説明

番組情報送信機器、受信装置付き機器及び番組情報表示機器

【課題】情報表示機器の利用者が、放映している複数番組の番組情報を同時にリアルタイムで知ることが望まれる。
【解決手段】番組情報送信機器は、放映中の複数番組の番組情報を番組情報送信機器または周辺の受信装置付き機器から繰り返し取得する。テレビをはじめとする放送受信機器や番組情報表示機器は、前記番組情報送信機器から番組情報を繰り返し取得して保存し表示する。番組情報は例えば5分ごとに更新され、10分ごとに時間を区切って保存され表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は番組情報送信機能を備えた番組情報送信機器、受信装置付き機器及び番組情報表示機能を備えた番組情報表示機器に係り、特に利用者が放映中の複数番組の内容をリアルタイムに知ることができる番組情報送信機器、受信装置付き機器及び番組情報表示機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上波だけでなく、衛星放送、ケーブル、インターネットなどを利用したテレビ放送が増えたため、同時刻に放映されるテレビ番組の数が増えてきた。
そのため、テレビ視聴者は、ある番組を視聴中に、同時刻に放映中の他番組の情報を知りたいことがある。他のテレビ番組について内容を取得するには、電子番組表ガイド(EPG; Electronic Program Guide)を使うことが多い。この方法を利用すれば、テレビ番組の情報を全局に渡って閲覧することが可能である(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平1−307944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のEPGでは、全局の番組情報を閲覧できることが利点だが、知ることのできる情報は番組内容の概要のみであり、所定時間の番組の放送内容や進捗を利用者にリアルタイムに提示することに関しては考慮されていなかった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、利用者の利便性を損なわずに、放映中の複数番組の内容をリアルタイムに知らせる機能を持った番組情報送信機器、受信装置付き機器及び番組情報表示機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するため本発明は、文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う番組情報送信機器であって、
前記文字情報を伴う番組を受信する受信装置と、前記受信装置が受信した番組データを管理する受信装置管理処理部と、前記受信装置管理処理部が管理する番組データから文字情報を抽出して管理する文字情報管理処理部と、前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、前記ネットワークに接続された他の機器からの文字情報取得要求を管理する接続要求受付管理処理部と、前記接続要求受付管理処理部が前記文字情報取得要求を受信した場合には前記文字情報管理データベースに保存された複数の番組の文字情報を前記ネットワークに接続された他の機器へ送信する通信装置と、前記文字情報を表示する表示部を有することを特徴としている。
【0006】
また本発明は、文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う受信装置付き機器であって、
前記文字情報を伴う番組を受信する受信装置と、前記受信装置が受信した番組データを管理する受信装置管理処理部と、前記受信装置管理処理部が管理する番組データから文字情報を抽出して管理する文字情報管理処理部と、前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、前記ネットワークに接続された他の機器からの文字情報取得要求を管理する接続要求受付管理処理部と、前記接続要求受付管理処理部が前記文字情報取得要求を受信した場合には前記文字情報管理データベースに保存された複数の番組の文字情報を前記ネットワークに接続された他の機器へ送信する通信装置を有することを特徴としている。
【0007】
また本発明は、文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う番組情報表示機器であって、
前記ネットワークに接続された他の機器に対して文字情報を繰り返し要求して取得する情報要求管理処理部と、前記情報要求管理処理部が取得した文字情報を管理する文字情報管理処理部と、前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、前記文字情報を表示する表示部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、番組情報送信機器利用者または番組情報表示機器利用者は、放映中の複数番組の内容をリアルタイムに知ることができ、利用者に対する使い勝手の向上に寄与できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態における1利用形態を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるテレビの概略構成を示した図である。
【図3】本発明の実施形態における番組情報表示機器の概略構成を示した図である。
【図4】本発明の実施形態における1利用形態を示す構成図である。
【図5】本発明の実施形態における受信装置付き機器の概略構成を示した図である。
【図6】本発明の実施形態におけるテレビ、番組情報表示機器、受信装置付き機器が持つ字幕情報管理データベース2531、3431、5331の例を示した図である。
【図7】本発明の実施形態における1利用形態を示す構成図である。
【図8】本発明の実施形態における1利用形態を示す構成図である。
【図9】本発明の実施例1におけるテレビが字幕情報を取得して番組情報表示機器に送信し、番組情報表示機器が受信した字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図10】本発明の実施例におけるテレビ、番組情報表示機器、受信装置付き機器が字幕情報管理データベース2531、3431、5331に字幕情報を保存する場合の処理手順を示すフローである。
【図11】本発明の実施例におけるテレビ、受信装置付き機器が、番組データから字幕情報を抽出する場合の処理手順を示すフローである。
【図12】本発明の実施形態における番組情報表示機器が現在放映中番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図13】本発明の実施例2におけるテレビが字幕情報を取得し、表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図14】本発明の実施形態におけるテレビが現在放映中番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図15】本発明の実施形態におけるテレビが現在放映中番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図16】本発明の実施例3におけるテレビが受信装置付き機器から字幕情報を取得して番組情報表示機器へ送信し、番組情報表示機器が取得した字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図17】本発明の実施例4におけるテレビが受信装置付き機器から字幕情報を取得して、表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図18】本発明の実施例5におけるテレビと受信装置付き機器が字幕情報を取得し、テレビが字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図19】本発明の実施例6におけるテレビと受信装置付き機器が字幕情報を取得し、番組情報表示機器が字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図20】本発明の実施例7におけるテレビが字幕情報の取得を停止しているとき、取得済みの字幕情報を番組情報表示機器に送信し、番組情報表示機器が受信した字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図21】本発明の実施形態における番組情報表示機器が放映済み番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図22】本発明の実施例8におけるテレビが字幕情報の取得を停止しているとき、取得済みの字幕情報をテレビに表示する場合の処理手順を示すフローである。
【図23】本発明の実施形態におけるテレビが放映済み番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図24】本発明の実施形態におけるテレビが放映済み番組の字幕情報を画面に表示するときの例を示した図である。
【図25】本発明の実施形態における番組情報表示機器(データベースなし)の概略構成を示した図である。
【図26】本発明の実施例9におけるテレビが字幕情報を取得し、番組情報表示機器(データベースなし)に送信し、番組情報表示機器(データベースなし)が受信した字幕情報を表示する場合の処理手順を示すフローである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の実施例では、番組情報送信機器の例として番組情報送信機能を備えたテレビを用いて説明するが、番組情報送信機能を備えたPC、レコーダ、携帯電話、ゲーム機などの機器であってもよい。また、番組情報表示機器の例としてはPC、ゲーム機、携帯電話、あるいはリモコンがある。また、受信装置付き機器の例としては、PC、レコーダ、携帯電話、ゲーム機あるいはテレビがある。
【0011】
まず、本発明の1実施形態における概略構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の1実施形態における構成を表すブロック図である。
この実施状況は、テレビと番組情報表示機器から構成される。テレビと番組情報表示機器は有線または無線で接続されている。有線の接続の例としてはイーサネット(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、iLinkなどがある。無線の例としてはRF(Radio Frequency)、無線LAN、Bluetooth、赤外線などがある。
【0012】
図2は本発明の1実施形態におけるテレビの構成を表すブロック図である。図1で示したテレビに相当している。
図2に示すように本実施例のテレビは、通信装置21と、入力装置22と、受信機能集合装置23と、出力装置24と、記録装置25と、制御装置26を有している。
通信装置21は、例えば図1で示したような外部の番組情報表示機器や受信装置付き機器と通信を行い、また通信内容を制御装置26に転送する装置である。通信方式の例としては、USB、IEEE1394、イーサネット、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、赤外線などがある。通信内容の例としては、番組情報がある。
【0013】
入力装置22は、例えばリモコンをはじめとする番組情報表示機器がテレビに操作要求を行い、また情報取得要求を行う際の指令が入力される装置である。
受信機能集合装置23は、受信装置231、232、233を有している。受信装置231、232、233はいずれもテレビ放送データを受信し、利用者が視聴可能な形式に信号処理する装置である。図では受信装置231、受信装置232、受信装置233の三つが取り付けられている場合を表示したが、受信装置はいくつ取り付けられていてもよい。受信装置の例としては、デジタルチューナ、アナログチューナ、ワンセグチューナなどがある。なお、テレビ放送データの受信元にはUHFアンテナ、VHFアンテナ、インターネット回線などがある。
【0014】
出力装置24は、受信機能集合装置23で信号処理された映像や文字情報を出力する装置である。出力先の例としては、ブラウン管モニタ、液晶ディスプレイモニタ、プラズマディスプレイモニタ、有機ELディスプレイモニタ、タッチパネルディスプレイモニタなどがある。出力先はテレビ本体が有する前記したようなモニタでもよいし、通信装置21を介して外部の番組情報表示機器に出力してもよい。
【0015】
記録装置25は、文字情報管理処理部251、状況通知管理処理部252、文字情報管理データベース253、情報要求管理処理部254、接続要求受付管理処理部255、受信装置管理処理部256、接続確認管理処理部257を有している。
文字情報管理処理部251は、字幕情報管理処理部2511とテロップ情報管理処理部2512を有している。
【0016】
字幕情報管理処理部2511は、受信機能集合装置23が持つ受信装置231、受信装置232、受信装置233が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存し、字幕情報管理データベース2531に保存された字幕情報を通信装置21あるいは出力装置24へ出力し、また、字幕情報管理データベース2531を管理する処理部である。
【0017】
テロップ情報管理処理部2512は、受信機能集合装置23が持つ受信装置231、受信装置232、受信装置233が受信したデジタル番組データからテロップ情報を解析して抽出し、抽出したテロップ情報管理データベース2532に保存し、テロップ情報管理データベース2532に保存された字幕情報を通信装置21あるいは出力装置24へ出力し、また、テロップ情報管理データベース2532を管理する処理部である。
【0018】
状況通知管理処理部252は、字幕情報管理処理部2511が確認した字幕情報データベース2531の状況を通知する管理処理部である。通知先の例としては、外部の受信装置付き機器または番組情報表示機器がある。
文字情報管理データベース253は、字幕情報管理データベース2531、テロップ情報管理データベース2532を有している。
【0019】
字幕情報管理データベース2531は字幕情報管理処理部2511が変換した字幕情報を保存するデータベースである。
テロップ情報管理データベース2532は、テロップ情報管理処理部2512が変換したテロップ情報を保存するデータベースである。
情報要求管理処理部254は、通信装置21を通して外部の受信装置付き機器へ情報を要求する処理部である。この処理部はテレビが起動しているとき、一定時間ごとに繰り返し実行される。
【0020】
尚、以下では外部の番組情報表示機器がテレビに対して5秒ごとに繰り返し情報を要求する場合を用いて説明するが、この時間間隔は何秒であってもよい。また、要求する情報の例としては字幕情報またはテロップ情報がある。
接続要求受付管理処理部255は、外部の番組情報表示機器から要求を受けた時、字幕情報を要求された場合は字幕情報管理処理部2511へ、テロップ情報を要求された場合はテロップ情報管理処理部2512へ通知する処理部である。
【0021】
受信装置管理処理部256は、受信装置231、受信装置232、受信装置233が起動しているか否か、各受信装置が字幕情報を取得したか否かを確認する管理処理部である。
接続確認管理処理部257は、通信装置21を通じて外部の受信装置付き機器と接続し、該受信装置付き機器が字幕情報を送信可能か否かを問い合わせる管理処理部である。
制御装置26は、通信装置21から受けた通信内容を記録装置25へ保存し、また、記録装置25が保持している処理プログラムを実行し、機器全体の動作を制御する装置である。
【0022】
以上、図2で本実施例におけるテレビについて説明したが、ここではテレビは放送を受信するだけではなく、受信機能集合装置23で信号処理された映像や、特に文字情報を他の機器に対して出力する出力装置24を有している。このため、例えば発明の名称や請求項において、テレビを番組情報送信機器と呼ぶことがある。
【0023】
図3は、本発明の1実施形態における番組情報表示機器の構成を表すブロック図である。図1で示した番組情報表示機器に相当している。
図3に示すように本実施例の番組情報表示機器は、通信装置31と、入力装置32と、出力装置33と、記録装置34と、制御装置35を有している。
通信装置31は、前記したテレビと通信を行い、また通信内容を制御装置35に転送する装置である。通信方式の例としては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、赤外線などがある。
【0024】
入力装置32は、利用者が番組情報表示機器を操作するためのインタフェース装置である。インタフェース装置の例としては、ボタン、スイッチ、ダイアル、マウス、キーボード、タッチパネル、リモートコントローラ、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラ、地磁気センサなどがある。
【0025】
出力装置33は、記録装置34の情報を出力する装置である。出力先の例としては、液晶ディスプレイモニタ、プラズマディスプレイモニタ、有機ELディスプレイモニタ、ブラウン管モニタ、タッチパネルディスプレイモニタなどがある。なお、出力先のモニタは番組情報表示機器と一体でもよい。また、出力先は、モニタでなくても、プロジェクタや他の映像表示機器であってもよい。
【0026】
記録装置34は、文字情報管理処理部341、状況受付管理処理部342、文字情報管理データベース343、情報要求管理処理部344を有している。
文字情報管理処理部341は、字幕情報管理処理部3411と、テロップ情報管理処理部3412を有している。
字幕情報管理処理部3411は、通信装置31から受けた字幕情報を字幕情報管理データベース3431に保存し、字幕情報管理データベース3431に保存された字幕情報を出力装置33へ出力し、また字幕情報管理データベース3431を管理する処理部である。
【0027】
テロップ情報管理処理部3412は、通信装置31から受けたテロップ情報をテロップ情報管理データベース3432に保存し、テロップ情報管理データベース3432に保存されたテロップ情報を出力装置33へ出力し、また、テロップ情報管理データベース3432を管理する処理部である。
状況受付管理処理部342は、前記したテレビから受信した状況通知を受け付ける管理処理部である。
【0028】
文字情報管理データベース343は、字幕情報管理データベース3431、テロップ情報管理データベース3432を有している。字幕情報管理データベース3431は、字幕情報管理処理部3411が管理する字幕情報を保存するデータベースである。テロップ情報管理データベース3432は、テロップ情報管理処理部3412が管理するテロップ情報を保存するデータベースである。
【0029】
情報要求管理処理部344は、通信装置31を通して前記したテレビへ情報を要求する処理部である。この処理部は番組情報表示機器が起動しているとき、一定時間ごとに繰り返し実行される。
本実施例では5秒ごとに繰り返し実行される例を説明するが、何秒であってもよい。また、要求する情報の例としては字幕情報またはテロップ情報がある。
【0030】
制御装置35は、通信装置31から受けた通信内容を記録装置34へ保存し、また、記録装置34が保持している処理プログラムを実行し、機器全体の動作を制御する装置である。
本実施例の番組情報表示機器は、実施例1、実施例3、実施例6、実施例7にて説明に用いられる。
【0031】
図4は本発明の1実施形態における構成を表すブロック図である。ただし、番組を受信するアンテナや電源ケーブルは省略してある。
この実施状況は、テレビと番組情報表示機器と受信装置付き機器から構成される。図では1つの受信装置付き機器がテレビと接続されている例を示したが、受信装置付き機器はいくつ接続されていてもよい。また、テレビと情報番組情報表示機器間、テレビと受信装置付き機器間は有線または無線で接続されている。有線の接続の例としてはイーサネット、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、iLinkなどがある。無線の例としては無線LAN、Bluetooth、赤外線などがある。
【0032】
図5は、本発明の1実施形態における受信装置付き機器の構成を表すブロック図である。図4で示した受信装置付き機器に相当している。
図5に示すように本実施例の受信装置付き機器は、通信装置51と、受信機能集合装置52と、記録装置53と、制御装置54を有している。
通信装置51は、前記したテレビからのデータ受信要求を受け付けたり、データを送信したりする装置である。通信方式の例としては、USB、IEEE1394、イーサネット、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、赤外線などがある。
【0033】
受信機能集合装置52は、受信装置521、522、523を有している。受信装置521、522、523はいずれもテレビ放送データを受信し、利用者が視聴可能な形式に信号処理する装置である。図では受信装置521、受信装置522、受信装置523の三つが取り付けられている場合を表示したが、受信装置はいくつ取り付けられていてもよい。受信装置の例としては、デジタルチューナ、アナログチューナ、ワンセグチューナなどがある。なお、テレビ放送データの受信元にはUHFアンテナ、VHFアンテナ、インターネット回線などがある。
【0034】
記録装置53は、文字情報管理処理部531、受信装置管理処理部532、文字情報管理データベース533、接続要求受付管理処理部534を有している。
文字情報管理処理部531は、字幕情報管理処理部5311とテロップ情報管理処理部5312を有している。
【0035】
字幕情報管理処理部5311は、受信機能集合装置52が持つ各受信装置が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し、抽出した字幕情報管理データベース5331に保存し、字幕情報管理データベース5331に保存された字幕情報を通信装置21へ出力し、また、字幕情報管理データベース5331を管理する処理部である。
【0036】
テロップ情報管理処理部5312は、受信機能集合装置52が持つ各受信装置が受信したデジタル番組データからテロップ情報を解析して抽出し、抽出したテロップ情報管理データベース5332に保存し、テロップ情報管理データベース5332に保存された字幕情報を通信装置51へ出力し、また、テロップ情報管理データベース5332を管理する処理部である。
【0037】
受信装置管理処理部532は、受信装置521、522、523が起動しているか否か、受信装置521、522、523が字幕情報を取得したか否かを確認する管理処理部である。
文字情報管理データベース533は、字幕情報管理データベース5331、テロップ情報管理データベース5332を有している。字幕情報管理データベース5331は字幕情報管理処理部5311が変換した字幕情報を保存するデータベースである。テロップ情報管理データベース5332は、テロップ情報管理処理部5312が変換したテロップ情報を保存するデータベースである。
【0038】
接続要求受付管理処理部534は、テレビから接続要求を受けた時、字幕情報を要求された場合は字幕情報管理処理部5311へ、テロップ情報を要求された場合はテロップ情報管理処理部532へ通知する処理部である。
制御装置54は、通信装置51から受けた通信内容を記録装置53へ保存し、また、その他記録装置53が保持している処理プログラムを実行し、機器全体の動作を制御する装置である。
【0039】
図6は、テレビの字幕情報管理データベース2531、テロップ情報管理データベース2532、番組情報表示機器の字幕情報管理データベース3431、テロップ情報管理データベース3432、受信装置付き機器の字幕情報管理データベース5331、テロップ情報管理データベース5332のデータ格納方法の例である。以下字幕情報を例にとって説明するが、テロップ情報であっても本発明の効果は変わらない。
【0040】
各データベースには、現在視聴可能な全ての放送局ごとに1時間分の字幕情報が保存されている。61は地上デジタル放送の011番、衛星デジタル放送の101番、衛星有料デジタル放送の100番を例にとって番組の字幕情報が10分単位の保存領域に保存されている例を示してあるが、受信可能な全ての選局番号について字幕情報を保存しても本発明の効果は変わらない。
【0041】
尚、10分単位ではなく任意の時間で区切って保存しても本発明の効果は変わらない。また、図6のTR011では6:20から7:20までの1時間分の字幕情報が保存されているが、7:13現在において7:00−7:10の字幕情報は約3分前に更新済みであり、7:13現在の字幕情報は7:10−7:20の保存領域に記録されている。過去の字幕情報である6:20から7:00までの字幕情報は以後現在時刻が7:20を経過すると6:20−6:30から順番に更新されていく。
【0042】
また、内容の欄には、前記時刻に応じた例えば字幕情報が格納される。字幕情報のリアルタイム性を高めるため、前記したように随時更新されて良い。例えば放送時間が1時間の番組において、従来のEPGでは1時間を通して全体に共通した番組情報が表示部に表示されるだけであり、現在どの場面が放送されているかを表示するようなリアルタイム性を欠いていた。本実施例では、例えば所定時間ごとに区切り、必要に応じて内容を更新しながら例えば字幕情報を提供することにより、利用者に対して放映中の複数番組の内容をリアルタイムに知らせることを一つの特徴としている。
【0043】
また、送信/表示状況は、受信装置付き機器およびテレビが字幕情報を他の機器に送信した場合は、完了となり、送信していない場合、未完となる。また、送信/表示状況は、番組情報表示機器およびテレビが字幕情報を出力装置33および24に出力した場合、完了となり、出力していない場合、未完となる。
尚、図6には示していないが、61の地上デジタル放送、衛星デジタル放送、衛星有料デジタル放送以外の放送波から入手した字幕情報を追加保存しても本発明の効果は変わらない。左記以外の放送波の例としては、ネットワークを通じた動画配信サイトがある。
【0044】
図7は本発明の1実施形態における構成を表すブロック図である。ただし、番組を受信するアンテナや電源ケーブルは省略してある。
この実施状況は、テレビのみで構成される。
【0045】
図8は本発明の1実施形態における構成を表すブロック図である。ただし、番組を受信するアンテナや電源ケーブルは省略してある。
この実施状況は、テレビと受信装置付き機器から構成される。図では1つの受信装置付き機器がテレビと接続されている例を示したが、受信装置付き機器はいくつ接続されていてもよい。また、テレビと受信装置付き機器間は有線または無線で接続されている。有線の接続の例としてはイーサネット、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、iLinkなどがある。無線の例としては無線LAN、Bluetooth、赤外線などがある。
【0046】
図25は、本発明の1実施形態における番組情報表示機器(データベースなし)の構成を表すブロック図である。
図25に示すように番組情報表示機器(データベースなし)は、通信装置2501と、入力装置2502と、出力装置2503と、記録装置2504と、制御装置2505を有している。
【0047】
通信装置2501は、テレビと通信を行い、また通信内容を制御装置2505に転送する装置である。通信方式の例としては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、赤外線などがある。
入力装置2502は、利用者が番組情報表示機器(データベースなし)を操作するインタフェース装置である。インタフェース装置の例としては、ボタン、スイッチ、ダイアル、マウス、キーボード、タッチパネル、リモートコントローラ、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラ、地磁気センサなどがある。
【0048】
出力装置2503は、記録装置2504の情報を出力する装置である。出力先の例としては、液晶ディスプレイモニタ、プラズマディスプレイモニタ、有機ELディスプレイモニタ、ブラウン管モニタ、タッチパネルディスプレイモニタなどがある。なお、出力先のモニタは番組情報表示機器(データベースなし)と一体でもよい。また、出力先は、モニタでなくても、プロジェクタや他の映像表示機器であってもよい。
【0049】
記録装置2504は、文字情報表示処理部25041、状況受付管理処理部25042、情報要求管理処理部25043を有している。
文字情報表示処理部25041は、字幕情報表示処理部250411と、テロップ情報表示処理部250412を有している。
字幕情報表示処理部250411は、通信装置2501から受けた字幕情報を出力装置2503へ出力する表示処理部である。
【0050】
テロップ情報表示処理部250412は、通信装置2501から受けたテロップ情報を出力装置33へ出力する表示処理部である。
状況受付管理処理部25042は、前記したテレビから受信した状況通知を受け付ける管理処理部である。
情報要求管理処理部25043は、通信装置2501を通して前記したテレビへ情報を要求する処理部である。この処理部は文字情報管理データベースを持たない番組情報表示機器が起動しているとき、一定時間ごとに繰り返し実行される。
【0051】
本実施例では5秒ごとに繰り返し実行される例を説明するが、何秒であってもよい。また、要求する情報の例としては字幕情報またはテロップ情報がある。
制御装置2505は、記録装置2504が保持している処理プログラムを実行し、機器全体の動作を制御する装置である。
【0052】
即ち、図25で示した番組情報表示機器は図3と異なり、文字情報管理データベース343を有していない。
本実施例の文字情報管理データベースを持たない番組情報表示機器は、実施例9にて説明に用いられる。
【実施例1】
【0053】
以下、本実施例におけるテレビが字幕情報を取得して番組情報表示機器に送信し、番組情報表示機器が受信した字幕情報を表示するまでの処理シーケンスについて、図9、図10、図11、図12を用いて説明する。本実施例の構成は図1に示した通りである。
【0054】
テレビにおいて、受信装置管理処理部256は、常時起動している受信装置231に番組データを受信させる(ステップS9001、以下ステップの表記を省略する)。次に字幕情報管理処理部2511は、受信装置231が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S9002)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S9003)。
【0055】
保存処理(S9003)の詳細について図10を用いて説明する。図10のS100は図9のS9002と対応している。図10のS101は図9のS9009と対応している。
保存処理が開始されると、字幕情報管理処理部2511は字幕情報管理データベース2531を参照して、抽出した字幕情報の提供元放送局がデータベースに登録されているかを確認する(S1001)。
【0056】
登録されていない場合(S1001のNo)、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報管理データベース2531へ放送局の保存領域を新規登録する(S1002)。続けて、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を保存領域へ保存して(S1003)、S101へ進む。ここでのS101はS9003と対応している。
【0057】
データベースに登録されている場合(S1001のYes)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報の提供元放送局の区切り保存領域が全て保存済みであるかを確認する(S1004)。即ち、図6の字幕管理データベース61において、区切りNo.ごとに字幕情報が保存済みであるかを確認する。
【0058】
保存済みでない領域がある場合(S1004のNo)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を該当する放送局の未保存の区切り保存領域へ保存し(S1005)、S101へ進む。
保存済みである場合(S1004のYes)、各時刻の中で現在時刻の時間単位で保存している区切り保存領域があるかを確認する(S1006)。例えば図6では、現在時刻がPM7:13であるため、TR011では同じ7時台の時間帯にある区切りNo.1および2が現在時刻の時間単位で保存している区切り保存領域である。
【0059】
現在時刻の時間単位で保存している領域がない場合(S1006のNo)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を放送局の保存領域No.1に保存し(S1007)、S101へ進む。
現在時刻の時間単位で保存している領域がある場合(S1006のYes)、字幕情報管理処理部2511は、現在時刻が最新の放送局の保存領域内にあるかを確認する(S1008)。例えば図6では、現在時刻が7:13であるため、No.2の保存領域内に存在する。
【0060】
現在時刻が最新の放送局の保存領域内にない場合(S1008のNo)、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報を次の区切りNoの保存領域に保存して(S1009)、S101に進む。現在時刻が最新の放送局の保存領域内にある場合(S1008のYes)、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報を現在時刻が範囲内にある区切り保存領域へ保存し、例えば図6では保存領域No.2に保存し(S1010)、S101へ進む。
【0061】
図10は、テレビ、番組情報表示機器、受信装置付き機器の全てに共通する保存処理である。以降の説明ではS100とS101を該当処理と対応づけ、内部の処理説明は省略する。
【0062】
次に、番組情報表示機器において、情報要求管理処理部344がテレビへ字幕情報を要求する(図9のS9004)。テレビにおいて、接続要求受付管理処理部255は、番組情報表示機器から字幕情報の要求を受けると字幕情報管理処理部2511へ通知し、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、図6で示した表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S9005)。番組情報表示機器において、字幕情報管理処理部3411が字幕情報を受信して、字幕情報管理データベース3431に保存する処理へ進む(S9006)。保存処理(S9006)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図9の番組情報表示機器の開始と対応しており、図10のS101は図9のS9007と対応している。また、ここでは、番組情報表示機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部3411が処理を実行し、字幕情報管理データベース3431に字幕情報が保存される。
【0063】
番組情報表示機器において、字幕情報管理処理部3411は、S9006で保存した字幕情報を出力装置33へ出力し、例えば番組情報表示装置自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S9007)。続いて、字幕情報管理処理部3411は、テレビから次の字幕情報が新たに届いたか否かを確認する(S9008)。届いた場合(S9008のYes)、保存処理(S9006)直前からS9008までの処理が繰り返される。届いていない場合(S9008のNo)、処理を終了する。
【0064】
テレビにおいて、S9003が終了すると、受信装置232、233から字幕情報を抽出する処理へ進む(S9009)。字幕情報抽出処理(S9009)の詳細について図11を用いて説明する。図11のS110は図7のS9003と対応している。図11のS111は図9のテレビの処理の終了と対応している。
【0065】
字幕情報抽出処理が開始されると、受信装置管理処理部256は、受信機能集合装置23が持つ受信装置232、233が起動しているか否かを確認する(S1101)。全ての受信装置が起動している場合(S1101のYes)、S1103へ進む。全ての受信装置が起動していない場合(S1101のNo)、受信装置管理処理部256が未起動受信装置を起動させる(S1102)。続けて、テレビにおいて、受信装置管理処理部256が、各受信装置に番組データを受信させる(S1103)。
【0066】
次にテレビにおいて、字幕情報管理処理部2511は、受信装置232、233が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1104)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1105)。保存処理(S1105)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。ただし、図10でのS100は図11のS1104と対応している。図10でのS101は図11のS1107と対応している。
【0067】
次に、テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1106)。送信後、受信装置管理処理部256が全ての受信装置から字幕情報を抽出したか否かを確認する(S1107)。全ての受信装置から字幕情報を抽出していない場合(S1107のNo)、他の受信装置に番組データを受信させる処理(S1103)以降の処理が繰り返される。全ての受信装置から字幕情報を抽出している場合(S1107のYes)、処理を終了する。
【0068】
以上の処理がテレビと番組情報表示機器で実行されることで、番組情報表示機器が番組の字幕情報を取得し表示することが可能となる。S9004以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、番組情報表示機器に表示される字幕情報は5秒に1回更新され、リアルタイム性のある字幕情報が表示される。
【0069】
図12は、字幕情報を取得した番組情報表示機器の画面構成例である。図では011から061までの放送局の字幕情報のみが表示されているが、スクロールさせることで他の放送局の字幕情報も表示可能である。また、図で示されている「現在」とは放送中の番組に関する字幕情報が表示されていることを示しており、強調表示されている。「過去」については実施例7で説明する。
【0070】
尚、本実施例では、文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511がテロップ情報管理処理部2512と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0071】
尚、本実施例では、受信機能集合装置23が常時起動している受信装置231を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
尚、本実施例では、受信機能集合装置23が未起動の受信装置232、233を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0072】
本実施形態によれば、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能および番組情報表示機器へ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、番組情報表示機器は複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持つ。テレビは、番組情報表示機器から文字情報を要求された場合、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を優先的に送信するため、番組情報表示機器利用者は情報要求後、字幕情報の送信時間相当を待つだけで字幕情報を確認することができる。また、テレビは、字幕情報を送信後、別の受信装置を起動させ、字幕情報を取得する度に番組情報表示機器へ送信するため、番組情報表示機器利用者は常に何らかの字幕情報を閲覧可能となるので、情報確認までの待ち時間を気にすることなく、字幕情報を確認できる。
【0073】
また、番組情報表示機器は、テレビに対する字幕情報要求を5秒に1回繰り返し実施し、テレビは番組情報表示機器からの要求に応じて字幕情報を送信するため、番組情報表示機器利用者は番組の進行に合わせて複数番組の字幕情報を確認することができる。
【実施例2】
【0074】
以下、本実施例におけるテレビが字幕情報を取得し、表示するまでの処理シーケンスについて図13を用いて説明する。本実施例の構成は図7に示した通りである。
テレビにおいて、受信装置管理処理部256は、常時起動している受信装置231に番組データを受信させる(S1301)。
【0075】
次に字幕情報管理処理部2511は、常時起動している受信装置231が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1302)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1303)。保存処理(S1303)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図11のS1302と対応している。図10のS101は図11のS1304またはS1306と対応している。
【0076】
S1303で保存処理が終了後、テレビにおいて、字幕情報表示処理(S1304)と字幕情報抽出処理(S1306)が並行して実行される。ここでは字幕情報表示処理(S1304)より説明する。
【0077】
字幕情報管理処理部2511は、S1303で保存した字幕情報を出力装置24へ出力し、例えばテレビ自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S1304)。続いて、字幕情報管理処理部2511は、未表示の字幕情報があるか否かを確認する(S1305)。未表示の字幕情報がある場合(S1305のYes)、S1304からS1305までの処理が繰り返される。未表示の字幕情報がない場合(S1305のNo)、処理を終了する。
【0078】
同時に、テレビにおいて、保存処理(S1303)が終了後、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報を抽出する処理へ進む(S1306)。字幕情報抽出処理は図11のS1106を除いたものと同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図13のS1303と対応しており、図11のS111が図13のテレビの処理の終了と対応している。
【0079】
図14は、字幕情報を表示したテレビの画面構成例である。図では011から041までの放送局の字幕情報のみが表示されているが、スクロールさせることで他の放送局の字幕情報も表示可能である。また、図で示されている「現在」とは放送中の番組に関する字幕情報が表示されていることを示している。「過去」については実施例8で説明する。
【0080】
図15は、図14と同じく字幕情報を取得したテレビの画面構成例である。動画表示領域を大きくとることで番組視聴の利便性により配慮した構成であるが、図14の説明と同じくスクロールで他の放送局の字幕情報も表示可能である。そのため、図14でも図15の画面構成であっても本発明の効果は変わらない。
【0081】
S1304以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、テレビに表示される字幕情報は5秒に1回更新される。
尚、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511がテロップ情報管理処理部2512と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0082】
また本実施例では、受信機能集合装置23が常時起動している受信装置231を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また本実施例では、受信機能集合装置23が未起動の受信装置232、233を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0083】
本実施形態によれば、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能および複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持ち、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を優先的に表示するため、テレビ利用者は字幕情報の表示時間相当を待つだけで字幕情報を確認することができる。また、テレビは、字幕情報を表示後、別の受信装置を起動させ、字幕情報を取得する度に表示するため、テレビ利用者は常に何らかの字幕情報を閲覧可能となるので、情報確認までの待ち時間を気にすることなく、字幕情報を確認できる。
【実施例3】
【0084】
以下、本実施例におけるテレビが受信装置付き機器から字幕情報を取得して番組情報表示機器へ送信し、番組情報表示機器が取得した字幕情報を表示するまでのシーケンスを図16を用いて説明する。本実施例の構成は図4に示した通りである。
受信装置付き機器において、受信装置管理処理部532は、常時起動している受信装置521に番組データを受信させる(S1601)。
【0085】
次に字幕情報管理処理部5311は、受信装置521が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1602)、字幕情報管理処理部5311は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1603)。保存処理(S1603)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図16のS1602と対応している。図10のS101は図16のS1609と対応している。また、ここでは、受信装置付き機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0086】
次に、番組情報表示機器において、情報要求管理処理部344がテレビへ字幕情報を要求する(S1604)。テレビにおいて、接続確認管理処理部257が、周囲に接続できる受信装置付き機器があるか否かを調べる(S1605)。接続できる受信装置付き機器がない場合(S1606のNo)、テレビは図9のS9001の処理へ進み、以後テレビと番組情報表示機器は図9と同様の処理が進む。接続できる受信装置付き機器がある場合(S1606のYes)、情報要求管理処理部254が受信装置付き機器に字幕情報を要求する(S1607)。
【0087】
受信装置付き機器において、テレビから字幕情報の要求を受けると、字幕情報管理処理部5311が字幕情報管理データベース5331を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1608)。字幕情報を送信後、字幕情報管理処理部5311は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1609)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図16のS1603と対応しており、図11のS111が図16の受信装置付き機器の処理の終了と対応している。また、ここでは受信装置付き機器の処理であるため、受信装置管理処理部532が、受信機能集合装置52を管理し、未起動の受信装置は受信装置522、523であり、字幕管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0088】
次にテレビにおいて、S1608にて受信装置付き機器から字幕情報を受け取った後、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1610)。保存処理(S1610)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。ただし、図10のS100は図16のS1606と対応しており、図10のS101は図16のS1611と対応している。
【0089】
テレビにおいて、S1610の処理が終了後、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1611)。
続いて、テレビにおいて、接続確認管理処理部257が、S1606で確認した全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取ったか否かを判断する(S1612)。全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取っていない場合(S1612のNo)、S1610からの処理を繰り返す。受け取った場合(S1612のYes)、処理を終了する。
【0090】
番組情報表示機器において、テレビから字幕情報を受け取ると、字幕情報管理処理部5311は、取得した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1613)。
保存処理(S1613)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図16の番組情報表示機器の処理開始と対応している。図10のS101は図16のS1614と対応している。また、ここでは、番組情報表示機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部3411が処理を実行し、字幕情報管理データベース3431に字幕情報が保存される。
【0091】
番組情報表示機器において、保存処理が終了すると、字幕情報管理処理部3411は、S1613で保存した字幕情報を出力装置33へ出力し、例えば番組情報表示機器自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S1614)。続いて、字幕情報管理処理部3411は、テレビから字幕情報が新たに届いたか否かを確認する(S1615)。届いた場合(S1615のYes)、保存処理(S1613)からS1615までの処理が繰り返される。届いていない場合(S1615のNo)、処理を終了する。
【0092】
S1604以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、番組情報表示機器に表示される字幕情報は5秒に1回更新される。全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取らなかった場合(S1615のNo)、保存処理(S1613)からS1615までの処理が繰り返される。受け取った場合(S1615のYes)、処理を終了する。
【0093】
尚、画面構成例は図12と同様で良い。
また、ここでは受信装置付き機器のシーケンスが1台の場合で説明したが、受信装置付き機器は何台あっても本発明の効果は変わらない。
また、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部5311がテロップ情報管理処理部5312と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0094】
尚、本実施例では、受信機能集合装置53が常時起動している受信装置521を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置53が未起動の受信装置522、523を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0095】
本実施形態によれば、受信装置付き機器はテレビへ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能および番組情報表示機器へ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、番組情報表示機器は複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持つ。テレビは番組情報表示機器利用者から文字情報を要求された場合、複数の受信装置を有していない場合でも、周辺に受信装置付き機器があれば、受信装置付き機器から字幕情報を取得することができる。そのため、番組情報表示機器利用者は、複数の受信装置を有していないテレビに字幕情報を要求しても、複数の字幕情報を確認することができる。
【0096】
また、テレビは、番組情報表示機器へ字幕情報を送信後、受信装置付き機器へ繰り返し字幕情報を要求し取得することができるため、複数の受信装置を有していなくても複数の字幕情報を保存できる。
また、受信装置付き機器は、テレビから字幕情報を要求された場合、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を優先的に送信してから未起動の受信装置を起動させ字幕情報を取得するため、テレビからの字幕情報の要求に対して常に応えることができる。
また、番組情報表示機器は、テレビに対する字幕情報要求を5秒に1回繰り返し実施し、テレビは番組情報表示機器からの要求に応じて字幕情報を送信するため、番組情報表示機器利用者は番組の進行に合わせて複数番組の字幕情報を確認することができる。
【実施例4】
【0097】
以下、本実施例におけるテレビが受信装置付き機器から字幕情報を取得して、表示するまでのシーケンスを図17に基づいて説明する。本実施例の構成は図8に示した通りである。
受信装置付き機器において、受信装置管理処理部532は、常時起動している受信装置521に番組データを受信させる(S1701)。
【0098】
次に字幕情報管理処理部5311は、受信装置521が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1702)、字幕情報管理処理部5311は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1703)。保存処理(S1703)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図17のS1702と対応している。図10のS101は図17のS1708と対応している。また、ここでは、受信装置付き機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0099】
テレビにおいて、接続確認管理処理部257が、周囲に接続できる受信装置機器があるか否かを調べる(S1704)。接続できる受信装置付き機器がない場合(S1705のNo)、テレビは図13のS1301の処理へ進み、以後テレビは図13と同様の処理が進む。接続できる受信装置付き機器がある場合(S1705のYes)、情報要求管理処理部254が受信装置付き機器に字幕情報を要求する(S1706)。受信装置付き機器において、テレビから字幕情報の要求を受けると、字幕情報管理処理部5311が字幕情報管理データベース5331を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1707)。字幕情報を送信後、字幕情報管理処理部5311は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1708)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図17のS1703と対応しており、図11のS111が図17の受信装置付き機器の処理の終了と対応している。また、ここでは受信装置付き機器の処理であるため、受信装置管理処理部532が、受信機能集合装置52を管理し、未起動の受信装置は受信装置522、523であり、字幕管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0100】
次にテレビにおいて、S1707にて受信装置付き機器から字幕情報を受け取った後、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1709)。保存処理(S1709)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。ただし、図10のS100は図17のS1705と対応しており、図10のS101は図17のS1710と対応している。
【0101】
テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511は、S1709で保存した字幕情報を出力装置24へ出力し、例えばテレビ自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S1710)。続いて、字幕情報管理処理部2511は、全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取ったか否かを確認する(S1711)。全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取らなかった場合(S1711のNo)、保存処理(S1709)からS1711までの処理が繰り返される。受け取った場合(S1711のYes)、処理を終了する。S1706以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、テレビに表示される字幕情報は5秒に1回更新される。
【0102】
尚、画面構成例は図14または図15と同様で良い。
また、ここでは受信装置付き機器のシーケンスが1台の場合で説明したが、受信装置付き機器は何台あっても本発明の効果は変わらない。
また、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部5311がテロップ情報管理処理部5312と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0103】
尚、本実施例では、受信機能集合装置53が常時起動している受信装置521を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置53が未起動の受信装置522、523を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0104】
本実施形態によれば、受信装置付き機器はテレビへ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能および複数番組の字幕情報を表示する機能を持つ。受信装置付き機器はテレビから文字情報を要求された場合、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を優先的に送信するため、テレビ利用者は情報要求後、字幕情報の送信時間相当を待つだけで字幕情報を確認することができる。また、受信装置付き機器は、字幕情報を送信後、別の受信装置を起動させ、字幕情報を取得する度にテレビへ送信するため、テレビ利用者は常に何らかの字幕情報を閲覧可能となるので、情報確認までの待ち時間を気にすることなく、字幕情報を確認できる。
また、テレビは、受信装置付き機器に対する字幕情報要求を5秒に1回繰り返し実施し、受信装置付き機器はテレビからの要求に応じて字幕情報を送信するため、テレビ利用者は番組の進行に合わせて複数番組の字幕情報を確認することができる。
【実施例5】
【0105】
以下、本実施例におけるテレビと受信装置付き機器が字幕情報を取得し、テレビが字幕情報を表示するまでの処理シーケンスを図18に基づいて説明する。本実施例の構成は図8に示した通りである。
【0106】
受信装置付き機器において、受信装置管理処理部532は、常時起動している受信装置521に番組データを受信させる(S1801)。字幕情報管理処理部5311は、受信装置521が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1802)、字幕情報管理処理部5311は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1803)。保存処理(S1803)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図18のS1802と対応している。図10のS101は図18のS1811と対応している。また、ここでは、受信装置付き機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0107】
テレビにおいて、受信装置管理処理部256は、常時起動している受信装置231に番組データを受信させる(S1804)。次に字幕情報管理処理部2511は、受信装置231が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1805)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1806)。保存処理(S1806)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図18のS1805と対応している。図10のS101は図18のS1807またはS1808と対応している。S1806で保存処理が終了後、テレビにおいて、字幕情報抽出処理(S1807)と受信装置付き機器の接続確認処理(S1808)が並行して実行される。ここでは字幕情報表示処理(S1807)より説明する。
【0108】
テレビにおいて、保存処理が終了後、字幕情報管理処理部2511は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1807)。字幕情報抽出処理は図11のS1106を除いたものと同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図18のS1806と対応しており、図11のS111が図18のテレビの処理の終了と対応している。
【0109】
同時にテレビにおいて、接続確認管理処理部257が、周囲に接続できる受信装置機器があるか否かを調べる(S1808)。接続できる受信装置付き機器がない場合(S1809のNo)、テレビは図13のS1304の処理へ進み、以後テレビは図13と同様の処理が進む。接続できる受信装置付き機器がある場合(S1809のYes)、情報要求管理処理部254が受信装置付き機器に字幕情報を要求する(S1810)。
【0110】
受信装置付き機器において、テレビから字幕情報の要求を受けると、字幕情報管理処理部5311が字幕情報管理データベース5331を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1811)。字幕情報を送信後、字幕情報管理処理部5311は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1812)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図18のS1803と対応しており、図11のS111が図18の受信装置付き機器の処理の終了と対応している。また、ここでは受信装置付き機器の処理であるため、受信装置管理処理部532が、受信機能集合装置52を管理し、未起動の受信装置は受信装置522、523であり、字幕管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0111】
次にテレビにおいて、S1811にて受信装置付き機器から字幕情報を受け取った後、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1813)。保存処理(S1813)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。ただし、図10のS100は図18のS1809と対応しており、図10のS101は図18のS1814と対応している。
【0112】
テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511は、S1813で保存した字幕情報を出力装置24へ出力し、例えばテレビ自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S1814)。続いて、字幕情報管理処理部2511は、全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取ったか否かを確認する(S1815)。全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取らなかった場合(S1815のNo)、保存処理(S1813)からS1815までの処理が繰り返される。受け取った場合(S1815のYes)、処理を終了する。
【0113】
S1810以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、テレビに表示される字幕情報は5秒に1回更新される。
尚、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511、字幕情報管理処理部5311、字幕情報管理データベース2531、字幕情報管理データベース5331が、それぞれテロップ情報管理処理部2512、テロップ情報管理処理部5312、テロップ情報管理データベース2532、字幕情報管理データベース5332と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0114】
また、本実施例では、受信機能集合装置23が常時起動している受信装置231を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置23が未起動の受信装置232、233を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
尚、本実施例では、受信機能集合装置53が常時起動している受信装置521を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置53が未起動の受信装置522、523を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0115】
本実施形態によれば、受信装置付き機器はテレビへ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能を持つ。受信装置付き機器はテレビから字幕情報を要求された場合、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報をテレビへ送信し、テレビはまず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を表示する。そのため、テレビ利用者は情報要求後、字幕情報表示時間相当を待つだけで字幕情報を確認することができる。また、テレビは字幕情報を表示後、続けて受信装置付き機器から取得し保存した字幕情報を表示できるため、複数番組の字幕情報を実施例4と比べてより早く表示できる。
【0116】
また、受信装置付き機器はテレビへ字幕情報を送信後、別の受信装置を起動させ、字幕情報を取得する度にテレビへ送信し、テレビは字幕情報を表示後、別の受信装置を起動させ、字幕情報を取得するたびに表示する。そのため、テレビは2種類の機器から字幕情報を取得できるため、複数番組の字幕情報を実施例4と比べてより早く取得可能となる。さらに、テレビ利用者は常に何らかの字幕情報を閲覧可能となるため、情報確認までの待ち時間を気にすることなく、字幕情報を確認できる。
また、テレビは、受信装置付き機器に対する字幕情報要求を5秒に1回繰り返し実施し、受信装置付き機器はテレビからの要求に応じて字幕情報を送信するため、テレビ利用者は番組の進行に合わせて複数番組の字幕情報を確認することができる。
【実施例6】
【0117】
以下、本実施例におけるテレビと受信装置付き機器が字幕情報を取得し、番組情報表示機器が字幕情報を表示するまでの処理シーケンスを図19に基づいて説明する。本実施例の構成は図4に示した通りである。
【0118】
受信装置付き機器において、受信装置管理処理部532は、常時起動している受信装置521に番組データを受信させる(S1901)。次に字幕情報管理処理部5311は、受信装置521が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1902)、字幕情報管理処理部5311は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1903)。保存処理(S1903)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図19のS1902と対応している。図10のS101は図19のS1914と対応している。また、ここでは、受信装置付き機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0119】
テレビにおいて、受信装置管理処理部256は、常時起動している受信装置231に番組データを受信させる(S1904)。次に字幕情報管理処理部2511は、受信装置231が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S1905)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1906)。保存処理(S1906)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図11のS1905と対応している。図10のS101は図11のS1909またはS1911と対応している。
【0120】
次に番組情報表示機器において、情報要求管理処理部344がテレビへ字幕情報を要求する(S1907)。テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1908)。S1908で字幕情報送信処理が終了後、テレビにおいて、字幕情報抽出処理(S1909)と受信装置付き機器の接続確認処理(S1910)が並行して実行される。ここでは字幕情報表示処理(S1909)より説明する。
【0121】
テレビにおいて、S1906にて保存処理が終了すると、字幕情報管理処理部2511は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1909)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図19のS1903と対応しており、図11のS111が図19のテレビの処理の終了と対応している。
【0122】
同時に、テレビにおいて、接続確認管理処理部257が、周囲に接続できる受信装置機器があるか否かを調べる(S1910)。接続できる受信装置付き機器がない場合(S1910のNo)、S1909の処理に進む。接続できる受信装置付き機器がある場合(S1911のYes)、情報要求管理処理部254が受信装置付き機器に字幕情報を要求する(S1912)。
【0123】
受信装置付き機器において、テレビから字幕情報の要求を受けると、字幕情報管理処理部5311が字幕情報管理データベース5331を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1913)。字幕情報を送信後、字幕情報管理処理部5311は字幕情報を抽出する処理へ進む(S1914)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図19のS1903と対応しており、図11のS111が図19の受信装置付き機器の処理の終了と対応している。また、ここでは受信装置付き機器の処理であるため、受信装置管理処理部532が、受信機能集合装置52を管理し、未起動の受信装置は受信装置522、523であり、字幕管理処理部5311が処理を実行し、字幕情報管理データベース5331に字幕情報が保存される。
【0124】
次にテレビにおいて、S1913にて受信装置付き機器から字幕情報を受け取った後、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S1915)。保存処理(S1915)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。ただし、図10のS100は図19のS1911と対応しており、図10のS101は図19のS1916と対応している。
【0125】
テレビにおいて、S1915の処理が終了後、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S1916)。
続けて、テレビにおいて、接続確認管理処理部257が、S1910で確認した全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取ったか否かを判断する(S1917)。全ての受信装置付き機器から字幕情報を受け取っていない場合(S1917のNo)、S1915直後の処理を繰り返す。受け取った場合(S1917のYes)、処理を終了する。
【0126】
番組情報表示機器において、テレビから字幕情報を受け取ると、字幕情報管理処理部5311は、取得した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S1918)。
保存処理(S1918)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図19の番組情報表示機器の処理開始と対応している。図10のS101は図19のS1919と対応している。また、ここでは、番組情報表示機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部3411が処理を実行し、字幕情報管理データベース3431に字幕情報が保存される。
【0127】
番組情報表示機器において、保存処理が終了すると、字幕情報管理処理部3411は、S1918で保存した字幕情報を出力装置33へ出力する(S1919)。続いて、字幕情報管理処理部3411は、テレビから字幕情報が新たに届いたか否かを確認する(S1920)。届いた場合(S1920のYes)、保存処理(S1918)からS1920までの処理が繰り返される。届いていない場合(S1920のNo)、処理を終了する。S1907以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、番組情報表示機器に表示される字幕情報は5秒に1回更新される。
【0128】
尚、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511、字幕情報管理処理部5311、字幕情報管理データベース2531、字幕情報管理データベース5331が、それぞれテロップ情報管理処理部2512、テロップ情報管理処理部5312、テロップ情報管理データベース2532、字幕情報管理データベース5332と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0129】
また、本実施例では、受信機能集合装置23が常時起動している受信装置231を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置23が未起動の受信装置232、233を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0130】
尚、本実施例では、受信機能集合装置53が常時起動している受信装置521を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置53が未起動の受信装置522、523を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0131】
本実施形態によれば、受信装置付き機器はテレビへ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、テレビは複数番組の字幕情報を取得する機能および番組情報表示機器へ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、番組情報表示機器は複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持つ。テレビは、番組情報表示機器から文字情報を要求された場合、まず常時起動している受信装置から取得し保存した字幕情報を優先的に送信するため、番組情報表示機器利用者は情報要求後、字幕情報の送信時間相当を待つだけで字幕情報を確認することができる。また、テレビは、字幕情報を送信後、別の受信装置を起動させて字幕情報を取得するとともに、周辺の受信装置付き機器へ字幕情報を要求し取得できるため、複数番組の字幕情報を実施例3と比べてより早く表示できる。また、字幕情報を取得する度に番組情報表示機器へ送信するため、番組情報表示機器利用者は常に何らかの字幕情報を閲覧可能となるので、情報確認までの待ち時間を気にすることなく、字幕情報を確認できる。
また、番組情報表示機器は、テレビに対する字幕情報要求を5秒に1回繰り返し実施し、テレビは番組情報表示機器からの要求に応じて字幕情報を送信するため、番組情報表示機器利用者は番組の進行に合わせて複数番組の字幕情報を確認することができる。
【実施例7】
【0132】
以下、本実施例におけるテレビが字幕情報の取得を停止しているとき、取得済みの字幕情報を番組情報表示機器に送信し、番組情報表示機器が受信した字幕情報を表示するまでの処理シーケンスを図20に基づいて説明する。本実施例の構成は図1に示した通りである。
番組情報表示機器において、情報要求管理処理部344がテレビへ字幕情報を要求する(S2001)。テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、字幕情報の有無を確認し、状況通知管理処理部252へ通知する(S2002)。状況通知管理処理部252は、字幕情報の有無を番組情報表示機器へ通知する(S2003)。字幕情報がない場合(S2002のNo)、番組情報表示機器へ通知後処理を終了する。字幕情報がある場合(S2002のYes)、番組情報表示機器へ通知後処理を継続する。
【0133】
番組情報表示機器において、状況受付管理処理部342はテレビから通知を受けると、受け取った通知内容に基づいて、テレビが字幕情報を持っているかを判定する(S2004)。テレビが字幕情報を持っていない場合(S2004のNo)、処理を終了する。テレビが字幕情報を持っている場合(S2004のYes)、字幕情報管理処理部351はテレビから字幕情報が送られた後保存処理へ進む(S2007)。
【0134】
テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器へ送信する(S2005)。続けて字幕情報管理処理部2511は、字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報の有無を確認する(S2006)。表示/送信状況が未完である字幕情報がある場合(S2006のYes)、S2006の処理が繰り返される。表示/送信状況が未完である字幕情報がない場合(S2006のYes)、処理を終了する。
【0135】
続けて、番組情報表示機器において、S2005にてテレビから字幕情報を受け取った後、字幕情報管理処理部5311は、取得した字幕情報を字幕情報管理データベース5331に保存する処理へ進む(S2007)。
保存処理(S2007)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図20のS2004と対応している。図10のS101は図20のS2008と対応している。また、ここでは、番組情報表示機器の保存処理であるため、字幕情報管理処理部3411が処理を実行し、字幕情報管理データベース3431に字幕情報が保存される。
【0136】
番組情報表示機器において、保存処理が終了すると、字幕情報管理処理部3411は、S2007で保存した字幕情報を出力装置33へ出力し、例えば番組情報表示機器自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S2008)。続いて、字幕情報管理処理部3411は、テレビから字幕情報が新たに届いたか否かを確認する(S2009)。届いた場合(S2009のYes)、保存処理(S2007)からS2009までの処理が繰り返される。届いていない場合(S2009のNo)、処理を終了する。
【0137】
図21は、字幕情報を取得した番組情報表示機器の画面構成例である。図では011から061までの放送局の字幕情報のみが表示されているが、スクロールさせることで他の放送局の字幕情報も表示可能である。本実施例ではテレビが取得済みの過去の字幕情報を表示するため、「過去」が強調表示されている。
【0138】
尚、本実施例のテレビは、事前に字幕情報を保存済みであるのでアンテナと接続されていなくてもよい。
また、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511がテロップ情報管理処理部2512と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0139】
本実施形態によれば、テレビは番組情報表示機器へ複数番組の字幕情報を送信する機能を持ち、番組情報表示機器は複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持つ。テレビは、番組情報表示機器から文字情報を要求された場合、放映済み番組の字幕情報を取得済みであれば、番組情報表示機器へ送信するため、番組情報表示機器利用者は、放映済み番組の字幕情報であっても確認することができる。
【実施例8】
【0140】
以下、本実施例におけるテレビが字幕情報の取得を停止しているとき、取得済みの字幕情報をテレビに表示するまでの処理シーケンスを図22に基づいて説明する。本実施例の構成は図7に示した通りである。
【0141】
テレビにおいて、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、字幕情報の有無を確認する(S2201)。字幕情報がない場合(S2201のNo)、処理を終了する。字幕情報がある場合(S2201のYes)、字幕情報管理処理部2511は、字幕情報を出力装置24へ出力する(S2202)。続いて、字幕情報管理処理部2511は、未表示の字幕情報があるか否かを確認する(S2203)。未表示の字幕情報がある場合(S2203のYes)、S2202からS2203までの処理が繰り返される。未表示の字幕情報がない場合(S2203のNo)、処理を終了する。
【0142】
図23は、字幕情報を表示したテレビの画面構成例である。図では011から061までの放送局の字幕情報のみが表示されているが、スクロールさせることで他の放送局の字幕情報も表示可能である。本実施例ではテレビが取得済みの過去の字幕情報を表示するため、「過去」が強調表示されている。
【0143】
図24は、図23と同じく字幕情報を取得したテレビの画面構成例である。動画表示領域を大きくとることで番組視聴の利便性により配慮した構成であるが、図23の説明と同じくスクロールで他の放送局の字幕情報も表示可能である。そのため、図23でも図24の画面構成であっても本発明の効果は変わらない。
【0144】
尚、本実施例では文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、使用する文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報管理処理部2511がテロップ情報管理処理部2512と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
本実施形態によれば、テレビは複数番組の字幕情報を保存し、表示する機能を持つ。テレビは、放映済み番組の字幕情報を取得済みであれば、表示するため、テレビ利用者は、放映済み番組の字幕情報であっても確認することができる。
【実施例9】
【0145】
以下、本実施例におけるテレビが字幕情報を取得し、番組情報表示機器(データベースなし)に送信し、番組情報表示機器(データベースなし)が受信した字幕情報を表示するまでの処理シーケンスについて、図26を用いて説明する。本実施例の構成は図1に示した通りである。また本実施例における番組情報表示機器(データベースなし)の概略構成は、先に図25で示した通りである。
【0146】
テレビにおいて、受信装置管理処理部256は、常時起動している受信装置231に番組データを受信させる(S2601)。次に字幕情報管理処理部2511は、受信装置231が受信したデジタル番組データから字幕情報を抽出し(S2602)、字幕情報管理処理部2511は、抽出した字幕情報を字幕情報管理データベース2531に保存する処理へ進む(S2603)。保存処理(S2603)の詳細については図10と同様であるため説明を省略する。図10のS100は図26のS2602と対応している。図10のS101は図26のS2609と対応している。
【0147】
次に、番組情報表示機器(データベースなし)において、情報要求管理処理部344がテレビへ字幕情報を要求する(S2604)。テレビにおいて、接続要求受付管理処理部255は、番組情報表示機器(データベースなし)から字幕情報の要求を受けると字幕情報管理処理部2511へ通知し、字幕情報管理処理部2511が字幕情報管理データベース2531を参照して、表示/送信状況が未完である字幕情報を番組情報表示機器(データベースなし)へ送信する(S2605)。番組情報表示機器(データベースなし)において、字幕情報表示処理部250411が字幕情報を受信して、出力装置2503へ出力し、例えば番組情報表示機器(データベースなし)自身が有する表示部に字幕情報を表示する(S2606)。続いて、字幕情報表示処理部250411は、テレビから字幕情報が新たに届いたか否かを確認する(S2607)。届いた場合(S2607のYes)、S2606からS2607までの処理が繰り返される。届いていない場合(S2607のNo)、処理を終了する。
【0148】
テレビにおいて、S2603が終了すると、受信装置232、233から字幕情報を抽出する処理へ進む(S2608)。字幕情報抽出処理は図11と同様であるため説明を省略する。ただし、図11のS110が図26のS2603と対応しており、図11のS111が図26のテレビの処理の終了と対応している。S2604以降の処理は5秒に1回繰り返し実施され、番組情報表示機器(データベースなし)に表示される字幕情報は5秒に1回更新される。
【0149】
尚、画面構成例は図10と同様で良い。
また、本実施例では、文字情報の例として、字幕情報を用いて説明したが、文字情報はテロップ情報であってもよい。その場合は、字幕情報表示処理部250411がテロップ情報管理処理部250412と置き換わり処理が実行され、扱う文字情報は字幕情報からテロップ情報となる。
【0150】
尚、本実施例では、受信機能集合装置23が常時起動している受信装置231を有している場合を用いて説明したが、常時起動している受信装置はいくつあってもよい。
また、本実施例では、受信機能集合装置23が未起動の受信装置232、233を有している場合を用いて説明したが、未起動の受信装置はいくつあってもよい。
【0151】
本実施形態によれば、得られる効果は実施例1に記載したものと同様であるが、さらに、番組情報表示機器がデータベースを持たない場合であっても、複数番組の番組情報を表示できる。そのため、番組情報表示機器を開発する際、図3で示した構成で開発するよりもより安価に開発することができる。
また、実施例3、実施例6、実施例7について、番組情報表示機器(データベースなし)を適用した場合も本発明の効果は変わらない。その際は、図16のS1613、図19のS1918、図20のS2007の処理が省略される。また、図20のS2004において、状況受付管理処理部341が状況受付管理処理部25042と置き換わり処理が実行される。
【0152】
本発明は、これまで述べた実施形態に限定されるものではない。例えば機器のブロック図やフロー図において、様々な変更を施した例を考えることができるが、いずれも本発明の範疇にある。
【符号の説明】
【0153】
21:通信装置、22:入力装置、23:受信機能集合装置、24:出力装置、25:記録装置、26:制御装置、31:通信装置、32:入力装置、33:出力装置、34:記録装置、35:制御装置、51:通信装置、52:受信機能集合装置、53:記録装置、54:制御装置、2501:通信装置、2502:入力装置、2503:出力装置、2504:記録装置、2505:制御装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う番組情報送信機器であって、
前記文字情報を伴う番組を受信する受信装置と、
前記受信装置が受信した番組データを管理する受信装置管理処理部と、
前記受信装置管理処理部が管理する番組データから文字情報を抽出して管理する文字情報管理処理部と、
前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、
前記ネットワークに接続された他の機器からの文字情報取得要求を管理する接続要求受付管理処理部と、
前記接続要求受付管理処理部が前記文字情報取得要求を受信した場合には前記文字情報管理データベースに保存された複数の番組の文字情報を前記ネットワークに接続された他の機器へ送信する通信装置と、
前記文字情報を表示する表示部
を有することを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項2】
請求項1に記載の番組情報送信機器において、前記受信装置は前記受信装置管理処理部より個別に管理される複数の受信装置を含むことを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項3】
請求項1に記載の番組情報送信機器において、
前記ネットワークに接続された他の機器から前記文字情報を取得可能であるか否かを判断する接続確認管理処理部と、
前記ネットワークに接続された他の機器に対して文字情報を繰り返し要求して取得する情報要求管理処理部
を有することを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項4】
請求項1に記載の番組情報送信機器において、前記文字情報は、前記受信装置が受信した電子番組表ガイドに含まれる番組情報、番組に含まれる字幕情報、番組に含まれるテロップのうちの少なくも一つであることを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項5】
請求項1に記載の番組情報送信機器において、
前記ネットワークに接続された他の機器に対して前記番組の文字情報の保持状況を通知する状況通知管理処理部を備え、
前記接続要求受付管理処理部が前記他の機器から放映済み番組の文字情報取得要求を受信した場合には、前記文字情報管理処理部は前記放映済み番組の文字情報を保持しているか否かを確認し、前記放映済み番組の文字情報を保持している場合には、前記状況通知管理処理部は、前記他の機器に対して前記放映済み番組の文字情報を送信することを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項6】
請求項1に記載の番組情報送信機器において、前記ネットワークを介して接続された他の機器は、PC、ゲーム機、情報端末をはじめとする番組情報表示機器、もしくは、PC、ゲーム機、携帯電話、レコーダをはじめとする受信装置付き機器、もしくは請求項1に記載と同様の番組情報送信機器であることを特徴とする番組情報送信機器。
【請求項7】
文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う受信装置付き機器であって、
前記文字情報を伴う番組を受信する受信装置と、
前記受信装置が受信した番組データを管理する受信装置管理処理部と、
前記受信装置管理処理部が管理する番組データから文字情報を抽出して管理する文字情報管理処理部と、
前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、
前記ネットワークに接続された他の機器からの文字情報取得要求を管理する接続要求受付管理処理部と、
前記接続要求受付管理処理部が前記文字情報取得要求を受信した場合には前記文字情報管理データベースに保存された複数の番組の文字情報を前記ネットワークに接続された他の機器へ送信する通信装置
を有することを特徴とする受信装置付き機器。
【請求項8】
請求項7に記載の受信装置付き機器において、前記受信装置は前記受信装置管理処理部より個別に管理される複数の受信装置を含むことを特徴とする受信装置付き機器。
【請求項9】
請求項7に記載の受信装置付き機器において、前記文字情報は、前記受信装置が受信した電子番組表ガイドに含まれる番組情報、番組に含まれる字幕情報、番組に含まれるテロップのうちの少なくも一つであることを特徴とする受信装置付き機器。
【請求項10】
文字情報を伴う番組を受信しネットワークを介して他の機器と通信を行う番組情報表示機器であって、
前記ネットワークに接続された他の機器に対して文字情報を繰り返し要求して取得する情報要求管理処理部と、
前記情報要求管理処理部が取得した文字情報を管理する文字情報管理処理部と、
前記文字情報管理処理部が管理する文字情報を保存する文字情報管理データベースと、
前記文字情報を表示する表示部
を有することを特徴とする番組情報表示機器。
【請求項11】
請求項10に記載の番組情報表示機器において、前記文字情報は、情報要求管理処理部が取得した電子番組表ガイドに含まれる番組情報、番組に含まれる字幕情報、番組に含まれるテロップのうちの少なくも一つであることを特徴とする番組情報表示機器。
【請求項12】
請求項10に記載の番組情報表示機器において、
前記他の機器が保持する前記番組の文字情報の保持状況を確認する状況受付管理処理部を備え、
前記他の機器が放映済み番組の文字情報の保持する場合には、前記情報要求管理処理部は、前記他の機器から前記放映済み番組の文字情報を取得することを特徴とする番組情報表示機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2012−10152(P2012−10152A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−145023(P2010−145023)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】