説明

画材接着剤絵画用メジュウム

【課題】消毒用アルコールで取り省くことが出来る絵画用接着剤を提供する。
【解決手段】有機バインダーとしての水系エマルジョンに、貝殻(ホタテ)の微粉末、あるいは貝殻(ホタテ)の微粉末を溶かした水溶液が有機溶剤の代わりに混合されている絵画用接着剤。更に詳しくは、有機バインダーとしてシリコンを含むエマルジョン、またはアクリル樹脂を上記水溶液に混合することにより、作品自体に傷を付けることなく消毒用アルコールで取り省くことが出来る絵画用接着剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絵画及び美術作品などの顔料・画材を接着させるメジュウムに関する。
【背景技術】
【0002】
現存するメジュウムは、膠・油・アクリルなどがある。それらのものを取り省くものとして、膠には水、油・アクリルなどには、有機溶剤を必要とします。
【0003】
膠の場合は、水で取り省く為、重ね塗りをした場合、下に塗った顔料や絵具が取れてしまうことが多くある。
【0004】
油・アクリルは、有機溶剤で取り省く為、作品自体に傷が付く。それ故、取り省く作業はあまりしない。一度塗ったものは、消せない状態である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許公開平07-195900
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、取り省きたいという意思を行うことが出来るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
水系エマルジョンに貝殻(ホタテ)の微粉末、あるいは貝殻(ホタテ)の微粉末を溶かした水溶液が混合されていることを特徴とする。貝殻(ホタテ)の微粉末あるいは、貝殻(ホタテ)の微粉末の水溶液を使用し、これとシリコンを含むエマルジョンまたは、アクリル樹脂を混合することによって消毒用アルコールで取り省くことが出来る接着剤となる。
【発明の効果】
【0008】
今まで取り省くことが困難だったことが、アルコールで簡単に取り省くことが出来るようになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機バインダーとしての水系エマルジョンに、貝殻(ホタテ)の微粉末、あるいは貝殻(ホタテ)の微粉末を溶かした水溶液が有機溶剤の代わりに混合されていることを特徴とする絵画用接着剤