説明

疾患治療における脂質複合体の使用

【課題】喘息、アレルギー性鼻炎、又は慢性閉塞性肺疾患の患者を治療するための化合物を提供する。
【解決手段】本発明は、喘息、アレルギー性鼻炎、又は慢性閉塞性肺疾患の患者の治療用の化合物を作成するための組成物の使用を提供する。前記組成物は、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体と結合している脂質部分又はリン脂質部分、及び/又は、その医薬的に許容される塩若しくはその医薬品を含む。また、本発明は、喘息、アレルギー性鼻炎、又は慢性閉塞性肺疾患の防止用の化合物を作成するための組成物の使用を提供する。前記組成物は、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体と結合している脂質部分又はリン脂質部分、及び/又は医薬的に許容されるその塩若しくはその医薬品を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
喘息の治療用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項2】
請求項1に記載の使用であって、
前記Xは、多糖であることを特徴とする使用。
【請求項3】
請求項2に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項4】
請求項2に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項5】
請求項4に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項6】
請求項4に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項7】
請求項1に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであること特徴とする使用。
【請求項8】
請求項7に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項9】
喘息の防止用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項10】
請求項9に記載の使用であって、
Xは,多糖であることを特徴とする使用。
【請求項11】
請求項10に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項12】
請求項10に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項13】
請求項12に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項14】
請求項12に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項15】
請求項9に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項16】
請求項15に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項17】
アレルギー性鼻炎の治療用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項18】
請求項17に記載の使用であって、
前記Xは、多糖であることを特徴とする使用。
【請求項19】
請求項18に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項20】
請求項18に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項21】
請求項20に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項22】
請求項20に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項23】
請求項17に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項24】
請求項23に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項25】
アレルギー性鼻炎の防止用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項26】
請求項25に記載の使用であって、
前記Xは、多糖であることを特徴とする使用。
【請求項27】
請求項26に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項28】
請求項26に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項29】
請求項28に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項30】
請求項28に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項31】
請求項25に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項32】
請求項31に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項33】
慢性閉塞性肺疾患の治療用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項34】
請求項33に記載の使用であって、
前記Xは、多糖であることを特徴とする使用。
【請求項35】
請求項34に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項36】
請求項34に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項37】
請求項36に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項38】
請求項36に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項39】
請求項33に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項40】
請求項39に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項41】
慢性閉塞性肺疾患の防止用の組成物を作成するための、下記の一般式(A)の構造で表される化合物の使用。

ただし、
Lは、脂質又はリン脂質であり、
Zは、存在しない、又は、エタノールアミン、セリン、イノシトール、コリン若しくはグリセロールであり、
Yは、存在しない、又は、長さが2〜30原子のスペーサ基であり、
Xは、生理学的に許容される単量体、二量体、オリゴマー、又は重合体であり、
nは、1〜1000の数字である。
【請求項42】
請求項41に記載の使用であって、
前記Xは、多糖であることを特徴とする使用。
【請求項43】
請求項42に記載の使用であって、
前記多糖は、カルボキシメチルセルロースであることを特徴とする使用。
【請求項44】
請求項42に記載の使用であって、
前記多糖は、グリコサミノグリカンであることを特徴とする使用。
【請求項45】
請求項44に記載の使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヒアルロン酸であることを特徴とする使用。
【請求項46】
請求項44に記載に使用であって、
前記グリコサミノグリカンは、ヘパリンであることを特徴とする使用。
【請求項47】
請求項41に記載の使用であって、
前記Lは、ホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。
【請求項48】
請求項47に記載の使用であって、
前記ホスファチジルエタノールアミンは、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミンであることを特徴とする使用。

【図1.1】
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【図1.2】
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【図1.3】
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【図1.4】
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【図1.5】
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【図1.6】
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【図1.7】
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【図1.8】
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【図1.9】
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【図1.10】
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【図1.11】
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【図1.12】
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【図1.13】
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【図1.14】
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【図2.1】
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【図2.2】
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【図2.3】
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【図3.1】
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【図3.2】
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【図3.3】
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【図3.4】
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【図3.5】
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【公開番号】特開2012−1559(P2012−1559A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−199088(P2011−199088)
【出願日】平成23年9月13日(2011.9.13)
【分割の表示】特願2007−542507(P2007−542507)の分割
【原出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(504000281)イッサム・リサーチ・ディベロップメント・カンパニー・オブ・ザ・ヘブルー・ユニバーシティ・オブ・エルサレム・リミテッド (6)
【Fターム(参考)】