説明

着用物品

【課題】 水分検知構造体による水分の検出精度を向上させることができる着用物品を提供する。
【解決手段】 パンツ型のシャーシ2の身体側にレシーバ3を形成し、レシーバ3に形成された水分検知構造体4によって排尿が検知されたときに制御ユニットCによって吸引ポンプPが作動される。吸引ポンプPが作動すると、レシーバ3によって受け容れられた尿が吸引され、シャーシ2外に排出される。シャーシ2は、ネットを形成する各弾性糸の間からレシーバ3が透視可能である。レシーバ3は、身体側に位置する表面シート32と、その反対外側である着衣側に位置する裏面シート36とを含み、裏面シート36には、縦方向Yに延びる目印6を形成している。目印6は、縦方向Yに延びる線条の第1部分61と、第1部分61よりも横方向Xの長さ寸法を大きく形成された第2部分62とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、着用物品に関し、さらに詳しくは尿などの水分を検知する水分検知構造体を有するパンツ、使い捨ておむつ、失禁ブリーフ等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パンツ等の身体側に尿センサを備えるものとして、例えば特開2004−41697号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1には、おむつとおむつとの間で尿センサを保持している。尿センサは、縦方向に延びる一対の電極を備え、この電極間に排泄された尿によって、尿センサが通電し尿を検知するようにしている。
【特許文献1】特開2004−41697号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
尿センサはおむつとおむつとの間で保持されているため、おむつを着用者に着用させるときや、着用させた後の着用者の動きによって、尿センサがおむつに対して位置ずれしてしまうことがある。尿センサの電極が、着用者の排泄位置と合っていれば、高い確率で尿の排泄を検出することができるが、尿センサが位置ずれして、着用者の排泄位置とは合わなくなってしまうと、尿の検出精度が低下してしまう。しかし、尿センサは、おむつの間に挟まれているので、位置ずれをしても確認することができなかった。
【0004】
この発明では、水分検知構造体による水分の検出精度を向上させることができる着用物品の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、縦方向および横方向と、身体側およびその反対外側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシの内面に排出された体液を受けるレシーバとを含み、前記レシーバは水分を検出する水分検知構造体を含む着用物品の改良に関わる。
【0006】
この発明は前記着用物品において、前記レシーバには、前記シャーシを介して前記外側から視認可能な位置合わせ用の目印が形成されることを特徴とする。
【0007】
好ましい実施態様のひとつとして、前記レシーバは、前記横方向の長さ寸法を二等分する縦中心線を含み、前記目印は、前記縦方向に延びるとともに、前記縦中心線に沿って形成される。
【0008】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記目印は、前記縦中心線に沿って線条に延びる第1部分と、前記第1部分よりも前記横方向の長さ寸法が大きい第2部分とを含む。
【0009】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域において、前記レシーバが透視可能に形成される。
【0010】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域において、前記レシーバが露出される窓孔が形成される。
【0011】
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記水分検知構造体は、前記レシーバの前記縦中心線に沿って形成される。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、水分検知構造体を含むレシーバの身体側の反対側に、シャーシから視認可能な目印を形成することとしたので、レシーバが所望の位置にあるかどうかを確認することができる。したがって、レシーバの位置がずれている場合には、位置合わせをすることが可能となり、水分検知構造体を所望の位置に合わせて水分検知構造体による水分検出の精度が低下するのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
着用物品として、パンツ型のシャーシにレシーバを取り付けたものを用い、この発明の一例を説明する。
【0014】
<第1の実施形態>
図1〜6は、この発明の一例である第1の実施形態を示したものである。
図1は、この発明の着用物品1の全体模式図を示したものである。この発明では、パンツ型のシャーシ2の身体側にレシーバ3を形成し、レシーバ3には吸引管31を介して吸引構造体である吸引ポンプPを接続している。レシーバ3と吸引ポンプPとは電気的にも接続され、レシーバ3に形成された水分検知構造体4によって排尿が検知されたときに制御ユニットCによって吸引ポンプPが作動される。吸引ポンプPが作動すると、レシーバ3によって受け容れられた尿が吸引され、シャーシ2外に排出される。この図では説明のため、シャーシ2を仮想線で示している。
【0015】
シャーシ2は、縦方向Yに連なる前ウエスト域21、後ウエスト域22、これら前後ウエスト域21,22の間に位置するクロッチ域23を含む。シャーシ2は、弾性材料、例えば、弾性糸によってネット状シートに形成され、縦方向Yおよびこれに直交する横方向Xに伸縮可能に弾性化されている。特に、ウエスト開口24およびレッグ開口25においては、その弾性力を向上させて、シャーシ2が着用者のウエストおよび脚に密着するようにしている。
上記のようなシャーシ2は、ネットを形成する各弾性糸の間からレシーバ3が透視可能である。
【0016】
レシーバ3は、前ウエスト域21から後ウエスト域22へと縦方向Yに延びるとともに、横方向Xの寸法を二等分する縦中心線A−Aに沿って延びている。レシーバ3は、シャーシ2の弾性力によって身体に密着されるとともに、レシーバ3だけを交換して使用できるようにしている。
レシーバ3は、身体側に位置する表面シート32と、その反対外側である着衣側に位置する裏面シート36とを含み、裏面シート36には、縦方向Yに延びる目印6を形成している。
【0017】
図2は、レシーバ3を広げたときの図であり、これを身体側から見たときの平面図である。この図2においては、説明のためその一部を破断し、シャーシ2の記載を省略している。図3は、図2のIII−III線断面図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。図3および図4においては、説明のため各シートを離間させて示しているが、これらは通常互いに接合されている。図5は、図2のレシーバ3を着衣側から見たときの平面図である。
【0018】
表面シート32の身体側には、排泄物に対する一対のバリアカフ7,7を形成している。バリアカフ7,7は、横方向Xの外側に位置する基端縁71,71と、基端縁71,71の横方向Xの内側に位置する自由端縁72,72とを含む。基端縁71,71は、表面シート32から横方向Xに延出し、裏面シート36に接合される。自由端縁72,72は、表面シート32から身体側へ離間可能にフリーな状態で位置し、この自由端縁72,72は、これに縦方向Yに延びるカフ弾性部材73,73が伸長状態で収縮可能に取り付けられることで弾性化されている。カフ弾性部材73,73が収縮すると、自由端縁72,72が表面シート32から身体側へ離間して、尿が横方向X外側に漏れるのを防止する。バリアカフ7,7は、尿漏れを防止するために不透液性であるが、水蒸気は透過する透湿性の繊維不織布や多孔質プラスチックフィルム等を用いることができる。
【0019】
表裏面シート32,36の間には、尿の排泄を検知する水分検知構造体4と、水分検知構造体4の着衣側に位置し尿を受けるトレー状の尿受け容器5とが形成されている。
水分検知構造体4は、シャーシ2の前ウエスト域21から後ウエスト域22に亘って縦方向Yに延びている。水分検知構造体4は、水分検出センサ41と、水分検出センサ41の身体側に位置するスペーサ42と、スペーサ42のさらに身体側に位置するフィルタ43と、水分検出センサの41着衣側に位置するクッションシート44とを含む。すなわち、水分検出センサ41はスペーサ42とクッションシート44とによってその厚さ方向において挟まれて、外部からの衝撃に対して保護されている。
【0020】
水分検出センサ41は、横方向Xに離間する一対の電極45,45によって形成され、これら電極45,45は、ポリエチレンフィルム等の熱可塑性合成フィルムの上に導電性塗料を印刷等の手段によって塗布することによって形成される。これら電極45,45は、縦中心線A−Aの両側において縦方向Yに互いに平行に延びている。水分検出センサ41は横方向Xに延びるセンサ前後端縁46,47を含み、センサ前端縁46は、裏面シート36に形成されたスリット37を介してその着衣側に延出している。スリット37は、前ウエスト域21側に形成され、スリット37から延出したセンサ前端縁46にはクリップ48が取り付けられ、クリップ48を介して水分検出センサ41の信号が制御ユニットCに送信される。
具体的には、水分検出センサ41は、一対の電極45,45間に亘って水分が存在することによって通電状態になり、制御ユニットCでは、この通電状態によって尿の排泄を検知する。
【0021】
スペーサ42は、高い通気性と液透過性とを有するメッシュシートを用いることができ、フィルタ43と水分検出センサ41とを、その厚さ方向において離間させることができる。湿潤状態にあるフィルタ43と水分検出センサ41とが接触し続けると、水分検出センサの通電状態が維持され、排尿時以外でも、排尿と検知するという誤作動が生じることから、この誤作動を防止するためにフィルタ43と水分検出センサ41とを離間させている。特に、スペーサ42を設けることによって、レシーバ3が着用者の体圧を受けたときに、これらフィルタ43と水分検出センサ41とが接触し続けることを防ぐことができる。
【0022】
クッションシート44の着衣側には、拡散シート49および難通気性シート50を形成し、さらに難通気性シート50の着衣側に、尿受け容器5を形成している。難通気性シート50と尿受け容器5とは、接着剤等の接合手段によって接合されている。
拡散シート49は、排泄された尿を速やかに拡散させて、難通気性シート50を広範囲に亘って短時間で湿潤状態にするためのものである。拡散シート49としては、レーヨン等の親水性の繊維を含む不織布等を使用することができる。
難通気性シート50は、液透過性は高いが通気性が低いものであって、親水化処理した繊維不織布等を使用することができる。
【0023】
尿受け容器5は、可撓性のもので、例えば、軟質ポリエチレンやシリコンゴム等の軟質弾性材料の不透液性のものを使用することができる。図6は尿受け容器5の斜視図である。尿受け容器5は、底部51と、底部51から身体側に向かって起立する周壁部52と、周壁部52の頂縁から外側に広がるフランジ部53とを含む。このフランジ部53が、難通気性シート50に当接し、尿受け容器5の内部には空間部54が形成される。尿受け容器5には、その内部に流入した尿を集めてそれを外部に排出するための吸引部55が形成されている。吸引部55は、筒状であって、尿受け容器5の横方向Xの略中央部において縦方向Yへ延びている。吸引部55の両横方向Xには、底部51から身体側に起立する凸部56を複数形成している。凸部56を形成することによって、フランジ部53に当接した難通気性シート50が、空間部54に垂れ下がるのを防止することができる。
【0024】
上記のような吸引部55の一端57を尿受け容器5内に開口させ、他端58を尿受け容器5外に開口させている。吸引部55の他端58には、ジョイント59を介して吸引管31が取り付けられ、この吸引管31が吸引ポンプPに接続されている。
【0025】
尿受け容器5の着衣側には、裏面シート36が形成される。裏面シート36としては、不透液性の繊維不織布等を用いることができる。裏面シート36の着衣側には、目印6が形成されている(図1および図5参照)。目印6は、縦方向Yに延びる線条の第1部分61と、第1部分61よりも横方向Xの長さ寸法を大きく形成された第2部分62とを含む。第1部分61は、縦中心線A−Aに沿ってこれと重なるように形成され、第2部分62は、第1部分61の一部と重なって略楕円形を有し、レシーバ3の縦方向Yの長さ寸法を二等分する横中心線B−Bよりも前ウエスト域21側に位置している。これら目印6は、レシーバ3の裏面シート36に印刷等によって形成することができる。
【0026】
上記のような構成において、排尿時の作用を説明する。着用者からの排尿があると、尿は表面シート32に浸透する。表面シート両側縁33,33にはバリアカフ7,7が形成されているので、尿が横方向X外側にもれてしまうことがない。
表面シート32に浸透した尿は、スペーサ42およびフィルタ43を介して速やかに水分検出センサ41に接触する。一対の水分検出センサ41に尿が跨ると、これら水分検出センサ41が通電状態となり、制御ユニットCに信号を送信する。制御ユニットCでは、この信号によって排尿を検知し、吸引ポンプPを作動させる。吸引ポンプPが作動されると、吸引部55を介して尿受け容器5の空間部54が吸引される。
【0027】
一方、水分検出センサ41に到達した尿は、クッションシート44を介して拡散シート49に浸透する。拡散シート49では、尿を広範囲に拡散しながら、難通気性シート50へと浸透させる。難通気性シート50は、尿受け容器5の開口を覆い、その内部に空間部54を形成している。空間部54が吸引ポンプPによって吸引され、開口が尿で浸潤した難通気性シート50によって覆われることにより、空間部54は負圧になる。空間部54が負圧になることによって、難通気性シート50に浸透した尿を空間部54に吸引するとともに、この空間部54に吸引された尿を吸引部55を介して尿受け容器5の外へと吸引することができる。したがって、排尿時には速やかに尿を着用物品1外へと排出することができる。
【0028】
上記のような着用物品1において、シャーシ2を介してレシーバ3が透視可能であって、レシーバ3に形成した目印6が視認可能となっている。したがって、着用物品1を着用者に着用させた際に、目印6の位置を確認することができ、レシーバ3の位置がずれていないかどうかを判断することができる。尿は一対の電極45,45の間に連続して接触することによって、水分検出センサ41によって検出される。したがって、排泄位置が電極45,45の間に来るようにすることで、最も検出精度を高くすることができる。
【0029】
すなわち、レシーバ3が着用者の左右いずれかにずれている場合には、一対の電極45,45の外側に尿が排泄される可能性があり、尿が一対の電極45,45に連続して接触するためには、一方の電極45を越えて他方の電極45にまで到達することが必要となる。したがって、少量の尿では電極45,45に連続して接触することができないので、この少量の尿を検出することができない。しかし、一対の電極45,45間で排尿されれば、容易に尿は両電極45,45に連続して接触することができ、これらを通電させて排尿が検出される。すなわち、少量の尿も検出することができ、検出精度を確保することができる。
この発明では、電極45,45は縦中心線A−Aの両側に形成され、目印6は縦中心線A−Aに沿って形成されているので、目印6が着用者の排泄位置に一致するようにして着用することによって、尿の検出精度を高くすることができる。
【0030】
目印6として、第1部分61および第2部分62を含み、特に第2部分を目安に排泄位置とレシーバ3の位置をあわせることができる。具体的には、第2部分62に指を当てて、この指をレシーバ3を介して着用者の排泄位置に押し付けるようにして確認することによって、目印6の第2部分62を排泄位置に合わせることができる。目印6は電極45,45の間に位置しているので、排泄位置を確実に電極45,45間に位置させることができる。
目印6の第1部分61は、縦方向Yに延びているので、縦方向Yにおける広範囲でレシーバ3がずれていないかを確認することができる。排泄位置は、一般的に着用者のほぼ縦中心に沿って位置するので、例えば、前ウエスト域21側では、第1部分61を臍に重なるように位置させ、後ウエスト域22側では、第1部分61を臀裂に重なるように位置させることで、電極45,45間をほぼ着用者の縦中心線に沿って位置させることができ、排泄位置に一致させることができる。
【0031】
上記のように、レシーバ3の縦中心線がA−Aが着用者のどの位置にあるのかを着用後に確認することができるので、レシーバ3が位置ずれしている場合にはこれを修正することができる。したがって、水分検出構造体4の水分検出センサ41が着用者の排泄位置からずれて尿を検出することができないという不都合を回避することができる。
【0032】
この発明において、尿を検知する水分検出センサ41を形成しているが、さらに便を検知するセンサを備えるようにしてもよい。シャーシ2としてネット状のパンツを用いているが、例えば使い捨てのおむつや、おむつカバー等、一般的なものを用いることもできる。
【0033】
この発明では、レシーバ3にのみ目印6を形成することとしているが、シャーシ2にも目印を形成することもできる。この場合には、シャーシ2の縦中心線に沿って縦方向Yに目印を形成し、このシャーシ2の目印とレシーバ3の目印とが一致するように、レシーバ3の位置を調整することができる。シャーシ2は、その着用状態から大きく位置ずれを起こすことはなく、シャーシ2の目印に合わせてレシーバ3を取り付けることによって、レシーバを着用者の体の中心に位置させることができる。
【0034】
目印6の第2部分62は、横中心線B−Bよりも前ウエスト域21側に位置するようにしているが、第2部分62は、必ずしも横中心線B−Bよりも前ウエスト域21側に位置している必要はなく、例えば、着用物品やレシーバ3の大きさ等によって、または、男女によってその位置を適宜変更することができる。また、第2部分62は必ずしも必須ではなく、さらにこれが複数あってもよい。
【0035】
<第2の実施形態>
図7は、この発明の第2実施形態を示したものである。図示したように、シャーシ2のクロッチ域23において、レシーバ3が露出される窓孔26を形成している。このように窓孔26を形成することによって、シャーシ2が透視可能な材質ではない場合であっても、レシーバ3に形成された目印6を視認することができる。
【0036】
シャーシ2の全体を透視不可能な材質で形成し、クロッチ域23のみ透視可能な材質で形成することもできる。例えば、シャーシ2を熱可塑性合成樹脂の不透明不織布で形成し、この不織布の所要域を加熱加圧することで、該域をフィルム状化して透視可能とする。または、シャーシ2を無機質フィラー含有の熱可塑性合成樹脂の不透明フィルムで形成し、このフィルムの所要域を加熱加圧することで、該域を平滑化して光乱反射を低減化して透視可能とする。この場合、必要に応じてこのフィルムを強化したり、その外面を布様化するため、このフィルムと前記不織布とをラミネートするとよい。
【0037】
いずれにおいても、排泄位置においてレシーバ3の位置ずれを認識することができるので、排尿時には確実にこれを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】第1の実施形態の全体概略図。
【図2】レシーバの身体側から見た平面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】図2のIV−IV線断面図。
【図5】レシーバの着衣側から見た平面図。
【図6】尿受け容器の斜視図。
【図7】第2の実施形態の図1と同様の図。
【符号の説明】
【0039】
1 着用物品
2 シャーシ
3 レシーバ
4 水分検知構造体
5 尿受け容器(容器)
6 目印
21 前ウエスト域
22 後ウエスト域
23 クロッチ域
26 窓孔
41 水分検出センサ
61 第1部分
62 第2部分
P 吸引ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦方向および横方向と、身体側およびその反対外側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシの内面に排出された体液を受けるレシーバとを含み、前記レシーバは水分を検出する水分検知構造体を含む着用物品において、
前記レシーバには、前記シャーシを介して前記外側から視認可能な位置合わせ用の目印が形成されることを特徴とする前記着用物品。
【請求項2】
前記レシーバは、前記横方向の長さ寸法を二等分する縦中心線を含み、
前記目印は、前記縦方向に延びるとともに、前記縦中心線に沿って形成される請求項1記載の着用物品。
【請求項3】
前記目印は、前記縦中心線に沿って線条に延びる第1部分と、前記第1部分よりも前記横方向の長さ寸法が大きい第2部分とを含む請求項1または2記載の着用物品。
【請求項4】
前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域において、前記レシーバが透視可能に形成される請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
【請求項5】
前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域において、前記レシーバが露出される窓孔が形成される請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。
【請求項6】
前記水分検知構造体は、前記レシーバの前記縦中心線に沿って形成される請求項1〜5のいずれかに記載の着用物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−69138(P2010−69138A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241779(P2008−241779)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(000115108)ユニ・チャーム株式会社 (1,219)
【Fターム(参考)】