説明

皮膚活性促進料

【課題】 安価且つ使用容易で効果の大きい皮膚活性促進料を提供する。
【解決手段】 蓬莱竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁をそのまま、他に何も添加しないで皮膚活性促進料とする。ただし、香料などを微量加えたものであってもよい。そして、それを容器に入れて販売し、入浴剤のようにして浴槽に入れたり、また、そのまま皮膚に直接ふりかけて使用できるようにする。使用する竹の葉は蓬莱竹の葉がベストであるが、他のバンブー種の竹の葉を使用してもよい。これにより、竹の葉、特に蓬莱竹の葉の有する皮膚活性促進効果を簡単な方法で最大限に活用でき、安価且つ使用容易で顕著な効果が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は安価且つ使用容易で効果の大きい皮膚活性促進料に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚活性促進料として、例えば、竹の根や地下茎等を有機溶剤を用いて抽出し、その抽出物を配合してローション、乳液、クリーム、パックなどの態様としたものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平3−136558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、そのように生薬を有機溶剤を用いて抽出し、抽出物を配合して加工する皮膚活性促進料は、溶剤、基材並びに添加物として様々な材料を必要とし、製造工程も複雑で、コスト高であり、また、使用に際して様々な注意事項があったり、体質によって使用できない場合もある。
【0004】
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたもので、安価且つ使用容易で効果の大きい皮膚活性促進料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題解決の手段として、竹の葉の有する皮膚活性促進効果を簡単な方法で最大限に活用でき、安価且つ使用容易で顕著な効果が得られる皮膚活性促進料を提供するものである。
【0006】
すなわち、本発明の皮膚活性促進料は、竹の葉、特に蓬莱竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁から成る皮膚活性促進料である。
【0007】
竹の葉、特に蓬莱竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁から成る本発明の皮膚活性促進料は、皮膚活性促進効果に優れ、これを浴槽に入れて入浴することにより、また、そのまま皮膚に直接ふりかけることにより、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の治癒効果が期待できる。しかも、水以外に溶媒を必要とせず、製造が簡単で、安価に提供でき、また、使用に際して特別注意することもなく、容易に使用できる。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明の皮膚活性促進料によれば、竹の葉、特に蓬莱竹の葉の有する皮膚活性促進効果を簡単な方法で最大限に活用でき、安価且つ使用容易で顕著な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の実施の形態の一例として、蓬莱竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁をそのまま、他に何も添加しないで皮膚活性促進料とする。そして、それを容器に入れて販売し、入浴剤のようにして浴槽に入れたり、また、そのまま皮膚に直接ふりかけて使用できるようにする。
【0010】
この皮膚活性促進料は、蓬莱竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁に香料などを微量加えたものであってもよい。
【0011】
また、使用する竹の葉は蓬莱竹の葉がベストであるが、他のバンブー種の竹の葉を使用してもそれなりに効果がある。
【0012】
竹の葉、特に蓬莱竹の葉は、皮膚活性促進効果のほか、発毛・育毛促進にも優れた効果がある。そのため、入浴時にこの皮膚活性促進料を入れた湯で洗髪したり、この皮膚活性促進料を頭皮に直接ふりかけることにより、発毛・育毛促進効果も期待できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竹の葉を水で煮立てて煎じ出した汁から成ることを特徴とする皮膚活性促進料。
【請求項2】
前記竹の葉が蓬莱竹の葉であることを特徴とする請求項1記載の皮膚活性促進料。

【公開番号】特開2007−31341(P2007−31341A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−216969(P2005−216969)
【出願日】平成17年7月27日(2005.7.27)
【出願人】(598010252)
【Fターム(参考)】