説明

発泡箱

【課題】出荷及び輸送時においても収容物を十分に保持することができる発泡容器を提供する。
【解決手段】発泡容器1は、アスパラガス100等の収容物を収容する容器本体2と、容器本体2に設けられている開口部に装着される蓋部材3等によって構成されている。蓋部材3の壁部31には、内面から内方に突出して斜面32が形成され、斜面32には、アスパラガス100と当接する当接部33と、当接部33を内方に付勢する弾性部34が形成される。当接部33は、斜面32の内面から内方に突出して形成され、弾性部34は、当接部33の基端側に形成される。当接部33がアスパラガス100と当接したとき、板ばね状に弾性変形して当接部33を内方に付勢する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、アスパラガス等の収容に用いられている発泡容器において、種々の検討がなされている。例えば、特許文献1には、根元が太く先端が細いアスパラガスの形状に合わせて、底壁及び蓋部材の内面に斜面が形成されている気密容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録2550309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている気密容器においては、アスパラガスの成長度合いによっては、アスパラガスの先端部の近傍に隙間が生じ、出荷及び輸送時において容器を起立姿勢としたときにアスパラガスの先端部の近傍を十分に保持できない。そのため、アスパラガスの先端が損傷を受け、商品価値が低下するという問題が生ずる。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、例えばアスパラガス等の成長度合いに関わらず、アスパラガス等の先端部に隙間が生じさせないようにして、出荷及び輸送時においてもアスパラガス等の先端部を十分に保持することができる発泡容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、壁部の内面から内方に突出して形成され、収容物と当接する当接部と、前記当接部が収容物と当接したとき弾性変形して前記当接部を内方に付勢する弾性部とを備えたことを特徴とする発泡容器である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発泡容器において、前記壁部と前記当接部とは、前記弾性部及び該弾性部よりも肉厚の薄い薄肉部を介して一体的に形成されており、収容物の梱包時に収容物によって前記当接部が外方に押圧されることにより、前記薄肉部が破断され、前記当接部が外方に移動可能とされることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の発泡容器において、前記当接部の端縁又は該当接部の端縁に対向する前記壁部の端縁のうち、いずれか一方には凸部が形成され、他方には前記当接部が外方に移動したとき、前記凸部が嵌合される凹部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発泡容器において、前記壁部は、その内面から内方に突出して形成された斜面を有し、前記当接部は、前記斜面から内方に突出して形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発泡容器において、前記発泡容器は、収容物を収容する容器本体と、前記容器本体に設けられている開口部に装着される蓋部材とを備え、前記当接部及び前記弾性部は、前記蓋部材に形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発泡容器において、前記弾性部は、凹部を有することを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、請求項3に記載の発泡容器において、前記凸部及び前記凹部は、前記当接部の端縁又は該当接部の端縁に対向する前記壁部の端縁に沿って線状に連続して形成され、前記壁部の端縁近傍領域の中央部を内方に押圧したとき、該壁部が撓むことにより、前記凸部と前記凹部とが中央部から両端にかけて順次嵌合されるように形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発泡容器において、前記壁部の上部には、前記発泡容器を持ち上げる際に用いられる手かけ部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、当接部が収容物に当接されたとき、弾性部が収容物の形状に応じて弾性変形して当接部を内方に付勢するので、当接部と収容物との間に大きな隙間が生じない。これにより、出荷及び輸送時において発泡容器を起立姿勢とした場合であっても収容物を十分に保持することができる。例えば、発泡容器をアスパラガスの収容に用いた場合、アスパラガスの成長度合いに関わらず、アスパラガスの先端部の近傍に隙間が生じることがなくなり、出荷及び輸送時においてもアスパラガスの先端部の近傍を十分に保持することができるようになる。
【0015】
請求項2の発明によれば、梱包時に薄肉部が破断されることにより、当接部が外方に移動可能となり、弾性部が機能できる状態とすることができる。また、破断後の薄肉部が壁部及び当接部に残存するため、弾性部が変形した状態であっても、容器内部の気密性を確保できる。
【0016】
請求項3の発明によれば、凸部と凹部との嵌合により、容器内部の気密性を高めることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、当接部は、斜面からさらに内方に突出して形成されているので、当接部をより内方に位置させることが可能となる。これにより、収容物の形状に応じて、当接部の設計自由度を高めることができる。
【0018】
請求項5の発明によれば、蓋部材に当接部及び弾性部を形成することにより、従前の容器本体を用いながらも請求項1乃至請求項4の発泡容器を実施可能になる。また、蓋部材の装着によって該蓋部材に形成されている薄肉部が破断され、弾性部を機能させることができるので、発泡容器の取り扱いが容易なものとなる。
【0019】
請求項6の発明によれば、凹部によって弾性部の曲げ剛性を調整できるので、収容物の柔らかさや質量に応じて弾性部の付勢力を適宜設定でき、多様な収容物に対応できるようになる。
【0020】
請求項7の発明によれば、蓋部材の装着時に壁部が撓むことにより、凸部と凹部とが中央部から両端にかけて順次嵌合されるように形成されているので、小さな力で凸部と凹部とを嵌合することが可能となり、蓋部材の装着が容易に行えるようになる。
【0021】
請求項8の発明によれば、手かけ部に指等をかけて持ち上げることにより、発泡容器の移動を容易に行えるようになる。また、手かけ部にかかる応力が壁部の全体に分散されるように、手かけ部が壁部の上部に形成されているので、請求項3における凸部と凹部との嵌合も良好に維持されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1実施形態による発泡容器の構成を示す斜視図。
【図2】アスパラガスの収容に使用した状態の発泡容器を示す断面図。
【図3】蓋部材の構造を外面側から示す斜視図。
【図4】蓋部材の構造を内面側から示す斜視図。
【図5】蓋部材の構造を示す断面斜視図。
【図6】(a)は蓋部材の平面図、(b)は蓋部材の底面図。
【図7】(a)は図6におけるA−A線断面図、(b)は同B−B線断面図、(c)は同C−C線断面図、(d)は同D−D線断面図。
【図8】(a)は梱包前の蓋部材の当接部の先端近傍を拡大して示す断面図、(b)は梱包後の同断面図。
【図9】発泡容器の使用状態を示す写真。
【図10】発泡容器の使用状態を拡大して示す写真。
【図11】本発明の第2実施形態による発泡容器の構成を示す斜視図。
【図12】アスパラガスの収容に使用した状態の発泡容器を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による発泡容器について図面を参照して説明する。図1は発泡容器の構成を示している。図2は、アスパラガスの収容に使用した状態の発泡容器を示している。発泡容器1は、アスパラガス100等の収容物を収容する容器本体2と、容器本体2に設けられている開口部に装着される蓋部材3等によって構成されている。容器本体2の底壁及び側壁の内面には、必要に応じて先端が細いアスパラガス100の形状に対応させて斜面21が形成されている。
【0024】
図3乃至図7は、蓋部材3の構造を示している。蓋部材3の壁部31には、内面から内方に突出して斜面32が形成されている。斜面32には、アスパラガス100と当接する当接部33と、当接部33を内方に付勢する弾性部34が形成されている。当接部33は、斜面32の内面から内方に突出して弾性部34から連続して一体的に形成されている。弾性部34は、当接部33の基端側に形成され、当接部33がアスパラガス100と当接したとき、板ばね状に弾性変形して当接部33を内方に付勢する。弾性部34の付勢力は、弾性部34の厚み寸法により適宜設定できる。また、必要に応じて、弾性部34の外側に付勢力を調整するための凹部を設けてもよい。なお、この凹部については、第2実施形態で詳述する。
【0025】
壁部31の斜面32と当接部33とは、弾性部34よりも肉厚の薄い薄肉部35(図5及び図8(a)参照)を介して一体的に形成されている。薄肉部35は、例えば、蓋部材3を成形するための雌金型と雄金型との間に僅かな隙間を設けることにより形成される。アスパラガス100の梱包時、すなわち容器本体2にアスパラガス100を収容し、蓋部材3を容器本体2に装着した際に、アスパラガス100によって当接部33が外方に押圧されることにより、薄肉部35は、破断される程度の肉厚に設定されている。薄肉部35が破断されることにより、当接部33が外方に移動可能とされる。当接部33の外方への移動に伴い、弾性部34が変形し、先端の当接部33を内方すなわちアスパラガス100の方向に付勢する。これにより、当接部33とアスパラガス100との当接状態が維持される。また、当接部33が外方に移動したとき、当接部33の端縁33aが斜面32の端縁32aと当接し、容器の気密性が確保される。当接部33の両端に位置する薄肉部35は、蓋部材3の外面に形成されているスリット36によって形成される。スリット36は、雌金型に設けられている突出部によって形成される。スリット36の替わりに、雄金型に設けられている突出部によって蓋部材3の内面にスリットを形成してもよい。
【0026】
図8は、当接部33の先端周辺を拡大して示している。当接部33の端縁33aには、凸部33bが端縁33aに沿って形成されている。斜面32の端縁32aには、凸部33bに対応する溝状の凹部32bが形成されている。凸部33bと凹部32bとが嵌合可能なように、凸部33bの突き出し寸法が凹部32bの深さ寸法と同等又は僅かに大きく設定されている。蓋部材3を容器本体2に装着する前の当接部33の先端周辺は、図8(a)によって示される。蓋部材3を装着する前は、壁部31の斜面32と当接部33とは、薄肉部35を介して一体的に形成されている。既に述べたように、アスパラガス100が収容された容器本体2に蓋部材3を装着すると、アスパラガス100によって当接部33が外方に押圧される。これにより、薄肉部35は、図8(b)に示すように破断され、当接部33の先端周辺で当接部33と斜面32が分離され、当接部33が外方に移動し、凸部33bが凹部32bに嵌合する。これにより、容器の気密性がより一層確保される。なお、凹部32bは、凸部33bの移動を阻害しないように凸部33bの移動方向に幅広い形状に形成されている。また、斜面32の端縁32aに凸部、当接部33の端縁33aに凹部がそれぞれ形成されていてもよい。なお、この凸部33bと凹部32bについては、第2実施形態でさらに詳述する。
【0027】
図9及び図10は、アスパラガスを収容した状態の発泡容器を示している。この図9及び図10においては、図2とは異なり、容器本体が右側に蓋部材が左側に配置されている。また、アスパラガスの収容を確認できるように、容器本体2及び蓋部材3の一部が破断されている。図9及び図10によって、アスパラガスの茎の先端の近傍が当接部によって十分に保持されているのが確認できる。
【0028】
以上のように、本実施形態の発泡容器によれば、当接部33が収容物に当接されたとき、弾性部34が収容物の形状に応じて弾性変形して当接部33を内方に付勢するので、当接部33と収容物との間に大きな隙間が生じない。これにより、出荷及び輸送時において発泡容器1を起立姿勢とした場合であっても収容物を十分に保持することができる。例えば、発泡容器1をアスパラガス100の収容に用いた場合、アスパラガス100の成長度合いに関わらず、アスパラガス100の先端部の近傍に隙間が生じることがなくなり、出荷及び輸送時においてもアスパラガス100の先端部の近傍を十分に保持することができるようになる。
【0029】
また、壁部31と当接部33とが薄肉部35を介して一体的に形成されているので、当接部33を容易に形成することができる。例えば、発泡容器を金型で成型する際に、雌金型と雄金型の合わせ面に生ずる微小な隙間に流れ込んだ樹脂によって薄肉部を形成し、壁部と当接部とをして形成することができる。また、梱包時に薄肉部35が破断されることにより、当接部33が外方に移動可能となり、弾性部34が機能できる状態とすることができる。また、破断後の薄肉部35が壁部31及び当接部33に残存するため、弾性部34が変形した状態であっても、容器内部の気密性を確保できる。また、凸部33bと凹部32bとの嵌合により、容器内部の気密性を高めることができる。当接部33は、斜面32からさらに内方に突出して形成されているので、当接部33をより内方に位置させることが可能となる。これにより、先端が細いアスパラガス100等の収容物の形状に応じて、当接部33の設計自由度を高めることができる。蓋部材3に当接部33及び弾性部34等を形成することにより、従前の容器本体を用いながらも出荷及び輸送時においても収容物を十分に保持することができる発泡容器を実施可能になる。また、蓋部材3の装着によって蓋部材3に形成されている薄肉部35が破断され、弾性部34を機能させることができるので、発泡容器1の取り扱いが容易なものとなる。
【0030】
(第2実施形態)
図11及び図12は、本発明の第2実施形態による発泡容器の構成を示している。この発泡容器10は、容器本体20と蓋部材30に凹状の手かけ部22、38が形成されている点及び蓋部材部材の弾性部34に溝状の凹部37が形成されている点で発泡容器1と相違する。
【0031】
手かけ部38は、蓋部材30の壁部31の上部に形成されている。手かけ部22は、容器本体20の側壁において、手かけ部38に対向する位置に形成されている。手かけ部22、38は、容器本体20及び蓋部材30から外側に突出して形成されていてもよい。
【0032】
凹部37は、段落(0024)に記載したように、付勢力を調整するために弾性部34の外側に蓋部材30の幅方向に連続的に形成されている。すなわち、弾性部34に凹部37を形成することにより、弾性部34の曲げ剛性が低下する。発泡容器10に収容される目的物の柔らかさや質量等に応じて、凹部37の深さ、位置を適宜変更することにより、弾性部34の付勢力を最適化することができる。
【0033】
凸部33bは、当接部33の端縁33aに沿って蓋部材30の幅方向に直線状に連続して形成されている。同様に凹部32bは、当接部33の端縁33aに対向する壁部31の端縁32aに沿って蓋部材30の幅方向に直線状に連続して形成されている。アスパラガス100を収容した容器本体20に蓋部材30を装着する際には、図11においてハッチングで示される壁部31の端縁近傍領域の中央部39を矢印で示す内方に押圧すればよい。中央部39が内方に押圧されると、壁部31が撓んで直線状に形成されていた凹部32bが内方に湾曲される。一方、当接部33とアスパラガス100とは、蓋部材30の幅方向に同等の圧力分布で当接されているので、凸部33bの形状は、蓋部材30の幅方向に直線状に維持されている。これに伴い、凸部33bと凹部32bとが中央部から両端にかけて順次嵌合されることとなり、その結果、凸部33bが斜面32の角を乗り越えて(図8参照)凹部32bと嵌合するのに必要な力が低減され、蓋部材30を容易に装着できるようになる。
【0034】
また、アスパラガス100が収容され容器本体20に蓋部材30が装着された状態の発泡容器30を持ち上げる際には、手かけ部22、38に指等をかけて上方に引き上げればよい。このとき、手かけ部38にかかる応力は、壁部31の全体に分散されるため、凹部32bが上方に湾曲されることはなく、凸部33bと凹部32bとの嵌合状態は強固に維持される。手かけ部38を蓋部材30の上側に設ければ、凹部32bの湾曲をさらに抑制することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも当接部33が収容物に当接されたとき、弾性部34が収容物の形状に応じて弾性変形して当接部33を内方に付勢するように構成されていればよい。従って、当接部33及び弾性部34が容器本体2の側壁又は底壁に設けられていてもよい。また、本発明は種々の変形が可能であり、例えば、発泡容器1は、アスパラガス100等の食品等の収容に限られることなく、幅広い商品の収容に用いることが可能である。また、凹部37及び手かけ部38の位置、形状は図11,12に示したものに限られることなく適宜設定可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 発泡容器
2 容器本体
3 蓋部材
31 壁部
32 斜面
32b 凹部
33 当接部
33b 凸部
34 弾性部
35 薄肉部
37 凹部
38 手かけ部
100 アスパラガス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁部の内面から内方に突出して形成され、収容物と当接する当接部と、前記当接部が収容物と当接したとき弾性変形して前記当接部を内方に付勢する弾性部とを備えたことを特徴とする発泡容器。
【請求項2】
前記壁部と前記当接部とは、前記弾性部及び該弾性部よりも肉厚の薄い薄肉部を介して一体的に形成されており、収容物の梱包時に収容物によって前記当接部が外方に押圧されることにより、前記薄肉部が破断され、前記当接部が外方に移動可能とされることを特徴とする請求項1に記載の発泡容器。
【請求項3】
前記当接部の端縁又は該当接部の端縁に対向する前記壁部の端縁のうち、いずれか一方には凸部が形成され、他方には前記当接部が外方に移動したとき、前記凸部が嵌合される凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の発泡容器。
【請求項4】
前記壁部は、その内面から内方に突出して形成された斜面を有し、前記当接部は、前記斜面から内方に突出して形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発泡容器。
【請求項5】
前記発泡容器は、収容物を収容する容器本体と、前記容器本体に設けられている開口部に装着される蓋部材とを備え、前記当接部及び前記弾性部は、前記蓋部材に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発泡容器。
【請求項6】
前記弾性部は、凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発泡容器。
【請求項7】
前記凸部及び前記凹部は、前記当接部の端縁又は該当接部の端縁に対向する前記壁部の端縁に沿って線状に連続して形成され、前記壁部の端縁近傍領域の中央部を内方に押圧したとき、該壁部が撓むことにより、前記凸部と前記凹部とが中央部から両端にかけて順次嵌合されるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の発泡容器。
【請求項8】
前記壁部の上部には、前記発泡容器を持ち上げる際に用いられる手かけ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発泡容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−260639(P2010−260639A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−70255(P2010−70255)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【特許番号】特許第4558101号(P4558101)
【特許公報発行日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(593025619)トーホー工業株式会社 (19)
【Fターム(参考)】