説明

画像表示装置及び画像表示方法

【課題】上下左右の各方向に対応した操作キー等の限られた操作キーに対する操作のみで比較したい画像を容易に選択することが可能な画像表示装置及び画像表示方法を提供する。
【解決手段】画像表示装置1は、表示部10と、入力部11と、分割画面制御部12と、を有する。分割画面制御部12は、例えば、表示部10の画面を左右に分割して表示させると共に、左右に分割した各画面に上下方向に連続させて画像を配列して表示させる。そのとき、分割画面制御部12は、入力部11に対する左又は右方向の操作キーの操作に基づき、左又は右側の画面をアクティブ画面とする。さらに、入力部11が受け付けた左右方向の操作キーの操作に引き続く上又は下方向の操作キーの操作に基づいて、アクティブ画面として設定された画面に表示させる連続画像を、上記引き続いて操作された操作キーの方向に対応する方向に移動して変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面に比較する2枚の画像を表示し、上下左右の各方向に対応した操作キーに対する操作のみで比較したい画像の選択を行うことができる画像表示装置及び画像表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラ、携帯電話に付属されているカメラが普及し、撮影した画像をハードディスク、SDカードなど記録媒体に保存し、さらに画像サイズ変更や色調補正など画像を編集し、保存できるようになってきている。しかしながら、それら記録媒体の大容量化により多数の画像が保存できるようになると、その中から気に入った画像を選び出すのが難しくなってきている。
【0003】
画像を選び出す方法としては、1つの画面にサムネイルを表示し、その中から気に入った画像を選択するものがある。選択の際に画面に表示されているサムネイルは、数が限られており、また、格子状に表示されている。したがって、例えば、同じ風景を数枚撮影し、その中から気に入った画像を選択するのに、サムネイル表示画面から選択した画像を画面に1枚表示し、それを頭で覚えて、またサムネイル表示画面に戻して、別の画像を選択し、画面に1枚表示し、頭で覚えたものと比較するという作業を繰り返さなければならなかった。
【0004】
この問題を解決するため、特許文献1に記載の画像表示方法では、第1画像を表示する第1領域と、第2画像を表示する第2領域と、第1領域に隣接して設けられた第1画像を選択するための複数の各サムネイル画像を表示する第3領域と、第2領域に隣接して設けられた第2画像を選択するための複数の各サムネイル画像を表示する第4領域との4つの領域に、画面を分割して表示している。このように、選択のために2枚の画像を画面に並べて表示することによって、2枚の画像の比較を容易に行うことができ、また、サムネイル画像を同画面に表示することによって、比較表示のための操作を容易に行うことができる。
【特許文献1】特開2005−91430号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1では、比較したい2枚の画像を選択する際、所望の画像を選択するのに、多くの操作キーを使用しなければならないので、上下左右の各方向に対応した操作キー等の限られた操作キーに対する操作のみで所望の画像を選択しなければならない携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等のモバイル機器には不向きである。
【0006】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、上下左右の各方向に対応した操作キー等の限られた操作キーに対する操作のみで比較したい画像を容易に選択することが可能な画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1の技術手段は、画面を表示する表示部と、上下左右の各方向に対応した操作キーを介して操作を受け付ける操作受付部と、前記表示部の画面を左右または上下に分割して表示すると共に、左右に分割した前記表示部の各画面に上下方向に、または、上下に分割した前記表示部の各画面に左右方向に連続させて画像を配列して表示させる分割画面制御部と、を有し、該分割画面制御部は、前記操作受付部が受け付けた左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作に基づき、前記分割した左側又は右側の何れかの画面、あるいは、前記分割した上側又は下側の何れかの画面をアクティブ画面として設定し、さらに、前記操作受付部が受け付けた前記左右方向の操作キーの操作に引き続く上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、前記上下方向の操作キーの操作に引き続く左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作に基づいて、前記アクティブ画面として設定された前記分割した画面に表示させる前記連続画像を、前記引き続いて操作された操作キーの方向に対応する方向に移動して変更することを特徴とした画像表示装置である。
【0008】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記分割画面表示制御部は、前記アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を前記操作受付部が受け付けたとき、前記アクティブ画面に表示させていた画像に代えて、前記アクティブ画面に表示させていた画像が属するフォルダを含む複数のフォルダを連続配列表示させることを特徴としたものである。
【0009】
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記分割画面表示制御部は、前記分割した画面に連続させて配列して表示させる画像のうち少なくとも1つを大きいサイズに表示させることを特徴としたものである。
【0010】
第4の技術手段は、画面を左右または上下に分割して表示し、該左右に分割した各画面に上下方向に、または、前記上下に分割した各画面に左右方向に連続させて画像を配列して表示し、左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作に基づき、前記分割した左側又は右側の何れかの画面、あるいは、前記分割した上側又は下側の何れかの画面をアクティブ画面として設定し、前記左右方向の操作キーの操作に引き続く上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、前記上下方向の操作キーの操作に引き続く左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作に基づいて、前記アクティブ画面として設定された前記分割した画面に表示する前記連続画像を、前記引き続いて操作された操作キーの方向に対応する方向に移動して変更することを特徴とした画像表示方法である。
【0011】
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を受け付けたとき、前記アクティブ画面に表示していた画像に代えて、該アクティブ画面に表示していた画像が属するフォルダを含む複数のフォルダを連続配列表示することを特徴としたものである。
【0012】
第6の技術手段は、第4の技術手段において、前記分割した画面に連続させて配列して表示する画像のうち少なくとも1つを大きいサイズに表示することを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、上下左右の各方向に対応した操作キー等の限られた操作キーに対する操作のみで、2つの画面に表示する比較対象となる画像を容易に選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1及び図2を用いて、本発明に係る画像表示装置の構成例について説明する。
図1は、本発明に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図で、図2は、画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。図1に示すように、画像表示装置1は、例えば、画面を表示する表示部10と、ユーザが入力するための入力部11と、表示部10に画面を分割して表示するための分割画面制御部12と、画像データ等を記録する記録媒体13とを備える。
【0015】
入力部11は、上下左右の各方向に対応した操作キー(図示せず)等で構成され、これら操作キー等を介してユーザからの操作を受け付ける操作受付部として機能する。
また、記録媒体13は、例えば、SDメモリーカードで構成され、第1及び第2表示画面10a,10bに表示する画像(例えば、画像“A”L1)に対応した画像データ等の各種情報を記録している。
【0016】
本明細書では、図1に示すように、ユーザが、フォルダP1〜Pnのn個のフォルダに分けて画像データを記録媒体13に保存し、また、フォルダP1には画像“あ”〜“ん”に対応する画像データを保存し、フォルダP2には画像“ア”〜“ン”に対応する画像データを保存し、フォルダPn−1には画像“A”〜“Z”に対応する画像データを保存し、フォルダPnには画像“a”〜“z”に対応する画像データを保存しているものとして説明する。
【0017】
表示部10は、液晶パネル等で構成されるものであって、分割画面制御部12の制御により、例えば、図2に示すように、1つの表示部に表示する画面を上下または左右の2つの表示画面に分割して表示する。本実施形態では、1つ表示部に表示する画面を2つの表示画面に分割しているが、例えば、表示部が2つある画像表示装置の場合、1つ1つの表示部に画面を表示して2つの表示画面を得るように構成してもよい。
図2(A)は、第1表示画面10aを左に、第2表示画面10bを右に、分割して表示した際の表示部10の表示画面の一例を示しており、図2(B)は、第1表示画面10aを上に、第2表示画面10bを下に、分割して表示した際の表示部10の表示画面の一例を示している。
【0018】
また、表示部10は、例えば、図2(A)に示すように、表示画面を左右に分割した場合は、分割画面制御部12の制御により、第1表示画面10aに、上から順に画像“Y”L9、画像“Z”L10、画像“A”L1、“B”L2、画像“C”L3と記録媒体13に格納されているフォルダPn−1内の一部の画像データに対応する5枚の画像を上下方向に連続して配列して表示する。また、第2表示画面10bにも、上から順に画像“を”R9、画像“ん”R10、画像“あ”R1、画像“い”R2、画像“う”R3と記録媒体13に格納されているフォルダP1内の一部の画像データに対応する5枚の画像を上下方向に連続して配列して表示することができる。
【0019】
一方、図2(B)に示すように、表示画面を上下に分割した場合は、分割画面制御部12の制御により、第1表示画面10aに、左から順に画像“z”U10、画像“a”U1、画像“b”U2と記録媒体13に格納されているフォルダPn内の一部の画像データに対応する3枚の画像を左右方向に連続して配列して表示する。また、第2表示画面10bにも、左から順に画像“ン”D10、画像“ア”D1、画像“イ”D2と記録媒体13に格納されているフォルダP2内の一部の画像データに対応する3枚の画像を左右方向に連続して配列して表示することができる。
【0020】
図2(A)の例では、5枚の画像を上下方向に連続して配列して表示し、図2(B)の例では、3枚の画像を左右方向に連続して配列して表示するが、表示画面に表示する枚数を増やしても問題がなく、その枚数をユーザが設定できるように構成してもよい。
また、図2に示すように、表示画面に連続させて配列して表示する画像のうち少なくとも1つを、大きいサイズに表示部が表示することが好ましい。画像を大きく表示することにより、ユーザは画像の比較を容易に行うことができる。
【0021】
分割画面制御部12は、図1に示すように、後述のUI(User Interface)管理部17と、入力部11に対する操作に対応する信号を受信し、その信号に対応するキーコードをUI管理部17に入力するキー入力部14と、第1表示画面を制御する第1表示制御部15と、第2表示画面を制御する第2表示制御部16と、記録媒体13を制御する記録媒体制御部18とを有する。
【0022】
UI管理部17は、キー入力部14の入力に基づき、所望の画像データを読み出すよう記録媒体制御部18に指示し、読み出した画像データに基づき、第1表示画面10aまたは第2表示画面10bに所望の画像を表示するように指示する。これにより、画像表示装置1は、入力部11が受け付けた操作に対応した画像を表示部10の第1及び第2表示画面10a,10bに表示することができる。
【0023】
また、UI管理部17は、表示画面に連続させて配列して表示する画像のうち少なくとも1つを大きいサイズに表示する場合など、読み出した画像データに対して画像処理が必要な場合に対応するため、さらに図示しない画像処理部を有する構成としてもよい。このような構成にすることにより、UI管理部17は、読み出した画像データに対してこの画像処理部により画像処理を行い、画像処理後の読み出した画像データに対応した画像を表示するよう、第1表示制御部15または第2表示制御部16に指示することができる。
【0024】
さらに、分割画面制御部12は、図2(A)に示すように左右に表示画面を分割して表示する場合に、例えば、入力部11が左方向又は右方向の何れかの操作キーに対するユーザの操作を受け付けると、その操作に基づき、左右に分割した画面の左側又は右側の何れかをアクティブ画面として設定する。また、この場合、入力部11が左右方向の操作キーの操作に引き続いて上方向又は下方向の何れかの操作キーに対するユーザの操作を受け付けると、分割画面制御部12は、アクティブ画面として設定された画面に連続して配列して表示する画像を、上方向又は下方向に移動して変更する。
【0025】
なお、図2(B)に示すように上下に表示画面を分割して表示する場合には、分割画面制御部12は、例えば、入力部11が上方向又は下方向の何れかの操作キーに対するユーザの操作を受け付けると、その操作に基づき、上下に分割した画面の上側又は下側の何れかをアクティブ画面として設定する。また、この場合、入力部11が上下方向の操作キーの操作に引き続いて左方向又は右方向の何れかの操作キーに対するユーザの操作を受け付けると、分割画面制御部12は、アクティブ画面として設定された画面に連続して配列して表示する画像を、左方向又は右方向に移動して変更する。
【0026】
続いて、図3及び図4を用いて、アクティブ画面を設定すると共にそのアクティブ画面に表示する画像を変化させるときに、図1の画像表示装置に対して行う操作及びそのときの画像表示装置の動作の例を説明する。図3及び図4は、アクティブ画面を設定すると共にそのアクティブ画面に表示する画像を変化させるときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。
【0027】
まず、図3に示すように、表示部10の第1表示画面10a及び第2表示画面10bを左右に分けて表示した場合について説明する。
画面を左右に分割した場合、表示部10の左側の第1表示画面10aをアクティブ画面に設定するには、まず、ユーザは入力部11で左方向の操作キー(以下、「〜方向の操作キー」を「方向キー」と称す)を押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“左方向”と判断されたら、UI管理部17は表示部10の左側の第1表示画面10aをアクティブ画面にし、第1表示画面10aがアクティブ画面であることを示すために、例えばカーソル枠10cを表示するよう第1表示制御部15に指示する。
【0028】
第1表示制御部15は第1表示画面10aをアクティブ画面にするとともに第1表示画面10aに例えばカーソル枠10cを表示する。図3(A)に示すように第1表示画面10aにカーソル枠10cが表示されると共に、第1表示画面10aがアクティブ画面になり、第1表示画面10aで所望の画像を選択できるようになる。
【0029】
以上のような方法でアクティブ画面に設定した第1表示画面10a内で画像を上下方向に移動する方法について、図3(A)〜(C)を用いて説明する。まず、ユーザは入力部11で上方向または下方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。もし、図3(A)に示すような状態で第1表示画面10aをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“上方向”と判断されたら、UI管理部17は、第1表示画面10aの一番下に配列されている画像“C”L3に続く画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。
【0030】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダPn−1内の画像“C”L3に続く画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第1表示画面10aに配列されている画像を1つ上に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダPn−1から抽出した画像“C”L3に続く画像を新たに追加するよう第1表示制御部15に指示する。
【0031】
第1表示制御部15は、図3(B)に示すように画像“Y”L9が第1表示画面10aからはみ出てしまうため第1表示画面10aから消すようにする。そして、第1表示制御部15は、画像“C”L3に続く画像“D”L4を第1表示画面10aの一番下に追加する。このように、第1表示画面10aには上から順に画像“Z”L10、画像“A”L1、画像“B”L2、画像“C”L3、画像“D”L4と5枚の画像が配列される。第1表示画面10aの中央に位置する画像“B”L2は大きなサイズで表示される。
【0032】
一方、図3(A)に示すような状態で第1表示画面10aをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“下方向”と判断されたら、UI管理部17は、第1表示画面10aの一番上に表示されている画像“Y”L9の1つ前の画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダPn−1内の画像“Y”L9の1つ前の画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第1表示画面10aに配列されている画像を1つ下に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダPn−1から抽出した画像“Y”L9の1つ前の画像を新たに追加するよう第1表示制御部15に指示する。
【0033】
第1表示制御部15は、図3(C)に示すように画像“C”L3が第1表示画面10aからはみ出てしまうため第1表示画面10aから消すようにする。そして、第1表示制御部15は画像“Y”L9の1つ前の画像“X”L8を第1表示画面10aの一番上に追加する。このように、第1表示画面10aには上から順に画像“X”L8、画像“Y”L9、画像“Z”L10、画像“A”L1、画像“B”L2と5枚の画像が配列される。第1表示画面10aの中央に位置する画像“Z”L10は大きなサイズで表示される。
【0034】
また、画面を左右に分割する場合に、表示部10の右側の第2表示画面10bをアクティブ画面に設定するには、まず、ユーザが入力部11で右方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“右方向”と判断されたら、UI管理部17は表示部10の右側の第2表示画面10bをアクティブ画面にし、第2表示画面10bがアクティブ画面であることを示すカーソル枠10cを表示するよう第2表示制御部16に指示する。
【0035】
第2表示制御部16は第2表示画面10bをアクティブ画面にするとともに第2表示画面10bにカーソル枠10cを表示する。図3(D)に示すように第2表示画面10bにカーソル枠10cを表示することにより、第2表示画面10bがアクティブ画面になり、第2表示画面10bで所望の画像を選択できるようになる。
【0036】
以上のような方法でアクティブ画面に設定した第2表示画面10b内で画像を上下方向に移動する方法について、図3(D)〜(F)を用いて説明する。まず、ユーザは入力部11で上方向または下方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。もし、図3(D)に示すような状態で第2表示画面10bをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“上方向”と判断されたら、UI管理部17は、第2表示画面10bの一番下に配列されている画像“う”R3に続く画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。
【0037】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダP1内の画像“う”R3に続く画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第2表示画面10bに配列されている画像を1つ上に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダP1から抽出した画像“う”R3に続く画像を新たに追加するよう第2表示制御部16に指示する。
【0038】
第2表示制御部16は、図3(E)に示すように画像“を”R9が第2表示画面10bからはみ出てしまうため第2表示画面10bから消すようにする。そして、第2表示制御部16は、画像“う”R3に続く画像“え”R4を第2表示画面10bの一番下に追加する。このように、第2表示画面10bには上から順に画像“ん”R10、画像“あ”R1、画像“い”R2、画像“う”R3、画像“え”R4と5枚の画像が配列される。第2表示画面18bの中央に位置する画像“い”R2は大きなサイズで表示される。
【0039】
一方、図3(D)に示すような状態で第2表示画面10bをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“下方向”と判断されたら、UI管理部17は、第2表示画面10bの一番上に表示されている画像“を”R9の1つ前の画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。記録媒体制御部18は、記録媒体13に格納されているフォルダP1内の画像“を”R9の1つ前の画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第2表示画面10bに配列されている画像を1つ下に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダP1から抽出した画像“を”R9の1つ前の画像を新たに追加するよう第2表示制御部16に指示する。
【0040】
第2表示制御部16は、図3(F)に示すように画像“う”R3が第2表示画面10bからはみ出てしまうため第2表示画面10bから消すようにする。そして、第2表示制御部16は、画像“を”R9の1つ前の画像“わ”R8を第2表示画面18bの一番上に追加する。このように、第2表示画面10bには上から順に画像“わ”R8、画像“を”R9、画像“ん”R10、画像“あ”R1、画像“い”R2と5枚の画像が配列される。第2表示画面10bの中央に位置する画像“い”R10は大きなサイズで表示される。
【0041】
次に、図4に示すように、表示部10の第1表示画面10a及び第2表示画面10bを上下に分けて表示した場合について説明する。
画面を上下に分割した場合、表示部10の上側の第1表示画面10aをアクティブ画面に設定するには、まず、ユーザは入力部11で上方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“上方向”と判断されたら、UI管理部17は表示部10の上側の第1表示画面10aをアクティブ画面にし、第1表示画面10aがアクティブ画面であることを示すカーソル枠10cを表示するよう第1表示制御部15に指示する。
【0042】
第1表示制御部15は第1表示画面10aをアクティブ画面にするとともに第1表示画面10aにカーソル枠10cを表示する。図4(A)に示すように第1表示画面10aにカーソル枠10cを表示することにより、第1表示画面10aがアクティブ画面になり、第1表示画面10aで所望の画像を選択できるようになる。
【0043】
以上のような方法でアクティブ画面に設定した第1表示画面10a内で画像を左右方向に移動する方法について、図4(A)〜(C)を用いて説明する。まず、ユーザは入力部11で左方向または右方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。もし、図4(A)に示すような状態で第1表示画面10aをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“左方向”と判断されたら、UI管理部17は、第1表示画面10aの一番右に配列されている画像“b”U2に続く画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。
【0044】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダPn内の画像“b”U2に続く画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第1表示画面18aに配列されている画像を1つ左に移動し、記録媒体11に格納されているフォルダPnから抽出した画像“b”U2に続く画像を新たに追加するよう第1表示制御部15に指示する。
【0045】
第1表示制御部15は、図4(B)に示すように画像“z”U10は第1表示画面18aからはみ出てしまうため第1表示画面18aから消すようにする。そして、第1表示制御部15は、画像“b”U2に続く画像“c”U3は第1表示画面10aの一番右に追加する。このように、第1表示画面10aには左から順に画像“a”U1、画像“b”U2、画像“c”U3、と3枚の画像が配列される。第1表示画面10aの中央に位置する画像“b”U2は大きなサイズで表示される。
【0046】
一方、図4(A)に示すような状態で第1表示画面10aをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“右方向”と判断されたら、UI管理部17は、第1表示部10aの一番左に表示されている画像“z”U10の1つ前の画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダPn内の画像“z”U10の1つ前の画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第1表示画面10aに配列されている画像を1つ右に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダPnから抽出した画像“z”U10の1つ前の画像を新たに追加するよう第1表示制御部15に指示する。
【0047】
第1表示制御部15は、図4(C)に示すように画像“b”U2が第1表示画面10aからはみ出てしまうため第1表示画面10aから消すようにする。そして、第1表示制御部15は画像“z”U10の1つ前の画像“y”U9を第1表示部18aの一番左に追加する。このように、第1表示画面10aには左から順に画像“y”U9、画像“z”U10、画像“a”U1と3枚の画像が配列される。第1表示画面10aの中央に位置する画像“z”U10は大きなサイズで表示される。
【0048】
また、画面を上下に分割する場合に、表示部10の下側の第2表示画面10bをアクティブ画面に設定するには、まず、ユーザが入力部12で下方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“下方向”と判断されたら、UI管理部17は表示部10の下側の第2表示部10bをアクティブ画面にし、第2表示画面10bがアクティブ画面であることを示すカーソル枠10cを表示するよう第2表示制御部16に指示する。
【0049】
第2表示制御部16は第2表示画面10bをアクティブ画面にするとともに第2表示画面10bにカーソル枠10cを表示する。図4(D)に示すように第2表示画面10bにカーソル枠10cを表示することにより、第2表示画面10bがアクティブ画面になり、第2表示画面10bで所望の画像を選択できるようになる。
【0050】
以上のような方法でアクティブ画面に設定した第2表示画面10b内で画像を左右方向に移動する方法について、図4(D)〜(F)を用いて説明する。まず、ユーザは入力部11で左方向または右方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。もし、図4(D)に示すような状態で第2表示画面10bをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“左方向”と判断されたら、UI管理部17は、第2表示画面10bの一番右に配列されている画像“ヒ”D2に続く画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部13に指示する。
【0051】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダP2内の画像“ヒ”D2に続く画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第2表示画面10bに配列されている画像を1つ左に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダP2から抽出した画像“ヒ”D2に続く画像を新たに追加するよう第2表示制御部16に指示する。
【0052】
第2表示制御部16は、図4(E)に示すように画像“ロ”D10は第2表示画面10bからはみ出てしまうため第2表示画面10bから消すようにする。そして、第2表示制御部16は、画像“ヒ”D2に続く画像“フ”D3を第2表示画面10bの一番右に追加する。このように、第2表示画面10bには左から順に画像“ハ”D1、画像“ヒ”D2、画像“フ”D3と3枚の画像が配列される。第2表示画面10bの中央に位置する画像“ヒ”D2は大きなサイズで表示される。
【0053】
一方、図4(D)に示すような状態で第2表示画面10bをアクティブ画面とした場合に、UI管理部17で、そのキーコードが“右方向”と判断されたら、UI管理部17は、第2表示画面10bの一番左に表示されている画像“ロ”D10の1つ前の画像を1枚抽出するよう記録媒体制御部18に指示する。記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダP2内の画像“ロ”D10の1つ前の画像を1枚抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は第2表示画面10bに配列されている画像を1つ右に移動し、記録媒体13に格納されているフォルダP2から抽出した画像“ロ”D10の1つ前の画像を新たに追加するよう第2表示制御部16に指示する。
【0054】
第2表示制御部16は、図4(F)に示すように画像“ヒ”D2は第2表示画面10bからはみ出てしまうため第2表示画面10bから消すようにする。そして、第2表示制御部16は、画像“ロ”D10の1つ前の画像“レ”D9を第2表示画面10bの一番左に追加する。このように、第2表示画面10bには左から順に画像“レ”D9、画像“ロ”D10、画像“ハ”D1と3枚の画像が配列される。第2表示部18bの中央に位置する画像“ロ”D10は大きなサイズで表示される。
【0055】
また、本発明の画像形成装置は、上下または左右方向の所定操作のみで画像に属するフォルダに切り替えるために、アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を入力部が受け付けたとき、アクティブ画面に表示させていた画像に代えて、その画像が属するフォルダを連続配列表示するように構成することができる。このときに図1の画像表示装置に対して行う操作及びこのときの当該装置の動作の例について、図5及び図6並びに前述の図3及び図4を用いて説明する。図5及び図6は、アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を入力部が受け付けたときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。
【0056】
まず、表示部10の画面を左右に分割して表示する場合であって、左側の第1表示画面10aをアクティブ画面として設定する場合に、アクティブ画面に表示されていた画像に属するフォルダを連続配列表示し、移動する方法について説明する。ユーザが左方向キーを押下してから図3(A)のように第1表示画面10aがアクティブ画面になる方法は、上述の通りであるので省略する。第1表示画面10aがアクティブ画面のとき、ユーザはさらに入力部11で左方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“左方向”と判断されたら、UI管理部17は、記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出するよう記録媒体制御部18に要求する。
【0057】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は記録媒体制御部18から渡されたフォルダの情報から記録媒体13に格納されているフォルダを第1表示画面10aに配列するよう第1表示制御部15に指示する。第1表示制御部15は、図5(A)に示すように、第1表示画面10aに配列されて表示されていた画像に属するフォルダPn−1F1を第1表示画面10aの中央に位置させて、大きなサイズで表示し、他のフォルダを上下方向に連続させて配列表示する。この後に、第1表示画面10aに上下方向に配列された画像を上下方向キーで上下方向に移動させ、変化させる上述の方法と同じように、第1表示画面10aに上下方向に配列されたフォルダを上下方向キーで上下方向に移動させ、変化させる。このようにフォルダを表示することにより、所望のフォルダを選択できるようになる。
【0058】
次に、表示部10の画面を左右に分割して表示する場合であって、右側の第2表示画面10bをアクティブ画面として設定する場合に、アクティブ画面に表示されていた画像に属するフォルダを連続配列表示し、移動する方法について説明する。ユーザが右方向キーを押下してから図3(D)のように第2表示画面10bがアクティブ画面になる方法は、上述の通りであるので省略する。第2表示画面10bがアクティブ画面のとき、ユーザはさらに入力部11で右方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“右方向”と判断されたら、UI管理部17は、記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出するよう記録媒体制御部18に要求する。
【0059】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は記録媒体制御部18から渡されたフォルダの情報から記録媒体13に格納されているフォルダを第2表示画面10bに配列するよう第2表示制御部16に指示する。第2表示制御部16は、図5(B)に示すように、第2表示画面10bに配列されて表示されていた画像に属するフォルダPn−1F8を第2表示画面10bの中央に位置させて、大きなサイズで表示し、他のフォルダを上下方向に連続させて配列表示する。この後に、第2表示画面10bに上下方向に配列された画像を上下方向キーで上下方向に移動させ、変化させる上述の方法と同じように、第2表示画面10bに上下方向に配列されたフォルダを上下方向キーで上下方向に移動させ、変化させる。このようにフォルダを表示することにより、所望のフォルダを選択できるようになる。
【0060】
続いて、表示部10の画面を上下に分割して表示する場合であって、上側の第1表示画面10aをアクティブ画面として設定する場合に、アクティブ画面に表示されていた画像に属するフォルダを連続配列表示し、移動する方法について説明する。ユーザが右方向キーを押下してから図4(A)のように第1表示画面10aがアクティブ画面になる方法は、上述の通りであるので省略する。第1表示画面10aがアクティブ画面のとき、ユーザはさらに入力部11で上方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“上方向”と判断されたら、UI管理部17は、記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出するよう記録媒体制御部18に要求する。
【0061】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は記録媒体制御部18から渡されたフォルダの情報から記録媒体13に格納されているフォルダを第1表示画面10aに配列するよう第1表示制御部15に指示する。第1表示制御部15は、図6(A)に示すように、第1表示画面10aに配列されて表示されていた画像に属するフォルダPnF2を第1表示画面10aの中央に位置させて、大きなサイズで表示し、他のフォルダを左右方向に連続させて配列表示する。この後に、第1表示画面10aに左右方向に配列された画像を左右方向キーで左右方向に移動させ、変化させる上述の方法と同じように、第1表示画面10aに左右方向に配列されたフォルダを左右方向キーで左右方向に移動させ、変化させる。このようにフォルダを表示することにより、所望のフォルダを選択できるようになる。
【0062】
さらに、表示部10の画面を上下に分割して表示する場合であって、下側の第2表示画面10bをアクティブ画面として設定する場合に、アクティブ画面に表示されていた画像に属するフォルダを連続配列表示し、移動する方法について説明する。ユーザが下方向キーを押下してから図4(D)のように第2表示画面10bがアクティブ画面になる方法は、上述の通りであるので省略する。第2表示画面10bがアクティブ画面のとき、ユーザはさらに入力部11で下方向キーを押下する。キー入力部14でその信号を受信し、そのキーコードをUI管理部17に入力する。UI管理部17で、そのキーコードが“下方向”と判断されたら、UI管理部17は、記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出するよう記録媒体制御部18に要求する。
【0063】
記録媒体制御部18は記録媒体13に格納されているフォルダの情報を抽出し、UI管理部17に渡す。UI管理部17は記録媒体制御部18から渡されたフォルダの情報から記録媒体13に格納されているフォルダを第2表示画面10bに配列するよう第2表示制御部16に指示する。第2表示制御部16は、図6(B)に示すように、第2表示画面10bに配列されて表示されていた画像に属するフォルダP2F9を第2表示画面10bの中央に位置させて、大きなサイズで表示し、他のフォルダを左右方向に連続させて配列表示する。この後に、第2表示画面10bに左右方向に配列された画像を左右方向キーで左右方向に移動させ、変化させる上述の方法と同じように、第2表示画面10bに左右方向に配列されたフォルダを左右方向キーで左右方向に移動させ、変化させる。このようにフォルダを表示することにより、所望のフォルダを選択できるようになる。
【0064】
以上のように、本発明によれば、画面を左右または上下に2つの画面に分割し、上下または左右方向に画像あるいはフォルダを配列し、上下または左右方向の所定操作のいずれか一つ押下した方向がアクティブ画面になり、上下または左右方向の所定操作で所望の画像あるいはフォルダを選択するので、比較したい画像を容易に選択することができる。また、上下または左右方向の所定の操作のみで、画像に属するフォルダに切り替わることができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。
【図3】アクティブ画面を設定すると共にそのアクティブ画面に表示する画像を変化させるときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。
【図4】アクティブ画面を設定すると共にそのアクティブ画面に表示する画像を変化させるときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の他の例を示す図である。
【図5】アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を入力部が受け付けたときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の例を示す図である。
【図6】アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を入力部が受け付けたときに、図1の画像表示装置の表示部に表示される画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0066】
1…画像表示装置、10…表示部、10a…第1表示画面、10b…第2表示画面、10c…カーソル枠、11…入力部、12…分割画面制御部、13…記録媒体、14…キー入力部、15…第1表示制御部、16…第2表示制御部、17…UI管理部、18…記録媒体制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面を表示する表示部と、
上下左右の各方向に対応した操作キーを介して操作を受け付ける操作受付部と、
前記表示部の画面を左右または上下に分割して表示すると共に、左右に分割した前記表示部の各画面に上下方向に、または、上下に分割した前記表示部の各画面に左右方向に連続させて画像を配列して表示させる分割画面制御部と、を有し、
該分割画面制御部は、前記操作受付部が受け付けた左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作に基づき、前記分割した左側又は右側の何れかの画面、あるいは、前記分割した上側又は下側の何れかの画面をアクティブ画面として設定し、
さらに、前記操作受付部が受け付けた前記左右方向の操作キーの操作に引き続く上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、前記上下方向の操作キーの操作に引き続く左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作に基づいて、前記アクティブ画面として設定された前記分割した画面に表示させる前記連続画像を、前記引き続いて操作された操作キーの方向に対応する方向に移動して変更することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記分割画面表示制御部は、前記アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を前記操作受付部が受け付けたとき、前記アクティブ画面に表示させていた画像に代えて、前記アクティブ画面に表示させていた画像が属するフォルダを含む複数のフォルダを連続配列表示させることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記分割画面表示制御部は、前記分割した画面に連続させて配列して表示させる画像のうち少なくとも1つを大きいサイズに表示させることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項4】
画面を左右または上下に分割して表示し、
該左右に分割した各画面に上下方向に、または、前記上下に分割した各画面に左右方向に連続させて画像を配列して表示し、
左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作に基づき、前記分割した左側又は右側の何れかの画面、あるいは、前記分割した上側又は下側の何れかの画面をアクティブ画面として設定し、
前記左右方向の操作キーの操作に引き続く上方向又は下方向の何れかの操作キーの操作、あるいは、前記上下方向の操作キーの操作に引き続く左方向又は右方向の何れかの操作キーの操作に基づいて、前記アクティブ画面として設定された前記分割した画面に表示する前記連続画像を、前記引き続いて操作された操作キーの方向に対応する方向に移動して変更することを特徴とする画像表示方法。
【請求項5】
前記アクティブ画面として設定した側に対応する方向の操作キーの操作を受け付けたとき、前記アクティブ画面に表示していた画像に代えて、該アクティブ画面に表示していた画像が属するフォルダを含む複数のフォルダを連続配列表示することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
【請求項6】
前記分割した画面に連続させて配列して表示する画像のうち少なくとも1つを大きいサイズに表示することを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−97324(P2008−97324A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−278368(P2006−278368)
【出願日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】