説明

知育用時計

【課題】
幼児期や小学校低学年の子供でも文字盤の短針/長針を容易に且つ確実に動かすことができ、さらには、短針乃至長針により合わせた所定の時刻を数字で確認できるようにして、時間に関する教育が始まる幼児期や小学校低学年の子供にも時刻を分かり易く教えることができる知育用時計を提供できるようにする。
【解決手段】
文字盤3の背後に、時針6と連動して同針の時刻数字9を表示した第1の回転板15と、分針7と連動して同針の分刻数字10を表示した第2の回転板17をそれぞれ配して、これら第1の回転板15、第2の回転板17の文字盤3の外方に位置する操作部(操作用通孔)14、16を操作して時針6、分針7を所定時刻に合わせたときに、第1の回転板15に表示した数字時刻数字9および第2の回転板17に表示した分刻数字10を、文字盤3の時刻表示部8に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時間に関する教育を幼児期や小学校低学年の子供に行う際に好適な知育用時計に関し、特に針と数字で時間が表示される知育用時計に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般生活において時計は時と分を数字で表すデジタル時計が多く用いられているが、時間に関する教育を幼児期や小学校低学年の子供に行う場合は、時針となる短針と分針となる長針を備えるアナログ時計を用いて時間の観念を理解させるのが良いとされている。
【0003】
したがって、従来から教育に用いるアナログ時計型をした知育用時計も多くのものが市販されており、例えば、手で文字盤の短針/長針を動かして所望の時刻を表示させるようにしたアナログ時計型の教材、アナログ時計を所定のページに設けた絵本、また、内装する電子機器によって設定時刻に対応した音を発するようにしたものなどがある。
【0004】
そして、アナログ時計型をした知育用時計の多くは、文字盤の短針/長針を直接動かして時刻を表示させるようにしているが、短針/長針は幼児期や小学校低学年の子供が動かすため、例えば、先に所望の時刻に合わせた短針が長針を合わせる際に手が触れるなどして動かされて別の時刻を指してしまうこともあって、幼児期や小学校低学年の子供には動かし難いものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭62−127571号公報
【特許文献2】実開平1−82099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的とするところは、幼児期や小学校低学年の子供でも文字盤の短針/長針を容易に且つ確実に動かすことができ、さらには、短針と長針により合わせた所定の時刻を数字で確認できるようにして、時間に関する教育が始まる幼児期や小学校低学年の子供にも時刻を分かり易く教えることができる知育用時計を提供できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る知育用時計は、時針および分針と、アナログで表示される時間表示部とが連動して動くことを特徴とするものである。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の発明を包含する。
(1)文字盤と、時針および分針と、アナログで表示される時間表示部とを備え、同時針および分針と、同時間表示部が連動して動くことを特徴とする知育用時計。
(2)前記時針は、同時針の時刻を表示した第1の回転板と連動し、前記分針は、同分針の分刻を表示した第2の回転板と連動し、且つ、同時針と同分針の示す時間に対応する第1の回転板と第2の回転板に表示した時間が時刻表示部に現れることを特徴とする前記(1)に記載の知育用時計。
(3)前記時針は、同時針の時刻を表示した第1の回転板と連動し、且つ、前記分針は、同分針の分刻を表示した第2の回転板と連動し、これら第1の回転板と第2の回転板の文字盤外方に位置する操作部を操作することにより、前記文字盤と前記時間表示部に時間が表示されることを特徴とする前記(1)に記載の知育用時計。
(4)前記時針は前記第1の回転板と固定され、前記分針は前記第2の回転板と固定されていることを特徴とする前記(2)または(3)に記載の知育用時計。
(5)前記第1の回転板と前記第2の回転板は連動せず、前記時針と前記分針が独立して動くことを特徴とする前記(2)〜(4)に記載の知育用時計。
(6)前記文字盤と第1の回転板および第2の回転板は、文字盤を外部から目視できるようにカバー内に設けられると共に、該第1の回転板および第2の回転板の操作部を同カバーに形成した開口または切欠きから操作できるように構成したことを特徴とする前記(3)〜(5)に記載の知育用時計。
(7)前記操作部は、第1の回転板および第2の回転板にそれぞれ等間隔で少なくとも12箇所設けられており、且つ、これら操作部の少なくとも1つが前記開口または切欠き内に出現していて、この出現する操作部を開口または切欠き内における所定の位置に移動させることによって移動した操作部の次の操作部が該開口または切欠き内に出現するように構成したことを特徴とする前記(6)に記載の知育用時計。
(8)前記開口または切欠き内の第1の回転板または第2の回転板の操作部を、少なくとも時計回り方向の該開口または切欠きの縁部まで移動させたとき、第1の回転板と連動する時針または第2の回転板と連動する分針が、文字盤の時刻表示と合う位置に停止するように構成したことを特徴とする前記(7)に記載の知育用時計。
【0009】
本発明の知育用時計は、文字盤と、時針および分針と、アナログで表示される時間表示部とを備えているもので、ICメモリや液晶表示等のデジタル表示回路(電気や電池)を使用せずに、時針および分針と、時間表示部が連動して動くことを特徴としている。
【0010】
文字盤は、いわゆる時計のフェイスで、時刻を表示する数字が記されている部分であり、また、時刻を知ることができれば目盛、マーク、イラストが記されている場合もあるが、本発明の知育用時計は幼児期や小学校低学年の子供向けのものであるため、主に数字を記し、また場合によっては、数字とマークやイラストを組み合わせたり、マークやイラストで数字を表現する場合もある。
【0011】
また文字盤には、基部を針軸に接続すると時針となる短針と分針となる長針が回転可能に配されていて、本発明の知育用時計は時針、分針を個別に時計回り方向および反時計回り方向に操作できるようにしている。
この時針および分針も一般的な時計の指針形状のものにしたり、指針にマークやイラストを描いたり、また指針の形状を、例えば、動物や乗り物などの形状にする場合もある。
【0012】
時針は、時針の時刻を表示した第1の回転板と連動し、分針は、分針の分刻を表示した第2の回転板と連動していることが望ましい。そして、時針と分針の示す時間に対応する第1の回転板と第2の回転板に表示した時間が時刻表示部に現れることが望ましい。
【0013】
時針および分針の駆動は、簡単な構造で確実に時針および分針を文字盤外方から駆動させようとする場合は、文字盤の平面よりも大なる平面を有する回転板を該文字盤面の背面側に配置し、同回転板の中心に文字盤を介して指針を取り付けると共に、文字盤外方部位に駆動用すなわち回転板を回すための操作部を設けて、指針がこの回転板と連動して動くようにするのがよい。
【0014】
そして、時針および分針の駆動は、文字盤の外方に設ける操作部から操作可能にしてあれば駆動機構を特に限定するものではなく、例えば、レバーやギヤなどを用いた公知の構造や技術で構成すればよいが、簡単な構造で確実に時針および分針を文字盤外方から駆動させようとする場合は、文字盤の平面よりも大なる平面を有する回転板を文字盤面の背面側に配置し、回転板の中心に文字盤を介して指針を取り付けると共に、文字盤外方部位に駆動用すなわち回転板を回すための操作部を設けて、指針がこの回転板と連動して動くようにするのがよい。
【0015】
そして、時針は第1の回転板と固定され、分針は第2の回転板と固定されていることが望ましい。これは、時針および分針と回転板とを、最も簡単な構造で連動させることができるからである。
【0016】
第1の回転板と第2の回転板は連動せず、時針と分針が独立して動くことが望ましい。時針と分針は連動して動くものであるが、この時針と分針が連動していると、子供が時針や分針を壊しやすいからである。
【0017】
また、上記方法にて指針の駆動を行う場合は、回転板を指針たる時針および分針に対応させて第1の回転板と第2の回転板の2つを設け、且つ、一方の回転板を他方の回転板よりも径を大なるものにすると共に、同径を大にした回転板は操作部を径の小なる回転板の外方に設けて、文字盤面の背後に径の小なる回転板、同径の小なる回転板の背後に径の大なる回転板を配置する重設(少なくとも3重)構造にするのがよい。
さらには、必要に応じて文字盤と径の小なる回転板またそれぞれの回転板の間などにスペーサを介在させて、回転板がよりスムースに回転できるようにすることができる。
【0018】
そして、第1の回転板乃至第2の回転板を適宜操作して時針乃至分針を所定の時刻に合わせたときに、この合わせた時刻に対応する数字時刻を文字盤に形成する時刻表示部に表示させる場合は、例えば、時針と連動させる第1の回転板に同針の1時間ごとの時刻と対応する数字、例えば、8時であれば08を表示し、また、分針と連動させる第2の回転板に同針の5分ごとの分刻と対応する数字、例えば、0分であれば00を、10分であれば10を表示して、これら第1の回転板乃至第2の回転板の操作部を操作して時針乃至分針をこれらと連動する回転板に表示した時刻に合わせたときに、この合わせた時刻に対応する第1の回転板乃至第2の回転板に表示した数字が、例えば、文字盤に形成した通孔部分を時刻表示部にして、この時刻表示部に現れるようにしてもよい。
【0019】
また、文字盤と第1の回転板および第2の回転板を、少なくとも文字盤の前面を外部から目視できるように構成したカバー内に設けて、第1の回転板および第2の回転板の操作部を、カバーの文字盤前面側に形成した開口または切欠きから操作できるように構成する場合がある。
カバーは、例えば、矩形や時計の外形を模した平たいカバーや立体カバーにする場合もあり、所望の形状にすればよい。
【0020】
そして、操作部は、幼児期や小学校低学年の子供でも容易に操作できるものにするのが望ましく、例えば、本知育用時計の厚みを小にするのであれば、第1の回転板および第2の回転板の面に適当な大きさの通孔や切り欠きまた凹所などを形成してこれらを操作部にしたり、また、本知育用時計の厚みを制限しないのであれば、第1の回転板および第2の回転板の面に凸状の操作部を形成してもよい。
【0021】
また、操作部は、第1の回転板および第2の回転板にそれぞれ等間隔で少なくとも12箇所設けて、且つ、これら操作部の少なくとも1つをカバーの開口または切欠き内に出現させるようにして、この出現した操作部を開口または切欠き内の、例えば、少なくとも時計回り方向の開口または切欠きの縁部まで移動させたときに、移動した操作部の次の操作部すなわち後追い関係にある操作部が該開口または切欠き内に出現できるようにしてもよい。
【0022】
そして、開口または切欠き内の第1の回転板あるいは第2の回転板操作部を、少なくとも時計回り方向の開口または切欠きの縁部まで移動させたときに、第1の回転板と連動する時針乃至第2の回転板と連動する分針が、文字盤の時刻表示と合う位置、例えば、8時であれば8を指す位置、10分であれば10を指す位置に停止できるようにした方がよい。
【0023】
本知育用時計の素材も特に限定するものではないが、紙材などの幼児期や小学校低学年の子供でも安全に使える素材で形成するのが望ましい。
【0024】
そして、本知育用時計は、少なくとも文字盤面上に折り畳める表紙を設けてブック形態にしたり、絵本の表表紙や裏表紙また内部の所定ページに設けて、該知育用時計を絵本の物語に合わせて使えるようにしても良い。
【発明の効果】
【0025】
本発明の知育用時計は、時針や分針と、時計表示部が連動して動くため、時針を動かして時間表示部に表示される時間を確認したり、分針を動かして時間表示部に表示される分を確認することができる、斬新な時計である。
【0026】
また、本発明の知育用時計は、電池を使用するICメモリ等を使用していないため、子供が間違って電池を飲み込んだりする心配もなく、安心して使用することができる。
【0027】
また、本発明の知育用時計は、時針と分針を所定の時刻に合わせると、合わせた時刻に対応する数字時刻が文字盤の時刻表示部に表示される。例えば、時刻は1時間ごと、分刻は5分間ごとに表示するようにしているので、文字盤上の時針および分針の位置で表される時刻を、時間に関する教育が始まる幼児期や小学校低学年の子供にも分かり易く教えることができる。
【0028】
更に、本発明の知育用時計は、文字盤の時刻表示部を必要に応じて隠すことで、例えば、大人が口頭で指定した時刻に子供が時針乃至分針を使って合わせる練習や、大人が時針乃至分針により合わせた時刻を子供に答えさせる練習などにも使用することができる。
【0029】
操作部を設けた本発明の知育用時計は、文字盤の外方から針や時間表示部の数字を動かすことができるので、操作がぎこちない幼児期や小学校低学年の子供でも時計の指針たる時針や分針を容易に且つ確実に動かすことができ、しかも、時針を1時間ごと、分針を5分ごとに確実に動かせるので、時間に関する教育が始まる子供が操作する場合でも非常に操作し易い。
【0030】
また、針と回転板が固定されている本発明の知育用時計は、構造が単純で壊れにくいため、子供が長期に亘って使用することができる。
【0031】
更に、第1の回転板と第2の回転板は連動せず、時針と前記分針が独立して動く本発明の知育用時計は、子供が時針だけを動かしてもこわれる心配がなく、また、連動している時間表示部で時針の位置と時間の関係を容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る知育用時計の一例を示す平面図。
【図2】カバーの一例を示した平面図。
【図3】知育用時計の概略内部構造図。
【図4】文字盤の一例を示した平面図。
【図5】時針用回転板の一例を示した平面図。
【図6】分針用回転板の一例を示した平面図。
【図7】知育用時計の使用例を示した図。
【図8】スペーサの使用例を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明に係る知育用時計の一例を、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
【0034】
図1中の(a)図は、知育用時計1を示し、また、この知育用時計1は、構成部品を紙材にて形成すると共に、カバー2内に収容した形態のものである。
カバー2は、図2に示した展開形にカットした紙材を折り畳み、且つ、所定の部位を接着して形成している。
【0035】
図3は、図1中の(a)図に示す矢印A方向より見た、カバー2内における構成部品の概略構造を示すものである。スペーサ19a、19b(形状は図8参照)は使用しなくてもよい。
【0036】
以下、図1中の(a)図を主に説明すると、符合3は時刻数字4を表示した文字盤であり、また、文字盤3はカバー2の開口5から目視できるようになっていて、この文字盤3上に時刻を示す長針たる時針6と分針7を位置させている。
【0037】
また、文字盤3には、開口状に形成した時刻表示部8を形成していて、この時刻表示部8に時針6乃至分針7によって合わせた時刻を数字で表示できるようにしている。そして、時刻表示部8付近を拡大した図1中の(b)図を参照し、時刻表示部8内の符合9は時刻を示す時刻数字、符合10は分刻を示す分刻数字、符合11は時刻表示と分刻表示を分けるためのコロンマークである。
【0038】
この文字盤3は、図4に示したように、文字盤3の外周寸法をカバー2の内周寸法と略同じにして、カバー2内に収容した際に動かないようにしている。
そして、文字盤3にはカバー2に形成した開口12と同じ位置で且つ少し大きい通孔13を形成している。また、符合3aは指針の軸が通過する通孔である。
【0039】
前述した文字盤3の背後(図3では文字盤3の下)に、時針6を動かすための操作部(操作用通孔)14を設けた第1の回転板15を、第1の回転板15の背後(図3では回転板(時)15の下)に、分針7を動かすための操作部(操作用通孔)16を設けた第2の回転板17(図3では回転板(分)17)を配している。
【0040】
そして、第1の回転板15には時刻を表す1時間ごとの時刻数字9を、また、第2の回転板17には分刻を表す5分間ごとの分刻数字10をそれぞれ12箇所に記している(図5、図6参照)。
また、第1の回転板15には、第2の回転板17に記した分刻数字10が見えるように通孔18を形成している。また、符合15aは指針の軸が通過する通孔である。
【0041】
そして、第1の回転板15の操作部(操作用通孔)14および第2の回転板17の操作部(操作用通孔)16は、時刻数字9および分刻数字10の表示数(12箇所に表示)に対応させてそれぞれ12箇設けている(図5、図6参照)。また、時針6は第1の回転板15と中央部分で固定されており、分針7は第2の回転板17と中央部分で固定されている(図3参照)。
【0042】
さらに、これら操作部14および操作部16を操作するためにカバー2に形成している開口12は、図7(a)に示す操作部16aを、これら移動可能方向における一方の縁部Dまで移動させることによって時針6および分針7が文字盤3の時刻数字4と合う位置で停止し、且つ、縁部Dと反対方向の開口12内における縁部Cに次の操作部16bが出現できるように形成している(図7(b)参照)。
【0043】
以下、上述のように構成した本発明に係る知育用時計の作用を説明すると、一例として図7中の(a)図のように、時針6が10時の時刻に、分針7が10分の時刻に設定されている知育用時計1を、図7中の(b)図のように、分針7を15分の時刻に設定する場合を説明する。
【0044】
図7中の(a)図で、知育用時計1におけるカバー2の開口12内の縁部Cに出現している第2の回転板17の操作部たる操作部16aに指先を入れ、この操作部16aを矢印方向に動かすと、この操作部16aを設けている第2の回転板17と連動して分針7も矢印方向に動く。
【0045】
さらに操作部16aを矢印方向に動かして開口12内の縁部Dに移動させると、この操作部16aを設けている第2の回転板17と連動して分針7も矢印方向に動いて、図7中の(b)図に示すように、分針7が15分の時刻を指し示し、且つ、時刻表示部8内の分刻を示す分刻数字10も「15」の表示となる。
【0046】
すなわち、分針7と連動する第2の回転板17の操作部16aを、開口12内の縁部Cから縁部Dに動かすことによって分針7を5分進ますことができると共に、時刻表示部8内の分刻数字10も5分進んだ「15」に変わる。
【0047】
そして、時針6も分針7と同様に動かすことができるので、図7中の(a)図で、時針6と連動する第1の回転板15の操作部14aを、開口12内の縁部Cから縁部Dに動かすことにより時針6が1時間進み11時を指し示す(図示は省略)と共に、時刻表示部8内の時刻数字9も「11」に変わる(図示は省略)。
【符号の説明】
【0048】
1 知育用時計
2 カバー
3 文字盤
3a 通孔
4 時刻数字
5 開口
6 時針
7 分針
8 時刻表示部
9 時刻数字
10 分刻数字
11 コロンマーク
12 開口
13 通孔
14 操作部(操作用通孔)
14a 操作部(操作用通孔)
15 第1の回転板
15a 通孔
16 操作部(操作用通孔)
16a 操作部(操作用通孔)
16b 操作部(操作用通孔)
17 第2の回転板
18 通孔
19a スペーサ
19b スペーサ
20 通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字盤と、時針および分針と、アナログで表示される時間表示部とを備え、同時針および分針と、同時間表示部が連動して動くことを特徴とする知育用時計。
【請求項2】
前記時針は、同時針の時刻を表示した第1の回転板と連動し、前記分針は、同分針の分刻を表示した第2の回転板と連動し、且つ、同時針と同分針の示す時間に対応する第1の回転板と第2の回転板に表示した時間が時刻表示部に現れることを特徴とする請求項1に記載の知育用時計。
【請求項3】
前記時針は、同時針の時刻を表示した第1の回転板と連動し、且つ、前記分針は、同分針の分刻を表示した第2の回転板と連動し、これら第1の回転板と第2の回転板の文字盤外方に位置する操作部を操作することにより、前記文字盤と前記時間表示部に時間が表示されることを特徴とする請求項1に記載の知育用時計。
【請求項4】
前記時針は前記第1の回転板と固定され、前記分針は前記第2の回転板と固定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の知育用時計。
【請求項5】
前記第1の回転板と前記第2の回転板は連動せず、前記時針と前記分針が独立して動くことを特徴とする請求項2〜4に記載の知育用時計。
【請求項6】
前記文字盤と第1の回転板および第2の回転板は、文字盤を外部から目視できるようにカバー内に設けられると共に、該第1の回転板および第2の回転板の操作部を同カバーに形成した開口または切欠きから操作できるように構成したことを特徴とする請求項3〜5に記載の知育用時計。
【請求項7】
前記操作部は、第1の回転板および第2の回転板にそれぞれ等間隔で少なくとも12箇所設けられており、且つ、これら操作部の少なくとも1つが前記開口または切欠き内に出現していて、この出現する操作部を開口または切欠き内における所定の位置に移動させることによって移動した操作部の次の操作部が該開口または切欠き内に出現するように構成したことを特徴とする請求項6に記載の知育用時計。
【請求項8】
前記開口または切欠き内の第1の回転板または第2の回転板の操作部を、少なくとも時計回り方向の該開口または切欠きの縁部まで移動させたとき、第1の回転板と連動する時針または第2の回転板と連動する分針が、文字盤の時刻表示と合う位置に停止するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の知育用時計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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