説明

研削装置

【課題】厚さ測定用の検査用光線が透過する窓部とワークとの間に液体を供給することを停止した際に、外部の空気が窓部の表面に到達することを抑える。
【解決手段】厚さ測定時には液体源51から第二のケース42内に水Wを供給して第一のケース41の窓部412とワーク1との間に液体クッションW1を形成し、非接触測定手段40の発光受光部43から発せられる検査用光線を、窓部412および液体クッションW1を通してワーク1に発する構成において、厚さの測定が終了して液体源51から第二のケース42への水Wの供給を停止した際には、気体源52から第二のケース42内に空気を供給して窓部412をエアーブローし、第二のケース42内に外部の空気が流入しにくくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウェーハ等の薄板状のワークを研削する研削装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの製造プロセスでは、デバイスの目的厚さを得るために、多数のデバイスに分割される前の半導体ウェーハの段階で、該ウェーハの裏面を研削して薄化することが行われている。昨今のデバイスの顕著な薄型化に応じて半導体ウェーハは一層薄く加工されており、このため、厚さの管理はより高い精度が求められる。半導体ウェーハの研削や研磨は厚さを測定しながら進められるが、そのような形態での厚さ測定の手段としては、ワークに向けて検査用光線を発してワークの表面および裏面で反射した光線の干渉波を受光し、受光した干渉波の波形に基づいてワークの厚さを求めるといった光学式で非接触式のものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−50944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の厚さ測定手段では、発光部から発せられる検査用光線は、ガラス板等の窓部と、該窓部とワークとの間に設けられた流路に充満する水を通してワークに発せられ、検査用光線および干渉波が水を伝播することにより、安定した測定値が得られるようになっている。ところが、研削が終わることにより測定が停止したり、装置の稼働を停止するなどして流路への水の供給を停止した際には、該流路に加工屑等を含む外部の空気が流入することによって窓部の表面が汚れてしまい、厚さの測定が困難になる場合があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、厚さ測定用の非接触測定手段の発光部から発せられる検査用光線が透過する窓部とワークとの間に液体を供給することを停止した際に、外部の空気が窓部の表面に到達することが従来よりも低減される研削装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の研削装置は、ワークを保持する保持手段と、該保持手段に保持されたワークを研削加工する加工手段と、前記保持手段に保持されたワークの厚さを非接触で測定する非接触測定手段と、を有し、前記非接触測定手段は、ワークに向けて検査用光線を発する発光部と、ワークの表面および裏面で反射した前記検査用光線の干渉波を受ける受光部と、該受光部で受光された前記干渉波の波形に基づいてワークの厚さを求める演算部と、前記発光部と前記受光部とを囲み、ワークに対向する対向面に前記検査用光線を透過する部材で構成された窓部を有する第一のケースと、前記窓部とワークとの間の空間を液体で満たし、液体クッションを形成する開口部を有する第二のケースと、を含む研削装置であって、前記第二のケースは、該第二のケースへ液体を供給する液体源と該第二のケースへ気体を供給する気体源とに連通し、測定が終了し該液体源から該第二のケースへの液体の供給が停止した際に該気体源から該第二のケースに気体を供給して前記窓部をエアーブローする制御部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、厚さ測定時には液体源から第二のケース内に液体を供給して第一のケースの窓部とワークとの間に液体クッションを形成し、非接触測定手段の発光部から発せられる検査用光線を、窓部および液体クッションを通してワークに発する。次に、厚さの測定が終了して液体源から第二のケースへの液体の供給を停止した際には、気体源から第二のケース内に気体を供給して窓部をエアーブローする。これにより、第二のケース内に外部の空気が流入して窓部の表面に到達することが従来よりも低減される。
【0008】
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えば、シリコン、ガリウムヒ素(GaAs)、シリコンカーバイド(SiC)等からなる半導体ウェーハ、セラミック、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、板状金属や樹脂の延性材料、ミクロンオーダーからサブミクロンオーダーの平坦度(TTV:total thickness variation−ワークの被加工面を基準として厚さ方向に測定した高さのワークの被加工面全面における最大値と最小値の差)が要求される各種加工材料等が挙げられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、厚さ測定用の非接触測定手段の発光部から発せられる検査用光線が透過する窓部とワークとの間に液体を供給することを停止した際に、外部の空気が窓部の表面に到達することが従来よりも低減される研削装置が提供されるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る研削装置の全体斜視図である。
【図2】一実施形態に係る研削装置において、加工位置に位置付けられたワークと非接触測定手段および加工手段の位置関係を示す平面図である。
【図3】一実施形態の非接触測定手段でワークの厚さを測定している状態を示す一部断面側面図である。
【図4】一実施形態の非接触測定手段において、厚さ測定終了後に第二のケース内に空気を供給している状態を示す一部断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係る研削装置を説明する。
(1)研削装置の基本的な構成および動作
はじめに、図1に示す一実施形態の研削装置10の基本的な構成および動作を説明する。この研削装置10は、半導体ウェーハ等の円板状のワーク1の被加工面を加工手段30によって研削するものである。ワーク1は、基台11上に設けられた円板状の保持手段20にオペレータ等によって矢印のように運ばれ、被加工面を上方に露出させて保持手段20の上面の円形状の保持面21に同心状に載置される。
【0012】
保持手段20は、基台11上にX方向に移動可能に設けられた移動台25上に、Z方向(鉛直方向)を回転軸方向として回転可能に支持されている。保持手段20は一般周知の真空チャック式のもので、水平に設定される保持面21に負圧作用でワーク1を吸着して保持するように構成されている。
【0013】
保持手段20の保持面21に保持されたワーク1は、移動台25がX方向に移動することにより、図1において手前側(X1側)の搬入/搬出位置と後方(X2側)の加工位置との間を往復移動させられる。基台11には移動台25をX方向に移動させる移動機構が設けられており、移動台25には保持手段20を回転させる回転駆動機構が設けられている(いずれも図示略)。移動台25の移動方向の両側には、移動台25の移動路を覆って研削屑等が基台11内に落下することを防ぐ伸縮自在な蛇腹状のカバー12が設けられている。
【0014】
基台11の上記加工位置の後方には、コラム13が立設されている。コラム13の前面には、一対のZ軸ガイド14を介してスライダ15がZ方向に沿って昇降可能に取り付けられており、このスライダ15に、加工手段30が固定されている。
【0015】
加工手段30は、軸方向がZ方向に延びる円筒状のスピンドルハウジング31内に、図示せぬスピンドルシャフトが同軸的、かつ回転自在に組み込まれ、このスピンドルシャフトの下端に設けられたフランジ状のマウント32に研削工具33が着脱自在に固定された構成のものである。スピンドルハウジング31の上端部には、上記スピンドルシャフトを回転駆動するモータ部34が設けられている。
【0016】
研削工具33は、マウント32の下面に着脱可能に固定される研削ホイール33aと、研削ホイール33aの下面の外周部に環状に配列されて固着された多数の研削砥石33bとから構成されるものである。研削砥石33bはワーク1に応じたものが用いられ、例えば、ダイヤモンドの砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めて成形したダイヤモンド砥石等が用いられる。研削工具33は、モータ部34によって上記スピンドルシャフトと一体に回転駆動される。
【0017】
加工手段30は、マウント32を下方に配して軸方向をZ方向と平行にした状態で、スピンドルハウジング31がホルダ35を介してスライダ15に固定されている。スライダ15は、一対のZ軸ガイド14間に配設されてスライダ15に螺合した状態で連結されたZ方向に延びるボールねじ36aと、ボールねじ36aを回転駆動するサーボモータ36bとを備えた加工送り手段36によって昇降駆動される。すなわち、加工手段30は加工送り手段36によってスライダ15と一体に昇降する。
【0018】
上記加工位置に位置付けられたワーク1は、上方に露出させられた被加工面が加工手段30によって研削され、目的厚さに薄化される。加工手段30による研削は、モータ部34を作動させて研削工具33を回転させながら、加工送り手段36によりスライダ15とともに加工手段30を下降させ、回転する研削工具33の研削砥石33bをワーク1の被加工面に押し付けることによりなされる。研削の際には、潤滑、冷却および清浄化等を目的として、図示せぬ研削液供給手段からワーク1の被加工面に研削液が供給される。
【0019】
この場合、図2に示すように、研削工具33の研削外径、すなわち研削砥石33bの回転軌跡の最外径は、ワーク1の直径と同程度に設定されている。また、移動台25がX方向に移動して定められるワーク1の加工位置は、研削砥石33bの下面である刃先が、自転するワーク1の回転中心を通過する位置に設定される。そして、保持手段20を一方向に回転させてワーク1を自転させながら研削工具33の研削砥石33bをワーク1の被加工面に押し付けることにより、被加工面の全面が研削される。
【0020】
ワーク1の厚さは、加工位置の近傍に配設された非接触測定手段40によって測定される。そして、加工送り手段36による加工手段30の加工送り動作は、非接触測定手段40で測定される厚さ測定値に基づいて制御部60により制御される。厚さ測定値が目的値になったら加工手段30による研削が終了するように制御され、研削終了後は、移動台25がX1方向に移動してワーク1が上記搬入/搬出位置まで戻されるとともに、保持手段20の回転が停止する。そして、研削済みのワーク1は保持手段20から搬出され、次の工程に移される。
【0021】
(2)非接触測定手段
次いで、本発明に係る非接触測定手段40を詳述する。
【0022】
(2−1)非接触測定手段の構成
非接触測定手段40は、検査用光線の干渉波を利用してワーク1の厚さを非接触で測定するものであり、図1および図2に示すように、基台11に立設された中空管状のポスト401の先端に測定ヘッド402が設けられた構成である。ポスト401はL字状に形成されたもので、上記加工位置に位置付けられるワーク1の上方に延びている。ワーク1の上方に位置する測定ヘッド402は、図3に示すように、ポスト401の先端に固定され、発光受光部(本発明の発光部および受光部)43を収容する円筒状の第一のケース41と、第一のケース41の下方に固定された第二のケース42とを備えている。
【0023】
第一のケース41で囲まれた発光受光部43からは、レーザ光線等の検査用光線が下方のワーク1に向けて発光される。検査用光線の光源としては、例えば波長が0.8〜1.3μm程度のSLD(スーパー・ルミネッセント・ダイオード)等が用いられる。また、発光受光部43は、検査用光線がワーク1に反射した干渉波を受光するフォトダイオード等の受光手段を有している。
【0024】
第一のケース41の下端は底板411で閉塞されている。この底板の下面はワーク1に対向する対向面となっており、この対向面の中央部には、ガラス(石英、SiO)や樹脂等からなり検査用光線を透過する部材で構成された窓部412が形成されている。第二のケース42は第一のケース41の窓部412の下方に内部空間を有する円筒状に形成されたもので、第一のケース41と同軸的に底板411に固定されている。第二のケース42の底板411の中心部には開口部421が形成されている。測定ヘッド402は、第二のケース42の底板411とワーク1との間に所定距離の空間44が形成されるように位置付けられる。
【0025】
発光受光部43からワーク1に向けて発せられた検査用光線は窓部412を透過して第二のケース42内に入り、開口部421を通過してワーク1に到達する。検査用光線がワーク1に到達するとワーク1の被加工面である表面1aおよび裏面1bで反射し、これら反射光は干渉波となって開口部421から第二のケース42内に入り、第一のケース41の窓部412を透過して発光受光部43で受けられる。非接触測定手段40は、発光受光部43で受光された干渉波の波形に基づいてワーク1の厚さを求める演算部45を有している。
【0026】
第二のケース42は配管接続部422を有しており、この配管接続部422には主配管50が接続されている。そして主配管50は、給水管501、給気管502に分岐しており、これら給水管501、給気管502には、それぞれ給水ポンプ等の液体源51およびエアーコンプレッサ等の気体源52が接続されている。すなわち、第二のケース42は、配管接続部422、主配管50、給水管501を介して液体源51に連通しており、また第二のケース42は、配管接続部422、主配管50、給気管502を介して気体源52に連通している。給水管501には給水バルブ511が設けられており、給気管502には給気バルブ512が設けられている。これらバルブ511,512は管路を開閉するもので、制御部60によって開閉動作が制御される。
【0027】
(2−2)非接触測定手段の作用および効果
非接触測定手段40によってワーク1の厚さを測定する時には、制御部60により、給水バルブ511が開かれるとともに給気バルブ512が閉じられる。これにより液体源51から液体(本実施形態では水)が給水管501、主配管50、配管接続部422を経て第二のケース42内に供給される。図3に示すように、第二のケース42内に水Wが供給されると、水Wは第二のケース42内に充満するとともに、開口部421から吐出してワーク1の表面1aに達する。これにより、第一のケース41の窓部412とワーク1との間には水Wが満たされてなる液体クッションW1が形成される。
【0028】
液体源51から第二のケース42に水Wが連続的に供給されることにより液体クッションW1は保持され、第二のケース42の開口部421から吐出する水Wはワーク1の表面1aを流動して排水される。このように窓部412とワーク1との間に液体クッションW1が形成された状態で、発光受光部43から検査用光線がワーク1に向けて発光される。
【0029】
発光受光部43から発光された検査用光線は、窓部412を透過して液体クッションW1中を伝播してワーク1に到達する。ここで、ワーク1の厚さ測定には、ワーク1の表面1aで反射した第一反射光と、ワーク1の内部を透過し、裏面1bで反射した第二反射光との干渉波が利用される。これら反射光は、それぞれワーク1の表面1aと裏面1bで反射してから相互に干渉し合い干渉波を発生させる。その干渉波は、液体クッションW1中を伝播し、窓部412を透過して発光受光部43で受けられる。なお、図3の符号43Aで差し示す矢印は、発光受光部43から発せられた検査用光線がワーク1の表面1aおよび裏面1bで反射し、反射した干渉波が発光受光部43で受光される状態を示している。
【0030】
発光受光部43で受光された干渉波は、検波回路等を備えた演算部45で波形が分析され、その波形に応じて電気信号等に数値化される。その数値はワーク1の厚さを示すものであり、これによってワーク1の厚さが検出される。演算部45で求められたワーク1の厚さは制御部60に供給され、制御部60はその厚さに基づいて加工送り手段36による加工手段30の加工送り動作を制御しながらワーク1に対する研削加工が行われる。
【0031】
上記のように第一のケース41の窓部412とワーク1との間に常に水Wを供給して液体クッションW1を形成した状態でワーク1の厚さを測定することにより、検査用光線は常に水Wのみを透過する。このため、検査用光線の屈折率が変動したり、検査用光線が照射領域を円滑に透過しなかったりする不都合は起こりにくい。これにより、検査用光線は常に一定の状態でワーク1に照射され、かつ干渉波は安定し、結果として正確な厚さ測定値を得ることができる。
【0032】
次に、ワーク1が所定厚さまで薄化されて研削が終了すると、同時に非接触測定手段40による厚さ測定も終了となる。厚さ測定が終了すると、制御部60により、給水バルブ511が閉じられると同時に給気バルブ512が開かれる。これにより液体源51からの水の供給が停止され、気体源52から気体(本実施形態では空気)が給気管502、主配管50、配管接続部422を経て第二のケース42内に供給される。図4は第二のケース42内に空気が供給されている状態を示しており、空気は同図の矢印で示すように開口部421から排出されていく。第二のケース42内へ空気が供給されている際には、窓部412がエアーブローされる。
【0033】
窓部412がエアーブローされることにより、第二のケース42内に外部の空気が流入して窓部412の表面に到達することが従来よりも低減される。特に、第二のケース42内への水Wの供給が停止されて開口部421から水Wが排出されていく時には、開口部421付近の汚れを含んだ水Wが第二のケース42内に吸い込まれて窓部412が汚れるといった現象が起こりがちであった。しかしながら本実施形態では、第二のケース42からの水Wの排出時には第二のケース42内に空気を供給することにより、開口部421付近の汚れを含んだ水Wが第二のケース42内に吸い込まれることが抑制され、これに加えて窓部412がエアーブローされるため、窓部412が汚れることが防止される。
【0034】
第二のケース42内への空気の供給は、上記のように水Wの排出時に窓部412が汚れやすいことから、少なくとも水Wが第二のケース42から完全に排出されるまでの間において行うようにするとよい。しかしながら、水Wが排出された後も引き続き空気を供給してもよく、さらには、研削装置10自体の稼働を停止している間も空気の供給だけは続けていてもよい。このように次の厚さ測定を開始するために水Wを第二のケース42内に供給するまで空気を供給し続けて第二のケース42内を正圧に保持しておけば、第二のケース42内には汚れた空気が流入しにくく、窓部412の清浄状態が保持されるので好ましい。
【0035】
このように窓部412がエアーブローされて清浄な状態が保持されることにより、厚さ測定時において窓部412を透過する検査用光線および干渉波は汚れで乱されることがなく、正確な厚さ測定値を得ることができる。
【符号の説明】
【0036】
1…ワーク
1a…ワークの表面
1b…ワークの裏面
10…研削装置
20…保持手段
30…加工手段
40…非接触測定手段
41…第一のケース
412…窓部
42…第二のケース
421…開口部
43…発光受光部(発光部、受光部)
45…演算部
51…液体源
52…気体源
60…制御部
W…水(液体)
W1…液体クッション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを保持する保持手段と、
該保持手段に保持されたワークを研削加工する加工手段と、
前記保持手段に保持されたワークの厚さを非接触で測定する非接触測定手段と、
を有し、
前記非接触測定手段は、
ワークに向けて検査用光線を発する発光部と、
ワークの表面および裏面で反射した前記検査用光線の干渉波を受ける受光部と、
該受光部で受光された前記干渉波の波形に基づいてワークの厚さを求める演算部と、
前記発光部と前記受光部とを囲み、ワークに対向する対向面に前記検査用光線を透過する部材で構成された窓部を有する第一のケースと、
前記窓部とワークとの間の空間を液体で満たし、液体クッションを形成する開口部を有する第二のケースと、
を含む研削装置であって、
前記第二のケースは、該第二のケースへ液体を供給する液体源と該第二のケースへ気体を供給する気体源とに連通し、測定が終了し該液体源から該第二のケースへの液体の供給が停止した際に該気体源から該第二のケースに気体を供給して前記窓部をエアーブローする制御部を有することを特徴とする研削装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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