説明

異なる種類のラベルを容器に貼り付ける装置及び方法

【課題】本発明の目的は、異なるラベルを同時に貼り付けることができるラベル貼付装置を提供することにある。
【解決手段】本発明のラベル貼付装置において、少なくとも2つのラベル貼付機中の各ラベル貼付機は、搬送経路を形成するための搬入用星形ホイールと搬出用星形ホイールを含む。ラベルを貼り付けようとする容器は、制御によって搬送経路の方向に沿って少なくとも2つのラベル貼付機に搬送される。少なくとも2つのラベル貼付機中の各ラベル貼付機は、少なくとも一種のラベルを貼り付ける。少なくとも2つのラベル貼付機は、別々に異なるラベルを貼り付ける。各ラベル貼付機が少なくとも一種のラベルを貼り付けることができる少なくとも2つのラベル貼付機を含むので、異なる種類のラベルを同時に貼り付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に異なる種類のラベルを貼り付ける装置に関する。また、本発明は、容器に異なる種類のラベルを貼り付ける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチック容器にラベルを貼り付ける技術は、従来公知である。ドイツの特許出願であるDE4125579A1号公報には、薄壁の容器にラベルを貼り付ける装置がさらに公開されている。この装置では、容器は、その容器を首襟部でのみぶら下げるための所定の高さの搬送用フォークを有する容器搬送装置と、上部から係合するセンタリングピストンと、によって係合されて固定される。
【0003】
ヨーロッパの特許EP1251074B1号公報のドイツの特許DE60208736T2号公報には、ラベル貼付装置の内に設置して使う容器を係合して搬送する装置がさらに公開されている。この容器搬送装置は、容器の首を係合するユニットを含む。このユニットは、容器の突出したフリンジまたは搬送用リングなどを係合することができるフォーク状である。
【0004】
さらにヨーロッパの特許EP1167213B1号公報のドイツの特許DE60110498T2号公報には、ラベル貼付装置(その装置の上部には、回転式搬送部が設けられている)が公開されている。ラベルを貼られる容器をその開口部(又は上部)及び搬送用リングで掴む追加の係合手段が設けられている。
【0005】
一つの同じ容器に異なるラベルを貼る(例えば、瓶の首にアルミホイルを貼り、瓶の側面には異なるラベルを貼る)必要性に応えるために、多くの種類のラベルが存在している。原理上は、容器にラベルを貼り付けるために用いられる三種類のラベル貼付装置が存在する。
【0006】
容器にラベルを貼り付けるための第一の方法は、容器に接着性ラベルを貼り付けることである。接着性ラベルとしては、さらに多くのラベル貼付方法が存在する。それらは、湿式ラベル、アルミベースラベル、熱接着性ラベル、巻き付けラベル、自動接着性ラベルなどを含む。ヨーロッパの特許EP1412279B11号公報には、瓶、缶などの商品にラベルを貼り付けることができるラベル貼付装置が公開されている。そのラベル貼付装置は、接着性ラベルを用いて商品に異なるラベルを貼り付けた商品を供給するための手段を提供する。ラベルが貼られる商品は、回転式搬送部上で搬送される。その回転式搬送部の周囲では、様々な構造(湿性接着システム、熱接着システム、自動接着性ラベルの供給システムなど)の様々なラベル貼付システムが連結されていてもよい。それぞれのラベル貼付システムは、それぞれの土台を備え、場合によっては少なくとも一つの駆動システムを備える。ここで提案した装置を用いれば、顧客の要求に従って商品に異なる種類のラベル(接着性ラベル)を貼り付けることができる。
【0007】
ラベルを貼り付けるための別の方法は、いわゆる巻き付けラベル(一つのスリーブからなり、その装置のラベルの貼り付けの必要性に応じてエンドレスなスリーブから切り取られる)を用いる方法である。そのスリーブ状のフィルムの切り取られるべき部分(スリーブと呼ばれる)は、そのラベル貼付装置内の容器の周囲に引っ張られる。それらは、このようにして容器を包み込むラベルを構成する。2つの異なる方法がフィルム状のスリーブを用いてラベルを貼り付ける際に用いられる。伸縮性スリーブ法の場合、伸縮性フィルムのラベルは容器の上に滑り出され、一旦その容器上に滑り出させるために用いられたフィルムの機械的な伸展が解除されると、そのフィルムはその容器の外形に接着させられる。他方で収縮スリーブ法では、フィルムは最初は容器に緩んだ状態で接触させられ、その後加熱処理の効果によってその容器の外形に正確に合うように収縮させられる。この加熱処理の効果は、通常は収縮トンネルという装置で達成される。
【0008】
ヨーロッパの特許EP1164082B1号公報には、容器上にラベルのスリーブを滑り出させる装置が公開されている。ラベルを貼り付けようとする容器は、昔は開口部を有するスライダーと呼ばれた回転式搬送部上で搬送される。ラベルがその開口部を有するスライダーによって容器上に滑り出されている間、その容器は(特に底部に近い)側面を支えられている。そのラベルはそのときいわゆるスリーブとしてその容器に緩く接触させられている。その下流工程の収縮トンネルでは、そのラベルはラベルを貼り付けようとする容器に密着させられる。
【0009】
ヨーロッパの特許EP1091877B1号公報には、ラベルのスリーブを物体の上に接着させる方法と装置が公開されている。ラベルを貼り付けようとする容器は、回転テーブルの上のラベル貼付台の上に搬送される。それぞれのラベルのスリーブは、切断装置によってエンドレスなスリーブから切り取られる。ラベルのスリーブは、伸張のための顎のような形のユニットによって先端で捕まえられ、軸方向にラベルを貼り付けようとする物体の上に滑り出される。一旦その伸張のための顎のような形のユニットがそのラベルを離すと、そのラベルは緩んでラベルを貼り付けようとする物体に密着する。このラベル貼付方法は、伸張スリーブ法として知られている。
【0010】
ヨーロッパの特許EP1645514B1号公報には、巻き付けラベルを貼り付けた容器を製造するための方法と装置が公開されている。巻き付けラベルは、曲げにくい材料(例えば、紙板など)からなる先端及び後端を有する。このラベル貼付方法では、ラベル材料は、その先端からラベルを貼り付けようとする容器の側面に接着され、少なくとも一時的にそれに接着させられる。次に、そのラベルは、容器の周囲を取り囲むように巻き付けられ、後端が隣接した先端に接着される。そのラベル貼付工程では、その容器は、回転搬送装置によってそれぞれのラベル貼付台又はラベル貼付装置の上に搬送される。ラベル貼付装置の中から外に出た後に、そのラベルが貼り付けられた容器は、UVトンネルの中を通過する。そのUVトンネルの中では、UV照射への暴露によって加熱接着剤の強力な架橋及び硬化が発生している。
【0011】
ヨーロッパの特許出願EP1634817A2号公報には、商品にラベルを貼り付ける装置が公開されている。その商品は、内側半径方向に成形された容器であり、ラベルによって被覆される。その商品は巻き付けラベルを貼り付けられ、そのラベル材料は収縮性である。そのために、そのラベル材料の先端がその物体に接着される。一旦ラベルの貼り付けが完了すると、そのラベル材料の後端は先端に隣接する。ラベル貼付装置から外にでた後に、ラベルが貼り付けられた容器はUVトンネルの中を通過する。そのUVトンネルの中では加熱接着剤を塗布した箇所の硬化又は架橋が実施される。その後、その容器は収縮トンネルの中を通過する。その収縮トンネルの中では、ラベル材料が容器に密着する。
【0012】
ドイツの特許出願DE4125472A1号公報には、容器に巻き付けラベルを貼り付けることが公開されている。連続工程では、シール可能な材料がロール型の供給部から取り出され、それぞれのラベルは分離されて先端から容器に運搬され、先端領域にある少なくとも一つの狭い接着区域で接着され、容器の回転によって容器の周りに巻き付けられる。その後、ラベルの後端をラベルの先端に接着させることによって連結させる。
【0013】
ドイツの特許出願DE102005044621A1号公報には、リサイクル容器(特にオリジナルのボトラーによって充填され、シールされ、ラベルを貼り付けられて市場で販売されるビール瓶)を回収して再度使う方法が公開されている。再利用可能な空瓶は、別のボトラーによって洗浄されてラベルが除去され、この2番目のボトラーによって再充填されて別のラベルを再度貼付されて、オリジナルのボトラーが誰かを隠される。しかし、そのラベルは接着剤で接着されているので、この2番目のラベルは洗浄して除去することができる。
【0014】
ドイツの特許出願DE3923670A1号公報には、瓶に栓をふさぐ装置が公開されている。この栓は、鋼線によって瓶に固定されている。この装置は、4つの回転テーブルを含む。この瓶と栓は、コンベヤーと星形ホイールによって回転テーブルに搬入及び搬出される。
【0015】
アメリカの特許4,388,143号公報には、長状ラベルを容器の蓋に貼り付ける方法と装置が公開されている。ドイツの特許出願DE2636516A1号公報には2つの包装装置及び下流工程の瓶搬送装置に連結した瓶詰め装置が公開されている。
【0016】
アメリカの特許6,098,381号公報には、ブロワー式の遮熱装置が公開されている。この遮熱装置は、熱源と複数の容器との間に設置されて、ユニットと容器との間の熱伝導を防ぐ。その熱源は熱風の換気扇である。このブロワーによって熱風の換気扇と容器との間にエアカーテンが形成されている。
【0017】
ドイツの実用新案DE9306132号公報には、搬出用星形ホイールを含む瓶搬送装置が公開されている。異なる2つのコンベヤーが星形ホイールから伸びている。
【0018】
アメリカの特許6,058,985号公報には、搬入及び搬出のための星形ホイールと対応する瓶のガイドレールを有する瓶搬送装置のためのセットアップ台又はコンベヤーシステムが公開されている。各星形ホイールの駆動装置は、各星形ホイールと一定の距離があるように星形ホイールの下に形成されている。この駆動装置及び関連する駆動軸は、瓶の搬送線まで伸長されるフード又はカバーで覆われている。
【0019】
上述する従来のラベル貼付装置は、異なる種類のラベル(例えば、接着性ラベル、収縮ラベルなど)を同時に貼り付けることができない。従来技術では、様々な種類のラベル貼付装置は、接着性ラベルしか貼り付けられない。その場合、1つのラベル貼付機を使って各種の接着性ラベルを貼り付けることができる。また、複数の貼付台は、1つの回転式搬送装置に繋がれており、その回転式搬送装置はラベルを貼り付けようとする容器を貼付台の上に送る。さらに、伸張性スリーブラベル又は収縮性スリーブラベルには、異なるラベル貼付装置を用いる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】ドイツの特許出願DE4125579A1号公報
【特許文献2】ヨーロッパの特許EP1251074B1号公報
【特許文献3】ヨーロッパの特許EP1167213B1号公報のドイツの特許DE60110498T2号公報
【特許文献4】ヨーロッパの特許EP1164082B1号公報
【特許文献5】ヨーロッパの特許EP1091877B1号公報
【特許文献6】ヨーロッパの特許EP1645514B1号公報
【特許文献7】ヨーロッパの特許出願EP1634817A2号公報
【特許文献8】ドイツの特許出願DE4125472A1号公報
【特許文献9】ドイツの特許出願DE102005044621A1号公報
【特許文献10】ドイツの特許出願DE3923670A1号公報
【特許文献11】アメリカの特許4,388,143号公報
【特許文献12】アメリカの特許6,098,381号公報
【特許文献13】ドイツの実用新案DE9306132号公報
【特許文献14】アメリカの特許6,058,985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明の目的は、機械設備を入れ替えることなしに異なる種類のラベルを同時に商品に貼り付けることができるラベル貼付装置とその方法を提供することにある。異なる種類のラベルは自由に管理することが可能であるべきである。
本発明の別の目的は、操業停止時間及び機械設備を入れ替える必要なしに異なる種類のラベルを装置内の商品に貼り付けることができる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0022】
上記課題を解決するために本発明では、請求項1のラベル貼付装置を提供する。
上記課題を解決するために本発明では、請求項16の方法を提供する。
【0023】
異なる種類のラベルを容器に貼り付けるラベル貼付装置においては、少なくとも2つのラベル貼付機中の各ラベル貼付機を備える。このラベル貼付機は、回転搬送台タイプのものである。これらの2つのラベル貼付機のそれぞれに対して、容器搬送経路を形成するための搬入用星形ホイールと搬出用星形ホイールが対応して設けられている。ラベルを貼り付けようとする容器は、その前搬送経路の方向に沿って少なくとも2つのラベル貼付機に制御しながら搬送され得る。少なくとも一種のラベルは、これらの少なくとも2つのラベル貼付機中のいずれにおいても取り扱い可能である。これらの少なくとも2つのラベル貼付機で取り扱われるラベルの種類は、互いに異なっている。
【0024】
この容器搬送経路は、ラベルを貼り付けようとする容器をラベル貼付機に誘導する。そのため、例えば、異なる種類の接着性ラベルが第一のラベル貼付機で取り扱われることが可能である。また、第一のラベル貼付機を用いてラベルを貼り付けようとする容器にラベルを直接印刷することが可能であるとも考えられる。そのため、第2の又はさらなる別のラベル貼付機において、スリーブ状のラベルを取り扱うことが可能である。例えば、これらは収縮性のスリーブ状のラベル及び/又は伸張性のスリーブ状のラベルであってもよい。
【0025】
好ましい実施形態において、この装置は、第一のラベル貼付機及び第二のラベル貼付機を備える。この第一のラベル貼付機に対しては、少なくとも一つの接着性ラベルのためのユニット及び/又は一つの容器にラベルを直接印刷するためのユニットが連結されていてもよい。この第二のラベル貼付機は、容器にスリーブ状のラベルを接着させるためのユニットである。
【0026】
第二のラベル貼付機を用いて十分な量の容器を取り扱うために、第二のラベル貼付機は、第一の回転搬送台及び第二の回転搬送台を有する。これらはいずれもスリーブ状のラベルを容器に接着するための構造を有している。
【0027】
この第一の回転搬送台及び第二の回転搬送台は、伸張性のスリーブ状のラベル及び収縮性のスリーブ状のラベルを接着することができる構造を有していてもよい。また、これらの2つの回転搬送台のうちの一つのみが伸張性のスリーブ状のラベルを取り扱い、第二のラベル貼付装置の他の回転搬送台のみが収縮性のスリーブ状のラベルを取り扱うことも考えられる。
【0028】
この装置は制御システムを備える。この制御システムによって各容器が任意の経路で少なくとも2つのラベル貼付機に搬送して対応するラベルを接着させてもよい。この制御システムは、他のシステムの中でも、この装置の能力を効果的に活用することを可能にする。そのため、例えば、第一の容器は、第一のラベル貼付機によってラベルを貼り付けられてもてよい。一方、第二の容器(おそらく異なる種類のラベルが貼付けられる)は、第二の又はさらに別のラベル貼付機に方向転換され、異なる種類のラベルが供給される。
【0029】
原理上は、3種類のラベル(すなわち、接着性ラベル、伸張性のスリーブ状のラベル、及び収縮性のスリーブ状のラベル)が存在しうる。本発明の好ましい実施形態においては、本発明の装置における第一のラベル貼付機は、大きく異なるデザインの接着性ラベルを取り扱うためのユニットを有する。この接着性ラベルは巻き付けラベルであってもよい。さらに、この第一のラベル貼付機は、容器にラベルを直接印刷するためのユニットに連結されていてもよい。さらに、このラベル印刷装置は、容器を整列させるためのユニットを有する。これらの容器(好ましくは瓶)は、その瓶の底部又は底部側面の領域における外形又は極大部に基づいて整列される。
【0030】
そのため、絶え間ない容器の流れの中で任意の種類のラベルを容器に接着させることが顧客にとって可能である。そのため、異なる種類のラベルを貼り付けようとする容器が容器の搬送ラインから除去されて、異なる種類のラベルを接着させるために別のラベル貼付機に搬送されることは必要ではない。多くの場合には、この問題は、異なる種類のラベルを接着させることのできるさらに別のラベル貼付機を設けることで解決される。そして、その後、容器が絶え間ない流れとして供給され、搬入される容器の流れに含まれるすべての容器には、同じラベルが貼り付けられる。
【0031】
本発明によれば、第二のラベル貼付機は、このように容器の周囲にスリーブ状のラベルを接着させるユニットを有する。また、第三のラベル貼付機は、容器の周囲に収縮性のスリーブ状のラベルを接着させるユニットを有する。
【0032】
この装置は、2つ又は3つのラベル貼付機のみに限定される必要がないことが明らかである。この技術分野の当業者にとっては、例えば、2つのラベル貼付機が設けられ、それらのうちの一つが伸張性のスリーブ状のラベルを取り扱い、さらに別のラベル貼付装置が収縮性のスリーブ状のラベルを取り扱うことは自明である。また、接着性ラベルのためのラベル貼付機が設置され、様々な種類の接着性ラベルのための必要なユニットがそのラベル貼付機に連結される。容器にラベルを貼り付けるための装置の最終的な構造は、顧客の要求に基づいて決定される。仮に例えば接着性ラベルを貼り付けようとする多くの容器を含む搬入される容器の流れの中に顧客がいる場合には、その顧客は接着性ラベルを取り扱うための1つ以上のラベル貼付機を設けると思われる。また、すでに言及したことではあるが、顧客によって供給される場合及びその要求が搬入される容器の流れの中の多くの容器が収縮性のスリーブ状のラベルを貼り付けられるようにすることである場合には、幾つかのラベル貼付機が収縮性のスリーブ状のラベルを取り扱うために設けられるようにその装置は設計されているとも考えられる。
【0033】
特に、その装置内における容器の搬送経路は、容器が同じ高さの装置内で搬送されるようにされている。その装置内において、容器の搬送経路の少なくとも一部の領域における容器は、首の部分で掴んで操作できるようになっている。この首の部分で容器を掴んで操作することは、好ましくはからの容器にラベルを貼り付ける際に行われる。このときも、搬送は同じ高さで行われる。
【0034】
この装置の搬出コンベヤーでは、硬化のためのユニット及び/又はフィルム収縮用のユニットが設けられる。この硬化のためのユニットはUVトンネルであってもよく、このフィルム収縮ユニットは収縮トンネルであってもよい。このUVトンネルは、実質的には加熱接着剤の架橋及び硬化のために設けられる。この収縮トンネルは、収縮性のスリーブ状のラベル又は巻き付き接着ラベルを容器上で収縮させるために設置されており、このようにしてラベルを貼り付けようとする容器の外形にラベルを合わせて接着させる。
【0035】
空の容器にラベルを貼り付ける際及び容器を首の部分で掴んで操作する際には、このフィルム収縮のためのユニットは収縮用回転搬送台である。
【0036】
本発明によれば、異なる種類のラベルを容器に貼り付けるための方法が提供される。この方法では、制御システムが容器にラベルを貼り付けるために装置を制御して、ラベルを貼り付けようとする容器が接着されるラベルの種類に応じて少なくとも2つのラベル貼付機に供給されるようにする。少なくとも2つのラベル貼付機のいずれも、少なくとも一種のラベルを取り扱う。少なくとも2つのラベル貼付機で取り扱われるラベルの種類はお互いに異なっている。そのため、例えば第一のラベル貼付機ではある種類の接着性ラベルが取り扱われてもよく、第二の又はさらに別のラベル貼付機ではスリーブ状のラベルが取り扱われてもよい。搬入用星形ホイールによって容器は少なくとも2つのラベル貼付機のそれぞれに制御されながら搬送される。
【0037】
この装置内では搬入用星形ホイールによって容器は制御を受け、容器が少なくとも2つのラベル貼付システムのうちの一つに(例えば、第一のラベル貼付機で接着されるラベルの種類とは異なる種類のラベルを接着するために第二のラベル貼付機に)直接に搬送されるようにする。
【0038】
このようにして、制御可能な搬入用星形ホイールは、第一のラベル貼付機の前方で容器搬送経路内に設けられる。容器搬送経路内の容器は、制御可能な搬入用星形ホイールによって容器搬送経路に沿って直接的に選択されたラベル貼付装置(例えば、第二のラベル貼付機)に向けて移動されてもよい。第二のラベル貼付機では、その後、ある種類のラベル(第一のラベル貼付機において接着されるラベルの種類とは異なる)が容器に接着される。第二のラベル貼付機に容器を直接供給することは有利である。なぜなら、この方法によれば、第一のラベル貼付機によってラベルを貼り付ける必要のない容器は第一のラベル貼付機の中を通ることがなく、少なくとも第二の別のラベル貼付機に直接供給されて、第一のラベル貼付機においてスペースが必要ないために、この装置の有効性が減少することがないからである。
【0039】
また、容器(特に瓶)を整列、日付刻印、及び/又は検査するためのユニットは、この装置を構成する複数のラベル貼付機に対応してもよい。この装置で同時に取り扱うことができる可能性のある種類のラベルは、伸縮性のスリーブ状のラベル、収縮性のスリーブ状のラベル、加熱接着剤付きの巻き付けラベル、収縮性かつUV硬化性の接着剤で容器に接着される巻き付けラベル、自動接着性ラベル、並びに巻き付け式のスリーブ状の自動接着性ラベルである。本発明の装置は、容器にラベルを貼り付けるための装置の構想を提供することを可能にする。その構想によって、もしも必要であれば、任意の種類のラベルを取り扱うことが可能になる。その中では、充填された又は空の容器にラベルを接着することができる。そのため、顧客は(例えば、マーケティングの変更、ラベルのレイアウト、ラベル・接着剤などの価格の上昇のような)市場のすべての要求に応えることが可能になる。本発明の装置によれば、この装置内に設けられているラベル貼付装置が、異なる構成の容器に適用するように迅速かつ容易に構成を切り替えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第一実施形態に係る装置(2つのラベル貼付機が協働する)を示す簡略図である。
【図2】本発明の第二実施形態に係る装置(第二のラベル貼付機が2つの回転搬送台を有する)を示す。
【図3】図2の発明の装置(容器搬送経路が第二のラベル貼付機を通過するように設けられている)を示す簡略図である。
【図4】図2の装置(容器搬送経路が第一のラベル貼付機及び第二のラベル貼付機を通過するように設けられている)を示す簡略図である。
【図5】本発明の第三実施形態に係る装置(その装置は収縮用回転搬送台を有する)を示す簡略図である。
【図6】図5の装置(容器が搬出コンベヤーを通って外に出て行く前に収縮用回転搬送台を通過する)を示す簡略図である。
【図7】第四実施形態に係る装置(3つのラベル貼付装置を有する)を示す簡略図である。
【図8】本発明の装置で取り扱われる容器を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下の実施形態では、図面を参照しながら本発明の装置及び本発明の方法及びそれらの作用効果を説明する。なお、同様の発明の構成又は同様の機能の要素には同じ参照符号が用いられている。さらに、それぞれの図を説明するために必要な場合に限って、それらの参照符号は各図面中に示されている。
【0042】
図1は、本発明の第一実施形態に係るラベル貼付装置200を示す簡略図である。図1のラベル貼付装置200では、第一ラベル貼付機1と第二ラベル貼付機2が協働する。第一ラベル貼付機1と第二ラベル貼付機2は、容器搬送経路7により繋がっている。ラベル貼付装置200には、制御システム15が設置されている。この制御システム15によって、選択に応じて、ラベルを貼り付けようとする容器100(図2では、少数の容器100が例として示されている)が第一ラベル貼付機1又は第二ラベル貼付機2に供給され得る。第一ラベル貼付機1の上流工程には、制御可能な搬入用星形ホイール61が設置されている。この搬入用星形ホイール61によって、容器100は前記第一ラベル貼付機1又は第二ラベル貼付機に供給され得る。
【0043】
第一ラベル貼付機1によってラベルを貼り付けようとする容器100は、搬入用星形ホイール61を通り、第一ラベル貼付機1を回って、搬出用星形ホイール81を通って、搬入用星形ホイール62及び搬出用星形ホイール81を通って、搬出用コンベヤー70に搬送される。これらの容器100は、第二のラベル貼付装置2を通って搬送されない。
【0044】
第二ラベル貼付機2によってラベルを貼り付けようとする容器100は、第二ラベル貼付機2に直接搬送される。そのため、これらの容器100は、第一のラベル貼付機を通って搬送されることはなく、制御された搬入用星形ホイール62によって第二ラベル貼付機2に搬送される。このことによって、第二ラベル貼付機2でラベルを貼り付けようとする容器100は、第一ラベル貼付機1を通って搬送される必要性がなくなり、そのため不要なスペースを占めることがないという利点が得られる。このことによって、ラベル貼付装置200全体の効率が著しく増大する。そのため、例えば第一ラベル貼付機1でラベルを貼り付ける必要のない容器100が第一ラベル貼付機1に供給されないようにすることが可能である。
【0045】
図1に示す実施形態では、第二ラベル貼付機2に設置されている搬入用星形ホイール62によって、第一ラベル貼付機1でラベルを貼り付けられた容器が、第二ラベル貼付機2を通って搬送されることはない。そのため、第一ラベル貼付機1でラベルを貼り付けられた容器は、第二ラベル貼付機2をパスして直接に搬出用コンベヤー70に搬送される。
【0046】
第二ラベル貼付機2の下流工程に位置する搬出用コンベヤー70では、UVトンネル31と収縮トンネル32が設置されている。この搬出用コンベヤー70では、UVトンネル31が収縮トンネル32の上流工程に設けられている。UVトンネル31では、収縮トンネル32で収縮工程を行う間にラベル101(図8を参照)がはがれないように加熱接着剤が架橋される。
【0047】
図2は、本発明の第二実施形態に係る容器100にラベルを貼り付けるためのラベル貼付装置200を示す簡略図である。図2のラベル貼付装置200は、第一ラベル貼付機1と第二ラベル貼付機2を含む。すでに図1の説明で言及したことではあるが、第一ラベル貼付機1と第二ラベル貼付機2は、容器搬送経路7を介してお互いに繋がっている。このことは、容器100が、容器搬送経路7を通って第一ラベル貼付機1及び第二ラベル貼付機2に制御されながら供給されることを意味している。搬出コンベヤー70では、少なくとも硬化ユニット31とフィルム収縮ユニット32が設けられている。ここで示す実施形態では、硬化ユニットとして2つのUVトンネル31と1つの収縮トンネル32が搬出用コンベヤー70に設けられている。
【0048】
図2では、容器搬送経路7は、第一ラベル貼付機1のみを通って続いている。容器100の移動方向は、図2では矢印で示される。搬入用星形ホイール61(容器搬送経路7では第一ラベル貼付機1の上流工程に設けられている)は、容器100が第一ラベル貼付機1を通って搬送されるように制御システム15によって制御されている。第一ラベル貼付機1でラベルを貼り付けた後に、容器は容器搬送経路7に沿って搬送されて、搬出用ホイール81を通って、第二ラベル貼付機2の2つの搬入用星形ホイール62の制御された協働によって第二ラベル貼付機をパスする。
【0049】
ここで示す本実施形態のラベル貼付装置200では、第二ラベル貼付機2は、第一回転搬送台21と第二回転搬送台22を含む。第一ラベル貼付機1は、幅広く多様な種類の接着性ラベルを取り扱うために設計されていることが好ましい。第一回転搬送台21と第二回転搬送台22を有する第二ラベル貼付機2は、スリーブ状のラベルが第二ラベル貼付機で取り扱うことができるように設計されている。第二ラベル貼付機2によって、例えば収縮性のスリーブ状のラベルと伸張性のスリーブ状のラベルが第一回転搬送台21と第二回転搬送台22で並行して容器100に貼り付けることができる。
【0050】
必要に応じて、様々な接着性ラベルを取り扱うための複数のユニット11が第一ラベル貼付機1に設けられてもよい。また、容器100にラベルを直接印刷するための印刷ユニット12が第一ラベル貼付機1に設けられてもよい。瓶100にすでに貼り付けられているスリーブ状のラベル上の一部に印刷を行う印刷ユニット12が第二ラベル貼付機2に設けられることも想定できる。また、第一ラベル貼付機1及び第二ラベル貼付機2に対して、(例えば、カメラ、レーザースキャナー、整列ステーションのような、容器100をチェックし、ラベルをチェックし、あるいはラベル上に印刷された像をチェックする)チェック又は制御を行うシステム13が設けられてもよい。容器100(図2で示すラベル貼付装置200では、第一ラベル貼付機1によってラベルを貼り付けられている)は、第二ラベル貼付機2の第一回転搬送台21及び第二回転搬送台22の間で直接搬送され、その後搬出コンベヤー70に直接到達してもよい。容器搬送経路7における容器の移動方向は、矢印及び太線で示されている。
【0051】
図3は、ラベル貼付装置200の内部で容器1が搬送される様子を示す図である。ここで、第一ラベル貼付機1の搬入用星形ホイール61は、容器100が第二ラベル貼付機2の第一回転搬送台21又は第二回転搬送台22のそれぞれの搬入用星形ホイール62に直接供給され、その後第一回転搬送台21の周りを回るか又は第二回転搬送台22の周りを回るかして、それぞれの搬出用星形ホイール82に行って、搬出用コンベヤー70に行くように制御される。また、容器搬送経路7における容器100の移動方向も、矢印及び太線を参照されたい。
【0052】
図4は、ラベル貼付装置200の内部で容器100が搬送される様子を示す図である。ここで、第一ラベル貼付機1の搬入用星形ホイール61は、容器100が第一ラベル貼付機1最初に供給されるように制御される。第一ラベル貼付機1では、接着性ラベル及び/又は直接印刷された像が容器100に貼り付けられている。容器100に直接印刷するためには、インクジェット印刷が好ましい。他の印刷方法(例えばレーザー印刷、染料昇華型印刷などのような)も好適に想定することができ、その装置に組み込むことができる。第一ラベル貼付機1の搬出用星形ホイール81から出る容器100は、第二ラベル貼付機2の第一回転搬送台21と第二回転搬送台22の搬入用星形ホイール62に到達する。これらの搬入用星形ホイール62は、容器100(すでに少なくとも一つのラベルが貼り付けられている)が、容器100にさらにスリーブ状のラベルを貼り付けるために、第一ラベル貼付機1から第二ラベル貼付機2に供給されるように制御される。また、容器搬送経路7における容器100の移動方向も、矢印及び太線をとして示される。
【0053】
図2〜図4のラベル貼付装置200は、すでに充填されている容器100にラベルを貼り付ける場合に特に好適である適。そのため、前容器100は、第一回転搬送台21及び第二回転搬送台22の間を搬送してもよく、あるいは第一回転搬送台21及び第二回転搬送台22の中を立っている状態で搬送されてもよい。ラベル貼付装置200の中の少なくとも一部の区画で容器100の首部105(図8を参照)を掴んで操作することも可能である。
【0054】
図5は、本発明の第三実施形態に係るラベル貼付装置200を示す簡略図である。ここで、ラベル貼付装置200は、収縮回転搬送台30を含む。図5及び図6のラベル貼付装置200によって、特に未充填の容器100にラベルが貼り付けられる。容器搬送経路7の少なくとも一部の区画で容器100を掴んで操作する際には、容器100の首部105(図8を参照)が掴まれる。図5において、ラベルを貼り付けようとする容器100が搬入用星形ホイール61によって第一ラベル貼付機1に搬送されて、対応する貼付ユニットによって対応するラベルが貼り付けられる。容器100が搬出用星形ホイール81によって第一ラベル貼付機1の外部へ搬送された後、搬入用星形ホイール62によって第二ラベル貼付機2の第一回転搬送台21と第二回転搬送台22に容器100が供給される。接着性ラベルだけが貼り付けられる容器100は、第二ラベル貼付機2の送出用星形ホイール83を通って第二ラベル貼付機2から外に出され、収縮回転搬送台30の搬出用星形ホイール83を通って搬出用コンベヤー70の方向に向かう。また、容器搬送経路7における容器100の移動方向も、矢印で示される。
【0055】
図6は、第二ラベル貼付システム2の内部で容器100にスリーブ状のラベルを貼り付ける様子を示す図である。ラベルは、第一ラベル貼付機1の内部でも容器100に貼り付けることができる。第二ラベル貼付機2の第一回転搬送台装21の搬出用星形ホイール82は、収縮回転搬送台装30の搬入用星形ホイールとして機能する。ラベルを容器100に接着させるために、収縮性ラベルが貼り付けられるすべての容器100は、ラベルを容器の外形に強固に貼り付けるために、収縮回転搬送台30を通過する。容器100は、搬出用星形ホイール83を通って収縮回転搬送台30から外に出され、搬出用コンベヤー70に到達する。容器搬送経路7における容器100の移動方向も、矢印で示される。
【0056】
図7は、本発明の第四実施形態に係るラベル貼付装置200を示す簡略図である。このラベル貼付装置200は、第一ラベル貼付機1と、第二ラベル貼付機2と、第三ラベル貼付機3と、を含む。本実施形態の第三ラベル貼付機3も、第一回転搬送台21と第二回転搬送台22を含むが、特に本発明を限定する意図はない。ラベル貼付装置200の第三ラベル貼付機又はさらに別のラベル貼付装置は、ラベルを貼り付ける必要性に基づいて設計してもよい。
【0057】
図8は、容器100を示す。容器は瓶100であり、瓶100の外周部110に貼り付けられるラベル101を有している。ラベル101は、巻き付けラベルではないことは明らかである。ラベル101は、瓶100の外周部110の周りを部分的に接触している。本発明によれば、幅広く様々な容器100にラベルを提供し、それに対応してラベルを設計することが可能である。ラベルを貼り付けようとする容器100に応じて、例えば切断部が制御ユニットに接続されて、ラベルが容器の周囲に完全に巻き付くように、望ましい長さのラベルがエンドレスなフィルムのシートから切断されるようにしてもよい。本発明の幾つかの実施形態ですでに説明したことではあるが、空の容器も同様にラベルを貼り付けることができる。これもすでに上述したことではあるが、各容器100が異なる箇所(外周部110、首部105、頭部)において1以上のラベル101が供給されるようにすることも可能である。そして、容器100は、容器搬送経路7においてラベル貼付装置200の内部で首部105を掴んで搬送される。
【符号の説明】
【0058】
1 第一ラベル貼付機
2 第二ラベル貼付機
3 第三ラベル貼付機
7 搬送経路
11 貼り付けユニット
12 印刷ユニット
13 検査制御システム
15 制御システム
21 第一回転搬送台
22 第二回転搬送台
30 収縮回転搬送台
31 UVトンネル
31 硬化ユニット
32 フィルム収縮ユニット
61、62 搬入用星形ホイール
81、82 搬出用星形ホイール
100 容器
101 ラベル
105 首部
110 外周面
200 ラベル貼付装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる種類のラベルを容器(100)に貼り付けるためのラベル貼付装置(200)であって、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)中の各ラベル貼付機は、容器搬送経路(7)を形成するための搬入用星形ホイール(61、62)と搬出用星形ホイール(81、82)を含み、ラベルを貼り付けようとする容器(100)は、制御によって前記容器搬送経路の方向に沿って少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)に搬送され、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)中の各ラベル貼付機は、少なくとも一種のラベルを貼り付け、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)は、別々に異なるラベルを貼り付けることを特徴とするラベル貼付装置。
【請求項2】
前記搬入用星形ホイール(61、62)を制御して、前記容器が少なくとも2つのラベル貼付機に搬送されるようにする制御装置(15)をさらに含み、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)によって選ばれるラベルを容器(100)に貼り付けることを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項3】
前記少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)は、回転搬送台であることを特徴とする請求項1或いは2に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項4】
第一ラベル貼付機(1)と第二ラベル貼付機(2)を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項5】
前記第一ラベル貼付機(1)は、接着性ラベルを容器(100)に貼り付けるか、ラベルを容器に印刷する少なくとも1つのユニットに繋がっていることを特徴とする請求項4に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項6】
前記第二ラベル貼付機(2)は、スリーブ状のラベルを容器(100)に貼り付けるユニットを含むことを特徴とする請求項4に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項7】
前記第二ラベル貼付機(2)は、容器(100)にラベルを貼り付けるための第一回転搬送台(21)と第二回転搬送台(22)を含むことを特徴とする請求項6に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項8】
前記第一回転搬送台(21)と第二回転搬送台(22)は、収縮性のスリーブ状のラベルと伸張性のスリーブ状のラベルを貼り付けるために設置するものであることを特徴とする請求項7に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項9】
前記第一回転搬送台(21)は、伸張性のスリーブ状のラベルを貼り付けるために設置するものであり、第二回転搬送台(22)は、収縮性のスリーブ状のラベルを貼り付けるために設置するものであることを特徴とする請求項7に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項10】
前記容器(100)は、高さが同じにされて前記ラベル貼付装置(200)内の前記容器搬送経路(7)で搬送されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項11】
前記ラベル貼付装置(200)の中で、容器搬送路線(7)の少なくとも一部において容器(100)が容器の首部(105)により搬送されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項12】
前記ラベル貼付装置(200)の中で空の容器(100)にラベルを貼り付ける場合、容器(100)が全搬送経路(7)で容器の首部(105)により搬送されることを特徴とする請求項11に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項13】
前記容器搬送経路(7)には、搬送用コンベヤー(70)が設置され、前記搬送用コンベヤーには、1つの硬化ユニット(31)及び/又は1つのフィルム収縮ユニット(32)が設置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項14】
前記フィルム収縮ユニット(32)には、前記搬送用コンベヤーによって搬送される前記容器(100)が通過することができるように形成されていることを特徴とする請求項13に記載のラベル貼付装置(200)。
【請求項15】
容器の首部(105)を掴んで容器(100)を搬送する場合、前記フィルム収縮ユニット(32)が収縮回転搬送台(30)になることを特徴とする請求項13に記載のラベル貼付装置。
【請求項16】
容器(100)に異なる種類のラベルを貼り付ける方法において、
容器(100)にラベルを貼り付けることを制御する制御装置(15)によって、ラベルを貼り付けようとする容器を容器搬送経路(7)とラベルの種類に従って少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)に搬送させ、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)中の各ラベル貼付機が少なくとも一種のラベルを貼り付け、少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)が別々に異なるラベルを貼り付け、搬入用星形ホイール(61、62)によって容器(100)が少なくとも2つのラベル貼付機(1、2)中の1つのラベル貼付機に搬送されるようにすることを特徴とする容器に各種のラベルを貼り付ける方法。
【請求項17】
少なくとも1つの第二ラベル貼付機のラベルが貼り付けるラベルの種類と第一ラベル貼付機(1)が貼り付けるラベルの種類が違うようにするために、前記ラベル貼付装置(200)内で搬入用星形ホイール(61、62)によって搬送される容器(100)が直接に少なくとも1つの第二ラベル貼付機(2)に搬送されるように制御することを特徴とする請求項16に記載の容器に各種のラベルを貼り付ける方法。
【請求項18】
前記容器(100)は高さが同じにされて前記ラベル貼付装置(200)内で前記容器搬送経路(7)で搬送されることを特徴とする請求項16或いは17に記載の容器に各種のラベルを貼り付ける方法。
【請求項19】
前記ラベル貼付装置(200)内の空の容器(100)の首部(105)を掴んで前記容器搬送経路(7)に沿って容器を搬送することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の容器に各種のラベルを貼り付ける方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−42406(P2011−42406A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−183511(P2010−183511)
【出願日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】