認する。これにより、存在の事実、及び元の物体からのエネルギ情報信号の伝送、受信及び読取りの可能性は、確立されかつ確認された。つまり、特定のエネルギ情報放射の遠隔伝送のための効率的な方法及び装置が開発された。
【0061】
ここでは、所定の距離にわたるエネルギ情報信号の効率的な伝送が提供され、エネルギ情報放射によって伝送される情報を伝送し、この情報を遠隔媒体に適用する技術は、単純化されている。医療において用いられる場合、作業時間は短縮され、様々な病理学の診断、及び治療のための見込みのある方向性を決定するための、機能的能力は拡大される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エネルギ情報信号の伝送のための方法において、該方法は、経済のあらゆる領域において信号を使用するために、第1の中間媒体へこれらの信号を転送し、その後、受信器の入力部へ情報を伝送し、信号を第2の媒体へ転送することによって受信器の受信側において信号を取り出すことを特徴とする、エネルギ情報信号の伝送のための方法。
【請求項2】
生物物体及び無生物物体からのエネルギ情報信号の遠隔伝送のために、元の物体のエネルギ情報信号が、情報波ビームに変換され、該情報波ビームを、2つの偏波器の間に配置された少なくとも1つの結晶を通過させることによってコヒーレント状態にもたらされ、変換された信号が、第1の中間媒体に記録され、トランシーバに入力され、かつ有線及び無線通信網(ライン)において電磁波信号とともに伝送され、その後の受信された信号の第2の媒体への記録、及び元の物体に特定のエネルギ情報信号の前記第2の媒体からの読み取りを行う、請求項1記載の方法。
【請求項3】
変換された信号が、エネルギ情報信号によって、標準的なトランシーバ機器の放射を変調/復調させることによって、第1の中間媒体に記録される、請求項2記載の方法。
【請求項4】
元の物体に特定のエネルギ情報信号が、BRT又はVRTグループの生物物理的機器によって、第2の媒体から読み取られる、請求項2記載の方法。
【請求項5】
以下のグループ、すなわちガラス上の組織標本、全血、血漿のうちの材料、又は以下のグループ、すなわち尿、唾液、精液、涙、汗のうちの生物学的流体、皮膚プリント及び/又はグロス標本片、又はあらゆる材料におけるグロス標本片のインプリントが、元の物体として使用される、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項6】
有線及び無線通信網(ライン)においてエネルギ情報信号を伝送するために、以下のグループ、すなわち無線電話機、コンピュータ、銅線及び/又はガラス繊維通信線を含むケーブル通信線のうちの標準的なトランシーバ機器を使用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項7】
エネルギ情報信号をインターネット上で伝送する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項8】
中間媒体として光学ディスク(CD)を使用する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項9】
無生物物体からの信号のエネルギ情報を、中間媒体、例えば光学ディスク(CD)に信号を転送することによって伝送し、その後、標準的な装置、例えばコンピュータ、無線電話機、又は電話通信ノードの入力部への信号の伝送を行い、経済のあらゆる領域におけるさらなる使用のために第2の媒体に転送することによって受信側において信号を取り出す、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項10】
2つの偏波器の間に少なくとも1つの結晶が配置されており、前記偏波器のうちの一方が、エネルギ情報信号源の側に配置されており、他方が、変換された信号によって物体に作用する側に配置されていることを特徴とする、エネルギ情報信号のコンバータ。
【請求項11】
2つの交差した(及び/又は平行な)偏波器の間に少なくとも1つの結晶が配置されている、請求項10記載の変換器。
【請求項12】
一方の変換器の下方に配置された超弱エネルギ情報信号源である物体のためのプラットフォームと、他方の偏波器の上方に配置された中間媒体のための容器とを有する、請求項11記載の変換器。
【請求項13】
容器が、BRT又はVRTグループのうちの生物物理学的機器の回路への接続のためのケーブルを有する、請求項11記載の変換器。
【請求項14】
以下のグループ、水晶、氷州石、液晶のうちの少なくとも1つの結晶を有する、請求項10から13までのいずれか1項記載の変換器。
【請求項15】
一方の変換器が固定されており、他方の変換器が、90°までの回動角度の回動及び読み取りの能力を備えて取り付けられている、請求項10から13までのいずれか1項記載の変換器。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−511325(P2013−511325A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539843(P2012−539843)
【出願日】平成21年11月20日(2009.11.20)
【国際出願番号】PCT/RU2009/000638
【国際公開番号】WO2011/062518
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(512132480)エトリー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ETORY LTD
【住所又は居所原語表記】Office 14, First Floor, Trinity House, Victoria, Mahe, Republic of Seychelles
【Fターム(参考)】