説明

生糸束状形式の巻き布団並びに畳表

【課題】 湿気によるカビの発生防止とか、畳上にクッション性を加味することにより、腰痛にも対応でき、空気の流通をも良くし、種々の床部屋の効能を使用者に与えることができる生糸束状形式の巻き布団並びに畳表を提供する。
【解決手段】 最上面に無製織のシルク不織布シルクシート7aを設け、その下に、21中絹糸3800本無撚糸にて1本に束ねて無精錬にて形成される絹糸束12の形成高さを、8ミリから10ミリ程度の厚みを維持させながら、絹糸束12の間に隙間が無い形に並列に並べ、絹糸束ね糸13にて縛り、互いに隙間無く一重形態に密着配置させ、絹糸束の底に再び無製織のシルク不織布シルクシート7bを設け、絹糸束ね糸13にて縛り結束された絹糸束12の表、裏、側面を、一体に竹毛をも包含したシルクマット形態にして包み込み、巻き布団形式にて構成させる。更に、イグサ畳表1a並びに畳縁11により畳形式にて構成させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、丹後チリメン織物産地にて、後練織物(生絹織物)の束状の絹糸として取得することができる絹のセリシン、タンパクの特長を生かして、組み合わされる竹と絹糸の弾力を生かし、これを巻き布団として使用する場合と、和室畳の上にクッション形式にしてベット状に取り付ける場合の生糸束状形式の巻き布団並びに畳表の理想的な形態に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の家庭用板の床に敷き使用される床暖房マットの上に敷いて、畳表に構成される畳形成方法としては、すでに床暖房マット上に敷くイグサ畳表として、天然の絹綿のシルクマットと、更に防虫効果を発揮する不織布を組合せ、腰折れの無い高級感のあるイグサ畳を提供したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、通気性のよい吸引性の効果がある構造の発泡プラスチックボードの上半分のみに畳表を形成しサンドイッチ状態に組上げた構造にしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
また、インシュレーションボート22の表面側に竹繊維が混入された竹シート23を配置し、同インシュレーションボート22の裏面側にはアルミ箔を挟み込んだボール紙25を接着し、これらインシュレーションボート22、天然繊維配合シート層としての竹シート23および厚紙層24を縫い合わせて構成されたものもある。(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
以下、図5、図6、図7により従来の上に敷く畳表について説明する。
技術文献1の図5は床暖房マット上に敷くイグサ畳表の構成形態を示し、イグサ畳表1aの下に不織布3と合板ベニヤ6との間に、シルクマット7を挟み重ねた芯材を挿入し、イグサ畳表の端部1b裏面部に折り重ねて縫い合わせ構成し、畳縁11にてイグサ畳表1aの両端を縫い合わせて構成されている。
【0004】
技術文献2の図6は健康軽量畳床の構成形態を示し、葦草畳表1の内側にシルクマット7を敷き、更に、その下にヤシ繊維シート3cを重ね、更にその下面部に、通気穴5を千鳥状に全面に設けた発泡プラスチックボード4a等の上に、麻の縫い糸9にて縫い上げて、サンドイッチ状態にして構成されている。
【0005】
技術文献3の図7は畳床の構成形態を示し、竹シート23はフエルト繊維と細かく裁断した竹毛と小粒子状の竹炭が混入され、熱可塑性樹脂によって板状に固められた畳表形態にするためインシュレーションボード22の表面側に竹シート23が構成されている。更に、竹シート23の表面にはフエルトシート24も配設されている。
竹シート23用のフェルト繊維は綿状の繊維であって、竹毛は長さ10〜100ミリ程度、直径0.1〜0.8ミリ程度の加工された繊維とされ、竹炭は竹を炭化させ細粒状に砕いたものが使用され構成されている。
【0006】
従来の実用新案の考案及び発明によると、
(1) 技術文献1及び技術文献2に表示されるシルクマットは単にシルク繊維又はシルク粉末により形成され、シルクを板状に、シルクを綿状に固着し、厚いマット状態に形成させたものである。
(2) 技術文献1のシルクマットの下に装着される合板ベニヤは空気を透過する作用が無く、単にシルクマットを確りと保持させたに過ぎない。
(3) 技術文献1の床暖房マット上に敷くイグサ畳表は構成材料に天然繭の成分が人間の皮膚にもたらす作用効果が大なる絹綿を成分としたシルクマットを合板ベニヤと共に組み込ませたため、表面はソフトであるが全体は曲げの無い、腰の確りした床暖房マット状の堅い畳を形成させたものである。
(4) 技術文献2の健康軽量畳床は掃除機によって吸引された空気が畳床の上半分の部分で旋回させ、ダニの死骸とかダニの糞、畳上の花粉、防菌、防カビ等の効果等により、人の健康によい健康畳床を提供させたものである。
(5) 技術文献3の畳床は中央部に構成されたインシュレーションボードの表面側に天然繊維を熱可塑性樹脂にて決着させて構成した天然繊維配合シート層を配設し、同インシュレーションボードの裏面側には厚紙層を接着し、これらインシュレーションボード、天然繊維配合シート層及び厚紙層を縫い合わせて構成したことを要旨としたものである。
【0007】
【技術文献1】
登録実用新案第3011235号公報 (実用新案登録請求項1、第1図)
【技術文献2】
特開平09−242308号公報 (特許請求項1、第1図)
【技術文献3】
特開2001−59332号公報 (特許請求項1、第1図、0007、0009、00011)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来から使用されているこの技術によれば、シルクマットとかフエルトシートは単なるシルク繊維又はシルク粉末により無形体に形成させたシルクマット又はシートを挿入しただけのものであり、シルクマットの絹繊維を今までにない丹後絹チリメン織物製織時の21中絹糸のシルク形態にて維持させてその効力を発揮させ、構成させ、最善の21中絹糸シルクの効力を発揮せたものは今までは一切示されていない。
【0009】
本発明は、このような従来の構造が有していない21中絹糸シルクの効力を発揮させようとするものであり、使用する生糸を、繰糸工程で繰枠に巻き取られた生糸を、真空浸透処理によって湿潤して糸同士の膠着を柔らげて大枠に巻き返し、カセ状に単位として仕上げ、そして、30カセ前後を1括として約30括を1袋(60kg)にして構築される生糸を採用し、通常、丹後チリメン織物産地にて、後練織物(生絹織物)の束状の絹糸として得ることができる絹のセリシン、タンパクの特性を生かして、これと竹繊維を組み合わせることにより、シルクと竹の間に弾力が生じ、化学原料を使用しなくてこれを定着効果させたシルク竹巻き布団並びに畳表を実現させることを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上記目的を達成するために、第1の目的として洋室の床上に、ベットの上に置いて使用する生糸束状形式の巻き布団として、丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて形成される絹糸束12を並べて糸13にて束ね、その周囲表裏を無製織のシルク繊維不織布シート7a、7bにて包装したゴザ風の生糸の巻き布団形態に形成させることにより、巻き布団にクッション性を加味することを付加したものである。
【0011】
また、第2の目的として、部屋の床全面に和室畳形式にして使用する生糸束状形態の畳として、丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて形成される絹糸束12を並べて糸13にて束ね、その下に竹繊維を重ね合わせて構成されたシート3cを敷き、この上面、底面、側面に薄い無製織のシルク不織布シート7a、7bにて囲み、縫い糸10にて縛り、上面、側面部分を葦草畳表1にて覆りた軽量畳床に形成させることにより、丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて形成される絹糸束12を並べたことにより得られる効果を強く和室畳に付加させたものである。
【0012】
また、第3の目的として、第1の目的として生糸束形状式にて形成される巻き布団に、更に第2の目的として和室畳として形成される生糸束状形態の畳に、この形成される生糸束状形態12の上面、底面、生糸束間の隙間に繊維状に細かく裁断された竹毛15を挿入し、構成し、不織布シルクシート7a、7bにて囲み込み形成させることにより、竹の木酢がダニとか害虫にも強く、衛生的・健康的な畳として十分に引き出された畳とすることができる。
【発明の効果】
【0013】
この発明により、絹糸束のクッション性と竹の特性を加味させたことにより
(1)腰痛にすぐに対応でき
(2)空気の流通がよく、ムレ無く、冷やさない効果を与えることができる。
(3)カバーとしての商品として形成させることにより、種々の図柄染め模様ができ、畳に付けたり外したりすることによっても畳表に種々の図柄染め模様ができ、冬とか夏とか選択して使用することができる。
(4)プリント柄の模様柄を絹表織リシートに入れ一体に形成することもできる。
等、今までにない効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の絹糸を使用した最良の巻き布団の形並びに畳表の形にするために、使用する絹糸束状の糸を精錬せず、絹が保持しているセリシン、タンパクの特長を全部生かして使用する最良の糸形態を維持させる。
即ち、セリシンと、このほかに付着している不純物(ろう質、脂質、色素等)を取り除くために行う精錬加工は行われないため、絹糸は綿状にはできず、成形する糸、織る糸等に軽く簡単にねじりをかけることによって、生糸束状形式の巻き布団のクッションの調整と人間の身体に与える指圧性の効果をも、選別し引き立たせる効果をも取得することができる。
【0015】
丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて形成される絹糸束を隙間無く、一重に置き、絹糸束ゴザとし構成する。一方、生糸1本1本撚りをかけ、硬い絹糸とさせて並べて束ねた絹糸束形態とすることもでき、ねじりの有絹糸、無絹糸を選択組合せしめる形態とすることもできる。
【0016】
また、上記未精錬の絹糸束状の糸ではなくハイパーシルクを用いて、織り込んでも縮まず、絹糸本来の風合い、手触り、着美性が従来と変わらない特徴を有するポリエチレングリコールを、相関移動触媒として絹繊維に用い、無撚糸又は撚糸にて構成されたハイパーシルクにて、ねじりの有絹糸、無絹糸を選択し組合せて本発明の形態とすることもできる。
勿論、本来の絹糸全体をハイパーシルクにて構成されてもよい。
【0017】
竹とシルクを定着させるには、絹糸に100℃以上の上記をかけるとセリシンが定着し、これが竹と竹、竹とシルクを定着させ、シルクは多少縮むがシルクには弾力が発生する。
【0018】
発明を実施する為の最良の形態として、竹繊維シートは図4に示すように、竹繊維の重ねを2〜3重に竹を方向を変化させ組み合わせる形態を採用することにより、今までに得たことのない通気の効力を得ることができる。
【実施例1】
【0019】
本発明の実施例1を詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の巻き布団としてベット用に使用する生糸束状形式の巻き布団の構造を示す斜視図で、丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて1本に形成される絹糸束を1束から数束用いて絹糸束12とし、絹糸束12の形成高さを8ミリから10ミリ程度の厚みを維持させながら、絹糸束12を隙間無く一重形態に絹糸束ね糸13にて互いに密着させて結び合わせ、絹糸束12のゴザとし、周囲を不織布シルクシート7a、7bにて巻いた布団形式にて構成させる。
【0021】
一方、青竹を1メートルから2メートル50センチ位いにした竹を、圧力釜(通常、ポン菓子の製作機械のようなもの)で圧力をかけて行くと真空状態となり、竹から微量に油が出て、その口を瞬間に開けると、竹がバラバラになり繊維状の竹が出る。圧力のかけ方によって竹の1ミリから3ミリ程度の21中程度の太さの糸形成状態を選定排出することができ、これを選定し、分配し、配置された繊維状の竹の周辺を不織布シルクシート7a、7bにて巻いて実施例1の布団形式に形成させることも出来る。
【0022】
図1の形態にて構成された巻き布団に、その上にもう一つのハイパーシルク加工したシルク毛布を用い、実施例1にて構成された巻き布団の上に、更に取り外しが出来る状態でカバーにすることことが出来る。ハイパー毛布は毛玉にならなくて丸洗いが出き、従来の毛布とは違って、今までに無い効果を得ることができる。
【0023】
また本発明は、表面(裏面)に染め柄とかプリント柄14をシルクシート7a、7bの表面(裏面)に同じ柄を挿入したり、表面は夏用に選択された図柄、裏面は冬用に選択された図柄を構成し、本発明の巻き布団を期間を選択して使用することもできる。
【実施例2】
【0024】
本発明の実施例2を詳細に説明する。
【0025】
図2は本発明の巻き布団としてベット上に使用する生糸束状形式に畳布団形式の構造を示す斜視図で、丹後絹織物等に使用されている21中絹糸3800本無撚糸にて形成される絹糸束を使用される構造、周囲を不織布シルクシート7a、7bにて巻いた布団形式にて構成させる構造は実施例1と同じであるが、本発明はシルクシート7a、7bにて覆った上に更にイグサ畳表1a、畳縁11にて覆われる畳形式にて更に構成させる。
【0026】
この構造では、畳表には染め柄とかプリント柄14は形成しないのが一般である。但し、例外もあることは勿論である。竹毛を選択挿入出来ることはも勿論である。
【実施例3】
【0027】
本発明の実施例3を詳細に説明する。
【0028】
図3は本発明の畳表を用いた畳床として、例えば図6の技術文献2に示すように、発泡プラスチックボード4aの上面に千鳥状に空けられた通気穴5の上に装着する場合の、本発明の生糸束状形式の畳布団の構造形態を示し、畳表1表面を電気掃除機等で吸引した場合、畳表1、シルクマット7a、絹糸束12、竹繊維シート3c、シルクマット7bの空気を循環的に通気穴5(技術文献2)から吸引できる形式にて構成される。
【0029】
勿論、実施例1、実施例2に示される形態の布団を全面に千鳥状に空けられた通気穴5の上に装着させた場合も得られる効果は同じであり、図3に示される畳表が装着される発泡プラスチックボードがパルプ発泡ボードであっても、ハニカム補強パルプ発泡体ボードであっても得られる効果は同じである。
【0030】
尚、実施例1、実施例2、実施例3に示される未精錬の絹糸を用いた生糸束状形式の巻き布団作成形態に対し、生糸を精錬し撚ったものには、ポリエチレングリコールを相関移動触媒として絹繊維に用いて無撚糸又は撚糸にて構成されたハイパーシルク(特開2001−3236)を用い、ねじりの有絹糸、無絹糸を選択組合せしめて本発明の形態とすることもできる。
【0031】
図4に示される竹繊維シート3cの竹毛を構成させる構成図は、竹毛15の形態が本発明独特の形態を示し、今まででは竹毛を縦横規定なく自由に配分させることが普通で、竹毛を縦方向に配置したシートの上に、竹毛を横方向に配置したシートを乗せ、更に、その上に縦方向に配置したシートと交互に重ね構築させた図4に示すように、下からの通気性が優れた竹繊維シート3cにて構成させている。
この竹繊維は配置枚数を最小に少なくすることにより、薄畳にもなるし、家の間取りにも応じた畳にも出来、布団にも、ベットにも、温風畳にも構成出来る。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の産業上の利用可能性は、一般に21中絹糸が約3800本で隙間無く一重に置き、畳1枚の製品に約10kgの絹糸を使用することが一般である。。
この場合、隙間を無くするために3800本のねじりを少なくするのが原則であるが、勿論、3800本組同士間の隙間も無くすることが本発明の原則でもある。
逆にねじりを強くすると指圧作用と空気の流通が可能となり、また、生糸1本1本撚りをかけると更に強く硬い絹糸となる。
本発明の産業上の利用可能性を十分に考慮しながら、無精錬にてセリシン、タンパクの特徴を十分に生かして構成させるのか、ハイパーシルク方式にて構成させるために絹糸を精錬し、無撚糸又は撚糸にて構成させるのか、産業上の利用可能性を十分に考慮させることが必要である。
【0033】
従来の畳と違い、今の畳はヤシの木でもノリで固めたものが多く、また、木材やベニヤにしてもそのようなものを使っている。本発明の竹の繊維を使ったものは、藁畳の作り方と同じで、湿度にも強く、1階でもコンクリート造りの家でも最適である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例1の生糸束状形式の巻き布団の斜視図
【図2】実施例2の生糸束状形式の畳巻き布団の斜視図
【図3】実施例3の生糸束状形式の畳床の斜視図
【図4】竹繊維シート3cの竹毛を構成させる構成図
【図5】従来の床暖房マット上に敷くイグサ畳み表の斜視図
【図6】従来の健康軽量畳床の斜視図
【図7】従来の竹シート畳床の斜視図
【符号の説明】
【0035】
1,1a,1b:イグサ畳み表
2:畳縁
3:不織布
3a,3b,3c−1,3c−2,3c−3:ヤシ繊維シート
4a,4b:発泡プラスチックボード
5:通気穴
6:合板ベニヤ
7:シルクマット
7a,7b:不織布シルクシート
8:針穴
9:縫い糸
10:畳表縫い糸
11:畳縁
12:絹糸束
13:絹糸束ね糸
14:染め柄、プリント柄
15:竹毛
22:インシュレーションボード
23:竹シート
24:フエルトシート(厚紙層)
25:ボール紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
最上面に無製織のシルク繊維不織布シルクシート(7a)を設け、その下に、丹後絹織物に使用されている21中絹糸3800本無撚糸を1本に束ねて未精錬にて形成される絹糸束(12)の形成高さを、8ミリから10ミリ程度の厚さを維持させながら、絹糸束(12)の間に隙間が無い形にて並列に並べ、絹糸束ね糸(13)にて縛り、互いに隙間無く一重形態にして密着配置させ、最上面に乗った人の足裏面に隙間をあまり感じさせないように形成させ、その絹糸束(12)の底に再び無製織のシルク不織布シルクシート(7b)を設け、絹糸束ね糸(13)にて縛り結束された絹糸束(12)の表、裏、側面を不織布シルクシート(7a)と(7b)にて一体に包含するシルクマット形態にして包み込み、ベット用の巻き布団として使用させることができることを特徴とする生糸束状形式の巻き布団。
【請求項2】
請求項1にて構成された生糸束状形式の巻き布団全体を、更に、イグサ畳表(1a)並びに畳縁(11)により畳形式にて構成されることを特徴とする請求項1記載の生糸束状形式の畳表。
【請求項3】
請求項1にて構成された絹糸束(12)の間に、上面、下面、側面の隙間に竹毛(15)を挿入したことを特徴とする請求項1、請求項2記載の生糸束状形式の畳表。
【請求項4】
発泡プラスチックボード(4a)等に用いられる千鳥状に空けられた通気穴(5)の上面に、竹毛(15)を繊維シート(3c)に、(3c−1)、(3c−2)、(3c−3)の形式にて絹糸束(12)の下に挿入し構築した畳表形態を、空気を循環的に通気穴(5)から吸引透過できる形式にて装着構成させることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載の生糸束状形式の畳表。
【請求項5】
生糸を精錬し、ポリエチレングリコールを相関移動触媒として絹繊維に用いて無撚糸又は撚糸にて構成されたハイパーシルクを用いて、ねじりの有絹糸、無絹糸を選択し組み合わせして、本発明の形態としたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4記載の生糸束状形式の巻き布団並びに畳表。
【請求項6】
生糸束状形式の巻き布団商品として、無製織のシルク繊維不織布シルクシート(7a)、(7b)面に種々の染め図、季節に合せた染め図(14)を、又は同柄を挿入し、また、染色機械によりプリント柄を絹表シートに入れ、プリント柄(14)等を染め図と同じように挿入形成することができることを特徴とする特許請求項1記載の生糸束状形式の巻き布団。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−26369(P2006−26369A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−237790(P2004−237790)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(596052740)
【Fターム(参考)】