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発毛促進システム
説明

発毛促進システム

【課題】 発毛を促進するシステムであって、発毛促進に有効な成分を効率よく頭皮深層部まで浸透させて発毛促進効果を高める。発毛促進に有効な成分が頭皮外部に流させることがなく、持続的な発毛促進効果が得られるようにする。
【解決手段】 プレクレンジング工程と、クレンジング工程と、汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程と、汚れ物質洗浄工程と、シャンプー工程と、発毛促進成分第2浸透工程と、コンディショナ剤塗布工程と、コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程と、第1発毛促進剤塗布工程と、発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程と、第2発毛促進剤塗布工程と、マッサージ工程と、発毛促進成分浸透促進及び毛母細胞活性化工程と、収れん工程と、毛髪保護工程とを備える発毛促進システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭皮の新陳代謝や血行を促進し、毛母細胞を活性化させ、発毛促進に有効な成分を頭皮に効率よく浸透させて、高い効率で発毛の促進を図ることのできる発毛促進システムに関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪の育毛を促す方法として、従来から各種のものが提案されており、例えば、図8に示すように、(1)クレンジング剤とヘアスチーマを用いて、汚れを頭皮表面に浮き上がらせてから洗浄しリンス剤を塗布する汚れ及び老廃物等の取り除き工程と、(2)頭皮に活性水を吹きつける頭皮湿潤工程と、(3)ヘアスチーマを使用する工程と、(4)再び頭皮に活性水を吹きつける頭皮湿潤工程と、(5)可視光線を頭皮に照射する工程と、(6)育毛を促すツボにレーザを照射する工程と、(7)乳化成分を含む育毛剤を塗布する工程と、(8)空気圧を利用したマッサージ工程と、からなる育毛促進システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、図9に示すように、他の育毛システムとして、(1)アミノ酸系界面活性剤とパパイン酵素を主たる育毛促進成分とした塗布剤で、頭皮と毛穴をクレンジングするクレンジング工程と、(2)赤外線の照射及びスチームの噴射を行なう工程と、(3)頭皮と毛穴及び毛髪の汚れを落とすシャンプー工程と、(4)ヒノキチオールを主たる育毛促進成分とする育毛剤を頭皮全体に塗布する第1育毛剤塗布工程と、(5)マッサージ工程と、(6)ヒノキチオールを主たる育毛促進成分とする育毛剤を頭皮の特定部分に塗布する第2育毛剤塗布工程と、(7)イオンを照射し育毛促進成分の浸透を促す工程と、(8)ケラチンを主たる育毛促進成分とするトリートメント剤を毛髪に塗布するトリートメント工程と、の構成をとるものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平7−16304号公報(第2頁)
【特許文献1】特許第3172481号公報(第1頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の育毛促進システムでは、以下のような問題がある。
(1)クレンジング工程とシャンプー工程だけでは、頭皮と毛穴に付着した汚れ物質を充分に除去することができず、育毛促進成分を頭皮深層部まで浸透させることが困難であること。
(2)塗布された育毛促進成分が一旦頭皮に浸透したとしても、頭皮外部に流出しやすく、持続的な育毛促進効果が得られにくい。
(3)育毛剤が育毛剤塗布工程で1回しか塗布されないので、頭皮への浸透効果が弱く、また1種類の育毛剤のみを継続して使用していると、頭皮の耐性により育毛促進効果が低下する。
(4)脱毛には種々の原因があるが、塗布する育毛促進成分が必ずしも脱毛原因に対応しているとはいえないので、育毛促進成分が脱毛原因に見合っていない場合には育毛効果はほとんど期待できない。
(5)育毛剤を塗布した後に育毛促進成分の浸透及び育毛促進効果を高めることを目的とした工程がないので、育毛促進成分を深部まで効果的に浸透させ、塗布した育毛促進成分を活かして毛母細胞を活性化させることができない。
【0005】
また、上記特許文献2の育毛システムでは、以下のような問題がある。
(1)クレンジング工程とシャンプー工程だけでは頭皮と毛穴に付着した汚れ物質を充分に除去することができず、育毛促進成分を頭皮深層部まで浸透させることが困難であること。
(2)第1,第2育毛剤の主たる育毛促進成分が同一であるので、育毛剤塗布工程を2回行なっても、同一の育毛促進効果しか生まれない。また、1種類の育毛剤のみを継続して使用していると、頭皮の耐性により育毛促進効果が低下する。
(3)塗布された育毛促進成分が一旦頭皮に浸透したとしても、頭皮外部に流出しやすく、持続的な育毛促進効果が得られにくいこと。
(4)脱毛には種々の原因があるが、塗布する育毛促進成分が必ずしも脱毛原因に対応しているとはいえないので、育毛促進成分が脱毛原因に見合っていない場合には育毛効果はほとんど期待できない。
(5)育毛剤の塗布後に、育毛促進効果を高めるといわれている新陳代謝の促進や毛母細胞の活性化を目的とした工程がないために、塗布した育毛促進成分を活かして毛母細胞を活性化させることができない。
【0006】
そこで本発明は、汚れ物質を極力充分に除去して発毛促進に有効な成分を効率よく毛根まで浸透させ、発毛促進に有効な成分の効果を高め、塗布した発毛促進に有効な成分が頭皮外部に流出することがなく、持続的な発毛促進効果を得ることのできる発毛促進システムを提供することを目的としている。
【0007】
上述の目的にしたがって、本発明の請求項1の発毛促進システムは、頭皮にアルカリ不活性水を塗布したのち、マイナス極性を帯電させた電極を頭皮に接触させて頭皮や毛穴を弛緩させ、該頭皮や毛穴の皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を軟化させるプレクレンジング工程と、該プレクレンジング工程で軟化させた前記汚れ物質を、前記頭皮に発毛促進に有効な成分を配合したクレンジング剤を塗布して頭皮や毛穴から浮かせるクレンジング工程と、該クレンジング工程で塗布したクレンジング剤を前記頭皮に馴染ませたのち、該頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記汚れ物質をさらに前記頭皮や毛穴から浮き上がらせるとともに、前記クレンジング剤中の発毛促進に有効な成分を頭皮に浸透させる汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程と、所定水圧の洗浄水を前記頭皮に噴射して、該頭皮や毛穴から浮き上がらせた前記汚れ物質や、該毛穴に残存する汚れ物質を洗い流す汚れ物質洗浄工程と、該汚れ物質洗浄工程後に、発毛促進に有効な成分を配合したシャンプー剤を用いて、毛髪及び前記頭皮と毛穴との洗浄を行うシャンプー工程と、前記頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記シャンプー工程のシャンプー剤に配合された発毛促進に有効な成分を頭皮に浸透させる発毛促進成分第2浸透工程と、発毛促進に有効な成分と毛髪の修復及び保護成分を配合したコンディショナ剤を塗布するコンディショナ剤塗布工程と、前記頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記コンディショナ剤に配合された発毛促進に有効な成分を頭皮及び毛髪に浸透させた後に、前記コンディショナ剤を洗い流す、コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程と、該コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程後に、第1発毛促進剤を前記頭皮に塗布する第1発毛促進剤塗布工程と、体内電気と同程度の微弱電流とマイナス極性に帯電させた電極とを、所定時間ごとに交互に変換しながら前記頭皮に接触させることにより、前記発毛促進に有効な成分をイオン化して毛母細胞に浸透させ、つぎに、前記頭皮に空気圧マッサージ機をあてて所定圧力で緊張と弛緩とを繰り返して頭皮の血行を促進させ、さらに前記頭皮に低反応レーザを照射して、頭皮の血行の促進と新陳代謝の促進及び毛母細胞を活性化する発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程と、該発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程後に、前記第1発毛促進剤とは異なる発毛促進に有効な成分を配合した第2発毛促進剤を前記頭皮に塗布する第2発毛促進剤塗布工程と、該第2発毛促進剤塗布工程後に、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程と、静電場発生装置にて所定周波数の微弱電流を頭皮に帯電させて、微弱電流をマイナス極性とプラス極性とに所定時間ごとに交互に変換しながら前記頭皮に作用させるとともに、LED発生装置にて頭皮に赤色LEDを照射することにより、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の浸透促進と毛母細胞の活性化とを行う発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程と、プラス極性を帯電させた電極を頭皮に接触させて、前記プレクレンジング工程で弛緩した頭皮や毛穴を引き締めることにより、これら頭皮や毛穴に浸透させた前記発毛促進に有効な成分を封止する収れん工程と、前記頭皮と毛髪に毛髪保護剤を塗布し、該毛髪保護剤により前記頭皮と毛髪を保護する毛髪保護工程と、を有することを特徴としている。
【0008】
また、本発明の請求項2の発毛促進システムは、前記請求項1の発明に記載の発毛促進システムにおいて、前記プレクレンジング工程後に、前記頭皮を刺激して、前記プレクレンジング工程による前記汚れ物質の軟化を促進するマッサージ工程と、前記クレンジング工程後に、前記頭皮を刺激して、前記クレンジング剤を頭皮に馴染ませるとともに、前記汚れ物質の浮き上がりを促進するマッサージ工程と、前記シャンプー工程後の頭皮を刺激して、該頭皮の血行を促進するとともに、前記シャンプー剤に配合された発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程と、前記コンディショナ剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記コンディショナ剤の発毛促進に有効な成分や保護成分の頭皮や毛髪への吸収を促進するマッサージ工程と、前記第1発毛促進剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記第1発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程とを行う。
【0009】
本発明の請求項3の発毛促進システムは、前記請求項1の発明に記載の発毛促進システムにおいて、前記第1発毛促進剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記第1発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程を行う。
【0010】
本発明の請求項4の発毛促進システムは、前記請求項1の発明に記載の発毛促進システムにおいて、前記汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記汚れ物質の浮き上がらせと前記クレンジング剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、前記発毛促進成分第2浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記シャンプー剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、前記コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記コンディショナ剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、前記発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程の際に、前記頭皮マッサージによりを刺激して、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進する。
【0011】
本発明の請求項5の発毛促進システムは、前記請求項1〜4のいずれかの発明に記載の発毛促進システムにおいて、前記クレンジング剤と前記シャンプー剤と前記コンディショナ剤と前記第1発毛促進剤及び前記第2発毛促進剤に配合される前記発毛促進に有効な成分のそれぞれには、脱毛原因に合わせて、毛根活性の低下と血行不良と脂漏性と乾燥性の4つのうちのいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分が含まれているものとする。
【0012】
本発明の請求項6の発毛促進システムは、前記請求項1〜5のいずれかの発明に記載の発毛促進システムにおいて、前記第2発毛促進剤に配合されている前記発毛促進に有効な成分が、ナノ化状態、またはリポソーム形態のいずれかであるものとする。
【0013】
本発明では「育毛」の促進とは、残存している細く不健康な状態の毛髪を育成し、健康な状態への移行を促進すると定義する。また、本発明で発毛の促進とは、頭皮環境の乱れに起因する脱毛原因を、脂漏性や乾燥性による頭皮表面(表皮)の悪化と血行の不良と毛根活力の低下との4つに集約し、これら頭皮環境の乱れなどで脱毛した原因を改善して、うぶ毛以上に視認性のある毛髪が生えるような状態への移行を促進すると定義する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の発明促進システムは、アルカリ不活性水とマイナス極性を帯電させた電極を用いたプレクレンジング工程、ナノ化したスチームを噴霧する発毛促進成分第1,第2,第3浸透工程,所定水圧の洗浄水を前記頭皮に噴射する汚れ物質洗浄工程,異なる発毛促進に有効な成分を配合した第1,第2発毛促進剤塗布工程、静電場発生装置とLED発生装置とを用いた発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程、プラス電極で弛緩した頭皮や毛穴を引き締め収れん工程等の特徴ある工程を行うことにより、頭皮の新陳代謝や血行を促進し、毛母細胞を活性化させ、各種の発毛促進に有効な成分を効率よく頭皮深層部まで浸透させるので、従来よりも高い効率で発毛の促進を図ることができるようになる。
【0015】
また、頭皮表面と毛穴に詰まった皮脂や老廃物等の汚れ物質を取り除く工程において、クレンジング剤の塗布やシャンプー以外に、従来にはなかったプレクレンジング工程を独立して行うので、頭皮と毛穴に付着した汚れ物質を充分に除去して、発毛の促進に寄与することができる。特に、プレクレンジング工程でアルカリ不活性水とマイナス電極とを組み合わせして用いることにより、汚れ物質を軟化させ浮き上がらせて充分に除去するので、発毛促進に有効な成分を頭皮下層にある毛母細胞まで浸透させるのに高い効果がある。
【0016】
さらに、クレンジング剤とシャンプー剤,コンディショナ剤,第1発毛促進剤及び第2発毛促進剤のそれぞれに発毛促進に有効な成分を含む上、これら塗布剤による工程の前や後に発毛促進に有効な成分の浸透を高めるマッサージ等の処理を行うので、発毛の促進を一層図ることができる。しかも、第1発毛促進剤と第2発毛促進剤の発毛促進に有効な成分が異なるので、頭皮の耐性による発毛促進効果の低下が避けられ、発毛促進に有効な成分を効果的に頭皮の深層部に浸透させて発毛の促進を充分に図ることができる。
また、収れん工程では、プラス電極で頭皮のバリア層と毛穴を引き締めることにより、各種の発毛促進に有効な成分を頭皮外部へ流出することを防ぐために、発毛促進効果を長く持続させることができて有益である。
【0017】
さらに本発明は、頭皮環境の乱れに起因する脱毛原因を、脂漏性による頭皮表面の悪化、乾燥性による頭皮表面の悪化、血行の不良、毛根活力の低下の4つに集約して、本発明に用いるクレンジング剤,シャンプー剤,コンディショナ剤,第1発毛促進剤,第2発毛促進剤のそれぞれに、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下のうちのいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分を配合することにより、本発明の発毛促進システムの利用者の脱毛原因に即した発毛促進に有効な成分を選択して使用し、その利用者に最適な発毛促進を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の発毛促進システムの実施例を図面に基づいて説明する。
まず、以下に説明する各実施例では、頭皮環境の乱れに起因する脱毛原因を、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行の不良と毛根活力の低下との4つに集約している。
【0019】
このうち、脂漏性による頭皮表面の悪化が原因である脱毛は、皮脂の過剰な分泌により毛穴周囲の皮脂が酸化して硬化することで毛穴が塞がれ、皮脂が毛穴の中に充満し毛髪の固着力が低下すること、酸素の供給が妨げられ、毛髪の育成が阻害されてしまうこと、さらに、微生物が繁殖することで頭皮が炎症することなども原因であると考えられている。
乾燥性による頭皮表面の悪化が原因である脱毛は、食事の偏りやビタミン不足などで毛髪の育成に必要な栄養が不足することにより頭皮が異常乾燥し、フケが多く付着してかゆみの症状や炎症を起こすことで、毛髪の成長期が短くなり脱毛が早まると考えられている。また、乾いた細かいフケが毛穴を塞ぎ、本来排出されるべき皮脂が毛穴の中に溜まり、毛母細胞の活動を阻害することも脱毛の原因であると推定されている。
【0020】
血行不良による脱毛は、栄養不足などで毛細血管の血液循環が充分でなく、毛髪の育成に必要な栄養が毛乳頭に届かないため、毛母細胞で行なわれている細胞分裂が阻害されることが原因となり脱毛すると考えられている。また、頭皮表面の悪化により頭皮が緊張し、血管を圧迫することで毛髪の成長を阻害することも原因とされている。
毛根活力低下による脱毛は、男性ホルモンであるテストステロンと、毛乳頭及び皮脂腺にある5α−リダクターゼという酵素との還元作用によって、5α−ジヒドロテストステロン(5α−DHT)という強力な男性ホルモンに変化することが原因とされている。この5α−DHTは、毛母細胞の細胞分裂で生じるタンパク合成を阻害し、毛母細胞の活力を低下させてしまう。また、FGF−5という情報伝達物質の一種であり、男性ホルモンなどから刺激を受け、毛髪の脱毛を促す因子も知られている。上記5α−DHTとFGF−5が、通常約2年〜6年間ある毛髪の成長期を短くして、毛髪を未成長で細いまま脱毛させてしまう原因と考えられている。
【0021】
本実施例の発毛促進システムは、上記4つの脱毛原因とする考えを元に構築され、工程中に用いるコンディショナ剤や発毛促進剤等の塗布剤のそれぞれには、上記4つの脱毛原因のいずれかを改善する発毛促進に有効な成分が配合されている。
【0022】
図1の第1実施例は、発毛促進システムの基本工程を示すフローチャートで、ステップS1:プレクレンジング工程→ステップS2:クレンジング工程→ステップS3:汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程→ステップS4:汚れ物質洗浄工程→ステップS5:シャンプー工程→ステップS6:発毛促進成分第2浸透工程→ステップS7:コンディショナ剤塗布工程→ステップS8:コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程→ステップS9:第1発毛促進剤塗布工程→ステップS10:発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程→ステップS11:第2発毛促進剤塗布工程→ステップS12:マッサージ工程→ステップS13:発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程→ステップS14:収れん工程→ステップS15:毛髪保護工程の15工程を順次行う。
なお、以下に、図1の第1実施例に基づく発毛促進システムを工程順に説明するが、図2に示す脂漏性の頭皮表面の改善を目的とするフローチャートの説明も適宜挟むものとする。
【0023】
図1に示す発毛促進システムの工程中で、塗布剤として用いるクレンジング剤やシャンプー剤,コンディショナ剤,第1発毛促進剤,第2発毛促進剤のそれぞれには、発毛促進に有効な成分が配合されており、さらに各塗布剤の発毛促進に有効な成分には、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下のうちのいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分を配合した少なくとも4種類が用意されている。
【0024】
図1の第1実施例において、ステップS1のプレクレンジング工程では、アルカリ不活性水を頭皮全体に塗布した後、イオン発生装置でマイナス極性に帯電させた電極を頭皮全体に接地させ、頭皮及び毛穴の深部にある皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を軟化させる。
【0025】
上記アルカリ不活性水はナノ分子化されており、水道水の100倍の浸透圧があるので頭皮だけでなく、毛母細胞のある真皮層まで深く浸透し、酸化還元反応により皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を軟化させる。アルカリ不活性水を頭皮全体に塗布したのち、イオン発生装置でマイナス極性に帯電させた電極を、1,500Hzの周波数で約3分間頭皮全体に接地させ、頭皮や毛穴の深部にある皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質の軟化を促進させる。
また、頭皮表面の角層(プラス極性)と角層の下部にあるマルピギー層(マイナス極性)の境目にあるバリア層を一時的に緩和させ、後工程で塗布する発毛促進に有効な成分を頭皮下層にある毛母細胞まで浸透しやすい状態とする。このバリア層を緩和させずに発毛促進剤を塗布したとしても、発毛促進に有効な成分がバリア層に阻まれてしまい、頭皮下層にある毛母細胞まで発毛促進に有効な成分を浸透させることはむずかしい。
【0026】
つぎに、ステップS2のクレンジング工程では、頭皮と毛穴の皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を乳化させて浮かせるために、クレンジング剤を塗布する。
クレンジング剤には、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下のいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分を配合した合計4種類が用意され、このクレンジング工程では、本発毛促進システムの利用者それぞれの脱毛原因の改善に適した1種類のクレンジング剤が選択される。
【0027】
例えば、脂漏性の頭皮環境の改善を目的とする場合には、洗浄作用,抗炎症作用,皮脂分解作用に優れた発毛促進に有効な成分を含むクレンジング剤が選択され、頭皮や毛穴の汚れに応じて適宜の量を使用する。このクレンジング剤に含まれる発毛促進に有効な成分は、植物由来成分(洗浄作用),グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用),セイヨウネズエキス(皮脂分解作用),海藻エキス(皮脂分解作用)などであり、脂漏性の頭皮表面を改善させるためには、特にグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)と、セイヨウネズエキス(皮脂分解作用)が効果的である。
【0028】
ステップS3の汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程では、クレンジング剤を頭皮になじませてから、ナノ化スチーム装置で145度に加熱した0.2nm〜5nmのナノ化スチームを頭皮全体に約2分間噴射することにより、毛穴を広げて頭皮と毛穴の深部に付着している皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を頭皮や毛穴から浮き上がらせ、さらに前記クレンジング剤に配合された発毛促進に有効な成分を利用者の頭皮や毛穴に浸透させる。
ナノ化スチームの分子は、湯気の分子と比べて約10万分の1と極めて小さい分子で湿熱であることから、乾熱のように頭皮,毛髪,塗布剤に含まれる水分を奪って発毛促進に有効な成分の浸透を妨げるようなことはなく、さらに、ナノ化された水分の分子はクレンジング剤の発毛促進に有効な成分に付着し、頭皮に素早く浸透させることができる。
【0029】
ステップS4の汚れ物質洗浄工程では、2.3kgf/cm2〜4.5kgf/cm2の水圧と、約1,800回/分の洗浄パルスを有するジェットシャワー装置で、頭皮表面と毛穴に詰まった汚れ物質を洗い流すもので、ステップS1のプレクレンジング工程で軟化し、ステップS2のクレンジング工程で乳化して浮き上がっている汚れ物質が頭皮や毛穴から確実に取り除かれる。
【0030】
続くステップS5のシャンプー工程では、発毛促進に有効な成分を配合したシャンプー剤を頭皮に塗布し、頭皮,毛穴及び毛髪の洗浄を行なうことで皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質が完全に洗い流される。
シャンプー剤は、洗浄作用、抗炎症作用,フケ防止作用,皮脂分泌改善作用,血管拡張作用,保湿作用などに優れた成分を含んでおり、頭皮及び毛穴の汚れに応じて適宜の量を使用する。
【0031】
シャンプー剤に含まれる成分は、アミノ酸系成分(洗浄作用)、石鹸系成分(洗浄作用)、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)、ピロクトンオラミン(フケ防止作用)、カプリロイルグリシン(皮脂分泌改善作用)、グルコシルヘスペリジン(血管拡張作用)、リピジュア(保湿作用)などであり、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下のいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分を配合した合計4種類が用意され、これらの中から本発毛促進システムの利用者それぞれの脱毛原因の改善に適した1種類のシャンプー剤が選択される。
例えば脂漏性の頭皮環境の改善には、特にグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)、カプリロイルグリシン(皮脂分泌改善作用)、及びリピジュア(保湿作用)が効果的である。上記シャンプー剤を塗布後、頭皮や毛穴,毛髪を洗浄することで、汚れ物質が完全に除去される。
【0032】
頭皮表面や毛穴にはシャンプー剤に配合した発毛促進に有効な成分が付着しており、ステップS6の発毛促進成分第2浸透工程では、ナノ化スチーム装置で145度に加熱した0.2nm〜5nmのナノ化スチームを、頭皮全体に約2分間噴射させることで、この発毛促進に有効な成分を浸透させる。また、ナノ化スチームにより、毛髪のキューティクルが開き、次工程のコンディショナ剤の浸透がしやすくなる。
【0033】
ステップS7のコンディショナ剤塗布工程では、発毛促進に有効な成分と、毛髪の修復及び保護成分を配合したコンディショナ剤を塗布する。
コンディショナ剤は、毛髪修復・保護作用,抗炎症作用,フケ防止作用,皮脂分泌改善作用,血管拡張作用,保湿作用に優れた成分を含んでおり、頭皮や毛髪の状態に応じて適宜の量を使用する。コンディショナ剤に含まれる具体的な成分は、スクワラン(毛髪修復・保護作用),グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用),ムクロジエキス(フケ防止作用),カプリロイルグリシン(皮脂分泌改善作用),グルコシルヘスペリジン(血管拡張作用),リピジュア(保湿作用)などであり、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下のいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分を配合した合計4種類が用意され、本発毛促進システムの利用者それぞれの脱毛原因の改善に適した1種類のコンディショナ剤が選択される。
【0034】
例えば、脂漏性の頭皮環境の改善には、特にグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)、カプリロイルグリシン(皮脂分泌改善作用)及びリピジュア(保湿作用)が効果的であり、このように脱毛原因の改善に適した発毛促進に有効な成分を配合したコンディショナ剤を塗布することで、毛髪の修復と保護及び発毛促進に有効な成分を頭皮へ充分に浸透させることができる。
【0035】
ステップS8のコンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程では、ナノ化スチーム装置で145度に加熱した0.2nm〜5nmのナノ化スチームを頭皮全体に約2分間噴射させることで、皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質が除去された頭皮及び毛穴に、コンディショナ剤中の発毛促進に有効な成分を浸透させたのち、コンディショナ剤を洗い流す。
これにより、皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質が除去された頭皮及び毛穴に、ナノ化された水分の分子に付着した前記コンディショナ剤の発毛促進に有効な成分が素早く浸透し、コンディショナ剤を洗い流しても発毛促進に有効な成分は頭皮及び毛穴に留まり、発毛促進の効果を発揮する。
【0036】
つぎに、ステップS9の第1発毛促進剤塗布工程では、それぞれの脱毛原因の改善に最も効果のある発毛促進に有効な成分を配合した第1発毛促進剤を塗布する。
この第1発毛促進剤では、脂漏性と乾燥性による頭皮表面の悪化と、血行不良と、毛根活力の低下と、の改善を促進する発毛促進剤が2種類ずつ、合計6種類用意されている。ステップS9の第1発毛促進剤塗布工程では、前記6種類の発毛促進剤のうち、本発毛促進システムの利用者の脱毛原因に合わせて、いずれか1種類が選択して使用される。
【0037】
脂漏性と乾燥性による頭皮表面の悪化と、血行不良と、毛根活力低下の脱毛原因別になっている2種類ずつの発毛促進剤は、それぞれ異なる発毛促進に有効な成分を配合しており、所定の期間で使用する発毛促進剤を変更することで、単一の発毛促進剤を継続使用することで頭皮が耐性を作り、発毛促進に有効な成分の浸透が低下して充分な発毛促進効果が得られなくなることを防ぐようにしている。
また、脂漏性による頭皮表面の悪化と、乾燥性による頭皮表面の悪化の改善を促進する2種類の第1発毛促進剤は、脂漏性と乾燥性とで脱毛原因が異なっているにも係らず、共通する発毛促進剤を使用しているが、その理由を説明する。
脂漏性による頭皮表面の悪化と、乾燥性による頭皮表面の悪化による脱毛は、頭皮表面(表皮)に現れる症状のみでなく、血行不良及び/または毛根活力低下による脱毛症状を併発していることが多いので、頭皮表面の症状と、併発している血行不良及び/または毛根活力低下による脱毛症状と、を同時に改善する必要がある。
【0038】
そのため、クレンジング剤、シャンプー剤及びコンディショナ剤に脂漏性、または乾燥性による脱毛症状の改善に有効な成分を含み塗布及び浸透させることで、脂漏性、または乾燥性の症状が現れている頭皮表面を改善することができ、さらに、第1発毛促進剤に併発している血行不良及び/または毛根活力低下による脱毛症状の改善に有効な成分を含み塗布及び浸透させることで、前記併発している脱毛症状も改善することができる。
【0039】
しかし、頭皮表面に現れている症状を改善するためにクレンジング剤,シャンプー剤及びコンディショナ剤は、脂漏性と乾燥性とで症状が異なるので、それぞれの症状に応じて異なる成分が配合されているが、前記併発している血行不良及び/または毛根活力低下による脱毛症状の改善に有効な成分は脂漏性と乾燥性とで同様でよいために、第1発毛促進剤は脂漏性と乾燥性とで同一の塗布剤を使用している。
【0040】
このうち、2種類ずつ用意されている中のひとつの第1発毛促進剤は、FGF−5阻害(脱毛因子),毛根賦活,血管拡張,頭皮健常化,抗炎症,保湿などに優れた成分を含んでおり、頭皮の状態に応じて適宜の量を使用する。上記第1発毛促進剤に含まれる具体的な発毛促進に有効な成分は、ワレモコウエキス(FGF−5阻害作用),パントテニルエチルエーテル(毛根賦活作用),人参エキス(血管拡張作用),セパシン酸ジイソプロピル(頭皮健常化作用),グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用),マロニエエキス(抗炎症作用),ローヤルゼリーエキス(保湿作用)などである。例えば、脂漏性と乾燥性の脱毛症状を改善するためには、特にワレモコウエキス(FGF−5阻害作用),パントテニルエチルエーテル(毛根賦活作用)及びセパシン酸ジイソプロピル(頭皮健常化作用)が効果的である。
【0041】
また、2種類ずつ用意されている一方の第1発毛促進剤の発毛促進剤は、5a−DHT阻害(脱毛因子),毛根賦活,血管拡張,皮脂分泌改善,頭皮健常化,フケ防止,抗炎症,保湿などに優れた成分を含んでおり、頭皮の状態に応じて適宜の量を使用する。上記第1発毛促進剤に含まれる具体的な発毛促進に有効な成分は、ジオウエキス(5α−DHT阻害作用),パントテン酸カルシウム(毛根賦活作用),オランダカラシエキス(血管拡張作用),チョウジエキス(皮脂分泌改善作用),ローズマリーエキス(頭皮健常化作用),ゴボウエキス(フケ防止作用),グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)、マツエキス(抗炎症作用),アルニカエキス(保湿作用)などである。例えば、脂漏性と乾燥性の脱毛症状を改善するためには、特に、ジオウエキス(5α−DHT阻害作用),パントテン酸カルシウム(毛根賦活作用)及びチョウジエキス(皮脂分泌改善作用)が効果的である。
【0042】
ステップS10の発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程では、イオン発生装置で体内を流れる電気と極めて近い性質である0.1〜2.0mAの微弱電流と、200〜1,200Hzの周波数でマイナス極性に帯電させた電極とを、所定の時間で交互に変換しながら約5分間頭皮に接地させ、頭皮の緊張をほぐし柔軟にしつつ発毛促進に有効な成分をイオン化して頭皮の下層部にある毛母細胞まで浸透させる。
【0043】
イオン発生装置で使用する0.1〜2.0mAの微弱電流は、細胞が自己修復を行なうときに発する生体電気の一種と同様の電流であり、細胞の働きを活発にさせ、細胞の回復に必要な成分を運搬する働きがあることから、発毛促進に有効な成分の浸透促進の効果がある。
また、低周波から中周波の200〜1,200Hzの周波数でマイナス極性に帯電させた電極を頭皮に接地させることにより、低周波で頭皮表面の緊張をほぐし柔軟にし、さらに中周波で頭皮内部まで活性化させることができ、イオン化した発毛促進に有効な成分を頭皮下層部にある毛母細胞まで効率的に浸透させることが可能となる。
【0044】
つぎに、頭部用空気圧マッサージ機を約3分間使用して、60mmHg〜140mmHgの範囲の圧力で頭皮の緊張と緩和を一定周期のリズムで繰り返すことにより、血行の促進と脳のアルファ波の発生を促すことによってリラックス効果が生まれ、脱毛の一因であるストレスを軽減することができる。さらに、レーザ光照射装置で200mwの低反応レーザを約3分間頭皮に照射することにより、頭皮の血行促進と新陳代謝の促進並びに毛母細胞の活性化を図ることができる。
【0045】
上記マッサージ機は、約10cm幅の帯状布を額部から耳上部を通り後頭皮までの周囲に装着する。上記帯状布は袋状になっており、袋状の内側に空気の注入と排気の繰り返しを行なうことによって、頭皮の血管に緊張と緩和を交互に与えることで、血行促進とリラックス効果を生じさせることができる。
なお、電気制御した数個の突起物を頭皮に接地させることで、突起物の上下運動によって頭皮を叩きながらマッサージする機材を用いてもよい。
【0046】
さらに、ステップS10の発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程で、レーザ光照射装置で200mwの低反応レーザを約3分間照射すると、頭皮の温度が1.5℃〜2℃上昇し、血行が促進されて皮下組織の細胞活性化及びコラーゲンの増殖を促し、新陳代謝の促進をさせることができる。
【0047】
ステップS11では、第2発毛促進剤を塗布する工程が行われる。第2発毛促進剤の塗布には、ナノ化技術やリポソーム技術が用いられ、これらの浸透促進(加速)技術を用いることにより、発毛促進に有効な成分が毛母細胞まで浸透し、持続的な発毛促進効果を働きかける。
【0048】
本工程で用いる第2発毛促進剤には、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下の4種類の脱毛原因のうち、いずれか1つの改善に適した4種類の発毛促進剤が用意され、これら発毛促進に有効な成分を配合した4種類の第2発毛促進剤を、本発毛促進システム利用者の脱毛原因の改善に合わせていずれか1つを選択して使用する。
【0049】
例えば、脱毛原因が脂漏性の場合、これを改善する発毛促進に有効な成分を配合した第2発毛促進剤を塗布する。第2発毛促進剤は、高圧乳化法を用いたナノ化技術を利用して塗布され、発毛促進に有効な成分の粒子を約40〜50nmのナノレベルまで細かくすることで、発毛促進に有効な成分が角質層の奥まで浸透する。ナノ化された発毛促進に有効な成分が深部に達することで、長時間にわたり発毛促進効果が持続する。
【0050】
第2発毛促進剤は、5α−DHT阻害,血管拡張,皮脂分泌改善,頭皮健常化,代謝促進,フケ防止,抗炎症,保湿などに優れた成分を含んでおり、頭皮の状態に応じて適宜の量を使用する。第2発毛促進剤に含まれる具体的な発毛促進に有効な成分は、ホウセンカエキス(5α−DHT阻害作用),チンピエキス(血管拡張作用),グルコン酸銅(皮脂分泌改善作用),酢酸トコフェロール(頭皮健常化作用)、グルコン酸亜鉛(代謝促進作用)、クオタニウム−73(フケ防止作用)、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症作用)、アルゲエキス(保湿作用)などである。
例えば、脂漏性の頭皮表面の改善のためには、特にホウセンカエキス(5α−DHT阻害作用)、チンピエキス(血管拡張作用)及びグルコン酸銅(皮脂分泌改善作用)が効果的である。
【0051】
第2発毛促進剤の塗布には、脱毛原因と作用させる発毛促進に有効な成分によって、ナノ化状態とリポソーム形態にした2種類のいずれかを用いることができる。
例えば、脂漏性による頭皮環境は、皮脂が多く分泌され酸化することで頭皮が硬化して発毛促進剤の効果的な浸透が困難であり、また、毛根活力低下では、皮下組織の深部にある毛母細胞に直接働きかけるために、発毛促進に有効な成分がナノ化状態であることが好ましい。
【0052】
頭皮が異常乾燥していることが脱毛原因となっている乾燥性の頭皮表面の改善と、毛細血管の血液循環が充分でなく、毛髪の育成に必要な栄養素が毛母細胞に届かないことが脱毛原因となっている血行不良については、じっくりと発毛促進に有効な成分を行き渡らせて、頭皮及び血管の機能を改善させていくことが重要であるために、発毛促進に有効な成分がリポソーム形態であることが好ましい。
リポソーム技術は、人体細胞に極めて近い性質をもった浸透性に富んだ大豆リン脂質の層を幾層にも重ねて多層化し、その上記多重層の中間層に発毛促進に有効な成分を入れるものであり、上記多重層は、時間の経過と共に徐々に溶け出すことからナノ化技術よりも長時間効果を持続させることができる。
【0053】
ステップS12のマッサージ工程では、前工程で塗布した第2発毛促進剤の発毛促進に有効な成分を頭皮へ充分に浸透させ、さらに頭皮の柔軟化とリラックス効果を目的に、頭部及び肩部分のマッサージを約6分間行なう。
マッサージは、第2発毛促進剤を頭皮に馴染ませ、頭皮全体と肩部分のツボを指圧することで発毛促進に有効な成分を頭皮へ浸透させ、頭皮を柔軟化するとともにリラックス効果を促す。
【0054】
ステップS13の発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程では、静電場とLED発生装置とを使用して、約10分間、12.5Hzの周波数で頭皮全体に微弱な電流を帯電させると、タンパク質合成に関与する酵素であるプロティンキナーゼの働きが増すことで、毛母細胞が活性化する。
また、マイナス及びプラス極性を1分間あたり750回の周期で転換させながら照射すると、一定の極性を長時間照射するよりも刺激を与えることができ、毛母細胞を常に活性状態に保つことができる。
【0055】
さらに、肌質の改善に効果があると言われている660nmの赤色LEDを2秒周期で照射すると、DNA合成が通常の約5倍になり毛母細胞の活性が促進する。赤色LEDには、疲労回復及びストレス解消などの効果もあることが知られている。さらに、リラックス効果と森林浴効果をもたらす揮散性物質である青葉アルコールと青葉アルデヒドを用いて、脱毛の一因と言われているストレスの緩和を促進させる。
【0056】
ステップS14の収れん工程では、イオン発生装置でプラス極性に帯電させた電極を、1,500Hzの周波数で約1分間頭皮全体に接地して、前記ステップS1のプレクレンジング工程で緩和したバリア層と毛穴を引き締めることにより、これまでの工程で塗布した全ての発毛促進に有効な成分を頭皮外部に流出することを防ぎ、発毛促進効果を持続させる。
【0057】
ステップS15の毛髪保護工程では毛髪保護剤を塗布し、紫外線や埃などから防御することにより、頭皮だけでなく、現在育生している毛髪も正常な状態に維持する。毛髪保護剤は、紫外線吸収,保湿,抗菌などに優れた成分を含んでおり、頭皮の状態に応じて適宜の量を使用する。毛髪保護剤に含まれる具体的な成分は、t−ブチルメトキシベンゾイルメタン(紫外線吸収作用),メトキシケイヒ酸オクチル(紫外線吸収作用),ヒアルロン酸Na(保湿作用),チョウジ油(抗菌作用)などである。
【0058】
このように、上記した基本工程の発毛促進システムでは、頭皮環境の乱れに起因する脱毛原因として、脂漏性による頭皮表面の悪化と乾燥性による頭皮表面の悪化と血行不良と毛根活力の低下の改善を目的に工程が構成され、各工程で使用する各種の塗布剤を、それぞれの脱毛原因に最も効果のある発毛促進に有効な成分を含むものに特定することで発毛の促進を図るものであり、脱毛原因が異なってもそれぞれの原因に対応した別の工程を設定する必要はなく、また工程の順序や使用する機材も変える必要はなく、1つの工程で上記4つの脱毛原因全てを改善させることができるようにしている。
【0059】
比較例との対比
比較例1:発毛促進剤塗布工程を1つにまとめた場合
図1に基づく第1実施例の発毛促進システムは、第1発毛促進剤塗布工程(前記ステップS9)と、第2発毛促進剤塗布工程(前記ステップS11)とに発毛促進に有効な成分を塗布する工程が2つに分かれていることを特徴の1つとしているが、発毛促進剤塗布工程を1つにまとめた場合には、発毛促進に有効な成分の塗布が1回になるため、浸透効果が弱くなってしまうので、好ましくない。
また、2つの異なる発毛促進効果のある塗布剤を1つにまとめると、成分によっては一部が凝固または沈殿をしてしまうので、配合することができない。そこで、第1実施例の発毛促進システムでは、異なる発毛促進効果のある成分を有効に利用するために、発毛促進剤の塗布工程を2つに分けることで、発毛促進に有効な成分の浸透力と発毛促進効果の向上を図っている。
【0060】
さらに、第1実施例の発毛促進システムは、第1,第2発毛促進剤塗布工程で、異なる発毛促進に有効な成分を塗布するという目的のほかに、発毛促進に有効な成分を毛母細胞まで素早く浸透させ、毛母細胞を活性化させるという第1発毛促進剤の目的と、持続的に毛母細胞に発毛促進を働きかける第2発毛促進剤の目的と、異なる2つの目的を達成するが、発毛促進剤塗布工程を1つにまとめたものでは、このような効果が図れない。
【0061】
比較例2:第1実施例の発毛促進システムの発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS10)、並びに発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程(前記ステップS13)がない場合
第1実施例の発毛促進システムの発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS10)、並びに発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程(前記ステップS13)は、前工程で塗布された第1,第2発毛促進剤のそれぞれの効果を高めることを目的として構成されている。
そのため、発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS10)がないと、塗布した第1発毛促進剤のみでは、頭皮の深部に素早く浸透することがむずかしく、毛母細胞に働きかけるまでの時間もかかってしまう。
また、発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程(前記ステップS13)がないと、浸透促進技術であるナノ化技術やリポソーム技術を用いた第2発毛促進剤を塗布しても、効果的に頭皮深層部に浸透させることはむずかしい。さらに、機材により毛母細胞を活性化させ、塗布した第2発毛促進成分の働きを促進させることができないので、好ましくない。
【0062】
比較例3:第1実施例の発毛促進システムのコンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程(前記ステップS8)と第1発毛促進剤塗布工程(前記ステップS9)の間に発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS10)とマッサージ工程(前記ステップS12)と発毛促進成分浸透促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS13)を設けた場合
第1実施例の発毛促進システムは、第1発毛促進剤塗布工程(前記ステップS9)のあとに発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程(前記ステップS10)があり、さらに第2発毛促進剤塗布工程(前記ステップS11)のあとに、マッサージ工程(前記ステップS12)と発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程(前記ステップS13)とがあり、発毛促進剤の塗布後に塗布した上記発毛促進剤の働きを促進させる工程があることを特徴としているが、上記ステップS10,12,13の工程を、ステップS8の浸透促進工程とステップS9の第1発毛促進剤塗布工程の間に設けた場合には、以下の不具合を生じる。
【0063】
すなわち、ステップS10,12,13の工程をステップS8の浸透促進工程とステップS9の第1発毛促進剤塗布工程の間に設ける工程は、従来の育毛促進システムにも見られ、機材などを用いて育毛剤の塗布前までの工程で、育毛剤を効果的に浸透させるために頭皮状態を整える工程フローとなっている。しかし、いくら育毛剤塗布前に頭皮環境を整えても、育毛剤を塗布した後に育毛促進成分の働きを向上させるような工程がないので、塗布した育毛促進成分が充分に効果を発揮することができず、好ましくない。育毛促進成分の効果を充分に発揮するためには、本発明にあるように、塗布後に機材を用いて発毛促進に有効な成分の働きを促進させる工程を設けることが必要である。
【0064】
比較例4:プレクレンジング工程(前記ステップS1)がない場合
プレクレンジング工程(前記ステップS1)がなく、クレンジング工程とシャンプー工程だけでは、頭皮表面と毛穴に詰まった汚れ物質を完全に除去することができず、後工程で塗布する第1,第2発毛促進剤の成分を毛母細胞まで効果的に浸透させることが困難である。また、プレクレンジング工程で頭皮表面の角層とマルピギー層の境目にあるバリア層を一時的に緩和させないと、塗布した発毛促進に有効な成分がバリア層に阻まれてしまい、頭皮下層にある毛母細胞まで発毛促進に有効な成分を浸透させることはむずかしいので、好ましくない。
【0065】
比較例5:収れん工程(前記ステップS14)がない場合
収れん工程(前記ステップS14)がないと、プレクレンジング工程(前記ステップS1)で緩和させた頭皮表面の角層(プラス極性)と角層の下部にあるマルピギー層(マイナス極性)の境目にあるバリア層や毛穴を引き締めることができないので、前工程で塗布した発毛促進に有効な成分が頭皮外部に流出してしまうことがある。そのため、長時間にわたり発毛促進効果を持続させることができない。
【0066】
表1〜表4は、本実施例の発毛促進システムと比較例1〜5との比較結果を示している。
【0067】
【表1】

【0068】
【表2】

【0069】
【表3】

【0070】
【表4】

【0071】
表1に示す脂漏性の頭皮表面の悪化、表2示す乾燥性の頭皮表面の悪化、表3に示す血行不良、表4に示す毛根活力低下のいずれにおいても、本実施例の発毛促進システムに良好な育毛効果が見られた。
【0072】
また、プレクレンジング工程(前記ステップS1)〜シャンプー工程(前記ステップS5)までを順次行なった頭皮を示す顕微鏡写真を拡大した図3と、プレクレンジング工程(前記ステップS1)をせずに、クレンジング工程(前記ステップS2)〜シャンプー工程(前記ステップS5)まで行なった頭皮を示す顕微鏡写真を拡大した図4とを比較すると、プレクレンジング工程を行なった図3の頭皮表面及び毛穴は、汚れ物質が除去されているのに対して、プレクレンジング工程を行なわなかった図4の頭皮表面及び毛穴は、充分に汚れ物質が除去されていないのがわかる。
【0073】
つぎに、本発明の第2実施例〜第4実施例を図5〜図7に基づいて説明する。
第2実施例〜第4実施例のそれぞれは、前記した図1の第1実施例を基本工程にしており、第1実施例の工程中の適所にマッサージ工程を加えることによって、各種発毛促進に有効な成分の浸透性をより高めて発毛促進効果を促すものである。
なお、第2実施例〜第4実施例において、第1実施例と同一名称の工程は同一内容の処理を行う。
【0074】
図5のフローチャートに示す第2実施例の発毛促進システムは、第1実施例の15からなる基本工程に、5つのマッサージ工程を加えて合計6つのマッサージ工程としたもので、具体的には、ステップS1のプレクレンジング工程後に、ステップS2として第1マッサージ工程を行い、ステップS3のクレンジング工程後に、ステップS4として第2マッサージ工程を行い、ステップS7のシャンプー工程後に、ステップS8として第3マッサージ工程を行う。
さらに、ステップS10のコンディショナ剤塗布工程後に、ステップS11として第4マッサージ工程を行い、ステップS13の第1発毛促進剤塗布工程後に、ステップS14として第5マッサージ工程を行い、ステップS17では第1実施例の基本工程通り、通常のマッサージ工程を行なうものである。
【0075】
第2実施例で行う6つのマッサージ工程は、その前工程で使用したクレンジング剤やシャンプー剤,コンディショナ剤,第1,第2発毛促進剤等の塗布剤に含まれる発毛促進に有効な成分の浸透を高めるので、発毛の促進をより一層図ることができる。
【0076】
図6のフローチャートに示す第3実施例の発毛促進システムは、第1実施例の15からなる基本工程に、1つのマッサージ工程を加えたもので、具体的には、ステップS9の第1発毛促進剤塗布工程後に、ステップS10として第1マッサージ工程を行う。
【0077】
図7のフローチャートに示す第4実施例の発毛促進システムは、第1実施例の15からなる基本工程に、5つのマッサージ工程を混合しており、具体的には、ステップS3の汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程と、ステップS6の発毛促進成分第2浸透工程で、それぞれマッサージ工程を併せて行い、ステップS8のコンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程でもマッサージ工程を併せて行う。
さらに、ステップS10の発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程で、マッサージ工程を併せて行い、ステップS12では第1実施例の基本工程通り通常のマッサージ工程を行うものである。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の第1実施例を示す発毛促進システムのフローチャートである。
【図2】本発明の脂漏性の頭皮表面の改善を目的とするフローチャートである。
【図3】本発明の実施例に基づいて行った頭皮の顕微鏡写真の拡大図である。
【図4】比較例の頭皮の顕微鏡写真の拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す発毛促進システムのフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例を示す発毛促進システムのフローチャートである。
【図7】本発明の第4実施例を示す発毛促進システムのフローチャートである。
【図8】従来の発毛促進システムのフローチャートである。
【図9】従来の他の発毛促進システムのフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭皮にアルカリ不活性水を塗布したのち、マイナス極性を帯電させた電極を頭皮に接触させて頭皮や毛穴を弛緩させ、該頭皮や毛穴の皮脂及び/または老廃物などの汚れ物質を軟化させるプレクレンジング工程と、
該プレクレンジング工程で軟化させた前記汚れ物質を、前記頭皮に発毛促進に有効な成分を配合したクレンジング剤を塗布して頭皮や毛穴から浮かせるクレンジング工程と、
該クレンジング工程で塗布したクレンジング剤を前記頭皮に馴染ませたのち、該頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記汚れ物質をさらに前記頭皮や毛穴から浮かせるとともに、前記クレンジング剤中の発毛促進に有効な成分を頭皮に浸透させる汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程と、
所定水圧の洗浄水を前記頭皮に噴射して、該頭皮や毛穴から浮き上がらせた前記汚れ物質や、該毛穴に残存する汚れ物質を洗い流す汚れ物質洗浄工程と、
該汚れ物質洗浄工程後に、発毛促進に有効な成分を配合したシャンプー剤を用いて、毛髪及び前記頭皮と毛穴との洗浄を行うシャンプー工程と、
前記頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記シャンプー工程のシャンプー剤に配合された発毛促進に有効な成分を頭皮に浸透させる発毛促進成分第2浸透工程と、
発毛促進に有効な成分と毛髪の修復及び保護成分を配合したコンディショナ剤を塗布するコンディショナ剤塗布工程と、
前記頭皮にナノ化したスチームを噴霧して、前記コンディショナ剤に配合された発毛促進に有効な成分を頭皮及び毛髪に浸透させた後に、前記コンディショナ剤を洗い流す、コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程と、
該コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程後に、第1発毛促進剤を前記頭皮に塗布する第1発毛促進剤塗布工程と、
体内電気と同程度の微弱電流とマイナス極性に帯電させた電極とを、所定時間ごとに交互に変換しながら前記頭皮に接触させることにより、前記発毛促進に有効な成分をイオン化して毛母細胞に浸透させ、つぎに、前記頭皮に空気圧マッサージ機をあてて所定圧力で緊張と弛緩とを繰り返して頭皮の血行を促進させ、さらに前記頭皮に低反応レーザを照射して、頭皮の血行の促進と新陳代謝の促進及び毛母細胞を活性化する発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程と、
該発毛促進成分浸透促進並びに血行促進及び毛母細胞活性化工程後に、前記第1発毛促進剤とは異なる発毛促進に有効な成分を配合した第2発毛促進剤を前記頭皮に塗布する第2発毛促進剤塗布工程と、
該第2発毛促進剤塗布工程後に、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程と、
静電場発生装置にて所定周波数の微弱電流を頭皮に帯電させて、微弱電流をマイナス極性とプラス極性とに所定時間ごとに交互に変換しながら前記頭皮に作用させるとともに、LED発生装置にて頭皮に赤色LEDを照射することにより、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の浸透促進と毛母細胞の活性化とを行う発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程と、
プラス極性を帯電させた電極を頭皮に接触させて、前記プレクレンジング工程で弛緩した頭皮や毛穴を引き締めることにより、これら頭皮や毛穴に浸透させた前記発毛促進に有効な成分を封止する収れん工程と、
前記頭皮と毛髪に毛髪保護剤を塗布し、該毛髪保護剤により前記頭皮と毛髪を保護する毛髪保護工程と、
を有することを特徴とする発毛促進システム(治療行為を除く)。
【請求項2】
前記プレクレンジング工程後に、前記頭皮を刺激して、前記プレクレンジング工程による前記汚れ物質の軟化を促進するマッサージ工程と、
前記クレンジング工程後に、前記頭皮を刺激して、前記クレンジング剤を頭皮に馴染ませるとともに、前記汚れ物質の浮き上がりを促進するマッサージ工程と、
前記シャンプー工程後の頭皮を刺激して、該頭皮の血行を促進するとともに、前記シャンプー剤に配合された発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程と、
前記コンディショナ剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記コンディショナ剤の発毛促進に有効な成分や保護成分の頭皮や毛髪への吸収を促進するマッサージ工程と、
前記第1発毛促進剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記第1発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程とを行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛促進システム。
【請求項3】
前記第1発毛促進剤塗布工程後に、前記頭皮を刺激して、前記第1発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進するマッサージ工程を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛促進システム。
【請求項4】
前記汚れ物質の浮き及び発毛促進成分第1浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記汚れ物質の浮き上がらせと前記クレンジング剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、
前記発毛促進成分第2浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記シャンプー剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、
前記コンディショナ剤の洗い流し及び発毛促進成分第3浸透工程の際に、前記頭皮をマッサージにより刺激して、前記コンディショナ剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進し、
前記発毛促進成分浸透促進と毛母細胞活性化工程の際に、前記頭皮マッサージによりを刺激して、前記第2発毛促進剤中の発毛促進に有効な成分の頭皮浸透を促進する
ことを特徴とする請求項1に記載の発毛促進システム。
【請求項5】
前記クレンジング剤と前記シャンプー剤と前記コンディショナ剤と前記第1発毛促進剤及び前記第2発毛促進剤に配合される前記発毛促進に有効な成分のそれぞれには、脱毛原因に合わせて、毛根活性の低下と血行不良と脂漏性と乾燥性の4つのうちのいずれか1つの改善に適した発毛促進に有効な成分が含まれている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発毛促進システム。
【請求項6】
前記第2発毛促進剤に配合されている前記発毛促進に有効な成分が、ナノ化状態またはリポソーム形態のいずれかである
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発毛促進システム。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−57329(P2009−57329A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−226626(P2007−226626)
【出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【出願人】(000126676)株式会社アデランスホールディングス (49)
【Fターム(参考)】