登録情報表示処理方法、装置及びプログラム
【課題】地理的変化の影響を受ける可能性のある登録情報を判断できるようにする。
【解決手段】ユーザ端末から範囲の指定を含む地図取得要求を受信した際、登録情報DBに格納されている登録情報のうち、登録位置が、指定された範囲に含まれる登録情報を抽出し、記憶装置に格納する工程と、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画DBに格納されている計画の計画範囲に含まれるか判定する工程と、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画DBに格納されている計画の計画範囲に含まれると判定された場合、当該計画の識別情報を登録情報に対応付けて記憶装置に格納する工程と、記憶装置に格納された登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、計画の識別情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成し、ユーザ端末に送信する工程とを含む。利用者は影響を受ける可能性のある登録情報を判断できる。
【解決手段】ユーザ端末から範囲の指定を含む地図取得要求を受信した際、登録情報DBに格納されている登録情報のうち、登録位置が、指定された範囲に含まれる登録情報を抽出し、記憶装置に格納する工程と、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画DBに格納されている計画の計画範囲に含まれるか判定する工程と、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画DBに格納されている計画の計画範囲に含まれると判定された場合、当該計画の識別情報を登録情報に対応付けて記憶装置に格納する工程と、記憶装置に格納された登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、計画の識別情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成し、ユーザ端末に送信する工程とを含む。利用者は影響を受ける可能性のある登録情報を判断できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図に対応付けて登録された登録情報(例えば店舗等に関する情報)を地図上に表示するための情報処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及により、例えば個人的な体験や日記などを記録するブログ(blog。Weblogとも呼ぶ。)と呼ばれるウェブ(Web)サイトが広く利用されるようになった。さらに、近年、ブログに関する情報(例えば、ブログの名称、URL(Uniform Resource Locator)等。以下、ブログ登録情報と呼ぶ。)を地図上に登録し、地図からブログ登録情報を検索できるようにするサービス(以下、地図検索サービスと呼ぶ)が登場している。
【0003】
図1に従来の地図検索サービスの検索結果の表示例を示す。図1の例では、道路1011、道路1012及び道路1013が表示されており、アイコン1001、アイコン1002、アイコン1003、アイコン1004及びアイコン1005の各々の位置にブログ登録情報が登録されていることを示す。また、アイコン1003がクリックされた場合には、タグ1051が表示される。タグ1051には、例えば地図上にブログ登録情報を登録した日やブログの題名等が表示される。図1の例では、アイコン1003の位置にある「青虎点心」という店舗の肉まんを紹介する内容となっている。なお、図示していないが、タグ1051内にブログのURLを表示し、URLがクリックされた場合に、リンクするブログを表示させる場合もある。
【0004】
例えば、地図検索サービスのある利用者が、地図からブログ登録情報を検索し、アイコン1003の位置にある「青虎点心」に行ってみようと考えたとする。しかし、利用者が、実際にアイコン1003の位置に行ってみると、都市開発や道路拡張等により、「青虎点心」は既に取り壊されてしまっている場合がある。なお、利用者は、図1のような表示だけでは、「青虎点心」が既に取り壊されていることを察知することはできない。
【0005】
また、ブログ登録情報は更新されないままで、地図のみが更新される場合がある。例えば、図1に示した道路1012が拡張され、地図が更新された場合の一例を図2に示す。図2の例では、道路2012へ拡張されたことに伴い、アイコン1003の位置にある「青虎点心」は取り壊されたが、ブログ登録情報が更新されないため、アイコン1003はそのまま表示されている。この場合、図2のような表示を見た利用者は、アイコン1003の位置に登録されたブログ登録情報が、道路2012が拡張される前に登録されたものなのか判断することができないため、アイコン1003の位置にある「青虎点心」が取り壊されているか否か判断することはできない。従って、利用者は、実際にアイコン1003の位置に行ってみて、「青虎点心」が取り壊されていることに初めて気づく。
【0006】
例えば、特開2003−098958号公報には、閲覧者が電子地図データの正確性を判断可能とする技術が開示されている。具体的には、地図データベースにおいて地図要素の建築年月日等を管理し、地図表示要求で指定された基準時刻に応じて、その時点に存在している又は存在していた地図要素を地図上に表示するものである。なお、本公報では、将来、建設されるであろう地図要素についても地図データベースで管理しており、地図表示要求で将来の特定の時刻が指定された場合には、将来の特定の時刻における地図を表示するようになっている。さらに、地図要素毎に、例えばデータ登録からの時間経過に基づいて正確性指標を算出し、正確性指標に応じて色分け等して地図上に表示することも開示されている。しかし、本公報に記載される技術は、地図要素の正確性を判断するものであり、地図上の特定の位置に対応付けて登録される情報(すなわち、上で述べたブログ登録情報)の精度を判断するものではない。
【特許文献1】特開2003−098958号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように従来技術では、地図上の特定の位置に対応付けて登録される情報の精度を判断できていない。そのため、例えば、地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている可能性のあるブログ登録情報についてのアイコンも地図上に表示されるため、利用者は、店舗等が既に取り壊されている場合であっても、店舗等が取り壊されていることを知らずに、その情報を参照する可能性がある。
【0008】
従って、本発明の目的は、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報を判断できるようにするための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る登録情報表示処理方法は、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、登録情報データベースに格納されている登録情報のうち、登録位置が、指定された表示範囲に含まれる登録情報を抽出し、記憶装置に格納するステップと、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画データベースに格納されている計画の計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画データベースに格納されている計画の計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を登録情報に対応付けて記憶装置に格納する計画対応付けステップと、記憶装置に格納された登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、計画の識別情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成し、ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップとを含む。
【0010】
このようにすれば、例えば検索地図サービスを利用するユーザは、アイコンが強調表示されるブログ登録情報については、何らかの地理的変化を受けている可能性があることを察知することができる。また、地理的変化の影響を受けている可能性があることを予め知っていれば、さらに事前調査を行うなどして、余計な無駄足を踏まないようにすることもできる。
【0011】
さらに、計画データベースが、計画の着工日の情報をさらに格納するようにしてもよい。そして、ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、記憶装置を参照し、アイコン選択指示で指定されるアイコンに対応する登録情報に、計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、アイコン選択指示で指定されるアイコンに対応する登録情報に、計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、登録情報と計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップとをさらに含むようにしてもよい。また、タグ情報生成ステップが、計画の計画範囲を地図上に表示するための情報を生成し、ユーザ端末に送信するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、ユーザは、例えば、ブログ登録情報を登録した日やブログの題名等と共に、影響のある計画の着工日を知ることができる。例えば、ユーザが、取り壊される前にその場所に行ってみたいと考えた場合には、いつまでに行けば良いかが分かる。
【0012】
また、記憶装置に格納された登録情報のうち、所定の条件を満たす登録情報を特定するステップと、所定の条件を満たす登録情報について上記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップとをさらに含むようにしても良い。また、所定の条件が、登録情報の登録位置と同一位置に登録される他の登録情報の登録数が所定数以上であるという条件、登録情報に対応し且つブログ管理サーバにより管理されるブログ情報のトラックバック数が第2の所定数以上であるという条件及びブログ情報のコメント数が第3の所定数以上であるという条件のうち少なくともいずれかを含む場合もある。このようにすれば、例えば、注目度・関心度の高いブログ登録情報を処理対象として絞り込むことができる。
【0013】
さらに、登録情報データベースが、登録情報の登録日の情報をさらに格納し、計画データベースが、計画の着工日の情報をさらに格納するようにしても良い。そして、計画対応付けステップが、計画の計画範囲に含まれる登録情報について、計画の着工日と計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日とを比較するステップと、計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日が、計画の着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップとを含むようにしても良い。さらに、地図データ生成ステップが、強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、計画の着工日より前に登録されたブログ登録情報についてのアイコンのみ強調表示することができ、その計画の影響を受けない(すなわち、着工後に登録された)ブログ登録情報は通常とおりに表示することができる。
【0014】
また、強調表示情報登録ステップが、計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日が計画の着工日より前の場合に、地図取得要求を受信した日と計画の着工日とを比較するステップと、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より前であって、地図取得要求を受信した日と計画の着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、強調表示を行う必要があることを示す情報を登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップとを含むようにしても良い。さらに、強調表示情報登録ステップが、さらに、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より前の場合には、登録情報に関連する地図要素が、移転する可能性があることを示す情報を強調表示を行う必要があることを示す情報として登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップを含むようにしても良い。また、強調表示情報登録ステップが、さらに、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より後の場合には、登録情報に関連する地図要素が、既に消滅している可能性があることを示す情報を強調表示を行う必要があることを示す情報として登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、間近に迫っている計画に基づき判断することができる。例えば計画の着工日が何年も後の場合には、強調表示してもあまり意味がないためである。
【0015】
なお、本発明に係る登録情報表示処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報を判断することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図3に本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、ユーザ端末Aと、ユーザ端末Bと、ユーザ端末Cと、ブログを管理するブログ管理サーバ3と、本実施の形態における主要な処理を実施する検索サーバ5とが接続されている。ユーザ端末A、ユーザ端末B及びユーザ端末Cの各々には、例えばWebブラウザがインストールされており、当該Webブラウザによりブログ管理サーバ3又は検索サーバ5にアクセスする。なお、図3では、ユーザ端末A、ユーザ端末B及びユーザ端末Cの3台の例を示しているが、ユーザ端末は3台に限定されない。
【0018】
ブログ管理サーバ3は、ブログサービスシステム300内に設けられており、同じくブログサーバシステム300内に含まれるブログ管理DB31にアクセス可能となっている。ブログ管理DB31には、ブログ及びブログを管理するための情報(例えば、ユーザID、パスワード、URL、トラックバック数、コメント数等)が格納されている。
【0019】
検索サーバ5は、地図検索サービスシステム500内に設けられており、同じく地図検索サービスシステム500内に含まれるブログDB57、地図DB58及び計画DB59にアクセス可能となっている。ブログDB57には、後で説明するブログ登録情報テーブルが格納されている。地図DB58には、地図データを生成するために必要なデータ(例えば、地図自体のデータ、地図要素についてのデータ等)及び後で説明する表示範囲テーブルが格納されている。計画DB59には、後で説明する計画テーブルが格納されている。
【0020】
また、検索サーバ5は、ユーザ端末から受信したブログ登録情報をブログDB57に格納する登録処理部51と、ブログDB57及び地図DB58に格納されたデータに基づき、表示すべき地図の表示範囲に含まれるブログ情報をブログDB57から抽出し、ワークメモリ56に格納するブログ特定処理部52と、地図DB58及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき地図データを生成する地図データ処理部53と、計画DB59及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、後で説明する計画マッチング処理を実施するマッチング処理部54と、計画DB59及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、後で説明するタグ情報生成処理を実施するタグ情報生成処理部55とを有する。なお、ワークメモリ56は、検索サーバ5内のメインメモリなどに確保される。
【0021】
図4に、ブログDB57に格納されるブログ登録情報テーブルの一例を示す。図4の例では、IDの列と、URLの列と、ブログ名称の列と、ブログ登録位置の列と、日付の列とが含まれる。URLの列には、そのブログ登録情報に対応する、ブログサービスシステム300内のブログのURLが格納される。また、ブログ登録位置には、緯度及び経度の情報が格納される。なお、地図上の位置を特定できる情報であれば、緯度及び経度以外の情報でも良い。
【0022】
図5に、地図DB58に格納される表示範囲テーブルの一例を示す。図5の例では、IDの列と、表示範囲の列とが含まれる。表示範囲の列には、表示範囲を表す矩形の四隅の経度及び緯度の情報が格納される。
【0023】
図6に、計画DB59に格納される計画テーブルの一例を示す。図6の例では、IDの列と、計画名の列と、関連URLの列と、着工日の列と、計画範囲の列とが含まれる。関連URLの列には、その計画に関連するWebサイトのURLが格納される。また、着工日の列には、その計画の着工日が格納される。計画範囲の列には、その計画により影響を受ける範囲(例えば、道路拡張であれば、拡張後の道路の範囲)の四隅の経度及び緯度の情報が格納される。なお、計画の着工日は未定だが、サービスの運用開始日(例えば高速道路の開通日等)が決定されているような場合には、運用開始日から所定期間繰り上げた日付(例えば、開通日から2年前の日付)を着工日の列に格納するようにしても良い。
【0024】
次に、図3に示したシステムの処理について説明する。まず、図7を用いて、地図上にブログ登録情報を登録する際の処理を説明する。例えば、ユーザAはユーザ端末Aを操作して、検索サーバ5が提供する登録ページにアクセスさせる。なお、ユーザAは、ブログサービスシステム300に自身のブログを開設しているものとする。検索サーバ5の登録処理部51は、ユーザ端末Aからのアクセスに応じて、登録ページ・データをユーザ端末Aに送信する。ユーザ端末Aは、検索サーバ5から登録ページ・データを受信し、表示装置に表示する。この際、検索サーバ5の地図データ処理部53が、デフォルトの表示範囲(例えば、前回アクセスした時に最後に表示した範囲等)の地図データを生成し、登録ページ・データに含めるようにしても良い。
【0025】
そして、例えばユーザAが、ブログ登録情報を登録したいと考えている位置を含む地図を表示するように指示すると、ユーザ端末Aは、当該指示を受け付け、地図取得要求を検索サーバ5に送信する。このとき、ユーザAがブログ登録情報を登録したいと考えている位置を表示位置として地図取得要求に含める。検索サーバ5の地図データ処理部53は、ユーザ端末Aから、表示位置を含む地図取得要求を受信する(ステップS1)。そして、検索サーバ5の地図データ処理部53は、受信した地図取得要求に含まれる表示位置に基づき、表示範囲を特定する。検索サーバ5の地図データ処理部53は、地図DB58に格納されるデータに基づき、特定した表示範囲の地図データを生成し、ユーザ端末Aに送信する(ステップS3)。
【0026】
ユーザ端末Aは、検索サーバ5から地図データを受信し、表示装置に表示する。ユーザAは、表示された地図を確認し、登録位置に問題がなければ、登録ページに従って、ブログ登録情報(例えばブログ名称、ブログのURL等)を入力する。ユーザ端末Aは、ブログ登録情報の入力を受け付け、登録位置及びブログ登録情報を含む登録要求を検索サーバ5に送信する。
【0027】
検索サーバ5の登録処理部51は、ユーザ端末Aから、登録位置及びブログ登録情報を含む登録要求を受信し、ブログDB57のブログ登録情報テーブルにレコードを追加する(ステップS5)。なお、本実施の形態では、当該レコードの日付の列には、ユーザ端末Aから登録要求を受信した日を登録する。
【0028】
次に、図8乃至図16を用いて、地図からブログ登録情報を検索する際の処理を説明する。例えば、ユーザBはユーザ端末Bを操作して、検索サーバ5が提供する検索ページにアクセスさせる。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ユーザ端末Bからのアクセスに応じて、検索ページ・データをユーザ端末Bに送信する。ユーザ端末Bは、検索サーバ5から検索ページ・データを受信し、表示装置に表示する。この際、検索サーバ5の地図データ処理部53が、デフォルトの表示範囲(例えば、前回アクセスした時に最後に表示した範囲等)の地図データを生成し、検索ページ・データに含めるようにしても良い。
【0029】
そして、例えばユーザBが、検索したいと考えている位置を含む地図を表示するように指示すると、ユーザ端末Bは、当該指示を受け付け、ブログ検索要求を検索サーバ5に送信する。このとき、ユーザBが検索したいと考えている位置を表示位置としてブログ検索要求に含める。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ユーザ端末Bから、表示位置を含むブログ検索要求を受信し(ステップS7)、注目ブログ情報特定処理を実施する(ステップS9)。
【0030】
注目ブログ情報特定処理を図9及び図10を用いて説明する。図9に、注目ブログ情報特定処理の処理フローを示す。まず、ブログ特定処理部52は、受信したブログ検索要求に含まれる表示位置を基に、表示範囲テーブルを検索し、表示範囲を特定する。そして、ブログ特定処理部52は、ブログ登録情報テーブルを検索し、表示範囲に含まれるブログ登録情報があるか否か判断する(ステップS25)。すなわち、ブログ登録情報テーブル内に、登録位置が表示範囲内であるレコードがあるか否か判断する。もし、表示範囲に含まれるブログ登録情報がなければ(ステップS25:Noルート)、注目ブログ情報特定処理を終了し、元の処理に戻る。一方、表示範囲に含まれるブログ登録情報がある場合(ステップS25:Yesルート)、表示範囲に含まれるブログ登録情報を抽出し、ワークメモリ56に格納する(ステップS27)。
【0031】
図10にワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す。図10の例では、ブログIDの列と、URLの列と、ブログ名称の列と、ブログ登録位置の列と、日付の列と、トラックバック数の列と、注目フラグの列と、計画IDの列と、着工日の列と、アイコン種別の列とが含まれる。ブログID、URL、ブログ名称、ブログ登録位置及び日付には、ブログ登録情報テーブル(図4)の内容を格納する。なお、トラックバック数、注目フラグ、計画ID、着工日及びアイコン種別については、以降の処理で説明する。
【0032】
そして、ブログ特定処理部52は、抽出したブログ登録情報に対応するブログのトラックバック数を取得するための要求を、インターネット1を介してブログサービスシステム300内のブログ管理サーバ3に送信する。ブログ管理サーバ3は、当該要求に応じて、該当するブログのトラックバック数をブログ管理DB31から抽出し、検索サーバ5に送信する。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ブログ管理サーバ3からトラックバック数を受信し、ワークメモリ56に格納する(ステップS29)。
【0033】
ブログ特定処理部52は、ワークメモリ56内の未処理のレコードを特定する(ステップS31)。そして、ブログ特定処理部52は、特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが、ワークメモリ56内に所定数以上登録されているか判定する(ステップS33)。特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが所定数以上登録されていなければ(ステップS33:Noルート)、ブログ特定処理部52は、特定したレコードのトラックバック数が所定数以上か否か判定する(ステップS35)。もし、特定したレコードのトラックバック数が所定数未満の場合(ステップS35:Noルート)、ステップS39の処理に移行する。一方、特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが所定数以上登録されている場合(ステップS33:Yesルート)、又は特定したレコードのトラックバック数が所定数以上の場合(ステップS35:Yesルート)、ブログ特定処理部52は、当該レコードの注目フラグをONに設定する(ステップS37)。そして、ブログ特定処理部52は、ワークメモリ56内の全てのレコードについて処理が完了したか否か判定する(ステップS39)。もし、ワークメモリ56内に未処理のレコードがあれば(ステップS39:Noルート)、ステップS31の処理に戻る。一方、ワークメモリ56内の全てのレコードについて処理した場合(ステップS39:Yesルート)、元の処理に戻る。これにより、注目度・関心度の高いブログ登録情報を特定できる。例えば、図10では、トラックバック数が10以上であるレコード(すなわち、ブログIDがB2、B3及びB5のレコード)の注目フラグがONに設定されている。
【0034】
図8の説明に戻って、検索サーバ5のマッチング処理部54は、計画テーブル及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、計画マッチング処理を実施する(ステップS11)。
【0035】
計画マッチング処理を図11及び図12を用いて説明する。図11に、計画マッチング処理の処理フローを示す。まず、マッチング処理部54は、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内にあるか否か判定する(ステップS41)。もし、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内になければ(ステップS41:Noルート)、計画マッチング処理を終了し、元の処理に戻る。
【0036】
一方、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内にある場合(ステップS41:Yesルート)、マッチング処理部54は、注目フラグがONに設定されているレコードのうち、未処理のレコードを特定する(ステップS43)。そして、マッチング処理部54は、計画テーブルを参照し、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれかの計画の計画範囲内であるか否か判定する(ステップS45)。もし、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれの計画の計画範囲内でない場合(ステップS45:Noルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれかの計画の計画範囲内である場合(ステップS45:Yesルート)、マッチング処理部54は、計画レコードを参照し、該当する計画の計画ID及び着工日を、特定したレコードに登録する(ステップS47)。
【0037】
マッチング処理部54は、特定したレコードの日付が着工日以前の日付か否か判定する(ステップS49)。すなわち、そのブログ登録情報が、影響を及ぼす計画の着工日以前に登録されたものか否か判定する。もし、特定したレコードの日付が着工日以降の日付であれば(ステップS49:Noルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、特定したレコードの日付が着工日以前の日付である場合(ステップS49:Yesルート)、マッチング処理部54は、現在の日付(すなわち、ブログ検索要求の受信日)を取得する(ステップS51)。そして、マッチング処理部54は、既に着工日を過ぎているか否か判定する(ステップS53)。もし、着工日を過ぎている場合(ステップS53:Yesルート)、マッチング処理部54は、消滅済みを表す情報を、特定したレコードのアイコン種別に登録する(ステップS55)。そして、ステップS61の処理に移行する。一方、まだ着工日に達していなければ(ステップS53:Noルート)、マッチング処理部54は、着工日までの期間を算出し、着工日までの期間が所定期間以上であるか否か判定する(ステップS57)。もし、着工日までの期間が所定期間以上の場合(ステップS57:Yesルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、着工日までの期間が所定期間未満の場合(ステップS57:Noルート)、マッチング処理部54は、移転予定を表す情報を、特定したレコードのアイコン種別に登録する(ステップS59)。
【0038】
図12に、ワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す。図12の例は、2007年1月1日にブログ検索要求を受信し、所定期間が2年に設定されていた場合に、計画マッチング処理後のワークメモリ56に格納されるデータの例である。図12では、ブログIDがB2のレコードにおいて、着工日は「2008.01.15」であり、着工日には達していないが、着工日までの期間が所定期間未満(2年未満)のため、アイコン種別には「移転予定」が登録される。また、ブログIDがB3のレコードにおいて、着工日は「2009.10.01」であり、着工日に達しておらず、着工日までの期間が所定期間以上(2年以上)のため、アイコン種別には何も登録されない。さらに、ブログIDがB5のレコードにおいて、着工日は「2006.08.01」であり、着工日を過ぎているため、アイコン種別には「消滅済」が登録される。
【0039】
そして、マッチング処理部54は、全てのレコードについて処理が完了したか否か判定する(ステップS61)。もし、未処理のレコードがあれば(ステップS61:Noルート)、ステップS43の処理に戻る。一方、全てのレコードについて処理した場合(ステップS61:Yesルート)、元の処理に戻る。
【0040】
図8の説明に戻って、検索サーバ5の地図データ処理部53は、計画マッチング処理の結果に基づき地図データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS13)。すなわち、検索サーバ5の地図データ処理部53は、ワークメモリ56及び地図DB58に格納されたデータに基づき地図データを生成する。
【0041】
ユーザ端末Bは、検索サーバ5から地図データを受信し、表示装置に表示する。図13に、検索結果の表示画面の一例を示す。図13は、図12に示したデータに基づいて生成されたものである。図13の例では、道路1311、道路1312及び道路1313、並びにアイコン1301、アイコン1302、アイコン1303、アイコン1304及びアイコン1305が表示されている。また、アイコン1301は、ブログIDがB1のブログ登録情報、アイコン1302は、ブログIDがB2のブログ登録情報、アイコン1303は、ブログIDがB3のブログ登録情報、アイコン1304は、ブログIDがB4のブログ登録情報、アイコン1305は、ブログIDがB5のブログ登録情報にそれぞれ対応している。なお、図12に示したように、ブログIDがB2のブログ登録情報と、ブログIDがB5のブログ登録情報とは、計画の影響を受けている可能性がある。従って、図13において、アイコン1302及びアイコン1305は、強調表示されている。
【0042】
次に、検索サーバ5は、ユーザ端末Bからアイコンの選択指示を受信したか否か判定する(ステップS15)。例えば、図13に示した表示画面において、ユーザBによりアイコン1302がクリックされると、ユーザ端末Bは、選択されたアイコンの識別情報を含むアイコン選択指示を検索サーバ5に送信する。アイコン選択指示を受信した場合(ステップS15:Yesルート)、検索サーバ5のタグ情報生成処理部55は、タグ情報生成処理を実施する(ステップS17)。
【0043】
タグ情報生成処理を図14を用いて説明する。まず、タグ情報生成処理部55は、選択されたアイコンを特定する(ステップS63)。そして、ワークメモリ56を参照し、特定したアイコンに対応するレコードを特定する(ステップS65)。すなわち、アイコン1302が選択されているため、ブログIDがB2のレコードが特定される。タグ情報生成処理部55は、特定したレコードに計画IDが登録されているか否か判定する(ステップS67)。もし、特定したレコードに計画IDが登録されていなければ(ステップS67:Noルート)、ステップS75の処理に移行する。一方、特定したレコードに計画IDが登録されている場合(ステップS67:Yesルート)、当該計画IDを取得する(ステップS69)。そして、タグ情報生成処理部55は、取得した計画IDに対応する計画の情報(例えば、計画名、計画範囲等)を計画テーブルから取得し、記憶装置等に一旦格納する(ステップS71)。タグ情報生成処理部55は、計画範囲を地図上に表示するための計画範囲情報を生成し、記憶装置等に格納する(ステップS73)。そして、タグ情報生成処理部55は、ブログ登録情報に関するタグを地図上に表示するためのタグ情報を生成し、記憶装置等に格納する(ステップS75)。なお、計画IDに対応する計画の情報を保持している場合には、例えば、計画名、着工日等もタグ情報に含める。そして、元の処理に戻る。
【0044】
図8の説明に戻って、検索サーバ5のタグ情報生成処理部55は、生成したタグ情報をユーザ端末Bに送信する(ステップ19)。なお、タグ情報生成処理において、計画範囲情報を生成している場合には、タグ情報と共に計画範囲情報も送信する。ユーザ端末Bは、検索サーバ5からタグ情報を受信し、表示装置に表示される地図上にタグを表示する。なお、ユーザ端末Bは、タグ情報と共に計画範囲情報を受信した場合には、地図上に計画範囲も表示する。
【0045】
図15及び図16に、タグ及び計画範囲を地図上に表示した表示画面例を示す。図15は、アイコン1302が選択された場合の表示画面例である。図15では、タグ1551及び計画範囲1521が表示されており、タグ1551には、ブログ登録情報(「2005/01/07 青虎点心 ココの肉まんは絶品。・・・・・」)と計画の情報(「[将来移転の恐れ!] 主要道路拡張 着工予定 2008/01/15」)とが表示されている。また、計画範囲1521は、影響を及ぼす計画(すなわち、「主要道路拡張」)の予定区域を表している。また、図16は、アイコン1305が選択された場合の表示画面例である。図16では、タグ1651及び計画範囲1621が表示されており、タグ1651には、ブログ登録情報(「2000/04/13 桜並木公園 ココの桜並木は名所と知られ・・・」)と計画の情報(「[消滅済の恐れ!] Z地区再開発 着工日 2006/08/01」)とが表示されている。また、計画範囲1621は、影響を及ぼす計画(すなわち、「Z地区再開発」)の予定区域を表している。
【0046】
一方、アイコンの選択指示を受信しない場合(ステップS15:Noルート)、検索サーバ5は、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信したか否か判定する(ステップS21)。もし、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信した場合(ステップS21:Yesルート)、ステップS9の処理に戻る。一方、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信しない場合(ステップS21:Noルート)、検索終了の指示を受信したか否か判定する(ステップS23)。もし、検索終了の指示を受信した場合(ステップ23:Yesルート)、処理を終了する。一方、検索終了の指示を受信しない場合(ステップ23:Noルート)、ステップS15の処理に戻る。
【0047】
以上のように、本実施の形態によれば、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報についてのアイコンが強調表示されるため、利用者は、地理的変化の影響を受けている又は受ける可能性のあるブログ登録情報を判断できるようになる。すなわち、利用者は、余計な無駄足を踏まなくて済むようになる。
【0048】
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明した機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。また、検索サーバ5は、1台のコンピュータではなく複数台のコンピュータで実現するようにしても良い。
【0049】
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変らなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
【0050】
なお、ユーザ端末A、ユーザ端末B、ユーザ端末C、ブログ管理サーバ3及び検索サーバ5については、図17のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
【0051】
(付記1)
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
を含む登録情報表示処理方法。
【0052】
(付記2)
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、前記記憶装置を参照し、前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、
前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、前記登録情報と前記計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップと、
をさらに含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0053】
(付記3)
前記タグ情報生成ステップが、
前記計画の前記計画範囲を地図上に表示するための情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するステップ
を含む付記2記載の登録情報表示処理方法。
【0054】
(付記4)
前記記憶装置に格納された前記登録情報のうち、所定の条件を満たす前記登録情報を特定するステップと、
前記所定の条件を満たす前記登録情報について前記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップと、
をさらに含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0055】
(付記5)
前記所定の条件が、前記登録情報の前記登録位置と同一位置に登録される他の登録情報の登録数が所定数以上であるという条件、前記登録情報に対応し且つブログ管理サーバにより管理されるブログ情報のトラックバック数が第2の所定数以上であるという条件及び前記ブログ情報のコメント数が第3の所定数以上であるという条件のうち少なくともいずれかを含む
付記4記載の登録情報表示処理方法。
【0056】
(付記6)
前記登録情報データベースが、前記登録情報の登録日の情報をさらに格納しており、
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記計画対応付けステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報について、前記計画の前記着工日と前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日とを比較するステップと、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が、前記計画の前記着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップと、
を含み、
前記地図データ生成ステップが、
前記強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成するステップ
を含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0057】
(付記7)
前記強調表示情報登録ステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が前記計画の前記着工日より前の場合に、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日とを比較するステップと、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前であって、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、前記強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップと、
を含む付記6記載の登録情報表示処理方法。
【0058】
(付記8)
前記強調表示情報登録ステップが、さらに、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前の場合には、前記登録情報に関連する地図要素が、移転する可能性があることを示す情報を前記強調表示を行う必要があることを示す情報として前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップ
を含む付記7記載の登録情報表示処理方法。
【0059】
(付記9)
前記強調表示情報登録ステップが、さらに、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より後の場合には、前記登録情報に関連する地図要素が、既に消滅している可能性があることを示す情報を前記強調表示を行う必要があることを示す情報として前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップ
を含む付記7記載の登録情報表示処理方法。
【0060】
(付記10)
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
をコンピュータに実行させるための登録情報表示処理プログラム。
【0061】
(付記11)
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、
地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付け手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成手段と、
を有する登録情報表示処理装置。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来の地図検索サービスを説明するための図である。
【図2】従来の地図検索サービスを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシステム概要図である。
【図4】ブログ登録情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】表示範囲テーブルの一例を示す図である。
【図6】計画テーブルの一例を示す図である。
【図7】ブログ登録情報を登録する際の処理フローを示す図である。
【図8】ブログ登録情報を検索する際の処理フローを示す図である。
【図9】注目ブログ情報特定処理の処理フローを示す図である。
【図10】ワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す図である。
【図11】計画マッチング処理の処理フローを示す図である。
【図12】計画マッチング処理後のワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す図である。
【図13】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図14】タグ情報生成処理の処理フローを示す図である。
【図15】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図16】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図17】コンピュータの機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0063】
1 ネットワーク 3 ブログ管理サーバ 5 検索サーバ
31 ブログ管理DB 51 登録処理部
52 ブログ特定処理部 53 地図データ処理部
54 マッチング処理部 55 タグ情報生成処理部
56 ワークメモリ 57 ブログDB
58 地図DB 59 計画DB
300 ブログサービスシステム 500 地図検索サービスシステム
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図に対応付けて登録された登録情報(例えば店舗等に関する情報)を地図上に表示するための情報処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及により、例えば個人的な体験や日記などを記録するブログ(blog。Weblogとも呼ぶ。)と呼ばれるウェブ(Web)サイトが広く利用されるようになった。さらに、近年、ブログに関する情報(例えば、ブログの名称、URL(Uniform Resource Locator)等。以下、ブログ登録情報と呼ぶ。)を地図上に登録し、地図からブログ登録情報を検索できるようにするサービス(以下、地図検索サービスと呼ぶ)が登場している。
【0003】
図1に従来の地図検索サービスの検索結果の表示例を示す。図1の例では、道路1011、道路1012及び道路1013が表示されており、アイコン1001、アイコン1002、アイコン1003、アイコン1004及びアイコン1005の各々の位置にブログ登録情報が登録されていることを示す。また、アイコン1003がクリックされた場合には、タグ1051が表示される。タグ1051には、例えば地図上にブログ登録情報を登録した日やブログの題名等が表示される。図1の例では、アイコン1003の位置にある「青虎点心」という店舗の肉まんを紹介する内容となっている。なお、図示していないが、タグ1051内にブログのURLを表示し、URLがクリックされた場合に、リンクするブログを表示させる場合もある。
【0004】
例えば、地図検索サービスのある利用者が、地図からブログ登録情報を検索し、アイコン1003の位置にある「青虎点心」に行ってみようと考えたとする。しかし、利用者が、実際にアイコン1003の位置に行ってみると、都市開発や道路拡張等により、「青虎点心」は既に取り壊されてしまっている場合がある。なお、利用者は、図1のような表示だけでは、「青虎点心」が既に取り壊されていることを察知することはできない。
【0005】
また、ブログ登録情報は更新されないままで、地図のみが更新される場合がある。例えば、図1に示した道路1012が拡張され、地図が更新された場合の一例を図2に示す。図2の例では、道路2012へ拡張されたことに伴い、アイコン1003の位置にある「青虎点心」は取り壊されたが、ブログ登録情報が更新されないため、アイコン1003はそのまま表示されている。この場合、図2のような表示を見た利用者は、アイコン1003の位置に登録されたブログ登録情報が、道路2012が拡張される前に登録されたものなのか判断することができないため、アイコン1003の位置にある「青虎点心」が取り壊されているか否か判断することはできない。従って、利用者は、実際にアイコン1003の位置に行ってみて、「青虎点心」が取り壊されていることに初めて気づく。
【0006】
例えば、特開2003−098958号公報には、閲覧者が電子地図データの正確性を判断可能とする技術が開示されている。具体的には、地図データベースにおいて地図要素の建築年月日等を管理し、地図表示要求で指定された基準時刻に応じて、その時点に存在している又は存在していた地図要素を地図上に表示するものである。なお、本公報では、将来、建設されるであろう地図要素についても地図データベースで管理しており、地図表示要求で将来の特定の時刻が指定された場合には、将来の特定の時刻における地図を表示するようになっている。さらに、地図要素毎に、例えばデータ登録からの時間経過に基づいて正確性指標を算出し、正確性指標に応じて色分け等して地図上に表示することも開示されている。しかし、本公報に記載される技術は、地図要素の正確性を判断するものであり、地図上の特定の位置に対応付けて登録される情報(すなわち、上で述べたブログ登録情報)の精度を判断するものではない。
【特許文献1】特開2003−098958号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように従来技術では、地図上の特定の位置に対応付けて登録される情報の精度を判断できていない。そのため、例えば、地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている可能性のあるブログ登録情報についてのアイコンも地図上に表示されるため、利用者は、店舗等が既に取り壊されている場合であっても、店舗等が取り壊されていることを知らずに、その情報を参照する可能性がある。
【0008】
従って、本発明の目的は、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報を判断できるようにするための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る登録情報表示処理方法は、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、登録情報データベースに格納されている登録情報のうち、登録位置が、指定された表示範囲に含まれる登録情報を抽出し、記憶装置に格納するステップと、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画データベースに格納されている計画の計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、記憶装置に格納された登録情報の登録位置が計画データベースに格納されている計画の計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を登録情報に対応付けて記憶装置に格納する計画対応付けステップと、記憶装置に格納された登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、計画の識別情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成し、ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップとを含む。
【0010】
このようにすれば、例えば検索地図サービスを利用するユーザは、アイコンが強調表示されるブログ登録情報については、何らかの地理的変化を受けている可能性があることを察知することができる。また、地理的変化の影響を受けている可能性があることを予め知っていれば、さらに事前調査を行うなどして、余計な無駄足を踏まないようにすることもできる。
【0011】
さらに、計画データベースが、計画の着工日の情報をさらに格納するようにしてもよい。そして、ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、記憶装置を参照し、アイコン選択指示で指定されるアイコンに対応する登録情報に、計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、アイコン選択指示で指定されるアイコンに対応する登録情報に、計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、登録情報と計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップとをさらに含むようにしてもよい。また、タグ情報生成ステップが、計画の計画範囲を地図上に表示するための情報を生成し、ユーザ端末に送信するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、ユーザは、例えば、ブログ登録情報を登録した日やブログの題名等と共に、影響のある計画の着工日を知ることができる。例えば、ユーザが、取り壊される前にその場所に行ってみたいと考えた場合には、いつまでに行けば良いかが分かる。
【0012】
また、記憶装置に格納された登録情報のうち、所定の条件を満たす登録情報を特定するステップと、所定の条件を満たす登録情報について上記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップとをさらに含むようにしても良い。また、所定の条件が、登録情報の登録位置と同一位置に登録される他の登録情報の登録数が所定数以上であるという条件、登録情報に対応し且つブログ管理サーバにより管理されるブログ情報のトラックバック数が第2の所定数以上であるという条件及びブログ情報のコメント数が第3の所定数以上であるという条件のうち少なくともいずれかを含む場合もある。このようにすれば、例えば、注目度・関心度の高いブログ登録情報を処理対象として絞り込むことができる。
【0013】
さらに、登録情報データベースが、登録情報の登録日の情報をさらに格納し、計画データベースが、計画の着工日の情報をさらに格納するようにしても良い。そして、計画対応付けステップが、計画の計画範囲に含まれる登録情報について、計画の着工日と計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日とを比較するステップと、計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日が、計画の着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップとを含むようにしても良い。さらに、地図データ生成ステップが、強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている登録情報に対応するアイコンを強調表示するように地図データを生成するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、計画の着工日より前に登録されたブログ登録情報についてのアイコンのみ強調表示することができ、その計画の影響を受けない(すなわち、着工後に登録された)ブログ登録情報は通常とおりに表示することができる。
【0014】
また、強調表示情報登録ステップが、計画の計画範囲に含まれる登録情報の登録日が計画の着工日より前の場合に、地図取得要求を受信した日と計画の着工日とを比較するステップと、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より前であって、地図取得要求を受信した日と計画の着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、強調表示を行う必要があることを示す情報を登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップとを含むようにしても良い。さらに、強調表示情報登録ステップが、さらに、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より前の場合には、登録情報に関連する地図要素が、移転する可能性があることを示す情報を強調表示を行う必要があることを示す情報として登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップを含むようにしても良い。また、強調表示情報登録ステップが、さらに、地図取得要求を受信した日が計画の着工日より後の場合には、登録情報に関連する地図要素が、既に消滅している可能性があることを示す情報を強調表示を行う必要があることを示す情報として登録情報にさらに対応付けて記憶装置に格納するステップを含むようにしても良い。このようにすれば、間近に迫っている計画に基づき判断することができる。例えば計画の着工日が何年も後の場合には、強調表示してもあまり意味がないためである。
【0015】
なお、本発明に係る登録情報表示処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報を判断することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図3に本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、ユーザ端末Aと、ユーザ端末Bと、ユーザ端末Cと、ブログを管理するブログ管理サーバ3と、本実施の形態における主要な処理を実施する検索サーバ5とが接続されている。ユーザ端末A、ユーザ端末B及びユーザ端末Cの各々には、例えばWebブラウザがインストールされており、当該Webブラウザによりブログ管理サーバ3又は検索サーバ5にアクセスする。なお、図3では、ユーザ端末A、ユーザ端末B及びユーザ端末Cの3台の例を示しているが、ユーザ端末は3台に限定されない。
【0018】
ブログ管理サーバ3は、ブログサービスシステム300内に設けられており、同じくブログサーバシステム300内に含まれるブログ管理DB31にアクセス可能となっている。ブログ管理DB31には、ブログ及びブログを管理するための情報(例えば、ユーザID、パスワード、URL、トラックバック数、コメント数等)が格納されている。
【0019】
検索サーバ5は、地図検索サービスシステム500内に設けられており、同じく地図検索サービスシステム500内に含まれるブログDB57、地図DB58及び計画DB59にアクセス可能となっている。ブログDB57には、後で説明するブログ登録情報テーブルが格納されている。地図DB58には、地図データを生成するために必要なデータ(例えば、地図自体のデータ、地図要素についてのデータ等)及び後で説明する表示範囲テーブルが格納されている。計画DB59には、後で説明する計画テーブルが格納されている。
【0020】
また、検索サーバ5は、ユーザ端末から受信したブログ登録情報をブログDB57に格納する登録処理部51と、ブログDB57及び地図DB58に格納されたデータに基づき、表示すべき地図の表示範囲に含まれるブログ情報をブログDB57から抽出し、ワークメモリ56に格納するブログ特定処理部52と、地図DB58及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき地図データを生成する地図データ処理部53と、計画DB59及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、後で説明する計画マッチング処理を実施するマッチング処理部54と、計画DB59及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、後で説明するタグ情報生成処理を実施するタグ情報生成処理部55とを有する。なお、ワークメモリ56は、検索サーバ5内のメインメモリなどに確保される。
【0021】
図4に、ブログDB57に格納されるブログ登録情報テーブルの一例を示す。図4の例では、IDの列と、URLの列と、ブログ名称の列と、ブログ登録位置の列と、日付の列とが含まれる。URLの列には、そのブログ登録情報に対応する、ブログサービスシステム300内のブログのURLが格納される。また、ブログ登録位置には、緯度及び経度の情報が格納される。なお、地図上の位置を特定できる情報であれば、緯度及び経度以外の情報でも良い。
【0022】
図5に、地図DB58に格納される表示範囲テーブルの一例を示す。図5の例では、IDの列と、表示範囲の列とが含まれる。表示範囲の列には、表示範囲を表す矩形の四隅の経度及び緯度の情報が格納される。
【0023】
図6に、計画DB59に格納される計画テーブルの一例を示す。図6の例では、IDの列と、計画名の列と、関連URLの列と、着工日の列と、計画範囲の列とが含まれる。関連URLの列には、その計画に関連するWebサイトのURLが格納される。また、着工日の列には、その計画の着工日が格納される。計画範囲の列には、その計画により影響を受ける範囲(例えば、道路拡張であれば、拡張後の道路の範囲)の四隅の経度及び緯度の情報が格納される。なお、計画の着工日は未定だが、サービスの運用開始日(例えば高速道路の開通日等)が決定されているような場合には、運用開始日から所定期間繰り上げた日付(例えば、開通日から2年前の日付)を着工日の列に格納するようにしても良い。
【0024】
次に、図3に示したシステムの処理について説明する。まず、図7を用いて、地図上にブログ登録情報を登録する際の処理を説明する。例えば、ユーザAはユーザ端末Aを操作して、検索サーバ5が提供する登録ページにアクセスさせる。なお、ユーザAは、ブログサービスシステム300に自身のブログを開設しているものとする。検索サーバ5の登録処理部51は、ユーザ端末Aからのアクセスに応じて、登録ページ・データをユーザ端末Aに送信する。ユーザ端末Aは、検索サーバ5から登録ページ・データを受信し、表示装置に表示する。この際、検索サーバ5の地図データ処理部53が、デフォルトの表示範囲(例えば、前回アクセスした時に最後に表示した範囲等)の地図データを生成し、登録ページ・データに含めるようにしても良い。
【0025】
そして、例えばユーザAが、ブログ登録情報を登録したいと考えている位置を含む地図を表示するように指示すると、ユーザ端末Aは、当該指示を受け付け、地図取得要求を検索サーバ5に送信する。このとき、ユーザAがブログ登録情報を登録したいと考えている位置を表示位置として地図取得要求に含める。検索サーバ5の地図データ処理部53は、ユーザ端末Aから、表示位置を含む地図取得要求を受信する(ステップS1)。そして、検索サーバ5の地図データ処理部53は、受信した地図取得要求に含まれる表示位置に基づき、表示範囲を特定する。検索サーバ5の地図データ処理部53は、地図DB58に格納されるデータに基づき、特定した表示範囲の地図データを生成し、ユーザ端末Aに送信する(ステップS3)。
【0026】
ユーザ端末Aは、検索サーバ5から地図データを受信し、表示装置に表示する。ユーザAは、表示された地図を確認し、登録位置に問題がなければ、登録ページに従って、ブログ登録情報(例えばブログ名称、ブログのURL等)を入力する。ユーザ端末Aは、ブログ登録情報の入力を受け付け、登録位置及びブログ登録情報を含む登録要求を検索サーバ5に送信する。
【0027】
検索サーバ5の登録処理部51は、ユーザ端末Aから、登録位置及びブログ登録情報を含む登録要求を受信し、ブログDB57のブログ登録情報テーブルにレコードを追加する(ステップS5)。なお、本実施の形態では、当該レコードの日付の列には、ユーザ端末Aから登録要求を受信した日を登録する。
【0028】
次に、図8乃至図16を用いて、地図からブログ登録情報を検索する際の処理を説明する。例えば、ユーザBはユーザ端末Bを操作して、検索サーバ5が提供する検索ページにアクセスさせる。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ユーザ端末Bからのアクセスに応じて、検索ページ・データをユーザ端末Bに送信する。ユーザ端末Bは、検索サーバ5から検索ページ・データを受信し、表示装置に表示する。この際、検索サーバ5の地図データ処理部53が、デフォルトの表示範囲(例えば、前回アクセスした時に最後に表示した範囲等)の地図データを生成し、検索ページ・データに含めるようにしても良い。
【0029】
そして、例えばユーザBが、検索したいと考えている位置を含む地図を表示するように指示すると、ユーザ端末Bは、当該指示を受け付け、ブログ検索要求を検索サーバ5に送信する。このとき、ユーザBが検索したいと考えている位置を表示位置としてブログ検索要求に含める。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ユーザ端末Bから、表示位置を含むブログ検索要求を受信し(ステップS7)、注目ブログ情報特定処理を実施する(ステップS9)。
【0030】
注目ブログ情報特定処理を図9及び図10を用いて説明する。図9に、注目ブログ情報特定処理の処理フローを示す。まず、ブログ特定処理部52は、受信したブログ検索要求に含まれる表示位置を基に、表示範囲テーブルを検索し、表示範囲を特定する。そして、ブログ特定処理部52は、ブログ登録情報テーブルを検索し、表示範囲に含まれるブログ登録情報があるか否か判断する(ステップS25)。すなわち、ブログ登録情報テーブル内に、登録位置が表示範囲内であるレコードがあるか否か判断する。もし、表示範囲に含まれるブログ登録情報がなければ(ステップS25:Noルート)、注目ブログ情報特定処理を終了し、元の処理に戻る。一方、表示範囲に含まれるブログ登録情報がある場合(ステップS25:Yesルート)、表示範囲に含まれるブログ登録情報を抽出し、ワークメモリ56に格納する(ステップS27)。
【0031】
図10にワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す。図10の例では、ブログIDの列と、URLの列と、ブログ名称の列と、ブログ登録位置の列と、日付の列と、トラックバック数の列と、注目フラグの列と、計画IDの列と、着工日の列と、アイコン種別の列とが含まれる。ブログID、URL、ブログ名称、ブログ登録位置及び日付には、ブログ登録情報テーブル(図4)の内容を格納する。なお、トラックバック数、注目フラグ、計画ID、着工日及びアイコン種別については、以降の処理で説明する。
【0032】
そして、ブログ特定処理部52は、抽出したブログ登録情報に対応するブログのトラックバック数を取得するための要求を、インターネット1を介してブログサービスシステム300内のブログ管理サーバ3に送信する。ブログ管理サーバ3は、当該要求に応じて、該当するブログのトラックバック数をブログ管理DB31から抽出し、検索サーバ5に送信する。検索サーバ5のブログ特定処理部52は、ブログ管理サーバ3からトラックバック数を受信し、ワークメモリ56に格納する(ステップS29)。
【0033】
ブログ特定処理部52は、ワークメモリ56内の未処理のレコードを特定する(ステップS31)。そして、ブログ特定処理部52は、特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが、ワークメモリ56内に所定数以上登録されているか判定する(ステップS33)。特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが所定数以上登録されていなければ(ステップS33:Noルート)、ブログ特定処理部52は、特定したレコードのトラックバック数が所定数以上か否か判定する(ステップS35)。もし、特定したレコードのトラックバック数が所定数未満の場合(ステップS35:Noルート)、ステップS39の処理に移行する。一方、特定したレコードの登録位置と同一の登録位置を含む他のレコードが所定数以上登録されている場合(ステップS33:Yesルート)、又は特定したレコードのトラックバック数が所定数以上の場合(ステップS35:Yesルート)、ブログ特定処理部52は、当該レコードの注目フラグをONに設定する(ステップS37)。そして、ブログ特定処理部52は、ワークメモリ56内の全てのレコードについて処理が完了したか否か判定する(ステップS39)。もし、ワークメモリ56内に未処理のレコードがあれば(ステップS39:Noルート)、ステップS31の処理に戻る。一方、ワークメモリ56内の全てのレコードについて処理した場合(ステップS39:Yesルート)、元の処理に戻る。これにより、注目度・関心度の高いブログ登録情報を特定できる。例えば、図10では、トラックバック数が10以上であるレコード(すなわち、ブログIDがB2、B3及びB5のレコード)の注目フラグがONに設定されている。
【0034】
図8の説明に戻って、検索サーバ5のマッチング処理部54は、計画テーブル及びワークメモリ56に格納されたデータに基づき、計画マッチング処理を実施する(ステップS11)。
【0035】
計画マッチング処理を図11及び図12を用いて説明する。図11に、計画マッチング処理の処理フローを示す。まず、マッチング処理部54は、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内にあるか否か判定する(ステップS41)。もし、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内になければ(ステップS41:Noルート)、計画マッチング処理を終了し、元の処理に戻る。
【0036】
一方、注目フラグがONに設定されているレコードが、ワークメモリ56内にある場合(ステップS41:Yesルート)、マッチング処理部54は、注目フラグがONに設定されているレコードのうち、未処理のレコードを特定する(ステップS43)。そして、マッチング処理部54は、計画テーブルを参照し、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれかの計画の計画範囲内であるか否か判定する(ステップS45)。もし、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれの計画の計画範囲内でない場合(ステップS45:Noルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、特定したレコードのブログ登録位置が、いずれかの計画の計画範囲内である場合(ステップS45:Yesルート)、マッチング処理部54は、計画レコードを参照し、該当する計画の計画ID及び着工日を、特定したレコードに登録する(ステップS47)。
【0037】
マッチング処理部54は、特定したレコードの日付が着工日以前の日付か否か判定する(ステップS49)。すなわち、そのブログ登録情報が、影響を及ぼす計画の着工日以前に登録されたものか否か判定する。もし、特定したレコードの日付が着工日以降の日付であれば(ステップS49:Noルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、特定したレコードの日付が着工日以前の日付である場合(ステップS49:Yesルート)、マッチング処理部54は、現在の日付(すなわち、ブログ検索要求の受信日)を取得する(ステップS51)。そして、マッチング処理部54は、既に着工日を過ぎているか否か判定する(ステップS53)。もし、着工日を過ぎている場合(ステップS53:Yesルート)、マッチング処理部54は、消滅済みを表す情報を、特定したレコードのアイコン種別に登録する(ステップS55)。そして、ステップS61の処理に移行する。一方、まだ着工日に達していなければ(ステップS53:Noルート)、マッチング処理部54は、着工日までの期間を算出し、着工日までの期間が所定期間以上であるか否か判定する(ステップS57)。もし、着工日までの期間が所定期間以上の場合(ステップS57:Yesルート)、ステップS61の処理に移行する。一方、着工日までの期間が所定期間未満の場合(ステップS57:Noルート)、マッチング処理部54は、移転予定を表す情報を、特定したレコードのアイコン種別に登録する(ステップS59)。
【0038】
図12に、ワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す。図12の例は、2007年1月1日にブログ検索要求を受信し、所定期間が2年に設定されていた場合に、計画マッチング処理後のワークメモリ56に格納されるデータの例である。図12では、ブログIDがB2のレコードにおいて、着工日は「2008.01.15」であり、着工日には達していないが、着工日までの期間が所定期間未満(2年未満)のため、アイコン種別には「移転予定」が登録される。また、ブログIDがB3のレコードにおいて、着工日は「2009.10.01」であり、着工日に達しておらず、着工日までの期間が所定期間以上(2年以上)のため、アイコン種別には何も登録されない。さらに、ブログIDがB5のレコードにおいて、着工日は「2006.08.01」であり、着工日を過ぎているため、アイコン種別には「消滅済」が登録される。
【0039】
そして、マッチング処理部54は、全てのレコードについて処理が完了したか否か判定する(ステップS61)。もし、未処理のレコードがあれば(ステップS61:Noルート)、ステップS43の処理に戻る。一方、全てのレコードについて処理した場合(ステップS61:Yesルート)、元の処理に戻る。
【0040】
図8の説明に戻って、検索サーバ5の地図データ処理部53は、計画マッチング処理の結果に基づき地図データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS13)。すなわち、検索サーバ5の地図データ処理部53は、ワークメモリ56及び地図DB58に格納されたデータに基づき地図データを生成する。
【0041】
ユーザ端末Bは、検索サーバ5から地図データを受信し、表示装置に表示する。図13に、検索結果の表示画面の一例を示す。図13は、図12に示したデータに基づいて生成されたものである。図13の例では、道路1311、道路1312及び道路1313、並びにアイコン1301、アイコン1302、アイコン1303、アイコン1304及びアイコン1305が表示されている。また、アイコン1301は、ブログIDがB1のブログ登録情報、アイコン1302は、ブログIDがB2のブログ登録情報、アイコン1303は、ブログIDがB3のブログ登録情報、アイコン1304は、ブログIDがB4のブログ登録情報、アイコン1305は、ブログIDがB5のブログ登録情報にそれぞれ対応している。なお、図12に示したように、ブログIDがB2のブログ登録情報と、ブログIDがB5のブログ登録情報とは、計画の影響を受けている可能性がある。従って、図13において、アイコン1302及びアイコン1305は、強調表示されている。
【0042】
次に、検索サーバ5は、ユーザ端末Bからアイコンの選択指示を受信したか否か判定する(ステップS15)。例えば、図13に示した表示画面において、ユーザBによりアイコン1302がクリックされると、ユーザ端末Bは、選択されたアイコンの識別情報を含むアイコン選択指示を検索サーバ5に送信する。アイコン選択指示を受信した場合(ステップS15:Yesルート)、検索サーバ5のタグ情報生成処理部55は、タグ情報生成処理を実施する(ステップS17)。
【0043】
タグ情報生成処理を図14を用いて説明する。まず、タグ情報生成処理部55は、選択されたアイコンを特定する(ステップS63)。そして、ワークメモリ56を参照し、特定したアイコンに対応するレコードを特定する(ステップS65)。すなわち、アイコン1302が選択されているため、ブログIDがB2のレコードが特定される。タグ情報生成処理部55は、特定したレコードに計画IDが登録されているか否か判定する(ステップS67)。もし、特定したレコードに計画IDが登録されていなければ(ステップS67:Noルート)、ステップS75の処理に移行する。一方、特定したレコードに計画IDが登録されている場合(ステップS67:Yesルート)、当該計画IDを取得する(ステップS69)。そして、タグ情報生成処理部55は、取得した計画IDに対応する計画の情報(例えば、計画名、計画範囲等)を計画テーブルから取得し、記憶装置等に一旦格納する(ステップS71)。タグ情報生成処理部55は、計画範囲を地図上に表示するための計画範囲情報を生成し、記憶装置等に格納する(ステップS73)。そして、タグ情報生成処理部55は、ブログ登録情報に関するタグを地図上に表示するためのタグ情報を生成し、記憶装置等に格納する(ステップS75)。なお、計画IDに対応する計画の情報を保持している場合には、例えば、計画名、着工日等もタグ情報に含める。そして、元の処理に戻る。
【0044】
図8の説明に戻って、検索サーバ5のタグ情報生成処理部55は、生成したタグ情報をユーザ端末Bに送信する(ステップ19)。なお、タグ情報生成処理において、計画範囲情報を生成している場合には、タグ情報と共に計画範囲情報も送信する。ユーザ端末Bは、検索サーバ5からタグ情報を受信し、表示装置に表示される地図上にタグを表示する。なお、ユーザ端末Bは、タグ情報と共に計画範囲情報を受信した場合には、地図上に計画範囲も表示する。
【0045】
図15及び図16に、タグ及び計画範囲を地図上に表示した表示画面例を示す。図15は、アイコン1302が選択された場合の表示画面例である。図15では、タグ1551及び計画範囲1521が表示されており、タグ1551には、ブログ登録情報(「2005/01/07 青虎点心 ココの肉まんは絶品。・・・・・」)と計画の情報(「[将来移転の恐れ!] 主要道路拡張 着工予定 2008/01/15」)とが表示されている。また、計画範囲1521は、影響を及ぼす計画(すなわち、「主要道路拡張」)の予定区域を表している。また、図16は、アイコン1305が選択された場合の表示画面例である。図16では、タグ1651及び計画範囲1621が表示されており、タグ1651には、ブログ登録情報(「2000/04/13 桜並木公園 ココの桜並木は名所と知られ・・・」)と計画の情報(「[消滅済の恐れ!] Z地区再開発 着工日 2006/08/01」)とが表示されている。また、計画範囲1621は、影響を及ぼす計画(すなわち、「Z地区再開発」)の予定区域を表している。
【0046】
一方、アイコンの選択指示を受信しない場合(ステップS15:Noルート)、検索サーバ5は、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信したか否か判定する(ステップS21)。もし、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信した場合(ステップS21:Yesルート)、ステップS9の処理に戻る。一方、現在の表示位置と異なる表示位置を含むブログ検索要求を受信しない場合(ステップS21:Noルート)、検索終了の指示を受信したか否か判定する(ステップS23)。もし、検索終了の指示を受信した場合(ステップ23:Yesルート)、処理を終了する。一方、検索終了の指示を受信しない場合(ステップ23:Noルート)、ステップS15の処理に戻る。
【0047】
以上のように、本実施の形態によれば、例えば地図検索サービスにおいて、都市開発や道路拡張等の地理的変化の影響を受けている又は影響を受ける可能性のあるブログ登録情報についてのアイコンが強調表示されるため、利用者は、地理的変化の影響を受けている又は受ける可能性のあるブログ登録情報を判断できるようになる。すなわち、利用者は、余計な無駄足を踏まなくて済むようになる。
【0048】
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明した機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。また、検索サーバ5は、1台のコンピュータではなく複数台のコンピュータで実現するようにしても良い。
【0049】
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変らなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
【0050】
なお、ユーザ端末A、ユーザ端末B、ユーザ端末C、ブログ管理サーバ3及び検索サーバ5については、図17のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
【0051】
(付記1)
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
を含む登録情報表示処理方法。
【0052】
(付記2)
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、前記記憶装置を参照し、前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、
前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、前記登録情報と前記計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップと、
をさらに含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0053】
(付記3)
前記タグ情報生成ステップが、
前記計画の前記計画範囲を地図上に表示するための情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するステップ
を含む付記2記載の登録情報表示処理方法。
【0054】
(付記4)
前記記憶装置に格納された前記登録情報のうち、所定の条件を満たす前記登録情報を特定するステップと、
前記所定の条件を満たす前記登録情報について前記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップと、
をさらに含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0055】
(付記5)
前記所定の条件が、前記登録情報の前記登録位置と同一位置に登録される他の登録情報の登録数が所定数以上であるという条件、前記登録情報に対応し且つブログ管理サーバにより管理されるブログ情報のトラックバック数が第2の所定数以上であるという条件及び前記ブログ情報のコメント数が第3の所定数以上であるという条件のうち少なくともいずれかを含む
付記4記載の登録情報表示処理方法。
【0056】
(付記6)
前記登録情報データベースが、前記登録情報の登録日の情報をさらに格納しており、
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記計画対応付けステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報について、前記計画の前記着工日と前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日とを比較するステップと、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が、前記計画の前記着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップと、
を含み、
前記地図データ生成ステップが、
前記強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成するステップ
を含む付記1記載の登録情報表示処理方法。
【0057】
(付記7)
前記強調表示情報登録ステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が前記計画の前記着工日より前の場合に、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日とを比較するステップと、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前であって、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、前記強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップと、
を含む付記6記載の登録情報表示処理方法。
【0058】
(付記8)
前記強調表示情報登録ステップが、さらに、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前の場合には、前記登録情報に関連する地図要素が、移転する可能性があることを示す情報を前記強調表示を行う必要があることを示す情報として前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップ
を含む付記7記載の登録情報表示処理方法。
【0059】
(付記9)
前記強調表示情報登録ステップが、さらに、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より後の場合には、前記登録情報に関連する地図要素が、既に消滅している可能性があることを示す情報を前記強調表示を行う必要があることを示す情報として前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップ
を含む付記7記載の登録情報表示処理方法。
【0060】
(付記10)
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
をコンピュータに実行させるための登録情報表示処理プログラム。
【0061】
(付記11)
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、
地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付け手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成手段と、
を有する登録情報表示処理装置。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来の地図検索サービスを説明するための図である。
【図2】従来の地図検索サービスを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシステム概要図である。
【図4】ブログ登録情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】表示範囲テーブルの一例を示す図である。
【図6】計画テーブルの一例を示す図である。
【図7】ブログ登録情報を登録する際の処理フローを示す図である。
【図8】ブログ登録情報を検索する際の処理フローを示す図である。
【図9】注目ブログ情報特定処理の処理フローを示す図である。
【図10】ワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す図である。
【図11】計画マッチング処理の処理フローを示す図である。
【図12】計画マッチング処理後のワークメモリ56に格納されるデータの一例を示す図である。
【図13】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図14】タグ情報生成処理の処理フローを示す図である。
【図15】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図16】本実施の形態における検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【図17】コンピュータの機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0063】
1 ネットワーク 3 ブログ管理サーバ 5 検索サーバ
31 ブログ管理DB 51 登録処理部
52 ブログ特定処理部 53 地図データ処理部
54 マッチング処理部 55 タグ情報生成処理部
56 ワークメモリ 57 ブログDB
58 地図DB 59 計画DB
300 ブログサービスシステム 500 地図検索サービスシステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
を含む登録情報表示処理方法。
【請求項2】
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、前記記憶装置を参照し、前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、
前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、前記登録情報と前記計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップと、
をさらに含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項3】
前記記憶装置に格納された前記登録情報のうち、所定の条件を満たす前記登録情報を特定するステップと、
前記所定の条件を満たす前記登録情報について前記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップと、
をさらに含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項4】
前記登録情報データベースが、前記登録情報の登録日の情報をさらに格納しており、
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記計画対応付けステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報について、前記計画の前記着工日と前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日とを比較するステップと、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が、前記計画の前記着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップと、
を含み、
前記地図データ生成ステップが、
前記強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成するステップ
を含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項5】
前記強調表示情報登録ステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が前記計画の前記着工日より前の場合に、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日とを比較するステップと、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前であって、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、前記強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップと、
を含む請求項4記載の登録情報表示処理方法。
【請求項6】
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
をコンピュータに実行させるための登録情報表示処理プログラム。
【請求項7】
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、
地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付け手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成手段と、
を有する登録情報表示処理装置。
【請求項1】
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、記憶装置とにアクセス可能なコンピュータにより実行される登録情報表示処理方法であって、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
を含む登録情報表示処理方法。
【請求項2】
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記ユーザ端末からアイコン選択指示を受信した場合、前記記憶装置を参照し、前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられているか否か判定するステップと、
前記アイコン選択指示で指定される前記アイコンに対応する前記登録情報に、前記計画の識別情報が対応付けられていると判定された場合には、前記登録情報と前記計画の着工日の情報とを含むタグ情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するタグ情報生成ステップと、
をさらに含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項3】
前記記憶装置に格納された前記登録情報のうち、所定の条件を満たす前記登録情報を特定するステップと、
前記所定の条件を満たす前記登録情報について前記計画範囲内判定ステップ以降のステップを実施するステップと、
をさらに含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項4】
前記登録情報データベースが、前記登録情報の登録日の情報をさらに格納しており、
前記計画データベースが、前記計画の着工日の情報をさらに格納しており、
前記計画対応付けステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報について、前記計画の前記着工日と前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日とを比較するステップと、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が、前記計画の前記着工日より前の場合、強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納する強調表示情報登録ステップと、
を含み、
前記地図データ生成ステップが、
前記強調表示を行う必要があることを示す情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成するステップ
を含む請求項1記載の登録情報表示処理方法。
【請求項5】
前記強調表示情報登録ステップが、
前記計画の前記計画範囲に含まれる前記登録情報の前記登録日が前記計画の前記着工日より前の場合に、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日とを比較するステップと、
前記地図取得要求を受信した日が前記計画の前記着工日より前であって、前記地図取得要求を受信した日と前記計画の前記着工日との日数の差が所定日数未満の場合に、前記強調表示を行う必要があることを示す情報を前記登録情報にさらに対応付けて前記記憶装置に格納するステップと、
を含む請求項4記載の登録情報表示処理方法。
【請求項6】
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が、地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定ステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付けステップと、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成ステップと、
をコンピュータに実行させるための登録情報表示処理プログラム。
【請求項7】
地図上の特定の位置に対応付けて登録され且つ当該特定の位置に関連する登録情報と前記登録情報の登録位置とを格納する登録情報データベースと、
地図要素に影響を与える計画の識別情報と当該計画の計画範囲とを格納する計画データベースと、
ユーザ端末から表示範囲の指定を含む地図取得要求を受信した場合に、前記登録情報データベースに格納されている前記登録情報のうち、前記登録位置が、指定された前記表示範囲に含まれる前記登録情報を抽出し、前記記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれるか否か判定する計画範囲内判定手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報の前記登録位置が前記計画データベースに格納されている前記計画の前記計画範囲に含まれると判定された場合には、当該計画の識別情報を前記登録情報に対応付けて前記記憶装置に格納する計画対応付け手段と、
前記記憶装置に格納された前記登録情報に対応し且つ地図上に表示するアイコンのうち、前記計画の識別情報が対応付けられている前記登録情報に対応する前記アイコンを強調表示するように地図データを生成し、前記ユーザ端末に送信する地図データ生成手段と、
を有する登録情報表示処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2008−185654(P2008−185654A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−17267(P2007−17267)
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
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