画像形成装置、プログラム及び通信システム
【課題】画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる画像形成装置、プログラム及び通信システムを提供することである。
【解決手段】MFP12は、ブログサーバ16及びパソコン20と共に通信システム10を構築している。MFP12の入力部は、ユーザAからの入力を受け付ける。MFP12の送信手段は、ユーザAが入力部を用いて入力した質問をブログサーバ16に送信する。MFP12の受信部は、質問に対する返信であって、パソコン20がブログサーバ16に送信した返信を該ブログサーバ16から受信する。タッチパネル12eを表示する。
【解決手段】MFP12は、ブログサーバ16及びパソコン20と共に通信システム10を構築している。MFP12の入力部は、ユーザAからの入力を受け付ける。MFP12の送信手段は、ユーザAが入力部を用いて入力した質問をブログサーバ16に送信する。MFP12の受信部は、質問に対する返信であって、パソコン20がブログサーバ16に送信した返信を該ブログサーバ16から受信する。タッチパネル12eを表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、プログラム及び通信システムに関し、特に、用紙に画像を形成する画像形成装置、プログラム及び通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の通信システムとしては、例えば、特許文献1に記載の機器情報管理システムが知られている。該機器情報管理システムは、複数の複合機及び管理サーバにより構成されている。複合機は、エラーを蓄積しており、エラーのログに基づいて、不具合のチェックリストを作成し、チェックリストをタッチパネルに表示する。ユーザは、タッチパネルを用いて、チェックリストの中から気がかりな項目を選択する。選択された項目の情報は、複合機から管理サーバに送信される。これにより、管理サーバは、ユーザが感じている不具合の情報を収集できる。
【0003】
ところで、特許文献1に記載の機器情報管理システムでは、不具合の情報を管理サーバが収集しているに過ぎない。そのため、ユーザは、発生している不具合の解消方法に関する情報といった知りたい情報を取得することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−305887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明の目的は、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる画像形成装置、プログラム及び通信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る画像形成装置は、ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置であって、ユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、前記ユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する第1の受信手段と、前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、を備えていること、を特徴とする。
【0007】
本発明の一形態に係るプログラムは、ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置に、ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、前記ユーザが前記入力ステップで入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する送信ステップと、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する受信ステップと、前記第2の文書情報を表示する表示ステップと、を実行させること、を特徴とする。
【0008】
本発明の一形態に係る通信システムは、ブログサーバ、通信機器及び画像形成装置により構成されている通信システムであって、前記画像形成装置は、第1のユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、前記第1のユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、を備えており、前記ブログサーバは、前記第1の文書情報を受信する第2の受信手段と、前記第1の文書情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の文書情報を前記通信機器に送信する第2の送信手段と、を備えており、前記通信機器は、前記第1の文書情報を受信する第3の受信手段と、前記第1の文書情報を表示する第3の表示手段と、第2のユーザからの入力を受け付ける第3の入力手段と、前記第2のユーザが前記第3の入力手段を用いて入力した第2の文書情報であって、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報を前記ブログサーバに送信する第3の送信手段と、を備えており、前記第2の受信手段は、前記第2の文書情報を受信し、前記第2の記憶手段は、前記第2の文書情報を記憶し、前記第2の送信手段は、前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、前記第2の文書情報を受信する第1の受信手段と、前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、を更に備えていること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】通信システムの全体構成を示したブロック図である。
【図2】MFPのブロック図である。
【図3】認証サーバのブロック図である。
【図4】ブログサーバのブロック図である。
【図5】認証サーバのブロック図である。
【図6】パソコンのブロック図である。
【図7】タッチパネルの画面の一例を示した図である。
【図8】登録動作のフローチャートである。
【図9】質問書き込み動作のフローチャートである。
【図10】検索動作のフローチャートである。
【図11】検索動作のフローチャートである。
【図12】検索動作のフローチャートである。
【図13】検索動作のフローチャートである。
【図14】検索動作のフローチャートである。
【図15】タッチパネルに表示される画面の一例を示した図である。
【図16】返信書き込み動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置、プログラム及び通信システムについて説明する。
【0012】
(通信システムの構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成について図面を参照しながら説明する。図1は、通信システム10の全体構成を示したブロック図である。図2は、MFP12のブロック図である。図3は、認証サーバ14のブロック図である。図4は、ブログサーバ16のブロック図である。図5は、認証サーバ18のブロック図である。図6は、パソコン20のブロック図である。
【0013】
通信システム10は、図1に示すように、MFP(Multi Function Peripheral)12、認証サーバ14,18、ブログサーバ16及びパソコン20により構築されている。
【0014】
MFP12は、図示しないパソコンから取得した画像データ又は内蔵しているスキャナから取得した画像データに基づいて、用紙に画像を印刷する画像形成装置であり、FAX機能及びインターネットを介した通信機能を備えている。MFP12は、図2に示すように、制御部12a、記憶部12b、送信部12c、受信部12d及びタッチパネル12eを備えている。
【0015】
認証サーバ14は、イントラネット100aを介してMFP12と通信可能に接続されており、MFP12のユーザに関するMFPユーザ情報を管理している。認証サーバ14は、図3に示すように、制御部14a、記憶部14b、送信部14c及び受信部14dを備えている。
【0016】
ブログサーバ16は、ツイッター(登録商標)等のミニブログのサーバであり、ミニブログのユーザによる書き込みの文章情報を管理している。ブログサーバ16は、図4に示すように、制御部16a、記憶部16b、送信部16c及び受信部16dを備えている。
【0017】
認証サーバ18は、イントラネット100bを介してブログサーバ16と通信可能に接続されており、ミニブログのユーザに関するブログユーザ情報を管理している。認証サーバ18は、図5に示すように、制御部18a、記憶部18b、送信部18c及び受信部18dを備えている。
【0018】
イントラネット100a,100bは、インターネット102により接続されている。これにより、MFP12、認証サーバ14,18、ブログサーバ16は互いに通信できる。
【0019】
パソコン20は、インターネット102に接続されている。パソコン20は、ミニブログのユーザが使用するコンピュータである。パソコン20は、図6に示すように、制御部20a、記憶部20b、送信部20c、受信部20d、表示部20e及び入力部20fを備えている。
【0020】
なお、通信システム10では、MFP12は、一台だけしか設けられていないが、実際には、複数台のMFP12が設けられている。複数台のMPF12は、イントラネット100aを介してインターネット102に接続されていてもよいし、イントラネット100a以外のイントラネットを介してインターネット102に接続されていてもよい。
【0021】
ここで、通信システム10では、MFP12のトラブルに関する情報であって、MFP12のユーザAが知りたい情報を取得できるようにするために、ユーザAは、MFP12を用いてミニブログに対して質問を書き込むことができる。更に、ユーザAは、ミニブログに対する質問への返信を、MFP12を用いて参照することができる。質問及び返答を総称して書き込みと称す。図7は、タッチパネル12eの画面の一例を示した図である。
【0022】
MFP12では、ユーザAは、図7に示す画面が表示されたタッチパネル12eを用いて、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。そして、MFP12は、質問を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0023】
パソコン20のユーザBは、パソコン20を用いて、ブログサーバ16にアクセスしてMFP12のユーザAの質問を参照することができると共に、該質問に対して返信することができる。ユーザBが返信する際には、パソコン20は、返信を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0024】
ユーザAは、ブログサーバ16にアクセスしてユーザBの返信を参照することができる。ユーザAが返信を参照する際には、ブログサーバ16は、質問の文章情報及び返信の文章情報をMFP12に送信する。MFP12は、質問の文章情報及び返信の文章情報を受信し、質問及び返信をタッチパネル12eに表示する。これにより、ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、知りたい情報を取得することが可能となる。
【0025】
(通信システムの動作)
以下に、通信システム10の動作について図面を参照しながら説明する。通信システム10の動作は、登録動作、質問書き込み動作、検索動作及び返信書き込み動作の4つの動作からなる。
【0026】
(登録動作)
まず、登録動作について図8を参照しながら説明する。図8は、登録動作のフローチャートである。各フローチャートでの各処理は、制御部12a,14a,16a,18aにおいてソフトウエア(プログラム)を実行することによって実現してもよいし、それら各処理を行う専用のハードウエア回路を用いて実現してもよい。
【0027】
ミニブログでは、ユーザAは、質問を行う前にユーザ登録を行う必要がある。そこで、ユーザAは、タッチパネル12eを用いて、MFPユーザ情報の入力を行う。MFPユーザ情報とは、ユーザAの名前(山田太郎)、部署名(A部aa課)、ID(12345)及びパスワード(abcd)である。これにより、制御部12aは、MFPユーザ情報を取得する(ステップS1)。次に、制御部12aは、送信部12cにMFPユーザ情報及びMFP情報を認証サーバ14,18へと送信させる(ステップS2)。MFP情報とは、MFP12に関する固有情報であり、MFP12の機種面(xyz)及びMFP12のシリアルナンバー(a123456)である。
【0028】
応じて、認証サーバ14の受信部14dは、MFPユーザ情報及びMFP情報を受信する。これにより、制御部14aは、MFPユーザ情報及びMFP情報を取得する(ステップS11)。そして、制御部14aは、記憶部14bが記憶しているMFPユーザ管理テーブルにMFPユーザ情報を登録する(ステップS12)。MFPユーザ管理テーブルは、MFPユーザ情報を管理するためのテーブルであり、表1に示される。
【0029】
【表1】
【0030】
表1のMFPユーザ管理テーブルにMFPユーザ情報が登録されることにより、ユーザAは、MFP12を使用することができるようになる。すなわち、認証サーバ14は、MFP12の管理サーバとして機能している。
【0031】
また、認証サーバ18の受信部18dは、MFPユーザ情報及びMFP情報を受信する。これにより、制御部18aは、MFPユーザ情報及びMFP情報を取得する(ステップS21)。そして、制御部18aは、MFPユーザ情報のID及びMFP情報の型番及びシリアルナンバーに基づいてブログIDを生成する(ステップS22)。具体的には、制御部18aは、ID(123245)、型番(xyz)及びシリアルナンバー(a123456)を繋げてブログID(12345xyza123456)とする。そして、制御部18aは、記憶部18bが記憶しているブログユーザ管理テーブルに、ブログID及びMFPユーザ情報のパスワードからなるブログユーザ情報を登録する(ステップS23)。ブログユーザ管理テーブルは、ブログユーザ情報を管理するためのテーブルであり、表2に示される。
【0032】
【表2】
【0033】
表2のブログユーザ管理テーブルにブログユーザ情報が登録されることにより、ユーザAは、MFP12を使用することができるようになる。すなわち、認証サーバ18は、ミニブログの管理サーバとして機能している。
【0034】
(質問書き込み動作)
次に、質問書き込み動作について図9を参照しながら説明する。図9は、質問書き込み動作のフローチャートである。ユーザAは、タッチパネル12eを用いて、ブログID及びパスワードの入力を行う。これにより、制御部12aは、ブログID及びパスワードを取得する(ステップS31)。次に、制御部12aは、送信部12cにブログID及びパスワードを認証サーバ18へと送信させる(ステップS32)。
【0035】
応じて、認証サーバ18の受信部18dは、ブログID及びパスワードを受信する。これにより、制御部18aは、ブログID及びパスワードを取得する(ステップS41)。そして、制御部18aは、ユーザAが操作しているMFP12のブログサーバ16へのアクセスを許可するか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42では、制御部18aは、ステップS41において取得したブログID及びパスワードが表2のブログユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判定する。ブログID及びパスワードが登録されている場合には、アクセスを許可するので、本処理はステップS43に進む。ブログID及びパスワードが登録されていない場合には、アクセスを拒否するので、本処理は終了する。
【0036】
アクセスを許可する場合には、制御部18aは、ブログIDを含む許可通知をMFP12及びブログサーバ16に対して送信部18cに送信させる(ステップS43)。応じて、受信部12dは、許可通知を受信する。これにより、制御部12aは、許可通知を取得し(ステップS33)、図7に示す画面をタッチパネル12eに表示させる。ユーザAは、タッチパネル12eに表示された図7の画面において、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。すなわち、タッチパネル12eは、ユーザAからの入力を受け付ける入力手段として機能する。また、受信部16dは、許可通知を受信する。これにより、制御部16aは、許可通知を取得し(ステップS51)を取得する。
【0037】
次に、制御部18aは、ユーザAが質問ボタンを押したか否かを判定する(ステップS34)。図7に示す画面には、ユーザAが質問を行うための質問ボタンが設けられている。ユーザAが質問ボタンを押すことによって、MFP12のトラブルに関する質問がミニブログに書き込まれる。質問ボタンを押していない場合には、本処理はステップS34に戻る。質問ボタンを押した場合には、本処理はステップS35に進む。
【0038】
質問ボタンを押した場合には、制御部12aは、タッチパネル12eに入力された質問の文章情報を取得する(ステップS35)。次に、制御部12aは、ステップS35において取得した文章情報をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS36)。
【0039】
応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、文章情報を受信する。これにより、制御部16aは、文章情報を取得する(ステップS52)。そして、制御部16aは、ステップS52において取得した文章情報、ステップS51において取得したブログID、現在時刻及び文章IDを、記憶部16bが記憶しているブログ管理テーブルに登録する(ステップS53)。これにより、記憶部16bは、文章情報を記憶する。ブログ管理テーブルは、文章情報を管理するためのテーブルであり、表3に示される。
【0040】
【表3】
【0041】
文章情報、ブログID、現在時刻及び文章IDが表3のブログ管理テーブルに登録されることにより、ユーザAの質問の書き込みが完了する。なお、質問書き込み動作は、MFP12の代わりにパソコン20によっても行うことが可能である。また、複数のMFP12が通信システム10に設けられている場合には、ブログサーバ16は、各MFP12が行った質問書き込み動作毎に、文章情報、ブログID、現在時刻及び文章IDを表3のブログ管理テーブルを用いて記憶している。
【0042】
(検索動作)
次に、検索動作について図10ないし図15を参照しながら説明する。図10ないし図14は、検索動作のフローチャートである。図15は、タッチパネル12eに表示される画面の一例を示した図である。
【0043】
図15の画面は、「全体」「自分」「型番」「シリアル」の4つのタブを備えている。ユーザAが「全体」のタブを選択した場合には、直近の所定数(例えば、100件)の書き込みがタッチパネル12eに表示される。ユーザAが「自分」のタブを選択した場合には、自分が書き込んだ書き込みがタッチパネル12eに表示される。ユーザAが「型番」のタブを選択した場合には、MFP12の型番をブログIDに含むユーザが書き込んだ書き込みが表示される。ユーザAが「シリアル」のタブを選択した場合には、MFP12のシリアル番号をブログIDに含むユーザが書き込んだ書き込みが表示される。
【0044】
まず、ユーザAは、図15の画面が表示されたタッチパネル12eを操作して、「全体」「自分」「型番」「シリアル」の4つのタブのいずれかを選択する。制御部12aは、選択されたタブが「型番」であるか否かを判定する(ステップS61)。「型番」が選択された場合には、本処理はステップS62に進む。「型番」が選択されなかった場合には、本処理はステップS63に進む。
【0045】
「型番」が選択された場合には、制御部12aは、「型番」が選択されたことを示す型番選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS62)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、型番選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、型番選択通知を取得する(ステップS80)。
【0046】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、MFP12の型番を含むブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS81)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS82)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0047】
「型番」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「シリアル」であるか否かを判定する(ステップS63)。「シリアル」が選択された場合には、本処理はステップS64に進む。「シリアル」が選択されなかった場合には、本処理はステップS65に進む。
【0048】
「シリアル」が選択された場合には、制御部12aは、「シリアル」が選択されたことを示すシリアル選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS64)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、シリアル選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、シリアル選択通知を取得する(ステップS90)。
【0049】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、MFP12のシリアルナンバーを含むブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS91)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS92)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0050】
「シリアル」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「自分」であるか否かを判定する(ステップS65)。「自分」が選択された場合には、本処理はステップS66に進む。「自分」が選択されなかった場合には、本処理はステップS67に進む。
【0051】
「自分」が選択された場合には、制御部12aは、「自分」が選択されたことを示す自分選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS66)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、自分選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、自分選択通知を取得する(ステップS100)。
【0052】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、ユーザAのブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS101)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS102)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0053】
「自分」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「全体」であると判断する。そして、制御部12aは、「全体」が選択されたことを示す全体選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS67)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、全体選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、全体選択通知を取得する(ステップS110)。
【0054】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、直近の100件の書き込みに対応するブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS111)。そして、制御部16aは、検索によって得たブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS112)。応じて、受信部12dは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0055】
前記ステップS68において、制御部12aは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを取得する(ステップS68)。そして、制御部12aは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDに基づいて、検索結果を示す図15の画面をタッチパネル12eに表示させる(ステップS69)。以上の動作により、検索動作が終了する。なお、検索動作は、MFP12の代わりにパソコン20によっても行うことが可能である。
【0056】
(返信書き込み動作)
次に、返信書き込み動作について図16を参照しながら説明する。図16は、返信書き込み動作のフローチャートである。返信書き込み動作では、ユーザBが返信をミニブログに書き込む場合を例に挙げて説明する。なお、この場合、ユーザBがパソコン20を用いて検索動作を行ったものとする。よって、パソコン20の表示部20eには、図15の画面が表示されている。そして、ユーザBは、図15の画面に含まれている複数の質問の内のいずれかに対する返信を、入力部20fを用いて入力する。すなわち、入力部20fは、ユーザBからの入力を受け付ける入力手段として機能する。なお、以下では、質問書き込み動作において、ユーザAがMFP12を用いて行った質問(すなわち、表3の文章IDが987654の質問)を選択したものとする。
【0057】
制御部20aは、ユーザBが質問ボタンを押したか否かを判定する(ステップS134)。図15に示す画面には、ユーザBが返信を行うための返信ボタンが設けられている。ユーザBが返信ボタンを押すことによって、質問に対する返信がミニブログに書き込まれる。返信ボタンを押していない場合には、本処理はステップS134に戻る。返信ボタンを押した場合には、本処理はステップS135に進む。
【0058】
返信ボタンを押した場合には、制御部20aは、入力部20fにより入力された返信の文章情報を取得する(ステップS135)。次に、制御部20aは、ステップS135において取得した文章情報、及び、文章情報がいずれの質問に対する返信であるのかを示す返信IDをブログサーバ16に対して送信部20cに送信させる(ステップS136)。返信IDは、質問の文章情報の文章ID(987654)である。
【0059】
応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、文章情報及び返信IDを受信する。これにより、制御部16aは、文章情報及び返信IDを取得する(ステップS152)。そして、制御部16aは、文章情報、ユーザBのブログID(ここでは、mnopqとする)、現在時刻、文章ID(987655)及び返信ID(987654)を、記憶部16bが記憶しているブログ管理テーブルに登録する(ステップS153)。これにより、記憶部16bは、文章情報を記憶する。これにより、ユーザBの返信の書き込みが完了する。なお、ユーザAは、MFP12を用いて、検索動作を行って、ユーザBの返信を参照することが可能である。なお、返信動作は、パソコン20の代わりにMFP12によっても行うことが可能である。
【0060】
(効果)
以上のように構成されたMFP12及び通信システム10によれば、MFP12ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、ユーザAが知りたい情報を取得できる。より詳細には、MFP12では、ユーザAは、図7に示す画面が表示されたタッチパネル12eを用いて、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。そして、MFP12は、質問を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0061】
パソコン20のユーザBは、パソコン20を用いて、ブログサーバ16にアクセスしてMFP12のユーザAの質問を参照することができると共に、該質問に対して返信することができる。ユーザBが返信する際には、パソコン20は、返信を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0062】
ユーザAは、ブログサーバ16にアクセスしてユーザBの返信を参照することができる。ユーザAが返信を参照する際には、ブログサーバ16は、質問の文章情報及び返信の文章情報をMFP12に送信する。MFP12は、質問の文章情報及び返信の文章情報を受信し、質問及び返信をタッチパネル12eに表示する。これにより、ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、知りたい情報を取得することが可能となる。
【0063】
また、MFP12及び通信システム10によれば、ユーザAは、ブログサーバ16が管理している文章情報の中からMFP12に関連する文章情報を効率よく取得することが可能である。より詳細には、認証サーバ18は、ID(123245)、型番(xyz)及びシリアルナンバー(a123456)を繋げてブログID(12345xyza123456)を生成している。そのため、ブログサーバ16は、ブログIDにより、MFP12の型番及びシリアルナンバーを特定することができ、表3のブログ管理テーブルから、MFP12の型番又はシリアルナンバーを含むブログIDに対応する文書情報を検索することができる。これにより、ユーザAは、MFP12と同じ型番又はシリアルナンバーを含むMFPによって行われた書き込みを参照することができる。その結果、ユーザAは、MFP12に関連する文章情報を効率よく取得できる。
【0064】
(その他の実施形態)
本発明に係るMFP、プログラム及び通信システムは、前記実施形態に係るMFP12、プログラム及び通信システム10に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
【0065】
通信システム10において、MFP12と認証サーバ14とは別々に設けられているが、これらは、一体に構成されていてもよい。同様に、ブログサーバ16と認証サーバ18も一体に構成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、画像形成装置、プログラム及び通信システムに有用であり、特に、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる点において優れている。
【符号の説明】
【0067】
10 通信システム
12 MFP
12a,14a,16a,18a,20a 制御部
12b,14b,16b,18b,20b 記憶部
12c,14c,16c,18c,20c 送信部
12d,14d,16d,18d,20d 受信部
12e タッチパネル
20e 表示部
20f 入力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、プログラム及び通信システムに関し、特に、用紙に画像を形成する画像形成装置、プログラム及び通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の通信システムとしては、例えば、特許文献1に記載の機器情報管理システムが知られている。該機器情報管理システムは、複数の複合機及び管理サーバにより構成されている。複合機は、エラーを蓄積しており、エラーのログに基づいて、不具合のチェックリストを作成し、チェックリストをタッチパネルに表示する。ユーザは、タッチパネルを用いて、チェックリストの中から気がかりな項目を選択する。選択された項目の情報は、複合機から管理サーバに送信される。これにより、管理サーバは、ユーザが感じている不具合の情報を収集できる。
【0003】
ところで、特許文献1に記載の機器情報管理システムでは、不具合の情報を管理サーバが収集しているに過ぎない。そのため、ユーザは、発生している不具合の解消方法に関する情報といった知りたい情報を取得することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−305887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明の目的は、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる画像形成装置、プログラム及び通信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る画像形成装置は、ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置であって、ユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、前記ユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する第1の受信手段と、前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、を備えていること、を特徴とする。
【0007】
本発明の一形態に係るプログラムは、ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置に、ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、前記ユーザが前記入力ステップで入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する送信ステップと、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する受信ステップと、前記第2の文書情報を表示する表示ステップと、を実行させること、を特徴とする。
【0008】
本発明の一形態に係る通信システムは、ブログサーバ、通信機器及び画像形成装置により構成されている通信システムであって、前記画像形成装置は、第1のユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、前記第1のユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、を備えており、前記ブログサーバは、前記第1の文書情報を受信する第2の受信手段と、前記第1の文書情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の文書情報を前記通信機器に送信する第2の送信手段と、を備えており、前記通信機器は、前記第1の文書情報を受信する第3の受信手段と、前記第1の文書情報を表示する第3の表示手段と、第2のユーザからの入力を受け付ける第3の入力手段と、前記第2のユーザが前記第3の入力手段を用いて入力した第2の文書情報であって、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報を前記ブログサーバに送信する第3の送信手段と、を備えており、前記第2の受信手段は、前記第2の文書情報を受信し、前記第2の記憶手段は、前記第2の文書情報を記憶し、前記第2の送信手段は、前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、前記第2の文書情報を受信する第1の受信手段と、前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、を更に備えていること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】通信システムの全体構成を示したブロック図である。
【図2】MFPのブロック図である。
【図3】認証サーバのブロック図である。
【図4】ブログサーバのブロック図である。
【図5】認証サーバのブロック図である。
【図6】パソコンのブロック図である。
【図7】タッチパネルの画面の一例を示した図である。
【図8】登録動作のフローチャートである。
【図9】質問書き込み動作のフローチャートである。
【図10】検索動作のフローチャートである。
【図11】検索動作のフローチャートである。
【図12】検索動作のフローチャートである。
【図13】検索動作のフローチャートである。
【図14】検索動作のフローチャートである。
【図15】タッチパネルに表示される画面の一例を示した図である。
【図16】返信書き込み動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置、プログラム及び通信システムについて説明する。
【0012】
(通信システムの構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成について図面を参照しながら説明する。図1は、通信システム10の全体構成を示したブロック図である。図2は、MFP12のブロック図である。図3は、認証サーバ14のブロック図である。図4は、ブログサーバ16のブロック図である。図5は、認証サーバ18のブロック図である。図6は、パソコン20のブロック図である。
【0013】
通信システム10は、図1に示すように、MFP(Multi Function Peripheral)12、認証サーバ14,18、ブログサーバ16及びパソコン20により構築されている。
【0014】
MFP12は、図示しないパソコンから取得した画像データ又は内蔵しているスキャナから取得した画像データに基づいて、用紙に画像を印刷する画像形成装置であり、FAX機能及びインターネットを介した通信機能を備えている。MFP12は、図2に示すように、制御部12a、記憶部12b、送信部12c、受信部12d及びタッチパネル12eを備えている。
【0015】
認証サーバ14は、イントラネット100aを介してMFP12と通信可能に接続されており、MFP12のユーザに関するMFPユーザ情報を管理している。認証サーバ14は、図3に示すように、制御部14a、記憶部14b、送信部14c及び受信部14dを備えている。
【0016】
ブログサーバ16は、ツイッター(登録商標)等のミニブログのサーバであり、ミニブログのユーザによる書き込みの文章情報を管理している。ブログサーバ16は、図4に示すように、制御部16a、記憶部16b、送信部16c及び受信部16dを備えている。
【0017】
認証サーバ18は、イントラネット100bを介してブログサーバ16と通信可能に接続されており、ミニブログのユーザに関するブログユーザ情報を管理している。認証サーバ18は、図5に示すように、制御部18a、記憶部18b、送信部18c及び受信部18dを備えている。
【0018】
イントラネット100a,100bは、インターネット102により接続されている。これにより、MFP12、認証サーバ14,18、ブログサーバ16は互いに通信できる。
【0019】
パソコン20は、インターネット102に接続されている。パソコン20は、ミニブログのユーザが使用するコンピュータである。パソコン20は、図6に示すように、制御部20a、記憶部20b、送信部20c、受信部20d、表示部20e及び入力部20fを備えている。
【0020】
なお、通信システム10では、MFP12は、一台だけしか設けられていないが、実際には、複数台のMFP12が設けられている。複数台のMPF12は、イントラネット100aを介してインターネット102に接続されていてもよいし、イントラネット100a以外のイントラネットを介してインターネット102に接続されていてもよい。
【0021】
ここで、通信システム10では、MFP12のトラブルに関する情報であって、MFP12のユーザAが知りたい情報を取得できるようにするために、ユーザAは、MFP12を用いてミニブログに対して質問を書き込むことができる。更に、ユーザAは、ミニブログに対する質問への返信を、MFP12を用いて参照することができる。質問及び返答を総称して書き込みと称す。図7は、タッチパネル12eの画面の一例を示した図である。
【0022】
MFP12では、ユーザAは、図7に示す画面が表示されたタッチパネル12eを用いて、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。そして、MFP12は、質問を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0023】
パソコン20のユーザBは、パソコン20を用いて、ブログサーバ16にアクセスしてMFP12のユーザAの質問を参照することができると共に、該質問に対して返信することができる。ユーザBが返信する際には、パソコン20は、返信を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0024】
ユーザAは、ブログサーバ16にアクセスしてユーザBの返信を参照することができる。ユーザAが返信を参照する際には、ブログサーバ16は、質問の文章情報及び返信の文章情報をMFP12に送信する。MFP12は、質問の文章情報及び返信の文章情報を受信し、質問及び返信をタッチパネル12eに表示する。これにより、ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、知りたい情報を取得することが可能となる。
【0025】
(通信システムの動作)
以下に、通信システム10の動作について図面を参照しながら説明する。通信システム10の動作は、登録動作、質問書き込み動作、検索動作及び返信書き込み動作の4つの動作からなる。
【0026】
(登録動作)
まず、登録動作について図8を参照しながら説明する。図8は、登録動作のフローチャートである。各フローチャートでの各処理は、制御部12a,14a,16a,18aにおいてソフトウエア(プログラム)を実行することによって実現してもよいし、それら各処理を行う専用のハードウエア回路を用いて実現してもよい。
【0027】
ミニブログでは、ユーザAは、質問を行う前にユーザ登録を行う必要がある。そこで、ユーザAは、タッチパネル12eを用いて、MFPユーザ情報の入力を行う。MFPユーザ情報とは、ユーザAの名前(山田太郎)、部署名(A部aa課)、ID(12345)及びパスワード(abcd)である。これにより、制御部12aは、MFPユーザ情報を取得する(ステップS1)。次に、制御部12aは、送信部12cにMFPユーザ情報及びMFP情報を認証サーバ14,18へと送信させる(ステップS2)。MFP情報とは、MFP12に関する固有情報であり、MFP12の機種面(xyz)及びMFP12のシリアルナンバー(a123456)である。
【0028】
応じて、認証サーバ14の受信部14dは、MFPユーザ情報及びMFP情報を受信する。これにより、制御部14aは、MFPユーザ情報及びMFP情報を取得する(ステップS11)。そして、制御部14aは、記憶部14bが記憶しているMFPユーザ管理テーブルにMFPユーザ情報を登録する(ステップS12)。MFPユーザ管理テーブルは、MFPユーザ情報を管理するためのテーブルであり、表1に示される。
【0029】
【表1】
【0030】
表1のMFPユーザ管理テーブルにMFPユーザ情報が登録されることにより、ユーザAは、MFP12を使用することができるようになる。すなわち、認証サーバ14は、MFP12の管理サーバとして機能している。
【0031】
また、認証サーバ18の受信部18dは、MFPユーザ情報及びMFP情報を受信する。これにより、制御部18aは、MFPユーザ情報及びMFP情報を取得する(ステップS21)。そして、制御部18aは、MFPユーザ情報のID及びMFP情報の型番及びシリアルナンバーに基づいてブログIDを生成する(ステップS22)。具体的には、制御部18aは、ID(123245)、型番(xyz)及びシリアルナンバー(a123456)を繋げてブログID(12345xyza123456)とする。そして、制御部18aは、記憶部18bが記憶しているブログユーザ管理テーブルに、ブログID及びMFPユーザ情報のパスワードからなるブログユーザ情報を登録する(ステップS23)。ブログユーザ管理テーブルは、ブログユーザ情報を管理するためのテーブルであり、表2に示される。
【0032】
【表2】
【0033】
表2のブログユーザ管理テーブルにブログユーザ情報が登録されることにより、ユーザAは、MFP12を使用することができるようになる。すなわち、認証サーバ18は、ミニブログの管理サーバとして機能している。
【0034】
(質問書き込み動作)
次に、質問書き込み動作について図9を参照しながら説明する。図9は、質問書き込み動作のフローチャートである。ユーザAは、タッチパネル12eを用いて、ブログID及びパスワードの入力を行う。これにより、制御部12aは、ブログID及びパスワードを取得する(ステップS31)。次に、制御部12aは、送信部12cにブログID及びパスワードを認証サーバ18へと送信させる(ステップS32)。
【0035】
応じて、認証サーバ18の受信部18dは、ブログID及びパスワードを受信する。これにより、制御部18aは、ブログID及びパスワードを取得する(ステップS41)。そして、制御部18aは、ユーザAが操作しているMFP12のブログサーバ16へのアクセスを許可するか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42では、制御部18aは、ステップS41において取得したブログID及びパスワードが表2のブログユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判定する。ブログID及びパスワードが登録されている場合には、アクセスを許可するので、本処理はステップS43に進む。ブログID及びパスワードが登録されていない場合には、アクセスを拒否するので、本処理は終了する。
【0036】
アクセスを許可する場合には、制御部18aは、ブログIDを含む許可通知をMFP12及びブログサーバ16に対して送信部18cに送信させる(ステップS43)。応じて、受信部12dは、許可通知を受信する。これにより、制御部12aは、許可通知を取得し(ステップS33)、図7に示す画面をタッチパネル12eに表示させる。ユーザAは、タッチパネル12eに表示された図7の画面において、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。すなわち、タッチパネル12eは、ユーザAからの入力を受け付ける入力手段として機能する。また、受信部16dは、許可通知を受信する。これにより、制御部16aは、許可通知を取得し(ステップS51)を取得する。
【0037】
次に、制御部18aは、ユーザAが質問ボタンを押したか否かを判定する(ステップS34)。図7に示す画面には、ユーザAが質問を行うための質問ボタンが設けられている。ユーザAが質問ボタンを押すことによって、MFP12のトラブルに関する質問がミニブログに書き込まれる。質問ボタンを押していない場合には、本処理はステップS34に戻る。質問ボタンを押した場合には、本処理はステップS35に進む。
【0038】
質問ボタンを押した場合には、制御部12aは、タッチパネル12eに入力された質問の文章情報を取得する(ステップS35)。次に、制御部12aは、ステップS35において取得した文章情報をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS36)。
【0039】
応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、文章情報を受信する。これにより、制御部16aは、文章情報を取得する(ステップS52)。そして、制御部16aは、ステップS52において取得した文章情報、ステップS51において取得したブログID、現在時刻及び文章IDを、記憶部16bが記憶しているブログ管理テーブルに登録する(ステップS53)。これにより、記憶部16bは、文章情報を記憶する。ブログ管理テーブルは、文章情報を管理するためのテーブルであり、表3に示される。
【0040】
【表3】
【0041】
文章情報、ブログID、現在時刻及び文章IDが表3のブログ管理テーブルに登録されることにより、ユーザAの質問の書き込みが完了する。なお、質問書き込み動作は、MFP12の代わりにパソコン20によっても行うことが可能である。また、複数のMFP12が通信システム10に設けられている場合には、ブログサーバ16は、各MFP12が行った質問書き込み動作毎に、文章情報、ブログID、現在時刻及び文章IDを表3のブログ管理テーブルを用いて記憶している。
【0042】
(検索動作)
次に、検索動作について図10ないし図15を参照しながら説明する。図10ないし図14は、検索動作のフローチャートである。図15は、タッチパネル12eに表示される画面の一例を示した図である。
【0043】
図15の画面は、「全体」「自分」「型番」「シリアル」の4つのタブを備えている。ユーザAが「全体」のタブを選択した場合には、直近の所定数(例えば、100件)の書き込みがタッチパネル12eに表示される。ユーザAが「自分」のタブを選択した場合には、自分が書き込んだ書き込みがタッチパネル12eに表示される。ユーザAが「型番」のタブを選択した場合には、MFP12の型番をブログIDに含むユーザが書き込んだ書き込みが表示される。ユーザAが「シリアル」のタブを選択した場合には、MFP12のシリアル番号をブログIDに含むユーザが書き込んだ書き込みが表示される。
【0044】
まず、ユーザAは、図15の画面が表示されたタッチパネル12eを操作して、「全体」「自分」「型番」「シリアル」の4つのタブのいずれかを選択する。制御部12aは、選択されたタブが「型番」であるか否かを判定する(ステップS61)。「型番」が選択された場合には、本処理はステップS62に進む。「型番」が選択されなかった場合には、本処理はステップS63に進む。
【0045】
「型番」が選択された場合には、制御部12aは、「型番」が選択されたことを示す型番選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS62)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、型番選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、型番選択通知を取得する(ステップS80)。
【0046】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、MFP12の型番を含むブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS81)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS82)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0047】
「型番」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「シリアル」であるか否かを判定する(ステップS63)。「シリアル」が選択された場合には、本処理はステップS64に進む。「シリアル」が選択されなかった場合には、本処理はステップS65に進む。
【0048】
「シリアル」が選択された場合には、制御部12aは、「シリアル」が選択されたことを示すシリアル選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS64)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、シリアル選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、シリアル選択通知を取得する(ステップS90)。
【0049】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、MFP12のシリアルナンバーを含むブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS91)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS92)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0050】
「シリアル」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「自分」であるか否かを判定する(ステップS65)。「自分」が選択された場合には、本処理はステップS66に進む。「自分」が選択されなかった場合には、本処理はステップS67に進む。
【0051】
「自分」が選択された場合には、制御部12aは、「自分」が選択されたことを示す自分選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS66)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、自分選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、自分選択通知を取得する(ステップS100)。
【0052】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、ユーザAのブログIDに対応する文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS101)。そして、制御部16aは、検索によって得た文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS102)。応じて、受信部12dは、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0053】
「自分」が選択されなかった場合には、制御部12aは、選択されたタブが「全体」であると判断する。そして、制御部12aは、「全体」が選択されたことを示す全体選択通知をブログサーバ16に対して送信部12cに送信させる(ステップS67)。応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、全体選択通知を受信する。これにより、制御部16aは、全体選択通知を取得する(ステップS110)。
【0054】
次に、制御部16aは、表3のブログ管理テーブルを参照して、直近の100件の書き込みに対応するブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを検索する(ステップS111)。そして、制御部16aは、検索によって得たブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDをMFP12に対して送信部16cに送信させる(ステップS112)。応じて、受信部12dは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを受信する。この後、本処理はステップS68に進む。
【0055】
前記ステップS68において、制御部12aは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDを取得する(ステップS68)。そして、制御部12aは、ブログID、文章情報、現在時刻、文章ID及び返信IDに基づいて、検索結果を示す図15の画面をタッチパネル12eに表示させる(ステップS69)。以上の動作により、検索動作が終了する。なお、検索動作は、MFP12の代わりにパソコン20によっても行うことが可能である。
【0056】
(返信書き込み動作)
次に、返信書き込み動作について図16を参照しながら説明する。図16は、返信書き込み動作のフローチャートである。返信書き込み動作では、ユーザBが返信をミニブログに書き込む場合を例に挙げて説明する。なお、この場合、ユーザBがパソコン20を用いて検索動作を行ったものとする。よって、パソコン20の表示部20eには、図15の画面が表示されている。そして、ユーザBは、図15の画面に含まれている複数の質問の内のいずれかに対する返信を、入力部20fを用いて入力する。すなわち、入力部20fは、ユーザBからの入力を受け付ける入力手段として機能する。なお、以下では、質問書き込み動作において、ユーザAがMFP12を用いて行った質問(すなわち、表3の文章IDが987654の質問)を選択したものとする。
【0057】
制御部20aは、ユーザBが質問ボタンを押したか否かを判定する(ステップS134)。図15に示す画面には、ユーザBが返信を行うための返信ボタンが設けられている。ユーザBが返信ボタンを押すことによって、質問に対する返信がミニブログに書き込まれる。返信ボタンを押していない場合には、本処理はステップS134に戻る。返信ボタンを押した場合には、本処理はステップS135に進む。
【0058】
返信ボタンを押した場合には、制御部20aは、入力部20fにより入力された返信の文章情報を取得する(ステップS135)。次に、制御部20aは、ステップS135において取得した文章情報、及び、文章情報がいずれの質問に対する返信であるのかを示す返信IDをブログサーバ16に対して送信部20cに送信させる(ステップS136)。返信IDは、質問の文章情報の文章ID(987654)である。
【0059】
応じて、ブログサーバ16の受信部16dは、文章情報及び返信IDを受信する。これにより、制御部16aは、文章情報及び返信IDを取得する(ステップS152)。そして、制御部16aは、文章情報、ユーザBのブログID(ここでは、mnopqとする)、現在時刻、文章ID(987655)及び返信ID(987654)を、記憶部16bが記憶しているブログ管理テーブルに登録する(ステップS153)。これにより、記憶部16bは、文章情報を記憶する。これにより、ユーザBの返信の書き込みが完了する。なお、ユーザAは、MFP12を用いて、検索動作を行って、ユーザBの返信を参照することが可能である。なお、返信動作は、パソコン20の代わりにMFP12によっても行うことが可能である。
【0060】
(効果)
以上のように構成されたMFP12及び通信システム10によれば、MFP12ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、ユーザAが知りたい情報を取得できる。より詳細には、MFP12では、ユーザAは、図7に示す画面が表示されたタッチパネル12eを用いて、MFP12のトラブルに関する質問を入力する。そして、MFP12は、質問を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0061】
パソコン20のユーザBは、パソコン20を用いて、ブログサーバ16にアクセスしてMFP12のユーザAの質問を参照することができると共に、該質問に対して返信することができる。ユーザBが返信する際には、パソコン20は、返信を文章情報としてブログサーバ16に送信する。ブログサーバ16は、文章情報を受信すると共に記憶する。
【0062】
ユーザAは、ブログサーバ16にアクセスしてユーザBの返信を参照することができる。ユーザAが返信を参照する際には、ブログサーバ16は、質問の文章情報及び返信の文章情報をMFP12に送信する。MFP12は、質問の文章情報及び返信の文章情報を受信し、質問及び返信をタッチパネル12eに表示する。これにより、ユーザAは、MFP12のトラブルに関する情報であって、知りたい情報を取得することが可能となる。
【0063】
また、MFP12及び通信システム10によれば、ユーザAは、ブログサーバ16が管理している文章情報の中からMFP12に関連する文章情報を効率よく取得することが可能である。より詳細には、認証サーバ18は、ID(123245)、型番(xyz)及びシリアルナンバー(a123456)を繋げてブログID(12345xyza123456)を生成している。そのため、ブログサーバ16は、ブログIDにより、MFP12の型番及びシリアルナンバーを特定することができ、表3のブログ管理テーブルから、MFP12の型番又はシリアルナンバーを含むブログIDに対応する文書情報を検索することができる。これにより、ユーザAは、MFP12と同じ型番又はシリアルナンバーを含むMFPによって行われた書き込みを参照することができる。その結果、ユーザAは、MFP12に関連する文章情報を効率よく取得できる。
【0064】
(その他の実施形態)
本発明に係るMFP、プログラム及び通信システムは、前記実施形態に係るMFP12、プログラム及び通信システム10に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
【0065】
通信システム10において、MFP12と認証サーバ14とは別々に設けられているが、これらは、一体に構成されていてもよい。同様に、ブログサーバ16と認証サーバ18も一体に構成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、画像形成装置、プログラム及び通信システムに有用であり、特に、画像形成装置のトラブルに関する情報であって、ユーザが知りたい情報を取得できる点において優れている。
【符号の説明】
【0067】
10 通信システム
12 MFP
12a,14a,16a,18a,20a 制御部
12b,14b,16b,18b,20b 記憶部
12c,14c,16c,18c,20c 送信部
12d,14d,16d,18d,20d 受信部
12e タッチパネル
20e 表示部
20f 入力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置であって、
ユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、
前記ユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、
前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する第1の受信手段と、
前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、
を備えていること、
を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置に、
ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、
前記ユーザが前記入力ステップで入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する送信ステップと、
前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する受信ステップと、
前記第2の文書情報を表示する表示ステップと、
を実行させること、
を特徴とするプログラム。
【請求項4】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
ブログサーバ、通信機器及び画像形成装置により構成されている通信システムであって、
前記画像形成装置は、
第1のユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、
前記第1のユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、
を備えており、
前記ブログサーバは、
前記第1の文書情報を受信する第2の受信手段と、
前記第1の文書情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の文書情報を前記通信機器に送信する第2の送信手段と、
を備えており、
前記通信機器は、
前記第1の文書情報を受信する第3の受信手段と、
前記第1の文書情報を表示する第3の表示手段と、
第2のユーザからの入力を受け付ける第3の入力手段と、
前記第2のユーザが前記第3の入力手段を用いて入力した第2の文書情報であって、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報を前記ブログサーバに送信する第3の送信手段と、
を備えており、
前記第2の受信手段は、前記第2の文書情報を受信し、
前記第2の記憶手段は、前記第2の文書情報を記憶し、
前記第2の送信手段は、前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、
前記画像形成装置は、
前記第2の文書情報を受信する第1の受信手段と、
前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、
を更に備えていること、
を特徴とする通信システム。
【請求項6】
前記通信システムは、前記ブログサーバ、前記通信機器及び複数の前記画像形成装置により構成されており、
前記複数の画像形成装置の前記第1の送信手段はそれぞれ、前記第1の文書情報と共に、該各画像形成装置に関する固有情報を含むIDを前記ブログサーバに送信し、
前記第2の受信手段は、前記各第1の文書情報及び前記各IDを受信し、
前記第2の記憶手段は、前記各第1の文書情報及び前記各IDを記憶し、
前記複数の画像形成装置の内の1つの前記画像形成装置の前記第1の送信手段は、該1つの画像形成装置に関する前記固有情報を、前記ブログサーバに送信し、
前記第2の受信手段は、前記固有情報を受信し、
前記ブログサーバは、
前記第2の受信手段が受信した前記固有情報を含む前記IDに対応する前記第1の文書情報及び該第1の文書情報に関連する前記第2の文書情報を検索する検索手段を、
更に備えており、
前記第2の送信手段は、前記検索手段が検索した前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、
前記第1の受信手段は、前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を受信し、
前記第1の表示手段は、前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を表示すること、
を特徴とする請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の通信システム。
【請求項1】
ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置であって、
ユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、
前記ユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、
前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する第1の受信手段と、
前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、
を備えていること、
を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
ブログサーバ及び通信機器と共に通信システムを構築している画像形成装置に、
ユーザからの入力を受け付ける入力ステップと、
前記ユーザが前記入力ステップで入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する送信ステップと、
前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報であって、前記通信機器が前記ブログサーバに送信した第2の文書情報を、該ブログサーバから受信する受信ステップと、
前記第2の文書情報を表示する表示ステップと、
を実行させること、
を特徴とするプログラム。
【請求項4】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
ブログサーバ、通信機器及び画像形成装置により構成されている通信システムであって、
前記画像形成装置は、
第1のユーザからの入力を受け付ける第1の入力手段と、
前記第1のユーザが前記第1の入力手段を用いて入力した第1の文書情報を前記ブログサーバに送信する第1の送信手段と、
を備えており、
前記ブログサーバは、
前記第1の文書情報を受信する第2の受信手段と、
前記第1の文書情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の文書情報を前記通信機器に送信する第2の送信手段と、
を備えており、
前記通信機器は、
前記第1の文書情報を受信する第3の受信手段と、
前記第1の文書情報を表示する第3の表示手段と、
第2のユーザからの入力を受け付ける第3の入力手段と、
前記第2のユーザが前記第3の入力手段を用いて入力した第2の文書情報であって、前記第1の文書情報に関連する第2の文書情報を前記ブログサーバに送信する第3の送信手段と、
を備えており、
前記第2の受信手段は、前記第2の文書情報を受信し、
前記第2の記憶手段は、前記第2の文書情報を記憶し、
前記第2の送信手段は、前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、
前記画像形成装置は、
前記第2の文書情報を受信する第1の受信手段と、
前記第2の文書情報を表示する第1の表示手段と、
を更に備えていること、
を特徴とする通信システム。
【請求項6】
前記通信システムは、前記ブログサーバ、前記通信機器及び複数の前記画像形成装置により構成されており、
前記複数の画像形成装置の前記第1の送信手段はそれぞれ、前記第1の文書情報と共に、該各画像形成装置に関する固有情報を含むIDを前記ブログサーバに送信し、
前記第2の受信手段は、前記各第1の文書情報及び前記各IDを受信し、
前記第2の記憶手段は、前記各第1の文書情報及び前記各IDを記憶し、
前記複数の画像形成装置の内の1つの前記画像形成装置の前記第1の送信手段は、該1つの画像形成装置に関する前記固有情報を、前記ブログサーバに送信し、
前記第2の受信手段は、前記固有情報を受信し、
前記ブログサーバは、
前記第2の受信手段が受信した前記固有情報を含む前記IDに対応する前記第1の文書情報及び該第1の文書情報に関連する前記第2の文書情報を検索する検索手段を、
更に備えており、
前記第2の送信手段は、前記検索手段が検索した前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を前記画像形成装置に送信し、
前記第1の受信手段は、前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を受信し、
前記第1の表示手段は、前記第1の文書情報及び前記第2の文書情報を表示すること、
を特徴とする請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記第1の文書情報は、前記画像形成装置のトラブルに関する質問の情報であり、
前記第2の文書情報は、前記質問に対する返信の情報であること、
を特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の通信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2012−199628(P2012−199628A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−60793(P2011−60793)
【出願日】平成23年3月18日(2011.3.18)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月18日(2011.3.18)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】
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