説明

画像形成装置及びデータ処理装置ならびにデータ処理方法ならびにデータ処理方法を実行するプログラム

【課題】 オプション装置の構成や状態に応じてファームウェア更新の実行を適切に判断すること。
【解決手段】 複数のオプション装置を接続可能な画像形成装置であって、画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムを更新する更新手段と、構成するオプション装置が不正な装置かどうかを検知する不正装置検知手段と、前記更新手段により前記オプション装置の実行プログラムを更新するときに少なくとも構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新を中断する更新中断手段と、前記更新中断手段により実行プログラムの更新を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、を有する画像形成装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実行プログラムの更新処理を実行する画像形成装置及びデータ処理装置ならびにデータ処理方法ならびにデータ処理方法を実行するプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザ向けが機器に組み込まれている実行プログラム(ファームウェア)を更新することができるように、ユーザ向けのファームウェア更新機能を備えた装置が増えている。更新対象のファームウェアは、装置本体に限らず、オプション装置を接続可能であればそのオプション装置も含む場合がある。複数のオプション装置が装着されている場合には、それぞれのオプション装置のファームウェアを一度にすべて更新する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、オプション装置の構成が不正な状態(同種のオプション装置のうちの一つが、サポート外のバージョン、あるいは同一プロトコルで接続可能な他機種向けの装置など)では、不正なオプション装置を論理的に切り離して動作を継続する技術がある。
【特許文献1】特開2004−287877号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術では、複数のオプション装置が接続されていても同種のオプション装置であれば複数のオプション装置に同じファームウェアを書き込んで更新しようとする。そのため、同種のオプション装置にサポート対象のものとサポート対象外のものが混在していると、サポート対象外のオプション装置に対しても他のオプション装置と同様にファームウェアの更新してしまう。その結果としてファームウェア更新中に不具合が発生する可能性があった。
【0005】
図4は、オプションフィーダのファームウェアを更新するときの不具合の例を説明する図である。
【0006】
図において、プリンタ102にサポート対象のオプションフィーダ305とサポート対象外のオプションフィーダ306が装着されている。プリンタ102は、起動直後にオプションフィーダ306がサポート外のオプション装置であることを検知し、オプションフィーダ306を論理的に切り離した状態で動作を継続する。さらに、プリンタ102は、データ処理装置101に対してオプションフィーダ306が存在しない構成で通知する。データ処理装置101は、ユーザよりオプションフィーダのファームウェア更新を指示されたとき、コントローラ302に対してオプションフィーダのファームウェア更新を指示する。同様にコントローラ302もエンジン本体303に対してオプションフィーダのファームウェア更新を指示する。しかし、エンジン本体303はコントローラ302がオプションフィーダ306を論理的に切り離していることを認識していないため、物理的に接続されているすべてのオプションフィーダに対して同じようにファームウェア更新を実行しようとする。その結果、オプションサポート対象のオプションフィーダ305の更新は成功するが、サポート対象外のオプションフィーダ306の更新ではファームウェアのタイプが異なっているために失敗してしまい、その後の動作に影響を与えてしまう。
【0007】
少なくともファームウェア更新後のプリンタの動作に影響を与えないように、ファームウェア更新の実行を適切に判断する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、複数のオプション装置を接続可能な画像形成装置であって、画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムを更新する更新手段と、構成するオプション装置が不正な装置かどうかを検知する不正装置検知手段と、前記更新手段により前記オプション装置の実行プログラムを更新するときに少なくとも構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新を中断する更新中断手段と、前記更新中断手段により実行プログラムの更新を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明は、複数のオプション装置を接続可能な画像形成装置と通信するデータ処理装置であって、画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムの更新を指示する更新指示手段と、画像形成装置を構成するオプション装置に不正な装置が含まれているかどうかの情報を画像形成装置より取得する構成情報取得手段と、前記更新指示手段により前記オプション装置の実行プログラムの更新を指示するときに少なくとも画像形成装置を構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新の指示を中断する更新指示中断手段と、前記更新指示中断手段により実行プログラムの更新の指示を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明は、画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムの更新を指示する更新指示手段と、画像形成装置を構成するオプション装置に不正な装置が含まれているかどうかの情報を画像形成装置より取得する構成情報取得手段と、前記更新指示手段により前記オプション装置の実行プログラムの更新を指示するときに少なくとも画像形成装置を構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新の指示を中断する更新指示中断手段と、前記更新指示中断手段により実行プログラムの更新の指示を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、を有するデータ処理方法。
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、オプション装置の構成や状態に応じてファームウェア更新の実行を適切に判断することができるため、不正なオプション構成によるファームウェア更新処理中の事故を回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例を示す画像形成装置のシステム構成の概略を示す図である。
【0013】
図において、データ処理装置101は、例えば、コンピュータであり、画像情報の供給源、あるいはプリンタの制御装置として機能する。本実施例においては、画像形成装置102として、レーザビームプリンタ(プリンタ)を用いている。本実施例において適用される画像形成装置は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等他のプリント方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0014】
プリンタコントローラ(コントローラ)302は、データ処理装置101から供給される画像情報(例えば、ESCコード、ページ記述言語等)に基づいて、ページ毎にラスタデータを生成し、プリンタエンジン303に送出する。
【0015】
プリンタエンジン303は、コントローラ302から供給されるラスタデータに基づいて、感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を記録媒体上に転写・定着(電子写真方式)することにより画像を記録する。
【0016】
パネル部301は、ユーザインタフェースとして使用される。ユーザは、パネル部301を操作することにより、所望の動作を指示することができる。また、パネル部301には、プリンタ102の処理内容や、ユーザへの警告内容が表示される。
【0017】
図2は、コントローラ302の構成例を示すブロック図である。
【0018】
図において、701は、パネル部301とのデータ通信を行うパネルインタフェース部である。CPU 709は、パネルインタフェース部701を介して、ユーザがパネル部704において設定・指示した内容を確認することができる。
【0019】
702は、ネットワークを介してホストコンピュータ等のデータ処理装置101と双方向に通信接続するためのホストインタフェース部である。
【0020】
703は、印刷データをプリンタ102内部で扱いやすい形である中間データに変換する処理を行う中間データ作成部である。
【0021】
704は、本発明で説明する処理や、その他プリンタ102の行う制御プログラムコードを保持するROMである。
【0022】
705は、RAMである。RAMに保持するデータには、ホストインタフェース部702で受信した印刷データより導き出された中間データ、中間データをレンダリングした結果のビットマップ、その他処理に必要な一時的な各種処理ステータスなどがある。
【0023】
706は、プリンタエンジン303と通信接続するためのエンジンインタフェース部である。CPU 709は、エンジンインタフェース部706を介して、プリンタエンジン303の状態を認識することができる。
【0024】
707は、DMA制御部であり、CPU 709からの指示によりRAM 705内のビットマップデータをエンジンインタフェース部706に転送する。
【0025】
708は、RAM 705に格納された中間データの内容に従って、実際に印刷出力する印刷イメージを作成するレンダリング部である。
【0026】
709は、ROM 704に保持された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス711に接続されたデバイスを制御するCPUである。
【0027】
710は、例えば、濃度補正テーブル等の制御情報を保持するための不揮発性メモリで構成される。
【0028】
711は、HDDである。HDDは、印刷データをイメージ展開後の画像データとして一時的に保存するために使用する。HDDにより、指定された複数回の画像データの読み出しを行って電子ソートを実現したり、予め設定されたパスワード等によるユーザ認証後に保存された画像データを読み出して印刷出力するセキュアプリントを実現したりすることができる。
【0029】
712は、アドレス、データ、コントロールバスを含むCPUバスである。701から710のデバイスは、それぞれCPUバス712に接続されたすべてのデバイスにアクセス可能である。
【0030】
図3は、オプション装置を含むシステム構成の概略を示す図である。
【0031】
図において、プリンタは、コントローラ302、プリンタエンジン303、両面ユニット304、オプションフィーダ305、306、307から構成されている。さらに、303〜307の装置は、それぞれエンジンコントローラ311、両面ユニットコントローラ312、オプションフィーダコントローラ313、314、315により制御されており、それぞれの制御プログラム(ファームウェア)は更新可能である。
【0032】
以降では、オプションフィーダ305がサポート対象、オプションフィーダ306がサポート対象外、オプションフィーダ307が物理的に非接続という構成に従って説明する。
【0033】
図5は、ファームウェア更新の処理手順を説明するフローチャートである。
【0034】
図において、ユーザからの指示に従ってファームウェア更新処理を開始すると、まず、S101においてファームウェアオブジェクトを受信する。
【0035】
次に、受信したファームウェアがオプション装置のファームウェアかどうかを判断し(S102)、オプション装置のファームウェアなら、S103に進んでオプション装置の機器情報を確認する。S103確認後は、S104に進む。一方、S102において、オプション装置のファームウェアでなければ、S107に進んで対象のファームウェアの更新処理を実行し、完了後にS106に進む。
【0036】
S104では、更新対象のオプション装置に、サポート外のバージョン、あるいは同一プロトコルで接続可能な他機種向けの装置といった、不正なオプション装置が含まれているかどうかを判断する。例えば、更新対象のオプション装置がオプションフィーダの場合には、複数のオプションフィーダにサポート対象外のものが含まれているかどうかを判断する。
【0037】
S104において、不正なオプション装置がある場合には、S105に進み、対象のファームウェアの更新処理を中断する。S105において更新処理を中断した後は、ステップS106に進む。
【0038】
S104において、不正なオプション装置がない場合には、S107に進み、対象のファームウェアの更新処理を実行する。
【0039】
S106では、次のファームウェアの更新が必要かどうかを判断し、必要であればS102に戻って処理を繰り返し、必要なければ処理を終了する。
【0040】
図6は、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【0041】
図において、S201〜S207は、電源起動時に機器の構成情報をユーザに通知する処理である。
【0042】
エンジンコントローラは、S201の要求に従い、S202〜S205において各オプションフィーダの構成情報を取得するが、オプションフィーダ2がサポート対象外であるため、コントローラに対してオプションフィーダ2が異常であると通知する。
【0043】
それに対してコントローラは、S206の構成情報に従ってオプションフィーダ2を論理的に切り離し、ユーザへはオプションフィード2がない構成として通知する(S207)。
【0044】
その後、ユーザよりデータ処理装置を介してオプションフィーダの更新指示があると(S301、S302)、S303において図5のフローチャートに従い、更新処理を中断する。
【0045】
ユーザは、データ処理装置を介してコントローラの結果通知S304を受け、オプション構成が不正である理由でオプションフィーダの更新処理が中断された旨を知ることができる(S305)。
【0046】
(実施例2)
実施例1では、コントローラがオプション装置の構成に不正があるかどうかを判断してファームウェア更新処理の実行を判断していたが、データ処理装置が判断する構成であってもよい。
【0047】
図7は、本実施例において、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【0048】
図において、S401〜S407は、電源起動時に機器の構成情報をユーザに通知する処理である。
【0049】
エンジンコントローラは、S401の要求に従い、S402〜S405において各オプションフィーダの構成情報を取得するが、オプションフィーダ2がサポート対象外であるため、コントローラに対してオプションフィーダ2が異常であると通知する。
【0050】
それに対してコントローラは、S406の構成情報に従ってオプションフィーダ2を論理的に切り離し、ユーザへはオプションフィード2がない構成として通知する(S407)。
【0051】
その後、ユーザよりオプションフィーダの更新指示があると(S501)、データ処理装置は、コントローラより構成情報を取得したあと(S502、S503)、図5のフローチャートに従って更新処理を中断する(S504)。
【0052】
ユーザは、データ処理装置の結果通知より、オプション構成が不正である理由でオプションフィーダの更新処理が中断された旨を知ることができる(S505)。
【0053】
(実施例3)
実施例1、実施例2では、オプション装置の構成に不正があると必ず対象のオプション装置のファームウェア更新処理を禁止したが、詳細な条件があれば禁止しなくても更新処理の実行が可能な場合もある。本実施例では、詳細な更新禁止条件がファームウェアオブジェクトといっしょにデータ処理装置より送信される構成について説明する。
【0054】
図8は、本実施例において、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【0055】
図において、S601〜S606は、電源起動時に機器の構成情報をユーザに通知する処理である。
【0056】
エンジンコントローラは、S601の要求に従い、S602〜S605において各オプションフィーダの構成情報を取得するが、オプションフィーダ2がサポート対象外であるため、コントローラに対してオプションフィーダ2が異常であると通知する。
【0057】
それに対してコントローラは、S606の構成情報に従ってオプションフィーダ2を論理的に切り離し、ユーザへはオプションフィード2がない構成として通知する(S607)。
【0058】
その後、ユーザよりオプションフィーダの更新指示があると(S701)、データ処理装置は、コントローラに対してオプションフィーダの更新指示とともにファームウェアの更新禁止条件情報もいっしょに送信する(S702)。コントローラは、オプションフィーダの更新処理を開始すると、データ処理装置からファームウェアオブジェクトといっしょに受信した更新禁止条件情報を解釈し、その条件に従って更新の実施を判断する(S703)。
【0059】
ユーザは、データ処理装置を介してコントローラの結果通知S704を受け、更新禁止条件の内容とその条件に従ったオプションフィーダの更新処理結果を知ることができる(S305)。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】実施例1において、画像形成装置のシステム構成の概略を示す図である。
【図2】実施例1において、プリンタコントローラ302の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施例1において、オプション装置を含むシステム構成の概略を示す図である。
【図4】発明が解決しようとする課題において、オプションフィーダのファームウェアを更新するときの不具合の例を説明する図である。
【図5】実施例1において、ファームウェア更新の処理手順を説明するフローチャートである。
【図6】実施例1において、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【図7】実施例2において、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【図8】実施例3において、ユーザ、データ処理装置101、プリンタ102間のファームウェア更新の処理手順を説明するシーケンス図である。
【符号の説明】
【0061】
101 データ処理装置
102 画像形成装置(プリンタ)
301 パネル部
302 プリンタコントローラ
303 プリンタエンジン
304 両面ユニット
305 オプションフィーダ1
306 オプションフィーダ2
307 オプションフィーダ3
311 エンジンコントローラ
312 両面ユニットコントローラ
313 オプションフィーダコントローラ1
314 オプションフィーダコントローラ2
315 オプションフィーダコントローラ3
701 パネルI/F部
702 ホストI/F部
703 中間データ作成部
704 ROM
705 RAM
706 エンジンI/F部
707 DMA制御部
708 レンダリング部
709 CPU
710 EEPROM
711 HDD
712 CPUバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオプション装置を接続可能な画像形成装置であって、
画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムを更新する更新手段と、
構成するオプション装置が不正な装置かどうかを検知する不正装置検知手段と、
前記更新手段により前記オプション装置の実行プログラムを更新するときに少なくとも構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新を中断する更新中断手段と、
前記更新中断手段により実行プログラムの更新を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、
を有する画像形成装置。
【請求項2】
複数のオプション装置を接続可能な画像形成装置と通信するデータ処理装置であって、
画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムの更新を指示する更新指示手段と、
画像形成装置を構成するオプション装置に不正な装置が含まれているかどうかの情報を画像形成装置より取得する構成情報取得手段と、
前記更新指示手段により前記オプション装置の実行プログラムの更新を指示するときに少なくとも画像形成装置を構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新の指示を中断する更新指示中断手段と、
前記更新指示中断手段により実行プログラムの更新の指示を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、
を有するデータ処理装置。
【請求項3】
画像形成装置本体と複数のオプション装置のそれぞれの実行プログラムの更新を指示する更新指示手段と、
画像形成装置を構成するオプション装置に不正な装置が含まれているかどうかの情報を画像形成装置より取得する構成情報取得手段と、
前記更新指示手段により前記オプション装置の実行プログラムの更新を指示するときに少なくとも画像形成装置を構成するオプション装置のいずれかに不正なものが存在していれば更新の指示を中断する更新指示中断手段と、
前記更新指示中断手段により実行プログラムの更新の指示を中断した結果をユーザに通知する通知手段と、
を有するデータ処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−305328(P2008−305328A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−154141(P2007−154141)
【出願日】平成19年6月11日(2007.6.11)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】