説明

発進及び到達時の坑口シール方法及び装置

【課題】 発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置に於ける発進及び到達時の坑口シール方法及び装置に関し、特にエントランス装置の止水と免震に効果を有する方法及び装置を提供することである。
【解決手段】 発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置のシール方法において、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を、坑壁と推進管との空隙部および地盤改良部と推進管との空隙部、又はエントランスパッキンチューブ内に注入することを特徴とし、更に、この方法を実施するための装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置に於ける発進及び到達時の坑口シール方法及び装置に関し、特にエントランス装置の止水と免震に効果を有する方法及び装置である。
【背景技術】
【0002】
従来、坑口からのシールド掘進機やトンネルセグメントの推進において、掘削土砂や地下水が坑口へ流出するのを防止するため、種々の土質安定化注入液組成物や、それらを用いた止水工法や止水構造が提案されている。
【0003】
例えば、特開平4−283290号には、ケイ酸ソーダ水溶液とポリイソシアネート組成物からなる土質安定化注入薬液組成物とを地盤に注入して固化させる止水工法が提案されている。
【0004】
しかし、実験室的には固化するものの、実際の作業現場における掘削土砂や地下水の坑口への流出は激しく、前記せる公報の内容ではこれを防止するには坑口の構造的な技術を併用することが要求される。
【0005】
また、特公平3−3797号の発進口のシール構造によれば、金具がシール材を折れ曲がり状態に維持しているので、掘削土砂や地下水が洩れ出るようなことは全くないと開示されているが、部分的に土水圧に対抗し得ない状態が生じれば、当然ながら掘削土砂や地下水が洩れ出ることになる。
【0006】
また、特開平4−64692号の立坑の止水装置の公報によれば、輪状のパッキンと、パッキンの内周部に一体的に取付けた板体とからなり、パッキンの復元力により瞬時に止水が行えると開示されているが、シールド機や他の推進管の外周は必ずしも平滑ではないので、前記と同様に部分的に土水圧に対抗し得ない状態が生じれば、当然ながら掘削土砂や地下水が洩れ出ることになる。
【0007】
【特許文献1】 特開平4−283290号公報
【特許文献2】 特公平3−3797号公報
【特許文献3】 特開平4−64692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置に於ける発進及び到達時の坑口シール方法及び装置に関し、特にエントランス装置の止水と免震に効果を有する方法及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前記せる課題を解決するために鋭意研究の結果なされたものであり、まず、発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置のシール方法において、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を、坑壁と推進管との空隙部および地盤改良部と推進管との空隙部、又はエントランスパッキンチューブ内に注入することを特徴とし、この方法を実施するために以下に示す装置を提供するものである。
【0010】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、カーブドフラップの基部とゴム板の基部とが坑壁の被覆板に固定され、カーブドフラップを開拡可能になした開拡板を備えたことを特徴とする発進及び到達時の坑口シール装置を提供する。
【0011】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、エントランスパッキンチューブの基部、ゴム板の基部、カーブドフラップの基部が坑壁の被覆板に固定され、カーブドフラップを開拡可能になした開拡板を備えたことを特徴とし、且つ、エントランスパッキンチューブ内にイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を注入可能とする複数の注入管を設けると共に、更に該弾性シール材を地盤改良部と推進管との空隙部に注入可能とする注入管とを設けたことを特徴とする発進及び到達時の坑口シール装置を提供するものである。
【0012】
また、発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、エントランスパッキンチューブ内にイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を注入可能とする複数の注入管を設けると共に、更に該弾性シール材を地盤改良部と推進管との空隙部に注入可能とする注入管とを設けたことを特徴とする発進及び到達時の坑口シール装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0013】
したがって、発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置のシール方法において、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を、坑壁と推進管との空隙部および地盤改良部と推進管との空隙部、又はエントランスパッキンチューブ内に注入され、弾性硬化状に形成されるので、特にエントランス装置の止水と免震に効果を奏するものである。
【0014】
また、弾性シール材13を注入する際、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部に対して、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部を適宜調整することによって、注入時の粘度、ポットライフ、弾性硬化度の調整を作業現場の状況に応じて調整可能にしている。
【0015】
また、今までにないカーブドフラップ8は、ワイヤー23の操作でカーブドフラップ8がヒンジ22を介して開拡される構造であると共に、カーブドフラップ8の下端がカーブしているために、従来のような直線的なフラップに比べると、凹凸のある推進管6の表面に引っかかることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に基づき、本発明の発進及び到達時の坑口シール方法及び装置について具体的に説明する。
図面に於いて、図1は本発明に係る坑口シール装置の要部断面図である。図2は本発明に係る坑口シール装置にパッキンチューブを設けた要部断面図である。図3は坑壁の被覆板の前後にカーブドフラップを具備した坑口シール装置の要部断面図である。図4はカーブドフラップの斜視図である。図5は坑口の正面図である。
【0017】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置のシール方法において、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材13を、坑壁2と推進管6との空隙部および地盤改良部1と推進管6との空隙部5、又はエントランスパッキンチューブ10内に注入することを特徴としている。
【0018】
本発明におけるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーはポリイソシアネート成分とポリオール成分を反応させることにより得られる。
該ポリイソシアネート成分としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、(以下MDIという)、2,4/2,6−80/20−トリレンジイソシアネート、2,4/2,6−65/35−トリレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加MDI、イソホロンジイソシアネート等の一種または2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち、安全性、弾性シール材13の相溶性及びポットライフの観点からMDIが好ましい。
【0019】
該ポリオール成分としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ひまし油、末端水酸基を2〜3個を有するポリブタジエン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アニリン、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA,ハイドロキノン、等の1種または2種以上の混合物、またはこれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等のアルキレンオキサイド類の1種または2種以上の混合物を付加重合させたものが挙げられる。
これらのうち、本発明におけるポリオール成分の数平均分子量はイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの分子量の観点から200〜10,000が好ましい。また該ポリオールはアスファルト乳剤、及びセメントとの相溶性の観点からエチレンオキサイド単位をポリオール100重量%のうち5〜60重量%含有していることが好ましい。また該ポリオールのOH基の平均官能基数はウレタンプレポリマーの架橋密度の観点から1.5から2.5であることが好ましい。
【0020】
本発明におけるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーには必要に応じて粘度低下剤として平均分子量が250〜600の脂肪酸二塩基酸エステルが使用できる。脂肪酸二塩基酸エステルのうち、粘度低下効果と安全性が高いことからアジピン酸ビス(2−エチルヘキシル)及びアジピン酸ジイソノニルが好ましい。
ポリイソシアネート成分とポリオール成分は弾性シール材13の硬さの観点からNCO基とOH基との当量比(NCO基/OH基)が1.5〜5で反応させることが好ましく,2〜3で反応させることがより好ましい。
【0021】
本発明のアスファルト乳剤としては、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト、プロパン脱瀝アスファルト、等の石油アスファルト、重油、天然アスファルト、タール、ピッチ等の1種または2種以上の混合した瀝青物と、アニオン系、ノニオン系などの各種界面活性剤やクレーなどの1種または2種以上の乳化剤、アルカリ、酸、塩、分散剤、保護コロイド等を、コロイドミル、ホモジナイザ、ホモミキサ等の適当な乳化機を用いて水中に乳化させたものが挙げられる。
該アスファルト乳剤としては、弾性シール剤13の他の成分との相溶性の観点から、ノニオン系の界面活性剤を使用することが好ましく、該アスファルト乳剤の不揮発分は50〜70重量%が好ましい。
【0022】
本発明におけるセメントとしては、ポルトランドセメント、フライアッシュセメント、高炉セメント、高炉コロイドセメント、コロイドセメント、シリカセメント、耐硫酸塩セメント、アルミナセメント等のセメント、生石灰、消石灰等の石灰等の1種または2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち、ポルトランドセメントが汎用的で経済性が高いので好ましい。
尚、本発明の弾性シール剤13は止水のみならず免震効果を有することから、免震材も含むものである。
【0023】
即ち、弾性シール材13を注入する際、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部に対して、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部を適宜調整することによって、注入時の粘度、ポットライフ、弾性硬化度の調整を可能にしている。
【0024】
次いで、上記方法を実施するために以下に示す装置について図面に基づいて説明する。図1について本発明の発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置の基本を説明すると、ゴム板9の基部、カーブドフラップ8の基部81が固定部21において坑壁2の被覆板3に一体的に固定されている。
【0025】
また、カーブドフラップ8をヒンジ22を介して開拡可能になした開拡板24が配置されており、ワイヤー23の操作でカーブドフラップ8がヒンジ22を介して開拡される。
【0026】
推進管6の直径が部分的に異なる場合でも対応できるように、ワイヤー23の操作でカーブドフラップ8がヒンジ22を介して開拡されるように構成されている。したがって、推進管の直径が異なる部分でもこれに応じて、ワイヤー23の操作でカーブドフラップ8がヒンジ22を介して開拡され、推進管の移動に支障をきたすことがないように構成されている。
【0027】
図2について説明すると、図2ではエントランスパッキンチューブ10の基部、ゴム板9の基部、カーブドフラップ8の基部81が固定部21において坑壁2の被覆板3に一体的に固定されている。この場合はエントランスパッキンチューブ10内に先に弾性シール材が注入され、次いで地盤改良部1と推進管6との空隙部5にシール材が注入される。
【0028】
次いで、図3について説明すると、坑壁2の被覆板3の両端部に、エントランスパッキンチューブ10の基部、ゴム板9の基部、カーブドフラップ8の基部81が固定されており、この場合もエントランスパッキンチューブ10内に先に弾性シール材が注入され、次いで地盤改良部1と推進管6との空隙部5にシール材が注入される。
【0029】
この場合にはエントランスパッキンチューブ10の基部は、その両端が双方の固定部21に固定されているので、これに注入される弾性シール材13も図1の場合に比べて多量であり、特に実際の作業現場における掘削土砂や地下水の坑口への流出が激しい時に有効である。
【0030】
図4では、カーブドフラップ8の斜視図が開示されているが、これまでストレートの形状であったエントランスのフラップをカーブド形状にしたことによって、推進管6の直径が部分的に異なる場合でも対応できるような補助効果を有している。
【0031】
図5では坑口4の正面が開示されているが、エントランスパッキンチューブ10内に弾性シール材を注入する際は、エントランスパッキンチューブ10全体に弾性シール材13が注入されるように、混合気71と複数の加圧ポンプ7によって注入管11より弾性シール材13が注入される。作業時間が短縮できる場合はプレミックスして一液性のように注入することもできる。
【0032】
特に二液性の弾性シール材13のポットライフが短い場合に有効であり、エントランスパッキンチューブ10内への弾性シール材13の注入を迅速に且つ確実に推進管6の外周部を覆うために行うものである。
【0033】
弾性シール材13は、反応型のイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体あるから、注入後は弾性硬化になり、弾力性を保持し、弾力的に推進管外周を迅速に密閉することができるものである。
【0034】
図3では今までにないカーブドフラップ8の斜視図が示されているが、ワイヤー23の操作でカーブドフラップ8がヒンジ22を介して開拡される構造であると共に、カーブドフラップ8の下端がカーブしているために、従来のような直線的なフラップに比べると、凹凸のある推進管6の表面に引っかかることがない。
【実施例】
【0035】
本発明の弾性シール材13について実施例に基づいて説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
(イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの調整)
ポリイソシアネート成分として2,2′−MDIと4,4′−MDIの混合物と4,4′−MDIの重量比で50/50の混合物16重量部とポリオール成分として数平均分子量2400、平均官能基数2、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド=30/70(重量比)であるポリエーテルポリオール59重量部を当量比(NCO/OH)2.5で混合し、80℃で6時間反応させて、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを調整し、次いで、粘度低下剤としてアジピン酸ビス(2−エチルヘキシル)25重量部を混合しイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを調整した。
(アスファルト乳剤)
石油アスファルトを乳化剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル(製品名:エマルゲン150(花王(株)製)を使用して、不揮発分を55重量%に調整したアスファルト乳剤を使用した。
(セメント)
ポルトランドセメントをセメント成分として使用した。
(弾性シール材13の調整)
500mlのポリカップに、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤100重量部、セメント30重量部を20℃に温度調節して計量し、ミキサーで500rpmの回転速度で1分間撹拌・混合を行い弾性シール材13を調整した。
この弾性シール材13を約200gを直径5cm、高さ10cmの円筒状のモールドに速やかに充填し、円筒状の硬化物を得た。この硬化物を常温で7日間養生して、弾性シール材13の硬化物を得た。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】 本発明に係る坑口シール装置の要部断面図である。
【図2】 本発明に係る坑口シール装置にパッキンチューブを設けた要部断面図である。
【図3】 坑壁の被覆板の前後にカーブドフラップを具備した坑口シール装置の要部断面図である。
【図4】 カーブドフラップの斜視図である。
【図5】 坑口の正面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 地盤改良部
2 坑壁
21 固定部
22 ヒンジ
23 ワイヤー
24 開拡板
3 被覆板
4 坑口
5 空隙部
51 空隙部
6 推進管
7 加圧ポンプ
71 混合機
8 カーブドフラップ
81 基部
9 ゴム板
10 エントランスパッキンチューブ
11 注入管
12 注入管
13 弾性シール材
14 加圧ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置のシール方法において、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を、坑壁と推進管との空隙部および地盤改良部と推進管との空隙部、又はエントランスパッキンチューブ内に注入することを特徴とする発進及び到達時の坑口シール方法。
【請求項2】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、カーブドフラップの基部とゴム板の基部とが坑壁の被覆板に固定され、カーブドフラップを開拡可能になした開拡板を備えたことを特徴とする発進及び到達時の坑口シール装置。
【請求項3】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、
エントランスパッキンチューブの基部、ゴム板の基部、カーブドフラップの基部が坑壁の被覆板に固定され、カーブドフラップを開拡可能になした開拡板を備えたことを特徴とする発進及び到達時の坑口シール装置。
【請求項4】
発進及び到達時の坑口に設置されるエントランス装置において、
エントランスパッキンチューブ内にイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー100重量部、アスファルト乳剤50〜200重量部及びセメント20〜40重量部の混合体からなる弾性シール材を注入可能とする複数の注入管を設けると共に、更に該弾性シール材を地盤改良部と推進管との空隙部に注入可能とする注入管とを設けたことを特徴とする請求項3記載の発進及び到達時の坑口シール装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−163703(P2008−163703A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−357487(P2006−357487)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(390027661)株式会社金澤製作所 (29)
【出願人】(000003506)第一工業製薬株式会社 (491)
【出願人】(390019998)東亜道路工業株式会社 (42)
【Fターム(参考)】