説明

生産体系作成システムおよび生産体系作成方法

【課題】各種複数の生産要素や代替生産要素を上位から下位に向かって自由に組み合わせることで物品の生産体系を作成することができる生産体系作成システムを提供する。
【解決手段】この生産体系作成システム10においてコンピュータ15は、生産体系の作成に必要な各種複数の2項関係および3項関係を構成マスタ18や代替マスタ19から抽出し、統合した関係に従って、各種別マスタ17から抽出した生産要素や代替生産要素をその上位から下位に向かって一連につなげることで多種多様な生産体系を作成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上位から下位に向かって複数に分岐する各種の生産要素の組み合わせから物品の生産体系を作成する生産体系作成システムおよび生産体系作成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
機械装置を構成する各種複数の部品をツリー構造に展開することで、機械装置の構成表を作成する生産管理システムがある(特許文献1参照)。このシステムは、機械装置のデータ番号を000とし、その直近下位に連なる第1部品の第1部品番号を100,200,300・・・とするとともに、第1部品番号100の直近下位に連なる第2部品の第2部品番号を110,120,130・・・とし、第2部品番号110の直近下位に連なる第3部品の第3部品番号を111,112,113・・・とする。なお、第1部品番号200に連なる第2部品番号は、210,220,230・・・であり、第1部品番号300に連なる第2部品番号は、310,320,330・・・である。また、第2部品番号210に連なる第3部品番号は、211,212,213・・・であり、第2部品番号310に連なる第3部品番号は、311,312,313・・・である。このシステムは、機械装置のデータ番号に第1部品番号をつなげ、第1部品番号に第2部品番号をつなげるとともに、第2部品番号に第3部品番号をつなげることで、機械装置を形成する複数の部品をツリー構造として展開することができる。
【特許文献1】特開2004−62526号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記公報に開示の生産管理システムでは、機械装置の構成部品を部品番号で管理しており、部品番号によって特定された第1〜第3部品が番号順に並ぶから、第1部品の直近下位に特定の第2部品が連なり、その第2部品の直近下位に特定の第3部品が連なることになる。したがって、このシステムでは、ツリー状に並ぶ第1〜第3部品が一義的に定義され、第1部品の下位に異なる種類の部品を配置することや第2部品の下位に異なる種類の部品を配置することができないのみならず、部品以外の生産要素を組み入れることができず、異なる種類の生産要素を自由に組み合わせた構成表を作成することができない。また、このシステムでは、それら第1〜第3部品を他の異なる部品に置き換えるための手段がなく、構成表を形成する部品を他の部品に替えることができない。ゆえに、構成表を形成する部品が事後に使用不能や購入不能、生産中止等になると、その部品を他の部品に置き換えて構成表を作成することができず、構成表をはじめから作り直さなければならないから、業務効率が著しく低下する。
【0004】
本発明の目的は、異なる種類の複数の生産要素を上位から下位に向かって自由に組み合わせることで各種物品の生産体系を作成することができる生産体系作成システムおよび生産体系作成方法を提供することにある。本発明の他の目的は、生産要素を他の生産要素に置き換えて生産体系を作成することができる生産体系作成システムおよび生産体系作成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための本発明の前提は、上位から下位に向かって複数に分岐する各種の生産要素の組み合わせから物品の生産体系を作成する生産体系作成システムである。
【0006】
前記前提における本発明の特徴としては、生産要素どうしが、任意の第1生産要素と該第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素との上下の2項関係によって連繋するとともに、第1および第2生産要素と該第2生産要素の直近下位に連なる第3生産要素との上下の3項関係によって連繋し、システムが、各種複数の生産要素を格納した種別マスタと、各種複数の2項関係および各種複数の3項関係を格納した構成マスタと、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素を格納した代替マスタとを備え、システムは、生産体系の作成に必要な各種複数の3項関係を構成マスタから抽出するとともに、抽出した3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を種別マスタから抽出し、構成マスタから抽出したそれら3項関係を統合し、統合した3項関係に従って、種別マスタから抽出したそれら生産要素をその上位から下位に向かって一連につなげることで生産体系を作成する第1生産体系作成手段と、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な代替生産要素を代替マスタから抽出し、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを代替生産要素に変更する生産要素代替手段と、生産要素代替手段によって第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが代替生産要素に変更された後、その代替生産要素を含む3項関係を加えて構成マスタと代替マスタとから抽出したそれら3項関係を再び統合し、再統合した3項関係に従って生産体系を再び作成する第2生産体系作成手段とを有することにある。
【0007】
本発明の一例として、生産体系作成システムでは、種別マスタが複数の第1〜第n種別マスタに区分され、生産要素の種類と代替生産要素の種類とを特定する第1〜第n種別番号がそれら生産要素に個別に設定され、生産要素と代替生産要素とが第1〜第n種別番号に基づいて第1〜第n種別マスタに格納され、2項関係を形成する第1および第2生産要素の種別番号と3項関係を形成する第1〜第3生産要素の種別番号とが関係マスタに格納され、代替生産要素の種別番号が代替マスタに格納され、第1生産体系作成手段では、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を第1〜第n種別番号に基づいて第1〜第n種別マスタから抽出し、構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、それら3項関係を形成する生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合し、第2生産体系作成手段では、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素および代替生産要素を第1〜第n種別番号に基づいて第1〜第n種別マスタから抽出し、構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n種別番号を参照し、それら3項関係を形成する生産要素および代替生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合する。
【0008】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である。
【0009】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である。
【0010】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である。
【0011】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である。
【0012】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である。
【0013】
本発明の他の一例として、生産要素代替手段では、第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である。
【0014】
本発明の他の一例として、生産体系作成システムでは、生産要素および代替生産要素を部門別に分類するための第1〜第n部門別番号がそれら生産要素に個別に設定され、第1および第2生産体系生成手段によって生成された生産体系のうち、各部門毎に必要な生産要素および代替生産要素のみから作られた部門別の生産体系を出力する部門別生産体系出力手段を実行し、部門別生産体系出力手段では、構成マスタから抽出した第1〜第3生産要素に対応する各種複数の生産要素の第1〜第n部門別番号を参照しつつ、代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n部門別番号を参照し、同一の部門別番号に対応する生産要素および代替生産要素のみから作られた生産体系を出力する。
【0015】
前記課題を解決するための本発明の第2は、各種複数の生産要素を格納した種別マスタと、任意の第1生産要素と該第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素との上下の2項関係によって連繋する生産要素どうしの各種複数の2項関係を格納し、第1および第2生産要素と該第2生産要素の直近下位に連なる第3生産要素との上下の3項関係によって連繋する生産要素どうし各種複数の3項関係を格納した構成マスタと、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素を格納した代替マスタとを含み、生産体系の作成に必要な各種複数の3項関係を構成マスタから抽出するとともに、抽出した3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を種別マスタから抽出し、構成マスタから抽出したそれら3項関係を統合し、統合した3項関係に従って、種別マスタから抽出したそれら生産要素をその上位から下位に向かって一連につなげることで生産体系を作成する第1生産体系作成プロセスと、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な代替生産要素を代替マスタから抽出し、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを代替生産要素に変更する生産要素変更プロセスと、生産要素変更プロセスによって第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが代替生産要素に変更された後、その代替生産要素を含む3項関係を加えて構成マスタと代替マスタとから抽出したそれら3項関係を再び統合し、統合した3項関係に従って生産体系を再び生成する第2生産体系生成プロセスとを実行する生産体系作成方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明にかかる生産体系作成システムおよび生産体系作成方法によれば、構成マスタから抽出した各種複数の3項関係を統合し、統合した3項関係に従って、種別マスタから抽出した各種複数の生産要素を上位から下位に向かって一連につなげることで各物品に対応する生産体系を作成するから、第1〜第3生産要素から形成された3項関係を利用することで、異なる種類の生産要素を自由に組み合わせた多種多様な生産体系を作ることができる。生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、所定の組織を構成する複数の部門全体で種別マスタと構成マスタとを共有することが可能であり、各部門が共用可能な生産体系を作ることができ、構成マスタと種別マスタとによって生産体系を組織全体として一元的に管理することができる。ゆえに、各部門が独自に生産体系を作る必要はなく、異なる膨大な数の生産体系を各部門が個別に作成管理することによる無駄な時間と労力とを省くことができる。生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な代替生産要素を代替マスタから抽出し、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを代替生産要素に変更することができるから、生産要素が事後に使用不能や購入不能、生産中止等の不測の事態になったとしても、その生産要素を代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが代替生産要素に変更されると、その代替生産要素を含むあらたな3項関係を加えて構成マスタと代替マスタとから抽出したそれら3項関係を再び統合し、統合した3項関係に従って生産体系を再び作成するから、代替生産要素を含む多種多様な生産体系を自由に作成することができる。
【0017】
同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合する生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、互いに関連する生産要素どうしを確実に結合させることができ、3項関係を利用して異なる種類の複数の生産要素および代替生産要素を自由に組み合わせた多種多様な生産体系を作成することができる。生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、生産要素および代替生産要素がそれらに設定された第1〜第n種別番号によって第1〜第n種別マスタに振り分けられ、それら種別マスタに格納されるから、第1〜第n種別マスタによって各部門が共用可能な生産要素および代替生産要素をその種類毎にまとめて一元的に管理することができ、それら生産要素を各部門が個別に管理することによる時間と労力とを省くことができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、各部門が構成マスタや代替マスタ、第1〜第n種別マスタを共有しつつ、第1〜第n種別マスタに格納された生産要素および代替生産要素から各部門が共用可能な生産体系を作ることができ、構成マスタや代替マスタ、第1〜第n種別マスタによって生産体系を一元的に管理することができる。
【0018】
第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、1つの生産要素を上下2つの代替生産要素に変更することで、1つの生産要素を2項関係によって連繋する代替生産要素に替えることができ、2項関係によって連繋する代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等になったとしても、その生産要素を2項関係によって連繋する代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0019】
第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、1つの生産要素を上下3つの代替生産要素に変更することで、1つの生産要素を3項関係によって連繋する代替生産要素に替えることができ、3項関係によって連繋する代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等になったとしても、その生産要素を3項関係によって連繋する代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0020】
第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを1つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、上下2つの生産要素を1つの代替生産要素に変更することで、2項関係によって連繋する生産要素を1つの代替生産要素に替えることができ、1つの代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、2項関係によって連繋する生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等になったとしても、それら生産要素を代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0021】
第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを1つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、上下3つの生産要素を1つの代替生産要素に変換することで、3項関係によって連繋する生産要素を1つの代替生産要素に替えることができ、1つの代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、3項関係によって連繋する生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等になったとしても、それら生産要素を代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0022】
第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、上下3つの生産要素を上下2つの代替生産要素に変換することで、3項関係によって連繋する生産要素を2項関係によって連繋する代替生産要素に替えることができ、2項関係によって連繋する代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、3項関係によって連繋する生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等の事態になったとしても、それら生産要素を2項関係によって連繋する代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0023】
第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能な生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、上下2つの生産要素を上下3つの代替生産要素に変換することで、2項関係によって連繋する生産要素を3項関係によって連繋する代替生産要素に替えることができ、3項関係によって連繋する代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、2項関係によって連繋する生産要素が使用不能や購入不能、生産中止等になったとしても、それら生産要素を3項関係によって連繋する代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0024】
生産要素に個別に設定された第1〜第n部門別番号に基づいて部門毎に必要な生産要素および代替生産要素のみから形成された部門別の生産体系を出力する生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、各部門に表示が必要な生産要素および代替生産要素のみを含む生産体系を出力するから、生産体系から各部門に表示が不必要な生産要素および代替生産要素を除くことができ、部門毎に利用価値が高くかつ使い勝手のよい生産体系をその部門にリアルタイムに提供することができる。この生産体系作成システムおよび生産体系作成方法は、各部門がそれに必要な生産要素および代替生産要素のみから作られた生産体系を利用することができ、各部門の業務効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
添付の図面を参照し、本発明に係る生産体系作成システムおよび生産体系作成方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示す生産体系作成システム10の概略構成図である。図1は、作成された全体生産体系のみならず、設計部門11や製造部門12、購買部門13、物流部門14の各部門に必要な生産要素のみから形成された部門別の生産体系を図示している。なお、部門を図示のそれらに限定するものではなく、官庁や会社等の組織を構成する部門(人事部門、経理部門、販売部門、営業部門、総務部門等)の全てが含まれる。生産体系作成システム10は、コンピュータ15と、コンピュータ15にインターフェイス(有線または無線)を介して接続された統合管理データベース16とから形成されている。各部門11,12,13,14には、図示はしていないが、コンピュータ15にインターフェイスを介して接続された端末装置(コンピュータ)が設置されている。
【0026】
生産要素や代替生産要素は、物品の製造に必要不可欠な各技術情報(技術エレメント)であり、この実施の形態では、生産要素や代替生産要素として店舗,倉庫,製品,検査工程,組立工程,加工工程,検査基準書,検査具,組立図,内作部品,購入部品,ライン,治工具,設計,加工,在庫品を例示している(図1,図12,図15参照)。ただし、図示の生産要素や代替生産要素は一例であり、生産要素をそれらに限定するものではない。生産要素や代替生産要素には、物品の技術情報となる全てのそれらが含まれる。製品や部品,在庫品は、物品の部材要素である品目(種目)に属し、検査基準書や組立図,設計は、物品の設計要素である成果物(種目)に属し、検査工程や組立工程,加工工程,加工,組立は、物品の工程要素である工程(種目)に属する。検査具やライン,治工具は、物品の資源要素である資源(種目)に属し、店舗や倉庫は、場所要素である拠点(種目)に属する。なお、物品には、完成品のみならず、半完成品も含まれる。
【0027】
生産要素や代替生産要素には、各種目に対応してそれら生産要素の種類を特定する種別番号(第1〜第n種別番号)が個別に設定される。品目に属する各部材要素には第1種別番号が設定され、成果物に属する各設計要素には第2種別番号が設定され、工程に属する各工程要素には第3種別番号が設定される。資源に属する各資源要素には第4種別番号が設定され、拠点に属する拠点要素には第5種別番号が設定される。なお、生産要素や代替生産要素が属する種目を品目や工程、成果物、資源、拠点に限定するものではない。生産要素や代替生産要素が属する種目には物品を製造するために必要な他の全てのそれが含まれ、他の種目にはそれを特定する第6〜第n種別番号が設定される。
【0028】
生産要素や代替生産要素には、それら生産要素を部門別に分類するための部門別番号(第1〜第n部門別番号)が個別に設定される。この実施形態では、設計部門11の部門別番号を第1番とし、製造部門12の部門別番号を第2番とするとともに、購買部門13の部門別番号を第3番とし、物流部門14の部門別番号を第4番としている。それら生産要素や代替生産要素は、任意の第1生産要素と該第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素との上下の2項関係によって連繋し、さらに、第1および第2生産要素と該第2生産要素の直近下位に連なる第3生産要素との上下の3項関係によって連繋する。
【0029】
コンピュータ15は、中央処理装置(CPUまたはMPU)と記憶装置(メモリ)とを有し、大容量ハードディスク(メモリ)を内蔵している。コンピュータ15には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。なお、各部門に設置された端末装置にもキーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置が接続されている。記憶装置の内部アドレスファイルには、このシステムの各手段を実行するための生産体系作成プログラムが格納されている。生産体系作成プログラムは、それを記憶したCD−ROM等の光ディスク(記憶媒体)からコンピュータ15の記憶装置にインストールされる。なお、記憶媒体には、光ディスクの他に半導体メモリや磁気ディスクを使用することもできる。
【0030】
コンピュータ15に生産体系作成プログラムがインストールされると、コンピュータ15の記憶装置またはコンピュータ15に内蔵されたハードディスクには、品目や成果物、工程、拠点等の種目のひな型、それら種目に属する各種複数の生産要素および代替生産要素のひな型、それら種目に対応する種別番号、部門のひな型とともに各部門を示す部門別番号が格納される。さらに、コンピュータ15に内蔵されたハードディスクには、統合管理データベース16(後記する第1〜第5種別マスタ17、構成マスタ18、代替マスタ19)となるデータベースファイルが作成される。コンピュータ15は、必要なデータを記憶装置や統合管理データベース16から抽出し、必要に応じてデータを記憶装置や統合管理データベース16に格納する。
【0031】
なお、このシステム10では、既存の種目や生産要素、代替生産要素の他に、新種目や新生産要素、新代替生産要素、新部門を自由に設定することができ、それら新生産要素や新代替生産要素を使用して生産体系を作ることもできる。新種目や新生産要素、新代替生産要素、新部門は、入力装置からコンピュータ15に入力し、記憶装置やハードディスクに格納する。システム10では、既存の種目や生産要素、代替生産要素、部門を記憶装置やハードディスクから削除することもでき、あらたに作成した新種目や新生産要素、新代替生産要素、新部門を記憶装置やハードディスクから削除することもできる。
【0032】
コンピュータ15の中央処理装置は、記憶装置の内部アドレスファイルに格納された生産体系作成プログラムを起動し、プログラムに従って、各種複数の2項関係を統合する2項関係統合手段、各種複数の3項関係を統合する3項関係統合手段、各種複数の2項関係と3項関係とを統合する2項3項関係統合手段を実行する。中央処理装置は、統合した関係に基づいて各物品に対応する生産体系をリアルタイムに作成する第1生産体系生成手段、第1生産体系生成手段によって作成した生産体系をその記憶装置またはハードディスクに格納する第1生産体系格納手段、第1生産体系生成手段によって作成した生産体系を出力装置を介して出力する第1生産体系出力手段を実行する。
【0033】
コンピュータ15の中央処理装置は、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを代替生産要素に変更する生産要素変更手段、代替生産要素を含む2項関係を加えて各種複数の2項関係を再び統合する2項関係再統合手段、代替生産要素を含む3項関係を加えて各種複数の3項関係を再び統合する3項関係再統合手段、代替生産要素を含む各種複数の2項関係と3項関係とを加えて2項および3項関係を再び統合する2項3項関係再統合手段を実行する。中央処理装置は、再統合した関係に基づいて各物品に対応する生産体系をリアルタイムに作成する第2生産体系生成手段、第2生産体系生成手段によって作成した生産体系をその記憶装置またはハードディスクに格納する第2生産体系格納手段、第2生産体系生成手段によって作成した生産体系を出力装置を介して出力する第2生産体系出力手段を実行する。さらに、第2生産体系生成手段によって作成した生産体系のうち、各部門毎に必要な生産要素のみから作られた部門別の生産体系を出力する第1部門別生産体系出力手段、各部門11,12,13,114毎に必要な生産要素および代替生産要素のみから作られた部門別の生産体系を出力する第2部門別生産体系出力手段を実行する。
【0034】
統合管理データベース16は、生産要素や代替生産要素、2項関係、3項関係等のデータを一元管理する。統合管理データベース16は、生産要素や代替生産要素に関するデータを格納した複数の種別マスタ17(第1〜第n種別マスタ)と、生産要素どうしの2項関係および3項関係を格納した構成マスタ18と、第1から第3生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素どうしの2項関係や3項関係を格納した代替マスタ19とから形成されている。統合管理データベース16は、コンピュータ15からのデータ転送指令に基づいてデータをコンピュータ15に転送し、コンピュータ15からのデータ格納指令に基づいてデータを格納する。
【0035】
種別マスタ17は、第1種別番号に対応する品目マスタ20(第1種別マスタ)と、第2種別番号に対応する成果物マスタ21(第2種別マスタ)と、第3種別番号に対応する工程マスタ22(第3種別マスタ)と、第4種別番号に対応する資源マスタ23(第4種別マスタ)と、第5種別番号に対応する拠点マスタ24(第5種別マスタ)とに区分されている。なお、種別マスタ17をそれらに限定するものではなく、物品の製造に必要不可欠な他の生産要素をその種別毎に区分して格納した第6〜第n種別マスタがハードディスクに設定される場合もある。
【0036】
図2,3は、各種別マスタ17に格納された各種複数の生産要素および代替生産要素の一例を示す図である。所定の物品の技術情報である各種複数の生産要素に関するデータを種別マスタ17に格納する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から品目を選択すると、ディスプレイに生産要素入力エリアとなる品目入力エリア、品目入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される(図示せず)。入力装置を介して品目入力エリアに製品(E),部品(購入品)(δ),内作部品(ζ),在庫品(κ)とそれらの品番(E),(δ),(ζ),(κ)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N,Y1)を入力する。代替可否記号(N)は代替不可を示し、代替可否記号(Y1)は代替可かつ代替元を示す。コンピュータ15は、代替可否記号(N,Y1)が設定された各技術情報(技術エレメント)を通常の生産要素であると判断する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、製品(E),部品(δ),内作部品(ζ),在庫品(κ)が品目に属すると判断し、製品(E),部品(δ),内作部品(ζ),在庫品(κ)に品目データ区分(PC001)(第1種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて製品(E),部品(δ),内作部品(ζ),在庫品(κ)に部門別番号(1,2,3,4)を付ける。
【0037】
コンピュータ15は、製品(E)の品目データ区分(PC001)や製品(E)を特定する品番(E)、製品(E)の部門別番号(1,2,3,4)、製品(E)の代替可否記号(N)を品目マスタ20の主ファイルに格納し、部品(購入品)(δ)の品目データ区分(PC001)や部品(δ)を特定する品番(δ)、部品(δ)の部門別番号(1,2,3)、部品(δ)の代替可否記号(Y1)を品目マスタ20の主ファイルに格納する。コンピュータ15は、内作部品(ζ)の品目データ区分(PC001)や内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、内作部品(ζ)の部門別番号(1,2)、内作部品(ζ)の代替可否記号(Y1)を品目マスタ20の主ファイルに格納し、在庫品(κ)の品目データ区分(PC001)や在庫品(κ)を特定する品番(κ)、在庫品(κ)の部門別番号(1,2)、在庫品(κ)の代替可否記号(Y1)を品目マスタ20の主ファイルに格納する。製品データには、製品(E)の内容(名称、使用説明、耐久年数、金額、納期等)が含まれ、部品データには、部品(購入品)(δ)や内作部品(ζ)、在庫品(κ)の内容(名称、生産地、使用説明、耐久年数、金額、納期等)が含まれる。
【0038】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から成果物を選択すると、ディスプレイに生産要素入力エリアとなる成果物入力エリア、成果物入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して成果物入力エリアに検査基準書(α),組立図(γ)とそれらの品番(α),(γ)種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N,Y1)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査基準書(α),組立図(γ)が成果物に属すると判断し、検査基準書(α),組立図(γ)に成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて検査基準書(α),組立図(γ)に部門別番号(1,2)を付ける。
【0039】
コンピュータ15は、検査基準書(α)の成果物データ区分(PC002)や検査基準書(α)を特定する品番(α)、検査基準書(α)の部門別番号(2)、検査基準書(α)の代替可否記号(Y1)を成果物マスタ21の主ファイルに格納し、組立図(γ)の成果物データ区分(PC002)や組立図(γ)を特定する品番(γ)、組立図(γ)の部門別番号(1,2)、組立図(γ)の代替可否記号(Y1)を成果物マスタ21の主ファイルに格納する。検査基準書データには、検査基準書(α)の内容(基準の詳細、作成部署、検査の図解等)が含まれ、組立図データには、組立図(γ)の内容(図面の詳細、作成部署、使用説明等)が含まれる。
【0040】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から工程を選択すると、ディスプレイに生産要素入力エリアとなる工程入力エリア、工程入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して工程入力エリアに検査工程(内部検査)(a),組立工程(b),加工工程(c),加工(ι)とそれらの品番(a),(b),(c),(ι)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N,Y1)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),加工(ι)が工程に属すると判断し、検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),加工(ι)に工程データ区分(PC003)(第3種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),加工(ι)に部門別番号(1,2)を付ける。
【0041】
コンピュータ15は、検査工程(内部検査)(a)の工程データ区分(PC003)や検査工程(a)を特定する品番(a)、検査工程(a)の部門別番号(2)、検査工程(a)の代替可否記号(Y1)を工程マスタ22の主ファイルに格納し、組立工程(b)の工程データ区分(PC003)や組立工程(b)を特定する品番(b)、組立工程(b)の部門別番号(1,2)、組立工程(b)の代替可否記号(N)を工程マスタ22の主ファイルに格納する。コンピュータは、加工工程(c)の工程データ区分(PC003)や加工工程(c)を特定する品番(c)、加工工程(c)の部門別番号(1,2)、加工工程(c)の代替可否記号(N)を工程マスタ22の主ファイルに格納し、加工(ι)の工程データ区分(PC003)や加工(ι)を特定する品番(ι)、加工(ι)の部門別番号(1,2)、加工(ι)の代替可否記号(Y1)を工程マスタ22の主ファイルに格納する。検査工程データには、検査工程(a)の内容(検査工程の詳細、検査場所、使用説明等)が含まれ、組立工程データには、組立工程(b)の内容(組立工程の詳細、組立場所、使用説明等)が含まれる。加工工程データには、加工工程(c)や加工(ι)の内容(加工工程や加工の詳細、加工場所、使用説明等)が含まれる。
【0042】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から資源を選択すると、ディスプレイに生産要素入力エリアとなる資源入力エリア、資源入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して資源入力エリアに検査具(β),ライン(ε),治工具(η)とそれらの品番(β),(ε),(η)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N,Y1)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査具(β),ライン(ε),治工具(η)が資源に属すると判断し、検査具(β),ライン(ε),治工具(η)に資源データ区分(PC004)(第4種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて検査具(β),ライン(ε),治工具(η)に部門別番号(1,2,3)を付ける。
【0043】
コンピュータ15は、検査具(β)の資源データ区分(PC004)や検査具(β)を特定する品番(β)、検査具(β)の部門別番号(2,3)、検査具(β)の代替可否記号(Y1)を資源マスタ23の主ファイルに格納し、ライン(ε)の資源データ区分(PC004)やライン(ε)を特定する品番(ε)、ライン(ε)の部門別番号(1,2)、ライン(ε)の代替可否記号(N)を資源マスタ23の主ファイルに格納する。コンピュータ15は、治工具(η)の資源データ区分(PC004)や治工具(η)を特定する品番(η)、治工具(η)の部門別番号(1,2,3)、治工具(η)の代替可否記号(N)を資源マスタ23の主ファイルに格納する。検査具データには、検査具(β)の内容(検査具の用途、価格、耐久年数等)が含まれ、ラインデータには、ライン(ε)の内容(ラインの名称、ラインの場所等)が含まれる。治工具データには、治工具(η)の内容(工具の用途、価格、耐久年数等)が含まれる。
【0044】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から拠点を選択すると、ディスプレイに生産要素入力エリアとなる拠点入力エリア、拠点入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して拠点入力エリアに店舗(A),倉庫(B)とそれらの品番(A),(B)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N,Y1)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、店舗(A),倉庫(B)が拠点に属すると判断し、店舗(A),倉庫(B)に拠点データ区分(PC005)(第5種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて店舗(A),倉庫(B)に部門別番号(4)を付ける。
【0045】
コンピュータ15は、店舗(A)の拠点データ区分(PC005)や店舗(A)を特定する品番(A)、店舗(A)の部門別番号(4)、店舗(A)の代替可否記号(N)を拠点マスタ24の主ファイルに格納し、倉庫(B)の拠点データ区分(PC005)や倉庫(B)を特定する品番(B)、倉庫(B)の部門別番号(4)、倉庫(B)の代替可否記号(Y1)を拠点マスタ24の主ファイルに格納する。店舗データには、店舗(A)の内容(店舗の名称、店舗の場所等)が含まれ、倉庫データには、倉庫(B)の内容(倉庫の名称、倉庫の場所等)が含まれる。
【0046】
生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素に関するデータを種別マスタ17に格納する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から品目を選択するとともに、代替を選択すると、ディスプレイに代替生産要素入力エリアとなる代替品目入力エリア、代替品目入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して代替品目入力エリアに内作部品(σ),在庫品(ξ),部品(購入品)(ζ),在庫品(ρ)とそれらの品番(σ),(ξ),(ζ),(ρ)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y2)を入力する。代替可否記号(Y2)は代替先を示す。コンピュータ15は、代替可否記号(Y2)が設定された各技術情報(技術エレメント)を代替生産要素であると判断する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、内作部品(σ),在庫品(ξ),部品(購入品)(ζ),在庫品(ρ)が品目に属すると判断し、内作部品(σ),在庫品(ξ),部品(ζ),在庫品(ρ)に品目データ区分(PC001)(第1種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて内作部品(σ),在庫品(ξ),部品(ζ),在庫品(ρ)に部門別番号(1,2,3)を付ける。
【0047】
コンピュータ15は、内作部品(σ)の品目データ区分(PC001)や内作部品(σ)を特定する品番(σ)、内作部品(σ)の部門別番号(1,2)、内作部品(σ)の代替可否記号(Y2)を品目マスタ20の主ファイルに格納し、在庫品(ξ)の品目データ区分(PC001)や在庫品(ξ)を特定する品番(ξ)、在庫品(ξ)の部門別番号(1,2)、在庫品(ξ)の代替可否記号(Y2)を品目マスタ20の主ファイルに格納する。コンピュータ15は、部品(購入品)(ζ)の品目データ区分(PC001)や部品(ζ)を特定する品番(ζ)、部品(ζ)の部門別番号(1,2,3)、部品(ζ)の代替可否記号(Y2)を品目マスタ20の主ファイルに格納し、在庫品(ρ)の品目データ区分(PC001)や在庫品(ρ)を特定する品番(ρ)、在庫品(ρ)の部門別番号(1,2)、在庫品(ρ)の代替可否記号(Y2)を品目マスタ20の主ファイルに格納する。部品データには、内作部品(σ)や在庫品(ξ),部品(ζ),在庫品(ρ)の内容(名称、生産地、使用説明、耐久年数、金額、納期等)が含まれる。
【0048】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から成果物を選択するとともに、代替を選択すると、ディスプレイに代替生産要素入力エリアとなる代替成果物入力エリア、代替成果物入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して代替成果物入力エリアに検査基準書(λ),組立図(ο),設計(θ)とそれらの品番(λ),(ο),(θ)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y2)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査基準書(λ),組立図(ο),設計(θ)が成果物に属すると判断し、検査基準書(λ),組立図(ο),設計(θ)に成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて検査基準書(λ),組立図(ο),設計(θ)に部門別番号(1,2)を付ける。
【0049】
コンピュータ15は、検査基準書(λ)の成果物データ区分(PC002)や検査基準書(λ)を特定する品番(λ)、検査基準書(λ)の部門別番号(2)、検査基準書(λ)の代替可否記号(Y2)を成果物マスタ21の主ファイルに格納し、組立図(ο)の成果物データ区分(PC002)や組立図(ο)を特定する品番(ο)、組立図(ο)の部門別番号(1,2)、組立図(ο)の代替可否記号(Y2)を成果物マスタ21の主ファイルに格納する。コンピュータ15は、設計(θ)の成果物データ区分(PC002)や設計(θ)を特定する品番(θ)、設計(θ)の部門別番号(2)、設計(θ)の代替可否記号(Y2)を成果物マスタ21の主ファイルに格納する。検査基準書データには、検査基準書(λ)の内容(基準の詳細、作成部署、検査の図解等)が含まれ、組立図データには、組立図(ο)の内容(図面の詳細、作成部署、使用説明等)が含まれる。設計データには、設計(θ)の内容(設計の詳細、作成部署等)が含まれる。
【0050】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から工程を選択するとともに、代替を選択すると、ディスプレイに代替生産要素入力エリアとなる代替工程入力エリア、代替工程入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して代替工程入力エリアに検査工程(外部検査)(d),組立(ν),組立(π)とそれらの品番(d),(ν),(π)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y2)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査工程(外部検査)(d),組立(ν),組立(π)が工程に属すると判断し、検査工程(d),組立(ν),組立(π)に工程データ区分(PC003)(第3種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて検査工程(d),組立(ν),組立(π)に部門別番号(1,2)を付ける。
【0051】
コンピュータ15は、検査工程(外部検査)(d)の工程データ区分(PC003)や検査工程(d)を特定する品番(d)、検査工程(d)の部門別番号(2)、検査工程(d)の代替可否記号(Y2)を工程マスタ22の主ファイルに格納し、組立(ν)の工程データ区分(PC003)や組立(ν)を特定する品番(ν)、組立(ν)の部門別番号(1,2)、組立(ν)の代替可否記号(Y2)を工程マスタ22の主ファイルに格納する。コンピュータ15は、組立(π)の工程データ区分(PC003)や組立(π)を特定する品番(π)、組立(π)の部門別番号(1,2)、組立(π)の代替可否記号(Y2)を工程マスタ22の主ファイルに格納する。検査工程データには、検査工程(d)の内容(検査工程の詳細、検査場所、使用説明等)が含まれ、組立データには、組立(ν)や組立(π)の内容(組立の詳細、組立場所等)が含まれる。
【0052】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から資源を選択するとともに、代替を選択すると、ディスプレイに代替生産要素入力エリアとなる代替資源入力エリア、代替資源入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して代替資源入力エリアに検査具(μ)とそれの品番(μ)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y2)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、検査具(μ)が資源に属すると判断し、検査具(μ)に資源データ区分(PC004)(第4種別番号)を付け、入力された部門区分に基づいて検査具(μ)に部門別番号(2,3)を付ける。コンピュータ15は、検査具(μ)の資源データ区分(PC004)や検査具(μ)を特定する品番(μ)、検査具(μ)の部門別番号(2,3)、検査具(μ)の代替可否記号(Y2)を資源マスタ23の主ファイルに格納する。検査具データには、検査具(μ)の内容(検査具の用途、価格、耐久年数等)が含まれる。
【0053】
コンピュータ15のディスプレイに表示された種別から拠点を選択するとともに、代替を選択すると、ディスプレイに代替生産要素入力エリアとなる代替拠点入力エリア、代替拠点入力エリアに対応する部門別番号入力エリアや代替可否記号入力エリアが表示される。入力装置を介して代替拠点入力エリアに倉庫(C)とそれの品番(C)(種別識別番号)とを入力し、部門別番号入力エリアに部門別番号を入力するとともに、代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y2)を入力する。コンピュータ15は、記憶装置またはハードディスクに格納された種目、生産要素、種別番号を参照し、倉庫(C)が拠点に属すると判断し、倉庫(C)に拠点データ区分(PC005)(第5種別番号)を付け、入力された部門別番号に基づいて倉庫(C)に部門別番号(4)を付ける。コンピュータ15は、倉庫(C)の拠点データ区分(PC005)や倉庫(C)を特定する品番(C)、倉庫(C)の部門別番号(4)、倉庫(C)の代替可否記号(Y2)を拠点マスタ24の主ファイルに格納する。倉庫データには、倉庫(C)の内容(倉庫の名称、倉庫の場所等)が含まれる。
【0054】
図4〜図6は、構成マスタ18に格納された生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図である。図4〜図6に基づいて生産要素どうしの2項関係および3項関係を構成マスタ18に格納する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。構成マスタ18には、製造部門データとしての上下の2項関係(親子関係)および上下の3項関係(親,中間,子関係)と、流通部門データとしての上下の2項関係(親子関係)および上下の3項関係(親,中間,子関係)とが格納される。2項関係において生産要素は、任意の第1生産要素(親生産要素)と第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素(子生産要素)とによって連繋する。2項関係により、第1生産要素から第2生産要素が特定され、第2生産要素から第1生産要素が特定される。3項関係において生産要素は、任意の第1生産要素(親生産要素)と、第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素(中間生産要素)と、第3生産要素の直近下位に連なる第3生産要素(子生産要素)とによって連繋する。3項関係により、第1生産要素から第2生産要素が特定され、第1および第2生産要素から第3生産要素が特定される。ここで、3項関係を2項関係に変換すると、3項関係の第2生産要素(中間生産要素)が2項関係の第2生産要素(子生産要素)になる。換言すると、2項関係の子生産要素が3項関係の中間生産要素になる。
【0055】
構成マスタ18には、店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(内部検査)(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と部品(購入品)(δ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係が格納されている。さらに、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)との3項関係が格納されている。
【0056】
コンピュータ15のディスプレイに表示された項目から関係を選択すると、ディスプレイに2項関係入力エリア(1)〜2項関係入力エリア(n)、3項関係入力エリア(1)〜3項関係入力エリア(n)、部門区分入力エリア、代替可否記号入力エリア、代替元番号入力エリアが表示される。2項関係入力エリア(1)に入力装置を介して店舗(A),倉庫(B)を入力し、2項関係入力エリア(1)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(4)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として店舗(A)を特定する品番(A)、親データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、子品番(第2生産要素)として倉庫(B)を特定する品番(B)、子データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(1)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、2項関係入力エリア(1)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(1−1)を入力する。代替可否記号(N)は代替不可を示し、代替可否記号(Y)は代替可を示す。
【0057】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(1)に入力装置を介して店舗(A),倉庫(B),製品(E)を入力し、3項関係入力エリア(1)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(4)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として店舗(A)を特定する品番(A)、親データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、中間品番(第2生産要素)として倉庫(B)を特定する品番(B)、中間データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、子品番(第3生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(1)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(1)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(1−2)を入力する。それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、店舗(A)と倉庫(B)とが紐付けられ、2項関係に基づいて店舗(A)と倉庫(B)とが連繋するとともに、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)とが紐付けられ、3項関係に基づいて店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)とが連繋する。
【0058】
ここで、店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係を例として2項関係と3項関係との関連を説明すると、以下のとおりである。店舗(A)と倉庫(B)との2項関係のうちの第2生産要素(子生産要素)である倉庫(B)が店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係のうちの第2生産要素(中間生産要素)となる。それにより、店舗(A)と倉庫(B)とのつながりのみならず、倉庫(B)と製品(E)とのつながりが決定し、店舗(A)と倉庫(B)とによって製品(E)が確定する。ゆえに、店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係において、製品(E)以外の生産要素の組み合わせが排除される(図4参照)。なお、以下の2項関係や3項関係においても同様に、2項関係と3項関係とが互いに関連することで、生産要素のつながりが決定する。
【0059】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(2)に入力装置を介して製品(E),検査工程(内部検査)(a)を入力し、2項関係入力エリア(2)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として検査工程(a)を特定する品番(a)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(2)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、2項関係入力エリア(2)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(2−1)を入力する。
【0060】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(2)に入力装置を介して製品(E),検査工程(内部検査)(a),検査基準書(α)を入力し、3項関係入力エリア(2)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として検査工程(a)を特定する品番(a)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として検査基準書(α)を特定する品番(α)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(2)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(2)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(2−2)を入力する。
【0061】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(3)に入力装置を介して製品(E),検査工程(内部検査)(a),検査具(β)を入力し、3項関係入力エリア(3)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として検査工程(a)を特定する品番(a)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として検査具(β)を特定する品番(β)、子データ区分としての資源番号(PC004)(第4種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(3)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(3)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(2−3)を入力する。
【0062】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、製品(E)と検査工程(a)とが紐付けられ、2項関係に基づいて製品(E)と検査工程(a)とが連繋するとともに、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)とが連繋する。さらに、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)とが連繋する。
【0063】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(3)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b)を入力し、2項関係入力エリア(3)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(3)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N)を入力する。
【0064】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(4)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b),組立図(γ)を入力し、3項関係入力エリア(4)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として組立図(γ)を特定する品番(γ)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(4)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(4)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(3−1)を入力する。
【0065】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(5)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b),部品(購入品)(δ)を入力し、3項関係入力エリア(5)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として部品(δ)を特定する品番(δ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(5)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(5)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(4−1),(4−2)を入力する。
【0066】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(6)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b),ライン(ε)を入力し、3項関係入力エリア(6)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)としてライン(ε)を特定する品番(ε)、子データ区分としての資源番号(PC004)(第4種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(5)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N)を入力する。
【0067】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、製品(E)と組立工程(b)とが紐付けられ、2項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)とが連繋するとともに、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)とが連繋する。さらに、製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)とが連繋するとともに、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)とが連繋する。
【0068】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(4)に入力装置を介して組立工程(b),組立図(γ)を入力し、2項関係入力エリア(4)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第2生産要素)として組立図(γ)を特定する品番(γ)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(4)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、2項関係入力エリア(4)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(3−1)を入力する。
【0069】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(7)に入力装置を介して組立工程(b),組立図(γ),設計(θ)を入力し、3項関係入力エリア(7)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立図(γ)を特定する品番(γ)、中間データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)、子品番(第3生産要素)として設計(θ)を特定する品番(θ)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(7)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(7)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(3−1)を入力する。それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、組立工程(b)と組立図(γ)とが紐付けられ、2項関係に基づいて組立工程(b)と組立図(γ)とが連繋するとともに、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)とが連繋する。
【0070】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(5)に入力装置を介して製品(E),加工工程(c)を入力し、2項関係入力エリア(5)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(5)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N)を入力する。
【0071】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(8)に入力装置を介して製品(E),加工工程(c),内作部品(ζ)を入力し、3項関係入力エリア(8)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(8)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(8)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(5−1)を入力する。
【0072】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(9)に入力装置を介して製品(E),加工工程(c),治工具(η)を入力し、3項関係入力エリア(9)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として治工具(η)を特定する品番(η)、子データ区分としての資源番号(PC004)(第4種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(9)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(N)を入力する。
【0073】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、製品(E)と加工工程(c)とが紐付けられ、2項関係に基づいて製品(E)と加工工程(c)とが連繋するとともに、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)とが連繋する。さらに、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)とが連繋する。
【0074】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(6)に入力装置を介して加工工程(c),内作部品(ζ)を入力し、2項関係入力エリア(6)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第2生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(6)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、2項関係入力エリア(6)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(5−1)を入力する。
【0075】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(10)に入力装置を介して加工工程(c),内作部品(ζ),加工(ι)を入力し、3項関係入力エリア(10)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、中間品番(第2生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、中間データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第3生産要素)として加工(ι)を特定する品(ι)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(10)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(10)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(5−1),(5−2)を入力する。
【0076】
ディスプレイに表示された2項関係入力エリア(7)に入力装置を介して内作部品(ζ),加工(ι)を入力し、2項関係入力エリア(7)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として加工(ι)を特定する品番(ι)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、2項関係入力エリア(7)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、2項関係入力エリア(6)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(5−1),(5−2)を入力する。
【0077】
ディスプレイに表示された3項関係入力エリア(11)に入力装置を介して内作部品(ζ),加工(ι),在庫品(κ)を入力し、3項関係入力エリア(10)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として加工(ι)を特定する品番(ι)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として在庫品(κ)を特定する品(κ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、3項関係入力エリア(11)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、3項関係入力エリア(11)に対応する代替元番号入力エリアに代替元番号(5−1),(5−2)を入力する。
【0078】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを構成マスタ18の主ファイルに格納する。構成マスタ18では、加工工程(c)と内作部品(ζ)とが紐付けられ、2項関係に基づいて加工工程(c)と内作部品(ζ)とが連繋するとともに、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)とが紐付けられ、3項関係に基づいて加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)とが連繋する。さらに、内作部品(ζ)と加工(ι)とが紐付けられ、2項関係に基づいて内作部品(ζ)と加工(ι)とが連繋するとともに、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)とが連繋する。
【0079】
店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係は、部門区分(4)によって物流部門14のデータとして扱われる。製品(E)と検査工程(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と部品(購入品)(δ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)との3項関係は、部門区分(2)によって製造部門12のデータとして扱われる。
【0080】
図7〜図9は、代替マスタ19に格納された代替生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図である。図7〜図9に基づいて代替生産要素どうしの2項関係および3項関係を代替マスタ19に格納する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。代替マスタ19には、製造部門データとしての上下の2項関係(親子関係)および上下の3項関係(親,中間,子関係)と、流通部門データとしての上下の2項関係(親子関係)および上下の3項関係(親,中間,子関係)とが格納される。2項関係においてそれら代替生産要素は、任意の第1生産要素(親生産要素)と第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素(子生産要素)とによって連繋する。2項関係により、第1生産要素から第2生産要素が特定され、第2生産要素から第1生産要素が特定される。3項関係においてそれら代替生産要素は、任意の第1生産要素(親生産要素)と、第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素(中間生産要素)と、第3生産要素の直近下位に連なる第3生産要素(子生産要素)とによって連繋する。3項関係により、第1生産要素から第2生産要素が特定され、第1および第2生産要素から第3生産要素が特定される。
【0081】
代替マスタ19には、店舗(A)と倉庫(C)との2項関係、店舗(A)と倉庫(C)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(外部検査)(d)との2項関係、製品(E)と検査工程(d)と検査基準書(λ)との3項関係、製品(E)と検査工程(d)と検査具(μ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(ο)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)との3項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)との2項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(ν)の3項関係が格納されている。さらに、内作部品(σ)と組立(ν)との2項関係、内作部品(σ)と組立(ν)と在庫品(ξ)との3項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(π)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と部品(購入品)(ζ)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と在庫品(ρ)との3項関係が格納されている。
【0082】
コンピュータ15のディスプレイに表示された項目から代替関係を選択すると、ディスプレイに代替2項関係入力エリア(1)〜代替2項関係入力エリア(n)、代替3項関係入力エリア(1)〜代替3項関係入力エリア(n)、部門区分入力エリア、代替可否記号入力エリア、代替先番号入力エリアが表示される。代替2項関係入力エリア(1)に入力装置を介して店舗(A),倉庫(C)を入力し、代替2項関係入力エリア(1)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(4)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として店舗(A)を特定する品番(A)、親データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、子品番(第2生産要素)として倉庫(C)を特定する品番(C)、子データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)を入力する。さらに、代替2項関係入力エリア(1)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替2項関係入力エリア(1)に対応する代替先番号入力エリアに代替元番号(1−1)を入力する。
【0083】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(1)に入力装置を介して店舗(A),倉庫(C),製品(E)を入力し、代替3項関係入力エリア(1)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(4)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として店舗(A)を特定する品番(A)、親データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、中間品番(第2生産要素)として倉庫(C)を特定する品番(C)、中間データ区分としての拠点番号(PC005)(第5種別番号)、子品番(第3生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(1)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(1)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(1−2)を入力する。それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを代替マスタ19の主ファイルに格納する。代替マスタ19では、店舗(A)と倉庫(C)とが紐付けられ、2項関係に基づいて店舗(A)と倉庫(C)とが連繋するとともに、店舗(A)と倉庫(C)と製品(E)とが紐付けられ、3項関係に基づいて店舗(A)と倉庫(C)と製品(E)とが連繋する。
【0084】
ディスプレイに表示された代替2項関係入力エリア(2)に入力装置を介して製品(E),検査工程(外部検査)(d)を入力し、代替2項関係入力エリア(2)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として検査工程(d)を特定する品番(d)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、代替2項関係入力エリア(2)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替2項関係入力エリア(2)に対応する代替先番号入力エリアに代替元番号(2−1)を入力する。
【0085】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(2)に入力装置を介して製品(E),検査工程(外部検査)(d),検査基準書(λ)を入力し、代替3項関係入力エリア(2)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として検査工程(d)を特定する品番(d)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として検査基準書(λ)を特定する品番(λ)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(2)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(2)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(2−2)を入力する。
【0086】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(3)に入力装置を介して製品(E),検査工程(外部検査)(d),検査具(μ)を入力し、代替3項関係入力エリア(3)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として検査工程(d)を特定する品番(d)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として検査具(μ)を特定する品番(μ)、子データ区分としての資源番号(PC004)(第4種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(3)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(3)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(2−3)を入力する。
【0087】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを代替マスタ19の主ファイルに格納する。代替マスタ19では、製品(E)と検査工程(外部検査)(d)とが紐付けられ、2項関係に基づいて製品(E)と検査工程(d)とが連繋するとともに、製品(E)と検査工程(d)と検査基準書(λ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と検査工程(d)と検査基準書(λ)とが連繋する。さらに、製品(E)と検査工程(d)と検査具(μ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と検査工程(d)と検査具(μ)とが連繋する。
【0088】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(4)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b),組立図(ο)を入力し、代替3項関係入力エリア(4)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として組立図(ο)を特定する品番(ο)、子データ区分としての成果物番号(PC002)(第2種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(4)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(4)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(3−1)を入力する。
【0089】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(5)に入力装置を介して製品(E),組立工程(b),内作部品(σ)を入力し、代替3項関係入力エリア(5)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(5)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(5)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(4−1),(4−2)を入力する。
【0090】
ディスプレイに表示された代替2項関係入力エリア(3)に入力装置を介して組立工程(b),内作部品(σ)を入力し、代替2項関係入力エリア(3)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第2生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替2項関係入力エリア(3)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替2項関係入力エリア(3)に対応する代替先番号入力エリアに代替元番号(4−1),(4−2)を入力する。
【0091】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(6)に入力装置を介して組立工程(b),内作部品(σ),組立(ν)を入力し、代替3項関係入力エリア(6)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、中間品番(第2生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、中間データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第3生産要素)として組立(ν)を特定する品番(ν)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(6)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(6)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(4−1)を入力する。
【0092】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを代替マスタ19の主ファイルに格納する。代替マスタ19では、製品(E)と組立工程(b)と組立図(ο)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)と組立図(ο)とが連繋するとともに、製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)とが連繋する。さらに、組立工程(b)と内作部品(σ)とが紐付けられ、2項関係に基づいて組立工程(b)と内作部品(σ)とが連繋するとともに、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(ν)とが紐付けられ、3項関係に基づいて組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(ν)とが連繋する。
【0093】
ディスプレイに表示された代替2項関係入力エリア(4)に入力装置を介して内作部品(σ),組立(ν)を入力し、代替2項関係入力エリア(4)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第2生産要素)として組立(ν)を特定する品番(ν)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、代替2項関係入力エリア(4)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替2項関係入力エリア(4)に対応する代替先番号入力エリアに代替元番号(4−1)を入力する。
【0094】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(7)に入力装置を介して内作部品(σ),組立(ν),在庫品(ξ)を入力し、代替3項関係入力エリア(7)に対応する部門区分入力リアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として組立(ν)を特定する品番(ν)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として在庫品(ξ)を特定する品番(ξ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(7)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(7)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(4−1)を入力する。
【0095】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(8)に入力装置を介して組立工程(b),内作部品(σ),組立(π)を入力し、代替3項関係入力エリア(8)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として組立工程(b)を特定する品番(b)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、中間品番(第2生産要素)として内作部品(σ)を特定する品番(σ)、中間データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第3生産要素)として組立(π)を特定する品番(π)、子データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(8)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(8)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(4−2)を入力する。
【0096】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを代替マスタ19の主ファイルに格納する。代替マスタ19では、内作部品(σ)と組立(ν)とが紐付けられ、2項関係に基づいて内作部品(σ)と組立(ν)とが連繋するとともに、内作部品(σ)と組立(ν)と在庫品(ξ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて内作部品(σ)と組立(ν)と在庫品(ξ)とが連繋する。さらに、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(π)とが紐付けられ、3項関係に基づいて組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(π)とが連繋する。
【0097】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(9)に入力装置を介して製品(E),加工工程(c),部品(購入品)(ζ)を入力し、代替3項関係入力エリア(9)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として製品(E)を特定する品番(E)、親データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、中間品番(第2生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、中間データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、子品番(第3生産要素)として部品(ζ)を特定する品番(ζ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(9)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(9)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(5−1)を入力する。
【0098】
ディスプレイに表示された代替3項関係入力エリア(10)に入力装置を介して加工工程(c),内作部品(ζ),在庫品(ρ)を入力し、代替3項関係入力エリア(10)に対応する部門区分入力エリアに部門区分(2)を入力する。次に、親品番(第1生産要素)として加工工程(c)を特定する品番(c)、親データ区分としての工程番号(PC003)(第3種別番号)、中間品番(第2生産要素)として内作部品(ζ)を特定する品番(ζ)、中間データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)、子品番(第3生産要素)として在庫品(ρ)を特定する品番(ρ)、子データ区分としての品目番号(PC001)(第1種別番号)を入力する。さらに、代替3項関係入力エリア(10)に対応する代替可否記号入力エリアに代替可否記号(Y)を入力し、代替3項関係入力エリア(10)に対応する代替先番号入力エリアに代替先元番号(5−2)を入力する。
【0099】
それらデータを入力すると、コンピュータ15は、それらデータを代替マスタ19の主ファイルに格納する。代替マスタ19では、製品(E)と加工工程(c)と部品(購入品)(ζ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて製品(E)と加工工程(c)と部品(ζ)とが連繋するとともに、加工工程(c)と内作部品(ζ)と在庫品(ρ)とが紐付けられ、3項関係に基づいて加工工程(c)と内作部品(ζ)と在庫品(ρ)とが連繋する。
【0100】
図10は、コンピュータ15によって行われる関係統合の一例を説明する図である。入力装置を介して生産体系の作成指示が行われると、コンピュータ15は、生産体系の構成要素となる2項関係、3項関係を構成マスタ18から抽出する。コンピュータ15は、物流部門データとして、構成マスタ18から店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、店舗(A)の親データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)に読み替え、品番(A)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から店舗(A)のデータを抽出し、倉庫(B)の中間データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)(第5種別番号)に読み替え、品番(B)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から倉庫(B)のデータを抽出する。さらに、製品(E)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(E)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から製品(E)のデータを抽出する。
【0101】
コンピュータ15は、製造部門データとして、構成マスタ18から製品(E)と検査工程(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、検査工程(a)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(a)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から検査工程(a)のデータを抽出し、検査基準書(α)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(α)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から検査基準書(α)のデータを抽出するとともに、検査具(β)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(β)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から検査具(β)のデータを抽出する。
【0102】
コンピュータ15は、製造部門データとして、構成マスタ18から製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、組立工程(b)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(b)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から組立工程(b)のデータを抽出し、組立図(γ)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(γ)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から組立図(γ)のデータを抽出する。コンピュータ15は、部品(δ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(δ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から部品(δ)のデータを抽出し、ライン(ε)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(ε)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23からライン(ε)のデータを抽出する。
【0103】
コンピュータ15は、製造部門データとして、構成マスタ18から製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、加工工程(c)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(c)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から加工工程(c)のデータを抽出し、内作部品(ζ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(ζ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から内作部品(ζ)のデータを抽出する。コンピュータ15は、治工具(η)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(η)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から治工具(η)のデータを抽出する。
【0104】
コンピュータ15は、製造部門データとして、構成マスタ18から組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、設計(θ)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(θ)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から設計(θ)のデータを抽出する。
【0105】
コンピュータ15は、製造部門データとして、構成マスタ18から加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)の3項関係を抽出する。次に、コンピュータ15は、加工(ι)の子データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(ι)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から加工(ι)のデータを抽出する。コンピュータ15は、在庫品(κ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(κ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から在庫品(κ)のデータを抽出する。
【0106】
構成マスタ18から生産要素どうしの各種複数の2項関係や各種複数の3項関係を抽出するとともに、各種別マスタ17から2項関係や3項関係を形成する各種複数の生産要素を抽出すると、コンピュータ15は、2項関係を形成する第1生産要素の親データ区分や第2生産要素の子データ区分を参照し、それら2項関係のうちの同一のデータ区分の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の2項関係を統合する。コンピュータ15は、2項関係を形成する第1生産要素の親データ区分や第2生産要素の子データ区分を参照しつつ、3項関係を形成する第1生産要素の親データ区分や第2生産要素の中間データ区分、第3生産要素の子データ区分を参照し、それら2項関係や3項関係のうちの同一のデータ区分の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の2項関係と3項関係とを統合する。さらに、コンピュータ15は、3項関係を形成する第1生産要素の親データ区分や第2生産要素の中間データ区分、第3生産要素の子データ区分を参照し、それら3項関係のうちの同一のデータ区分の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合する。その具体的な一例は、以下のとおりである。
【0107】
コンピュータ15は、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(a)から検査工程(a)を同一の生産要素と判断する。
【0108】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させるとともに、検査工程(a)どうしを結合させる。それにより、それら2項関係が統合され(2項関係統合手段)、それら3項関係が統合されるとともに(3項関係統合手段)、それら2項関係とそれら3項関係とが統合される(2項3項関係統合手段)。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、店舗(A)の直近下位に倉庫(B)が位置し、倉庫(B)の直近下位に製品(E)が位置するとともに、製品(E)の直近下位に検査工程(a)が位置し、検査工程(a)の直近下位に検査基準書(α)と検査具(β)とが並列に位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0109】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(a)と2項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(b)から組立工程(b)を同一の生産要素と判断するとともに、データ区分(PC002)および品番(γ)から組立図(γ)を同一の生産要素と判断する。
【0110】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、組立工程(b)どうしを結合させるとともに、組立図(γ)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(a)と組立工程(b)とが並列に位置し、組立工程(b)の直近下位に組立図(γ)と部品(δ)とライン(ε)とが並列に位置するとともに、組立図(γ)の直近下位に設計(θ)が位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0111】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(a)と2項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(c)から加工工程(c)を同一の生産要素と判断する。さらに、データ区分(PC001)および品番(ζ)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて内作部品(ζ)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC001)および品番(ι)から加工(ι)を同一の生産要素と判断する。
【0112】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、加工工程(c)どうしを結合させ、内作部品(ζ)どうしを結合させるとともに、加工(ι)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(a)と加工工程(c)とが並列に位置し、加工工程(c)の直近下位に内作部品(ζ)と治工具(η)とが並列に位置し、内作部品(ζ)の直近下位に加工(ι)が位置するとともに、加工(ι)の直近下位に在庫品(κ)が位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0113】
コンピュータ15は、構築した店舗(A),倉庫(B),製品(E),検査工程(a),検査基準書(α),検査具(β)の系統と、構築した製品(E),検査工程(a),組立工程(b),組立図(γ),部品(δ),ライン(ε),設計(θ)の系統と、構築した製品(E),検査工程(a),加工工程(c),内作部品(ζ),治工具(η),加工(ι),在庫品(κ)の系統とを参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら系統において製品(E)を同一共通の生産要素と判断し、製品(E)どうしを結合させ、データ区分(PC003)および品番(a)から検査工程(a)を同一共通の生産要素と判断し、検査工程(a)どうしを結合させる。
【0114】
それにより、コンピュータ15は、店舗(A)の下位に倉庫(B)、倉庫(B)の下位に製品(E)、製品(E)の下位に検査工程(a)と組立工程(b)と加工工程(c)、検査工程(a)の下位に検査基準書(α)と検査具(β)、組立工程(b)の下位に組立図(γ)と部品(δ)とライン(ε)、組立図(γ)の下位に設計(θ)、加工工程(c)の下位に内作部品(ζ)と治工具(η)、内作部品(ζ)の下位に加工(ι)、加工(ι)の下位に在庫品(κ)が一連につながる系統を構築する。
【0115】
コンピュータ15は、2項関係や3項関係を統合し、上位から下位に向かって一連につながる系統を構築すると、その系統に各種別マスタから抽出した各生産要素を組み入れ、各種複数の生産要素がその上位から下位に向かって一連につながる生産体系を作成する(第1生産体系作成手段)。作成された生産体系では、図10に示すように、店舗(A)が最上位となり、下位に向かって倉庫(B),製品(E),検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(α),検査具(β),組立図(γ),部品(δ),ライン(ε),設計(θ),内作部品(ζ),治工具(η),加工(ι),在庫品(κ)が並んでいる。コンピュータ15は、種別マスタ17や構成マスタ18の代替可否記号を参照し、作成した生産体系のうち、代替可の生産要素を他のそれと区別する。代替可の生産要素を他のそれと区別するための手段として、作成された生産体系中、代替可の生産要素とその他のそれを異なる色でディスプレイに表示する。または、代替可の生産要素に代替フラグを設定した状態でディスプレイに表示する。
【0116】
コンピュータ15は、作成した物品の生産体系を記憶装置またはハードディスクに格納し(第1生産体系格納手段)、作成した物品の生産体系を出力装置を介して出力する(第1生産体系出力手段)。なお、物品の生産体系を作成した後、物品(2)〜物品(n)までの生産体系を順次作成し、作成した物品(2)〜物品(n)の生産体系を記憶装置またはハードディスクに格納することができ(生産体系格納手段)、作成した物品(2)〜物品(n)の生産体系のいずれかを出力装置を介して出力することができる(生産体系出力手段)。あらたな物品の生産体系の作成では、既存の生産要素や2項関係、3項関係を使用することができるのみならず、あらたに定義した各種複数の生産要素を使用することができ、あらたに設定した各種複数の2項関係や3項関係を使用することができる。
【0117】
図11は、部門別に出力された部門別生産体系を表す図である。このシステム10では、図11に実線で表された生産要素のみが各部門11,12,13,14に設置された出力装置から出力され、点線で表された生産要素は原則として出力されない。コンピュータ15は、作成した全体の生産体系を各部門11,12,13,14に設置された端末装置に転送し、部門別番号(1,2,3,4)に基づき、部門11,12,13,14毎に必要な生産要素のみから形成された部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたディスプレイに表示させ(部門別生産体系出力手段)、部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたプリンタに印刷させる(部門別生産体系出力手段)。
【0118】
たとえば、図1,11に示すように、設計部門11に設置されたディスプレイには、部門別番号1が設定された製品(E)、組立工程(b),加工工程(c),組立図(γ),部品(δ),ライン(ε),設計(θ),内作部品(ζ),治工具(η),加工(ι),在庫品(κ)から形成された物品(1)の生産体系が表示される。製造部門12に設置されたディスプレイには、部門別番号2が設定された製品(E),検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(α),検査具(β),組立図(γ),部品(δ),ライン(ε),設計(θ),内作部品(ζ),治工具(η),加工(ι),在庫品(κ)から形成された物品(1)の生産体系が表示される。購買部門13に設置されたディスプレイには、部門別番号3が設定された製品(E),検査具(β),部品(δ),治工具(η)から形成された物品(1)の生産体系が表示される。物流部門14に設置されたディスプレイには、部門別番号4が設定された店舗(A),倉庫(B),製品(E)から形成された物品(1)の生産体系が表示される。なお、各部門11,12,13,14では、全体表示を選択することで、ディスプレイに生産体系の全体を表示させることができる。
【0119】
図12は、生産要素を代替生産要素に変更した後、再び生産体系を作成した場合の生産体系作成システム10の概略構成図であり、図13は、コンピュータ15によって行われる関係統合の他の一例を説明する図である。このシステム10は、2項関係を形成する第1および第2生産要素のうちの少なくとも一方を代替生産要素に替えることができ、3項関係を形成する第1〜第3生産要素のうちの少なくとも1つを代替生産要素に替えることができる(生産要素代替手段)。このシステム10では、第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが代替生産要素に変更されると、その代替生産要素を含む3項関係を加えて構成マスタ18と代替マスタ19とから抽出した各関係を再び統合し(関係再統合手段)、再統合した関係に従って生産体系を再び作成する(第2生産体系作成手段)。生産要素を代替生産要素に変更した後、コンピュータ15が再び生産体系を作成する一例は、以下のとおりである。
【0120】
図1の生産体系の倉庫(B)をクリックすると、ディスプレイには、倉庫(B)の代替生産要素である倉庫(C),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(1−1),(1−2)と代替先番号(1−1),(1−2)とに基づき、店舗(A)と倉庫(B)との2項関係に替えて店舗(A)と倉庫(C)との2項関係を代替マスタ19から抽出し、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)の3項関係に替えて店舗(A)と倉庫(C)と製品(E)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0121】
コンピュータ15は、店舗(A)の親データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)に読み替え、品番(A)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から店舗(A)のデータを抽出し、倉庫(C)の中間データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)(第5種別番号)に読み替え、品番(C)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から倉庫(C)のデータを抽出する。さらに、製品(E)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(E)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から製品(E)のデータを抽出する。
【0122】
図1の生産体系の検査工程(a),検査基準書(α),検査具(β)のいずれかをクリックすると、ディスプレイには、検査工程(a),検査基準書(α),検査具(β)の代替生産要素である検査工程(d),検査基準書(λ),検査具(μ),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(2−1),(2−2),(2−3)と代替先番号(2−1),(2−2),(2−3)とに基づき、製品(E)と検査工程(a)との2項関係に替えて製品(E)と検査工程(d)との2項関係を代替マスタ19から抽出し、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係に替えて製品(E)と検査工程(d)と検査基準書(λ)との3項関係を代替マスタ19から抽出するとともに、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係に替えて製品(E)と検査工程(d)と検査具(μ)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0123】
コンピュータ15は、検査工程(d)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(d)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から検査工程(d)のデータを抽出し、検査基準書(λ)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(λ)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から検査基準書(λ)のデータを抽出する。さらに、検査具(μ)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(μ)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から検査具(μ)のデータを抽出する。
【0124】
図1の生産体系の部品(購入品)(δ)をクリックすると、ディスプレイには、部品(δ)の代替生産要素である内作部品(σ),組立(ν),在庫品(ξ),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(4−1)と代替先番号(4−1)とに基づき、製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)との3項関係に替えて製品(E)と組立工程(b)と部品(σ)との3項関係を代替マスタ19から抽出し、組立工程(b)と部品(σ)との2項関係、組立工程(b)と部品(σ)と組立(ν)との3項関係、部品(σ)と組立(ν)との2項関係、部品(σ)と組立(ν)と在庫品(ξ)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0125】
コンピュータ15は、組立工程(b)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(b)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から組立工程(b)のデータを抽出し、内作部品(σ)の中間データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(σ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から部品(σ)のデータを抽出する。さらに、組立(ν)の子データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(ν)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から組立(ν)のデータを抽出し、在庫品(ξ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(ξ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から在庫品(ξ)のデータを抽出する。
【0126】
図1の生産体系の内作部品(ζ),加工(ι),在庫品(κ)のいずれかをクリックすると、ディスプレイには、内作部品(ζ)の代替生産要素である部品(購入品)(ζ),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(5−1)と代替先番号(5−1)とに基づき、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と在庫品(κ)との3項関係に替えて、製品(E)と加工工程(c)と部品(購入品)(ζ)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0127】
コンピュータ15は、加工工程(c)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(c)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から加工工程(c)のデータを抽出し、部品(購入品)(ζ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(ζ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から部品(購入品)(ζ)のデータを抽出する。
【0128】
コンピュータ15は、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)の3項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係を構成マスタ18から抽出する。コンピュータ15は、組立図(γ)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(γ)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から組立図(γ)のデータを抽出し、設計(θ)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(θ)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から設計(θ)のデータを抽出する。さらに、治工具(η)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(η)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から治工具(η)のデータを抽出する。
【0129】
構成マスタ18や代替マスタ19から生産要素どうしの各種複数の2項関係や各種複数の3項関係を抽出するとともに、各種別マスタ17から2項関係や3項関係を形成する各種複数の生産要素を抽出すると、コンピュータ15は、それら関係のうちの同一のデータ区分の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の関係を統合する。コンピュータ15は、店舗(A)と倉庫(C)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(d)との2項関係、製品(E)と検査工程(d)と検査基準書(λ)との3項関係、製品(E)と検査工程(d)と検査具(μ)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(d)から検査工程(d)を同一の生産要素と判断する。
【0130】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させるとともに、検査工程(d)どうしを結合させる。それにより、それら2項関係が統合され(2項関係再統合手段)、それら3項関係が統合されるとともに(3項関係再統合手段)、それら2項関係とそれら3項関係とが統合される(2項3項関係再統合手段)。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、店舗(A)の直近下位に倉庫(C)が位置し、倉庫(C)の直近下位に製品(E)が位置するとともに、製品(E)の直近下位に検査工程(d)が位置し、検査工程(d)の直近下位に検査基準書(λ)と検査具(μ)とが並列に位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0131】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(d)と2項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)との2項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(ν)との3項関係、内作部品(σ)と組立(ν)との2項関係、内作部品(σ)と組立(ν)と在庫品(ξ)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(b)から組立工程(b)を同一の生産要素と判断するとともに、データ区分(PC002)および品番(γ)から組立図(γ)を同一の生産要素と判断する。さらに、データ区分(PC001)および品番(σ)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて内作部品(σ)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(ν)から組立(ν)を同一の生産要素と判断する。
【0132】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、組立工程(b)どうしを結合させるとともに、組立図(γ)どうしを結合させる。コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて内作部品(σ)どうしを結合させ、組立(ν)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(d)と組立工程(b)とが並列に位置し、組立工程(b)の直近下位に組立図(γ)と内作部品(σ)とライン(ε)とが並列に位置し、組立図(γ)の直近下位に設計(θ)が位置するとともに、内作部品(σ)の直近下位に組立(ν)が位置し、組立(ν)の直近下位に在庫品(ξ)が位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0133】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(a)と2項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と部品(購入品)(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(c)から加工工程(c)を同一の生産要素と判断する。コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、加工工程(c)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(d)と加工工程(c)とが並列に位置し、加工工程(c)の直近下位に部品(購入品)(ζ)と治工具(η)とが並列に位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0134】
コンピュータ15は、構築した店舗(A),倉庫(C),製品(E),検査工程(d),検査基準書(λ),検査具(μ)の系統と、構築した製品(E),検査工程(d),組立工程(b),組立図(γ),内作部品(σ),ライン(ε),設計(θ),組立(ν),在庫品(ξ)の系統と、構築した製品(E),検査工程(d),加工工程(c),部品(購入品)(ζ),治工具(η)の系統とを参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら系統において製品(E)を同一共通の生産要素と判断し、製品(E)どうしを結合させ、データ区分(PC003)および品番(d)から検査工程(d)を同一共通の生産要素と判断し、検査工程(d)どうしを結合させる。それにより、コンピュータ15は、店舗(A)の下位に倉庫(C)、倉庫(B)の下位に製品(E)、製品(E)の下位に検査工程(d)と組立工程(b)と加工工程(c)、検査工程(d)の下位に検査基準書(λ)と検査具(μ)、組立工程(b)の下位に組立図(γ)と内作部品(σ)とライン(ε)、組立図(γ)の下位に設計(θ)、内作部品(σ)の下位に組立(ν)、組立(ν)に下位に在庫品(ξ)加工工程(c)の下位に部品(購入品)(ζ)と治工具(η)とが一連につながる系統を構築する。
【0135】
コンピュータ15は、2項関係や3項関係を統合し、上位から下位に向かって一連につながる系統を構築すると、その系統に各種別マスタ17から抽出した各生産要素を組み入れ、各種複数の生産要素がその上位から下位に向かって一連につながる生産体系を作成する(第2生産体系作成手段)。作成された生産体系では、図12に示すように、店舗(A)が最上位となり、下位に向かって倉庫(C),製品(E),検査工程(d),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(λ),検査具(μ),組立図(γ),内作部品(σ),ライン(ε),設計(θ),組立(ν),在庫品(ξ),部品(購入品)(ζ),治工具(η)が並んでいる。コンピュータ15は、作成した生産体系を記憶装置またはハードディスクに格納し(第2生産体系格納手段)、作成した生産体系を出力装置を介して出力する(第2生産体系出力手段)。
【0136】
図14は、部門別に出力された部門別生産体系を表す図である。コンピュータ15は、部門別番号(1,2,3,4)に基づき、部門11,12,13,14毎に必要な生産要素のみから形成された部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたディスプレイに表示させ(部門別生産体系出力手段)、部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたプリンタに印刷させる(部門別生産体系出力手段)。図14に示すように、設計部門11に設置されたディスプレイには、部門別番号1が設定された製品(E)、組立工程(b),加工工程(c),組立図(γ),内作部品(σ),ライン(ε),設計(θ),組立(ν),在庫品(ξ),部品(購入品)(ζ),治工具(η)から形成された生産体系が表示される。製造部門12に設置されたディスプレイには、部門別番号2が設定された製品(E),検査工程(d),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(λ),検査具(μ),組立図(γ),内作部品(σ),ライン(ε),設計(θ),組立(ν),在庫品(ξ),部品(購入品)(ζ),治工具(η)から形成された生産体系が表示される。購買部門13に設置されたディスプレイには、部門別番号3が設定された製品(E),検査具(μ),部品(購入品)(ζ),治工具(η)から形成された生産体系が表示される。物流部門14に設置されたディスプレイには、部門別番号4が設定された店舗(A),倉庫(C),製品(E)から形成された生産体系が表示される。
【0137】
図15は、生産要素を代替生産要素に変更した後、再び生産体系を作成した場合の生産体系作成システム10の概略構成図であり、図16は、コンピュータ15によって行われる関係統合の他の一例を説明する図である。図1の生産体系の組立図(γ),設計(θ)のいずれかをクリックすると、ディスプレイには、組立図(γ)の代替生産要素である組立図(ο),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(3−1)と代替先番号(3−1)とに基づき、製品(E)と組立工程(b)と組立図(γ)との3項関係、組立工程(b)と組立図(γ)との2項関係、組立工程(b)と組立図(γ)と設計(θ)との3項関係に替えて製品(E)と組立工程(b)と組立図(ο)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0138】
コンピュータ15は、製品(E)の親データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)に読み替え、品番(E)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から製品(E)のデータを抽出し、組立工程(b)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(b)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から組立工程(b)のデータを抽出する。さらに、組立図(ο)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(ο)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から組立図(ο)のデータを抽出する。
【0139】
図1の生産体系の部品(購入品)(δ)をクリックすると、ディスプレイには、部品(購入品)(δ)の代替生産要素である内作部品(σ),組立(π),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(4−2)と代替先番号(4−2)とに基づき、製品(E)と組立工程(b)と部品(δ)との3項関係に替えて製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)との3項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)との2項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(π)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。コンピュータ15は、内作部品(σ)の中間データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(σ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から内作部品(σ)のデータを抽出し、組立(π)の子データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(π)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から組立(π)のデータを抽出する。
【0140】
図1の生産体系の内作部品(ζ),加工(ι),在庫品(κ)のすべてをクリックすると、ディスプレイには、内作部品(ζ),加工(ι),在庫品(κ)のの代替生産要素である内作部品(ζ),在庫品(ρ),代替する(Y),代替しない(N)が表示される。代替する(Y)を選択すると、コンピュータ15は、代替元番号(5−2)と代替先番号(5−2)とに基づき、加工工程(c)と内作部品(ζ)と加工(ι)との3項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)との2項関係、内作部品(ζ)と加工(ι)と在庫品(κ)との3項関係に替えて加工工程(c)と内作部品(ζ)と在庫品(ρ)との3項関係を代替マスタ19から抽出する。
【0141】
コンピュータ15は、加工工程(c)の親データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(c)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から加工工程(c)のデータを抽出し、内作部品(ζ)の中間データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(ζ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から内作部品(ζ)のデータを抽出する。さらに、在庫品(ρ)の子データ区分の品目番号(PC001)を品目マスタ20の品目データ区分(PC001)(第1種別番号)に読み替え、品番(ρ)と品目データ区分(PC001)とに基づいて品目マスタ20から在庫品(ρ)のデータを抽出する。
【0142】
コンピュータ15は、店舗(A)と倉庫(B)との2項関係、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係を構成マスタ18から抽出する。コンピュータ15は、店舗(A)の親データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)に読み替え、品番(A)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から店舗(A)のデータを抽出し、倉庫(B)の中間データ区分の拠点番号(PC005)を拠点マスタ24の拠点データ区分(PC005)(第5種別番号)に読み替え、品番(B)と拠点データ区分(PC005)とに基づいて拠点マスタ24から倉庫(B)のデータを抽出する。
【0143】
コンピュータ15は、検査工程(a)の中間データ区分の工程番号(PC003)を工程マスタ22の工程データ区分(PC003)(第3種別番号)に読み替え、品番(a)と工程データ区分(PC003)とに基づいて工程マスタ22から検査工程(a)のデータを抽出し、検査基準書(α)の子データ区分の成果物番号(PC002)を成果物マスタ21の成果物データ区分(PC002)(第2種別番号)に読み替え、品番(α)と成果物データ区分(PC002)とに基づいて成果物マスタ21から検査基準書(α)のデータを抽出するとともに、検査具(β)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(β)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から検査具(β)のデータを抽出する。
【0144】
コンピュータ15は、ライン(ε)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(ε)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23からライン(ε)のデータを抽出し、治工具(η)の子データ区分の資源番号(PC004)を資源マスタ23の資源データ区分(PC004)(第4種別番号)に読み替え、品番(η)と資源データ区分(PC004)とに基づいて資源マスタ23から治工具(η)のデータを抽出する。
【0145】
構成マスタ18や代替マスタ19から生産要素どうしの各種複数の2項関係や各種複数の3項関係を抽出するとともに、各種別マスタ17から2項関係や3項関係を形成する各種複数の生産要素を抽出すると、コンピュータ15は、それら関係のうちの同一のデータ区分の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の関係を統合する。コンピュータ15は、店舗(A)と倉庫(B)と製品(E)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)との2項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査基準書(α)との3項関係、製品(E)と検査工程(a)と検査具(β)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(a)から検査工程(a)を同一の生産要素と判断する。
【0146】
コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させるとともに、検査工程(a)どうしを結合させる。それにより、それら2項関係が統合され(2項関係再統合手段)、それら3項関係が統合されるとともに(3項関係再統合手段)、それら2項関係とそれら3項関係とが統合される(2項3項関係再統合手段)。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、店舗(A)の直近下位に倉庫(B)が位置し、倉庫(B)の直近下位に製品(E)が位置するとともに、製品(E)の直近下位に検査工程(a)が位置し、検査工程(a)の直近下位に検査基準書(α)と検査具(β)とが並列に位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0147】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(a)と2項関係、製品(E)と組立工程(b)との2項関係、製品(E)と組立工程(b)と組立図(ο)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)と内作部品(σ)との3項関係、製品(E)と組立工程(b)とライン(ε)との3項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)との2項関係、組立工程(b)と内作部品(σ)と組立(π)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(b)から組立工程(b)を同一の生産要素と判断するとともに、データ区分(PC001)および品番(σ)から内作部品(σ)を同一の生産要素と判断する。コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、組立工程(b)どうしを結合させるとともに、内作部品(σ)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(a)と組立工程(b)とが並列に位置し、組立工程(b)の直近下位に組立図(ο)と内作部品(σ)とライン(ε)とが並列に位置し、組立図(ο)の直近下位に組立(π)が位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0148】
コンピュータ15は、製品(E)と検査工程(a)と2項関係、製品(E)と加工工程(c)との2項関係、製品(E)と加工工程(c)と内作部品(ζ)との3項関係、製品(E)と加工工程(c)と治工具(η)との3項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)との2項関係、加工工程(c)と内作部品(ζ)と在庫品(ρ)との3項関係を参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)を同一の生産要素と判断し、データ区分(PC003)および品番(c)から加工工程(c)を同一の生産要素と判断するとともに、データ区分(PC001)および品番(ζ)から内作部品(ζ)を同一の生産要素と判断する。コンピュータ15は、それら2項関係とそれら3項関係とにおいて製品(E)どうしを結合させ、加工工程(c)どうしを結合させるとともに、内作部品(ζ)どうしを結合させる。それら関係を統合することで、コンピュータ15は、製品(E)の直近下位に検査工程(a)と加工工程(c)とが並列に位置し、加工工程(c)の直近下位に内策部品(ζ)と治工具(η)とが並列に位置し、内策部品(ζ)の直近下位に在庫品(ρ)が位置する系統(技術情報系統)を構築する。
【0149】
コンピュータ15は、構築した店舗(A),倉庫(B),製品(E),検査工程(a),検査基準書(α),検査具(β)の系統と、構築した製品(E),検査工程(a),組立工程(b),組立図(ο),内作部品(σ),ライン(ε),組立(π)の系統と、構築した製品(E),検査工程(a),加工工程(c),内作部品(ζ),治工具(η),在庫品(ρ)の系統とを参照する。次に、コンピュータ15は、データ区分(PC001)および品番(E)からそれら系統において製品(E)を同一共通の生産要素と判断し、製品(E)どうしを結合させ、データ区分(PC003)および品番(a)から検査工程(a)を同一共通の生産要素と判断し、検査工程(a)どうしを結合させる。それにより、コンピュータ15は、店舗(A)の下位に倉庫(B)、倉庫(B)の下位に製品(E)、製品(E)の下位に検査工程(a)と組立工程(b)と加工工程(c)、検査工程(a)の下位に検査基準書(α)と検査具(β)、組立工程(b)の下位に組立図(ο)と内作部品(σ)とライン(ε)、組立図(ο)の下位に組立(π)、加工工程(c)の下位に内作部品(ζ)と治工具(η)、内作部品(ζ)の下位に在庫品(ρ)が一連につながる系統を構築する。
【0150】
コンピュータ15は、2項関係や3項関係を統合し、上位から下位に向かって一連につながる系統を構築すると、その系統に各種別マスタ17から抽出した各生産要素を組み入れ、各種複数の生産要素がその上位から下位に向かって一連につながる生産体系を作成する(第2生産体系作成手段)。作成された生産体系では、図16に示すように、店舗(A)が最上位となり、下位に向かって倉庫(B),製品(E),検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(α),検査具(β),組立図(ο),内作部品(σ),ライン(ε),組立(π),内作部品(ζ),治工具(η),在庫品(ρ)が並んでいる。コンピュータ15は、作成した生産体系を記憶装置またはハードディスクに格納し(第2生産体系格納手段)、作成した生産体系を出力装置を介して出力する(第2生産体系出力手段)。
【0151】
図17は、部門別に出力された部門別生産体系を表す図である。コンピュータ15は、部門別番号(1,2,3,4)に基づき、部門11,12,13,14毎に必要な生産要素のみから形成された部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたディスプレイに表示させ(部門別生産体系出力手段)、部門別の生産体系を各部門11,12,13,14に設置されたプリンタに印刷させる(部門別生産体系出力手段)。図17に示すように、設計部門11に設置されたディスプレイには、部門別番号1が設定された製品(E)、組立工程(b),加工工程(c),組立図(ο),内作部品(σ),ライン(ε),組立(π),内作部品(ζ),治工具(η),在庫品(ρ)から形成された生産体系が表示される。製造部門12に設置されたディスプレイには、部門別番号2が設定された製品(E),検査工程(a),組立工程(b),加工工程(c),検査基準書(α),検査具(β),組立図(ο),内作部品(σ),ライン(ε),組立(π),内作部品(ζ),治工具(η),在庫品(ρ)から形成された生産体系が表示される。購買部門13に設置されたディスプレイには、部門別番号3が設定された製品(E),検査具(β),治工具(η)から形成された生産体系が表示される。物流部門14に設置されたディスプレイには、部門別番号4が設定された店舗(A),倉庫(B),製品(E)から形成された生産体系が表示される。
【0152】
生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、各種複数の2項関係を統合し、各種複数の3項関係を統合するとともに、各種複数の2項関係と3項関係とを統合し、統合した2項関係や統合した3項関係、統合した2項3項関係に従って、種別マスタ17から抽出した各種複数の生産要素を上位から下位に向かって一連につなげることで各物品に対応する生産体系を作成するから、第1および第2生産要素から形成された2項関係と第1〜第3生産要素から形成された3項関係とを利用することで、異なる種類の生産要素を自由に組み合わせた多種多様な生産体系を作成することができる。なお、2項関係のみによって生産体系を構築すると、第1生産要素の直近下位に種別が異なる複数の第2生産要素が連繋し、同一の物品に対して複数の異なる生産体系が構築される場合があり、特定の条件毎の生産体系を表すことができない。しかし、この生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、2項関係に3項関係を加えることで、第1生産要素の直近下位に特定の第2生産要素が連繋するとともに、第2生産要素の直近下位に特定の第3生産要素が連繋し、それら生産要素を使用して各種物品に対応する特定条件の生産体系のみを構築することができる。
【0153】
生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、生産要素を代替生産要素に替えることができ、代替生産要素を含む多種多様な生産体系を容易に作成することができる。この生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、生産要素が使用不能または購入不能、生産中止等になったとしても、それら生産要素を代替生産要素に置き換えて生産体系を作成することができるから、生産体系をはじめから作り直す必要はなく、組織全体や各部門の業務効率の低下を防ぐことができる。
【0154】
生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、2項関係の第1および第2生産要素の種別番号と3項関係の第1〜第3生産要素の種別番号とを参照し、それら2項関係のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の2項関係を統合し、それら3項関係のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合しつつ、2項関係や3項関係のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで2項関係と3項関係とを統合するから、互いに関連する生産要素どうしを確実に結合させることができ、物品の技術情報である生産要素が一連につながる生産体系を確実に作ることができる。
【0155】
生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、各生産要素がそれらに設定された第1〜第5種別番号によって第1〜第5種別マスタ17に振り分けられ、それら種別マスタ17に格納されるから、第1〜第5種別マスタ17によって各部門が共用可能な各生産要素をその種類毎にまとめて一元的に管理することができる。また、各種複数の2項関係と各種複数の3項関係とが構成マスタ18や代替マスタ19によって一元管理され、各部門11,12,13,14が第1〜第5種別マスタ17と構成マスタ18と代替マスタ19とを共有しつつ、第1〜第5種別マスタ17に格納された各生産要素と構成マスタ18や代替マスタ19に格納された2項関係および3項関係とから各部門11,12,13,14が共用可能な生産体系を作ることができ、生産体系を一元的に管理することができるとともに、作成した生産体系を各部門11,12,13,14にリアルタイムに提供することができる。ゆえに、各生産要素を各部門11,12,13,14が個別に管理することや各部門11,12,13,14が独自に生産体系を作る必要はなく、各部門11,12,13,14が異なる膨大な数の生産体系を作成管理することによる無駄な時間と労力とを省くことができる。
【0156】
生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、生産要素に個別に設定された第1〜第4部門別番号(第1〜第n部門別番号)に基づいて部門11,12,13,14毎に必要な生産要素のみから形成された部門別の生産体系を出力するから、生産体系から各部門11,12,13,14に表示が不必要な生産要素を除くことができ、部門11,12,13,14毎に利用価値が高くかつ使い勝手のよい生産体系をその部門にリアルタイムに提供することができる。この生産体系作成システム10および生産体系作成方法は、各部門11,12,13,14がそれに必要な生産要素のみから作られた生産体系を利用することができ、各部門11,12,13,14の業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0157】
【図1】一例として示す生産体系作成システムの概略構成図。
【図2】各種別マスタに格納された各種複数の生産要素および代替生産要素の一例を示す図。
【図3】各種別マスタに格納された各種複数の生産要素および代替生産要素の一例を示す図。
【図4】構成マスタに格納された生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図5】構成マスタに格納された生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図6】構成マスタに格納された生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図7】代替マスタに格納された代替生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図8】代替マスタに格納された代替生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図9】代替マスタに格納された代替生産要素どうしの2項関係および3項関係の一例を示す図。
【図10】コンピュータによって行われる関係統合の一例を説明する図。
【図11】部門毎に出力された部門別生産体系を表す図。
【図12】、生産要素を代替生産要素に変更した後、再び生産体系を作成した場合の生産体系作成システムの概略構成図。
【図13】コンピュータによって行われる関係統合の他の一例を説明する図。
【図14】部門毎に出力された部門別生産体系を表す図。
【図15】生産要素を代替生産要素に変更した後、再び生産体系を作成した場合の生産体系作成システムの概略構成図。
【図16】コンピュータによって行われる関係統合の他の一例を説明する図。
【図17】部門毎に出力された部門別生産体系を表す図。
【符号の説明】
【0158】
10 生産体系作成システム
11 設計部門
12 製造部門
13 購買部門
14 物流部門
15 コンピュータ
16 統合管理データベース
17 種別マスタ
18 構成マスタ
19 代替マスタ
20 品目マスタ(第1種別マスタ)
21 成果物マスタ(第2種別マスタ)
22 工程マスタ(第3種別マスタ)
23 資源マスタ(第4種別マスタ)
24 拠点マスタ(第5種別マスタ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上位から下位に向かって複数に分岐する各種の生産要素の組み合わせから物品の生産体系を作成する生産体系作成システムにおいて、
前記生産要素どうしが、任意の第1生産要素と該第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素との上下の2項関係によって連繋するとともに、前記第1および第2生産要素と該第2生産要素の直近下位に連なる第3生産要素との上下の3項関係によって連繋し、前記システムが、各種複数の前記生産要素を格納した種別マスタと、各種複数の前記2項関係および各種複数の前記3項関係を格納した構成マスタと、前記第1から第3生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素を格納した代替マスタとを備え、
前記システムは、前記生産体系の作成に必要な各種複数の3項関係を前記構成マスタから抽出するとともに、抽出した3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を前記種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出したそれら3項関係を統合し、統合した3項関係に従って、前記種別マスタから抽出したそれら生産要素をその上位から下位に向かって一連につなげることで前記生産体系を作成する第1生産体系作成手段と、前記第1から第3生産要素の替わりに使用可能な代替生産要素を前記代替マスタから抽出し、前記第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを前記代替生産要素に変更する生産要素代替手段と、前記生産要素代替手段によって前記第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが前記代替生産要素に変更された後、その代替生産要素を含む3項関係を加えて構成マスタと代替マスタとから抽出したそれら3項関係を再び統合し、再統合した3項関係に従って前記生産体系を再び作成する第2生産体系作成手段とを有することを特徴とする生産体系作成システム。
【請求項2】
前記生産体系作成システムでは、前記種別マスタが複数の第1〜第n種別マスタに区分され、前記生産要素の種類と前記代替生産要素の種類とを特定する第1〜第n種別番号がそれら生産要素に個別に設定され、前記生産要素と前記代替生産要素とが前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタに格納され、前記2項関係を形成する第1および第2生産要素の種別番号と前記3項関係を形成する第1〜第3生産要素の種別番号とが前記関係マスタに格納され、前記代替生産要素の種別番号が前記代替マスタに格納され、
前記第1生産体系作成手段では、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、それら3項関係を形成する生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合し、
前記第2生産体系作成手段では、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素および代替生産要素を前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、前記代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n種別番号を参照し、それら3項関係を形成する生産要素および代替生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合する請求項1記載の生産体系作成システム。
【請求項3】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である請求項1または請求項2に記載の生産体系作成システム。
【請求項4】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である請求項1ないし請求項3いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項5】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である請求項1ないし請求項4いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項6】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である請求項1ないし請求項5いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項7】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である請求項1ないし請求項6いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項8】
前記生産要素代替手段では、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である請求項1ないし請求項7いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項9】
前記生産体系作成システムでは、前記生産要素および前記代替生産要素を部門別に分類するための第1〜第n部門別番号がそれら生産要素に個別に設定され、前記第1および第2生産体系生成手段によって生成された生産体系のうち、各部門毎に必要な生産要素および代替生産要素のみから作られた部門別の生産体系を出力する部門別生産体系出力手段を実行し、
前記部門別生産体系出力手段では、前記構成マスタから抽出した第1〜第3生産要素に対応する各種複数の生産要素の第1〜第n部門別番号を参照しつつ、前記代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n部門別番号を参照し、同一の部門別番号に対応する生産要素および代替生産要素のみから作られた生産体系を出力する請求項1ないし請求項8いずれかに記載の生産体系作成システム。
【請求項10】
コンピュータ資源を利用し、上位から下位に向かって複数に分岐する各種の生産要素の組み合わせから物品の生産体系を作成する生産体系作成方法において、
前記生産体系作成方法が、各種複数の前記生産要素を格納した種別マスタと、任意の第1生産要素と該第1生産要素の直近下位に連なる第2生産要素との上下の2項関係によって連繋する前記生産要素どうしの各種複数の前記2項関係を格納し、前記第1および第2生産要素と該第2生産要素の直近下位に連なる第3生産要素との上下の3項関係によって連繋する前記生産要素どうし各種複数の前記3項関係を格納した構成マスタと、前記第1から第3生産要素の替わりに使用可能な各種複数の代替生産要素を格納した代替マスタとを含み、
前記生産体系作成方法では、前記生産体系の作成に必要な各種複数の3項関係を前記構成マスタから抽出するとともに、抽出した3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を前記種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出したそれら3項関係を統合し、統合した3項関係に従って、前記種別マスタから抽出したそれら生産要素をその上位から下位に向かって一連につなげることで前記生産体系を作成する第1生産体系作成プロセスと、前記第1から第3生産要素の替わりに使用可能な代替生産要素を前記代替マスタから抽出し、前記第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つを前記代替生産要素に変更する生産要素変更プロセスと、前記生産要素変更プロセスによって前記第1から第3生産要素のうちの少なくとも1つが前記代替生産要素に変更された後、その代替生産要素を含む3項関係を加えて構成マスタと代替マスタとから抽出したそれら3項関係を再び統合し、統合した3項関係に従って前記生産体系を再び生成する第2生産体系生成プロセスとを実行することを特徴とする生産体系作成方法。
【請求項11】
前記生産体系作成方法では、前記種別マスタが複数の第1〜第n種別マスタに区分され、前記生産要素の種類と前記代替生産要素の種類とを特定する第1〜第n種別番号がそれら生産要素に個別に設定され、前記生産要素と前記代替生産要素とが前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタに格納され、前記2項関係を形成する第1および第2生産要素の種別番号と前記3項関係を形成する第1〜第3生産要素の種別番号とが前記関係マスタに格納され、前記代替生産要素の種別番号が前記代替マスタに格納され、
前記第1生産体系作成プロセスでは、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素を前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、それら3項関係を形成する生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合し、
前記第2生産体系作成プロセスでは、抽出したそれら3項関係を形成する第1〜第3生産要素に対応した各種複数の生産要素および代替生産要素を前記第1〜第n種別番号に基づいて前記第1〜第n種別マスタから抽出し、前記構成マスタから抽出した3項関係の第1〜第3生産要素の第1〜第n種別番号を参照しつつ、前記代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n種別番号を参照し、それら3項関係を形成する生産要素および代替生産要素のうちの同一の種別番号の生産要素どうしを結合させることで抽出した各種複数の3項関係を統合する請求項10記載の生産体系作成システム。
【請求項12】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である請求項10または請求項11に記載の生産体系作成方法。
【請求項13】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの1つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である請求項10ないし請求項12いずれかに記載の生産体系作成方法。
【請求項14】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である請求項10ないし請求項13いずれかに記載の生産体系作成方法。
【請求項15】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを1つの代替生産要素に変更可能である請求項10ないし請求項14いずれかに記載の生産体系作成方法。
【請求項16】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる3つのそれを上下につながる2つの代替生産要素に変更可能である請求項10ないし請求項15いずれかに記載の生産体系作成方法。
【請求項17】
前記生産要素代替プロセスでは、前記第1から第3生産要素のうちの上下につながる2つのそれを上下につながる3つの代替生産要素に変更可能である請求項10ないし請求項16いずれかに記載の生産体系作成方法。
【請求項18】
前記生産体系作成方法では、前記生産要素および前記代替生産要素を部門別に分類するための第1〜第n部門別番号がそれら生産要素に個別に設定され、前記第1および第2生産体系生成手段によって生成された生産体系のうち、各部門毎に必要な生産要素および代替生産要素のみから作られた部門別の生産体系を出力する部門別生産体系出力プロセスを実行し、
前記部門別生産体系出力プロセスでは、前記構成マスタから抽出した第1〜第3生産要素に対応する各種複数の生産要素の第1〜第n部門別番号を参照しつつ、前記代替マスタから抽出した代替生産要素の第1〜第n部門別番号を参照し、同一の部門別番号に対応する生産要素および代替生産要素のみから作られた生産体系を出力する請求項10ないし請求項17いずれかに記載の生産体系作成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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