説明

画像形成装置及びその課金管理方法

【課題】フルカラー印刷、モノクロ印刷の課金単価が定められ、各印刷の枚数をカウントする手段を備えた画像形成装置において、フルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ない他の印刷の実行に対して適切な課金を行う。
【解決手段】フルカラー印刷でトナーセーブを行った場合、カラー課金カウンタ及びエコカウンタをカウントアップする。カラーアップモードの場合、エコカウンタの値に0.5に乗算した値をカラー課金カウンタの値から減算し、カラー課金カウンタの値として表示し、モノクロ課金カウンタの値をそのまま表示する。モノクロアップモードの場合、エコカウンタの値に係数1を乗算した値をカラー課金カウンタの値から減算した値、モノクロ課金カウンタの値に加算した値を、それぞれカラー課金カウンタの値、モノクロ課金カウンタの値として表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びその課金管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置に対する使用料の課金額については、複写或いは印刷した用紙の枚数と、予め設定された1枚当たりの単価とから課金額を演算するものが主流である。
【0003】
その他の課金形態としては、特許文献1に記載された課金管理方法がある。この課金管理方法は、画像形成装置において実行される処理内容(印刷、読取、複写、FAX送信など)毎に課金単価を設定しておき、各処理内容の実行回数をカウントし、課金単価とカウント数とから課金額を演算するものである。
【0004】
また、特許文献1には、フルカラー印刷、モノクロ印刷に対してそれぞれの課金単価を設定するとともに、フルカラー印刷よりも使用色数の少ない所定のカラー印刷(2色印刷など)を実行した場合は、その印刷枚数のカウント値をフルカラー印刷又はモノクロ印刷のいずれか一方の印刷枚数のカウント値に加算することで、その所定のカラー印刷に対する課金を行うことも記載されている。ここで、課金演算は、画像形成装置とインターネットを介して接続されたホスト装置において実行され、フルカラー印刷、モノクロ印刷の実行回数のカウント値がホスト装置で表示される。
【0005】
しかしながら、この課金形態の場合、フルカラー印刷よりも使用色数の少ない所定のカラー印刷の課金単価は、フルカラー印刷又はモノクロ印刷のいずれか一方の課金単価とされるため、適切な料金が課金されないという問題がある。
【0006】
また、画像形成装置とインターネットを介して接続されたホスト装置側で課金演算を行っているため、ネットワークに対応していない画像形成装置には適用できないという問題もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であるとともに、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められ、かつそれらの印刷の枚数をカウントする手段を備えた画像形成装置において、フルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷に対して適切な課金を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であり、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められた画像形成装置であって、前記フルカラー印刷の印刷枚数をカウントするカラー印刷カウント手段と、前記モノクロ印刷の印刷枚数をカウントするモノクロ印刷カウント手段と、前記その他の印刷の印刷枚数をカウントする他印刷カウント手段と、該他印刷カウント手段のカウント値に所定の係数を乗算する係数乗算手段と、該係数乗算手段の出力を前記カラー印刷カウント手段のカウント値から減算するか又は前記モノクロ印刷カウント手段のカウント値に加算するカウント値演算手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
また、本発明は、フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であり、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められた画像形成装置の課金管理方法であって、前記フルカラー印刷の印刷枚数をカウントするカラー印刷カウントステップと、前記モノクロ印刷の印刷枚数をカウントするモノクロ印刷カウントステップと、前記その他の印刷の印刷枚数をカウントする他印刷カウントステップと、該他印刷カウントステップのカウント値に所定の係数を乗算する係数乗算ステップと、該係数乗算ステップの出力を前記カラー印刷カウントステップのカウント値から減算するか又は前記モノクロ印刷カウントステップのカウント値に加算するカウント値演算ステップと、を有することを特徴とする課金管理方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であり、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められ、かつそれらの印刷枚数をカウントする手段を備えた画像形成装置において、フルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷に対して適切な課金が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置の使用環境を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の画像形成装置のコントローラのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態の画像形成装置における基本の印刷処理手順のフローチャートである。
【図4】トナーセーブ実行時の印刷処理手順のフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の画像形成装置においてトナーセーブに応じた課金を行う場合の印刷処理手順のフローチャートである。
【図6】図5の手順の実行したときのカラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタ、及びエコカウンタのカウントアップ値を示す図である。
【図7】図5の手順の実行したときのカラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタ、及びエコカウンタのカウントアップ値の具体例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態の画像形成装置においてカウンタ値を表示する手順のフローチャートである。
【図9】図5の手順でカウントしたエコカウンタの値に係数を乗算して、カラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタの値に対して減算又は加算し、表示する手順のフローチャートである。
【図10】操作パネルにおける課金表示モード設定画面を示す図である。
【図11】図9の手順で表示されるカラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタの値を示す図である。
【図12】図7に示す具体例を用いて図11における課金カウンタ表示値を表示した場合について示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、インターネットなどのネットワーク2を介して接続されるホストコンピュータ3により作成された印刷データを受信し、印刷処理を実行する。
【0012】
画像形成装置1は、図2に示すコントローラ11と、コントローラ11に接続された図示されていないエンジン部及び操作パネルからなる。
【0013】
コントローラ11は、それぞれがバス12に接続されたCPU13、メモリ14、記憶部15、描画処理部16、印刷制御部17、課金カウント18、カウンタ演算処理部19、エンジンI/F(インタフェース)20、ホストI/F21、及びパネルI/F22からなる。
【0014】
CPU13は、後述するプログラムROMに格納されているプログラムに従って、ホストコンピュータ3からの印刷データ(印字データ、印字制御データ等)を処理する。
【0015】
メモリ14は、コントローラ11内のデータの管理や、図示されていない周辺モジュールを制御するためのプログラムが格納されているプログラムROM、印字に使用される様々な種類のフォントが格納されているフォントROM、CPU13が処理を行う時のワークメモリ、ホストコンピュータ3からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、バッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等として使用されるRAMなどからなる。記憶部15はHDD(Hard Disk Drive)などの大容量記憶装置である。
【0016】
描画処理部16は印字データをビットマップデータに変換して、メモリ14に書き込む。また、γ変換、中間調処理などの各種画像処理も行う。印刷制御部17は、描画処理部16により生成されたビットマップデータ、及びCPU13から通知された印字制御データ(印刷部数、カラーモード、モノクロモード、2色印刷モード、グレースケール印刷モード、トナーセーブモード等)をエンジンI/F20へ送り、印刷制御を実行する。
【0017】
課金カウント部18は、CPU13からの出力に基づいて印刷モード毎の印刷枚数をカウントする。カウンタ演算処理部19は、課金カウント部18でカウントされた印刷モード毎の印刷枚数のカウント値を取得し、後述する演算処理を施し、その結果をパネルI/F22へ送る。課金カウント部18及びカウンタ演算処理部19は、CPU13の処理により実現される機能ブロックである。
【0018】
エンジンI/F20は、コントローラ11からエンジンへの制御信号、及びエンジンからコントローラ11へのステータス信号のやりとりのためのインタフェースである。ホストI/F21は、ホストコンピュータ3から画像形成装置1への印刷データ、及び画像形成装置1からホストコンピュータ3へのステータス信号のインタフェースである。パネルI/F22は、操作パネルとの間で、画像形成装置1の状態、モード、フォント等の切替えを行うための信号をやりとりするためのインタフェースである。
【0019】
図3に、コントローラ11の基本の印刷処理手順のフローチャートを示す。
まずホストI/F21がホストコンピュータ3から印刷データを受信し、CPU13に渡す(ステップS1)。CPU13は、受け取った印刷データを解析し、印刷データと、印刷制御データに分ける(ステップS2)。描画処理部16は、画像データにビットマップデータに変換し、画像処理を施す(ステップS3)。
【0020】
また、CPU13は、印刷データがカラーであるかモノクロであるかを判定し(ステップS4)、カラーであると判定した場合は、課金カウント部18のカラー課金カウンタをカウントアップし(ステップS5)、モノクロであると判定した場合は、課金カウント部18のモノクロ課金カウンタをカウントアップする(ステップS6)。
【0021】
図4に、トナーセーブモードに設定された場合の印刷処理手順のフローチャートを示す。この図において、図3と同じ内容のステップには図3と同じステップ番号を付した。図4に示すように、トナーセーブモードに設定された場合、画像処理(ステップS3)と、画像データのカラー判定(ステップS4)との間にトナーセーブ処理(ステップS7)を実行する。トナーセーブ処理では例えばγ補正処理により色を薄くする。
【0022】
図5に、トナーセーブに応じた課金を行う場合の印刷処理手順のフローチャートを示す。
まず印刷処理を実行する(ステップS11)。この印刷処理は図3のステップS1〜S3に相当する。次に印刷データがカラーかモノクロかを判定する(ステップS12)。このステップは図3のステップS4と同じである。
【0023】
ステップS12でカラーであると判定された場合は、トナーセーブを使用するか否か、即ちトナーセーブモードに設定されているか否かを判定する(ステップS13)。そして、トナーセーブを使用しない場合は、課金カウント部18のカラー課金カウンタをカウントアップし(ステップS14)、処理を終える。また、トナーセーブを使用する場合は、課金カウント部18のエコカウンタ及びカラー課金カウンタをカウントアップし(ステップS15、S16)、処理を終える。
【0024】
ステップS12でモノクロであると判定された場合も、トナーセーブを使用するか否かを判定する(ステップS17)。そして、使用すると判定された場合、使用しないと判定された場合とも、課金カウント部18のモノクロ課金カウンタをカウントアップし(ステップS18、S19)、処理を終える。
【0025】
図6に、図5の手順の実行したときのカラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタ、及びエコカウンタのカウントアップ値を示す。この図において、「カラーモード」の欄の「カラー」は、黒を含む全ての色の記録剤(トナーやインク)を使用して印刷するモードである。従って、画像データがモノクロ(白黒)であっても、全ての色の記録剤が印刷に使用される。また、「カラーモード」の欄の「モノクロ」は、黒の記録剤のみを使用して印刷するモードである。従って、画像データがカラーであっても、黒の記録剤のみが印刷に使用される。
【0026】
この図より、ユーザがカラーモード及びトナーセーブモードを指定した場合、印刷データがカラーであれば、カラーカウンタ及びエコカウンタをカウントアップし、印刷データがモノクロであれば、モノクロカウンタのみをカウントアップする。
【0027】
また、カラー印刷モードを指定し、トナーセーブモードを指定しない場合、印刷データがカラーであれば、カラー課金カウンタのみをカウントアップし、印刷データがモノクロであれば、モノクロ課金カウンタのみをカウントアップする。
【0028】
また、モノクロ印刷モードを指定した場合は、トナーセーブモードの「使用する/使用しない」の選択はできず、印刷データがカラーであるかモノクロでるかにかかわらず、モノクロ課金カウンタのみをカウントアップする。
【0029】
図7に、具体例として、10ページのファイルが1部あり、カラーモードで1部、モノクロモードで1部、カラー原稿をトナーセーブで1部印刷した場合の各カウンタのカウントアップ値を示す。
【0030】
図8に、カウンタ値を取得し、表示する手順のフローチャートを示す。
まずCPU13は課金カウント部18のカラー課金カウンタ及びモノクロ課金カウンタからカウンタ値を取得する(ステップS21)。次に、CPU13は、取得したそれらのカウンタ値をパネルI/F22へ送り、操作パネルに表示させる(ステップS22)。
【0031】
図9に、課金カウント部18のカウンタ値を取得し、表示する際に、エコカウンタの値に係数を乗算して、カラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタの値に対して減算又は加算し、表示する手順のフローチャートを示す。
【0032】
まずCPU13は課金カウント部18のカラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタ、及びエコカウンタからカウンタ値を取得する(ステップS31)。次いで、課金表示モードがカラーアップモードかモノクロアップモードかを判定する(ステップS32)。
【0033】
ここで、課金表示モードについては、操作パネル上の図10に示す設定画面からユーザにより予め設定され、メモリ14に保持されている。なお、枚数カウンタモードとは、カラー課金カウンタ、モノクロ課金カウンタのカウンタ値をそのまま表示するモードである(図8)。
【0034】
ステップS32でカラーアップモードであると判定した場合、カラーアップモード演算処理を実行し(ステップS33)、その結果に基づいてカラーアップモード表示処理を実行する(ステップS35)。一方、ステップS32でモノクロアップモードであると判定した場合、モノクロアップモード演算処理を実行し(ステップS34)、その結果に基づいてモノクロアップモード表示処理を実行する(ステップS36)。
【0035】
図11に、カラーアップモード演算処理、モノクロアップモード演算処理、カラーアップモード表示処理、及びモノクロアップモード表示処理の内容を示す。
図示のように、カラーアップモード演算処理では、エコカウンタのカウンタ値に重み付け係数として0.5を乗算し、カラーアップモード表示処理では、カラー課金カウンタのカウンタ値から乗算結果を減算することで、カラー課金カウンタの表示値を算出する。モノクロ課金カウンタについては、カウンタ値をそのまま表示に用いる。ここで、乗算結果が整数にならなかった場合は小数を切り捨てる。なお、重み付け係数は予め操作パネルからユーザにより設定される。
【0036】
また、モノクロアップモード演算処理では、エコカウンタのカウンタ値に重み付け係数として1を乗算し、モノクロアップモード表示処理では、カラー課金カウンタのカウンタ値から乗算結果を減算することで、カラー課金カウンタの表示値を算出し、モノクロ課金カウンタのカウンタ値に乗算結果を加算することで、モノクロ課金カウンタの表示値を算出する。
【0037】
最後に、ステップS35又はS36で算出されたカラーアップモード又はモノクロアップモードにおける各課金カウンタの表示値を操作パネルに表示する(ステップS37)。
【0038】
図12に、図7に示す具体例を用いて図11における課金カウンタ表示値を表示した場合について示す。図11より、カラーアップモードの場合、モノクロ課金カウンタのカウンタ値は図7のままの10、カラー課金カウンタのカウンタ値は「20−10×0.5=15」となる。また、モノクロアップモードの場合、モノクロ課金カウンタのカウンタ値は「10+10×1=20」となり、カラー課金カウンタのカウンタ値は「20−10×1=10」となる。なお、枚数カウンタモード(従来動作)の場合は、図7のモノクロ課金カウンタ、カラー課金カウンタのカウンタ値がそのまま表示される。減算方式のため、課金表示モードを切り替えてもカウンタ値がずれることはない。
【0039】
以上詳細に説明したように、本実施形態の画像形成装置によれば、カラーモード印刷時にトナーセーブを実行した場合、カラー課金カウンタ及びエコカウンタをカウントアップするとともに、エコカウンタのカウントアップ値に所定の重み付け係数を乗算し、乗算結果をカラー課金カウンタのカウント値から減算し、減算結果を表示することにより、カラー課金カウンタを用いて、トナーセーブに応じた適切な課金情報を表示することができる(カラーアップモード)。
【0040】
また、カラーモード印刷時にトナーセーブを実行した場合、カラー課金カウンタ及びエコカウンタをカウントアップするとともに、エコカウンタのカウントアップ値に所定の重み付け係数を乗算し、乗算結果をカラー課金カウンタのカウント値から減算し、減算結果を表示するとともに、乗算結果をモノクロ課金カウンタのカウント値に加算し、加算結果を表示することにより、カラー課金カウンタ及びモノクロ課金カウンタを用いて、トナーセーブに応じた適切な課金情報を表示することができる(モノクロアップモード)。
【0041】
さらに、画像形成装置1内で課金演算を行っているため、ネットワークに対応していない画像形成装置にも適用することができる。
【0042】
なお、以上の実施形態は、カラー印刷モードでトナーセーブ処理を行った場合、即ちフルカラー印刷よりも記録剤の使用量が少ないカラー印刷に関するものであるが、本発明は2色印刷のようなフルカラー印刷よりも記録剤の使用数が少ないカラー印刷に対しても適用することができる。
【符号の説明】
【0043】
1…画像形成装置、13…CPU、18…課金カウント部、19…カウンタ演算処理部、22…パネルI/F。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0044】
【特許文献1】特開2006−301016号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であり、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められた画像形成装置であって、
前記フルカラー印刷の印刷枚数をカウントするカラー印刷カウント手段と、
前記モノクロ印刷の印刷枚数をカウントするモノクロ印刷カウント手段と、
前記その他の印刷の印刷枚数をカウントする他印刷カウント手段と、
該他印刷カウント手段のカウント値に所定の係数を乗算する係数乗算手段と、
該係数乗算手段の出力を前記カラー印刷カウント手段のカウント値から減算するか又は前記モノクロ印刷カウント手段のカウント値に加算するカウント値演算手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載された画像形成装置において、
操作パネルからの設定操作に応じて前記係数を設定する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載された画像形成装置において、
操作パネルからの設定操作に応じて、前記係数乗算手段の出力を前記カラー印刷カウント手段のカウント値から減算するか又は前記モノクロ印刷カウント手段のカウント値に加算するかを設定する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1に記載された画像形成装置において、
前記カラー印刷カウント手段のカウント値を表示する手段と、前記モノクロ印刷カウント手段のカウント値を表示する手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
フルカラー印刷、モノクロ印刷、及びフルカラー印刷よりも記録剤の使用数又は使用量が少ないその他の印刷が可能であり、フルカラー印刷及びモノクロ印刷に対する課金単価が予め定められた画像形成装置の課金管理方法であって、
前記フルカラー印刷の印刷枚数をカウントするカラー印刷カウントステップと、
前記モノクロ印刷の印刷枚数をカウントするモノクロ印刷カウントステップと、
前記その他の印刷の印刷枚数をカウントする他印刷カウントステップと、
該他印刷カウントステップのカウント値に所定の係数を乗算する係数乗算ステップと、
該係数乗算ステップの出力を前記カラー印刷カウントステップのカウント値から減算するか又は前記モノクロ印刷カウントステップのカウント値に加算するカウント値演算ステップと、
を有することを特徴とする課金管理方法。
【請求項6】
コンピュータを請求項1〜4の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−118206(P2011−118206A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−276259(P2009−276259)
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】