着衣のポケット構造並びに同ポケット構造を備える着衣
【課題】重量物による荷重がポケットに掛かっても、その荷重を全体的に拡散乃至は分散させて支えられ、また、胸ポケットとして備えても、重量物による荷重を全体的に拡散乃至は分散させて肩こりの発生を防ぎ、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることも防げるポケット構造を構成する。
【解決手段】ポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて着衣本体1の布地面に形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットPを設け、重量物を収納することによる荷重がポケットPに掛かっても、その荷重を当て布3の上端辺3aを着衣本体1の肩部線10に相応させると共に、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の襟部線11,袖付け部線12に相応させて着衣本体1の布地に縫い付けた三辺に拡散乃至は分散させて支える。
【解決手段】ポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて着衣本体1の布地面に形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットPを設け、重量物を収納することによる荷重がポケットPに掛かっても、その荷重を当て布3の上端辺3aを着衣本体1の肩部線10に相応させると共に、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の襟部線11,袖付け部線12に相応させて着衣本体1の布地に縫い付けた三辺に拡散乃至は分散させて支える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着衣のポケット構造並びに同ポケット構造を備える着衣に係り、特に、携帯電話等の重量物をポケットに収納しても着衣者の肩部や首部に掛かる荷重を軽減可能な着衣に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、上着衣の胸ポケットを例示すると、ポケット口を略真上向きの直線状に開口し、左右の側辺縁から底辺縁に亘る三辺を上着衣の前身頃に縫着することによる袋状に形成されている(特許文献1)。
【0003】
その上着衣では、胸ポケットに収納した重量物の荷重が着衣者の肩部や首部に掛かることによる肩こりが生じたり、殊に女性の場合、重量物が胸の膨らみに当たることによる不快感を与えたりする等の問題がある。この他に、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりする等の問題もある。
【0004】
従来、携帯電話等の重量物をポケットに収納しても、着衣者が受ける重量負担を軽減可能な内ポケットを備える上着衣が提案されている(特許文献2)。
【0005】
その内ポケットは、上端辺を上着衣の肩部に縫い付けて中布を表地,裏地の各前身頃間の略全域に配置し、ポケット口をスリット状に裏地の前身頃に形成し、ポケット布地の上端辺をポケット口の下側辺に相応させて裏地の前身頃に縫い付けると共に、左右の側端辺並びに下端辺を中布に縫い付けることにより、上方を開放した略コ字状に縫製されている。
【0006】
その内ポケットに重量物を収納した場合、ポケットには下向きの荷重が掛かるが、この荷重はポケット布地と中布とに分散され、更には、ポケット布地が裏地の前身頃に縫い付けられているので、裏地と中布とに分散されるということにより、着衣者が受ける重量負担の軽減が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−316924
【特許文献1】特開2001−11718
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した内ポケットでは、重量物を収納した場合、下向きの荷重が内ポケットに掛かる。この荷重をポケット布地と中布とに分散し、更には、裏地と中布とに分散するとしても、重量物の荷重が着衣者の肩部や首部に掛かることを避けられず、肩こりの発生を防ぎ切れない。また、胸ポケットとして備える場合、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることによる不快感を与えたりすることも防げない。
【0009】
本発明の解決しようとする課題は、重量物による荷重がポケットに掛かっても、その荷重を全体的に拡散乃至は分散させて支えられるポケット構造を構成するところにある。
【0010】
それと共に、胸ポケットとして備えても、重量物による荷重を全体的に拡散乃至は分散させて肩こりの発生を防ぎ、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることも防げるポケット構造を構成するところにある。
【0011】
その他に、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのを防げ、収納物の脱落も防げるポケット構造を構成するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願の請求項1に係る発明は、着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、 当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間、または、当て布の内側に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成し、または、ポケット布地面で形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする。
【0013】
本願の請求項2に係る発明は、着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より下方に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする。
【0014】
本願の請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の発明に係る構成に加えて、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことを特徴とする。
【0015】
本願の請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本願の請求項1に係る発明では、着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布を備え、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、また、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、ポケット布地の開放した上端辺に相応させて形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたため、携帯電話等の重量物を収納することによる荷重がポケットに掛かっても、その荷重を当て布の上端辺と左右の側端辺の三辺に拡散乃至は分散させて支えられることにより、重量物による荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0017】
本願の請求項2に係る発明では、着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より可能に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布を備え、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、また、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地を備え、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたため、携帯電話等の重量物を収納することによる荷重がポケットに掛かっても、その荷重を当て布の上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付けた三辺に拡散乃至は分散させて支えられることにより、重量物による荷重の軽量感を着衣者に与えられ、肩こり等の発生を防げ、更には、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのも防げる。
【0018】
殊に、胸ポケットとしても、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることを防げ、また、収納物の荷重を逃がせることにより、着心地の高い着用感を実現できる。
【0019】
本願の請求項3に係る発明では、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことにより、胸ポケットとしても、前屈みになっても、収納物の脱落を防げる。
【0020】
本願の請求項4に係る発明では、請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことにより、医療,看護,介護等の分野における関係者が長時間の就労を行うに伴っても、携帯電話等の重量物を収納することによる肩こり等の発生を防げ、また、着心地の高い着用感を保ててポケット収納物の脱落による障害等を防げる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、本発明に係るポケット構造を基本的な形態で示す説明図である。
【図2】図2は、図1のポケット構造による収納物の荷重分散状態を示す説明図である。
【図3】図3は、図1のポケット構造を備える医療分野向けのユニフォームを示す説明図である。
【図4】図4は、図3のポケット構造をユニフォームの内側より示す説明図である。
【図5】図5は、図3のポケット構造による収納物の荷重分散状態を示す説明図である。
【図6】図6は、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けて示す説明図である。
【図7】図7は、図6のフックによる収納物の脱落防止態様を示す説明図である。
【図8】図8は、図3のユニフォームに代えて、ポケット口を着衣の内側に設ける場合の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明に係るポケット構造を基本的な形態で示す。図中、符号Xは着衣の幅方向を示し、Yは着衣の縦方向を示す。1は着衣本体の布地、2は着衣本体の内側に配置する当て布、3は当て布2に縫い付けるポケット布地を示す。
【0023】
当て布2は、着衣本体1の幅方向Xに亘る上端辺2aと、上端辺2aの両端より着衣本体1の下方に亘る左右の側端辺2b,2cと、各側端辺2b,2cより着衣本体1の下方に亘る下端辺2dとを有する広い面積の一枚ものとして裁断されている。その当て布2は、上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺を着衣本体1の布地に縫い付ける(縫い目:符号4a〜4c)ことにより、着衣本体1の内側に配置されている。
【0024】
ポケット布地3は、当て布2よりも相対的に狭い面積を有する略方形のものが備えられている。このポケット布地3は、上端辺3aを開放し、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺3b,3cを含む下端辺3dを着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付ける(縫い目:符号5a〜5c)ことにより、着衣本体1の布地と当て布2との間に配置されている。
【0025】
ポケット布地3によるポケット口3eは、ポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させてスリット状の切欠で着衣本体1の布地面に形成されている。ポケットPは、ポケット布地3の両側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けて着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付けることにより、収納物を着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するよう設けられている。
【0026】
ポケット口3eは、ポケット布地3の上端辺と着衣本体1の布地面に設けたスリットの下端辺とを包み込む縁取り帯(符号なし)で口上縁を縫着形成し、着衣本体1の布地面に設けたスリットの上端辺をポケットPの内側でポケット布地3と縫い合わせて(縫い目:符号6)形成されている。
【0027】
このように構成するポケット構造では、図2で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するポケットPを設けたため、携帯電話等の重量物Tを収納することによる荷重がポケットPに掛かっても、その荷重を当て布2の上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺に拡散乃至は分散させて支えられる(矢印方向)ことにより、重量物Tによる荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0028】
図3は、上述したポケット構造を医療分野向けのユニフォーム(上着衣)に適用した場合を示す。同図中、符号10は上着衣の肩部、11は襟部、12は袖付け部を示す。これ以外の構成部分は、図1で示すと同じ構成部分と共通の符号で示す。
【0029】
当て布2としては、図4で示すように着衣本体1の肩部10に亘る上端辺2aと、上端辺2aの両端より下方に伸びて着衣本体1の襟部11,袖付け部12に亘る左右の側端辺2b,2cと、各側端辺2b,2cより着衣本体1の下方に亘る下端辺2dとを有する広い面積を有するものが備えられている。
【0030】
その当て布2は、上端辺2aを着衣本体1の肩部線10に相応させると共に、左右の側端辺2b,2cを着衣本体1の襟部線11,袖付け部線12に相応させて着衣本体1の布地に縫い付ける(縫い目:符号4a〜4c)ことにより、着衣本体1の内側に配置されている。
【0031】
ポケット布地3は、上端辺3aを開放し、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺3b,3cを含む下端辺3dを着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付ける(縫い目:符号5a〜5c)ことにより、着衣本体1の布地と当て布2との間に配置されている。
【0032】
このように構成するポケット構造では、図5で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納する胸ポケットPを設けたため、携帯電話等の重量物Tを収納することによる荷重が胸ポケットPに掛かっても、その荷重を当て布2の上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺に拡散乃至は分散させて支えられる(矢印方向)ことにより、重量物Tによる荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0033】
これにより、肩こり等の発生を防げ、更には、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのも防げる。また、胸ポケットとしても、女性の特有の問題である重量物Tが胸の膨らみに当たることを防げ、収納物Tの荷重が胸の膨らみから逃がせることにより、着心地の高い着用感を実現できる。
【0034】
図6は、収納物脱落防止用のフック7をポケット口に設けた場合を示す。このフック7としては、片端部をポケット口3eより内部に縫着し、他端部を雄雌の止め具7b,7cで着脱自在にした帯状のタブを設けるようにできる。雄雌の止め具7b,7cとしては、ホックまたは貼合せファスナーを取り付けるようにできる。
【0035】
このようにフック7を設けると、図7で示すようにポケットTの収納物である携帯電話TのストラップSをフック7の帯内に挿通保持させることから、胸ポケットとしても、前屈みになっても、携帯電話Tの脱落を防げる。
【0036】
上述した実施の形態では、着衣本体1の布地面に形成したポケット口3eより、収納物を着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するポケットPを設ける場合に基づいて説明したが、図8で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させてポケット布地面で形成したポケット口3eより、収納物を着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットPを設けるにも適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
P ポケット
1 着衣の布地
2 当て布
2a 当て布の上端辺
2b,2c 当て布の左右側辺
2d 当て布の側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺
3 ポケット布地
3a ポケット布地の上端辺
3b,3c ポケット布地の側端辺
3d ポケット布地の下端辺
3e ポケット口
4a〜4c 当て布の縫い目
5a〜5c ポケット布地の縫い目
7 物品脱落防止用フック
【技術分野】
【0001】
本発明は、着衣のポケット構造並びに同ポケット構造を備える着衣に係り、特に、携帯電話等の重量物をポケットに収納しても着衣者の肩部や首部に掛かる荷重を軽減可能な着衣に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、上着衣の胸ポケットを例示すると、ポケット口を略真上向きの直線状に開口し、左右の側辺縁から底辺縁に亘る三辺を上着衣の前身頃に縫着することによる袋状に形成されている(特許文献1)。
【0003】
その上着衣では、胸ポケットに収納した重量物の荷重が着衣者の肩部や首部に掛かることによる肩こりが生じたり、殊に女性の場合、重量物が胸の膨らみに当たることによる不快感を与えたりする等の問題がある。この他に、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりする等の問題もある。
【0004】
従来、携帯電話等の重量物をポケットに収納しても、着衣者が受ける重量負担を軽減可能な内ポケットを備える上着衣が提案されている(特許文献2)。
【0005】
その内ポケットは、上端辺を上着衣の肩部に縫い付けて中布を表地,裏地の各前身頃間の略全域に配置し、ポケット口をスリット状に裏地の前身頃に形成し、ポケット布地の上端辺をポケット口の下側辺に相応させて裏地の前身頃に縫い付けると共に、左右の側端辺並びに下端辺を中布に縫い付けることにより、上方を開放した略コ字状に縫製されている。
【0006】
その内ポケットに重量物を収納した場合、ポケットには下向きの荷重が掛かるが、この荷重はポケット布地と中布とに分散され、更には、ポケット布地が裏地の前身頃に縫い付けられているので、裏地と中布とに分散されるということにより、着衣者が受ける重量負担の軽減が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−316924
【特許文献1】特開2001−11718
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した内ポケットでは、重量物を収納した場合、下向きの荷重が内ポケットに掛かる。この荷重をポケット布地と中布とに分散し、更には、裏地と中布とに分散するとしても、重量物の荷重が着衣者の肩部や首部に掛かることを避けられず、肩こりの発生を防ぎ切れない。また、胸ポケットとして備える場合、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることによる不快感を与えたりすることも防げない。
【0009】
本発明の解決しようとする課題は、重量物による荷重がポケットに掛かっても、その荷重を全体的に拡散乃至は分散させて支えられるポケット構造を構成するところにある。
【0010】
それと共に、胸ポケットとして備えても、重量物による荷重を全体的に拡散乃至は分散させて肩こりの発生を防ぎ、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることも防げるポケット構造を構成するところにある。
【0011】
その他に、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのを防げ、収納物の脱落も防げるポケット構造を構成するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願の請求項1に係る発明は、着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、 当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間、または、当て布の内側に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成し、または、ポケット布地面で形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする。
【0013】
本願の請求項2に係る発明は、着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より下方に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする。
【0014】
本願の請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の発明に係る構成に加えて、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことを特徴とする。
【0015】
本願の請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本願の請求項1に係る発明では、着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布を備え、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、また、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、ポケット布地の開放した上端辺に相応させて形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたため、携帯電話等の重量物を収納することによる荷重がポケットに掛かっても、その荷重を当て布の上端辺と左右の側端辺の三辺に拡散乃至は分散させて支えられることにより、重量物による荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0017】
本願の請求項2に係る発明では、着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より可能に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布を備え、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、また、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地を備え、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたため、携帯電話等の重量物を収納することによる荷重がポケットに掛かっても、その荷重を当て布の上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付けた三辺に拡散乃至は分散させて支えられることにより、重量物による荷重の軽量感を着衣者に与えられ、肩こり等の発生を防げ、更には、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのも防げる。
【0018】
殊に、胸ポケットとしても、女性の特有の問題である重量物が胸の膨らみに当たることを防げ、また、収納物の荷重を逃がせることにより、着心地の高い着用感を実現できる。
【0019】
本願の請求項3に係る発明では、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことにより、胸ポケットとしても、前屈みになっても、収納物の脱落を防げる。
【0020】
本願の請求項4に係る発明では、請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことにより、医療,看護,介護等の分野における関係者が長時間の就労を行うに伴っても、携帯電話等の重量物を収納することによる肩こり等の発生を防げ、また、着心地の高い着用感を保ててポケット収納物の脱落による障害等を防げる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、本発明に係るポケット構造を基本的な形態で示す説明図である。
【図2】図2は、図1のポケット構造による収納物の荷重分散状態を示す説明図である。
【図3】図3は、図1のポケット構造を備える医療分野向けのユニフォームを示す説明図である。
【図4】図4は、図3のポケット構造をユニフォームの内側より示す説明図である。
【図5】図5は、図3のポケット構造による収納物の荷重分散状態を示す説明図である。
【図6】図6は、収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けて示す説明図である。
【図7】図7は、図6のフックによる収納物の脱落防止態様を示す説明図である。
【図8】図8は、図3のユニフォームに代えて、ポケット口を着衣の内側に設ける場合の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明に係るポケット構造を基本的な形態で示す。図中、符号Xは着衣の幅方向を示し、Yは着衣の縦方向を示す。1は着衣本体の布地、2は着衣本体の内側に配置する当て布、3は当て布2に縫い付けるポケット布地を示す。
【0023】
当て布2は、着衣本体1の幅方向Xに亘る上端辺2aと、上端辺2aの両端より着衣本体1の下方に亘る左右の側端辺2b,2cと、各側端辺2b,2cより着衣本体1の下方に亘る下端辺2dとを有する広い面積の一枚ものとして裁断されている。その当て布2は、上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺を着衣本体1の布地に縫い付ける(縫い目:符号4a〜4c)ことにより、着衣本体1の内側に配置されている。
【0024】
ポケット布地3は、当て布2よりも相対的に狭い面積を有する略方形のものが備えられている。このポケット布地3は、上端辺3aを開放し、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺3b,3cを含む下端辺3dを着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付ける(縫い目:符号5a〜5c)ことにより、着衣本体1の布地と当て布2との間に配置されている。
【0025】
ポケット布地3によるポケット口3eは、ポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させてスリット状の切欠で着衣本体1の布地面に形成されている。ポケットPは、ポケット布地3の両側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けて着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付けることにより、収納物を着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するよう設けられている。
【0026】
ポケット口3eは、ポケット布地3の上端辺と着衣本体1の布地面に設けたスリットの下端辺とを包み込む縁取り帯(符号なし)で口上縁を縫着形成し、着衣本体1の布地面に設けたスリットの上端辺をポケットPの内側でポケット布地3と縫い合わせて(縫い目:符号6)形成されている。
【0027】
このように構成するポケット構造では、図2で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するポケットPを設けたため、携帯電話等の重量物Tを収納することによる荷重がポケットPに掛かっても、その荷重を当て布2の上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺に拡散乃至は分散させて支えられる(矢印方向)ことにより、重量物Tによる荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0028】
図3は、上述したポケット構造を医療分野向けのユニフォーム(上着衣)に適用した場合を示す。同図中、符号10は上着衣の肩部、11は襟部、12は袖付け部を示す。これ以外の構成部分は、図1で示すと同じ構成部分と共通の符号で示す。
【0029】
当て布2としては、図4で示すように着衣本体1の肩部10に亘る上端辺2aと、上端辺2aの両端より下方に伸びて着衣本体1の襟部11,袖付け部12に亘る左右の側端辺2b,2cと、各側端辺2b,2cより着衣本体1の下方に亘る下端辺2dとを有する広い面積を有するものが備えられている。
【0030】
その当て布2は、上端辺2aを着衣本体1の肩部線10に相応させると共に、左右の側端辺2b,2cを着衣本体1の襟部線11,袖付け部線12に相応させて着衣本体1の布地に縫い付ける(縫い目:符号4a〜4c)ことにより、着衣本体1の内側に配置されている。
【0031】
ポケット布地3は、上端辺3aを開放し、左右の側端辺3b,3cを着衣本体1の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺3b,3cを含む下端辺3dを着衣本体1の下方に亘る当て布2の面積内に縫い付ける(縫い目:符号5a〜5c)ことにより、着衣本体1の布地と当て布2との間に配置されている。
【0032】
このように構成するポケット構造では、図5で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させて形成したポケット口3eより、収納物Tを着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納する胸ポケットPを設けたため、携帯電話等の重量物Tを収納することによる荷重が胸ポケットPに掛かっても、その荷重を当て布2の上端辺2aと左右の側端辺2b,2cの三辺に拡散乃至は分散させて支えられる(矢印方向)ことにより、重量物Tによる荷重の軽量感を着衣者に与えられる。
【0033】
これにより、肩こり等の発生を防げ、更には、着衣の布地が下方に引っ張られて着衣に皺が生じたり、着衣の形が歪んだりするのも防げる。また、胸ポケットとしても、女性の特有の問題である重量物Tが胸の膨らみに当たることを防げ、収納物Tの荷重が胸の膨らみから逃がせることにより、着心地の高い着用感を実現できる。
【0034】
図6は、収納物脱落防止用のフック7をポケット口に設けた場合を示す。このフック7としては、片端部をポケット口3eより内部に縫着し、他端部を雄雌の止め具7b,7cで着脱自在にした帯状のタブを設けるようにできる。雄雌の止め具7b,7cとしては、ホックまたは貼合せファスナーを取り付けるようにできる。
【0035】
このようにフック7を設けると、図7で示すようにポケットTの収納物である携帯電話TのストラップSをフック7の帯内に挿通保持させることから、胸ポケットとしても、前屈みになっても、携帯電話Tの脱落を防げる。
【0036】
上述した実施の形態では、着衣本体1の布地面に形成したポケット口3eより、収納物を着衣本体1の縦方向Xに対して斜め向きに収納するポケットPを設ける場合に基づいて説明したが、図8で示すようにポケット布地3の開放した上端辺3aに相応させてポケット布地面で形成したポケット口3eより、収納物を着衣本体1の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットPを設けるにも適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
P ポケット
1 着衣の布地
2 当て布
2a 当て布の上端辺
2b,2c 当て布の左右側辺
2d 当て布の側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺
3 ポケット布地
3a ポケット布地の上端辺
3b,3c ポケット布地の側端辺
3d ポケット布地の下端辺
3e ポケット口
4a〜4c 当て布の縫い目
5a〜5c ポケット布地の縫い目
7 物品脱落防止用フック
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間、または、当て布の内側に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成し、または、ポケット布地面で形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とするポケット構造。
【請求項2】
着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より下方に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする請求項1に記載のポケット構造。
【請求項3】
収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のポケット構造。
【請求項4】
請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことを特徴とする上着衣。
【請求項1】
着衣本体の幅方向に亘る上端辺と、上端辺の両端より着衣本体の下方に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺と左右の側端辺の三辺を着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間、または、当て布の内側に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成し、または、ポケット布地面で形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とするポケット構造。
【請求項2】
着衣本体の肩部に亘る上端辺と、上端辺の両端より下方に伸びて着衣本体の襟部,袖付け部に亘る左右の側端辺と、各側端辺より着衣本体の下方に亘る下端辺とを有する広い面積の当て布と、当て布よりも相対的に狭い面積を有する略方形のポケット布地とを備え、
当て布は、着衣本体の内側に配置し、上端辺を着衣本体の肩部線に相応させると共に、左右の側端辺を着衣本体の襟部線,袖付け部線に相応させて着衣本体の布地に縫い付け、
ポケット布地は、着衣本体の布地と当て布との間に配置し、上端辺を開放し、左右の側端辺を着衣本体の斜め下方に向けると共に、左右の側端辺を含む下端辺を着衣本体の下方に亘る当て布の面積内に縫い付け、
ポケット布地の開放した上端辺に相応させて着衣本体の布地面に形成したポケット口より、収納物を着衣本体の縦方向に対して斜め向きに収納するポケットを設けたことを特徴とする請求項1に記載のポケット構造。
【請求項3】
収納物脱落防止用のフックをポケット口に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のポケット構造。
【請求項4】
請求項2または3に記載の発明に係る構成を医療分野向けのユニフォームに備えたことを特徴とする上着衣。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2011−140735(P2011−140735A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−17423(P2010−17423)
【出願日】平成22年1月11日(2010.1.11)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 〔発行者名〕 フォーク株式会社 〔刊行物名〕 商品カタログ「ソワンクレエ」 〔巻数〕 vol.7 〔頒布年月日〕 平成22年1月5日
【出願人】(501468057)フォーク株式会社 (1)
【出願人】(304058826)株式会社ウィルコム (56)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年1月11日(2010.1.11)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 〔発行者名〕 フォーク株式会社 〔刊行物名〕 商品カタログ「ソワンクレエ」 〔巻数〕 vol.7 〔頒布年月日〕 平成22年1月5日
【出願人】(501468057)フォーク株式会社 (1)
【出願人】(304058826)株式会社ウィルコム (56)
【Fターム(参考)】
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