説明

石油ストーブ給油時の安全インターロック

【課題】 芯上下式石油ストーブのカートリッチタンクに給油後、タンクをセットするため逆さにしたとき、タンクの蓋が完全に閉まっていないため、石油が大量にこぼれることがある。
この時、ストーブが消火状態になっていないと、火が一気に拡大し、大きな火災になることが多い。これを防止するためのものである。
【解決手段】 ストーブの火を消火状態にしないと、カートリッチタンクが引き出せないようにすることにより、給油後のタンクを逆さにしてセットするとき、万一、タンクから石油がこぼれても火災にならないようにするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、芯上下式石油ストーブの芯を上下する調整ダイヤルの軸に金属製板バネを取り付け、この板バネの先端には、金属棒が取り付けられているものである。
また、石油カートリッジタンクの底部には、この金属棒が差し込まれる受けを取り付ける。
石油を給油するために、カートリッチタンクを引き出すためには、芯が消火状態になるまでダイヤルを回し、板バネが軸に巻きつけられ、金属棒がタンク底部の受けから抜けないとカートリッチタンクが引き出せないようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
芯上下式石油ストーブの石油をカートリッチタンクに給油後、これをストーブにセットする際、カートリッチタンクの蓋が完全に閉まっていないと、タンクを逆さにした際に、石油が大量にこぼれる。この時、石油ストーブが消火されていないと一気に燃え広がる大きな火災になる例が見受けられる。これを防止するためのものである。
【発明の効果】
【0003】
給油する際は、ストーブを消火状態にしておけば、たとえ、石油がこぼれても一気に拡大するような火災になることは防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0004】
次項、図面の簡単な説明のとおり。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】芯上下式石油ストーブの石油カートリッチタンクを引き出せることが出来ない状態の機構図である。
【図2】芯上下式石油ストーブの芯を下げ消火状態にして、初めて、タンクを引き出せることが出来る状態の機構図である。
【符号の説明】
【0006】
1.芯上下の調節ダイヤル
2.芯上下の調節ダイヤルの軸
3.金属製板バネ
4.金属製板バネのガイド兼金属棒のストッパー
5.金属棒のガイド
6.金属製板バネの先端に取り付けた金属棒が差し込まれるタンク底部の受け
7.金属製板バネの先端に取り付けた金属棒
8.石油タンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯上下式石油ストーブの火を消火状態にしないと、石油カートリッジタンクを引き出せないようにしたものである。
形状は、ストーブの芯を上下させる調整ダイヤルの軸に板バネを取り付け、板バネの先端に金属棒を取り付ける。
この板バネは、ダイヤルを回すことにより、ダイヤルの軸に巻きつけられる。
給油のため、石油カートリッジタンクを引き出すには、芯を消火の位置まで、下ろした時に、板バネの先端の金属棒が、カートリッジタンクの底部に取り付けた金属棒受けから、抜けてカートリッジタンクが引き出せるものである。

【図1】
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【図2】
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