説明

相互連結壁ブロックのためのシステム

壁は、隣接したブロックが壁の強度を高めるために互いに固定される段に積み重ねられたプレキャストコンクリートブロックで構築される。アンカーが、少なくとも幾つかのブロックの頂部に埋め込まれる。ブロックの端は、二つのブロックの端が当接するときに、縦開口を形成する縦溝を有する。段のブロックは、一つの段のブロックの間の開口が、隣接した下段のブロックのアンカーの上方に位置決めされるようにずれている。各段のブロックは、ブロック中の整列した通路の中を通って延びる張力をかけたケーブルによって、互いに固定される。係止部材が、当接するブロックの端を隣接した下段のアンカーに固定するために、開口に配置される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
擁壁及び自立壁の両方は、しばしば、コンクリートブロックで構築される。高い安定性のために、ブロックは、ブロックの段の移動を阻止するために、段に隣接して、ブロックの間に、相互係止ノブ及び溝を備えて形成される。
【0002】
壁は、壁の外側での爆発による建物への損害を減ずるために、力阻止壁として、建物の周りに構築される。力阻止壁はまた、車両が、建物の周囲の安全地帯に入らないようにすることができる。例えば、かかる壁は、爆弾を積んだテロリストの車両が政府の建物に接近する可能性を防止するために、構築される。この場合、決心した車両運転手による安全地帯の突破を、壁がうまく阻止するか否か、壁の強度は重量である。
【0003】
強い一体壁が、適所に注入され且つスチールロッドで補強されたコンクリートで形成される。しかしながら、これらの壁は、段に積み重ねたプレキャストブロックで形成された壁より、高価であり、且つ、構築するのに長くかかる。さらに、注入コンクリート壁は、それらが構築された後で移動させることができない。一方、積み重ねたコンクリートブロックで形成された壁は、直ぐに構築することができ、後で移動させることができる。しかしながら、かかる壁は、一体壁の安全性を提供することができず、自動車によって、或いは、爆弾によって、より容易に突破される。
【発明の開示】
【0004】
本発明は、自立壁又は擁壁を形成するために、段に積み重ねた相互連結コンクリートブロックのためのシステムに関する。ブロックは、段に隣接した当接ブロックの端をずらして、段に積み重ねられる。二つの隣接したブロック端は、互いに連結され、又は、二つの隣接したブロックの端が当たる隣接したより下の段に隣接したブロックに連結される。所望ならば、ブロックの最低段上のブロックの隣接した端は、互いに連結し、かつ、壁を更に安定化させるアンカー台に連結される。壁を更に強化するために、水平チューブが、ブロックの両端の間に延びるように、各コンクリートブロックに埋め込まれる。ブロックが端と端とを繋いで積み重ねられて、段を形成した後、ケーブルが、チューブの中を通されて、張力をかけられる。
【0005】
したがって、本発明の目的は、積み重ねたコンクリートブロックで形成された壁を強化するためのシステムを提供することにある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の以下の説明では、ある専門用語が、参照だけの目的のために使用され、限定されるべきものではない。「上」及び「下」のような用語は、参照される図面における方向を指す。「頂」、「底」、「水平」、「垂直」のような用語は、一貫するが任意の参照されるフレームの中の構成要素の部分の向きを表し、討議中の構成要素を説明する関連した文章及び図面を参照することによって明らかになる。かかる専門用語には、上述した特定の用語、その派生語、及び、同様の輸入語が含まれる。
【0007】
今、図面を参照すると、図1は、例示の自立壁10の断面を示す。壁10は、三つの段11〜13を含む。しかしながら、壁10を、所望の壁の高さを作る任意の段数で構築することができることが認識されるであろう。段11〜13は、主として、コンクリートブロックで形成される。図示したブロック14は、ほぼ直方六面体であるけれども、ブロック14は、壁10を構築するのに適した任意の形状のものでもよいことが認識されるであろう。
【0008】
例示の壁10は、力阻止壁として働くように構築されている。壁10はまた、ブロック14の露出面15に、随意の質感及び着色を与えて、所望の表面、例えば、自然石を模造することによって、装飾壁として機能してもよい。ブロック14は、所望の強度を壁10に与えるのに十分な寸法で形成される。例えば、ブロック14は、約1000ポンドと約3000ポンド又はそれ以上との間の範囲の重量を有するように寸法決めされるのがよい。本発明による強い自立壁10が、46インチ(118cm)の幅、24インチ(61cm)の奥行き、及び18インチ(46cm)の高さを有するブロック14で構築された。しかしながら、ブロック14の重量及び寸法形状は、用途、及び、所望の壁の強度及び外観に応じて変更できることが認識されるであろう。
【0009】
図1〜図3に示すように、ブロック14は、上面17に一つ以上(二つ図示された)のノブ16を有するように設計されるのがよい。選択的に、図示するように、上のノブ16は、最上段13を形成するブロック14から省かれてもよい。ブロック14は、段11〜13の隣接したブロック間で噛み合わせを形成するように設計され、底面に溝18を備える。選択的に、底の溝18は、地面の上に位置する最下段11を形成するブロクから省かれてもよい。ブロックは、例えば、公開された米国特許出願第US2001/0026734A1号及び第US2001/0019684号に示された種類のものがよく、その開示がここに引用される。
【0010】
凹部20が、ブロック14の上面17の中央に形成される。湾曲ロッド21が、アンカー22を形成するように、凹部21を横切って延びるように、ブロック14に埋め込まれる。図示するように、凹部20及び湾曲ロッド21は、最上段13を形成するブロック14から省かれてもよい。壁10を構築するときに、チェーン(図示せず)が、各部ロック14を持ち上げて、適所に置くために、アンカー22に取り付けられるのがよい。
【0011】
本発明の一つの特徴によれば、チューブ23が、ブロック14の両端24及び25の間で延びるように、各ブロックに埋め込まれる。ブロック14が、壁10の段を形成するように、端と端とを付けて配置されるときに、チューブ23は、ケーブル26がチューブ23の中を通れるように十分整列される。ケーブル26は、段の両端を形成するブロック14に固定され、ケーブル26は、ポストテンション法で作られて、段を形成するブロック14を一緒に固定する。
【0012】
図2〜図4に最も良く見えるように、半円形の縦溝27が、ブロック14の各端24及び25の中央に形成される。ロッドが、各縦溝27の一部分を横切って延びるフック28を形成するように、ブロック14中に埋め込まれる。フック28及びアンカー22は、例えば、鉄筋からなる曲がった長い物で、他の種類のスチールロッド又はケーブルで、又は、ブロック14に埋め込まれている平板に固定された特別丈夫なアイボルトで、形成されるのがよい。
【0013】
本発明の別の特徴によれば、例えば段12の二つのブロック14の隣接した端は、互いに固定され、且つ、ブロック14の隣接した下段、例えば、段11の隣接したブロック14に固定される。ブロックの最下段11について、二つのブロック14の隣接した端24及び25は、互いに固定され、且つ、アンカー台(図示せず)に固定され、或いは、端24及び25は、選択的に、地面に固定されない。
【0014】
二段11及び12のブロック14の断片的な部分が、図4及び図5に示されている。段12の二つのブロック14の端24と端25とが当接するとき、縦溝27は、一緒になって、ほぼ円筒の縦開口を形成する。段12のブロック14の間の各開口29が、段11の一つのブロック14の頂部のアンカー22の上方に位置するように、図示した二段11及び12のブロック14は、互い違いに配列される。
【0015】
係止器具30が、二つの隣接したブロック14の間で、二つのブロック14を互いに固定し、或いは、下のブロック14に、又は、二つの隣接したブロック14が載っている面に、埋め込まれているアンカー22に固定するように連結される。例えば、アンカー22はまた、壁のための注入コンクリート根積みに埋め込み、或いは、壁が構築されるべき舗道に固定することもでき、或いは、アンカー22は、既知の種類のアンカー台でもよい。係止器具30は、鉤状に曲がった下端32を有するロッドの形状のJ形部材31と、ナット34を受けるためのねじ付き上端33で終わるシャフトと、ブラケット35とからなる。ブラケット35は、J形部材31を通すように寸法決めされた中央開口を有し、ブロックの端24及び25に隣接して、フック28と係合するための鉤状、又は他の形状の端36を有する。ブロック14を互いに固定するため、係止器具30を円筒開口内へ挿入し、鉤状の下端32を、隣接した下のブロックのアンカー22の下に引っ掛ける。次いで、鉤状端36が、各ブロック14の端24,25から突出するフック28と係合するように、ブラケット35を位置決めし、ナット34を締める。任意の適当な係止器具を使用することができ、また、適当な係止器具は、必ずしも、上記の係止器具30である必要はない。
【0016】
好ましくは、段のブロック14を、互いに、且つ、隣接した下段のブロックに、又は、係止器具30付きのアンカー台に、固定した後、ブロック14の各段のためのケーブル26をチューブ23の中に通す。
【0017】
選択的に、壁10が恒久的設備であるべきならば、各段の隣接したブロック14の間の円筒形開口29は、壁10を形成する次の段のブロックを積み重ねる前に、コンクリートで満たされるのがよい。円筒形開口29を満たすコンクリートは、隣接したブロック14の端を互いに更に係止するキー(図示せず)を形成する。
【0018】
図7及び図8は、二つのブロック40を、端と端とを付けた配列で互いに、且つ、隣接した下のブロック42に埋め込まれたアンカー41に、固定するための変更した構造を示す。縦開口43が、二つのブロック40の当接する端44と端45の間に形成される。二つのブロック40は、縦開口43がアンカー41の上方に位置決めされるように置かれる。ブロック40の各々は、縦開口からブロック40を貫通して延びる通路46を有する。ケーブル47が、通路46の中に通され、張力をかけられてブロック40どうしを固定する。係止器具48は、ケーブル47とアンカー41との間に連結されて、二つのブロック40を下のブロック42に、又は、ブロック40を支持する他の表面に、確実に連結する。係止器具48は、鉤状下端50と、ねじ付き上端52で終わるシャフト51とを有するほぼJ形の部材49を有する。シャフト51は、ブラケット54の開口53を貫通し、ブラケット54は、鉤状、又は、ケーブル47と係合する他の形状である。使用中、部材49の鉤状の下端50は、アンカー41と係合するように位置決めされ、ナットがシャフト端52にねじ込まれて、ケーブル47とアンカー41との間をしっかりと連結する。
【0019】
壁を形成するブロックを相互連結するためのシステムに対する他の変形例が、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者にとって明らかであることが認識されるであろう。本システムは、自立式力阻止壁を構築するのに使用するのに特に有用であるけれども、本システムは、壁を支持するような他の用途に使用することもできる。本発明の上記の好ましい実施形態では、ブロックが積み重ねされるときに、ブロック14の整列を容易にし、また、壁10に強度を与えるために、ノブ16がブロック14の頂に形成され、且つ、溝18がブロック14の底に形成される。本発明はまた、本発明の範囲から逸脱することなく、頂のノブ16及び底の溝18を有さないブロックと一緒に使用してもよいし、ブロックを形成するための他の構造を有するコンクリートブロックと一緒に使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明による互いに連結されたコンクリートブロックで構築された三段の自立壁の部分斜視図である。
【図2】図1の自立壁のコンクリート壁具ロックの斜視図である。
【図3】図2のコンクリート壁ブロックの端面図である。
【図4】二つのブロック間の連結の詳細を示す、端と端とを付けて配置された図2の二つのコンクリートブロックの部分上面図である。
【図5】図4の線5−5における拡大部分断面図である。
【図6】図5の係止器具の分解図である。
【図7】二つの壁ブロックを固定するための変更した構造の拡大部分断面図である。
【図8】図7に示した変更した係止器具の側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンカーと、
二つのブロックとを有し、前記二つのブロックは、各々、前記ブロックの他の端に当接する端を有し、前記二つの前記アンカーの上方に位置決めされた前記当接する端の間に縦開口を構成し、
前記二つのブロックを互いに固定する前記縦開口の中に延びる手段と、
前記縦開口内で、前記二つのブロックを前記アンカーに固定する手段と、
を有する壁。
【請求項2】
前記ブロックの各々は、二つの間隔を隔てた端と、前記間隔を隔てた端の間で前記ブロックを貫通して延びる通路と、を有し、前記ブロック中の前記通路は、前記当接端で、前記縦開口に連結する端を有し、
前記二つのブロックを互いに固定する手段は、前記通路を貫通し、且つ、前記縦開口の中に延びる張力をかけたケーブルを有する、請求項1記載の壁。
【請求項3】
前記二つのブロックを前記下のブロックの前記アンカーに固定する、前記縦開口内の前記手段は、前記ケーブルと前記アンカーとの間を連結する、請求項2記載の壁。
【請求項4】
前記アンカーは、第三のブロックの頂部に埋め込まれたフックであり、
前記二つのブロックは、前記第三のブロックの上に位置決めされる、請求項3記載の壁。
【請求項5】
前記二つのブロックの各々は、前記縦開口の中へ延びるフックを有し、
前記二つの上のブロックを前記アンカーに固定する前記縦開口内の前記手段は、前記フックを前記アンカーに固定する係止部材を有する、請求項2記載の壁。
【請求項6】
前記係止部材は、前記アンカーと係合する第一端を有し、且つ、ねじ付き第二端を有するシャフトを有する第一部材と、
前記縦開口内で前記フックと係合する端を有するブラケットと、
を有し、
前記シャフトの第二端は、前記ブラケットの開口を貫通して延び、
前記係止部材は、前記ねじ付き第二端と係合するナットを有し、
それによって、前記係止部材は、前記フック及び前記アンカーに連結する、請求項5記載の壁。
【請求項7】
前記二つのブロックの各々は、前記縦開口の中へ延びるフックを有し、
前記二つの上のブロックを前記アンカーに固定する前記縦開口内の前記手段は、
前記フックを前記アンカーに固定する係止部材を有する、請求項1記載の壁。
【請求項8】
前記係止部材は、前記アンカーと係合する第一端を有し、且つ、ねじ付き第二端を有するシャフトを有する第一部材と、
前記縦開口内で前記フックと係合する端を有するブラケットと、
を有し、
前記シャフトの第二端は、前記ブラケットの開口を貫通して延び、
前記係止部材は、前記ねじ付き第二端と係合するナットを有し、
それによって、前記係止部材は、前記フック及び前記アンカーに連結する、請求項7記載の壁。
【請求項9】
a)表面にアンカーを形成するステップと、
b)第一壁ブロック及び第二壁ブロックを形成するステップと、を有し、
各壁ブロックは、縦溝を構成する端を有し、
c)前記第一壁ブロック及び第二壁ブロックを、前記表面の上方で互いに端と端を付けて配置するステップを有し、
前記縦溝は当接して、前記壁ブロックの間に縦開口を形成し、前記縦開口は、前記アンカーの上方に位置決めされ、
d)前記開口に部材を挿入して、前記第一壁ブロック及び第二壁ブロックを前記アンカーに固定するステップと、を有する、二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項10】
前記アンカーは、第三の壁ブロックの上面に形成される、請求項9記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項11】
前記第一ブロック及び第二ブロックの各々に、フックを埋め込むステップを更に有し、
前記フックは、前記ブロックのために、縦溝の中へ延び、
前記部材は、前記フックと前記アンカーとを係合させる前記開口の中へ挿入される、請求項10記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項12】
前記第一ブロックの前記縦溝から前記第一ブロックを貫通する第一通路を形成するステップと、
前記第二ブロックの前記縦溝から前記第二ブロックを貫通する第二通路を形成するステップと、
前記第一通路、前記開口、及び第二通路の中にケーブルを通すステップと、
前記ケーブルに張力を与えるステップと、
を有する、請求項11記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項13】
前記第一ブロックの前記縦溝から前記第一ブロックを貫通する第一通路を形成するステップと、
前記第二ブロックの前記縦溝から前記第二ブロックを貫通する第二通路を形成するステップと、
前記第一通路、前記開口及び第二通路の中に、ケーブルを通すステップと、
前記ケーブルに張力を与えるステップと、
を有する、請求項9記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項14】
前記部材は、前記ケーブルを前記アンカーに連結する、請求項13記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項15】
前記アンカーは、第三の壁ブロックの上面に形成される、請求項14記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンカーと、
二つのブロックと、を有し、前記二つのブロックは、各々、前記ブロックの他の端に当接する端を有し、前記二つの前記アンカーの上方に位置決めされた前記当接する端の間に縦開口を構成し、
前記二つのブロックを互いに固定する前記縦開口の中に延びる手段と、
前記縦開口内で、前記二つのブロックを前記アンカーに固定する手段と、
を有する壁。
【請求項2】
前記ブロックの各々は、二つの間隔を隔てた端と、前記間隔を隔てた端の間で前記ブロックを貫通して延びる通路と、を有し、前記ブロック中の前記通路は、前記当接端で、前記縦開口に連結する端を有し、
前記二つのブロックを互いに固定する手段は、前記通路を貫通し、且つ、前記縦開口の中に延びる張力をかけたケーブルを有する、請求項1記載の壁。
【請求項3】
前記二つのブロックを、前記下のブロックの前記アンカーに固定する、前記縦開口内の前記手段は、前記ケーブルと前記アンカーとの間を連結する、請求項2記載の壁。
【請求項4】
前記アンカーは、第三のブロックの頂部に埋め込まれたフックであり、
前記二つのブロックは、前記第三のブロックの上に位置決めされ
前記二つのブロックの各々は、前記縦開口の中へ延びるフックを有し、
前記二つの上のブロックを前記アンカーに固定する前記縦開口内の前記手段は、前記フックを前記アンカーに固定する係止部材を有し、
前記係止部材は、前記アンカーと係合する第一端を有し、且つ、ねじ付き第二端を有するシャフトを有する第一部材と、
前記縦開口内で前記フックと係合する端を有するブラケットと、
を有し、
前記シャフトの第二端は、前記ブラケットの開口を貫通して延び、
前記係止部材は、前記ねじ付き第二端と係合するナットを有し、
それによって、前記係止部材は、前記フック及び前記アンカーを連結する、
請求項3記載の壁。
【請求項5】
前記二つのブロックの各々は、前記縦開口の中へ延びるフックを有し、
前記二つの上のブロックを前記アンカーに固定する前記縦開口内の前記手段は、
前記フックを前記アンカーに固定する係止部材を有する、請求項1記載の壁。
【請求項6】
前記係止部材は、前記アンカーと係合する第一端を有し、且つ、ねじ付き第二端を有するシャフトを有する第一部材と、
前記縦開口内で前記フックと係合する端を有するブラケットと、
を有し、
前記シャフトの第二端は、前記ブラケットの開口を貫通して延び、
前記係止部材は、前記ねじ付き第二端と係合するナットを有し、
それによって、前記係止部材は、前記フック及び前記アンカーを連結する、請求項記載の壁。
【請求項7】
a)表面にアンカーを形成するステップと、
b)第一壁ブロック及び第二壁ブロックを形成するステップと、を有し、
各壁ブロックは、縦溝を構成する端を有し、
c)前記第一壁ブロック及び第二壁ブロックを、前記表面の上方で互いに端と端を付けて配置するステップを有し、
前記縦溝は当接して、前記壁ブロックの間に縦開口を形成し、前記縦開口は、前記アンカーの上方に位置決めされ、
d)前記開口に部材を挿入して、前記第一壁ブロック及び第二壁ブロックを前記アンカーに固定するステップと、を有する、二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項8】
前記第一ブロックの前記縦溝から前記第一ブロックを貫通する第一通路を形成するステップと、
前記第二ブロックの前記縦溝から前記第二ブロックを貫通する第二通路を形成するステップと、
前記第一通路、前記開口及び第二通路の中に、ケーブルを通すステップと、
前記ケーブルに張力を与えるステップと、
を有する、請求項記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。
【請求項9】
前記部材は、前記ケーブルを前記アンカーに連結する、請求項記載の二つの壁ブロックを固定するための方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−509931(P2006−509931A)
【公表日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−501736(P2004−501736)
【出願日】平成15年4月21日(2003.4.21)
【国際出願番号】PCT/US2003/012219
【国際公開番号】WO2003/093607
【国際公開日】平成15年11月13日(2003.11.13)
【出願人】(504403194)レディ−ロック インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー (1)
【Fターム(参考)】