説明

着用物品

【課題】 着用物品内の湿度が上昇した場合でも、着用物品内が蒸れることなく、肌トラブルを抑制し、快適な着用を実現する。
【解決手段】 着用物品は、パンツ型のシャーシ内にレシーバ3を形成し、レシーバ3には吸引管を介して吸引構造体である吸引ポンプを接続している。吸引ポンプが作動すると、レシーバ3によって受け容れられた尿が吸引され、シャーシ外に排出される。レシーバ3は、着用者の身体に接触する表面シート32と、尿の排泄を検知する水分検知構造体4と、水分検知構造体4の着衣側に位置し尿を受けるトレー状の尿受け容器5と、尿受け容器5の着衣側に位置しシャーシ2内の水蒸気を吸収する吸湿構造体6とを含む。吸湿構造体6は、身体側に位置する透湿性シート62と、着衣側に位置する不透液性シート63と、これらシート62,63の間に位置する吸湿材64とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、着用物品に関し、さらに詳しくは尿などの水分を吸引する吸引構造体を有するパンツ、使い捨ておむつ、失禁ブリーフ等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パンツ等の身体側に尿などの水分吸引装置を備えるものとして例えば特表平8−510924号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1には、尿をパンツ外に吸引して排出するカテーテルシステムが記載されている。このカテーテルシステムでは、パンツの身体側にインターフェースデバイスを備えている。インターフェースデバイスは、尿を受けるプラスチックシェルと、シェルの身体側に位置する不透過性の層と、不透過性の層のさらに身体側に位置する疎水性のカバーストック材とを含む。シェルにはドレインチューブが接続され、吸引によってパンツ内の尿がシェルに収集され、シェルの尿がドレインチューブからパンツ外に排出される。
【特許文献1】特表平8−510924号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
シェルはプラスチック製であることから、液不透過性であり、かつ、シェルの身体側には不透過性の層が形成されている。尿は吸引によってシェルから吸引されるが、吸引されなかった尿が僅かにシェル内に残ってしまう。この尿が気化することによって、パンツ内の湿度が上昇し、パンツ内が蒸れるという問題があった。また、着用者の汗によっても湿度が上昇することがあり、蒸れの原因となる。パンツ内が蒸れると、かぶれなどの肌トラブルを誘発したり、着用者に不快感を与えたりする。
【0004】
この発明では、着用物品内の湿度が上昇した場合でも、着用物品内が蒸れることなく、肌トラブルを抑制し、快適な着用を実現することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシ内に排出された体液を受けるレシーバとを含み、前記レシーバで受けた体液が水分吸引装置によって着用物品外に吸引される着用物品の改良に関わる。
【0006】
この発明は前記着用物品において、前記レシーバは、前記水分吸引装置に接続しレシーバ内の体液を受ける容器と、前記容器の着衣側に位置する吸湿構造体とを含み、前記吸湿構造体は、前記身体側に位置する透湿性シートと、前記反対側に位置する不透液性シートと、前記透湿性シートと前記不透液性シートとの間に介在する吸湿材とを含むことを特徴とする。
【0007】
好ましい実施態様のひとつとして、前記レシーバは、水分を検知する水分検知構造体をさらに含み、前記水分検知構造体は、水分検出センサと、前記水分検出センサの前記身体側に配置されたスペーサと、前記水分検出センサの前記反対側に配置された拡散シートと、前記拡散シートの前記反対側に配置された難通気性シートとを含む。
【0008】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記吸湿構造体は、前記水分検知構造体よりも前記横方向の長さ寸法が大きく、前記水分検知構造体の前記横方向外側から延出する。
【0009】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記水分検知構造体は、前記シャーシの前記前ウエスト域から前記後ウエスト域まで前記縦方向に亘って延びる。
【0010】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記容器は、不透液性かつ可撓性を有し、前記後ウエスト域に位置する。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、着用物品のレシーバが、着用物品内の水蒸気を吸収する吸湿構造体を含むこととしたので、着用物品内の水蒸気量が増加した場合であっても、これを吸湿構造体で吸収することができ、着用物品内の湿度が上昇するのを抑制することができる。湿度の上昇を抑制することができるので、着用物品内の蒸れを防止することができ、着用者に不快感を与えるのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
着用物品としてネットで形成されたパンツにレシーバを取り付けたものを用い、この発明の一例を説明する。
【0013】
図1は、この発明の着用物品1の全体模式図を示したものである。この発明では、パンツ型のシャーシ2内にレシーバ3を形成し、レシーバ3には吸引管31を介して吸引構造体である吸引ポンプPを接続している。レシーバ3と吸引ポンプPとは電気的にも接続され、レシーバ3に形成された水分検知構造体4によって排尿が検知されたときに制御ユニットCによって吸引ポンプPが作動される。吸引ポンプPが作動すると、レシーバ3によって受け容れられた尿が吸引され、シャーシ2外に排出される。なお、シャーシ2は仮想線で表している。
【0014】
シャーシ2は、縦方向Yに連なる前ウエスト域21、後ウエスト域22、これら前後ウエスト域21,22の間に位置するクロッチ域23を含む。シャーシ2は、弾性を有するネットによって形成され、縦方向Yおよびこれに直交する横方向Xに伸縮可能に弾性化されている。特に、ウエスト開口24およびレッグ開口25においては、その弾性力を向上させて、シャーシ2が着用者のウエストおよび脚に密着するようにしている。
シャーシ2の身体側には、前ウエスト域21から後ウエスト域22へと縦方向Yに延びるとともに、横方向Xの寸法を二等分する縦中心線A−Aに沿って延びるレシーバ3を形成している。レシーバ3は、シャーシ2の弾性力によって身体に密着されるとともに、レシーバ3だけを交換して使用できるようにしている。
【0015】
図2は、レシーバ3を広げたときの図であり、これを身体側から見たときの平面図である。この図2においては、説明のためその一部を破断し、シャーシ2の記載を省略している。図3は、図2のIII−III線断面図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。図3および図4においては、説明のため各シートを離間させて示しているが、これらは通常互いに接合されている。図5は、図2のレシーバ3を着衣側から見たときの平面図である。
【0016】
レシーバ3は、着用者の身体に接触する表面シート32と、尿の排泄を検知する水分検知構造体4と、水分検知構造体4の着衣側に位置し尿を受けるトレー状の尿受け容器5と、尿受け容器5の着衣側に位置しシャーシ2内の水蒸気を吸収する吸湿構造体6とを含む。
表面シート32は、液透過性の繊維不織布等を用いることができる。表面シート32は、縦方向Yに延びる略矩形を形成し、縦方向Yに延びる表面シート両側縁33,33と、横方向Xに延びる表面シート前後端縁34,35とを含む。
【0017】
水分検知構造体4は、シャーシ2の前ウエスト域21から後ウエスト域22に亘って縦方向Yに延びている。水分検知構造体4は、水分検出センサ41と、水分検出センサ41の身体側に位置するスペーサ42と、スペーサ42のさらに身体側に位置するフィルタ43と、水分検出センサの41着衣側に位置するクッションシート44とを含む。すなわち、水分検出センサ41はスペーサ42とクッションシート44とによってその厚さ方向において挟まれて、外部からの衝撃に対して保護されている。
【0018】
水分検出センサ41は、横方向Xに離間する一対の電極45,45によって形成され、これら電極45,45は、ポリエチレンフィルム等の熱可塑性合成フィルムの上に導電性塗料を印刷等の手段によって塗布することによって形成される。これら電極45,45は、縦方向Yに互いに平行に延びている。水分検出センサ41は横方向Xに延びるセンサ前後端縁46,47を含み、センサ前端縁46は、吸湿構造体6に形成されたスリット61を介してその着衣側に延出している。スリット61は、前ウエスト域21側に形成され、スリット61から延出したセンサ前端縁46にはクリップ48が取り付けられ、クリップ48を介して水分検出センサ41の信号が制御ユニットCに送信される。
具体的には、水分検出センサ41は、一対の電極45,45間に亘って水分が存在することによって通電状態になり、制御ユニットCでは、この通電状態によって尿の排泄を検知する。
【0019】
スペーサ42は、高い通気性と液透過性とを有するメッシュシートを用いることができ、フィルタ43と水分検出センサ41とを、その厚さ方向において離間させることができる。湿潤状態にあるフィルタ43と水分検出センサ41とが接触し続けると、水分検出センサ41の通電状態が維持され、排尿時以外でも、排尿と検知するという誤作動が生じることから、この誤作動を防止するためにフィルタ43と水分検出センサ41とを離間させている。特に、スペーサ42を設けることによって、レシーバ3が着用者の体圧を受けたときに、これらフィルタ43と水分検出センサ41とが接触し続けることを防ぐことができる。
【0020】
クッションシート44の着衣側には、拡散シート49および難通気性シート50を形成し、さらに難通気性シート50の着衣側に、尿受け容器5を形成している。難通気性シート50と尿受け容器5とは、接着剤等の接合手段によって接合されている。
拡散シート49は、排泄された尿を速やかに拡散させて、難通気性シート50を広範囲に亘って短時間で湿潤状態にするためのものである。拡散シート49としては、レーヨン等の親水性の繊維を含む不織布等を使用することができる。
難通気性シート50は、液透過性は高いが通気性が低いものであって、親水化処理した繊維不織布等を使用することができる。
【0021】
尿受け容器5は、可撓性のもので、例えば、軟質ポリエチレンやシリコンゴム等の軟質弾性材料の不透液性のものを使用することができる。図6は尿受け容器5の斜視図であり、図7は図6のVII−VII線断面図である。尿受け容器5は、底部51と、底部51から身体側に向かって起立する周壁部52と、周壁部52の頂縁から外側に広がるフランジ部53とを含む。このフランジ部53が、難通気性シート50に当接し、尿受け容器5の内部には空間部54が形成される。尿受け容器5には、その内部に流入した尿を集めてそれを外部に排出するための吸引部55が形成されている。吸引部55は、筒状であって、尿受け容器5の横方向Xの略中央部において縦方向Yへ延びている。吸引部55の両横方向Xには、底部51から身体側に起立する凸部56を複数形成している。凸部56を形成することによって、フランジ部53に当接した難通気性シート50が、空間部54に垂れ下がるのを防止することができる。
【0022】
図5に示したように、上記のような吸引部55の一端57を尿受け容器5内に開口させ、他端58を尿受け容器5外に開口させている。吸引部55の他端58には、ジョイント59を介して吸引管31が取り付けられ、この吸引管31が吸引ポンプPに接続されている。
【0023】
吸引部55の他端58に取り付けられた吸引管31および吸引ポンプPによって、この発明の水分吸引装置を形成している。吸引ポンプPが始動すると、吸引管31を介して尿受け容器5内の尿が吸引される。吸引ポンプPは、制御ユニットCと電気的に接続しており、水分検出センサ41からの信号によって制御ユニットCが排尿を検知すると、制御ユニットCは吸引ポンプPに吸引始動の信号を送信する。すなわち、吸引ポンプPは排尿時にのみ始動することとなる。
【0024】
図3および4に示したように、尿受け容器5の着衣側には、吸湿構造体6を形成している。吸湿構造体6は、身体側に位置する透湿性シート62と、着衣側に位置する不透液性シート63と、これらシート62,63の間に位置する吸湿材64とを含む。吸湿材64は、粉砕パルプ、高吸収性樹脂粉体(SAP)、およびシリカゲル等の吸湿性芯材をティッシュペーパ等で覆ったものである。透湿性シート62としては、例えば無機質フィラー含有の延伸熱可塑性フィルムを用いることができる。無機質フィラーとしては、炭酸カルシウムや硫酸バリウム等を用いることができ、熱可塑性フィルムとしてはポリエチレンフィルム等、いずれも一般的なものを用いることができる。透湿性シート62の透湿度は、83.3〜166.6(g/m/24時間)であることが望ましい。透湿度が83.3(g/m/24時間)よりも低い場合には、吸湿の効果が発現し難く、166.6(g/m/24時間)よりも高い場合には、尿が直接吸湿材にしみ込んで、このしみ込んだ尿によって却って湿度を上昇させる可能性があるからである。
【0025】
透湿性シート62の透湿度は、JIS−Z−0208に従い測定した。具体的には、サンプルとして前記の透湿性シートを半径0.03mの円形にカットしたものを用い、このサンプルを境界面としている。恒温恒湿器の温度を40℃、湿度を60%に設定し、24時間にこの境界面を通過する水蒸気の重量(g)を、そのシート1m当たりに換算した値を透湿度としている。
透湿度は以下の式によって求める。
透湿度(Pa)=放置前重量(g)−24時間放置後重量(g)/π×0.03×0.03/24時間
【0026】
上記のような吸湿構造体6は、横方向Xの長さ寸法が、その身体側に位置する水分検知構造体4よりも大きくなるようにしている。すなわち、吸湿構造体6は、水分検知構造体4よりも横方向Xにおいて延出している。横方向Xに延出した吸湿構造体6の透湿性シート62の身体側には、一対の排泄物に対するバリアカフ7,7を形成している。
【0027】
バリアカフ7,7は、透湿シート両側縁67,67にそれぞれ取り付けられ、透湿シート両側縁67,67に接合される基端縁71,71と、基端縁71,71の横方向X内側に位置し、透湿性シート62には接合されない自由端縁72,72とを含む。自由端縁72,72は、表面シート32の身体側に位置し、この自由端縁72,72には、縦方向Yに延びるカフ弾性部材73,73が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。カフ弾性部材73,73が収縮すると、自由端縁72,72が表面シート32から起立するように離間して、尿が横方向X外側に漏れるのを防止する。バリアカフ7,7は、尿漏れを防止するために不透液性であるが、水蒸気は透過する透湿性の繊維不織布等を用いることができる。
【0028】
上記のような構成において、排尿時の作用を説明する。着用者からの排尿があると、尿は表面シート32に浸透する。表面シート両側縁33,33にはバリアカフ7,7が形成されているので、尿が横方向X外側にもれてしまうことがない。
表面シート32に浸透した尿は、スペーサ42およびフィルタ43を介して速やかに水分検出センサ41に接触する。一対の水分検出センサ41に尿が連続して接触すると、これら水分検出センサ41が通電状態となり、制御ユニットCに信号を送信する。制御ユニットCでは、この信号によって排尿を検知し、吸引ポンプPを作動させる。吸引ポンプPが作動されると、吸引部55を介して尿受け容器5の空間部54が吸引される。
【0029】
一方、水分検出センサ41に到達した尿は、クッションシート44を介して拡散シート49に浸透する。拡散シート49では、尿を広範囲に拡散しながら、難通気性シート50へと浸透させる。難通気性シート50は、尿受け容器5の開口を覆い、その内部に空間部54を形成している。空間部54が吸引ポンプPによって吸引され、開口が尿で浸潤した難通気性シート50によって覆われることにより、空間部54は負圧になる。空間部54が負圧になることによって、難通気性シート50に浸透した尿を空間部54に吸引するとともに、この空間部54に吸引された尿を吸引部55を介して尿受け容器5の外へと吸引することができる。したがって、排尿時には速やかに尿を着用物品1外へと排出することができる。
【0030】
尿が吸引され排出されると、着用物品1内の尿はほぼなくなるが、レシーバ3等に僅かに吸引されずに残ることがある。特に尿受け容器5は不透液性であるので、その身体側に尿が残りやすい。吸引されずに残った尿は、体温によって気化し、水蒸気として着用物品1内に充満する。しかし、レシーバ3の着衣側には、吸湿構造体6を形成しているので、この水蒸気は吸湿構造体6に吸収される。
すなわち、水蒸気は、吸湿構造体6の透湿性シート62を通過し、吸湿材64に吸収される。吸湿材64の着衣側には不透液性シート63が形成されているので、水蒸気は吸湿材64から漏れることなく吸収される。着用物品1内に水蒸気が発生したとしても、吸湿材64に吸収されるから、パンツ内の湿度が上昇することなく、湿度による着用者の肌トラブルや不快感を抑制することができる。
【0031】
吸湿構造体6は、水分検知構造体4よりもその横方向Xの寸法を大きくしているので、レシーバ3から延出した部分において、水蒸気の吸収が可能となり、レシーバ3の種々のシート等によりその吸収が妨げられることがない。
また、尿だけでなく、着用者の汗等によって着用物品1内の水蒸気量が多くなるような場合であっても、吸湿構造体6によって水蒸気を吸収することができるので、湿度の上昇を抑制することが可能である。
【0032】
この発明において、尿を検知する水分検出センサ41を形成しているが、さらに便を検知するセンサを備えるようにしてもよい。シャーシ2としてネット状のパンツを用いているが、例えば使い捨てのおむつや、おむつカバー等、一般的なものを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明の全体概略図。
【図2】レシーバの身体側から見た平面図。
【図3】図2のIII-III線断面図。
【図4】図2のIV−IV線断面図。
【図5】レシーバの着衣側から見た平面図。
【図6】尿受け容器の斜視図。
【図7】図6のVII−VII線断面図。
【符号の説明】
【0034】
1 着用物品
2 シャーシ
3 レシーバ
4 水分検知構造体
5 尿受け容器(容器)
6 吸湿構造体
21 前ウエスト域
22 後ウエスト域
23 クロッチ域
41 水分検出センサ
42 スペーサ
49 拡散シート
50 難通気性シート
62 透湿性シート
63 不透液性シート
P 吸引ポンプ(水分吸引装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシ内に排出された体液を受けるレシーバとを含み、前記レシーバで受けた体液が水分吸引装置によって着用物品外に吸引される着用物品において、
前記レシーバは、前記水分吸引装置に接続しレシーバ内の体液を受ける容器と、前記容器の着衣側に位置する吸湿構造体とを含み、
前記吸湿構造体は、前記身体側に位置する透湿性シートと、前記反対側に位置する不透液性シートと、前記透湿性シートと前記不透液性シートとの間に介在する吸湿材とを含むことを特徴とする前記着用物品。
【請求項2】
前記レシーバは、水分を検知する水分検知構造体をさらに含み、
前記水分検知構造体は、水分検出センサと、前記水分検出センサの前記身体側に配置されたスペーサと、前記水分検出センサの前記反対側に配置された拡散シートと、前記拡散シートの前記反対側に配置された難通気性シートとを含む請求項1記載の着用物品。
【請求項3】
前記吸湿構造体は、前記水分検知構造体よりも前記横方向の長さ寸法が大きく、前記水分検知構造体の前記横方向外側から延出する請求項1または2記載の着用物品。
【請求項4】
前記水分検知構造体は、前記シャーシの前記前ウエスト域から前記後ウエスト域まで前記縦方向に亘って延びる請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
【請求項5】
前記容器は、不透液性かつ可撓性を有し、前記後ウエスト域に位置する請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−69137(P2010−69137A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241778(P2008−241778)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(000115108)ユニ・チャーム株式会社 (1,219)
【Fターム(参考)】