説明

画像形成装置

【課題】搬送ガイドと用紙との接触面積の大幅な増加を抑制し、かつ搬送される用紙の幅方向両端部が搬送ガイドに引っ掛かることを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着デバイス38により加熱されて用紙の幅方向両端部がカールした場合でも、カールした用紙の幅方向両端部は上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に貼り付けられたフィルム74に接触するため、用紙と上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70との間に発生する摩擦力を低減することができ、ひいては用紙の各ガイド面68、70に対する摺動性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙を搬送するための搬送路を形成する搬送ガイドを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置の中には、用紙をピックアップするための分離爪方式の給紙部や、用紙の表面に形成された画像を定着させるための定着部を備えたものがある。給紙部でピックアップされた用紙や定着部で画像定着処理が実行された用紙は、用紙の両面側に配置された搬送ガイドの間を通り、所定の部位(例えば、画像形成部や排紙トレイなど)に搬送される。
【特許文献1】特開平8−225218号公報
【特許文献2】特開2001−322735号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記画像形成装置では、給紙部でピックアップされた用紙や定着部にて定着処理された用紙においては、用紙の幅方向(搬送方向に対して直交する方向)両端部においてカールすることがある。用紙の幅方向(搬送方向に対して直交する方向)両端部においてカールすると、このカールした用紙の幅方向両端部が搬送ガイドに引っ掛かることになる。用紙の幅方向両端部が搬送ガイドに引っ掛かると、用紙の幅方向両端部が折れ曲がるという問題に発展する。
【0004】
ここで、搬送ガイドに対する用紙の摺動性を高めるために、搬送ガイドの全面に摺動性の高いフィルムなどを貼ることも考えられる。しかしながら、搬送ガイドのガイド面には用紙との接触面積を小さくするために複数のガイドリブが形成されているため、搬送ガイドの全面に摺動性の高いフィルムを貼ってしまうと、ガイドリブ自体もフィルムで覆われることになり、ガイドリブの本来の機能を損なうことになる。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、搬送ガイドと用紙との接触面積の大幅な増加を抑制し、かつ搬送される用紙の幅方向両端部が搬送ガイドに引っ掛かることを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、用紙を搬送する搬送路を形成する搬送ガイドを備えた画像形成装置であって、前記搬送ガイドの前記用紙の幅方向両端部が接触する接触部位のみに、前記用紙の前記搬送ガイドに対する摺動性を向上させる摺動部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記摺動部材は、フッ素樹脂又はプラスチック樹脂で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、用紙は搬送ガイドに沿って搬送されるが、搬送ガイドの用紙の幅方向両端部が接触する接触部位のみに、用紙の搬送ガイドに対する摺動性を向上させる摺動部材が設けられている。このため、搬送する用紙の幅方向両端部は、搬送ガイドに対して摺動部材を介して接触することになる。これにより、用紙の幅方向両端部の搬送ガイドに対する摺動性を向上させることができ、用紙の幅方向両端部がカールしていた場合などでも、用紙が搬送ガイドに引っ掛かってしまうことを防止できる。この結果、搬送する用紙の幅方向両端部が折れ曲がることを防止できる。
【0009】
また、同時に、搬送ガイドの他の部位には摺動部材が設けられていないので、例えば搬送ガイドに用紙との接触面積を小さくするためのガイドリブが形成されている場合でも、このガイドリブ自体が摺動部材により覆われてしまうことがない。この結果、用紙と搬送ガイドとの接触面積が大幅に増加することを抑制でき、ガイドリブの機能を損なうことを防止できる。
【0010】
加えて、搬送ガイドの他の部位には摺動部材が設けられていないので、摺動部材を搬送ガイドに組み付ける手間や材料費を低減させることができる。
【0011】
なお、本明細書において「搬送ガイドの用紙の幅方向両端部が接触する接触部位のみ」とは、例えばカールした用紙の幅方向両端部が接触する搬送ガイドの接触部位のみに摺動部材を設け、その用紙の幅方向両端部以外の部分が接触する接触部位(例えば、搬送ガイドの幅方向中央部位など)には摺動部材を設けない意味である。
【0012】
また、「用紙の幅方向両端部」とは、搬送ガイドに沿って搬送される用紙の搬送方向に対して直交する方向の両端部という意味である。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、摺動部材はフッ素樹脂又はプラスチック樹脂で構成されているため、用紙の幅方向両端部と摺動部材との摩擦係数を小さくすることができる。これにより、カールした用紙の幅方向両端部が摺動部材に接触する構成でも、用紙の搬送を円滑に行うことができる。
【0014】
なお、フッ素樹脂として、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が好ましい。また、プラスチック樹脂として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1に示すように、画像形成装置10は、筐体12を備えている。この筐体12の内部下部には、2つの給紙カセット14、16が2段になって配置されている。各給紙カセット14、16には、複数枚の用紙が積層された状態で収納できるようになっている。
【0017】
各給紙カセット14、16の近傍には、各給紙カセット14、16の内部に収容された用紙を搬送路1側に送る給紙ローラ18、20がそれぞれ配置されている。なお、搬送路1の構成については、後述する。
【0018】
また、各給紙カセット14、16の近傍に位置する搬送路1の入口には、フィードローラ22、24がそれぞれ配置されている。用紙は、各フィードローラ22、24により搬送路1に向けて搬送される。
【0019】
また、筐体12の内部には、画像形成部26が設けられている。
【0020】
画像形成部26は、主に、感光体ドラム28と、帯電ブラシ30と、LEDヘッド32と、現像器ユニット34と、転写ローラ36と、定着デバイス38と、で構成されている。
【0021】
感光体ドラム28は、表面に有機感光体による光導電膜が形成され、図示しない駆動源により所定の速度で回転するものである。感光体ドラム28の表面は、帯電ブラシ30により一定の電圧に帯電される。
【0022】
帯電ブラシ30は、感光体ドラム28の表面に接触し、その表面を一定の電圧に帯電させるものである。
【0023】
LEDヘッド32は、LEDアレイを記録画素数だけ並設し、LEDアレイが発した光をセルフォックスレンズアレイで感光体ドラム28の表面に結像する自己発光型のプリンタヘッドである。また、LEDヘッド32は、画像情報に基づいて感光体ドラム28の表面を選択的に露光して、その表面に静電潜像を形成するものである。帯電ブラシ30により帯電された感光体ドラム28の表面は、LEDヘッド32により露光されることにより表面電位が減衰し、露光されていない部分との電位差により静電潜像が形成される。また、画像情報は、後述する画像読取部56で読み取った原稿の画像が電気信号としてLEDヘッド32に送信されるようになっている。
【0024】
現像器ユニット34は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いるものであり、感光体ドラム28に対向して配置される現像ローラ40と、現像剤を収容する現像剤容器42と、現像剤容器42に収容された現像剤を現像ローラ40に供給する供給ローラ44と、を備えている。また、現像剤容器42の内部には、現像剤を攪拌する攪拌体46が設けられている。攪拌体46により攪拌された現像剤が供給ローラ44により現像ローラ40に供給され、現像ローラ40の表面上に担持された現像剤が感光体ドラム28に供給される。感光体ドラム28の表面上の静電潜像がトナーで現像されることにより、トナー画像が形成される。
【0025】
転写ローラ36は、EPDM発泡体からなるローラであり、搬送路1の対向位置において感光体ドラム28に圧接しており、図示しない電気回路からバイアス電圧が印加されるようになっている。給紙カセット14、16から搬送路1を経て供給された用紙を感光体ドラム28と転写ローラ36がニップしてバイアス電圧が印加されることにより、感光体ドラム28の表面に形成されたトナー画像が用紙に転写される。
【0026】
定着デバイス38は、搬送路1の対向位置にそれぞれ配置された加熱ローラ48及び加圧ローラ51からなり、搬送路1を搬送されてきた用紙上のトナー画像を加熱して溶融し、加圧にて用紙に固定するものである。なお、加熱ローラ48の表面はヒータ50により所定の温度に維持されている。このように、画像形成部26により、後述の画像読取部56で読み取られた原稿の画像が用紙上に形成されることになる。
【0027】
また、定着デバイス38の下流側には、画像が定着された用紙を後述の排紙部54に排出するための排紙ローラ52が配置されている。また、排紙ローラ52の近傍には、用紙を排紙部54に円滑に排出させるための排紙調整部材(図1では図示省略)57が設けられている。
【0028】
また、筐体12の外部であって画像形成部26の近傍には、画像形成部26で画像が形成された用紙を排出させる排出部54が形成されている。画像形成部26で画像が形成された用紙は、排出部54に次々に排出されていく。
【0029】
また、筐体12内部の上部であって画像形成部26の上方には、画像読取部56が設けられている。また、画像読取部56は、図示しないが、原稿の表面で反射された光を所定の方向に導くための光学系レンズ群や、反射光を受光して原稿の画情報を読み取る受光部などを備えている。
【0030】
また、筐体12の上面上であって画像読取部56の上部には、原稿を所定の読取部位に供給する原稿自動搬送装置(ADF装置)58と、原稿自動搬送装置58の内部に供給する原稿を載置するための給紙トレイ60と、原稿自動搬送装置58の内部から排出された原稿をスタックする排紙トレイ62と、を備えている。
【0031】
ここで、本発明の要部について説明する。
【0032】
本実施形態の画像形成装置10の筐体12内部には、用紙を搬送するための搬送路1が形成されているが、この搬送路1は、搬送される用紙の表面側又は裏面側に配置された搬送ガイドのガイド面により区画されて形成されている。
【0033】
具体的には、図2に示すように、定着デバイス38の近傍には、上側搬送ガイド(搬送ガイド)64と下側搬送ガイド(搬送ガイド)66とで区画された搬送路1が形成されている。すなわち、上側搬送ガイド64と下側搬送ガイド66には、用紙と面接するガイド面68、70がそれぞれ形成されている。そして、各ガイド面68、70には、搬送される用紙との接触面積を小さくさせる複数のガイドリブ72(ガイド面68側のガイドリブは図示省略)がそれぞれ形成されている。これにより、用紙が搬送の途中で各ガイド面68、70と接触した場合でも、用紙と各ガイド面68、70との間で発生する摩擦力を軽減することができ、用紙を円滑に搬送することができる。
【0034】
また、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70上であって用紙の幅方向(搬送方向に対して直交する方向)両端部が接触する接触部位、換言すれば上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向(図2中矢印W方向)両端部のみに、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂又はポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチック樹脂で構成されたフィルム74が貼り付けられている。これにより、定着デバイス38により画像が用紙に定着される際に、用紙の幅方向両端部がカールするが、このカールした用紙の幅方向両端部が上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に貼り付けられたフィルム74と接触するため、用紙と各ガイド面68、70との間に発生する摩擦力を低減させることができ、用紙の上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に対する摺動性を向上させることができる。
【0035】
ここで、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70上の幅方向(図2中矢印W方向)両端部に貼り付けられるフィルム74は、突出したガイドリブ72の先端部側に貼り付けられる構成でもよく、あるいは、ガイド面68、70の凹部側に貼り付けられる構成でもよい。
【0036】
また、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70上の幅方向(図2中矢印W方向)両端部以外の部位には、フィルムが貼り付けられていない。例えば、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向(図2中矢印W方向)中央部位には、フィルムが貼り付けられていない。これにより、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向(図2中矢印W方向)中央部位には、搬送される用紙の幅方向中央部がフィルムを介することなくそのまま接触することになる。
【0037】
また、本実施形態では、上側搬送ガイド64と下側搬送ガイド66の両方のガイド面68、70にフィルム74が貼り付けられた構成を示したが、用紙の幅方向両端部のカールする方向によって、いずれか一方にのみフィルムを貼り付けるようにしてもよい。
【0038】
なお、フィルム74の材質は、用紙の上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に対する摺動性を向上させるものであれば、フッ素樹脂やプラスチック樹脂に限定されるものではない。ただし、用紙との摩擦抵抗が小さくなるという観点からは、フィルム74にフッ素樹脂やプラスチック樹脂を用いることが好ましい。さらに、フッ素樹脂であればポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が特に好ましく、プラスチック樹脂であればポリエチレンテレフタレート(PET)が特に好ましい。
【0039】
次に、本実施形態の画像形成装置10の作用について説明する。
【0040】
図1及び図2に示すように、定着デバイス38にて画像が定着された用紙は、排紙部に排出されるが、このとき、定着デバイス38の加熱ローラ48により所定の温度に加熱されているため、用紙の幅方向(搬送方向に対して直交する方向)両端部がカールする傾向になる。
【0041】
ここで、定着デバイス38により画像が定着された用紙を排紙部54まで搬送する搬送路1が上側搬送ガイド64と下側搬送ガイド66で区画形成されており、かつ上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向両端部のみに、フィルム74がそれぞれ貼り付けられているため、カールした用紙の幅方向両端部は、フィルム74を介して上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に接触することになる。
【0042】
一方、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向中央部には、フィルムが貼り付けられていないので、搬送される用紙は、フィルムを介することなく、そのまま各ガイド面68、70の幅方向中央部に接触することになる。
【0043】
なお、画像が定着された用紙は、上記搬送路1を搬送されて排紙ローラ52により排紙部54に排出される。
【0044】
以上のように、定着デバイス38により加熱されて用紙の幅方向両端部がカールした場合でも、カールした用紙の幅方向両端部は上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に貼り付けられたフィルム74に接触するため、用紙と上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70との間に発生する摩擦力を低減することができ、ひいては用紙の各ガイド面68、70に対する摺動性を向上させることができる。この結果、用紙の幅方向両端部がカールしていた場合などでも、用紙が上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66に引っ掛かってしまうことを防止でき、用紙の幅方向両端部が折れ曲がることを防止できる。
【0045】
また、同時に、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の他の部位にはフィルムが貼り付けられていないので、例えば上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66のガイド面68、70に用紙との接触面積を小さくするためのガイドリブ72が形成されている場合でも、このガイドリブ72自体がフィルムにより覆われてしまうことがない。この結果、用紙と上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66のガイド面68、70との接触面積が大幅に増加することを抑制でき、ガイドリブ72の機能を損なうことを防止できる。
【0046】
加えて、上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66のガイド面68、70の幅方向中央部位にはフィルムが設けられていないので、フィルムを上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66のガイド面68、70に組み付ける手間や材料費を低減させることができる。
【0047】
特に、フィルム74はフッ素樹脂又はプラスチック樹脂で構成されているため、用紙の幅方向両端部とフィルム74との摩擦係数を小さくすることができる。これにより、カールした用紙の幅方向両端部がフィルム74に接触する構成でも、用紙の搬送を円滑に行うことができる。
【0048】
なお、上記実施形態では、定着デバイス38の近傍(下流側)の搬送路1を区画形成する上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70の幅方向両端部に貼り付けられた構成を示したが、この上側搬送ガイド64及び下側搬送ガイド66の各ガイド面68、70に限られるものではない。
【0049】
図1に示すように、例えば、各給紙カセット14、16の近傍に位置し各給紙カセット14、16からピックアップされた用紙が送られる搬送路1を形成する各上流側搬送ガイド76、78のガイド面の幅方向両端部にフィルムが貼り付けられてもよい。給紙ローラ18、20により押圧された用紙の幅方向両端部がカールした場合には、用紙が各上流側搬送ガイド76、78に引っ掛かってしまうことを防止でき、用紙の幅方向両端部が折れ曲がることを防止できる。
【0050】
また、2つの搬送ガイド64(66)、76(78)で区画形成される搬送路以外でも、用紙の表面又は裏面の一方側にのみ配置された搬送ガイド78のガイド面の幅方向両端部にフィルムが貼り付けられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の要部の組立分解図である。
【符号の説明】
【0052】
1 搬送路
10 画像形成装置
64 上側搬送ガイド(搬送ガイド)
66 下側搬送ガイド(搬送ガイド)
74 フィルム(摺動部材)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を搬送する搬送路を形成する搬送ガイドを備えた画像形成装置であって、
前記搬送ガイドの前記用紙の幅方向両端部が接触する接触部位のみに、前記用紙の前記搬送ガイドに対する摺動性を向上させる摺動部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記摺動部材は、フッ素樹脂又はプラスチック樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−94550(P2008−94550A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−278181(P2006−278181)
【出願日】平成18年10月11日(2006.10.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.セルフォック
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】