説明

画像形成装置

【課題】装置本体の外観上の寸法やデザイン並びに装置本体の設置環境を含めたユーザの使い勝手を向上することができ、しかも、装置本体内の冷却効果を確保することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体12の側壁面12aに収納空間19を設け、装置本体12の内部と収納空間19とに連通するファン23を配置すると共に装置本体12の側壁面12aとは異なる縦壁面12bに収納空間19と大気とを連通するルーバ18とを設け、収納空間19の内部に収納された収納状態と装置本体12の側壁面12aから突出した使用状態とに変位可能な切換部材17を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ・複写機・ファクシミリ又はこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置に関し、特に、大気を装置本体内に吸気する冷却用のファンを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置にあっては、例えば、定着装置等の内部の発熱部品によって装置本体内の温度上昇の防止や発熱部品そのものの蓄熱を解消するために、装置本体の側壁面にルーバ等の吸気口を形成すると共に、その吸気口から大気を装置本体内に取り入れるための冷却用のファンを設けたものが知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
【0003】
図11及び図12は、このような冷却構造備えた画像形成装置としてのプリンタを示し、図11はプリンタの斜視図、図12は要部の拡大断面図である。
【0004】
図11において、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体2の正面から引き出し可能に設けられた転写紙収納用の給紙カセット3と、装置本体2の正面に収納状態と格納状態とに回動変位可能に設けられて給紙カセット3に収納した転写紙とは異なる転写紙の載置を可能とした手差トレイ4と、排紙口5から排紙された画像形成処理後の転写紙を集積する排紙トレイ6と、装置本体2の側壁面に設けられた吸気部7と、装置本体2の天面に設けられた操作部8とを備えている。
【0005】
吸気部7は、図12に示すように、装置本体2の側壁面に沿って設けられた格子状のルーバ9と、ルーバ9と対向するように装置本体2の内部に設けられたファン10とを備え、ファン10の回転によってルーバ9を介して大気を装置本体2の内部へと取り入れ、装置本体2の内部を冷却する。
【特許文献1】特開2003−280494号公報
【特許文献2】特開2005−338572号公報
【特許文献3】特開2006−343393号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記の如く構成されたプリンタ1にあっては、図12に示すように、装置本体2の側壁面の近傍に何らかの物P(例えば、本やファイル或いは書棚等)が密着するように置かれてしまった場合、吸気部7から大気を取り込むことが困難となってしまい、沿う著本体2の内部の冷却効果を確保することが困難となってしまうという問題が発生していた。
【0007】
特に、上述したプリンタ専用機の場合、小型な物ほど操作部8を利用した操作を行う機会が少ないことから、例えば、机の下等の狭い空間を利用して設置されることが多くなってしまい、上述したような物Pが側壁面の近傍に存在してしまうことが多い。
【0008】
尚、装置本体2の内部に大気(冷却風)を取り入れることが困難となると、設計的に意図した冷却効果を確保することができなくなってしまい、装置本体2の内部温度が上昇して各種部品やトナーがダメージを受けたり、画像形成プロセスの制御が不能・不調となって画像不具合が発生したり、定着装置の安全装置(サーモカットや温度ヒューズ等)が誤作動するといった不具合の発生が考えられる。
【0009】
そこで、ルーバ9が完全に塞がれることを防止するために、ルーバ9やその周辺構造を側壁面に対して凹凸させることが考えられるが、確実な冷却効果を確保するためには、一定の高さ(5mm以上)や隙間、すなわち空間の確保が必要であり、機械寸法やデザイン面で不利となる。
【0010】
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、装置本体の外観上の寸法やデザイン並びに装置本体の設置環境を含めたユーザの使い勝手を向上することができ、しかも、装置本体内の冷却効果を確保することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の画像形成装置は、装置本体の側壁面に開口する収納空間と、前記装置本体内部と前記収納空間とに連通するファンと、前記側壁面に沿うように前記収納空間内部に収納されて前記開口を閉成した収納状態と前記側壁面から突出して前記開口の少なくとも一部を開放した使用状態とに変位可能な切換部材と、前記装置本体の前記側壁面とは異なる壁面に設けられて前記収納空間と大気とを連通する吸気口とを備えていることを特徴とする。
【0012】
また、前記切換部材には、使用状態のときに前記側壁面から突出した天面に操作部を設けることができる。
【0013】
この際、前記切換部材は、収納状態のときに前記操作部が前記収納空間に対して外側若しくは内側に位置しており、しかも、前記操作部が前記収納空間に対して内側に位置している場合には収納状態のときに前記吸気口と前記ファンとの間に操作部が位置することが好ましい。
【0014】
また、前記吸気口は、前記装置本体の前記側壁面とは異なる縦壁面に設けられていることが好ましい。
【0015】
この際、前記吸気口は、前記収納空間を形成し且つ前記装置本体の前記側壁面と対向する縦壁面に設けるのが好ましい。
【0016】
また、画像形成処理後の転写紙を排紙する排紙空間を形成する縦壁面であることが好ましく、画像形成処理後の転写紙を排紙する排紙口と同等以上の高さに形成するのがより好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の画像形成装置は、装置本体の外観上の寸法やデザイン並びに装置本体の設置環境を含めたユーザの使い勝手を向上することができ、しかも、装置本体内の冷却効果を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置をプリンタに適用し、図面を参照して説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの切換部材使用状態の斜視図、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての切換部材収納状態の斜視図、図3は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの切換部材使用状態の要部の断面図、図4は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの切換部材収納状態の要部の断面図、図5は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの要部の説明図である。
【0020】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ11は、装置本体12の正面から引き出し可能に設けられた転写紙収納用の給紙カセット13と、装置本体12の正面に収納状態と格納状態とに回動変位可能に設けられて給紙カセット13に収納した転写紙とは異なる転写紙の載置を可能とした手差トレイ14と、排紙口15から排紙された画像形成処理後の転写紙を集積する排紙トレイ16と、装置本体12の外壁の一部を構成する側壁面12aに設けられた切換部材17と、装置本体12に設けられた吸気口としてのルーバ18とを備えている。
【0021】
尚、このルーバ18は、図3及び図4に示すように、装置本体12の側壁面12aとは異なる縦壁面12bに設けられている。本実施の形態では、縦壁面12bは、ルーバ18は、画像形成処理後の転写紙を排紙する排紙空間の一部を形成している。この際、ルーバ18は、積載後の転写紙によって塞がることのないよう、排紙口15と同等以上の高さに形成するのが良い。また、側壁面12aと縦壁面12bとは、互いに離間状態で対向しており、側壁面12a側に開口する収納空間19を形成している。
【0022】
切換部材17は、収納空間19に配置され、装置本体12の側壁面12aに沿うように収納空間19の内部に収納されて開口を閉成した収納状態(図2及び図4参照)と、装置本体12の側壁面12aから突出して開口の少なくとも一部を開放した使用状態(図1及び図3参照)とに変位する。また、切換部材17には、使用状態のときに装置本体12の側壁面12aから突出した時に天面となる面に操作部20が設けられている。この操作部20は、プリンタ11の機能に応じて異なるが、表示部や各種スイッチ等を設けることができる。さらに、切換部材17は、収納状態のときには操作部20が収納空間19に対して外側に位置するように変位可能とされている。
【0023】
具体的には、切換部材17の側壁面にはガイド突起17aが設けられていると共に、収納空間19を構成する側壁面にはガイド突起17aと係合して案内するガイド溝19aが形成されている。また、突起17aは、引張スプリング21によって図示上方(装置本体12の天面側)に常時付勢されている。従って、切換部材17は、その収納状態及び使用状態の何れの状態においても、その状態における天面が収納空間19内に設けられたストッパ22に弾接した状態となっている。また、ガイド溝19aの上端寄りには、ガイド突起17aの上下方向の変位を許容し且つガイド突起17aの上下方向の変位時の抵抗となるくびれ部19bが形成されている。尚、ガイド突起17aに対するくびれ部19bの抵抗力は、ガイド溝19aの上端にガイド突起17aが位置している際に、操作部20を押下する際の操作力に対してはガイド突起17aが不測に乗り越えず且つ意図的にガイド溝19aの上下方向に変位させたい操作力に対してはガイド突起17aを乗り越えられるように設定される。
【0024】
これにより、手動又は図示しないモータやソレノイド等を利用した駆動機構により、図5に示すように、ガイド溝19aに沿ってガイド突起17aが案内され、切換部材17を収納状態と使用状態とで略90°に回動変位させることができる。
【0025】
また、収納空間19の内部には、装置本体12の内部と収納空間19とに連通するファン23が設けられている。上述した切換部材17の操作部20は、収納空間19に対して外側に位置していることから、そのまま操作を行うことが可能となっている。尚、ルーバ18又はファン23には、大気を取り入れた際に、その大気中に浮遊する塵埃等を除去するフィルター等(図示せず)を設けても良い。
【0026】
上記の構成において、プリンタ11を設置した環境下において、図4に示すように、その側壁面12aの直近に物Pがあった場合等には、切換部材17は収納状態とすることができる。
【0027】
これにより、装置本体12の内部には、ファン23の駆動により、ルーバ18から大気が取り入れられ、収納空間19内を経由して装置本体12の内部を冷却することが可能となる。
【0028】
また、プリンタ11を設置した環境下において、図3に示すように、側壁面12aの直近に物Pがあっても、切換部材17が突出状態にあり、その下方がファン23に収納空間19を経由して導通する外部開口を形成しているため、装置本体12の内部を冷却することが可能である。
【0029】
この際、操作部20は、使用状態において切換部材17の天面側に位置していることから、その操作を容易に行うことができる。
【0030】
また、切換部材17はガイド突起17aよりも非操作側の端部寄り天面がストッパ22に当接することにより、くびれ部19bよりも上方でガイド突起17aが位置していることと相俟って、操作部20を押下しても、切換部材17が不測に回動してしまうことが無い。
【0031】
このように、本発明の画像形成装置としてのプリンタ11によれば、装置本体12の側壁面12aに収納空間19を設け、その収納空間19の内部に装置本体12の内部と収納空間19とに連通するファン23を配置すると共に装置本体12の縦壁面12bに収納空間19と大気とを連通するルーバ18を設け、収納空間19の内部に収納された収納状態と装置本体12の側壁面12aから突出した使用状態とに変位可能な切換部材17に操作部20を設けたことにより、装置本体12の外観上の寸法やデザイン並びに装置本体12の設置環境を含めたユーザの使い勝手を向上することができ、しかも、装置本体12の内部の冷却を装置本体12の縦壁面12b側と側壁面12a側の2系統で確保することができる。
従って、例え、装置本体12の側面や天面に物Pが存在していても、確実な冷却効果を確保することができる。
【0032】
図6は、本発明の画像形成装置の実施例1の変形例を示し、要部の断面図である。尚、図6において、上記実施例1と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。上記実施例1の切換部材17は、ガイド突起17aとガイド溝19aとによって状態を切り換える際に図示上下方向に変位するものを開示したが、図6に示すように、この変形例に示した切換部材27は、上下左右方向に変位しない固定の回動軸27aによって90°回動するものである。尚、切換部材27を使用状態(実線状態)としたときには、操作部20の操作荷重に対する切換部材27の不測な回動を規制するストッパ等(図示せず)を設けるのが好ましい。
【0033】
(実施例2)
図7乃至図10は、本発明の画像形成装置の実施例2を示し、図7は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての切換部材収納状態の斜視図、図8は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの切換部材使用状態の要部の断面図、図9は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの切換部材収納状態の要部の断面図、図10は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの要部の説明図である。尚、上記実施例1と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。また、図2に示した使用状態のプリンタ11の見掛け上は実施例2においても実質同一であるので、図示を省略する。
【0034】
図7に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ11は、装置本体12の正面から引き出し可能に設けられた転写紙収納用の給紙カセット13と、装置本体12の正面に収納状態と格納状態とに回動変位可能に設けられて給紙カセット13に収納した転写紙とは異なる転写紙の載置を可能とした手差トレイ14と、排紙口15から排紙された画像形成処理後の転写紙を集積する排紙トレイ16と、装置本体12の側壁面12aに設けられた切換部材37と、装置本体12の縦壁面12bに設けられた吸気口としてのルーバ18とを備えている。
【0035】
切換部材37は、図8〜図10に示すように、装置本体12の側壁面12aに開口する収納空間39に配置され、装置本体12の側壁面12aに沿うように収納空間39の内部に収納されて開口を閉成した収納状態(図7及び図9参照)と、装置本体12の側壁面12aから突出して開口の少なくとも一部を開放した使用状態(図8参照)とに変位する。また、切換部材37には、使用状態のときに装置本体12の側壁面12aから突出した時に天面となる面に操作部20が設けられている。この操作部20は、プリンタ11の機能に応じて異なるが、表示部や各種スイッチ等を設けることができる。さらに、切換部材37は、収納状態のときには操作部20が収納空間39内に位置するように変位可能とされている。
【0036】
具体的には、切換部材37の側壁面には2つのガイド突起37a,37bが設けられていると共に、収納空間39を構成する側壁面にはガイド突起37a,37bと係合して案内するガイド溝39a,39bが形成されている。
【0037】
これにより、手動又は図示しないモータやソレノイド等を利用した駆動機構により、図10に示すように、ガイド溝39a,39bに沿ってガイド突起37a,37bが案内され、切換部材37を収納状態と使用状態とで略90°に回動変位させることができる。
【0038】
また、収納空間39の内部には、装置本体12の内部と収納空間39とに連通するファン23が設けられている。上述した切換部材37の操作部20は、収納状態としたときにルーバ18とファン23との間、即ち、吸気経路上に配置されている。尚、ルーバ18又はファン23には、大気を取り入れた際に、その大気中に浮遊する塵埃等を除去するフィルター等(図示せず)を設けても良い。
【0039】
上記の構成において、プリンタ11を設置した環境下において、図9に示すように、その側壁面12aの直近に物Pがあった場合等には、切換部材37は収納状態とすることができる。
【0040】
これにより、装置本体12の内部には、ファン23の駆動により、ルーバ18から大気が取り入れられ、収納空間39内を経由して装置本体12の内部を冷却することが可能となる。
【0041】
この際、操作部20は、収納状態において収納空間39側に位置していることから、例え、物Pやプリンタ11を動かした場合であっても、不測に操作部20のスイッチ操作等をしてしまうことが無い。
【0042】
また、プリンタ11を設置した環境下において、図8に示すように、側壁面12aの直近に物Pがあっても、切換部材17が突出状態にあり、その下方がファン23に収納空間19を経由して導通する外部開口を形成しているため、装置本体12の内部を冷却することが可能である。
【0043】
この際、操作部20は、使用状態において切換部材37の天面側に位置していることから、その操作を容易に行うことができる。
【0044】
また、切換部材37にガイド突起37a,37bを設けたことから、操作部20を押下しても、切換部材37が不測に回動してしまうことが無い。即ち、ガイド突起37a,37bが離間した2軸構成となっていることから、操作部20を押下した際の荷重は切換部材37の中心寄りのガイド突起37aを中心として切換部材37を下方(操作部20側を基準)へと回動させようとするが、ガイド突起37aを挟んで操作部20とは反対側には切換部材37の上方への回動を規制するガイド突起37bが設けられていることから、切換部材37が不測に回動してしまうことが無い。尚、この使用状態としたときに切換部材37の位置決めを行うストッパ等を別途設け、このストッパ等によって操作部20を押下した際の不測な回動を規制しても良い。
【0045】
このように、本発明の画像形成装置としてのプリンタ11によれば、装置本体12の側壁面12aに収納空間39を設け、装置本体12の内部と収納空間39とに連通するファン23を配置すると共に装置本体12の縦壁面12bに収納空間39と大気とを連通するルーバ18とを設け、収納空間39の内部に収納された収納状態と装置本体12の側壁面12aから突出した使用状態とに変位可能な切換部材37に操作部20を設けたことにより、装置本体12の外観上の寸法やデザイン並びに装置本体12の設置環境を含めたユーザの使い勝手を向上することができ、しかも、装置本体12の内部の冷却を装置本体12の縦壁面12b側と側壁面12a側の2系統で確保することができる。
従って、例え、装置本体12の側面や天面に物Pが存在していても、確実な冷却効果を確保することができる。
【0046】
ところで、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置をプリンタ11に適用して説明したが、例えば、複写機や複合機等の画像形成装置全般に適用することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1における切換部材使用状態の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1における切換部材収納状態の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1における切換部材使用状態の要部の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1における切換部材収納状態の要部の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1における要部の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例1の変形例における切換部材使用状態の要部の断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例2における切換部材収納状態の斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例2における切換部材使用状態の要部の断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例2における切換部材収納状態の要部の断面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの実施例2における要部の説明図である。
【図11】従来の画像形成装置としてのプリンタの斜視図である。
【図12】従来の画像形成装置としてのプリンタの要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0048】
11…プリンタ(画像形成装置)
12…装置本体
12a…側壁面
12b…縦壁面
17…切換部材
18…ルーバ(吸気口)
19…収納空間
20…操作部
23…ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の側壁面に開口する収納空間と、前記装置本体内部と前記収納空間とに連通するファンと、前記側壁面に沿うように前記収納空間内部に収納されて前記開口を閉成した収納状態と前記側壁面から突出して前記開口の少なくとも一部を開放した使用状態とに変位可能な切換部材と、前記装置本体の前記側壁面とは異なる壁面に設けられて前記収納空間と大気とを連通する吸気口とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記切換部材には、使用状態のときに前記側壁面から突出した天面に操作部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記切換部材は、収納状態のときに前記操作部が前記収納空間に対して外側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記切換部材は、収納状態のときに前記操作部が前記収納空間に対して内側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記切換部材は、収納状態のときに前記吸気口と前記ファンとの間に前記操作部が位置していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記吸気口は、前記装置本体の前記側壁面とは異なる縦壁面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記吸気口は、前記収納空間を形成し且つ前記装置本体の前記側壁面と対向する縦壁面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記縦壁面は、画像形成処理後の転写紙を排紙する排紙空間を形成する縦壁面であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記縦壁面は、画像形成処理後の転写紙を排紙する排紙口と同等以上の高さに形成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−298940(P2008−298940A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−143069(P2007−143069)
【出願日】平成19年5月30日(2007.5.30)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】