説明

痔患者用便座

【課題】 和風のトイレ方式では、痔患者においては排便時に長時間しゃがむことは、お尻に余分な負担又は苦痛をあたえ又洋式トイレにおいても痔患者は従来の便座に座ることは、排便時に肛門の周りに負担と苦痛を感じている、その負担や苦痛を少しでも緩和できるように便座の上部平坦部を設けてお尻全体で受けて苦痛を減少させる痔患者用便座を提供するものである。
【解決手段】痔患者専用の便座で洋式便器(1)の上に痔専用便座(2)を設け、その痔専用便座(2)中央部に便座の長穴(3)を設ける、痔専用便座(2)後方部と左右サイドに立上げ部(4)を設け、さらに痔専用便座(2)の底部に便座の脚部A(5)、脚部B(6)、脚部C(7)を設けた痔患者専用の便座で、使用時に便器の上に置き使用後は取り外し可能であり、家庭内での使用時は従来の便座を上に上げて、痔患者用の便座を洋式便器に乗せて使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に痔で苦しんでいる痔患者が便座に座る際の苦痛を緩和する痔患者用の便座に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、痔患者用の便座はなく、痔患者が従来の和風トイレの便座を使用する際も、又、近年普及している洋風の便座を使用する際、痔患者はトイレに入り座る際には苦痛を感じ、又長時間座っていることが出来ない状態であり、和風トイレ、及び洋風の便座では、痔患者には不向きであり、何も対策がないのが現状である。又、痔患者用の専用便座のものは市販されてなく、特許公報、実用新案登録公報など調査しても見当たらない状態である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来は、和風のトイレ方式では、痔患者においては排便時に長時間しゃがむことは、お尻に余分な負担又は苦痛をあたえ又洋式トイレにおいても痔患者は従来の便座に座ることは、排便時に肛門や腸に負担と苦痛を感じるが、今までこの負担や苦痛を緩和する便座などは開発されず、製品も市販されず、何ら対策がなく、痔患者は苦痛を感じたまま我慢する以外なかった。
【問題を解決するための手段】
【0004】
以上にように、痔患者専用の便座はなく、痔患者又はお尻に傷病で痛みのある場合でも、従来の便座を使用しており、苦痛に耐えていた。上記目的を達成するために、本考案は、痔患者専用の便座を設け、お尻全体で座れる構造の便座にし、便座の上部着座部は全面平坦にし、全体で体重を支え、局部への押す圧力又は引っ張る等を与えず排便等が苦痛なく出来る構造で、痔患者またはお尻に傷病を持った人は、使用時に便座を取り付け、使用後は取り外し、家族又は健常者は従来の便座が使用できることを特徴とする痔患者専用便座を提供する。
【発明の効果】
【0005】
痔患者、又はお尻に傷病を持ち、治療をしている方が、洋式便器の便座に座ることは、大変苦痛に感じている構造の便座が殆どであるために、痔患者便座は便座の上部が中心部長穴部以外は全面平坦部で構成されているため、お尻全体で上半身の体重を受けるために、排便時に局部に押圧又は引張りがなく着座でき、苦痛を軽減でき痔患者には喜ばれる効果があり大変期待できる。又、取り外し、取付けが容易であり、家族は従来の便座を降ろせば使用できる。
【0006】
痔便座(ネーミングは「ぢー便楽」)は、自分が痔の手術を体験をして始めて便座の大切さが解りました。便座を平にして、且つ穴の幅を狭くし、肛門を小さくして、排便をすることで、出血痛みを和らげ、快便することが出来る便座です。
【発明を実施するために最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
以上にように、痔患者専用の便座はまだ市販されておらず、痔患者又はお尻に傷病で痛みのある場合でも、従来の便座を使用しており、苦痛に耐えている状態である。上記目的を達成するために、本考案は、 痔患者専用の便座で洋式便器(1)の上に痔患者専用便座(2)を設け、その便座の上部の着座部は平坦にし、又、その痔患者専用便座(2)中央部に排便に必要な最適な幅と長穴(3)を設け、痔専用便座(2)後方部と左右サイドに立上げ部(4)を設け、さらに痔患者専用便座(2)の底部に便座の脚部A(5)、脚部B(6)、脚部C(7)を設けた痔患者用便座であり、お尻全体で座れる便座で、便座の着座部は全面平坦にし、全体で体重を支え、局部への押す圧力又は引っ張る等を与えず排便等が苦痛なくできる構造で、痔患者が使用時に取り付け、使用後は取り外せ、健常者、家族は痔患者専用便座を取り外し、従来の便座(8)が使用できることを特徴とする痔患者専用便座を提供する。
本発明は、以上の構成よりなっている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の痔患者専用便座の平面図
【図2】本発明の痔専用便座の正面図
【図3】本発明の痔患者専用便座の右側面図
【図4】本発明の痔患者専用便座の左側面図
【図5】本発明の痔患者専用便座の底面図
【図6】本発明の痔患者専用便座の図面代用写真
【図7】本発明の洋式便器にのせた痔患者専用便座の底面部の図面代用写真
【符号の説明】
【0009】
1 洋式便器
2 痔患者専用便座
3 便座の長穴
4 便座の立上げ部
5 便座の脚部A
6 便座の脚部B
7 便座の脚部C
8 便座

【特許請求の範囲】
【請求項1】
痔患者専用の便座で、洋式便器(1)の上に痔専用便器(2)を設けた使用時に取付け、使用後は取り外しできる痔患者用便座。
【請求項2】
痔患者専用の便座で洋式便器(1)の上に痔専用便座(2)を設け、その痔専用便座(2)中央部に便座の長穴(3)を設ける、痔専用便座(2)後方部と左右サイドに立上げ部(4)を設け、さらに痔専用便座(2)の底部に便座の脚部A(5)、脚部B(6)、脚部C(7)を設けた請求項1記載の痔患者用便座。
【請求項3】
痔患者専用の便座において、痔専用便座の上部全体が一部長穴部を除いて平面状で、お尻全体が便座にあたり無理な圧迫等がなく、おできや痔などで傷病がある場合は痛みや、苦痛の困難から緩和される請求項1〜2記載の痔患者用便座。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−112751(P2009−112751A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−313979(P2007−313979)
【出願日】平成19年11月6日(2007.11.6)
【出願人】(507398431)
【Fターム(参考)】