画像送信機能付きカメラ
【課題】画像とテキストをセットにして公開したい場合と、テキストなしで画像を公開したい場合の何れにも対応でき、また、先にテキストを送信した場合でも適切な撮影が可能な画像送信機能付きカメラを提供する。
【解決手段】画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、送信する画像がテキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを判定し(S173)、画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、画像の送信を行う(S174、S175)。
【解決手段】画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、送信する画像がテキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを判定し(S173)、画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、画像の送信を行う(S174、S175)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人の作成した画像と文章からなる画像付き文章またはテキストなし画像を、ネットワークを介して管理し、外部公開する画像付文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットなどのネットワークが普及した現在においては、個人のホームページ(HP)を公開することが可能となってきている。また最近では、HPに比べて作成が手軽な、いわゆるブログ(WebLog)がはやっている。このブログを使いやすくするアイデアも種々提案されている。例えば、ユーザーが日々日記をつける感覚でウエブサーバに画像、コメントを自由な形でアップロードすることができる画像日記作成公開システムが特許文献1に提案されている。この提案では、画像やコメントがアップロード単位及びユーザー単位で整理されるため、ウエブサーバ上でアルバムを編集する必要がない。また、画像やコメントがアップロードされると、ウエブサーバが編集作業を自動的に行うので、ユーザーはアップロードの際の煩雑な操作を要求されことがなく、手軽に利用できる。
【0003】
また、ユーザーは携帯電話を日常持ち歩き、携帯電話は文章を作成するに当たって便利であることから、ブログの作成に携帯電話が積極的に利用されている。このように携帯電話が常に携帯されていることに着目し、被写体を撮影した画像を日々定期的に送信するよう促すような携帯電話が特許文献2に提案されている。この特許文献2に開示されている携帯電話の日記データ送信通知部は、日記データを送信するよう促す通知(メッセージ)を表示部に表示している。この表示によりユーザーは日記データの送信を促され、日記データをサーバに送信を行う。
【0004】
次に、図11のフローチャートを用いて、ユーザーが画像入りブログを作成する際の一般的な操作について説明する。まず、ユーザーがブログ投稿の着想を得たり、構想をめぐらせたりする(S201)。構想が固まると、ステップS202に進む。
【0005】
この構想をもとに、ステップS202において、被写体画像を撮影しようとする。カメラが手元にあり、被写体がすぐ近くに在れば(S202YES)、S203にて撮影を行う。手元にカメラがなかったり、または被写体のある場所まで出かけていく必要がある場合であって(S202NO)、テキスト作成のための時間がある場合には(S204YES)、先にテキストを作成してしまう場合がある(S205)。このテキスト作成は、ネットに繋がったパーソナルコンピュータ(PC)で行う。このテキストと画像が揃ったところで、ブログ投稿用の原稿が完成し(S206YES)、テキストおよび画像をセットにしてサーバに送信し(S207)、これでブログ投稿が終了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−084901号公報
【特許文献2】特開2005−260689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図11に示すような従来方法では、ユーザーが画像およびテキストの両方をセットにしてからでないと送信できない。しかし、ユーザーにとって常に画像とテキストをセットにして公開したい場合だけではなく、テキストなしで画像を公開したい場合もあるが、従来方法では対応することができない。
【0008】
また、特許文献2でも紹介したようなカメラ付き携帯電話であれば画像撮影と文章の作成を同時にできるという大きなメリットがある。しかし、携帯電話のカメラでは、十分な画質や気に入った撮影条件の画像を得ることが出来ない点で不利である。画像にこだわる人は、画像撮影はデジタルカメラやムービーを使って行い、撮影後に家に帰り室内でPCを用いて文章を作成し、撮影画像を添付して、完成したブログとしてサイトに送信している。
【0009】
画像撮影はデジタルカメラ等で行う場合に、先に文章を作成してサイトに送信すると、ユーザーは、どのような文章を送信したか思い出しながら撮影をしなければならない。はっきり思い出せない場合には、先に送信した文章に相応しい画像の撮影が困難である。
【0010】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、画像とテキストをセットにして公開したい場合と、テキストなしで画像を公開したい場合の何れにも対応でき、また、先にテキストを送信した場合でも適切な撮影が可能な画像送信機能付きカメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため第1の発明に係わる画像送信機能付きカメラは、画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、上記送信する画像が上記テキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを、上記画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、上記画像の送信を行う送信部を有する。
【0012】
第2の発明に係わる画像送信機能付きカメラは、画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、上記画像を上記文章公開装置に送信し、上記画像付き文章の上記テキストのキーワードを受信する入出力部と、撮影時にモニタ画像を表示する表示部と、上記キーワードの受信時に、上記表示部に上記キーワードを表示する表示制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、画像とテキストをセットにして公開したい場合と、テキストなしで画像を公開したい場合の何れにも対応でき、また、先にテキストを送信した場合でも適切な撮影が可能な画像送信機能付きカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係わるブログ支援システムのシステムブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムで使用されるカメラの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるユーザーの投稿操作を示すフローチャートであり、(A)はメインルーチン、(B)はカメラ処理のサブルーチン、(C)は携帯電話処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー画像受信のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー日時等情報受信のサブルーチンとサイトサーバーテキスト受信のサブルーチンを示すフローチャートであり、(A−1)はサイトサーバー日時等情報受信のサブルーチン、(A−2)はサイトサーバーテキスト受信のサブルーチン、(B)は対応するキャリアサーバーの動作、(C)は対応する携帯電話の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー公開要求受信のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるカメラへのキーワード送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバーから送信されたキーワードを参照しながら撮影を行う様子を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるカメラ単体の動作モードを示すフローチャートであり、(A)はメインルーチン、(B)は撮影モードのサブルーチン、(C)は再生モードのサブルーチン、(C)は送信モードのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】従来におけるユーザーの投稿操作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に従って本発明を適用したブログ作成支援システムを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明を適用したブログ作成支援システムは、テキスト作成を携帯電話等で行い、携帯電話等の機器の画像表示機能を有効利用することにより、手間のかからない簡便なブログ作成を支援することができる。
【0016】
図1に本発明の実施形態に係わるブログ作成支援システムのシステムブロック図を示す。ユーザーが使用するカメラ10は、パーソナルコンピュータ(PC)32に接続され、PC32はネットワーク35に接続されている。ネットワーク35には、ブログを運営するブログサーバーが存在する。ブログサイトには、ブログのデータを記憶し管理等するサイトサーバー51が設けられる。このサイトサーバー51が、各ユーザーから投稿されたブログを、各ユーザーの要求に応じてネットワーク35を介して閲覧可能に管理する。ブログを閲覧したいユーザーは、PC34を通じてサイトサーバー51にアクセスし、例えばテキスト37bおよび画像33aから、構成されるブログを閲覧することができる。
【0017】
サイトサーバー51の内部には、不図示のROMに記録されたプログラムを読み込んでサイトサーバー51の全体を制御するCPU60や、ユーザーのPC32から送信されてきた画像33aの画像データや、携帯電話36から送信されてきたテキスト37aのテキストデータ等を記憶するための記録部52や、PC32から送信された画像33aのデータ量を縮小し、携帯電話で送信し易いサイズにリサイズするためのリサイズ部53が設けられている。また、サイトサーバー51の内部には、携帯電話の電話番号やインターネットメールのアドレス等からユーザーであることを判定するユーザー判定部54、携帯電話の番号にリサイズされた画像データ等を送信するための携帯送信部55が設けられている。
【0018】
さらに、サイトサーバー51の内部には、PC34等の外部装置からネットワーク35を通じてサイトサーバー51にアクセスがあった場合に、応答するためのアクセス反応部58と、PC34等に画像33bやテキスト37bで構成されるブログ等を表示するための表示制御部59が設けられている。サイトサーバー51の内部には、記録部52に記録されているテキストから画像を認識するためのキーワードを抽出するためのキーワード抽出部61と、またネットワーク35およびPC32を通じてカメラ10と通信するためのカメラ通信部62と、記録部52に記録された画像とテキストの関連付けを検出し、画像とテキストの両方が揃ったことを判定するブログ判断部63が設けられている。
【0019】
ネットワーク35上には携帯電話管理会社の運営するキャリアサーバー41が存在する。このキャリアサーバー41には、サイトサーバー連携部42や位置判定部43が設けられる。サイトサーバー連携部42は、携帯電話36からのブログのデータをサイトサーバー51に送信する。位置判定部43は、携帯電話36の現在位置を、GPS情報や受信した基地局の場所から判定するものである。携帯電話36で作成され送信されたテキスト37aが、キャリアサーバー41を経由して、サイトサーバー51に送信される。
【0020】
次に、ブログ作成支援システムの動作を説明する。登録ユーザーは、PC32等のインターネット接続機器を通して(直接無線LANなどでネット接続してもよい)、カメラ10で撮影した画像33aを、ブログ掲載を管理するブログサイトのサイトサーバー51(画像付文章公開装置)に画像データを転送する。サイトサーバー51は、画像33aの画像データを記録部52に保存する。また、携帯電話36で作成された画像33aと関連する文章(テキスト)はキャリアサーバー41のサイトサーバー連携部42によってサイトサーバー51に送信され、記録部52に記録される。
【0021】
アクセス反応部58は、他のユーザーのPC34からの閲覧要求(アクセス)を判断し、表示制御部59は、アクセスに応じてこの画像とテキストを公開表示する。ただし、画像とテキストが揃わない場合には、ブログ記事として完成しないことも多く、その場合は、表示制御部59は、そのブログの表示を禁止する。サイトサーバー51は、受信したデータが画像のみでテキストがない場合は、画像を送ってきたユーザーの携帯電話36に携帯送信部55を介して、リサイズ部53によってリサイズされたリサイズ画像付のメールを送り返す。このときユーザー判定部54は、ユーザーの携帯電話36のアドレス等を判定する。
【0022】
縮小画像を受け取ったユーザーは、時間のあるときに携帯電話36を操作し、画像33aに関連したテキスト37aを作成の上、サイトサーバー51に送信する。なお、テキスト作成時には、サイトサーバー51から送信された縮小画像が携帯電話36に表示され、テキスト作成の補助になる。携帯電話36から送られてきたテキストをサイトサーバー51が受信すると、ユーザー判定部54はユーザーを識別し、関連付け部57は先に受信した画像とテキストの関連付けを行い、これらの関連付けられた画像とテキストデータは記録部52に記録される。このようにして、セットとなったブログ記事が完成し、カメラ10による高画質の画像33aと携帯電話36等で作成したテキスト37aが組合せられる。
【0023】
テキスト37aと画像33aがセットになった時点で、サイトサーバー51は他のユーザーからの閲覧アクセスを許可する。閲覧が許可されれば、他のユーザーのPC34で、これらの画像33b、記事37bからなるブログ記事を閲覧可能とすることが出来る。これらが揃わなければ、表示を禁止するようにしてもよい。但し、ブログ作成の本人に対しては、画像とテキスト(記事)が、揃っていなくても表示を許可する。
【0024】
このように本発明の一実施形態においては、ユーザーは、携帯電話を用いて、どこでも記事(テキスト)を作成することができる。その上、サイトサーバー51からリサイズ画像が送信され、そのリサイズ画像を見ながら記事を作成することができることから、どの画像に対して記事(テキスト)を書くかを確認することができ、画像と記事のミスマッチがなくなる。また、サイトサーバー51からメールが来ることにより、書き忘れなどがなくなり、また記事や画像はできるたびに、サイトに記録されるので、ブログの管理に神経を使わずにすむ。
【0025】
次に、本発明が適用されるブログ作成支援システム(画像管理装置)に、使用されるカメラ10について説明する。図2は、カメラ10のブロック図である。なお、画像管理装置は、後述する画像判定部、画像処理部、表示制御部、MPU及びROMから主として構成される。
【0026】
カメラ10には、撮影レンズ部2、AF(オートフォーカス)制御部2a、絞り部3、絞り制御部3a、撮像素子4、アナログフロントエンド(以下、AFEと略す)部5が設けられている。撮影レンズ部2は、内部にフォーカスレンズを有し、入射した被写体20の像を撮像素子4上に結像させる。AF制御部2aは、撮影レンズ部2の合焦位置を、いわゆる山登り法により検出し、フォーカスレンズを駆動して、合焦位置に移動させる。なお、山登り法は、撮影画像のコントラスト信号ピークから合焦位置(ピント位置)を検出する方式であるが、山登り法以外にも、例えば位相差法や三角測距法等公知の合焦方法に置き換えてもよい。
【0027】
撮影レンズ部2内または近傍に、シャッターや絞りの効果を奏する絞り部3が設けられる。絞り部3は、撮影時に所定の口径まで開き、露出が終了すると閉じて露光を終了させるものである。絞り制御部3aは、絞り部3を駆動して絞り径を設定する。この絞りを変えることによって、レンズの被写界深度が変化するので、背景のぼけ具合などを調整して、被写体を浮かび上がらせたり、背景をしっかりと描写したりするなど、表現の切り替えを行うことができる。このように絞り値の設定も、ネットワークを通じ、ブログなどに掲載すれば、仲間の写真をみてノウハウを学ぶことが出来る。撮像素子4は、多数の受光面(画素)からなるCCDやCMOSセンサ等である。撮像素子4は、撮影レンズ部2を介して被写体20からの像を受光しこれを画像信号に変換する。
【0028】
アナログフロントエンド(AFE)部5は、アナログデジタル変換(AD)手段を含み、撮像素子4からの信号をデジタル信号化する。そして、AFE部5は、撮像素子4から出力される画像信号について各種処理を行う。また、AFE部5には、撮像素子4のいくつかの画素をまとめて、一括して読み出す機能も設けられている。たとえば、4画素(2×2)や9画素(3×3)など、各画素の信号レベルが小さいときには、いくつかの画素信号を加算して、S/Nを向上させることが出来る。このような操作によって、感度を上げることも出来る。このように撮像素子のいくつかの同色の画素信号を加算して利用することによって、S/Nを改善することができる。
【0029】
このような操作によって、感度を上げることなどをでき、シャッタースピードを速くするなどの撮影上の工夫が可能となる。シャッタースピードが速いと、動いている被写体が止まっているように撮影することなどが可能となる。シャッタースピードをユーザーが切り替え可能とし、適正露出を絞りや感度の制御で行うカメラでは、一般的にシャッタースピードを遅くすれば、例えば、川の流れを撮影する際に、水の流れが糸のように伸びた描写が可能となる。シャッタースピードを速くすれば、同じ川の流れを撮影したとしても、その瞬間がとらえられ、水しぶきが上がった瞬間や、さざなみの様子が細かく再現可能となる。また、スポーツ写真でも、シャッタースピードを速くすれば、被写体の動きを止めることが出来、その表情までをはっきり写しこむことが可能となる。このようにシャッタースピードをどのように設定するかなども、撮影時の貴重なノウハウになり、本発明が目指すようなネットを通じたコミュニケーション環境では、仲間同士で共有したい話題となる。画像と一緒に、こうしたデータをブログ掲載してもよい。
【0030】
また、AFE部5は撮像素子4の出力する画像信号を取捨選択する機能も有し、全部の受光面から限られた範囲の画像データを抽出することが出来る。この制御によって、所定の領域のみの画像を記録すれば、いわゆるトリミングと同様の効果を出すことも出来る。
【0031】
カメラ10には、画像処理部6が設けられる。画像処理部6は、入力信号の色や階調やシャープネスを補正処理する。画像処理部6は、ライブ画像をリアルタイムに表示部に表示できるように、撮像素子4からの信号を表示部に表示できるようなサイズに加工するリサイズ手段を有する。この働きによって、撮影に先立って撮像素子に入射する像を確認でき、これを見ながら撮影時のタイミングやシャッターチャンスを決定することが出来る。また画像処理部6内には、暗い被写体に対してISO感度を自動的に増加させる増感部6aも設けられる。
【0032】
画像処理部6には、色判別部17a及びコントラスト判定部17bが接続される。色判別部17aは、画像情報に含まれる色成分を判別し、コントラスト判定部17bは、画像信号のコントラストを判定する。またコントラストは、AF制御部2aのオートフォーカスの制御にも利用される。このピント合わせ時のレンズ位置の情報によって、被写体の距離や、背景の距離なども判定できる。
【0033】
また、カメラ10には、圧縮伸長部7、記録再生部8、記録メディア9、入出力部16、表示制御部11及び表示部12が設けられる。圧縮伸長部7は、撮影時に画像処理部6から出力された信号を圧縮する。圧縮伸長部7内には、MPEG(Moving Picture Experts Group)4やH.264などの圧縮用コア部で構成される動画用の圧縮部M 7a及び JPEG(Joint Photographic Experts Group)コア部など静止画像用の圧縮部S 7bが設けられる。記録再生部8は、上記で圧縮された画像信号を記録メディア9に記録する。記録メディア9はカメラに着脱可能な保存用の記録媒体である。
【0034】
表示部12は、例えば液晶や有機EL等から構成され、撮影時にはモニタ画像を表示し、再生時には伸張処理された記録画像を表示する。表示制御部11は、表示部12への表示を制御する。また、表示制御部11はマルチ制御部11aを有する。マルチ制御部11aは、表示部12にサムネイル画像を表示させる。
【0035】
再生時には、圧縮伸長部7は記録メディア9に記録された圧縮データを伸張し、画像処理部6はさらに表示に適した画像に変換処理する。変換処理された画像が再生画像として、表示制御部11を介して表示部12にて表示され、鑑賞される。
【0036】
入出力部16は、外部の人間30とネットワークを経由して画像データやその他のデータのやり取りを中継する。外部から画像データ31を入力する事も可能となる。この撮影画像に添付される情報は、前述のように、撮影時の時刻、露出制御パラメータ、テーマ情報などが上げられる。このような付随情報によって、その人がどのような画像をテーマに写真を撮っているかや、撮影技法を、他のネットユーザー30も、知ることができ、交流を深めることが出来る。
【0037】
カメラ10には、補助光発光部13、MPU14、ROM15、レリーズスイッチ15a、モード切替スイッチ15b、他のスイッチ15cが設けられる。補助光発光部13は、白色LEDやXe放電発光管を有し、電流量で光量が制御できるようになっている。状況に応じて被写体20に光を照射して、明るさの不足や不均一な明るさを防止する。
【0038】
MPU14は、カメラ全体の制御を司る制御手段である。レリーズスイッチ15a、モード切替スイッチ15b、他のスイッチ15cおよびROM16が、MPU14に接続される。各スイッチ15a〜15cは、ユーザーの操作を検出して、その結果をマイクロコントローラからなる演算制御手段であるMPU14に通知する。MPU14が、これらのスイッチの操作に従って動作を切り換える。また、MPU14は撮影時には、AF制御部2aや絞り制御部3a等の制御を行う撮影制御部として機能する。
【0039】
ROM15は、不揮発性でかつ記録可能なメモリで、例えばフラッシュROMからなり、カメラ10の制御処理を行う制御用のプログラムが格納される。MPU14は、ROM15からプログラムを読み込んで実行する。また、MPU14には、時計部14aが内蔵される。時計部14aによって計測される写真撮影の時間は非常に重要で、撮影時刻や撮影頻度は撮影のテーマを判定する重要な要素となる(夜の風景なら夜景とか)。そして、日時分類部14bは計測された撮影日時から撮影画像を分類処理する。
【0040】
次に、図3を用いてユーザー操作の概略についてフローチャートを用いて説明する。図3(A)は、ユーザー操作の概略フローチャートであり、(B)はステップS13のカメラ処理のサブルーチンを説明するフローチャート、(C)はステップS15の携帯電話処理のサブルーチンを説明するフローチャートである。まず、ブログを着想した時点(S11)で、撮影可能な環境であれば、ステップS12においてYに分岐し、カメラ10を用いて撮影を行う(S13)。
【0041】
このステップS13のカメラ処理に進むと、カメラ10によって撮影を行い(S21)この撮影が終わると、携帯電話が手元にあり、この携帯電話からキャリアサーバー41を介してサイトサーバー51に送信するかを判断する(S22)。携帯電話が手元にあれば位置情報と日時情報を、携帯電話の操作によってサイトサーバー51に送信する(S24、S25)。位置情報はGPSより得られ、日時情報は時計部14 aから得られる。この後、カメラ10から画像を送信する。携帯電話がなければ、カメラから画像のみ送信する(S26)。カメラ10が無線送信機能を有していない場合には、PC31、32からネットワークを通してサイトサーバー51に送信する。
【0042】
図3(A)に戻り、撮影後にテキスト作成時間がなければ(S14NO)、ここで一旦フローを終える。一方、テキスト作成時間があれば(S14YES)、ステップS15に進みテキスト作成を行う。図3(C)に示す携帯電話処理サブルーチンに入ると、サイトサーバー51から縮小画像を受信していれば、この受信画像を表示する(S31)。ユーザーはこの縮小画像を見ながら、テキストを作成する(S32)。テキストの作成が終了すると、携帯電話36からキャリアサーバー41を通してサイトサーバー51にテキストの送信を行う(S33)。
【0043】
このように、本発明の一実施形態においては、ユーザーが画像や原稿(テキスト)をどこかに記録して、記事完成まで保持、管理する必要はなくなる。また、携帯電話で、カメラ10で撮影された画像を見ながら記事作成を行うことができるので、いっそう確実な、画像とマッチしたテキストの作成ができ、画像との関連付けがなされる。
【0044】
次に、図4乃至図8を用いてサイトサーバー51における動作を説明する。このサイトサーバー51においては、画像受信、日時等情報受信、テキスト受信、アクセス要求受信、カメラへのキーワード送信等を行う。
【0045】
サイトサーバー処理に入ると、まずサイトサーバー画像受信を行う(S41)。このサイトサーバー画像受信のサブルーチンのフローチャートを図5に示す。まず、カメラ10によって、撮影を行い(S61)、撮影された画像33aの画像データはPC31、32等を通じてサイトサーバー51に送信される。ステップS51において、サイトサーバー51が画像データを受信すると、画像データを記録部52に記録し、ユーザー判定部54において、ユーザーを判定する。ユーザー判定は、ユーザーによって、あらかじめ登録してある記録をIDやパスワードで読み出すことにより行う。
【0046】
続いて、画像の撮影した日時から、ユーザーが位置と時間の関係を送ったかを調べ(S52)、その情報があれば、その情報をもとに、画像、位置、時間の関連付けを行う(S54)。次に、ステップS55に進み、対応するテキストデータが有るか無いかの判定を行う。この判定は、画像に関連する位置、時間等の情報に基づいて、対応するテキストがあるかどうかによって行う。対応するテキストがなければ、ユーザーにテキストデータが未だ送信されていないことを知らせるために、リサイズ画像を、ユーザーの持つ携帯電話36にキャリアサーバー41を介して送信する。携帯電話36は、リサイズ画像を受信すると、携帯電話内のメモリに画像を記録する(S71)。次に、ユーザーによってこのリサイズ画像に対応するテキストが作成されるモードが選択されたかを判定し(S72)、テキスト作成モードが選択された場合には、受信したリサイズ画像を表示する(S73)。
【0047】
ステップS55における判定の結果、すでに、テキストが送信されていた場合には、画像とテキストのセットが揃ったとして、ステップS56をYに分岐して、セット完了の登録を行う(S57)。これにより完成された記事を他のユーザーのPCに対しても表示可能とする。なお、テキストを受信することによって、画像とテキストのセットが揃う場合のセット完了については、図6(A−2)を参照。
【0048】
図4のステップS41のサイトサーバー画像受信のサブルーチンが終了すると、次に、サイトサーバー日時等情報受信の処理(S42)と、サイトサーバーテキスト受信の処理(S43)を行う。この日時等情報受信とテキスト受信のサブルーチンを図6に示す。
【0049】
携帯電話会社の有するキャリアサーバー41は、このようなフローで補助を行う。まず、ユーザーが携帯電話36を操作すると(S81)、操作信号をキャリアサーバー41に送信する(S82)。キャリアサーバー41は、ステップS91で、ユーザーが携帯を操作した信号が来たことを判定すると、携帯電話36の所在位置を、キャリアサーバー41の位置判定部43によって検出し(S92)、また、受信時の時刻情報(S93)も合わせて、サイトサーバー91に送信する(S94)。この送信にあたってはサイトサーバー連携部42を介して行う。
【0050】
サイトサーバー51は、携帯電話36の操作によりキャリアサーバー41が日時と位置を関連付けた情報を送信してきたことを、これを判定してこれらの関係を記録する(S101)。このとき、ステップS41で受信したカメラの画像に添付されている撮影時間情報を加味して、関連付ける。
【0051】
続いて、ステップS43のサイトサーバーテキストのサブルーチンに移る。まず、テキスト作成モードが選択されているかの判定を行い(S83)、テキスト作成モードであれば、対応する画像を受信しているかを判断する(S84)。受信していれば、その画像(縮小画像)を表示する(S85)。次に、ユーザーが携帯電話36においてテキストデータを入力し(S86)、テキストが完成すると、キャリアサーバー41に送信する(S87)。このときキャリアサーバー41は、前述のステップS92、S93において、携帯電話36の所在位置と日時情報を判定し、テキストデータと共にこれらの情報をサイトサーバー51に送信する(S94)。
【0052】
サイトサーバー51は、テキスト等を受信すると、まずこれらのデータを記録部52に記録を行う(S102).次に、キャリアサーバー41から送信されてきたデータの中には、画像のないブログ記事もあり、あるいは、先にテキストだけが出来て送られてきたものもある。そこで、画像とテキストが揃ったか否かを判定し(S103)、両者が揃っていた場合には、セット完了登録を行う(S104)。このセット完了登録がなされているかどうかによって、表示やアクセスの許可、不許可を行う。また、カメラからの画像送信時に、テキストが揃わないと記録部に記録した画像の表示やアクセスを禁止するような信号を付加可能にしておいてもよい。
【0053】
ステップS43のサイトサーバーテキスト受信が終わると、次に、ステップS44のサイトサーバーアクセス要求受信に進む。このアクセス要求受信のサブルーチンについて、図7を用いて説明する。サイトサーバー51に対して、第三者のPC34からブログの表示を要求するような、アクセスがあった場合には、このアクセスがブログ作成者本人か否かの判定を行う(S111)。この判定は、IDやパスワードの確認等によって行う。
【0054】
判定の結果、本人であった場合には、ブログ記事未完成でも、アクセス(閲覧)を許可する(S113)。一方、判定の結果、本人ではなかった場合には、ブログが完成しているか否かについて、ステップS57やステップS104におけるセット完了登録がなされているかを判定する(S112)。セット未完了の場合には、ブログ未完成であることから、閲覧を不許可とし(S114)、ブログが完成している場合には、閲覧を許可する(S113)。
【0055】
サイトサーバー公開要求のサブルーチンが終了すると、ステップS45のカメラへのキーワード送信処理のサブルーチンに進む。このキーワード送信処理のサブルーチンは、先にテキストだけがサイトサーバー51に入力、記録されている場合に、カメラ10がPC32に接続されていることが判定された場合に、テキストのキーワード情報をカメラ10にダウンロードするものである。テキストのテーマ(キーワード)を図9に示すように、カメラ10の背面の表示部12に表示するので、このテーマを見ながら撮影することができ、ブログ記事にふさわしい画像を取得することができる。
【0056】
キーワード送信処理のサブルーチンについて、図8を用いて説明する。カメラ10がPC32に接続されると、カメラ10はPC32にカメラのIDを送信し(S131)、PC32はサイトサーバー51にカメラが接続されたことを通信する。サイトサーバー51は、カメラ10が接続されたこと判定すると(S121)、ステップS122に進む。サイトサーバー51の記録部52には、それまでに送信されてきたテキスト37が記録されている。ステップS122において、そのカメラ10を使用しているユーザーに対応する文章(テキスト)があるかを判定する。
【0057】
キーワード抽出部61が、その文章(テキスト)からキーワードを抽出し、例えば、「これは、八ヶ岳で撮った写真ですね、きれいですね。」とあれば、キーワードとして「八ヶ岳」が抽出される。キーワードを抽出すると、次に、カメラ通信部(カメラのMPU14と所定のプロトコルで通信する手段)62を介して、カメラ10がキーワードを受信し(S132)、記録メディア9に記憶する。カメラ10のMPU14がキーワードを表示部12に表示し(S133)、ユーザーは撮影時に補助情報として撮影する(S134)。
【0058】
以上、本発明を適用したブログ作成支援システムにおけるサイトサーバー51の動作について説明したが、図3に示すサイトサーバー51の動作手順は、順番を適宜、変更しても良く、例えば、サイトサーバー画像受信(S41)より先に、サイトサーバー日時等情報受信(S42)を処理しても良い。また、ステップS45のカメラへのキーワード送信処理が終了すると、再び、ステップS41に戻り、上述のステップを繰り返し実行する。
【0059】
次に、撮影動作を行うカメラ10の動作フローについて、図10を用いて説明する。図10(A)はカメラ10のメインフローであり、図10(B)〜(D)は、メインルーチン中の各サブルーチンの詳細を示す。
【0060】
図10(A)に示すメインルーチンに入ると、まず、ステップS141において、撮影モードで撮影動作を行う。撮影モードのサブルーチン(B)では、まず、表示部12にサイトサーバー51から送信されたキーワードを表示し、撮影指示を行う(S151)。この撮影指示に沿った被写体にユーザーはカメラ10を向け、露出制御値やAF制御の判定を行い(S152)、撮影日時判定を行い(S153)、これらの情報と共に画像を記録メディア9に記録する(S154)。撮影モードにおける撮影動作が終了すると、次に、再生モード(S142)に進む。再生モード(C)では、記録メディア9に記録された画像を再生し、表示部12に表示する。
【0061】
再生モードにおける再生動作が終了すると、次に、送信モード(S143)に進む。再生モードにおいて、画像を送信選択した場合(送信モード(D))に、画像アップロードが行われる。つまり、撮影した結果を通じて発表したい場合には、その旨を指定すれば、これを判定して、S171にて送信画像の表示を行い、S175でカメラ外に送信されるようになっている。この送信の設定はスイッチ15b(図2、図9参照)等で行う。
【0062】
また、送信された画像がすぐに公開されては困る場合には、テキストと一緒になって始めて、公開を許すような指示をカメラ側から行うようにしてもよい。つまり、カメラ10からの送信に先立って、この画像のブログにはテキストが必要なことを事前にカメラ10で設定しておけば(S173)、その旨を示す信号を画像に付与して送信を行う(S174)。つまり、テキストがあると設定した場合は、送信時に、その旨をブログサイトのサイトサーバー51に伝え、テキストが揃わないと表示させないようにする。また、テキストがなくてもよいときにはテキスト不要の信号を付与して、ステップS175で画像送信を行う。付随情報があれば、それも添付する。サイトサーバー51が、テキストが必要である旨の上記信号も、ステップS112の判断に加えれば、画像のみでも、公開が許可されるようになる。
【0063】
以上のように、本発明を適用したブログ作成支援システムは、構成されているが、以下のような変形が可能である。例えば、ユーザーは撮影時に携帯電話を所持しているであろうから、撮影に続いて、あるいは、図9のように、撮影をしながら、所定の携帯電話操作を行って、携帯電話ならではの機能を流用した情報を付加してもよい。付加情報としては、例えば、GPS付携帯であれば場所情報であったり、音楽付携帯であれば、音楽情報であってもよい。これによって、携帯電話36からは所定の信号がキャリアサーバー41を介して、サイトサーバー51に、こうした付加情報が送信される。
【0064】
サイトサーバー51は、送られてきた時間によって、画像データの有する時間情報と照合し、どのデータがどの画像と関連付けできるかを時間判定部56と関連付け部57を介して判定し、例えば、画像表示時に、撮影した場所や、そのときイメージしていた音楽などを、表示、または再生できるようにすることが出来る。それらの実施には、ブログサイトとしてのサイトサーバー51とキャリアサーバー41とで、所定の信号の判定によって制御を切り換える、決まりをあらかじめ決めておく。
【0065】
また、本発明の一実施形態では、画像に添付して、または画像に関連付けが可能なデータと共にテキストデータ37aがサイトサーバー51に送信されていた。サイトサーバー51に送信されるデータとしては、文字のみからなる純粋なテキスト形式に限らず、例えば、MSワード形式、MSエクセル形式、パワーポイント形式、前述の音楽情報等、種々のアプリケーションソフトによって作成されたデータであっても勿論構わない。このような画像と添付データの組み合わせとしては、他に静止画と動画等の組み合わせでも良い。
【0066】
さらに、本発明の一実施形態では、携帯電話36から画像に対応するデータと共に、その画像を関連付けするためにデータを送信しているが、このデータとしては、テキストの他、日時データや位置データだけでも勿論良い。
【0067】
本発明の実施形態によれば、ユーザーが撮影した画像をすぐに、ブログ等のプロバイダに保管して、なくしてしまう心配をなくすとともに、その画像に合ったテキストをどこででも、作成でき、画像とテキストの整合性を向上させ、なおかつ、それらがセットとなって完成した時に初めて公開するようにしたので、ユーザーは従来よりもコンテンツの内容を考える時間を持つことが出来る。
【0068】
また、本発明の実施形態によれば、すぐれた描写のデジタルカメラで撮影した写真と、心の中にあることをどこでも記述できる携帯用端末で作成したテキストを、あたかも、同じ状況下で作成された一組のコンテンツであるように、他の人に閲覧可能とすることが出来る。カメラでの撮影時と、テキスト作成時の自由度を向上させて、ユーザーの創造力を発揮せしめ、より高度なレベルのコンテンツ作成が可能となる。
【0069】
さらに、上記実施形態では、サイトサーバー51の各処理が、CPU60及び記録部52、リサイズ部53等によって行われることを説明したが、この形態に限られることはない。つまり、ユーザー判定部54、関連付け部57、キーワード抽出部61、ブログ判定部63等の各機能をハードウエアではなく、一部または全てをソフトウエア処理に置き換えても良いからである。具体的には、上記の各機能部がCPU60によって実行される処理機能に置き換わることになる。そしてこの場合には、ROMに格納されこれらの処理機能をCPU60に実行させるプログラムが本願発明を構成することになる。あわせてそのプログラムを格納する記録媒体も本願発明を構成するといえる。なお、かかるプログラムはROMに格納されるばかりでなく、CD等の他ネットワークを介して外部から供給されてもよい。
【0070】
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタルカメラと携帯電話の組み合わせを例に挙げたが、デジタルカメラとしては、コンパクトタイプのデジタルカメラや一眼レフタイプのデジタル等の種々のデジタルカメラが含まれる。また、携帯電話としては、一般的な携帯電話の他にモバイルパソコン内蔵の携帯通信端末等も含まれ、テキストデータの作成可能な携帯可能な機器であれば良い。
【符号の説明】
【0071】
2・・・撮影レンズ部、2a・・・A制御部、3・・・絞り部、3a・・・絞り制御部、4・・・撮像素子、5・・・AFE、6・・・画像処理部、7・・・圧縮伸長部、8・・・記録再生部、9・・・記録メディア、10・・・カメラ、11・・・表示制御部、11a・・・マルチ制御部、12・・・表示部、13・・・補助光発光部、14・・・MPU、14a・・・時計部、15・・・ROM、15a・・・レリーズスイッチ、15b・・・モード切換スイッチ、15c・・・他のスイッチ、16・・・入出力部、17a・・・色判別部、17b・・・コントラスト判定部、20・・・被写体、30・・・外部の人間、31・・・画像データ(図ではPC)、32・・・PC、34・・・PC、35・・・ネットワーク、36・・・携帯電話、37・・・テキスト、41・・・キャリアサーバー、42・・・サイトサーバー連携部、43・・・位置判定部、51・・・サイトサーバー、52・・・記録部、53・・・リサイズ部、54・・・ユーザー判定部、55・・・携帯送信部、57・・・関連付け部、58・・・アクセス反応部、59・・・表示制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人の作成した画像と文章からなる画像付き文章またはテキストなし画像を、ネットワークを介して管理し、外部公開する画像付文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットなどのネットワークが普及した現在においては、個人のホームページ(HP)を公開することが可能となってきている。また最近では、HPに比べて作成が手軽な、いわゆるブログ(WebLog)がはやっている。このブログを使いやすくするアイデアも種々提案されている。例えば、ユーザーが日々日記をつける感覚でウエブサーバに画像、コメントを自由な形でアップロードすることができる画像日記作成公開システムが特許文献1に提案されている。この提案では、画像やコメントがアップロード単位及びユーザー単位で整理されるため、ウエブサーバ上でアルバムを編集する必要がない。また、画像やコメントがアップロードされると、ウエブサーバが編集作業を自動的に行うので、ユーザーはアップロードの際の煩雑な操作を要求されことがなく、手軽に利用できる。
【0003】
また、ユーザーは携帯電話を日常持ち歩き、携帯電話は文章を作成するに当たって便利であることから、ブログの作成に携帯電話が積極的に利用されている。このように携帯電話が常に携帯されていることに着目し、被写体を撮影した画像を日々定期的に送信するよう促すような携帯電話が特許文献2に提案されている。この特許文献2に開示されている携帯電話の日記データ送信通知部は、日記データを送信するよう促す通知(メッセージ)を表示部に表示している。この表示によりユーザーは日記データの送信を促され、日記データをサーバに送信を行う。
【0004】
次に、図11のフローチャートを用いて、ユーザーが画像入りブログを作成する際の一般的な操作について説明する。まず、ユーザーがブログ投稿の着想を得たり、構想をめぐらせたりする(S201)。構想が固まると、ステップS202に進む。
【0005】
この構想をもとに、ステップS202において、被写体画像を撮影しようとする。カメラが手元にあり、被写体がすぐ近くに在れば(S202YES)、S203にて撮影を行う。手元にカメラがなかったり、または被写体のある場所まで出かけていく必要がある場合であって(S202NO)、テキスト作成のための時間がある場合には(S204YES)、先にテキストを作成してしまう場合がある(S205)。このテキスト作成は、ネットに繋がったパーソナルコンピュータ(PC)で行う。このテキストと画像が揃ったところで、ブログ投稿用の原稿が完成し(S206YES)、テキストおよび画像をセットにしてサーバに送信し(S207)、これでブログ投稿が終了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−084901号公報
【特許文献2】特開2005−260689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図11に示すような従来方法では、ユーザーが画像およびテキストの両方をセットにしてからでないと送信できない。しかし、ユーザーにとって常に画像とテキストをセットにして公開したい場合だけではなく、テキストなしで画像を公開したい場合もあるが、従来方法では対応することができない。
【0008】
また、特許文献2でも紹介したようなカメラ付き携帯電話であれば画像撮影と文章の作成を同時にできるという大きなメリットがある。しかし、携帯電話のカメラでは、十分な画質や気に入った撮影条件の画像を得ることが出来ない点で不利である。画像にこだわる人は、画像撮影はデジタルカメラやムービーを使って行い、撮影後に家に帰り室内でPCを用いて文章を作成し、撮影画像を添付して、完成したブログとしてサイトに送信している。
【0009】
画像撮影はデジタルカメラ等で行う場合に、先に文章を作成してサイトに送信すると、ユーザーは、どのような文章を送信したか思い出しながら撮影をしなければならない。はっきり思い出せない場合には、先に送信した文章に相応しい画像の撮影が困難である。
【0010】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、画像とテキストをセットにして公開したい場合と、テキストなしで画像を公開したい場合の何れにも対応でき、また、先にテキストを送信した場合でも適切な撮影が可能な画像送信機能付きカメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため第1の発明に係わる画像送信機能付きカメラは、画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、上記送信する画像が上記テキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを、上記画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、上記画像の送信を行う送信部を有する。
【0012】
第2の発明に係わる画像送信機能付きカメラは、画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、上記画像を上記文章公開装置に送信し、上記画像付き文章の上記テキストのキーワードを受信する入出力部と、撮影時にモニタ画像を表示する表示部と、上記キーワードの受信時に、上記表示部に上記キーワードを表示する表示制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、画像とテキストをセットにして公開したい場合と、テキストなしで画像を公開したい場合の何れにも対応でき、また、先にテキストを送信した場合でも適切な撮影が可能な画像送信機能付きカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係わるブログ支援システムのシステムブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムで使用されるカメラの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるユーザーの投稿操作を示すフローチャートであり、(A)はメインルーチン、(B)はカメラ処理のサブルーチン、(C)は携帯電話処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー画像受信のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー日時等情報受信のサブルーチンとサイトサーバーテキスト受信のサブルーチンを示すフローチャートであり、(A−1)はサイトサーバー日時等情報受信のサブルーチン、(A−2)はサイトサーバーテキスト受信のサブルーチン、(B)は対応するキャリアサーバーの動作、(C)は対応する携帯電話の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバー公開要求受信のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるカメラへのキーワード送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるサイトサーバーから送信されたキーワードを参照しながら撮影を行う様子を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るブログ支援システムにおけるカメラ単体の動作モードを示すフローチャートであり、(A)はメインルーチン、(B)は撮影モードのサブルーチン、(C)は再生モードのサブルーチン、(C)は送信モードのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】従来におけるユーザーの投稿操作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に従って本発明を適用したブログ作成支援システムを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明を適用したブログ作成支援システムは、テキスト作成を携帯電話等で行い、携帯電話等の機器の画像表示機能を有効利用することにより、手間のかからない簡便なブログ作成を支援することができる。
【0016】
図1に本発明の実施形態に係わるブログ作成支援システムのシステムブロック図を示す。ユーザーが使用するカメラ10は、パーソナルコンピュータ(PC)32に接続され、PC32はネットワーク35に接続されている。ネットワーク35には、ブログを運営するブログサーバーが存在する。ブログサイトには、ブログのデータを記憶し管理等するサイトサーバー51が設けられる。このサイトサーバー51が、各ユーザーから投稿されたブログを、各ユーザーの要求に応じてネットワーク35を介して閲覧可能に管理する。ブログを閲覧したいユーザーは、PC34を通じてサイトサーバー51にアクセスし、例えばテキスト37bおよび画像33aから、構成されるブログを閲覧することができる。
【0017】
サイトサーバー51の内部には、不図示のROMに記録されたプログラムを読み込んでサイトサーバー51の全体を制御するCPU60や、ユーザーのPC32から送信されてきた画像33aの画像データや、携帯電話36から送信されてきたテキスト37aのテキストデータ等を記憶するための記録部52や、PC32から送信された画像33aのデータ量を縮小し、携帯電話で送信し易いサイズにリサイズするためのリサイズ部53が設けられている。また、サイトサーバー51の内部には、携帯電話の電話番号やインターネットメールのアドレス等からユーザーであることを判定するユーザー判定部54、携帯電話の番号にリサイズされた画像データ等を送信するための携帯送信部55が設けられている。
【0018】
さらに、サイトサーバー51の内部には、PC34等の外部装置からネットワーク35を通じてサイトサーバー51にアクセスがあった場合に、応答するためのアクセス反応部58と、PC34等に画像33bやテキスト37bで構成されるブログ等を表示するための表示制御部59が設けられている。サイトサーバー51の内部には、記録部52に記録されているテキストから画像を認識するためのキーワードを抽出するためのキーワード抽出部61と、またネットワーク35およびPC32を通じてカメラ10と通信するためのカメラ通信部62と、記録部52に記録された画像とテキストの関連付けを検出し、画像とテキストの両方が揃ったことを判定するブログ判断部63が設けられている。
【0019】
ネットワーク35上には携帯電話管理会社の運営するキャリアサーバー41が存在する。このキャリアサーバー41には、サイトサーバー連携部42や位置判定部43が設けられる。サイトサーバー連携部42は、携帯電話36からのブログのデータをサイトサーバー51に送信する。位置判定部43は、携帯電話36の現在位置を、GPS情報や受信した基地局の場所から判定するものである。携帯電話36で作成され送信されたテキスト37aが、キャリアサーバー41を経由して、サイトサーバー51に送信される。
【0020】
次に、ブログ作成支援システムの動作を説明する。登録ユーザーは、PC32等のインターネット接続機器を通して(直接無線LANなどでネット接続してもよい)、カメラ10で撮影した画像33aを、ブログ掲載を管理するブログサイトのサイトサーバー51(画像付文章公開装置)に画像データを転送する。サイトサーバー51は、画像33aの画像データを記録部52に保存する。また、携帯電話36で作成された画像33aと関連する文章(テキスト)はキャリアサーバー41のサイトサーバー連携部42によってサイトサーバー51に送信され、記録部52に記録される。
【0021】
アクセス反応部58は、他のユーザーのPC34からの閲覧要求(アクセス)を判断し、表示制御部59は、アクセスに応じてこの画像とテキストを公開表示する。ただし、画像とテキストが揃わない場合には、ブログ記事として完成しないことも多く、その場合は、表示制御部59は、そのブログの表示を禁止する。サイトサーバー51は、受信したデータが画像のみでテキストがない場合は、画像を送ってきたユーザーの携帯電話36に携帯送信部55を介して、リサイズ部53によってリサイズされたリサイズ画像付のメールを送り返す。このときユーザー判定部54は、ユーザーの携帯電話36のアドレス等を判定する。
【0022】
縮小画像を受け取ったユーザーは、時間のあるときに携帯電話36を操作し、画像33aに関連したテキスト37aを作成の上、サイトサーバー51に送信する。なお、テキスト作成時には、サイトサーバー51から送信された縮小画像が携帯電話36に表示され、テキスト作成の補助になる。携帯電話36から送られてきたテキストをサイトサーバー51が受信すると、ユーザー判定部54はユーザーを識別し、関連付け部57は先に受信した画像とテキストの関連付けを行い、これらの関連付けられた画像とテキストデータは記録部52に記録される。このようにして、セットとなったブログ記事が完成し、カメラ10による高画質の画像33aと携帯電話36等で作成したテキスト37aが組合せられる。
【0023】
テキスト37aと画像33aがセットになった時点で、サイトサーバー51は他のユーザーからの閲覧アクセスを許可する。閲覧が許可されれば、他のユーザーのPC34で、これらの画像33b、記事37bからなるブログ記事を閲覧可能とすることが出来る。これらが揃わなければ、表示を禁止するようにしてもよい。但し、ブログ作成の本人に対しては、画像とテキスト(記事)が、揃っていなくても表示を許可する。
【0024】
このように本発明の一実施形態においては、ユーザーは、携帯電話を用いて、どこでも記事(テキスト)を作成することができる。その上、サイトサーバー51からリサイズ画像が送信され、そのリサイズ画像を見ながら記事を作成することができることから、どの画像に対して記事(テキスト)を書くかを確認することができ、画像と記事のミスマッチがなくなる。また、サイトサーバー51からメールが来ることにより、書き忘れなどがなくなり、また記事や画像はできるたびに、サイトに記録されるので、ブログの管理に神経を使わずにすむ。
【0025】
次に、本発明が適用されるブログ作成支援システム(画像管理装置)に、使用されるカメラ10について説明する。図2は、カメラ10のブロック図である。なお、画像管理装置は、後述する画像判定部、画像処理部、表示制御部、MPU及びROMから主として構成される。
【0026】
カメラ10には、撮影レンズ部2、AF(オートフォーカス)制御部2a、絞り部3、絞り制御部3a、撮像素子4、アナログフロントエンド(以下、AFEと略す)部5が設けられている。撮影レンズ部2は、内部にフォーカスレンズを有し、入射した被写体20の像を撮像素子4上に結像させる。AF制御部2aは、撮影レンズ部2の合焦位置を、いわゆる山登り法により検出し、フォーカスレンズを駆動して、合焦位置に移動させる。なお、山登り法は、撮影画像のコントラスト信号ピークから合焦位置(ピント位置)を検出する方式であるが、山登り法以外にも、例えば位相差法や三角測距法等公知の合焦方法に置き換えてもよい。
【0027】
撮影レンズ部2内または近傍に、シャッターや絞りの効果を奏する絞り部3が設けられる。絞り部3は、撮影時に所定の口径まで開き、露出が終了すると閉じて露光を終了させるものである。絞り制御部3aは、絞り部3を駆動して絞り径を設定する。この絞りを変えることによって、レンズの被写界深度が変化するので、背景のぼけ具合などを調整して、被写体を浮かび上がらせたり、背景をしっかりと描写したりするなど、表現の切り替えを行うことができる。このように絞り値の設定も、ネットワークを通じ、ブログなどに掲載すれば、仲間の写真をみてノウハウを学ぶことが出来る。撮像素子4は、多数の受光面(画素)からなるCCDやCMOSセンサ等である。撮像素子4は、撮影レンズ部2を介して被写体20からの像を受光しこれを画像信号に変換する。
【0028】
アナログフロントエンド(AFE)部5は、アナログデジタル変換(AD)手段を含み、撮像素子4からの信号をデジタル信号化する。そして、AFE部5は、撮像素子4から出力される画像信号について各種処理を行う。また、AFE部5には、撮像素子4のいくつかの画素をまとめて、一括して読み出す機能も設けられている。たとえば、4画素(2×2)や9画素(3×3)など、各画素の信号レベルが小さいときには、いくつかの画素信号を加算して、S/Nを向上させることが出来る。このような操作によって、感度を上げることも出来る。このように撮像素子のいくつかの同色の画素信号を加算して利用することによって、S/Nを改善することができる。
【0029】
このような操作によって、感度を上げることなどをでき、シャッタースピードを速くするなどの撮影上の工夫が可能となる。シャッタースピードが速いと、動いている被写体が止まっているように撮影することなどが可能となる。シャッタースピードをユーザーが切り替え可能とし、適正露出を絞りや感度の制御で行うカメラでは、一般的にシャッタースピードを遅くすれば、例えば、川の流れを撮影する際に、水の流れが糸のように伸びた描写が可能となる。シャッタースピードを速くすれば、同じ川の流れを撮影したとしても、その瞬間がとらえられ、水しぶきが上がった瞬間や、さざなみの様子が細かく再現可能となる。また、スポーツ写真でも、シャッタースピードを速くすれば、被写体の動きを止めることが出来、その表情までをはっきり写しこむことが可能となる。このようにシャッタースピードをどのように設定するかなども、撮影時の貴重なノウハウになり、本発明が目指すようなネットを通じたコミュニケーション環境では、仲間同士で共有したい話題となる。画像と一緒に、こうしたデータをブログ掲載してもよい。
【0030】
また、AFE部5は撮像素子4の出力する画像信号を取捨選択する機能も有し、全部の受光面から限られた範囲の画像データを抽出することが出来る。この制御によって、所定の領域のみの画像を記録すれば、いわゆるトリミングと同様の効果を出すことも出来る。
【0031】
カメラ10には、画像処理部6が設けられる。画像処理部6は、入力信号の色や階調やシャープネスを補正処理する。画像処理部6は、ライブ画像をリアルタイムに表示部に表示できるように、撮像素子4からの信号を表示部に表示できるようなサイズに加工するリサイズ手段を有する。この働きによって、撮影に先立って撮像素子に入射する像を確認でき、これを見ながら撮影時のタイミングやシャッターチャンスを決定することが出来る。また画像処理部6内には、暗い被写体に対してISO感度を自動的に増加させる増感部6aも設けられる。
【0032】
画像処理部6には、色判別部17a及びコントラスト判定部17bが接続される。色判別部17aは、画像情報に含まれる色成分を判別し、コントラスト判定部17bは、画像信号のコントラストを判定する。またコントラストは、AF制御部2aのオートフォーカスの制御にも利用される。このピント合わせ時のレンズ位置の情報によって、被写体の距離や、背景の距離なども判定できる。
【0033】
また、カメラ10には、圧縮伸長部7、記録再生部8、記録メディア9、入出力部16、表示制御部11及び表示部12が設けられる。圧縮伸長部7は、撮影時に画像処理部6から出力された信号を圧縮する。圧縮伸長部7内には、MPEG(Moving Picture Experts Group)4やH.264などの圧縮用コア部で構成される動画用の圧縮部M 7a及び JPEG(Joint Photographic Experts Group)コア部など静止画像用の圧縮部S 7bが設けられる。記録再生部8は、上記で圧縮された画像信号を記録メディア9に記録する。記録メディア9はカメラに着脱可能な保存用の記録媒体である。
【0034】
表示部12は、例えば液晶や有機EL等から構成され、撮影時にはモニタ画像を表示し、再生時には伸張処理された記録画像を表示する。表示制御部11は、表示部12への表示を制御する。また、表示制御部11はマルチ制御部11aを有する。マルチ制御部11aは、表示部12にサムネイル画像を表示させる。
【0035】
再生時には、圧縮伸長部7は記録メディア9に記録された圧縮データを伸張し、画像処理部6はさらに表示に適した画像に変換処理する。変換処理された画像が再生画像として、表示制御部11を介して表示部12にて表示され、鑑賞される。
【0036】
入出力部16は、外部の人間30とネットワークを経由して画像データやその他のデータのやり取りを中継する。外部から画像データ31を入力する事も可能となる。この撮影画像に添付される情報は、前述のように、撮影時の時刻、露出制御パラメータ、テーマ情報などが上げられる。このような付随情報によって、その人がどのような画像をテーマに写真を撮っているかや、撮影技法を、他のネットユーザー30も、知ることができ、交流を深めることが出来る。
【0037】
カメラ10には、補助光発光部13、MPU14、ROM15、レリーズスイッチ15a、モード切替スイッチ15b、他のスイッチ15cが設けられる。補助光発光部13は、白色LEDやXe放電発光管を有し、電流量で光量が制御できるようになっている。状況に応じて被写体20に光を照射して、明るさの不足や不均一な明るさを防止する。
【0038】
MPU14は、カメラ全体の制御を司る制御手段である。レリーズスイッチ15a、モード切替スイッチ15b、他のスイッチ15cおよびROM16が、MPU14に接続される。各スイッチ15a〜15cは、ユーザーの操作を検出して、その結果をマイクロコントローラからなる演算制御手段であるMPU14に通知する。MPU14が、これらのスイッチの操作に従って動作を切り換える。また、MPU14は撮影時には、AF制御部2aや絞り制御部3a等の制御を行う撮影制御部として機能する。
【0039】
ROM15は、不揮発性でかつ記録可能なメモリで、例えばフラッシュROMからなり、カメラ10の制御処理を行う制御用のプログラムが格納される。MPU14は、ROM15からプログラムを読み込んで実行する。また、MPU14には、時計部14aが内蔵される。時計部14aによって計測される写真撮影の時間は非常に重要で、撮影時刻や撮影頻度は撮影のテーマを判定する重要な要素となる(夜の風景なら夜景とか)。そして、日時分類部14bは計測された撮影日時から撮影画像を分類処理する。
【0040】
次に、図3を用いてユーザー操作の概略についてフローチャートを用いて説明する。図3(A)は、ユーザー操作の概略フローチャートであり、(B)はステップS13のカメラ処理のサブルーチンを説明するフローチャート、(C)はステップS15の携帯電話処理のサブルーチンを説明するフローチャートである。まず、ブログを着想した時点(S11)で、撮影可能な環境であれば、ステップS12においてYに分岐し、カメラ10を用いて撮影を行う(S13)。
【0041】
このステップS13のカメラ処理に進むと、カメラ10によって撮影を行い(S21)この撮影が終わると、携帯電話が手元にあり、この携帯電話からキャリアサーバー41を介してサイトサーバー51に送信するかを判断する(S22)。携帯電話が手元にあれば位置情報と日時情報を、携帯電話の操作によってサイトサーバー51に送信する(S24、S25)。位置情報はGPSより得られ、日時情報は時計部14 aから得られる。この後、カメラ10から画像を送信する。携帯電話がなければ、カメラから画像のみ送信する(S26)。カメラ10が無線送信機能を有していない場合には、PC31、32からネットワークを通してサイトサーバー51に送信する。
【0042】
図3(A)に戻り、撮影後にテキスト作成時間がなければ(S14NO)、ここで一旦フローを終える。一方、テキスト作成時間があれば(S14YES)、ステップS15に進みテキスト作成を行う。図3(C)に示す携帯電話処理サブルーチンに入ると、サイトサーバー51から縮小画像を受信していれば、この受信画像を表示する(S31)。ユーザーはこの縮小画像を見ながら、テキストを作成する(S32)。テキストの作成が終了すると、携帯電話36からキャリアサーバー41を通してサイトサーバー51にテキストの送信を行う(S33)。
【0043】
このように、本発明の一実施形態においては、ユーザーが画像や原稿(テキスト)をどこかに記録して、記事完成まで保持、管理する必要はなくなる。また、携帯電話で、カメラ10で撮影された画像を見ながら記事作成を行うことができるので、いっそう確実な、画像とマッチしたテキストの作成ができ、画像との関連付けがなされる。
【0044】
次に、図4乃至図8を用いてサイトサーバー51における動作を説明する。このサイトサーバー51においては、画像受信、日時等情報受信、テキスト受信、アクセス要求受信、カメラへのキーワード送信等を行う。
【0045】
サイトサーバー処理に入ると、まずサイトサーバー画像受信を行う(S41)。このサイトサーバー画像受信のサブルーチンのフローチャートを図5に示す。まず、カメラ10によって、撮影を行い(S61)、撮影された画像33aの画像データはPC31、32等を通じてサイトサーバー51に送信される。ステップS51において、サイトサーバー51が画像データを受信すると、画像データを記録部52に記録し、ユーザー判定部54において、ユーザーを判定する。ユーザー判定は、ユーザーによって、あらかじめ登録してある記録をIDやパスワードで読み出すことにより行う。
【0046】
続いて、画像の撮影した日時から、ユーザーが位置と時間の関係を送ったかを調べ(S52)、その情報があれば、その情報をもとに、画像、位置、時間の関連付けを行う(S54)。次に、ステップS55に進み、対応するテキストデータが有るか無いかの判定を行う。この判定は、画像に関連する位置、時間等の情報に基づいて、対応するテキストがあるかどうかによって行う。対応するテキストがなければ、ユーザーにテキストデータが未だ送信されていないことを知らせるために、リサイズ画像を、ユーザーの持つ携帯電話36にキャリアサーバー41を介して送信する。携帯電話36は、リサイズ画像を受信すると、携帯電話内のメモリに画像を記録する(S71)。次に、ユーザーによってこのリサイズ画像に対応するテキストが作成されるモードが選択されたかを判定し(S72)、テキスト作成モードが選択された場合には、受信したリサイズ画像を表示する(S73)。
【0047】
ステップS55における判定の結果、すでに、テキストが送信されていた場合には、画像とテキストのセットが揃ったとして、ステップS56をYに分岐して、セット完了の登録を行う(S57)。これにより完成された記事を他のユーザーのPCに対しても表示可能とする。なお、テキストを受信することによって、画像とテキストのセットが揃う場合のセット完了については、図6(A−2)を参照。
【0048】
図4のステップS41のサイトサーバー画像受信のサブルーチンが終了すると、次に、サイトサーバー日時等情報受信の処理(S42)と、サイトサーバーテキスト受信の処理(S43)を行う。この日時等情報受信とテキスト受信のサブルーチンを図6に示す。
【0049】
携帯電話会社の有するキャリアサーバー41は、このようなフローで補助を行う。まず、ユーザーが携帯電話36を操作すると(S81)、操作信号をキャリアサーバー41に送信する(S82)。キャリアサーバー41は、ステップS91で、ユーザーが携帯を操作した信号が来たことを判定すると、携帯電話36の所在位置を、キャリアサーバー41の位置判定部43によって検出し(S92)、また、受信時の時刻情報(S93)も合わせて、サイトサーバー91に送信する(S94)。この送信にあたってはサイトサーバー連携部42を介して行う。
【0050】
サイトサーバー51は、携帯電話36の操作によりキャリアサーバー41が日時と位置を関連付けた情報を送信してきたことを、これを判定してこれらの関係を記録する(S101)。このとき、ステップS41で受信したカメラの画像に添付されている撮影時間情報を加味して、関連付ける。
【0051】
続いて、ステップS43のサイトサーバーテキストのサブルーチンに移る。まず、テキスト作成モードが選択されているかの判定を行い(S83)、テキスト作成モードであれば、対応する画像を受信しているかを判断する(S84)。受信していれば、その画像(縮小画像)を表示する(S85)。次に、ユーザーが携帯電話36においてテキストデータを入力し(S86)、テキストが完成すると、キャリアサーバー41に送信する(S87)。このときキャリアサーバー41は、前述のステップS92、S93において、携帯電話36の所在位置と日時情報を判定し、テキストデータと共にこれらの情報をサイトサーバー51に送信する(S94)。
【0052】
サイトサーバー51は、テキスト等を受信すると、まずこれらのデータを記録部52に記録を行う(S102).次に、キャリアサーバー41から送信されてきたデータの中には、画像のないブログ記事もあり、あるいは、先にテキストだけが出来て送られてきたものもある。そこで、画像とテキストが揃ったか否かを判定し(S103)、両者が揃っていた場合には、セット完了登録を行う(S104)。このセット完了登録がなされているかどうかによって、表示やアクセスの許可、不許可を行う。また、カメラからの画像送信時に、テキストが揃わないと記録部に記録した画像の表示やアクセスを禁止するような信号を付加可能にしておいてもよい。
【0053】
ステップS43のサイトサーバーテキスト受信が終わると、次に、ステップS44のサイトサーバーアクセス要求受信に進む。このアクセス要求受信のサブルーチンについて、図7を用いて説明する。サイトサーバー51に対して、第三者のPC34からブログの表示を要求するような、アクセスがあった場合には、このアクセスがブログ作成者本人か否かの判定を行う(S111)。この判定は、IDやパスワードの確認等によって行う。
【0054】
判定の結果、本人であった場合には、ブログ記事未完成でも、アクセス(閲覧)を許可する(S113)。一方、判定の結果、本人ではなかった場合には、ブログが完成しているか否かについて、ステップS57やステップS104におけるセット完了登録がなされているかを判定する(S112)。セット未完了の場合には、ブログ未完成であることから、閲覧を不許可とし(S114)、ブログが完成している場合には、閲覧を許可する(S113)。
【0055】
サイトサーバー公開要求のサブルーチンが終了すると、ステップS45のカメラへのキーワード送信処理のサブルーチンに進む。このキーワード送信処理のサブルーチンは、先にテキストだけがサイトサーバー51に入力、記録されている場合に、カメラ10がPC32に接続されていることが判定された場合に、テキストのキーワード情報をカメラ10にダウンロードするものである。テキストのテーマ(キーワード)を図9に示すように、カメラ10の背面の表示部12に表示するので、このテーマを見ながら撮影することができ、ブログ記事にふさわしい画像を取得することができる。
【0056】
キーワード送信処理のサブルーチンについて、図8を用いて説明する。カメラ10がPC32に接続されると、カメラ10はPC32にカメラのIDを送信し(S131)、PC32はサイトサーバー51にカメラが接続されたことを通信する。サイトサーバー51は、カメラ10が接続されたこと判定すると(S121)、ステップS122に進む。サイトサーバー51の記録部52には、それまでに送信されてきたテキスト37が記録されている。ステップS122において、そのカメラ10を使用しているユーザーに対応する文章(テキスト)があるかを判定する。
【0057】
キーワード抽出部61が、その文章(テキスト)からキーワードを抽出し、例えば、「これは、八ヶ岳で撮った写真ですね、きれいですね。」とあれば、キーワードとして「八ヶ岳」が抽出される。キーワードを抽出すると、次に、カメラ通信部(カメラのMPU14と所定のプロトコルで通信する手段)62を介して、カメラ10がキーワードを受信し(S132)、記録メディア9に記憶する。カメラ10のMPU14がキーワードを表示部12に表示し(S133)、ユーザーは撮影時に補助情報として撮影する(S134)。
【0058】
以上、本発明を適用したブログ作成支援システムにおけるサイトサーバー51の動作について説明したが、図3に示すサイトサーバー51の動作手順は、順番を適宜、変更しても良く、例えば、サイトサーバー画像受信(S41)より先に、サイトサーバー日時等情報受信(S42)を処理しても良い。また、ステップS45のカメラへのキーワード送信処理が終了すると、再び、ステップS41に戻り、上述のステップを繰り返し実行する。
【0059】
次に、撮影動作を行うカメラ10の動作フローについて、図10を用いて説明する。図10(A)はカメラ10のメインフローであり、図10(B)〜(D)は、メインルーチン中の各サブルーチンの詳細を示す。
【0060】
図10(A)に示すメインルーチンに入ると、まず、ステップS141において、撮影モードで撮影動作を行う。撮影モードのサブルーチン(B)では、まず、表示部12にサイトサーバー51から送信されたキーワードを表示し、撮影指示を行う(S151)。この撮影指示に沿った被写体にユーザーはカメラ10を向け、露出制御値やAF制御の判定を行い(S152)、撮影日時判定を行い(S153)、これらの情報と共に画像を記録メディア9に記録する(S154)。撮影モードにおける撮影動作が終了すると、次に、再生モード(S142)に進む。再生モード(C)では、記録メディア9に記録された画像を再生し、表示部12に表示する。
【0061】
再生モードにおける再生動作が終了すると、次に、送信モード(S143)に進む。再生モードにおいて、画像を送信選択した場合(送信モード(D))に、画像アップロードが行われる。つまり、撮影した結果を通じて発表したい場合には、その旨を指定すれば、これを判定して、S171にて送信画像の表示を行い、S175でカメラ外に送信されるようになっている。この送信の設定はスイッチ15b(図2、図9参照)等で行う。
【0062】
また、送信された画像がすぐに公開されては困る場合には、テキストと一緒になって始めて、公開を許すような指示をカメラ側から行うようにしてもよい。つまり、カメラ10からの送信に先立って、この画像のブログにはテキストが必要なことを事前にカメラ10で設定しておけば(S173)、その旨を示す信号を画像に付与して送信を行う(S174)。つまり、テキストがあると設定した場合は、送信時に、その旨をブログサイトのサイトサーバー51に伝え、テキストが揃わないと表示させないようにする。また、テキストがなくてもよいときにはテキスト不要の信号を付与して、ステップS175で画像送信を行う。付随情報があれば、それも添付する。サイトサーバー51が、テキストが必要である旨の上記信号も、ステップS112の判断に加えれば、画像のみでも、公開が許可されるようになる。
【0063】
以上のように、本発明を適用したブログ作成支援システムは、構成されているが、以下のような変形が可能である。例えば、ユーザーは撮影時に携帯電話を所持しているであろうから、撮影に続いて、あるいは、図9のように、撮影をしながら、所定の携帯電話操作を行って、携帯電話ならではの機能を流用した情報を付加してもよい。付加情報としては、例えば、GPS付携帯であれば場所情報であったり、音楽付携帯であれば、音楽情報であってもよい。これによって、携帯電話36からは所定の信号がキャリアサーバー41を介して、サイトサーバー51に、こうした付加情報が送信される。
【0064】
サイトサーバー51は、送られてきた時間によって、画像データの有する時間情報と照合し、どのデータがどの画像と関連付けできるかを時間判定部56と関連付け部57を介して判定し、例えば、画像表示時に、撮影した場所や、そのときイメージしていた音楽などを、表示、または再生できるようにすることが出来る。それらの実施には、ブログサイトとしてのサイトサーバー51とキャリアサーバー41とで、所定の信号の判定によって制御を切り換える、決まりをあらかじめ決めておく。
【0065】
また、本発明の一実施形態では、画像に添付して、または画像に関連付けが可能なデータと共にテキストデータ37aがサイトサーバー51に送信されていた。サイトサーバー51に送信されるデータとしては、文字のみからなる純粋なテキスト形式に限らず、例えば、MSワード形式、MSエクセル形式、パワーポイント形式、前述の音楽情報等、種々のアプリケーションソフトによって作成されたデータであっても勿論構わない。このような画像と添付データの組み合わせとしては、他に静止画と動画等の組み合わせでも良い。
【0066】
さらに、本発明の一実施形態では、携帯電話36から画像に対応するデータと共に、その画像を関連付けするためにデータを送信しているが、このデータとしては、テキストの他、日時データや位置データだけでも勿論良い。
【0067】
本発明の実施形態によれば、ユーザーが撮影した画像をすぐに、ブログ等のプロバイダに保管して、なくしてしまう心配をなくすとともに、その画像に合ったテキストをどこででも、作成でき、画像とテキストの整合性を向上させ、なおかつ、それらがセットとなって完成した時に初めて公開するようにしたので、ユーザーは従来よりもコンテンツの内容を考える時間を持つことが出来る。
【0068】
また、本発明の実施形態によれば、すぐれた描写のデジタルカメラで撮影した写真と、心の中にあることをどこでも記述できる携帯用端末で作成したテキストを、あたかも、同じ状況下で作成された一組のコンテンツであるように、他の人に閲覧可能とすることが出来る。カメラでの撮影時と、テキスト作成時の自由度を向上させて、ユーザーの創造力を発揮せしめ、より高度なレベルのコンテンツ作成が可能となる。
【0069】
さらに、上記実施形態では、サイトサーバー51の各処理が、CPU60及び記録部52、リサイズ部53等によって行われることを説明したが、この形態に限られることはない。つまり、ユーザー判定部54、関連付け部57、キーワード抽出部61、ブログ判定部63等の各機能をハードウエアではなく、一部または全てをソフトウエア処理に置き換えても良いからである。具体的には、上記の各機能部がCPU60によって実行される処理機能に置き換わることになる。そしてこの場合には、ROMに格納されこれらの処理機能をCPU60に実行させるプログラムが本願発明を構成することになる。あわせてそのプログラムを格納する記録媒体も本願発明を構成するといえる。なお、かかるプログラムはROMに格納されるばかりでなく、CD等の他ネットワークを介して外部から供給されてもよい。
【0070】
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタルカメラと携帯電話の組み合わせを例に挙げたが、デジタルカメラとしては、コンパクトタイプのデジタルカメラや一眼レフタイプのデジタル等の種々のデジタルカメラが含まれる。また、携帯電話としては、一般的な携帯電話の他にモバイルパソコン内蔵の携帯通信端末等も含まれ、テキストデータの作成可能な携帯可能な機器であれば良い。
【符号の説明】
【0071】
2・・・撮影レンズ部、2a・・・A制御部、3・・・絞り部、3a・・・絞り制御部、4・・・撮像素子、5・・・AFE、6・・・画像処理部、7・・・圧縮伸長部、8・・・記録再生部、9・・・記録メディア、10・・・カメラ、11・・・表示制御部、11a・・・マルチ制御部、12・・・表示部、13・・・補助光発光部、14・・・MPU、14a・・・時計部、15・・・ROM、15a・・・レリーズスイッチ、15b・・・モード切換スイッチ、15c・・・他のスイッチ、16・・・入出力部、17a・・・色判別部、17b・・・コントラスト判定部、20・・・被写体、30・・・外部の人間、31・・・画像データ(図ではPC)、32・・・PC、34・・・PC、35・・・ネットワーク、36・・・携帯電話、37・・・テキスト、41・・・キャリアサーバー、42・・・サイトサーバー連携部、43・・・位置判定部、51・・・サイトサーバー、52・・・記録部、53・・・リサイズ部、54・・・ユーザー判定部、55・・・携帯送信部、57・・・関連付け部、58・・・アクセス反応部、59・・・表示制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、
上記送信する画像が上記テキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを、上記画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、上記画像の送信を行う送信部を有することを特徴とする画像送信機能付きカメラ。
【請求項2】
画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、
上記画像を上記文章公開装置に送信し、上記画像付き文章の上記テキストのキーワードを受信する入出力部と、
撮影時にモニタ画像を表示する表示部と、
上記キーワードの受信時に、上記表示部に上記キーワードを表示する表示制御部と、
を有することを特徴とする画像送信機能付きカメラ。
【請求項1】
画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、
上記送信する画像が上記テキストと一緒に公開する画像であるか、テキスト不要で公開する画像であるかを、上記画像付き文章公開装置が判定可能である信号を付与して、上記画像の送信を行う送信部を有することを特徴とする画像送信機能付きカメラ。
【請求項2】
画像及びテキストから構成される画像付き文章、またはテキストなし画像をネットワークより入手し、上記画像付き文章またはテキストなし画像をネットワークを介して外部に公開する画像付き文章公開装置に対して、画像を送信する画像送信機能付きカメラにおいて、
上記画像を上記文章公開装置に送信し、上記画像付き文章の上記テキストのキーワードを受信する入出力部と、
撮影時にモニタ画像を表示する表示部と、
上記キーワードの受信時に、上記表示部に上記キーワードを表示する表示制御部と、
を有することを特徴とする画像送信機能付きカメラ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−209966(P2012−209966A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−150165(P2012−150165)
【出願日】平成24年7月4日(2012.7.4)
【分割の表示】特願2006−313923(P2006−313923)の分割
【原出願日】平成18年11月21日(2006.11.21)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年7月4日(2012.7.4)
【分割の表示】特願2006−313923(P2006−313923)の分割
【原出願日】平成18年11月21日(2006.11.21)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】
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