説明

画像合成出力装置、カメラ付き携帯電話装置、およびプログラム

【課題】実際の撮影画像に基づいてリアリティある生物の成育画像を出力することが可能な画像合成出力装置を提供する。
【解決手段】登録ユーザにより予め指定した和風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R2に相当する犬小屋(R2)を含ませた画像を、該登録ユーザの端末により例えば日毎撮影してサーバ装置へ送信する。するとサーバ装置では、日毎受信される撮影画像データGnにユーザ指定の登録画像R2が含まれると判定される都度レベルアップされる成育レベルmに対応して、育成データメモリに記憶されている前記登録画像R2の種類(和風の犬小屋)に応じた生物(和犬)の画像Wma〜Wmcが読み出される。そして、この各成育レベルmに対応した生物(和犬)の画像Wma〜Wmcを前記受信された撮影画像データGnに合成した合成画像データGncが生成され、前記登録ユーザの端末に送信されて表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像合成出力装置、カメラ付き携帯電話装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、動物や植物の画像を表示させ、ユーザ操作に応じた様々な世話のパターンに従って、当該動物や植物の成長した画像を表示させる画像表示装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、表示された動物の画像に対して行った世話の回数が所定の回数に達することで、当該動物画像のお見合い相手となる他の動物画像を並べて表示させる生物画像表示制御装置も考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2759170号公報
【特許文献2】特許第2855146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の画像表示装置や生物画像表示装置は、予め記憶されたアニメーションの生物画像を表示させ、複数種類のアイコンなどにより表示される世話の内容を選択して指定することで、当該世話の内容に応じた次の段階の生物画像が読み出されて表示されるものである。
【0006】
このため、前記従来の画像表示装置や生物画像表示装置では、ユーザにとって、電子機器により生物を育成するゲームとしての感覚が強く、リアリティがない欠点がある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、実際の撮影画像に基づいてリアリティある生物の成育画像を出力することが可能になる画像合成出力装置、カメラ付き携帯電話装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の画像合成出力装置は、予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像を記憶する育成画像記憶手段と、静止画像を取得する静止画取得手段と、この静止画取得手段により取得された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段と、この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段と、この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段と、この合成画像生成手段により生成された合成画像を出力する合成画像出力手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の画像合成出力装置は、前記請求項1に記載の画像合成出力装置において、前記育成画像記憶手段は、さらに、前記生物画像の育成に供する育成用画像を記憶し、前記画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定された後に、当該静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された育成用画像が含まれるか否かを判定する育成画像判定手段をさらに備え、前記成育段階指定手段は、初期段階の成育段階を指定した後は、前記育成画像判定手段により前記静止画像に前記育成用画像が含まれると判定された場合に次の段階の成育段階を指定する、ことを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の画像合成出力装置は、前記請求項2に記載の画像合成出力装置において、前記育成画像記憶手段は、さらに、前記育成用画像に対応付けて当該育成用画像により育成中の生物画像を記憶し、前記育成画像判定手段により前記静止画像に前記育成用画像が含まれると判定された場合に、当該育成用画像に対応付けられて前記育成画像記憶手段により記憶されている育成中の生物画像を、前記静止画像に合成した育成中の合成画像を生成する育成中合成画像生成手段と、この育成中合成画像生成手段により生成された育成中の合成画像を出力する育成中合成画像出力手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の画像合成出力装置は、前記請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像合成出力装置において、前記育成画像記憶手段により記憶される物体画像は、ユーザにより撮影された物体画像であることを特徴としている。
【0012】
請求項5に記載のカメラ付き携帯電話装置は、予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像を記憶する育成画像記憶手段と、ユーザ操作に応じて静止画像を撮影する静止画撮影手段と、この静止画撮影手段により撮影された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段と、この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段と、この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段と、この合成画像生成手段により生成された合成画像を表示する合成画像表示手段と、前記合成画像生成手段により生成された合成画像を外部の通信端末に送信する合成画像送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項6に記載のプログラムは、電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像をメモリに記憶させる育成画像記憶手段、静止画像を取得する静止画取得手段、この静止画取得手段により取得された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段、この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段、この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段、この合成画像生成手段により生成された合成画像を出力する合成画像出力手段、として機能させることを特徴としている。
【0014】
請求項7に記載のプログラムは、カメラ付き携帯電話装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像をメモリに記憶させる育成画像記憶手段、ユーザ操作に応じて前記カメラにより静止画像を撮影させる静止画撮影手段、この静止画撮影手段により撮影された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段、この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段、この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段、この合成画像生成手段により生成された合成画像を表示部に表示させる合成画像表示手段、前記合成画像生成手段により生成された合成画像を通信部から外部の通信端末へ送信させる合成画像送信手段、として機能させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、実際の撮影画像に基づいてリアリティある生物の成育画像を出力することが可能になる画像合成出力装置、カメラ付き携帯電話装置、およびプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の画像合成出力装置の実施形態に係るサーバ装置10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記サーバ装置10の育成データメモリ12bに記憶される登録画像(育成場所画像)Rnおよび当該登録画像Rnに対応する成育レベル(1〜3)毎の生物画像の具体例を示す図。
【図3】前記サーバ装置10のユーザ登録メモリ12cに記憶されるユーザ登録画像および置換え登録画像の具体例を示す図。
【図4A】前記サーバ装置10の育成画像モードにて実行される画像合成処理(その1)を示すフローチャート。
【図4B】前記サーバ装置10の育成画像モードにて実行される画像合成処理(その2)を示すフローチャート。
【図5】前記サーバ装置10の画像合成処理に伴い実行される対応画像合成処理を示すフローチャート。
【図6】前記サーバ装置10の画像合成処理に従い和犬を仮想育成する場合の一連の撮影画像G1〜G3とこれに対応する合成画像G1c〜G3cを示す図。
【図7】前記図6からの続きの撮影画像G4,G5とこれに対応する合成画像G4c,G5cを示す図。
【図8】前記サーバ装置10の画像合成処理に従いひまわりを仮想育成する場合の一連の撮影画像G1〜G4とこれに対応する合成画像G1c〜G4cを示す図。
【図9】前記サーバ装置10の画像合成処理に従いユーザ任意の物体画像を育成場所画像としてユーザ登録し洋犬を仮想育成する場合の最初の撮影画像G1とこれに基づいたユーザ登録手順に対応する生成画面を示す図。
【図10】前記図9からの続きの撮影画像G2,G3とこれに基づく合成画像G1c,G2cを示す図。
【図11】本発明の画像合成出力装置を実施したカメラ付き携帯電話装置10Bの画像合成処理に伴う動作の具体例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、本発明の画像合成出力装置の実施形態に係るサーバ装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0019】
このサーバ装置10は、コンピュータであるCPU11を備えている。
【0020】
CPU11は、メモリ12に予め記憶されたシステムプログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体13からCD/DVDドライブなどの記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上の他のサーバ装置(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれたサーバ制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。
【0021】
CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15が接続される他に、当該サーバ装置10の管理者が操作するキーボード,マウスなどを備えた入力部16が接続される。
【0022】
前記メモリ12に記憶されるサーバ制御プログラムとしては、外部の通信端末A(デジタルカメラ/カメラ付き携帯電話)20や通信端末B(PC:Personal Computer)30などから受信された撮影画像などの静止画像を保存し、各通信端末A20,B30にて閲覧可能にするための画像管理処理プログラム、前記各通信端末A20,B30との通信動作を司る通信制御プログラムが記憶される。
【0023】
またこの他に、前記外部から受信された静止画像の中に、後述する育成データメモリ12b(図2参照)に予め記憶された登録画像(育成場所画像)Rnが含まれる場合に、その登録画像Rnに対応付けられて記憶されている段階的な成育レベル(1,1B,2,2B,3)毎の生物画像を、現在の成育レベルに応じて前記静止画像に合成する。そしてこの合成画像を、ユーザ指定の通信端末A20,B30へ送信又は閲覧用に保存するための画像合成処理プログラム12aが記憶される。
【0024】
なお、この画像合成処理プログラム12aは、ユーザ任意の撮影画像に基づいて所望の生物を仮想で育成しその合成画像を得るための「育成画像モード」が設定された際に起動される。
【0025】
また、メモリ12には、前記各種のプログラムを記憶するプログラムメモリの他に、各種の作業用データを記憶するメモリとして、育成データメモリ12b、ユーザ登録メモリ12c、撮影画像メモリ12d、合成画像メモリ12e、成育レベルメモリ12f、合成画像保存メモリ12g、登録ユーザ情報メモリ12hなどが確保される。
【0026】
図2は、前記サーバ装置10の育成データメモリ12bに記憶される登録画像(育成場所画像)Rnおよび当該登録画像Rnに対応する成育レベル(1〜3)毎の生物画像の具体例を示す図である。
【0027】
この育成データメモリ12bには、動物や植物などの生物の育成場所にあるべき複数種類の物体の登録画像(育成場所画像)Rnが記憶される。これと共に、各登録画像Rnに対応付けられて、当該登録画像Rnの種類に応じた生物画像が、5段階の成育レベル(1,1B,2,2B,3)毎に記憶される。そして、成育レベル“1”と“2”との間の“1B”のエリア、および成育レベル“2”と“3”との間の“2B”のエリアには、それぞれその成育レベルがアップする条件となる育成登録画像と当該育成登録画像により育成中の生物画像が記憶される。
【0028】
具体的には、何れも実写画像であって、例えば和風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R2に対応する成育レベル“1”の生物画像(対応成育画像(1))として、和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1cが記憶され、成育レベル“2”の生物画像(対応成育画像(2))として、中犬に成長した和犬が歩く画像W2a〜W2cが記憶され、成育レベル“3”の生物画像(対応成育画像(3))として、大人に成長した和犬が歩く画像W3a〜W3cが記憶される。
【0029】
そして、成育レベル“1”と“2”との間の“1B”のエリアには、育成登録画像(1)として、犬育成の道具となるボールの画像Bが記憶されると共に、当該ボールの画像Bにより育成中の生物画像(対応育成画像(1))として、前記和犬の子犬がボールで遊ぶ画像W1ai〜W1ciが記憶される。また、成育レベル“2”と“3”との間の“2B”のエリアには、育成登録画像(2)として、犬育成の餌となる骨の画像Hが記憶されると共に、当該骨の画像Hにより育成中の生物画像(対応育成画像(2))として、前記和犬の中犬が骨を食べる画像W2ai〜W2ciが記憶される。
【0030】
また、例えば小型の植木鉢の登録画像(育成場所画像)R4に対応する成育レベル“1”の生物画像(対応成育画像(1))として、開花初期のひまわりの画像F1が記憶され、成育レベル“2”の生物画像(対応成育画像(2))として、中型に成長したひまわりの画像F2が記憶され、成育レベル“3”の生物画像(対応成育画像(3))として、大型に成長したひまわりの画像F3が記憶される。
【0031】
そして、成育レベル“2”と“3”との間の“2B”のエリアには、育成登録画像(2)として、植物育成の糧となる雨を意味する傘の画像Aが記憶されると共に、当該傘の画像Aにより育成中の生物画像(対応育成画像(2))として、前記傘を付加した中型のひまわりの画像F2iが記憶される。
【0032】
なお、前記登録画像(育成場所画像)Rnは、ユーザによって撮影された実写画像を記憶させてもよい。
【0033】
また、前記育成データメモリ12bに記憶される和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1cや和犬の子犬がボールで遊ぶ画像W1ai〜W1ciなど、育成対象となる生物の動きを伴う画像については、対象生物の複数時点の動いた画像を1枚の静止画像内に含ませて記憶させてもよいし、同複数時点の動いた画像を間欠的な動画像として捉えた複数枚の静止画像にして記憶させてもよい。
【0034】
図3は、前記サーバ装置10のユーザ登録メモリ12cに記憶されるユーザ登録画像および置換え登録画像の具体例を示す図である。
【0035】
このユーザ登録メモリ12cには、動物や植物などの生物の育成場所にあるべき前記物体の登録画像(育成場所画像)Rnとして置き換えしたいユーザ任意の物体の画像が、ユーザ登録画像として記憶されると共に、前記育成データメモリ12bに記憶された複数種類の登録画像(育成場所画像)Rn…のうち、ユーザが育成したい生物の種類に応じて選択された何れかの登録画像(育成場所画像)Rnが、置き換え登録画像として記憶される。
【0036】
具体的には、例えばユーザの家の庭にある人形の置物Dを、洋犬の育成場所にあるべき物体に置き換えしたい場合、当該人形の置物Dが実写されユーザ登録画像として記憶される。そして、前記育成データメモリ12bに記憶された複数種類の登録画像(育成場所画像)R1〜R5の中から選択された洋風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R3が、置き換え登録画像として記憶される(図9(C)(D)参照)。
【0037】
撮影画像メモリ12dには、前記画像合成処理プログラム12aの起動中において、外部の通信端末A20やB30から受信された静止画像による撮影画像データGn(図6(A1)〜(C1),図7(D1)(E1)参照)がユーザ別に記憶される。
【0038】
合成画像メモリ12eには、前記撮影画像メモリ12dに記憶された撮影画像データGnに対し、当該撮影画像データGnに含まれる前記物体登録画像(育成場所画像)Rnの種類や現在の生物成育レベル、さらには前記育成登録画像の種類に応じて、前記育成データメモリ12bから選択された静止画像(動画像)を合成した合成画像Gnc(図6(A2)〜(C2),図7(D2)(E2)参照)がユーザ別に記憶される。
【0039】
成育レベルメモリ12fには、ユーザ別で且つ前記育成データメモリ12bに記憶された登録画像(育成場所画像)Rn別の現在の生物成育レベル(1,1B,2,2B,3)が記憶される。
【0040】
合成画像保存メモリ12gには、前記合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データGncを、外部の通信端末A20やB30へ送信して表示させたり、本サーバ装置10に保存して外部の通信端末A20やB30に閲覧させたりする場合に、当該合成画像データGncが、同合成画像データGncの元になる撮影画像データGnの送信元のユーザ名に対応付けられて記憶される。
【0041】
登録ユーザ情報メモリ12hには、本サーバ装置10の専用HP(ホームページ)にて登録されたユーザの「登録ユーザ名」に対応付けられて、当該登録ユーザが合成画像データGncを送る先として入力した「送信先ユーザ名」、当該登録ユーザの「メールアドレス」「HPパスワード」、そして、当該ユーザが合成画像を生成したい画像の種類として指定した前記育成データメモリ12b(図2参照)内の登録画像(育成場所画像)Rnの種類を示す「登録画像・対応画像指定情報」が記憶される。
【0042】
そして、前記メモリ12に記憶された各種のプログラムは、主に電送制御部15を介した外部の通信端末A20やB30からの受信入力信号、あるいは入力部16からの管理操作入力信号に応じて起動される。
【0043】
なお、本発明の画像合成出力装置をデジタルカメラ10Aやカメラ付き携帯電話10Bとして構成する場合には、画像撮影部18が備えられる。
【0044】
次に、前記構成のサーバ装置10の動作について説明する。
【0045】
図4Aは、前記サーバ装置10の育成画像モードにて実行される画像合成処理(その1)を示すフローチャートである。
【0046】
図4Bは、前記サーバ装置10の育成画像モードにて実行される画像合成処理(その2)を示すフローチャートである。
【0047】
図5は、前記サーバ装置10の画像合成処理に伴い実行される対応画像合成処理を示すフローチャートである。
【0048】
[実施例1]
図6は、前記サーバ装置10の画像合成処理に従い和犬を仮想育成する場合の一連の撮影画像G1〜G3とこれに対応する合成画像G1c〜G3cを示す図である。
【0049】
図7は、前記図6からの続きの撮影画像G4,G5とこれに対応する合成画像G4c,G5cを示す図である。
【0050】
この実施例1では、ユーザが和風の犬小屋を含む静止画を例えば毎日繰り返し撮影することで、その各撮影画像に対して子犬から成犬まで順次育成される和犬の画像が自動で合成されて出力される場合について説明する。
【0051】
ユーザの通信端末A20から本サーバ装置10の専用HPへ最初にアクセスされると、ユーザ設定処理が開始され、アクセス元の通信端末A20に対してユーザ情報の入力要求が送信される(ステップS1(Yes))。
【0052】
前記ユーザ情報の入力要求に応じてアクセス元の通信端末A20にてユーザ入力されたユーザ情報(登録ユーザ名/送信先ユーザ名、メールアドレス、サーバHPパスワードなど)が受信されると、この受信されたユーザ情報は登録ユーザ情報メモリ12hに記憶される(ステップS2)。
【0053】
すると、育成データメモリ12b(図2参照)に記憶されている登録画像(育成場所画像)Rn…および当該各登録画像Rn…に対応付けられた成育レベル(1,1B,2,2B,3)毎の対応成育画像や育成登録画像,対応育成画像を配列した一覧画面が、前記登録されたユーザの通信端末A20へ送信され、同ユーザに対して登録画像・対応画像の種類の指定が促される(ステップS3)。
【0054】
ユーザの通信端末A20から前記登録画像・対応画像の種類の指定データ(例えば和風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)を示す“R2”)が受信されると、当該指定データ“R2”は「登録画像・対応画像指定情報」として前記登録ユーザ情報メモリ12hに登録されたユーザ情報に対応付けられて記憶される(ステップS4)。
【0055】
前記登録ユーザ情報メモリ12hに登録されたユーザの通信端末A20から本サーバ装置10にアクセスされ、ユーザ認証処理の後、育成画像モードが選択された状態で、例えば図6(A1)に示すように、玄関先に和風の犬小屋(R2)を置いて撮影した撮影画像データG1が受信されると(ステップS5)、その撮影画像データG1は、撮影画像メモリ12d内の登録ユーザ別のフォルダに記憶される(ステップS6)。
【0056】
すると、前記登録ユーザの「登録画像・対応画像指定情報」にて指定されている種類の登録画像(育成場所画像)Rn(この場合には種類“R2”:和風の犬小屋の登録画像R2)が育成データメモリ12b(図2参照)から読み出される。また、ユーザ登録メモリ12c(図3参照)に、前記登録ユーザのユーザ登録画像が記憶されている場合には、このユーザ登録画像も読み出される(ステップS7)。
【0057】
そして、今回受信された撮影画像データG1の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2や前記ユーザ登録画像と一致する画像が含まれているか否か画像解析されて判定される(ステップS8)。
【0058】
ここで、今回受信された撮影画像データG1(図6(A1)参照)の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2と一致する画像が含まれていると判定されると(ステップS8(Yes))、今回受信された登録ユーザからの撮影画像データG1について、前記登録画像R2が新規で一致判定されたか否か、つまり成育レベルメモリ12fに記憶されている該当するユーザ・登録画像別の成育レベルが未だ“0”であるか否か判断される(ステップS9)。
【0059】
そして、登録画像R2が新規で一致判定されたと判断されると(ステップS9(Yes))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R2)の成育レベルが“1”に設定され、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(1)が合成対象画像として指定される(ステップS10)。
【0060】
すると、図5における対応画像合成処理に移行される(ステップSA)。この対応画像合成処理では、先ず、前記今回受信の撮影画像データG1にて一致判定された登録画像が、ユーザ登録画像であるか否か判断される(ステップA1)。
【0061】
ここでは、前記今回受信の撮影画像データG1(図6(A1)参照)にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R2であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0062】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R2)の現在の成育レベル“1”が検知され、この成育レベル“1”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(1)(和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1c)が選択される(ステップA2)。
【0063】
そして、このステップA2にて選択された対応画像が、1枚または複数枚の静止画像からなる生物の動きを動画として捉えた画像なのか、または通常の静止画像なのかが、当該選択された対応画像の付加情報に基づき判断される(ステップA3)。
【0064】
ここで、前記ステップA2にて選択された対応成育画像(1)(和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1c)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG1(図6(A1))に対して、前記選択された対応成育画像(1)(和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1c)を合成した合成画像データG1c(図6(A2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0065】
この合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cは、今回受信された撮影画像データG1の送信元である登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0066】
また、この登録ユーザのユーザ情報(12h)において、知人などの送信先ユーザ名が対応付けられている場合には(ステップS12(Yes))、当該送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS13)。
【0067】
この後、前記同一の登録ユーザから、図6(B1)に示すように、和風の犬小屋(R2)に加えて、玄関先に犬の遊び道具となるボール(B)を置いて撮影した2回目(2日目)の撮影画像データG2が受信されると、前記同様の画像解析により、当該撮影画像データG2の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0068】
この場合、前記撮影画像データG2に含まれると判定された登録画像R2は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0069】
ここでは、育成データメモリ12b内に、現在の成育レベル“1”の直後の成育レベル“1B”に対応付けられた育成登録画像(1)としてボールの画像Bが設定されていると判断される(ステップS14(Yes))。
【0070】
すると、今回受信の撮影画像データG2(図6(B1))に前記育成登録画像(1)(ボールの画像B)が含まれると判断され(ステップS15(Yes))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1”が“1B”にアップされる(ステップS16)。
【0071】
すると、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG2(図6(B1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R2であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0072】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R2)の現在の成育レベル“1B”が検知され、この成育レベル“1B”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応育成画像(1)(和犬の子犬がボールで遊ぶ画像W1ai〜W1ci)が選択される(ステップA2)。
【0073】
そして、このステップA2にて選択された対応育成画像(1)(和犬の子犬がボールで遊ぶ画像W1ai〜W1ci)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG2(図6(B1))に対して、前記選択された対応育成画像(1)(和犬の子犬がボールで遊ぶ画像W1ai〜W1ci)を合成した合成画像データG2c(図6(B2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0074】
すると、前回(1回目/1日目)受信の撮影画像データG1(図6(A1))に基づき合成画像データG1c(図6(A2))を生成したときと同様に、今回生成された合成画像データG2cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0075】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG2cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0076】
この後さらに、前記同一の登録ユーザから、図6(C1)に示すように、玄関先に和風の犬小屋(R2)を置いたまま撮影した3回目(3日目)の撮影画像データG3が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG3の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0077】
この場合も、前記撮影画像データG3に含まれると判定された登録画像R2は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0078】
ここでは、育成データメモリ12bにおいて、現在の成育レベル“1B”の直後の成育レベル“2”のエリアには、育成登録画像(2)は設定されていないと判断される(ステップS14(No))。
【0079】
すると、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1B”が“2”にアップされ、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(2)が合成対象画像として指定される(ステップS17)。
【0080】
そして、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG3(図6(C1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R2であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0081】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R2)の現在の成育レベル“2”が検知され、この成育レベル“2”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(2)(中犬に成長した和犬が歩く画像W2a〜W2c)が選択される(ステップA2)。
【0082】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(2)(中犬に成長した和犬が歩く画像W2a〜W2c)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG3(図6(C1))に対して、前記選択された対応成育画像(2)(中犬に成長した和犬が歩く画像W2a〜W2c)を合成した合成画像データG3c(図6(C2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0083】
すると、これまで同様に、今回生成された合成画像データG3cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0084】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG3cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0085】
この後さらに、前記同一の登録ユーザから、図7(D1)に示すように、和風の犬小屋(R2)に加えて、玄関先に犬の餌となる骨(H)を置いて撮影した4回目(4日目)の撮影画像データG4が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG4の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0086】
この場合も、前記撮影画像データG4に含まれると判定された登録画像R2は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0087】
ここでは、育成データメモリ12b内に、現在の成育レベル“2”の直後の成育レベル“2B”に対応付けられた育成登録画像(2)として骨の画像Hが設定されていると判断される(ステップS14(Yes))。
【0088】
すると、今回受信の撮影画像データG4(図7(D1))に前記育成登録画像(2)(骨の画像H)が含まれると画像解析により判断され(ステップS15(Yes))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2”が“2B”にアップされる(ステップS16)。
【0089】
すると、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG4(図7(D1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R2であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0090】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2B”が検知され、この成育レベル“2B”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応育成画像(2)(和犬の中犬が骨を食べる画像W2ai〜W2ci)が選択される(ステップA2)。
【0091】
そして、このステップA2にて選択された対応育成画像(2)(和犬の中犬が骨を食べる画像W2ai〜W2ci)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG4(図7(D1))に対して、前記選択された対応育成画像(2)(和犬の中犬が骨を食べる画像W2ai〜W2ci)を合成した合成画像データG4c(図7(D2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0092】
するとまた、これまで同様に、今回生成された合成画像データG4cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0093】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG4cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0094】
この後さらに、前記同一の登録ユーザから、図7(E1)に示すように、玄関先に和風の犬小屋(R2)を置いたまま撮影した5回目(5日目)の撮影画像データG5が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG5の中に、前記ユーザ指定の和風の犬小屋の登録画像R2が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0095】
この場合も、前記撮影画像データG5に含まれると判定された登録画像R2は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0096】
ここでは、育成データメモリ12bにおいて、現在の成育レベル“2B”の直後の成育レベル“3”のエリアには、育成登録画像(3)は設定されていないと判断される(ステップS14(No))。
【0097】
すると、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2B”が“3”にアップされ、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(3)が合成対象画像として指定される(ステップS17)。
【0098】
そして、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG5(図7(E1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R2であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0099】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“3”が検知され、この成育レベル“3”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(3)(大人に成長した和犬が歩く画像W3a〜W3c)が選択される(ステップA2)。
【0100】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(3)(大人に成長した和犬が歩く画像W3a〜W3c)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG5(図7(E1))に対して、前記選択された対応成育画像(3)(大人に成長した和犬が歩く画像W3a〜W3c)を合成した合成画像データG5c(図7(E2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0101】
すると、これまで同様に、今回生成された合成画像データG5cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0102】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG5cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0103】
このように、登録ユーザにより予め指定した和風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R2に相当する犬小屋(R2)を含ませた画像を、該登録ユーザの端末A20により例えば日毎撮影してサーバ装置10へ送信する。するとサーバ装置10では、日毎受信される撮影画像データGnにユーザ指定の登録画像R2が含まれると判定される都度レベルアップされる成育レベル1〜3に対応して、育成データメモリ12bに記憶されている前記登録画像R2の種類(和風の犬小屋)に応じた生物(和犬)の画像が読み出される。そして、この各成育レベルに対応した生物(和犬)の画像を前記受信された撮影画像データGnに合成した合成画像データGncが生成され、前記登録ユーザの端末A20に送信されて表示される。
【0104】
このため、ユーザは和犬を育成するための和風の犬小屋(R2)を置いた場所を日毎撮影しその撮影画像データGnをサーバ装置10へ送信するだけで、当該撮影画像データGnにその都度成長していく和犬の画像を合成した合成画像データGncをサーバ装置10から取得して表示させることができる。
【0105】
なお、前記育成データメモリ12bにおいて、現在の成育レベルの直後に、次の成育レベルへのアップ条件となる生物育成の道具となる例えば犬が遊ぶためのボールB,骨H等の育成登録画像が記憶されている場合には、前記ユーザ端末A20から受信される撮影画像データGnに、前記ユーザ指定の登録画像(育成場所画像)(例えば和風の犬小屋R2)だけでなく、前記育成登録画像(B,H)も含まれるか判断される。そして、当該育成登録画像(B,H)も含まれると判断された場合は、その育成登録画像により育成中である現在の成育レベルに応じた和犬の画像が読み出され、前記受信された撮影画像データGnに合成した合成画像データGncが生成され、前記登録ユーザの端末A20に送信されて表示される。
【0106】
[実施例2]
図8は、前記サーバ装置10の画像合成処理に従いひまわりを仮想育成する場合の一連の撮影画像G1〜G4とこれに対応する合成画像G1c〜G4cを示す図である。
【0107】
この実施例2では、ユーザが小型の植木鉢を含む静止画を例えば毎日繰り返し撮影することで、その各撮影画像にある植木鉢に対して順次育成されるひまわりの画像が自動で合成されて出力される場合について説明する。
【0108】
前記登録ユーザ情報メモリ12hに登録されたユーザの通信端末A20から、例えば図8(A1)に示すように、玄関先に小型の植木鉢(R4)を置いて撮影した撮影画像データG1が受信されると(ステップS5)、その撮影画像データG1は、撮影画像メモリ12d内の登録ユーザ別のフォルダに記憶される(ステップS6)。
【0109】
すると、前記登録ユーザの「登録画像・対応画像指定情報」にて指定されている種類の登録画像(育成場所画像)Rn(例えば種類“R4”:小型の植木鉢の登録画像R4)が育成データメモリ12b(図2参照)から読み出される。また、ユーザ登録メモリ12c(図3参照)に、前記登録ユーザのユーザ登録画像が記憶されている場合には、このユーザ登録画像も読み出される(ステップS7)。
【0110】
そして、今回受信された撮影画像データG1の中に、前記ユーザ指定の小型の植木鉢の登録画像R4や前記ユーザ登録画像と一致する画像が含まれているか否か画像解析されて判定される(ステップS8)。
【0111】
ここで、今回受信された撮影画像データG1(図8(A1)参照)の中に、前記ユーザ指定の小型の植木鉢の登録画像R4と一致する画像が含まれていると判定されると(ステップS8(Yes))、今回受信された登録ユーザからの撮影画像データG1について、前記登録画像R4が新規で一致判定されたか否か、つまり成育レベルメモリ12fに記憶されている該当するユーザ・登録画像別の成育レベルが未だ“0”であるか否か判断される(ステップS9)。
【0112】
そして、登録画像R4が新規で一致判定されたと判断されると(ステップS9(Yes))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R4)の成育レベルが“1”に設定され、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(1)が合成対象画像として指定される(ステップS10)。
【0113】
すると、図5における対応画像合成処理に移行される(ステップSA)。この対応画像合成処理では、先ず、前記今回受信の撮影画像データG1(図8(A1)参照)にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R4であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0114】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R4)の現在の成育レベル“1”が検知され、この成育レベル“1”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(1)(開花初期のひまわりの画像F1)が選択される(ステップA2)。
【0115】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(1)(開花初期のひまわりの画像F1)について、動画として捉えた画像でないと判断されると(ステップA3(No))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG1(図8(A1))内の登録画像(小型植木鉢)R4の位置に対して、前記選択された対応成育画像(1)(開花初期のひまわりの画像F1)を合成した合成画像データG1c(図8(A2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA5)。
【0116】
この合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cは、今回受信された撮影画像データG1の送信元である登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0117】
また、この登録ユーザのユーザ情報(12h)において、知人などの送信先ユーザ名が対応付けられている場合には(ステップS12(Yes))、当該送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS13)。
【0118】
この後、前記同一の登録ユーザから、図8(B1)に示すように、玄関先に置いた小型植木鉢(R4)を移動して撮影した2回目(2日目)の撮影画像データG2が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG2の中に、前記ユーザ指定の小型植木鉢の登録画像R4が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0119】
この場合、前記撮影画像データG2に含まれると判定された登録画像R4は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0120】
ここでは、育成データメモリ12bにおいて、現在の成育レベル“1”の直後の成育レベル“1B”のエリアには、育成登録画像(1)は設定されていないと判断される(ステップS14(No))。
【0121】
すると、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1”が“2”にアップされ、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(2)が合成対象画像として指定される(ステップS17)。
【0122】
そして、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG1(図8(B1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R4であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0123】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(R4)の現在の成育レベル“2”が検知され、この成育レベル“2”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(2)(中型に成長したひまわりの画像F2)が選択される(ステップA2)。
【0124】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(2)(中型に成長したひまわりの画像F2)について、動画として捉えた画像でないと判断されると(ステップA3(No))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG2(図8(B1))内の登録画像(小型植木鉢)R4の位置に対して、前記選択された対応成育画像(2)(中型に成長したひまわりの画像F2)を合成した合成画像データG2c(図8(B2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA5)。
【0125】
すると、これまで同様に、今回生成された合成画像データG2cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0126】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG2cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0127】
この後さらに、前記同一の登録ユーザから、図8(C1)に示すように、小型の植木鉢(R4)に加えて、玄関先に植物育成の糧となる雨を表現する傘(A)を置いて撮影した3回目(3日目)の撮影画像データG3が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG3の中に、前記ユーザ指定の小型植木鉢の登録画像R4が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0128】
この場合も、前記撮影画像データG3に含まれると判定された登録画像R4は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0129】
ここでは、育成データメモリ12b内に、現在の成育レベル“2”の直後の成育レベル“2B”に対応付けられた育成登録画像(2)として傘の画像Aが設定されていると判断される(ステップS14(Yes))。
【0130】
すると、今回受信の撮影画像データG3(図8(C1))に前記育成登録画像(2)(傘の画像A)が含まれると画像解析により判断され(ステップS15(Yes))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2”が“2B”にアップされる(ステップS16)。
【0131】
すると、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、今回受信の撮影画像データG3(図8(C1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R4であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0132】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2B”が検知され、この成育レベル“2B”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応育成画像(2)(傘を差している中型のひまわりの画像F2i+A)が選択される(ステップA2)。
【0133】
そして、このステップA2にて選択された対応育成画像(2)(傘を差している中型のひまわりの画像F2i+A)について、動画として捉えた画像でないと判断されると(ステップA3(No))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG3(図8(C1))内の登録画像(小型植木鉢)R4の位置に対して、前記選択された対応育成画像(2)(傘を差している中型のひまわりの画像F2i+A)を合成した合成画像データG3c(図8(C2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0134】
するとまた、これまで同様に、今回生成された合成画像データG3cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0135】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG3cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0136】
この後さらに、前記同一の登録ユーザから、図8(D1)に示すように、玄関先に小型の植木鉢(R4)を置いたまま撮影した4回目(4日目)の撮影画像データG4が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG4の中に、前記ユーザ指定の小型植木鉢の登録画像R4が含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0137】
この場合も、前記撮影画像データG4に含まれると判定された登録画像R4は、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0138】
ここでは、育成データメモリ12bにおいて、現在の成育レベル“2B”の直後の成育レベル“3”のエリアには、育成登録画像(3)は設定されていないと判断される(ステップS14(No))。
【0139】
すると、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“2B”が“3”にアップされ、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(3)が合成対象画像として指定される(ステップS17)。
【0140】
そして、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、今回受信の撮影画像データG4(図8(D1))にて一致判定された登録画像は、育成データメモリ12bの中からユーザ指定された登録画像R4であるので、ユーザ登録画像ではないと判断される(ステップA1(No))。
【0141】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“3”が検知され、この成育レベル“3”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応成育画像(3)(大型に成長したひまわりの画像F3)が選択される(ステップA2)。
【0142】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(3)(大型に成長したひまわりの画像F3)について、動画として捉えた画像でないと判断されると(ステップA3(No))、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG4(図8(D1))内の登録画像(小型植木鉢)R4の位置に対して、前記選択された対応成育画像(3)(大型に成長したひまわりの画像F3)を合成した合成画像データG4c(図8(D2))が生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA5)。
【0143】
すると、これまで同様に、今回生成された合成画像データG4cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0144】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG4cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0145】
このように、登録ユーザにより予め指定した小型植木鉢の登録画像(育成場所画像)R4に相当する植木鉢(R4)を含ませた画像を、該登録ユーザの端末A20により例えば日毎撮影してサーバ装置10へ送信する。するとサーバ装置10では、日毎受信される撮影画像データGnにユーザ指定の登録画像R4が含まれると判定される都度レベルアップされる成育レベル1〜3に対応して、育成データメモリ12bに記憶されている前記登録画像R4の種類(小型植木鉢)に応じた生物(ひまわり)の画像が読み出される。そして、この各成育レベルに対応した生物(ひまわり)の画像を前記受信された撮影画像データGnに合成した合成画像データGncが生成され、前記登録ユーザの端末A20に送信されて表示される。
【0146】
このため、ユーザはひまわりを育成するための植木鉢(R4)を置いた場所を日毎撮影しその撮影画像データGnをサーバ装置10へ送信するだけで、当該撮影画像データGnにその都度成長して行くひまわりの画像を合成した合成画像データGncをサーバ装置10から取得して表示させることができる。
【0147】
[実施例3]
図9は、前記サーバ装置10の画像合成処理に従いユーザ任意の物体画像を育成場所画像としてユーザ登録し洋犬を仮想育成する場合の最初の撮影画像G1とこれに基づいたユーザ登録手順に対応する生成画面を示す図である。
【0148】
図10は、前記図9からの続きの撮影画像G2,G3とこれに基づく合成画像G1c,G2cを示す図である。
【0149】
この実施例3では、ユーザ任意の物体画像(人形の画像D)を、前記育成データメモリ12bに予め記憶される洋風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R3と置き換えるべくユーザ登録し、このユーザ登録した人形画像Dを含む静止画を例えば毎日繰り返し撮影してサーバ装置10へ送信することで、その各撮影画像に対して子犬から順次育成される洋犬の画像が自動で合成されて出力される場合について説明する。
【0150】
登録ユーザ情報メモリ12hに登録されたユーザの通信端末A20から、例えば図9(A)に示すように、人形Dが置いてある庭を撮影した初回(1回目/1日目)の撮影画像データG1が受信されると(ステップS5)、その撮影画像データG1は、撮影画像メモリ12d内の登録ユーザ別のフォルダに記憶される(ステップS6)。
【0151】
すると、前記登録ユーザの「登録画像・対応画像指定情報」にて指定されている種類の登録画像(育成場所画像)Rnが育成データメモリ12b(図2参照)から読み出される。また、ユーザ登録メモリ12c(図3参照)に、前記登録ユーザのユーザ登録画像が記憶されている場合には、このユーザ登録画像も読み出される(ステップS7)。
【0152】
そして、今回受信された撮影画像データG1の中に、前記ユーザ指定の種類の登録画像(育成場所画像)Rnや前記ユーザ登録画像と一致する画像が含まれているか否か画像解析されて判定される(ステップS8)。
【0153】
ここで、今回受信された撮影画像データG1(図9(A)参照)の中に、前記ユーザ指定の種類の登録画像(育成場所画像)Rnや前記ユーザ登録画像の何れも含まれてないと判定されると(ステップS8(No))、前記撮影画像メモリ12d内の登録ユーザ別のフォルダに記憶されている撮影画像データGnの数に基づき、今回受信された撮影画像データG1が初回の撮影画像であると判断される(ステップS21(Yes))。
【0154】
すると、図9(B)に示すように、生物を育成する場所として判定される何れの画像(育成場所画像Rn)も見つからないことをユーザに促すメッセージM1が前記撮影画像データG1に付加され、前記登録ユーザの通信端末A20に送信されて表示される(ステップS22)。
【0155】
ここで、ユーザ操作に応じて、育成場所画像をユーザ設定するモードが選択されたと判断されると(ステップS23(Yes))、図9(C)に示すように、前記撮影画像データG1上にて生物を育成する場所の画像部分の指定をユーザに促すメッセージM2が付加され、前記登録ユーザの通信端末A20に送信されて表示される(ステップS24)。
【0156】
このユーザの撮影画像データG1上に付加表示されたメッセージM2に応じて、当該撮影画像データG1上でユーザが育成場所画像として登録したい、例えば人形の画像DがカーソルCuにより指定されると、当該人形の画像Dの指定情報がサーバ装置10にて受信される(ステップS25)。
【0157】
すると、図9(D)に示すように、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG1において、ユーザにより指定された人形の画像Dがユーザ登録画像として枠Kにより囲まれると共に、育成データメモリ12b(図2参照)に記憶されている各登録画像(育成場所画像)R1〜R5が置き換え登録画像の選択リストQとして付加され、さらにこの選択リストQからの置き換え登録画像のユーザ選択を促すメッセージM3が付加される。そして、前記ユーザ登録画像の枠K、置き換え登録画像の選択リストQ、置き換え登録画像のユーザ選択メッセージM3の付加された撮影画像データG1が、前記登録ユーザの通信端末A20に送信されて表示される(ステップS26)。
【0158】
ユーザの通信端末A20において、前記撮影画像データG1上に付加された置き換え登録画像の選択リストQから、例えば洋風の犬小屋の登録画像(育成場所画像)R3が選択されると、当該登録画像(育成場所画像)R3の選択情報がサーバ装置10にて受信される。すると、前記ステップS25にてユーザの通信端末A20から受信された人形の画像Dの指定情報、および今回受信された登録画像R3の選択情報に応じて、ユーザ登録メモリ12c(図3参照)に対し、前記人形の画像Dと前記洋風の犬小屋の登録画像R3とが、ユーザ登録画像とこれに対応する置き換え登録画像として登録される(ステップS27)。
【0159】
すると、前記ユーザ登録メモリ12cに登録されたユーザ登録画像(人形の画像D)が読み出され(ステップS7)、前記撮影画像メモリ12dに記憶されている今回受信の撮影画像データG1の中に当該ユーザ登録画像(人形の画像D)が含まれると判定される(ステップS8(Yes))。
【0160】
すると、前記撮影画像データG1について、前記ユーザ登録画像(人形の画像D)が新規で一致判定されたと判断され(ステップS9(Yes))、成育レベルメモリ12fに記憶されている該当ユーザ・登録画像別(D)の成育レベルが“1”に設定され、育成データメモリ12bにおける対応成育画像(1)が合成対象画像として指定される(ステップS10)。
【0161】
すると、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、先ず、前記撮影画像データG1にて一致判定された登録画像が、ユーザ登録メモリ12cから読み出されたユーザ登録画像(人形の画像D)であると判断される(ステップA1(Yes))。
【0162】
すると、前記撮影画像データG1に含まれてユーザ登録画像として判定された人形の画像Dが、図9(E)に示すように、前記ユーザ登録メモリ12cに置き換え登録画像として登録された洋風の犬小屋の登録画像R3に置き換えられて合成される(ステップA6)。
【0163】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1”が検知され、この成育レベル“1”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている前記置き換え登録画像(洋風の犬小屋)R3に対応するところの対応成育画像(1)(洋犬の子犬が歩く画像Y1a〜Y1c)が選択される(ステップA2)。
【0164】
そして、このステップA2にて選択された対応成育画像(1)(洋犬の子犬が歩く画像Y1a〜Y1c)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記ステップA6にて置き換え登録画像(洋風の犬小屋)R3が合成された撮影画像データG1に対して、図9(E)に示すように、前記選択された対応成育画像(1)(洋犬の子犬が歩く画像Y1a〜Y1c)をさらに合成した合成画像データG1cが生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0165】
この合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cは、撮影画像データG1の送信元である登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0166】
また、この登録ユーザのユーザ情報(12h)において、知人などの送信先ユーザ名が対応付けられている場合には(ステップS12(Yes))、当該送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像メモリ12eに記憶された合成画像データG1cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS13)。
【0167】
このように、登録ユーザからの最初の撮影画像データG1内に、ユーザ指定の登録画像(育成場所画像)Rnが含まれてない場合は、当該撮影画像データG1内に存在する任意の物体画像を指定し、育成データメモリ12bからユーザ選択される任意の登録画像(育成場所画像)Rnに置き換えて処理すべきユーザ登録画像として登録できる。
【0168】
よって、例えば育成データメモリ12bに予め記憶された育成場所画像としての複数種類の登録画像R1〜R5に相当する実際の物体を用意できなくても、ユーザが撮影した撮影画像データG1内に含まれる任意の物体画像を任意の登録画像Rnに容易に置き換えて、当該置き換えられた登録画像Rnに対応する種類の生物が仮想的に育成される合成画像Gncを得ることができる。
【0169】
この後、前記同一の登録ユーザから、図10(A)に示すように、ユーザ登録した人形(D)を置いたままの庭を撮影した前記初回(1回目(1日目))の撮影画像データG1と同じ2回目(2日目)の撮影画像データG2が受信されると、前記同様に、当該撮影画像データG2の中に、ユーザ登録画像(人形画像)Dが含まれていると判定される(ステップS5〜S8(Yes))。
【0170】
この場合、前記撮影画像データG2に含まれると判定されたユーザ登録画像(人形画像)Dは、新規で一致判定された登録画像ではないと判断され(ステップS9(No))、前記成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベルの直後の成育レベルに対応付けられて、育成データメモリ12b内に育成登録画像が設定されているか否か判断される(ステップS14)。
【0171】
ここでは、育成データメモリ12b内に、現在の成育レベル“1”の直後の成育レベル“1B”に対応付けられた置き換え登録画像(洋風犬小屋)R3のところの育成登録画像(1)として骨の画像Hが設定されていると判断される(ステップS14(Yes))。
【0172】
すると、今回受信の撮影画像データG2(図10(A))に前記育成登録画像(1)(骨の画像H)が含まれないことが画像解析により判断される(ステップS15(No))。
【0173】
すると、前記撮影画像データG2内に前記育成登録画像(1)が見つからず、当該育成登録画像(1)については別の場所で撮影して探すか否かのユーザ判断を促すメッセージM4が、図10(B)に示すように、前記成育レベル“1”に対応して既に生成された合成画像データG1cに付加され、撮影画像データG1の送信元である登録ユーザの通信端末A20に対し送信されて表示される(ステップS18)。
【0174】
ここで、前記登録ユーザの通信端末A20から、前記育成登録画像(1)(骨の画像H)を別の場所で撮影して探すことのユーザ操作情報[Yes]が受信されると(ステップS19(Yes))、別の場所で撮影するモードに設定され、そのモード設定情報が同ユーザの通信端末A20に送信される(ステップS20)。
【0175】
この際、前記別の場所で撮影するモードの設定情報が受信されたユーザの通信端末A20では、図10(C)に示すように、当該モードの設定状態であることを報知するマークXが、現在の撮影画像の表示画面G上に表示される。
【0176】
そして前記ユーザが、例えば図10(D)に示すように、近所の公園で犬dが骨(H)を食べているところを見つけ、同ユーザ自身の通信端末A20により撮影する。するとこの撮影画像データG3が、前記別の場所で撮影するモードに設定されているサーバ装置10に受信される(ステップS28(Yes)→S29)。
【0177】
すると、サーバ装置10では、受信された撮影画像データG3内に、現在の成育レベル“1”の直後の成育レベル“1B”に対応付けられて育成データメモリ12bに記憶されている育成登録画像(1)(骨の画像H)が含まれると判断され(ステップS30(Yes))、図10(E)に示すように、育成登録画像(1)が見つかったことのメッセージM5および骨の画像Hの識別マークEを付加した撮影画像データG3が、前記ユーザの通信端末A20へ送信されて表示される。そして、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1”が“1B”にアップされる(ステップS31)。
【0178】
すると、前記別の場所で撮影するモードが解除されて、図5における対応画像合成処理に移行され(ステップSA)、前記図10(A)で示した撮影画像データG2にて一致判定された登録画像が、ユーザ登録メモリ12cから読み出されたユーザ登録画像(人形の画像D)であると判断される(ステップA1(Yes))。
【0179】
すると、前記撮影画像データG2に含まれてユーザ登録画像として判定された人形の画像Dが、図10(F)に示すように、前記ユーザ登録メモリ12cに置き換え登録画像として登録された洋風の犬小屋の登録画像R3に置き換えられて合成される(ステップA6)。
【0180】
すると、成育レベルメモリ12fに記憶されている現在の成育レベル“1B”が検知され、この成育レベル“1B”に応じて育成データメモリ12bに記憶されている対応育成画像(1)(洋犬の中犬が骨を食べる画像Y1ai〜Y1ci)が選択される(ステップA2)。
【0181】
そして、このステップA2にて選択された対応育成画像(1)(洋犬の中犬が骨を食べる画像Y1ai〜Y1ci)について、動画として捉えた画像であると判断されると(ステップA3(Yes))、前記ステップA6にて置き換え登録画像(洋風の犬小屋)R3が合成された撮影画像データG2に対して、図10(F)に示すように、前記選択された対応育成画像(1)(洋犬の中犬が骨を食べる画像Y1ai〜Y1ci)をさらに合成した合成画像データG2cが生成され、合成画像メモリ12eに記憶される(ステップA4)。
【0182】
するとまた、これまで同様に、今回生成された合成画像データG2cも、同じ登録ユーザの通信端末A20に対して送信され、その通信端末A20にて表示される(ステップS11)。
【0183】
また同様に、この登録ユーザに対応付けられた送信先ユーザの通信端末A20やB30に対しても、前記合成画像データG2cが送信され、その通信端末A20やB30にて表示可能になる(ステップS12,S13)。
【0184】
このように、育成データメモリ12bにおける現在の成育レベルの直後に、次の成育レベルにアップする条件となる育成登録画像(n)が設定されている場合であって、当該育成登録画像(n)を、ユーザが撮影画像データGnに含ませることができないときでも、別の場所で撮影するモードに従いユーザが別の場所で撮影してきた撮影画像データGnに含まれる育成登録画像(n)を利用して、次の成育レベルにアップした育成生物の合成画像データGncを得ることができる。
【0185】
なお、前記実施形態において説明した、サーバ装置10の構成とその機能は、例えば次の図11に示すようなカメラ付き携帯電話装置10Bに搭載することで、前記画像合成処理を同様にして実行可能である。
【0186】
図11は、本発明の画像合成出力装置を実施したカメラ付き携帯電話装置10Bの画像合成処理に伴う動作の具体例を示す図である。
【0187】
すなわち、図11(A1)(A2)に示すようなカメラ付き携帯電話装置10Bにおいて、育成画像モードを設定して前記図4A,図4Bにおける画像合成処理を起動させた状態で、例えば前記図6および図7で示したように、和風の犬小屋(R2)を被写体として含ませた静止画を日々撮影する。すると、前記実施形態と同様に、1回目(1日目)の撮影画像データG1に対しては、成育レベル“1”の対応成育画像(1)(和犬の子犬が歩く画像W1a〜W1c)が合成された合成画像データG1cが生成されて表示され、ボール(B)も含ませた2回目(2日目)の撮影画像データG2に対しては、成育レベル“1B”の対応育成画像(1)(和犬の子犬がボールBで遊ぶ画像W1ai〜W1ci)が合成された合成画像データG2cが生成されて表示され、3回目(3日目)の撮影画像データG3に対しては、成育レベル“2”の対応成育画像(2)(中型に成長した和犬が歩く画像W2a〜W2c)が合成された合成画像データG3cが生成されて表示され、骨(H)も含ませた4回目(4日目)の撮影画像データG4に対しては、成育レベル“2B”の対応育成画像(2)(中型の和犬が骨Bを食べる画像W2ai〜W2ci)が合成された合成画像データG4cが生成されて表示され、5回目(5日目)の撮影画像データG5に対しては、成育レベル“3”の対応成育画像(3)(大人に成長した和犬が歩く画像W3a〜W3c)が合成された合成画像データG5cが生成されて表示される。
【0188】
そして、これらの合成画像データG1c〜G5cは、送信先ユーザを予め登録しておくことで、図11(B)に示すように、例えば友人・知人の通信端末A20やB30に送信されて表示される。
【0189】
これにより、前記カメラ付き携帯電話装置10Bのユーザは、実際には和犬を育成していなくても、和犬を育成しているリアリティある画像を友人・知人の通信端末A20(B30)に送って見せることができる。
【0190】
なお、前記各実施形態において記載した画像合成出力装置による各処理の手法、すなわち、図4A,図4Bのフローチャートに示す画像合成処理、図5のフローチャートに示す前記画像合成処理に伴う対応画像合成処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、撮影画像等の静止画像を取得可能な種々のコンピュータ装置は、この外部記録媒体13に記憶されたプログラムをメモリ12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した、予め設定した登録画像(育成場所画像)Rnを含ませて日々撮影した撮影画像データGnに対しての、順次育成される生物画像を合成した合成画像データGncの生成機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0191】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込み、前述した順次育成される生物画像を合成した合成画像データGncの生成機能を実現することもできる。
【0192】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【符号の説明】
【0193】
10 …サーバ装置
10A…デジタルカメラ
10B…カメラ付き携帯電話装置
11 …CPU
12 …メモリ
12a…画像合成処理プログラム
12b…育成データメモリ
12c…ユーザ登録メモリ
12d…撮影画像メモリ
12e…合成画像メモリ
12f…成育レベルメモリ
12g…合成画像保存メモリ
12h…登録ユーザ情報メモリ
13 …外部記録媒体
14 …記録媒体読取部
15 …伝送制御部
16 …入力部
17 …表示部
18 …画像撮影部
20 …通信端末A(デジタルカメラ/カメラ付き携帯電話)
30 …通信端末B(PC)
N …通信ネットワーク
Gn …撮影画像データ
Gnc…合成画像データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像を記憶する育成画像記憶手段と、
静止画像を取得する静止画取得手段と、
この静止画取得手段により取得された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段と、
この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段と、
この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段と、
この合成画像生成手段により生成された合成画像を出力する合成画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像合成出力装置。
【請求項2】
前記育成画像記憶手段は、さらに、前記生物画像の育成に供する育成用画像を記憶し、
前記画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定された後に、当該静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された育成用画像が含まれるか否かを判定する育成画像判定手段をさらに備え、
前記成育段階指定手段は、初期段階の成育段階を指定した後は、前記育成画像判定手段により前記静止画像に前記育成用画像が含まれると判定された場合に次の段階の成育段階を指定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像合成出力装置。
【請求項3】
前記育成画像記憶手段は、さらに、前記育成用画像に対応付けて当該育成用画像により育成中の生物画像を記憶し、
前記育成画像判定手段により前記静止画像に前記育成用画像が含まれると判定された場合に、当該育成用画像に対応付けられて前記育成画像記憶手段により記憶されている育成中の生物画像を、前記静止画像に合成した育成中の合成画像を生成する育成中合成画像生成手段と、
この育成中合成画像生成手段により生成された育成中の合成画像を出力する育成中合成画像出力手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像合成出力装置。
【請求項4】
前記育成画像記憶手段により記憶される物体画像は、ユーザにより撮影された物体画像であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像合成出力装置。
【請求項5】
予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像を記憶する育成画像記憶手段と、
ユーザ操作に応じて静止画像を撮影する静止画撮影手段と、
この静止画撮影手段により撮影された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段と、
この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段と、
この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段と、
この合成画像生成手段により生成された合成画像を表示する合成画像表示手段と、
前記合成画像生成手段により生成された合成画像を外部の通信端末に送信する合成画像送信手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ付き携帯電話装置。
【請求項6】
電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像をメモリに記憶させる育成画像記憶手段、
静止画像を取得する静止画取得手段、
この静止画取得手段により取得された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段、
この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段、
この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段、
この合成画像生成手段により生成された合成画像を出力する合成画像出力手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
【請求項7】
カメラ付き携帯電話装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め決められた物体画像に対応付けて複数の成育段階それぞれの生物画像をメモリに記憶させる育成画像記憶手段、
ユーザ操作に応じて前記カメラにより静止画像を撮影させる静止画撮影手段、
この静止画撮影手段により撮影された静止画像に前記育成画像記憶手段により記憶された物体画像が含まれるか否かを判定する画像判定手段、
この画像判定手段により前記静止画像に前記物体画像が含まれると判定される毎に、前記育成画像記憶手段により記憶された生物画像についての成育段階を、初期段階の指定を始めとして順番に次の段階を指定する成育段階指定手段、
この成育段階指定手段により指定された成育段階に対応して前記育成画像記憶手段により記憶されている生物画像を、前記画像判定手段により前記物体画像が含まれると判定された静止画像に合成した合成画像を生成する合成画像生成手段、
この合成画像生成手段により生成された合成画像を表示部に表示させる合成画像表示手段、
前記合成画像生成手段により生成された合成画像を通信部から外部の通信端末へ送信させる合成画像送信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−98102(P2011−98102A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−255339(P2009−255339)
【出願日】平成21年11月6日(2009.11.6)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】