説明

目盛り付きコーヒーフィルター

【課題】 本発明は日常的に使われるコーヒーペーパーフィルターにコーヒー粉を入れる際に計量スプーン等、計量道具がない場合でもペーパーフィルターに目盛りを付けることにより人数に応じた適量のコーヒー粉を入れることができる目盛り付きコーヒーフィルターを得るにある。
【解決手段】 日常的に使われるコーヒーフィルターにおいて通水濾過性シート材料からなるペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、若しくは両面の目盛りの位置に型押し、もしくはエンボス加工により凹凸を入れることにより目盛りを付けた目盛り付きコーヒーフィルターを構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は焙煎したコーヒーを抽出する為のフィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコーヒーフィルターはコーヒーを濾過するために使用される紙製濾過フィルターとして、偏平状に2つ折りされたフィルターを開いて漏斗状に立体的に形成して使用することができる紙製フィルターであって、一般的に図8に示す構造のものがある(例えば、特許文献1参照。)。即ち図8に示すコーヒーフィルターは、1枚の横長扇状濾紙を折曲線2に於いて2つ折りして上下に積層し、かつ底縁3と右側縁4とを夫々熱シールして上下の濾紙を溶着した構造のものである。
【0003】
【特許文献1】特開平8−140857号 広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のコーヒーフィルターは人数に応じた分量の目盛りが印されていないため、計量スプーン等の計量道具でコーヒー粉の量を測り適量のコーヒー粉をフィルターに入れる必要があり、計量道具がない場合、目分量で入れる等してどんなに良いコーヒー粉を使っても計量スプーン等の道具を使わなければ味にムラが出てしまい毎回同じようにおいしいコーヒーを淹れることが困難であるという欠点があった。
【0005】
本発明は上記のような従来の欠点に鑑み、コーヒーを作る際に計量スプーン等、計量道具が無い場合でもフィルターに印された目盛りを目安に人数に応じた適量なコーヒー粉を盛る事が出来、おいしいコーヒーを手軽に素早く作ることができるコーヒーフィルターを提供することを目的としている。
【課題を解決する為の手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために、コーヒーペーパーフィルターにおいてペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、もしくは両面に人数に応じた適量のコーヒー粉の分量の位置に目盛りを入れ(図1)、もしくは面全体に隣り合う面とは異なる模様の境界線を目盛りとする(図3)、もしくは無地と模様の境界線を目盛りとする(図4)型押しもしくはエンボス加工を加えることにより目盛りを付けた目盛り付きコーヒーフィルターを構成している。
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0007】
(1)コーヒーペーパーフィルターにおいてペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、もしくは両面に目盛りの位置を入れる事により形成した目盛りを付けたペーパーフィルターで構成されているので、コーヒーフィルターの目盛りを目印に人数に応じた適量のコーヒー粉を確認することができる。したがって、計量スプーン等、計量道具を使わなくても適量のコーヒー粉をフィルターの目盛りから確認でき、おいしいコーヒーを手軽で素早く簡単に作ることができる効果が得られる。
【0008】
(2)前記(1)によって、使用方法も従来通りの使い方と同じようにコーヒー粉をセットしたフィルターに入れ湯を注ぐだけなので、誰でもが簡単で手軽に使用する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0010】
図1ないし図7の本発明の実施の形態において、図8の1は従来のコーヒーペーパーフィルターで図1は図8に本発明を実施した形態の目盛り付コーヒーペーパーフィルターである。
【0011】
図1の5は本発明を実施した形態の目盛り6,7,8,9を付けた目盛り付きコーヒーペーパーフィルターである。
【0012】
本発明の実施の形態において、図5は本発明の実施の形態の斜視図の状態で、目盛り6,7,8,9各々の目盛りの位置に凹凸をつける、この場合目盛り6と目盛り8は同じ凹凸、目盛り7と目盛り9は同じ凹凸、もしくは目盛り6,7,8,9すべて同じ凹凸、もしくは目盛り6,7,8,9すべて異なる凹凸からなるペーパーフィルター、ペーパーフィルターのサイズ、もしくは特定の人数分用など用途によっては目盛り6,7,8のみ、もしくは目盛り6,7のみ、もしくは目盛り6のみ、もしくは目盛り7のみ、もしくは目盛り8のみ、もしくは目盛り9のみもある。
【0013】
図3、図4は目盛りの位置の上または下もしくは上下の面全体に隣り合う面とは異なる模様の型押しもしくはエンボス加工を加え無地と模様もしくは各模様の境界線を目盛りとすることにより目盛りを印した目盛り付コーヒーフィルターの平面図である。
【0014】
図7は目盛り付コーヒーフィルター5をドリッパー12におき目盛りを目印にコーヒー粉11を盛った状態である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態のコーヒーペーパーフィルターの平面図。
【図2】図1の目盛り1つのみの場合の説明図。
【図3】図1の目盛りの位置の上下に模様を入れた場合の説明図。
【図4】図1の目盛りの位置の上下に模様と無地を入れた場合の説明図。
【図5】本発明の実施の形態のコーヒーペーパーフィルターの斜視図。
【図6】図5の10−10aに沿う断面図。
【図7】本発明の実施の形態の使用状態の説明図。
【図8】従来のコーヒーペーパーフィルターを示す平面図。
【符号の説明】
【0016】
1:従来のコーヒーペーパーフィルター。
2:折曲線。
3:底縁。
4:右側縁。
5:目盛り付コーヒーフィルター。
6、7,8,9:目盛り。
10、10a:断面図の箇所を示すための平行線。
11:コーヒー粉。
12:ドリッパー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
日常的に使われるコーヒーフィルターにおいて通水濾過性シート材料からなる、ペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、若しくは両面に目盛りを施した事を特徴とするコーヒーフィルター。
【請求項2】
日常的に使われるコーヒーフィルターにおいて通水濾過性シート材料からなる、ペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、若しくは両面に凹凸の目盛りを施した事を特徴とするコーヒーフィルター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−253700(P2008−253700A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−121263(P2007−121263)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(507144252)
【Fターム(参考)】