異種抗体を産生し得るトランスジェニック非ヒト動物
【課題】本発明は、異種抗体を産生し得るトランスジェニック非ヒト動物、および実質的な親和性でヒト抗原に結合するヒト配列抗体を産生する方法に関する。
【解決手段】ヒト重鎖トランスジーンおよびヒト軽鎖トランスジーンを含むゲノムを有するトランスジェニックマウスから入手したB細胞を含むハイブリドーマであって、該B細胞は、ハイブリドーマを生成するのに適した不死化細胞に融合されており、ここで、該ハイブリドーマは、インターロイキン−8に特異的に結合する検出可能な量の免疫グロブリンを産生する、ハイブリドーマ。
【解決手段】ヒト重鎖トランスジーンおよびヒト軽鎖トランスジーンを含むゲノムを有するトランスジェニックマウスから入手したB細胞を含むハイブリドーマであって、該B細胞は、ハイブリドーマを生成するのに適した不死化細胞に融合されており、ここで、該ハイブリドーマは、インターロイキン−8に特異的に結合する検出可能な量の免疫グロブリンを産生する、ハイブリドーマ。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒト重鎖トランスジーンおよびヒト軽鎖トランスジーンを含むゲノムを有するトランスジェニックマウスから入手したB細胞を含むハイブリドーマであって、該B細胞は、ハイブリドーマを生成するのに適した不死化細胞に融合されており、ここで、該ハイブリドーマは、インターロイキン−8に特異的に結合する検出可能な量の免疫グロブリンを産生する、ハイブリドーマ。
【請求項2】
前記免疫グロブリンがGROαに特異的に結合する、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項3】
前記免疫グロブリンが、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有する、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項4】
前記親和定数が、少なくとも2×1010M-1である、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項5】
前記免疫グロブリンが、1F8、2D11、2F9、2G1、3E5、5E7、5F10、5H8、2C6、2D6、3A1、4D4、7C5、および10A6からなる群から選択される、請求項3に記載のハイブリドーマ。
【請求項6】
請求項3に記載のハイブリドーマによって産生される実質的に純粋な免疫グロブリンを含む組成物。
【請求項7】
実質的に純粋なヒトモノクローナル抗体を含む組成物であって、ここで該抗体が、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有し、そして該免疫グロブリンが、
(1)ヒトVL遺伝子セグメントおよびヒトJLセグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する軽鎖可変領域、および(2)CL遺伝子セグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する軽鎖定常領域、から構成されるヒト配列軽鎖;ならびに
(1)ヒトVH遺伝子セグメント、必要に応じてD領域、およびヒトJHセグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する重鎖可変領域、および(2)ヒトCH遺伝子セグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する定常領域、から構成されるヒト配列重鎖、
からなる、組成物。
【請求項8】
前記ヒトモノクローナル抗体がGROαに特異的に結合する、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
患者の血管系からの好中球の流出を防止する方法であって、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項10】
再灌流傷害を処置する方法であって、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の治療有効用量を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項11】
霊長類におけるTヘルパー細胞依存性免疫応答を抑制する方法であって、ヒトCD-4への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の治療有効用量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項12】
前記霊長類がチンパンジーである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記抗体が、VH4-34セグメント、JH5セグメント、配列VINWFDPを含む重鎖CDR3領域、VkL19セグメント、Jk2セグメント、および配列QQANSFPYTを含む軽鎖CD3領域を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記抗体が6G5である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記抗体が、VH5-51セグメント、JH2セグメント、配列PANWNWYFVLを含む重鎖CDR3領域、VkL18セグメント、Jk4セグメント、および配列QQFISYPQLTを含む軽鎖CD3領域を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体が1G2である、請求項15に記載の方法。
【請求項1】
ヒト重鎖トランスジーンおよびヒト軽鎖トランスジーンを含むゲノムを有するトランスジェニックマウスから入手したB細胞を含むハイブリドーマであって、該B細胞は、ハイブリドーマを生成するのに適した不死化細胞に融合されており、ここで、該ハイブリドーマは、インターロイキン−8に特異的に結合する検出可能な量の免疫グロブリンを産生する、ハイブリドーマ。
【請求項2】
前記免疫グロブリンがGROαに特異的に結合する、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項3】
前記免疫グロブリンが、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有する、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項4】
前記親和定数が、少なくとも2×1010M-1である、請求項1に記載のハイブリドーマ。
【請求項5】
前記免疫グロブリンが、1F8、2D11、2F9、2G1、3E5、5E7、5F10、5H8、2C6、2D6、3A1、4D4、7C5、および10A6からなる群から選択される、請求項3に記載のハイブリドーマ。
【請求項6】
請求項3に記載のハイブリドーマによって産生される実質的に純粋な免疫グロブリンを含む組成物。
【請求項7】
実質的に純粋なヒトモノクローナル抗体を含む組成物であって、ここで該抗体が、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有し、そして該免疫グロブリンが、
(1)ヒトVL遺伝子セグメントおよびヒトJLセグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する軽鎖可変領域、および(2)CL遺伝子セグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する軽鎖定常領域、から構成されるヒト配列軽鎖;ならびに
(1)ヒトVH遺伝子セグメント、必要に応じてD領域、およびヒトJHセグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する重鎖可変領域、および(2)ヒトCH遺伝子セグメントによってコードされるポリぺプチド配列に実質的に同一であるポリぺプチド配列を有する定常領域、から構成されるヒト配列重鎖、
からなる、組成物。
【請求項8】
前記ヒトモノクローナル抗体がGROαに特異的に結合する、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
患者の血管系からの好中球の流出を防止する方法であって、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項10】
再灌流傷害を処置する方法であって、ヒトインターロイキン−8への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の治療有効用量を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項11】
霊長類におけるTヘルパー細胞依存性免疫応答を抑制する方法であって、ヒトCD-4への結合についての少なくとも2×109M-1の親和定数(Ka)を有するヒトモノクローナル抗体の治療有効用量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項12】
前記霊長類がチンパンジーである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記抗体が、VH4-34セグメント、JH5セグメント、配列VINWFDPを含む重鎖CDR3領域、VkL19セグメント、Jk2セグメント、および配列QQANSFPYTを含む軽鎖CD3領域を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記抗体が6G5である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記抗体が、VH5-51セグメント、JH2セグメント、配列PANWNWYFVLを含む重鎖CDR3領域、VkL18セグメント、Jk4セグメント、および配列QQFISYPQLTを含む軽鎖CD3領域を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体が1G2である、請求項15に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18−1】
【図18−2】
【図18−3】
【図18−4】
【図19−1】
【図19−2】
【図19−3】
【図20】
【図21−1】
【図21−2】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56−1】
【図56−2】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64−1】
【図64−2】
【図65】
【図66−1】
【図66−2】
【図66−3】
【図66−4】
【図67−1】
【図67−2】
【図67−3】
【図68−1】
【図68−2】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77−1】
【図77−2】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91−1】
【図91−2】
【図92】
【図93−1】
【図93−2】
【図94−1】
【図94−2】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18−1】
【図18−2】
【図18−3】
【図18−4】
【図19−1】
【図19−2】
【図19−3】
【図20】
【図21−1】
【図21−2】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56−1】
【図56−2】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64−1】
【図64−2】
【図65】
【図66−1】
【図66−2】
【図66−3】
【図66−4】
【図67−1】
【図67−2】
【図67−3】
【図68−1】
【図68−2】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77−1】
【図77−2】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91−1】
【図91−2】
【図92】
【図93−1】
【図93−2】
【図94−1】
【図94−2】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【公開番号】特開2009−45066(P2009−45066A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−239776(P2008−239776)
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【分割の表示】特願平10−525687の分割
【原出願日】平成9年12月1日(1997.12.1)
【出願人】(598064886)ジェンファーム インターナショナル,インコーポレイティド (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【分割の表示】特願平10−525687の分割
【原出願日】平成9年12月1日(1997.12.1)
【出願人】(598064886)ジェンファーム インターナショナル,インコーポレイティド (6)
【Fターム(参考)】
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