画像プリントシステム、画像出力受付端末、及び画像出力方法
【課題】利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦する画像プリントシステム等を提供する。
【解決手段】画像出力受付端末1は、対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11の撮影日時情報の差がしきい値以下の場合、または対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と、現在日時の差がしきい値以下の場合、または対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報の差がしきい値以下の場合、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択し、表示する。
【解決手段】画像出力受付端末1は、対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11の撮影日時情報の差がしきい値以下の場合、または対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と、現在日時の差がしきい値以下の場合、または対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報の差がしきい値以下の場合、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択し、表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が所持する記憶媒体に記憶されている画像データを印刷する画像プリントシステム、特に、画像データにフレーム画像を合成して印刷する画像プリントシステム等に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、店舗の比較的小さなスペースに設置することが可能な画像プリントシステム、あるいは画像出力装置が実用化されている。利用者は、画像プリントシステム、あるいは画像出力装置を用いて、デジタルカメラ等で撮影した画像を記憶した記憶媒体から印刷することができる(例えば、特許文献1参照)。
利用者は、選択した画像に対して、メッセージの書き込み、切抜き、倍率の変更等の画像編集や、画像出力受付端末あるいは画像出力装置内に記憶されている素材画像、フレーム画像等の画像合成等を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−268431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の方法で、利用者が選択した画像にフレーム画像を合成しようとする場合、画像プリントシステムあるいは画像出力装置内に記憶されているフレーム画像の中から1つのフレーム画像を選択する。利用者の多種多様な好み、ニーズに答えるためには、画像出力受付端末あるいは画像出力装置内に多数のフレーム画像を記憶しておく必要があるが、多数のフレーム画像の中から利用者がフレーム画像を探して選択するのは、非常に時間を要する。
【0005】
利用者がフレーム画像を探しやすくするため、フレーム画像を季節、イベント行事等のカテゴリに分類して表示し、利用者が希望するカテゴリを選択し、選択したカテゴリの中から好みのフレーム画像を探すという方法もある。しかし、例えば、現在の季節には合わないイベント行事のカテゴリや、利用者がフレーム画像を合成しようとしている画像と合わないカテゴリ等も多数表示されてしまう可能性がある。
【0006】
また、画像プリントシステムあるいは画像出力装置に記憶するフレーム画像の数を低減し、フレーム画像を探しやすくするため、システムの保守作業として、季節やイベント行事ごとにフレーム画像を入れ替えて更新するという方法も考えられる。しかしながら、画像出力受付端末あるいは画像出力装置を多数設置している場合、システムの保守作業は非常に膨大となる。また、必ずしも利用者が直近に撮影した画像のみの印刷をするとは限らないため、現在の季節やイベント行事に関するフレーム画像だけでは、利用者のニーズに答えられない可能性もある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦する画像プリントシステム等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、第1の発明は、プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムであって、前記画像出力受付端末は、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、を具備することを特徴とする画像プリントシステムである。第1の発明によって、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦することができる。
【0009】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と前記画像データの撮影日時情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、利用者が選択した画像データの撮影日時に近いフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0010】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と現在日時の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、現在の季節やイベント行事に関連するフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0011】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記画像データのGPS位置情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、利用者が選択した画像データの撮影場所に近いランドマーク等のフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0012】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、前記保持手段は、更に、前記画像出力受付端末の設置場所を示すロケールデータを保持し、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記ロケールデータの差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、画像プリントシステムの設置されている地域のランドマーク等のフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0013】
第2の発明は、プリンタと接続される画像出力受付端末であって、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、を具備することを特徴とする画像出力受付端末である。
【0014】
第3の発明は、プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムにおける画像出力方法であって、前記画像出力受付端末が、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持ステップと、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示ステップと、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択ステップと、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成ステップと、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信ステップと、を実行することを特徴とする画像出力方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦する画像プリントシステム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施形態の画像プリントシステム100のシステム構成図
【図2】画像出力受付端末1の1例に関する概略斜視図
【図3】画像出力受付端末1のハードウエア構成図
【図4】プリンタサーバ3のハードウエア構成図
【図5】画像プリントシステム100の処理動作を示すフローチャート
【図6】サムネイル画面600の1例を示す図
【図7】画像編集画面700の1例を示す図
【図8】フレーム選択画面800の1例を示す図
【図9】フレーム定義データ13の1例を示す図
【図10】フレーム定義データ13の1例を示す図
【図11】画像出力受付端末1のおすすめのフレーム画像選択処理を示すフローチャート
【図12】第2の実施形態の画像出力装置2のシステム構成図
【図13】画像出力装置2の外観斜視図
【図14】画像出力装置2のハードウエア構成図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0018】
最初に、図1から図11を参照しながら、第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施形態の画像プリントシステム100のシステム構成図である。
【0019】
図1に示すように、画像プリントシステム100は、複数の画像出力受付端末1−1、1−2、プリンタサーバ3、複数のプリンタ5−1、5−2、5−3等が、ネットワーク9を介して接続されて構成される。
【0020】
ネットワーク9は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
【0021】
画像出力受付端末1は、店頭において画像出力の受付を行う端末装置であり、画像データ読込手段101、画像編集合成手段102、印刷データ送信手段103、課金手段104等を備える。
【0022】
画像データ読込手段101は、予め画像データが記録された入力メディア121から画像データ11を取得し記憶部302に保持する。
入力メディア121(記憶媒体)は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ミニSD(secure digital)カード、SDメモリカード、メモリスティック、コンパクトディスク等である。
尚、本実施の形態では、画像データ読込手段101として、入力メディア121から画像データを読み取る手段のみを示しているが、スキャナ装置により紙媒体等を読み取る手段や、撮影装置により被写体を撮像する手段を備えるようにしてもよい。
【0023】
画像出力受付端末1は、例えば、液晶ディスプレイ等のタッチパネル付ディスプレイに、画像データ11のサムネイル画像を表示し、印刷枚数、印刷サイズ、画像編集合成処理等の指定を可能とする。利用者は、タッチパネルを介して、印刷を注文する画像データ11を選択する。
【0024】
画像編集合成手段102は、一つ以上の入力、または選択した画像データ11に対して、日時の合成、メッセージの書き込み、画像データ11の切抜き、倍率の変更、フレーム画像の合成編集等を対話的に行う対話型インタフェースプログラムと画像処理プログラムによって実現される。画像編集合成手段102は、画像データ11を編集、合成した印刷データ15を記憶部302に保存する。
【0025】
フレーム画像データ12は、画像データ11と合成するフレーム画像の画像データであり、季節やイベント行事、ランドマークに関する画像データや、花やリボン、レース、水玉のようなデコレーションするための画像データである。
フレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の属性を定義するデータである。フレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の名称、「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等のフレーム画像データ12が属するカテゴリ、フレーム画像データ12に関するGPS(Global Positioning System)位置情報、フレーム画像データ12に関する日時情報等を含む。
ロケールデータ14は、画像出力受付端末1が設置された場所の緯度、経度である。
【0026】
画像編集合成手段102は、画像データ11のEXIFデータに含まれる撮影日時情報及びGPS位置情報と、記憶部302に保持するフレーム定義データ13に基づいて、フレーム画像データ12の中からおすすめのフレーム画像(推薦フレーム画像)を抽出し、利用者におすすめのフレーム画像(推薦フレーム画像)として表示する。
【0027】
印刷データ送信手段103は、記憶部302に記憶されている印刷データ15を、ネットワーク9を介してプリンタサーバ3に送信する。
【0028】
課金手段104は、利用者によるプリント物123の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、必要に応じてレシートプリンタによりレシート(引換券)122を発行し、店頭での利用者に支払いを要求する。
本実施の形態では、課金手段104は、料金算出、レシート(引換券)122の発行のみを行うとしているが、課金機を装備し、利用者に入金を要求して現金による課金処理を備えるようにしてもよい。
【0029】
プリンタサーバ3は、コンピュータ等であり、印刷データ受信手段131、印刷制御手段132等を有する。
印刷データ受信手段131は、複数の画像出力受付端末1−1、1−2から印刷データ15を受信し、記憶部402に印刷データ20として格納する。
印刷制御手段132は、印刷データ20を複数台のプリンタ5−1、5−2、5−3に振り分け、転送する。
【0030】
プリンタ5−1、5−2、5−3は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。熱転写プリンタあるいはインクジェット型など、プリンタの方式は問わない。尚、本実施の形態では、プリンタを3台としたが、プリンタの台数はこれに限らない。
【0031】
図2は、画像出力受付端末1の概略斜視図である。
図2に示すように、画像出力受付端末1の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ201が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ201は、操作の案内、操作の状況、読み込んだ画像データ11等を表示するとともに、利用者からの指示を受け付ける。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ201を介して、印刷注文する画像データ11の選択、画像データ11に合成するフレーム画像の選択、画像処理の指示等を行う。
【0032】
タッチパネル付ディスプレイ201の下部には、メディア投入口203、レシート取出口205が設けられる。
メディア投入口203は、各記憶媒体(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ミニSD(secure digital)カード、SDメモリカード、メモリスティック、コンパクトディスク等)の挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。また、画像出力受付端末1の筐体内には、各記録媒体の挿入口に対応して、各種メディア読取部(図3参照)が設置されている。
また、レシート取出口205からは、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシート(引換券)122が放出される。画像出力受付端末1の筐体内には、レシート取出口205に対応して、レシートプリンタ(図3参照)が設けられている。
【0033】
図3は、画像出力受付端末1のハードウエア構成図である。
画像出力受付端末1は、制御部301、記憶部302、入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード等)、通信部304、各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ(タッチパネル付)307、レシートジャーナル処理部(レシートプリンタ)310等がバス319を介して接続される。
【0034】
制御部301は、プログラムの実行を行うCPU(central processing unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(random access memory)、ROM(read only memory)等で構成される。制御部301は、記憶部302等に格納されたプログラムに従って、バス319を介して接続された各装置を制御する。
【0035】
記憶部302には、制御部301が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムは、例えば、画像入力プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金処理プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等である。データは、例えば、画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15等である。
プログラムのコードは、制御部301により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
【0036】
入出力部303は、記憶部302に格納されているプログラム等の更新や、画像出力受付端末1の設定等を行うメンテナンス時に用いられる。
通信部304は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1とネットワーク9間の通信を媒介する通信インタフェースである。通信部304は、ネットワーク9を介して、画像出力受付端末1とプリンタサーバ3間の通信制御を行う。
【0037】
各種メディア読取部305は、入力メディア121に予め記憶されている画像データを読み込む。
シャッタ306は、メディア投入口203の各挿入口に設けられ、記録媒体の挿入口を開閉し、読取処理の最中や、課金処理が完了するまで、入力メディア121を取り出せないようにする。
モニタ307は、タッチパネル付ディスプレイ201である。
レシートジャーナル処理部310は、課金機能の役割を果たす。レシート取出口205に対応して画像出力受付端末1の内部に設けられ、引換券、レシート印刷を行う。
【0038】
図4は、プリンタサーバ3のハードウエア構成図である。
プリンタサーバ3は、制御部401、記憶部402、メディア入出力部(ドライブ装置)403、通信制御部(通信制御装置、通信ポート等)404、入力部(キーボード、ポインティングデバイス等)405、表示部406、通信用I/F部407等からなる。
【0039】
制御部401は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶部402に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
記憶部402は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部401が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、印刷データ受信手段131、印刷制御手段132を実現するためのプログラム等が格納されている。
【0040】
メディア入出力部403は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
通信制御部404は、通信制御装置、通信ポート等を有し、プリンタサーバ3とネットワーク9間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク9を介して、プリンタサーバ3と、画像出力受付端末1間の通信制御を行う。
【0041】
入力部405は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等の入力装置を有し、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
【0042】
表示部406は、液晶パネル等のディスプレイ装置を有する。
通信用I/F部407は、プリンタサーバ3とプリンタ5−1、5−2、5−3間の通信を行うためのインタフェースである。
バス409は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
【0043】
プリンタ5−1、5−2、5−3は、印刷データ20の印刷出力処理を行う。複数台のプリンタ5−1、5−2、5−3を備えることで、印刷時間の短縮を図ることができる。
【0044】
図5は、画像プリントシステム100の処理動作を示すフローチャートである。
画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307上にサービス内容、手順、案内等を示すメニュー画面を表示し、利用者に機能を選択させる(ステップS501)。例えば、利用者は、入力メディア121の種別、支払い方法等を選択する。選択された情報は、記憶部302等に記憶される。
【0045】
利用者が入力メディア121をメディア投入口203に挿入すると、画像出力受付端末1の制御部301は、各種メディア読み取り部305の当該入力メディア121に適合するメディア読み取り部を起動し、挿入された入力メディア121の画像データを読み込み、記憶部302に格納する(ステップS502)。
【0046】
画像出力受付端末1の制御部301は、記憶部302に格納された画像データ11のサムネイル画像の一覧をモニタ307に表示し、利用者に印刷注文する画像データ11の選択、印刷枚数の指定等を促し、利用者の指示に応じて画像調整を行う(ステップS503)。
【0047】
図6は、サムネイル画面600の1例を示す図である。サムネイル画面600には、画像データ11のサムネイル画像の一覧が表示される。
利用者は、印刷注文したい画像データの印刷枚数を、例えば、「+」あるいは「−」の部分のタッチパネルに触れることにより設定する。利用者により設定された枚数が、注文枚数として表示される。
【0048】
サムネイル画像600は、前画面に戻るための「前に戻る」ボタン601、「画像編集」ボタン602、印刷指定完了後に押す「注文する」ボタン603等を有する。
【0049】
「画像編集」ボタン602は、選択した画像データの編集を行うためのボタンである。利用者が、「画像編集」ボタン602の部分のタッチパネルに触れると、画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307に画像編集画面を表示する。
【0050】
図7は、画像編集画面700の1例を示す図である。
画像編集画面700は、色調整、赤目補正等を行う画像補正メニュー701、左回転、右回転、トリミング等を行う位置調整メニュー702、合成するフレーム画像を選択するための「フレーム選択」ボタン703、利用者により行われた画像の編集を取り消す「元に戻す」ボタン704、「編集終了」ボタン705等を有する。
【0051】
利用者は、画像補正メニュー701あるいは位置調整メニュー702により、選択した画像データの色調整、赤目補正、回転処理、トリミング等の画像編集を行う。
利用者が、画像編集画面700の「編集終了」ボタン705を押し、画像編集の指定を完了すると、画像出力受付端末1の制御部301は、利用者の指示に基づいて画像データの画像補正、位置調整等の画像の編集を行って、記憶部302に印刷データ15として保持する。
【0052】
利用者が、画像編集画面700で「フレーム選択」ボタン703を押下した場合、画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307にフレーム選択画面を表示する。
【0053】
図8は、フレーム選択画面800の1例を示す図である。
フレーム選択画面800は、利用者が利用可能なフレーム画像データ12を表示するフレーム画像表示801、フレーム画像のカテゴリを選択するためのプルダウンメニュー802、プレビュー803、OKボタン804を有する。画像出力受付端末1の制御部301は、プレビュー803に利用者が選択した画像データ11を表示する。
【0054】
利用者が、プルダウンメニュー802から「すべてのフレーム」を選択すると、すべてのフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。利用者がプルダウンメニュー802から「おすすめフレーム」を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301がフレーム画像データ12の中から「おすすめフレーム」として選択したフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。また、利用者がプルダウンメニュー802から「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等のカテゴリを選択すると、選択されたカテゴリに属するフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。
「おすすめフレーム」は、画像出力受付端末1の制御部301がフレーム画像データ12の中から、利用者が選択した画像データ11ごとに選択する。おすすめのフレーム画像選択処理の詳細については後述する。
【0055】
図9、10は、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13の1例を示す図である。
フレーム画像データ12を定義するフレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の名称、カテゴリ、GPS位置情報、日時情報等を含む。
フレーム定義データ13のカテゴリは、「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等、季節やイベント行事等である。カテゴリは、複数指定できるようにしてもよい。
【0056】
フレーム定義データ13のGPS位置情報は、フレーム画像データ12に関する緯度経度を示す。位置に依存しないフレーム画像データ12については、図10のフレームB定義に示すようにデータなしとする。
フレーム定義データ13の日時情報は、図9のフレームA定義のように日付の範囲を指定してもよいし、図10のフレームB定義のように特定の日付を指定するようにしてもよい。特定の日付を指定する場合、しきい値を設定し、例えば、特定の日付の前後の数日間を範囲として含めるようにしてもよい。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
【0057】
図5の説明に戻る。
利用者がフレーム画像表示801内に表示されたフレーム画像データ12の中から好みのフレーム画像データ12を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301は、プレビュー803に利用者が選択したフレーム画像データ12を画像データ11に合成した画像を表示する。利用者がOKボタン804を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301は、選択された画像データ11とフレーム画像データ12を合成し、記憶部302に印刷データ15として保存する(ステップS504)。
【0058】
画像出力受付端末1の制御部301は、課金手段104により課金処理を実行する(ステップS505)。すなわち、制御部301は、印刷注文に対する代金の合計金額を算出し、モニタ307に表示する。更に、画像出力受付端末1の制御部301は、合計金額、注文内容などを印刷したレシート(引換券)122をレシートジャーナル部310で印刷し、レシート取出口205から放出する。利用者は、店頭において、レシート(引換券)122に対応付けられるプリント物123と引き換えに代金を支払う。
【0059】
画像出力受付端末1の制御部301は、印刷データ送信手段103により、印刷データ15をプリンタサーバ3に送信する(ステップS506)。
プリンタサーバ3の制御部401は、印刷データ受信手段131により画像出力受付端末1からの印刷データを受信し、記憶部402に印刷データ20として保持する。そして、プリンタサーバ3の制御部401は、印刷制御手段132により、印刷データ20をプリンタ5−1〜5−3で印刷し、プリント物123を排出する。
【0060】
次に、図11を参照しながら、おすすめのフレーム画像選択処理の詳細について説明する。
図11は、画像出力受付端末1のおすすめのフレーム画像選択処理を示すフローチャートである。
【0061】
利用者が、画像編集画面700で「フレーム選択」ボタン703を押下すると、画像出力受付端末1の制御部301は、フレーム画像データ12の中から1つを対象フレーム画像として選択し(ステップS1101)、対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11のEXIFデータに含まれる撮影日時情報の差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1102)。しきい値以下の場合(ステップS1102のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。
【0062】
ここで、フレーム定義データ12が、図9に示すフレームA定義のように日付の範囲を指定している場合、撮影日時情報が範囲に含まれていれば、制御部301は、しきい値以下と判定する。また、フレーム定義データ12が、図10に示すフレームB定義のように特定の日付を指定している場合、撮影日時情報が特定の日付と一致、または管理者が設定したしきい値内であれば、制御部301は、しきい値以下と判定する。
例えば、画像データ11の撮影日時情報が「2009年1月15日」の場合、図9のフレームA定義で定義されるフレームAはしきい値以下であると判定される。
【0063】
ステップS1102の判定により、画像データ11を撮影した日時に近い季節、イベント行事に関するフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0064】
対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11の撮影日時情報の差がしきい値以下ではない場合(ステップS1102のNo)、制御部301は、対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と、現在日時(画像出力受付端末1のシステム日時)との差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1103)。しきい値以下の場合(ステップS1103のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
【0065】
ステップS1103の判定により、画像データ11を印刷注文している日時に近い季節、イベント行事に関するフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0066】
対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と現在日時との差がしきい値以下ではない場合(ステップS1103のNo)、制御部301は、対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報との差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1104)。しきい値以下の場合(ステップS1104のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
図10のフレームB定義のように、GPS位置情報がデータなしの場合、ステップS1104の判定処理は行わず、しきい値以下ではない(ステップS1104のNo)とする。
【0067】
ステップS1104の判定により、画像データ11を撮影した位置の近隣にあるランドマーク等に関連のあるフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
GPS位置情報に関する判定では、画像データ11のGPS位置情報の代わりに、画像出力受付端末1の設置場所を示すロケールデータ14を用いてもよい。この場合、例えば、大阪に設置されている画像出力受付端末1では、大阪城などのフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0068】
対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報との差がしきい値以下ではない場合(ステップS1104のNo)、制御部301は、対象フレーム画像に対する判定を終了し、すべてのフレーム画像データ12に対する判定が終了したか確認する(ステップS1106)。
すべてのフレーム画像データ12の判定が終了していない場合(ステップS1106のNo)、画像出力受付端末1の制御部301は、ステップS1101に戻り、次のフレーム画像データ12を選択して判定処理を行う。
すべてのフレーム画像データ12の判定が終了した場合(ステップS1106のYes)、画像出力受付端末1の制御部301は、「おすすめフレーム」選択処理を終了する。
【0069】
以上説明したように、本発明に係る第1の実施形態の画像プリントシステムでは、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13を予め保持し、利用者が選択した画像データ11の撮影日時、撮影場所に近いフレーム画像データ12を「おすすめフレーム」(推薦フレーム画像)として選択し、利用者に対して表示することにより、利用者は画像データ11に合ったフレーム画像データ12を容易に探し、選択することができる。これによって、全ての季節やイベント行事に関するフレーム画像データ12を記憶しておいても、利用者が不便さを感じることはないので、フレーム画像データ12の更新作業が不要となり、管理者の労力が軽減される。
【0070】
前述した図11のフレーム画像選択処理では、フレーム画像ごとに推薦するか否かを判定していたが、カテゴリごとに推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、プルダウンメニュー802に表示するカテゴリを推薦順に表示するようにしてもよい。推薦順序は、例えば、図11に示す3つの判定(S1102、S1103、S1104)に対してYesの数が多い順とする。更に、Yesの数が同数の場合、例えば、差が小さい順とする。
同様に、フレーム画像の推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、「すべてのフレーム」を選択した場合、フレーム画像表示801に一覧表示するフレーム画像データ12のサムネイル画像を推薦順序に従って表示するようにしてもよい。
【0071】
次に、図12〜14を参照しながら、本発明に係る第2の実施形態の画像出力装置について説明する。
図12は、第2の実施形態の画像出力装置2のシステム構成図である。
画像出力装置2は、店頭において印刷注文の受付、および印刷を行う端末装置であり、画像データ読込手段101、画像編集合成手段102、印刷手段105、課金手段104等を備える。
画像データ読込手段101、画像編集合成手段102は、第1の実施の形態と同様である。
【0072】
記憶部302には、画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15が記憶される。
画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15は、第1の実施の形態と同様である。印刷データ15は、第1の実施の形態における印刷データ20と同様である。
【0073】
印刷手段105は、印刷データ15を印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。画像出力装置2は、印刷時間の短縮を図るため、複数台のプリンタを備えるようにしてもよい。
【0074】
課金手段104は、課金機を装備する。課金手段104は、利用者によるプリント物123の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、利用者に入金を要求し現金による課金処理を行い、レシート122を発行し、つり銭124を利用者に返す。
【0075】
図13は、画像出力装置2の外観斜視図である。
図13に示すように、画像出力装置2の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ201が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ201は、第1の実施の形態と同様である。
【0076】
タッチパネル付ディスプレイ201の下部には、メディア投入口203が設けられる。メディア投入口203は、第1の実施の形態と同様である。
【0077】
画像出力装置2の下段部の前面板221には、硬貨投入口207及び紙幣挿入口209のような料金投入口、つり銭返却口211、レシート取出口205、プリント物取出口213、メンテナンスキー215、ドア開閉キー217等が設けられる。
【0078】
硬貨投入口207、紙幣挿入口209、つり銭返却口211、レシート取出口205は、利用者によるプリント物123の注文内容に応じて入金を要求する課金手段104として機能する。利用者は、硬貨投入口207に硬貨を投入したり、紙幣挿入口209に紙幣を挿入したりすることにより、プリント物123の料金を支払う。つり銭がある場合には、つり銭返却口211から放出される。
また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口205から放出される。画像出力装置2の筐体内には、レシート取出口205に対応してレシート印刷用プリンタが設けられる。
画像出力装置2は、課金手段により利用者の入金が完了すると、印刷データ15の印刷を開始する。
【0079】
プリント物取出口213には、画像出力装置2の筐体内に設置される複数のプリンタにより印刷されたプリント物123が排出される。
利用者が、タッチパネル付ディスプレイ201に設けられたタッチパネルにより、記録媒体から読み込んだ画像の中から印刷注文する画像を選択し、印刷の実行を指示すると、画像出力装置2内のコンピュータ(制御装置)が複数の印刷手段105に画像データを転送する。印刷手段105は、転送された画像データを印刷し、プリント物取出口213に排出する。
【0080】
メンテナンスキー215は、利用者が画像出力装置2を利用可能な運転モードと、管理者が画像出力装置2のメンテナンスや設定、レシートの再印刷等を行う管理モードを切り替えるためのキーである。
ドア開閉キー217は、画像出力装置2の前面板221を開閉するためのキーである。
【0081】
図14は、画像出力装置2のハードウエア構成図である。
画像出力装置2は、コンピュータ200、各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307、コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310、複数のプリンタ311から構成される。各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307、コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310、複数のプリンタ311は、コンピュータ200と接続され、コンピュータ200により制御される。
各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307は、第1の実施の形態と同様である。
【0082】
コンピュータ200は、制御部301、記憶部302、入出力部303、通信部304等から構成される。
制御部301、記憶部302、入出力部303、通信部304は、第1の実施の形態と同様である。
【0083】
コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310は、課金機能の役割を果たす。コインメック308は、硬貨投入口207に対応して画像出力装置2内部に設けられ、硬貨の入出力を管理する。
ビルバリ309は、紙幣挿入口209に対応して画像出力装置2内部に設けられ、紙幣の入出力を管理する。
レシートジャーナル処理部310は、レシート取出口205に対応して画像出力装置2内部に設けられ、利用者の徴収金額や注文内容に応じたレシート122を印刷する。
【0084】
複数のプリンタ311は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。プリンタ311は、第1の実施の形態のプリンタ5−1、5−2、5−3と同様である。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるプリンタサーバ3を介さずに、コンピュータ200がプリンタ311に印刷データを送信する。それ以外のコンピュータ200の処理動作は、第1の実施の形態における画像出力受付端末1と同様である。
【0085】
画像出力装置2の処理動作は、図5から図11を参照して説明した第1の実施形態の画像プリントシステム100の処理動作と同様である。
第2の実施形態の画像出力装置2では、コンピュータ200が、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13を予め保持し、利用者が選択した画像データ11の撮影日時、撮影場所に近いフレーム画像データ12を「おすすめフレーム」(推薦フレーム画像)として選択し、利用者に対して表示することにより、利用者は画像データ11に合ったフレーム画像データ12を容易に探し、選択することができる。これによって、全ての季節やイベント行事に関するフレーム画像データ12を記憶しておいても、利用者が不便さを感じることはないので、フレーム画像データ12の更新作業が不要となり、管理者の労力が軽減される。
【0086】
また、カテゴリごとに推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、プルダウンメニュー802に表示するカテゴリを推薦順に表示するようにしてもよい。推薦順序は、例えば、図11に示す3つの判定(S1102、S1103、S1104)に対してYesの数が多い順とする。更に、Yesの数が同数の場合、例えば、差が小さい順とする。
同様に、フレーム画像の推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、「すべてのフレーム」を選択した場合、フレーム画像表示801に一覧表示するフレーム画像データ12のサムネイル画像を推薦順序に従って表示するようにしてもよい。
【0087】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像プリントシステム等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0088】
1、1−1、1−2………画像出力受付端末
2………画像出力装置
3………プリンタサーバ
5−1、5−2、5−3………プリンタ
9………ネットワーク
11………画像データ
12………フレーム画像データ
13………フレーム定義データ
14………ロケールデータ
15………印刷データ
100………画像プリントシステム
101………画像データ読込手段
102………画像編集合成手段
103………印刷データ送信手段
104………課金手段
105………印刷手段
121………入力メディア
122………レシート
123………プリント物
124………つり銭
131………印刷データ受信手段
132………印刷制御手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が所持する記憶媒体に記憶されている画像データを印刷する画像プリントシステム、特に、画像データにフレーム画像を合成して印刷する画像プリントシステム等に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、店舗の比較的小さなスペースに設置することが可能な画像プリントシステム、あるいは画像出力装置が実用化されている。利用者は、画像プリントシステム、あるいは画像出力装置を用いて、デジタルカメラ等で撮影した画像を記憶した記憶媒体から印刷することができる(例えば、特許文献1参照)。
利用者は、選択した画像に対して、メッセージの書き込み、切抜き、倍率の変更等の画像編集や、画像出力受付端末あるいは画像出力装置内に記憶されている素材画像、フレーム画像等の画像合成等を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−268431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の方法で、利用者が選択した画像にフレーム画像を合成しようとする場合、画像プリントシステムあるいは画像出力装置内に記憶されているフレーム画像の中から1つのフレーム画像を選択する。利用者の多種多様な好み、ニーズに答えるためには、画像出力受付端末あるいは画像出力装置内に多数のフレーム画像を記憶しておく必要があるが、多数のフレーム画像の中から利用者がフレーム画像を探して選択するのは、非常に時間を要する。
【0005】
利用者がフレーム画像を探しやすくするため、フレーム画像を季節、イベント行事等のカテゴリに分類して表示し、利用者が希望するカテゴリを選択し、選択したカテゴリの中から好みのフレーム画像を探すという方法もある。しかし、例えば、現在の季節には合わないイベント行事のカテゴリや、利用者がフレーム画像を合成しようとしている画像と合わないカテゴリ等も多数表示されてしまう可能性がある。
【0006】
また、画像プリントシステムあるいは画像出力装置に記憶するフレーム画像の数を低減し、フレーム画像を探しやすくするため、システムの保守作業として、季節やイベント行事ごとにフレーム画像を入れ替えて更新するという方法も考えられる。しかしながら、画像出力受付端末あるいは画像出力装置を多数設置している場合、システムの保守作業は非常に膨大となる。また、必ずしも利用者が直近に撮影した画像のみの印刷をするとは限らないため、現在の季節やイベント行事に関するフレーム画像だけでは、利用者のニーズに答えられない可能性もある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦する画像プリントシステム等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、第1の発明は、プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムであって、前記画像出力受付端末は、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、を具備することを特徴とする画像プリントシステムである。第1の発明によって、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦することができる。
【0009】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と前記画像データの撮影日時情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、利用者が選択した画像データの撮影日時に近いフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0010】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と現在日時の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、現在の季節やイベント行事に関連するフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0011】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記画像データのGPS位置情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、利用者が選択した画像データの撮影場所に近いランドマーク等のフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0012】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、前記保持手段は、更に、前記画像出力受付端末の設置場所を示すロケールデータを保持し、前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記ロケールデータの差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示する。
これにより、画像プリントシステムの設置されている地域のランドマーク等のフレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することができる。
【0013】
第2の発明は、プリンタと接続される画像出力受付端末であって、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、を具備することを特徴とする画像出力受付端末である。
【0014】
第3の発明は、プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムにおける画像出力方法であって、前記画像出力受付端末が、記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持ステップと、前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示ステップと、前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択ステップと、前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成ステップと、前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信ステップと、を実行することを特徴とする画像出力方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、利用者のニーズに合ったフレーム画像を推薦する画像プリントシステム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施形態の画像プリントシステム100のシステム構成図
【図2】画像出力受付端末1の1例に関する概略斜視図
【図3】画像出力受付端末1のハードウエア構成図
【図4】プリンタサーバ3のハードウエア構成図
【図5】画像プリントシステム100の処理動作を示すフローチャート
【図6】サムネイル画面600の1例を示す図
【図7】画像編集画面700の1例を示す図
【図8】フレーム選択画面800の1例を示す図
【図9】フレーム定義データ13の1例を示す図
【図10】フレーム定義データ13の1例を示す図
【図11】画像出力受付端末1のおすすめのフレーム画像選択処理を示すフローチャート
【図12】第2の実施形態の画像出力装置2のシステム構成図
【図13】画像出力装置2の外観斜視図
【図14】画像出力装置2のハードウエア構成図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0018】
最初に、図1から図11を参照しながら、第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施形態の画像プリントシステム100のシステム構成図である。
【0019】
図1に示すように、画像プリントシステム100は、複数の画像出力受付端末1−1、1−2、プリンタサーバ3、複数のプリンタ5−1、5−2、5−3等が、ネットワーク9を介して接続されて構成される。
【0020】
ネットワーク9は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
【0021】
画像出力受付端末1は、店頭において画像出力の受付を行う端末装置であり、画像データ読込手段101、画像編集合成手段102、印刷データ送信手段103、課金手段104等を備える。
【0022】
画像データ読込手段101は、予め画像データが記録された入力メディア121から画像データ11を取得し記憶部302に保持する。
入力メディア121(記憶媒体)は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ミニSD(secure digital)カード、SDメモリカード、メモリスティック、コンパクトディスク等である。
尚、本実施の形態では、画像データ読込手段101として、入力メディア121から画像データを読み取る手段のみを示しているが、スキャナ装置により紙媒体等を読み取る手段や、撮影装置により被写体を撮像する手段を備えるようにしてもよい。
【0023】
画像出力受付端末1は、例えば、液晶ディスプレイ等のタッチパネル付ディスプレイに、画像データ11のサムネイル画像を表示し、印刷枚数、印刷サイズ、画像編集合成処理等の指定を可能とする。利用者は、タッチパネルを介して、印刷を注文する画像データ11を選択する。
【0024】
画像編集合成手段102は、一つ以上の入力、または選択した画像データ11に対して、日時の合成、メッセージの書き込み、画像データ11の切抜き、倍率の変更、フレーム画像の合成編集等を対話的に行う対話型インタフェースプログラムと画像処理プログラムによって実現される。画像編集合成手段102は、画像データ11を編集、合成した印刷データ15を記憶部302に保存する。
【0025】
フレーム画像データ12は、画像データ11と合成するフレーム画像の画像データであり、季節やイベント行事、ランドマークに関する画像データや、花やリボン、レース、水玉のようなデコレーションするための画像データである。
フレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の属性を定義するデータである。フレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の名称、「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等のフレーム画像データ12が属するカテゴリ、フレーム画像データ12に関するGPS(Global Positioning System)位置情報、フレーム画像データ12に関する日時情報等を含む。
ロケールデータ14は、画像出力受付端末1が設置された場所の緯度、経度である。
【0026】
画像編集合成手段102は、画像データ11のEXIFデータに含まれる撮影日時情報及びGPS位置情報と、記憶部302に保持するフレーム定義データ13に基づいて、フレーム画像データ12の中からおすすめのフレーム画像(推薦フレーム画像)を抽出し、利用者におすすめのフレーム画像(推薦フレーム画像)として表示する。
【0027】
印刷データ送信手段103は、記憶部302に記憶されている印刷データ15を、ネットワーク9を介してプリンタサーバ3に送信する。
【0028】
課金手段104は、利用者によるプリント物123の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、必要に応じてレシートプリンタによりレシート(引換券)122を発行し、店頭での利用者に支払いを要求する。
本実施の形態では、課金手段104は、料金算出、レシート(引換券)122の発行のみを行うとしているが、課金機を装備し、利用者に入金を要求して現金による課金処理を備えるようにしてもよい。
【0029】
プリンタサーバ3は、コンピュータ等であり、印刷データ受信手段131、印刷制御手段132等を有する。
印刷データ受信手段131は、複数の画像出力受付端末1−1、1−2から印刷データ15を受信し、記憶部402に印刷データ20として格納する。
印刷制御手段132は、印刷データ20を複数台のプリンタ5−1、5−2、5−3に振り分け、転送する。
【0030】
プリンタ5−1、5−2、5−3は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。熱転写プリンタあるいはインクジェット型など、プリンタの方式は問わない。尚、本実施の形態では、プリンタを3台としたが、プリンタの台数はこれに限らない。
【0031】
図2は、画像出力受付端末1の概略斜視図である。
図2に示すように、画像出力受付端末1の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ201が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ201は、操作の案内、操作の状況、読み込んだ画像データ11等を表示するとともに、利用者からの指示を受け付ける。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ201を介して、印刷注文する画像データ11の選択、画像データ11に合成するフレーム画像の選択、画像処理の指示等を行う。
【0032】
タッチパネル付ディスプレイ201の下部には、メディア投入口203、レシート取出口205が設けられる。
メディア投入口203は、各記憶媒体(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ミニSD(secure digital)カード、SDメモリカード、メモリスティック、コンパクトディスク等)の挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。また、画像出力受付端末1の筐体内には、各記録媒体の挿入口に対応して、各種メディア読取部(図3参照)が設置されている。
また、レシート取出口205からは、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシート(引換券)122が放出される。画像出力受付端末1の筐体内には、レシート取出口205に対応して、レシートプリンタ(図3参照)が設けられている。
【0033】
図3は、画像出力受付端末1のハードウエア構成図である。
画像出力受付端末1は、制御部301、記憶部302、入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード等)、通信部304、各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ(タッチパネル付)307、レシートジャーナル処理部(レシートプリンタ)310等がバス319を介して接続される。
【0034】
制御部301は、プログラムの実行を行うCPU(central processing unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(random access memory)、ROM(read only memory)等で構成される。制御部301は、記憶部302等に格納されたプログラムに従って、バス319を介して接続された各装置を制御する。
【0035】
記憶部302には、制御部301が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムは、例えば、画像入力プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金処理プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等である。データは、例えば、画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15等である。
プログラムのコードは、制御部301により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
【0036】
入出力部303は、記憶部302に格納されているプログラム等の更新や、画像出力受付端末1の設定等を行うメンテナンス時に用いられる。
通信部304は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1とネットワーク9間の通信を媒介する通信インタフェースである。通信部304は、ネットワーク9を介して、画像出力受付端末1とプリンタサーバ3間の通信制御を行う。
【0037】
各種メディア読取部305は、入力メディア121に予め記憶されている画像データを読み込む。
シャッタ306は、メディア投入口203の各挿入口に設けられ、記録媒体の挿入口を開閉し、読取処理の最中や、課金処理が完了するまで、入力メディア121を取り出せないようにする。
モニタ307は、タッチパネル付ディスプレイ201である。
レシートジャーナル処理部310は、課金機能の役割を果たす。レシート取出口205に対応して画像出力受付端末1の内部に設けられ、引換券、レシート印刷を行う。
【0038】
図4は、プリンタサーバ3のハードウエア構成図である。
プリンタサーバ3は、制御部401、記憶部402、メディア入出力部(ドライブ装置)403、通信制御部(通信制御装置、通信ポート等)404、入力部(キーボード、ポインティングデバイス等)405、表示部406、通信用I/F部407等からなる。
【0039】
制御部401は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶部402に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
記憶部402は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部401が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、印刷データ受信手段131、印刷制御手段132を実現するためのプログラム等が格納されている。
【0040】
メディア入出力部403は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
通信制御部404は、通信制御装置、通信ポート等を有し、プリンタサーバ3とネットワーク9間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク9を介して、プリンタサーバ3と、画像出力受付端末1間の通信制御を行う。
【0041】
入力部405は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等の入力装置を有し、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
【0042】
表示部406は、液晶パネル等のディスプレイ装置を有する。
通信用I/F部407は、プリンタサーバ3とプリンタ5−1、5−2、5−3間の通信を行うためのインタフェースである。
バス409は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
【0043】
プリンタ5−1、5−2、5−3は、印刷データ20の印刷出力処理を行う。複数台のプリンタ5−1、5−2、5−3を備えることで、印刷時間の短縮を図ることができる。
【0044】
図5は、画像プリントシステム100の処理動作を示すフローチャートである。
画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307上にサービス内容、手順、案内等を示すメニュー画面を表示し、利用者に機能を選択させる(ステップS501)。例えば、利用者は、入力メディア121の種別、支払い方法等を選択する。選択された情報は、記憶部302等に記憶される。
【0045】
利用者が入力メディア121をメディア投入口203に挿入すると、画像出力受付端末1の制御部301は、各種メディア読み取り部305の当該入力メディア121に適合するメディア読み取り部を起動し、挿入された入力メディア121の画像データを読み込み、記憶部302に格納する(ステップS502)。
【0046】
画像出力受付端末1の制御部301は、記憶部302に格納された画像データ11のサムネイル画像の一覧をモニタ307に表示し、利用者に印刷注文する画像データ11の選択、印刷枚数の指定等を促し、利用者の指示に応じて画像調整を行う(ステップS503)。
【0047】
図6は、サムネイル画面600の1例を示す図である。サムネイル画面600には、画像データ11のサムネイル画像の一覧が表示される。
利用者は、印刷注文したい画像データの印刷枚数を、例えば、「+」あるいは「−」の部分のタッチパネルに触れることにより設定する。利用者により設定された枚数が、注文枚数として表示される。
【0048】
サムネイル画像600は、前画面に戻るための「前に戻る」ボタン601、「画像編集」ボタン602、印刷指定完了後に押す「注文する」ボタン603等を有する。
【0049】
「画像編集」ボタン602は、選択した画像データの編集を行うためのボタンである。利用者が、「画像編集」ボタン602の部分のタッチパネルに触れると、画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307に画像編集画面を表示する。
【0050】
図7は、画像編集画面700の1例を示す図である。
画像編集画面700は、色調整、赤目補正等を行う画像補正メニュー701、左回転、右回転、トリミング等を行う位置調整メニュー702、合成するフレーム画像を選択するための「フレーム選択」ボタン703、利用者により行われた画像の編集を取り消す「元に戻す」ボタン704、「編集終了」ボタン705等を有する。
【0051】
利用者は、画像補正メニュー701あるいは位置調整メニュー702により、選択した画像データの色調整、赤目補正、回転処理、トリミング等の画像編集を行う。
利用者が、画像編集画面700の「編集終了」ボタン705を押し、画像編集の指定を完了すると、画像出力受付端末1の制御部301は、利用者の指示に基づいて画像データの画像補正、位置調整等の画像の編集を行って、記憶部302に印刷データ15として保持する。
【0052】
利用者が、画像編集画面700で「フレーム選択」ボタン703を押下した場合、画像出力受付端末1の制御部301は、モニタ307にフレーム選択画面を表示する。
【0053】
図8は、フレーム選択画面800の1例を示す図である。
フレーム選択画面800は、利用者が利用可能なフレーム画像データ12を表示するフレーム画像表示801、フレーム画像のカテゴリを選択するためのプルダウンメニュー802、プレビュー803、OKボタン804を有する。画像出力受付端末1の制御部301は、プレビュー803に利用者が選択した画像データ11を表示する。
【0054】
利用者が、プルダウンメニュー802から「すべてのフレーム」を選択すると、すべてのフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。利用者がプルダウンメニュー802から「おすすめフレーム」を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301がフレーム画像データ12の中から「おすすめフレーム」として選択したフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。また、利用者がプルダウンメニュー802から「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等のカテゴリを選択すると、選択されたカテゴリに属するフレーム画像データ12がフレーム画像表示801内に表示される。
「おすすめフレーム」は、画像出力受付端末1の制御部301がフレーム画像データ12の中から、利用者が選択した画像データ11ごとに選択する。おすすめのフレーム画像選択処理の詳細については後述する。
【0055】
図9、10は、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13の1例を示す図である。
フレーム画像データ12を定義するフレーム定義データ13は、フレーム画像データ12の名称、カテゴリ、GPS位置情報、日時情報等を含む。
フレーム定義データ13のカテゴリは、「動物」、「風景」、「バレンタイン」、「クリスマス」、「スポーツ」等、季節やイベント行事等である。カテゴリは、複数指定できるようにしてもよい。
【0056】
フレーム定義データ13のGPS位置情報は、フレーム画像データ12に関する緯度経度を示す。位置に依存しないフレーム画像データ12については、図10のフレームB定義に示すようにデータなしとする。
フレーム定義データ13の日時情報は、図9のフレームA定義のように日付の範囲を指定してもよいし、図10のフレームB定義のように特定の日付を指定するようにしてもよい。特定の日付を指定する場合、しきい値を設定し、例えば、特定の日付の前後の数日間を範囲として含めるようにしてもよい。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
【0057】
図5の説明に戻る。
利用者がフレーム画像表示801内に表示されたフレーム画像データ12の中から好みのフレーム画像データ12を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301は、プレビュー803に利用者が選択したフレーム画像データ12を画像データ11に合成した画像を表示する。利用者がOKボタン804を選択すると、画像出力受付端末1の制御部301は、選択された画像データ11とフレーム画像データ12を合成し、記憶部302に印刷データ15として保存する(ステップS504)。
【0058】
画像出力受付端末1の制御部301は、課金手段104により課金処理を実行する(ステップS505)。すなわち、制御部301は、印刷注文に対する代金の合計金額を算出し、モニタ307に表示する。更に、画像出力受付端末1の制御部301は、合計金額、注文内容などを印刷したレシート(引換券)122をレシートジャーナル部310で印刷し、レシート取出口205から放出する。利用者は、店頭において、レシート(引換券)122に対応付けられるプリント物123と引き換えに代金を支払う。
【0059】
画像出力受付端末1の制御部301は、印刷データ送信手段103により、印刷データ15をプリンタサーバ3に送信する(ステップS506)。
プリンタサーバ3の制御部401は、印刷データ受信手段131により画像出力受付端末1からの印刷データを受信し、記憶部402に印刷データ20として保持する。そして、プリンタサーバ3の制御部401は、印刷制御手段132により、印刷データ20をプリンタ5−1〜5−3で印刷し、プリント物123を排出する。
【0060】
次に、図11を参照しながら、おすすめのフレーム画像選択処理の詳細について説明する。
図11は、画像出力受付端末1のおすすめのフレーム画像選択処理を示すフローチャートである。
【0061】
利用者が、画像編集画面700で「フレーム選択」ボタン703を押下すると、画像出力受付端末1の制御部301は、フレーム画像データ12の中から1つを対象フレーム画像として選択し(ステップS1101)、対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11のEXIFデータに含まれる撮影日時情報の差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1102)。しきい値以下の場合(ステップS1102のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。
【0062】
ここで、フレーム定義データ12が、図9に示すフレームA定義のように日付の範囲を指定している場合、撮影日時情報が範囲に含まれていれば、制御部301は、しきい値以下と判定する。また、フレーム定義データ12が、図10に示すフレームB定義のように特定の日付を指定している場合、撮影日時情報が特定の日付と一致、または管理者が設定したしきい値内であれば、制御部301は、しきい値以下と判定する。
例えば、画像データ11の撮影日時情報が「2009年1月15日」の場合、図9のフレームA定義で定義されるフレームAはしきい値以下であると判定される。
【0063】
ステップS1102の判定により、画像データ11を撮影した日時に近い季節、イベント行事に関するフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0064】
対象フレーム画像のフレーム定義データ12の日時情報と、利用者が選択した画像データ11の撮影日時情報の差がしきい値以下ではない場合(ステップS1102のNo)、制御部301は、対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と、現在日時(画像出力受付端末1のシステム日時)との差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1103)。しきい値以下の場合(ステップS1103のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
【0065】
ステップS1103の判定により、画像データ11を印刷注文している日時に近い季節、イベント行事に関するフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0066】
対象フレーム画像のフレーム定義データ13の日時情報と現在日時との差がしきい値以下ではない場合(ステップS1103のNo)、制御部301は、対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報との差がしきい値以下であるか判定する(ステップS1104)。しきい値以下の場合(ステップS1104のYes)、制御部301は、対象フレーム画像を「おすすめフレーム」として選択する(ステップS1105)。しきい値は、画像プリントシステム100の管理者が任意に設定する。
図10のフレームB定義のように、GPS位置情報がデータなしの場合、ステップS1104の判定処理は行わず、しきい値以下ではない(ステップS1104のNo)とする。
【0067】
ステップS1104の判定により、画像データ11を撮影した位置の近隣にあるランドマーク等に関連のあるフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
GPS位置情報に関する判定では、画像データ11のGPS位置情報の代わりに、画像出力受付端末1の設置場所を示すロケールデータ14を用いてもよい。この場合、例えば、大阪に設置されている画像出力受付端末1では、大阪城などのフレーム画像データ12が「おすすめフレーム」として選択される。
【0068】
対象フレーム画像のフレーム定義データ13のGPS位置情報と、利用者が選択した画像データ11に含まれるGPS位置情報との差がしきい値以下ではない場合(ステップS1104のNo)、制御部301は、対象フレーム画像に対する判定を終了し、すべてのフレーム画像データ12に対する判定が終了したか確認する(ステップS1106)。
すべてのフレーム画像データ12の判定が終了していない場合(ステップS1106のNo)、画像出力受付端末1の制御部301は、ステップS1101に戻り、次のフレーム画像データ12を選択して判定処理を行う。
すべてのフレーム画像データ12の判定が終了した場合(ステップS1106のYes)、画像出力受付端末1の制御部301は、「おすすめフレーム」選択処理を終了する。
【0069】
以上説明したように、本発明に係る第1の実施形態の画像プリントシステムでは、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13を予め保持し、利用者が選択した画像データ11の撮影日時、撮影場所に近いフレーム画像データ12を「おすすめフレーム」(推薦フレーム画像)として選択し、利用者に対して表示することにより、利用者は画像データ11に合ったフレーム画像データ12を容易に探し、選択することができる。これによって、全ての季節やイベント行事に関するフレーム画像データ12を記憶しておいても、利用者が不便さを感じることはないので、フレーム画像データ12の更新作業が不要となり、管理者の労力が軽減される。
【0070】
前述した図11のフレーム画像選択処理では、フレーム画像ごとに推薦するか否かを判定していたが、カテゴリごとに推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、プルダウンメニュー802に表示するカテゴリを推薦順に表示するようにしてもよい。推薦順序は、例えば、図11に示す3つの判定(S1102、S1103、S1104)に対してYesの数が多い順とする。更に、Yesの数が同数の場合、例えば、差が小さい順とする。
同様に、フレーム画像の推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、「すべてのフレーム」を選択した場合、フレーム画像表示801に一覧表示するフレーム画像データ12のサムネイル画像を推薦順序に従って表示するようにしてもよい。
【0071】
次に、図12〜14を参照しながら、本発明に係る第2の実施形態の画像出力装置について説明する。
図12は、第2の実施形態の画像出力装置2のシステム構成図である。
画像出力装置2は、店頭において印刷注文の受付、および印刷を行う端末装置であり、画像データ読込手段101、画像編集合成手段102、印刷手段105、課金手段104等を備える。
画像データ読込手段101、画像編集合成手段102は、第1の実施の形態と同様である。
【0072】
記憶部302には、画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15が記憶される。
画像データ11、フレーム画像データ12、フレーム定義データ13、ロケールデータ14、印刷データ15は、第1の実施の形態と同様である。印刷データ15は、第1の実施の形態における印刷データ20と同様である。
【0073】
印刷手段105は、印刷データ15を印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。画像出力装置2は、印刷時間の短縮を図るため、複数台のプリンタを備えるようにしてもよい。
【0074】
課金手段104は、課金機を装備する。課金手段104は、利用者によるプリント物123の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、利用者に入金を要求し現金による課金処理を行い、レシート122を発行し、つり銭124を利用者に返す。
【0075】
図13は、画像出力装置2の外観斜視図である。
図13に示すように、画像出力装置2の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ201が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ201は、第1の実施の形態と同様である。
【0076】
タッチパネル付ディスプレイ201の下部には、メディア投入口203が設けられる。メディア投入口203は、第1の実施の形態と同様である。
【0077】
画像出力装置2の下段部の前面板221には、硬貨投入口207及び紙幣挿入口209のような料金投入口、つり銭返却口211、レシート取出口205、プリント物取出口213、メンテナンスキー215、ドア開閉キー217等が設けられる。
【0078】
硬貨投入口207、紙幣挿入口209、つり銭返却口211、レシート取出口205は、利用者によるプリント物123の注文内容に応じて入金を要求する課金手段104として機能する。利用者は、硬貨投入口207に硬貨を投入したり、紙幣挿入口209に紙幣を挿入したりすることにより、プリント物123の料金を支払う。つり銭がある場合には、つり銭返却口211から放出される。
また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口205から放出される。画像出力装置2の筐体内には、レシート取出口205に対応してレシート印刷用プリンタが設けられる。
画像出力装置2は、課金手段により利用者の入金が完了すると、印刷データ15の印刷を開始する。
【0079】
プリント物取出口213には、画像出力装置2の筐体内に設置される複数のプリンタにより印刷されたプリント物123が排出される。
利用者が、タッチパネル付ディスプレイ201に設けられたタッチパネルにより、記録媒体から読み込んだ画像の中から印刷注文する画像を選択し、印刷の実行を指示すると、画像出力装置2内のコンピュータ(制御装置)が複数の印刷手段105に画像データを転送する。印刷手段105は、転送された画像データを印刷し、プリント物取出口213に排出する。
【0080】
メンテナンスキー215は、利用者が画像出力装置2を利用可能な運転モードと、管理者が画像出力装置2のメンテナンスや設定、レシートの再印刷等を行う管理モードを切り替えるためのキーである。
ドア開閉キー217は、画像出力装置2の前面板221を開閉するためのキーである。
【0081】
図14は、画像出力装置2のハードウエア構成図である。
画像出力装置2は、コンピュータ200、各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307、コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310、複数のプリンタ311から構成される。各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307、コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310、複数のプリンタ311は、コンピュータ200と接続され、コンピュータ200により制御される。
各種メディア読取部305、シャッタ306、モニタ307は、第1の実施の形態と同様である。
【0082】
コンピュータ200は、制御部301、記憶部302、入出力部303、通信部304等から構成される。
制御部301、記憶部302、入出力部303、通信部304は、第1の実施の形態と同様である。
【0083】
コインメック308、ビルバリ309、レシートジャーナル処理部310は、課金機能の役割を果たす。コインメック308は、硬貨投入口207に対応して画像出力装置2内部に設けられ、硬貨の入出力を管理する。
ビルバリ309は、紙幣挿入口209に対応して画像出力装置2内部に設けられ、紙幣の入出力を管理する。
レシートジャーナル処理部310は、レシート取出口205に対応して画像出力装置2内部に設けられ、利用者の徴収金額や注文内容に応じたレシート122を印刷する。
【0084】
複数のプリンタ311は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷する。プリンタ311は、第1の実施の形態のプリンタ5−1、5−2、5−3と同様である。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるプリンタサーバ3を介さずに、コンピュータ200がプリンタ311に印刷データを送信する。それ以外のコンピュータ200の処理動作は、第1の実施の形態における画像出力受付端末1と同様である。
【0085】
画像出力装置2の処理動作は、図5から図11を参照して説明した第1の実施形態の画像プリントシステム100の処理動作と同様である。
第2の実施形態の画像出力装置2では、コンピュータ200が、フレーム画像データ12の属性を定義するフレーム定義データ13を予め保持し、利用者が選択した画像データ11の撮影日時、撮影場所に近いフレーム画像データ12を「おすすめフレーム」(推薦フレーム画像)として選択し、利用者に対して表示することにより、利用者は画像データ11に合ったフレーム画像データ12を容易に探し、選択することができる。これによって、全ての季節やイベント行事に関するフレーム画像データ12を記憶しておいても、利用者が不便さを感じることはないので、フレーム画像データ12の更新作業が不要となり、管理者の労力が軽減される。
【0086】
また、カテゴリごとに推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、プルダウンメニュー802に表示するカテゴリを推薦順に表示するようにしてもよい。推薦順序は、例えば、図11に示す3つの判定(S1102、S1103、S1104)に対してYesの数が多い順とする。更に、Yesの数が同数の場合、例えば、差が小さい順とする。
同様に、フレーム画像の推薦順序を判定し、フレーム選択画面800において、「すべてのフレーム」を選択した場合、フレーム画像表示801に一覧表示するフレーム画像データ12のサムネイル画像を推薦順序に従って表示するようにしてもよい。
【0087】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像プリントシステム等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0088】
1、1−1、1−2………画像出力受付端末
2………画像出力装置
3………プリンタサーバ
5−1、5−2、5−3………プリンタ
9………ネットワーク
11………画像データ
12………フレーム画像データ
13………フレーム定義データ
14………ロケールデータ
15………印刷データ
100………画像プリントシステム
101………画像データ読込手段
102………画像編集合成手段
103………印刷データ送信手段
104………課金手段
105………印刷手段
121………入力メディア
122………レシート
123………プリント物
124………つり銭
131………印刷データ受信手段
132………印刷制御手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムであって、
前記画像出力受付端末は、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、
を具備することを特徴とする画像プリントシステム。
【請求項2】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と前記画像データの撮影日時情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項3】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と現在日時の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項4】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記画像データのGPS位置情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項5】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、
前記保持手段は、更に、前記画像出力受付端末の設置場所を示すロケールデータを保持し、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記ロケールデータの差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項6】
プリンタと接続される画像出力受付端末であって、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、
を具備することを特徴とする画像出力受付端末。
【請求項7】
プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムにおける画像出力方法であって、
前記画像出力受付端末が、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力ステップと、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持ステップと、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示ステップと、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択ステップと、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成ステップと、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信ステップと、
を実行することを特徴とする画像出力方法。
【請求項1】
プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムであって、
前記画像出力受付端末は、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、
を具備することを特徴とする画像プリントシステム。
【請求項2】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と前記画像データの撮影日時情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項3】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連日時情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連日時情報と現在日時の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項4】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記画像データのGPS位置情報の差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項5】
前記保持手段が保持する前記フレーム画像データは、フレーム画像データに関連する関連GPS位置情報を含み、
前記保持手段は、更に、前記画像出力受付端末の設置場所を示すロケールデータを保持し、
前記推薦フレーム画像表示手段は、前記関連GPS位置情報と前記ロケールデータの差が所定のしきい値以下の場合、前記フレーム画像データを推薦フレーム画像として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像プリントシステム。
【請求項6】
プリンタと接続される画像出力受付端末であって、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持手段と、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示手段と、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択手段と、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成手段と、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信手段と、
を具備することを特徴とする画像出力受付端末。
【請求項7】
プリンタと画像出力受付端末とが接続される画像プリントシステムにおける画像出力方法であって、
前記画像出力受付端末が、
記憶媒体に記憶された画像データを入力する画像入力ステップと、
前記画像データ、フレーム画像データ、及び、前記フレーム画像データの属性を定義するフレーム定義データを保持する保持ステップと、
前記フレーム定義データに基づいて、前記フレーム画像データから選択した推薦フレーム画像を表示する推薦フレーム画像表示ステップと、
前記画像データに合成する前記フレーム画像データを利用者に選択させるフレーム画像選択ステップと、
前記フレーム画像選択手段によって選択された前記フレーム画像データを前記画像データに合成し、印刷データを生成するフレーム画像合成ステップと、
前記印刷データを前記プリンタに送信する印刷データ送信ステップと、
を実行することを特徴とする画像出力方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2011−210017(P2011−210017A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−77157(P2010−77157)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
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