説明

癌治療方法

【課題】 患者の遺伝や体質を問わず、あらゆる人のあらゆる部位の癌に対して、より自然治癒に近い健康的な癌治療を可能にする。
【解決手段】 可視光線や赤外線、電波やマイクロ波や、電磁場や超音波で発熱する物体1を、体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3や電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6を使って物体1を温める事で、癌細胞を温めてアポトーシス自滅死させて、患部の癌細胞の自己消滅を人為的に誘導制御する癌治療を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、癌患者の体内の癌細胞を温めて、癌細胞をアポトーシス自滅死させる癌治療技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の癌治療は、外科的に切除するか、抗癌剤を服用するか、放射線を浴びる方法であった。しかし、外科的療法は臓器や組織を損失するばかりでなく、癌の転移には十分に対応できない弱点があり、内科的療法は猛毒の劇薬である抗癌剤によって臓器や身体の細胞が壊疽してしまう副作用が甚大である欠点がある。また、放射線治療に関しては、患者がガンマ線照射を受けると、受けない場合に比べて脳梗塞と心筋梗塞を誘発する確率が高くなる問題点がある。
【0003】
これらの改善策として、癌の患部だけを局部的に温め続けて癌細胞をアポトーシス自滅死させれば、まだ全損していない臓器や組織を温存できるし、頻繁に生じる癌転移も、転移した癌細胞を追跡して根気強く1つ1つ温め続ければ、癌再発と転移を繰り返したとしても、十分に延命が可能であり日常生活を続ける事が出来る。磁場や光線やマイクロ波メーザーは電磁気的な物理現象であり、医薬品の化学的な反応や副作用を伴わないので、抗癌剤のような重大な副作用による生命リスクと苦痛から癌患者を開放する事が可能となる。同様に、磁場や光やマイクロ波による加熱は、細胞の遺伝子や蛋白質を破壊する危険な放射線とは違うので、放射線障害を誘発するリスクも皆無である。アポトーシス自滅死する遺伝酵素は患者の遺伝や体質を問わず、あらゆる人の癌細胞に備わっているので、癌患者の患部の癌細胞を加熱するだけで、誰にでも施して効果を発揮できる。この生命メカニズムを人為的に誘導制御する事で、患者の肉体に備わっている自然代謝と免疫力だけで癌細胞を消し去る無害な自然治癒治療が可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の癌治療では、抗ガン剤は副作用が強く患者の肉体に負担がかかり、また外科的な摘出は癌転移に対応するのが難しく肉体の臓器や器官を切除して失うので、患者の肉体に備わっている自然の治癒力に頼った治療回復は極めて困難である。
【0005】
本発明は、癌患者の体内の癌細胞を温める事で、人為的に癌細胞をアポトーシス自滅死させて癌を治療する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
可視光線や赤外線、電波やマイクロ波、レーザー光線やメーザー光線、電磁場や超音波を利用して、癌患者の体内の癌細胞を温めて、癌細胞をアポトーシス自滅死させるものである。
【0007】
可視光線や赤外線、電波やマイクロ波や、電磁場や超音波で発熱する物体1を、外科手術や内視鏡、注射や経口薬品や塗薬、煙や蒸気や粉末の呼吸吸引、またはベクターウィルス等を使って、体内の癌細胞2に接触させるか近い所に設置した後、体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3や電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6を使って、物体1を温めるものである。
【0008】
請求項1と請求項2の治療を施す際に、発熱する物体1を体内に設置する外科手術だけでなく、可視光線や赤外線、電波や音波やマイクロ波を伝達する光ファイバー7を、体外から体内の癌細胞2に接触するか近い所まで通す手術を施した後、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させて、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温めるものである。
【0009】
発熱する物体1の素材が、鉄磁石にくっ付く金属や磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質で製造されている事により、物体1が体内で拒絶反応や壊疽を引き起こさない事を特徴とするものである。
【0010】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こす物質や鉄磁石にくっ付く鉄やステンレスの金属を核8として内蔵しており、この核8の外部表面に磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質でコーティングされている事により、物体1の内部の核8が患者の体内で拒絶反応や壊疽を引き起こさない事を特徴とするものである。
【0011】
発熱する物体1の素材が、鉄磁石にくっ付く金属を含まず、磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質だけで製造されている事により、MRIや工場施設などで肉体が強烈な電磁場にさらされても物体1が磁石に引き寄せられず、物体1が体内の臓器や組織を損傷しない事を特徴とするものである。
【0012】
体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波節制装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させたり、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温める際に、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6の各種の装置を、家庭コンセントの電源だけでなく、電池・ソーラー発電パネル・発電装置の携帯可能な電源や、手回し式回転磁石・ゼンマイ式回転磁石などの電力を使わずに磁場の変化を発生させる器具でも動作する構造で製造するものである。
【0013】
癌患者が体内の癌細胞2を温めて治療する際に、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6の各種の装置を、枕・ベッド・布団・毛布・マット・ベンチ・椅子・机・風呂湯船・はちまき・かつら・メガネ・ゴーグル・補聴器・マスク・襟巻き・コート・帽子・チョッキ・鞄・服・ズボン・スカート・車椅子・ベルト・手袋・靴下・靴・スリッパや、住居の床・壁・天井や、乗り物の住居の床・壁・天井に仕込んだり、患者の体や患部に巻き付ける紐やフィルムや布のベルトで固定したり、患者の体や患部に衣服の上からマジックテープで固定したり、患部に近い部位の地肌に粘着テープで貼り付けるなどして、患者が自由に移動したり外出したり、日常生活で仕事や生活をしながら、常に癌患者の体内の癌細胞を温め続けて、持続的かつ効果的に癌細胞をアポトーシス自滅死させるものである。
【0014】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、体内で腐食せず安定な状態で存在し続ける事により、物体1が患者の体内で安全である事を特徴とするものである。
【0015】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、徐々に体内で自然に消化・分解・排泄される事により、物体1が患者の体内に残留せず、ある期間を過ぎると自然に体外に安全に排出される事を特徴とするものである。
【0016】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、その形状が玉・円盤状・板状・棒状・輪・曲線・網状・布状・綿状・繊維状・顆粒状・コンペイ糖状・粉状などの形状に加工されている事により、物体1が患部の癌細胞の場所に安定して固着し、癌患部から遊離して患者の体内を遊泳しない安全を確保するものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の癌治療方法は、あらゆる遺伝体質の患者の癌細胞を人為的にアポトーシス自滅死に導いて、より自然治癒に近い健康的な癌治療を実現する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
癌細胞を温めてアポトーシス自滅死させる事で、患者の遺伝や体質を問わず、あらゆる人の患部の癌細胞の自己消滅を人為的に誘導制御するメカニズムと治療効果を実現した。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明の1実施例として、発熱する物体1を患者の体内の癌細胞にセットして、体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3や電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6を使って、物体1を温める様子を示した図である。
【実施例2】
【0020】
図2は、可視光線や赤外線、電波や音波やマイクロ波を伝達する光ファイバー7を、体外から体内の癌細胞2に接触するか近い所まで通す手術を施した後、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させて、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温める様子を示した図である。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は、病院や家屋や建物や公共の乗り物に設置する事で、あらゆる場所で患者が仕事や日常生活を営みながら癌治療できる社会整備の用途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】発熱する物体1を患者の体内の癌細胞にセットして、体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3や電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6を使って、物体1を温める方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】可視光線や赤外線、電波や音波やマイクロ波を伝達する光ファイバー7を、体外から体内の癌細胞2に接触するか近い所まで通す手術を施した後、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させて、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温める方法を示した説明図である。(実施例2)
【符号の説明】
【0023】
1 可視光線や赤外線、電波やマイクロ波や、電磁場や超音波で発熱する物体1
2 体内の癌細胞2
3 体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3
4 体内あるいは体外に設置した電波発射装置4
5 体内あるいは体外に設置した光線発生器5
6 体内あるいは体外に設置した超音波発生装置6
7 可視光線や赤外線、電波や音波やマイクロ波を伝達する光ファイバー7
8 拒絶反応や壊疽を引き起こす物質や鉄磁石にくっ付く鉄やステンレスの金属を内蔵する核8

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可視光線や赤外線、電波やマイクロ波、レーザー光線やメーザー光線、電磁場や超音波を利用して、癌患者の体内の癌細胞を温めて、癌細胞をアポトーシス自滅死させる癌治療方法。
【請求項2】
可視光線や赤外線、電波やマイクロ波や、電磁場や超音波で発熱する物体1を、外科手術や内視鏡、注射や経口薬品や塗薬、煙や蒸気や粉末の呼吸吸引、またはベクターウィルス等を使って、体内の癌細胞2に接触させるか近い所に設置した後、体内あるいは体外に設置した電磁誘導コイル3や電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6を使って、物体1を温める癌治療法。
【請求項3】
請求項1と請求項2の治療を施す際に、発熱する物体1を体内に設置する外科手術だけでなく、可視光線や赤外線、電波や音波やマイクロ波を伝達する光ファイバー7を、体外から体内の癌細胞2に接触するか近い所まで通す手術を施した後、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させて、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温める癌治療法。
【請求項4】
発熱する物体1の素材が、鉄磁石にくっ付く金属や磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質で製造されている事により、物体1が体内で拒絶反応や壊疽を引き起こさない事を特徴とする癌治療方法。
【請求項5】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こす物質や鉄磁石にくっ付く鉄やステンレスの金属を核8として内蔵しており、この核8の外部表面に磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質でコーティングされている事により、物体1の内部の核8が患者の体内で拒絶反応や壊疽を引き起こさない事を特徴とする癌治療方法。
【請求項6】
発熱する物体1の素材が、鉄磁石にくっ付く金属を含まず、磁石にくっ付かない金属・樹脂・陶磁器・炭素結晶の固まり・炭素繊維・ガラス・石・宝石・ゼリー・シリコンゴム・骨・貝殻を主成分にした物質だけで製造されている事により、MRIや工場施設などで肉体が強烈な電磁場にさらされても物体1が磁石に引き寄せられず、物体1が体内の臓器や組織を損傷しない事を特徴とする癌治療方法。
【請求項7】
体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波節制装置6で、電波やメーザーや光線やレーザーや超音波を発生させたり、光ファイバーを通じて直接物体1や体内の癌細胞2を温める際に、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6の各種の装置を、家庭コンセントの電源だけでなく、電池・ソーラー発電パネル・発電装置の携帯可能な電源や、手回し式回転磁石・ゼンマイ式回転磁石などの電力を使わずに磁場の変化を発生させる器具でも動作する構造で製造する癌治療方法。
【請求項8】
癌患者が体内の癌細胞2を温めて治療する際に、体内あるいは体外に設置した電波発射装置4や光線発生器5や超音波発生装置6の各種の装置を、枕・ベッド・布団・毛布・マット・ベンチ・椅子・机・風呂湯船・はちまき・かつら・メガネ・ゴーグル・補聴器・マスク・襟巻き・コート・帽子・チョッキ・鞄・服・ズボン・スカート・車椅子・ベルト・手袋・靴下・靴・スリッパや、住居の床・壁・天井や、乗り物の住居の床・壁・天井に仕込んだり、患者の体や患部に巻き付ける紐やフィルムや布のベルトで固定したり、患者の体や患部に衣服の上からマジックテープで固定したり、患部に近い部位の地肌に粘着テープで貼り付けるなどして、患者が自由に移動したり外出したり、日常生活で仕事や生活をしながら、常に癌患者の体内の癌細胞を温め続けて、持続的かつ効果的に癌細胞をアポトーシス自滅死させる癌治療方法。
【請求項9】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、体内で腐食せず安定な状態で存在し続ける事により、物体1が患者の体内で安全である事を特徴とする癌治療方法。
【請求項10】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、徐々に体内で自然に消化・分解・排泄される事により、物体1が患者の体内に残留せず、ある期間を過ぎると自然に体外に安全に排出される事を特徴とする癌治療方法。
【請求項11】
発熱する物体1の素材が、拒絶反応や壊疽を引き起こさない物質で出来ていて、その形状が玉・円盤状・板状・棒状・輪・曲線・網状・布状・綿状・繊維状・顆粒状・コンペイ糖状・粉状などの形状に加工されている事により、物体1が患部の癌細胞の場所に安定して固着し、癌患部から遊離して患者の体内を遊泳しない安全な癌治療方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−212178(P2011−212178A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−82558(P2010−82558)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(398056595)
【Fターム(参考)】