説明

碍子保護カバー

【課題】碍子の保護効果を確保しつつ、作業者一人でも、碍子への碍子保護カバーの脱着作業を容易に行い得るようにする。
【解決手段】ガラス繊維強化プラスチックを、両側縁に挿入部2を設けたスリット3を有する筒状に成形してカバー本体部1とする。この挿入部2は、カバー本体部1の外径側に断面ハの字形に立ち上がる形状であって、この挿入部2の対向面4に碍子gの外径面を宛がって押し付けると、この碍子gがスリット3の方に案内されるとともに、そのスリット3が容易に拡がる。このため、作業者一人でも碍子保護カバーの取り付けを容易になし得る。また、取り外しはこのカバー本体部1に設けた取っ手8を持って行うようにすることで容易に行い得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、送電用鉄塔等において絶縁用として用いる碍子を被覆して保護する碍子保護カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
碍子保護カバーは、送電用鉄塔Tと送電線Lとを絶縁するために設けた碍子g(図4参照)を被覆して、汚れや傷付きから保護するために用いるものである。この送電用鉄塔Tにおいては、定期的にさび止め用の塗装作業を行ったり、落雷による碍子gの損傷防止や鳥害対策のために、別途避雷用金具等を設けたりすることがある。その作業の際、碍子gに碍子保護カバーを取り付けることによって、塗装作業の際にこの碍子gが塗料で汚れたり、前記金具によって傷付いたりするのを防止している。
【0003】
この碍子保護カバーとして、筒状のシートからなるカバー本体部に、一部に切れ目を有する円弧状の骨格部材を、その切れ目が同一方向となるように所定間隔で並列に設けて筒状とし、その切れ目部分から碍子を嵌め込んで取り付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1及び2等を参照)。
【特許文献1】特開2001−155568号公報
【特許文献2】特開2006−120458号公報
【0004】
この碍子保護カバーを碍子gに取り付ける際は、この碍子保護カバーを蛇腹状に縮め、この状態のまま前記骨格部材の切れ目の幅を両手で拡げて前記碍子gを嵌め込む。さらに、カバー本体部の端部に設けた紐を縛って固定することで、このカバー本体部がその筒軸方向にずれて動くのを防止する。この固定後に、前記蛇腹を拡げてこの碍子保護カバーで碍子全体を覆う(特許文献1の図7及び図8を参照)。
【0005】
この特許文献1及び2に示す碍子保護カバーは、そのカバー本体部がシート状のため、取り扱いの際にたわみやすく、その取り付け作業に手間を要することがある。このため、碍子への取り付けの際は、少なくとも二人の作業者が送電用鉄塔Tに登り、各作業者が前記カバー本体部の両端をそれぞれ保持して作業を行う必要があり、作業コストが増大する。また、送電用鉄塔等の高所で前記紐を縛る作業は、手間を要するとともに、危険を伴うという問題もある。
【0006】
そこで、前記シート状素材からなる碍子保護カバーの欠点を補うべく、前記シート状の素材の代わりに、ある程度の厚みを有するシリコーンゴム等の樹脂材を用いて剛性を持たせた碍子保護カバーが開示されている(例えば、特許文献3の図1及び図2を参照)。この碍子保護カバーは、筒状をなすカバー本体部に筒軸方向全長に亘るスリットを形成し、そのスリットを前記筒軸周り方向に押し拡げることにより、前記カバー本体部を碍子の外周に嵌め込んで取り付けるものである。
【特許文献3】特開2005−353329号公報
【0007】
このシリコーンゴムは前記剛性とともに弾性も併せ持つため、嵌め込まれた碍子は、カバー本体部の内面によって弾性的に支持される。このため、上述したように、紐でこの碍子保護カバーを縛り付けなくても、碍子と碍子保護カバーとの間でずれが生じる恐れが低い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献3に示す碍子保護カバーは、碍子の外径に対するスリット幅の比率(以下、開口率という。)が一般的に小さく、この碍子をスリットの両側縁にうまく押し付けることができないことがある。この押し付けが不十分だと前記スリットの押し拡げがスムーズにできないため、その取り付け作業に手間取りやすい。
【0009】
また、作業者が力任せにその取り付けを行おうとした際に、この碍子保護カバーに碍子が嵌まり込むことなく、その外周面に沿って大きくずれて、この碍子保護カバーを送電用鉄塔の下に取り落としたり、その作業者の手が勢い余って碍子等に接触して、怪我をしたりする恐れもある。
【0010】
このため、作業者の安全等を考慮して、作業者の一人がこのスリットを両手で少し拡げた上で、他の作業者が碍子を押し当てて嵌め込むというように、二人作業を強いられることも多い。
【0011】
この取り付け作業性は、前記開口率を大きくすることによって当然に容易となるが、その分だけスリットからの碍子の露出面積が大きくなってしまい、碍子保護カバーの役目を十分に発揮できないという問題が新たに生じ得る。
【0012】
そこで、この発明は、碍子の保護効果を確保しつつ、作業者一人でも、碍子への碍子保護カバーの脱着作業を容易に行い得るようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の課題を解決するため、この発明は、筒状をなすカバー本体部に筒軸方向全長に亘るスリットを形成し、そのスリットを前記筒軸周り方向に押し拡げることにより、前記カバー本体部を碍子の外周に嵌め込んで取り付ける碍子保護カバーにおいて、前記スリットを挟む両側縁に、前記カバー本体部の外周面から外径側に立ち上がる挿入部を設けるとともに、前記両挿入部の対向面が、筒軸心側から遠ざかるほど徐々に離れるようにし、前記両挿入部の対向面がそれぞれ前記碍子の外周面に宛がわれた状態で、この碍子にカバー本体部を軸心側に押し込むことにより、前記スリットが押し拡げられ、碍子に取り付けられるようにした。
【0014】
前記碍子保護カバーの取り付けにおいては、一方の挿入部の対向面に碍子が宛がわれると、この碍子はこの対向面に沿ってスリット側に案内されるとともに、この案内に伴って、他方の挿入部の対向面にも当接する。このように両対向面に碍子が当接すると、この当接によってこの碍子の押し付け力が両挿入部に伝達され、この伝達によってスリットが押し拡げられる。
【0015】
このように、挿入部の対向面が筒軸心側から遠ざかるほど徐々に離れるようにすることで、たとえスリット幅が狭くとも、碍子への碍子保護カバーの取り付けをスムーズに行い得る。このため、前記スリットからの碍子の露出量を少なくして、碍子保護カバーによる碍子の保護効果を十分発揮し得るようにできる。また、碍子がスリット側にスムーズに案内されるので、その作業を力任せに行う必要が無く、作業の際に碍子保護カバーを取り落としたり、作業者が怪我をしたりする恐れが低い。また、片手でも容易に作業することができるため、作業者一人でもその作業が可能となる。
【0016】
その一方で、碍子から碍子保護カバーの取り外しにおいては、カバー本体部の内面に沿って碍子がスリットまで案内され、この碍子がスリットの両端に当接してスリットが押し拡げられるため、その取り外し作業もスムーズになされる。
【0017】
この碍子保護カバーの素材は、絶縁性と、その取り扱いの際に自重によってたわまない程度の剛性と、碍子の脱着の際にその脱着に支障を来たさない程度の弾力性とを兼ね備えているものであれば適宜選択することができる。この碍子は、碍子保護カバーの素材の持つ弾性力によってしっかりと保持されるため、紐等でこの碍子保護カバーを縛り付ける必要がない。このため、その取り付け作業が簡便である。
【0018】
前記カバー本体は、その軸筒方向が横向きになるように前記碍子に取り付けるものであって、前記挿入部を設けることにより、前記碍子保護カバーの重心が前記筒軸心からスリット側に偏心させるようにすることができる。
【0019】
この重心がスリット側に偏心するのは、スリットの開口部円周に相当する軸筒部部分の重さよりも、両挿入部の重さの方が大きい場合である。このように重心をスリット側に偏心すると、横向きの碍子に碍子保護カバーを取り付けた際に、前記スリットがこの碍子の下側に位置した状態で安定する。例えば塗装作業の際においては、鉄塔に吹き付けられたり、塗布されたりした塗料は上から下に向かって流れ落ちる。このため、スリットの開口部を下向きにすると、この開口部から露出する碍子に塗料が付着しにくい。
【0020】
前記各構成においては、カバー本体部の前記スリットと対向する外周面に取っ手を設けることができる。
【0021】
前記碍子保護カバーの取り外しの際は、碍子と碍子保護カバーの端部との隙間に手を差し込んで、この碍子保護カバーを取り外すようにしても良いが、前記隙間がほとんど無く、取り外しに手間取ることが多い。また、このように手を差し込んで力任せに取り外した際に、この碍子保護カバーが勢い良く外れ、取り落として送電用鉄塔の下に落下させてしまう恐れもある。
【0022】
そこで、前記取っ手を持って取り外し作業を行うようにすれば、前記隙間の有無に拘らず容易にその作業を行うことができるとともに、前記取り落としの危険性は大幅に小さくなる。このため、作業効率とともに作業の安全性が高まる。
【0023】
さらに前記各構成においては、前記カバー本体部の内面及び前記挿入部の対向面に、この内面及び対向面に沿うように緩衝材を設けることもできる。
【0024】
前記碍子は、一般的にセラミックや樹脂からなり、この碍子保護カバーを繰り返し脱着すると、その脱着の際にカバー本体部から受ける衝撃によって、ひび割れ等の破損が生じやすい。この破損が生じた碍子は、絶縁性が不十分となることもあり、安全上、問題となる恐れがある。そこで、その脱着の際の衝撃を前記緩衝材で吸収することによって、前記碍子の破損の問題を回避し得るため、そのメンテナンスのためのコストを大幅に低減し得る。
【0025】
この緩衝材はこの碍子保護カバーを繰り返し脱着した際に外れないようにしっかりと固定する必要があり、この固定方法として、例えば、前記挿入部に孔を形成してこの孔にテグス等を通してこの緩衝材を縫い付けたり、粘着テープ等でとめたりする方法を採用し得る。
【0026】
前記緩衝材としては、ニードルパンチ製法によって製造した不織布を採用することができる。
【0027】
このニードルパンチ製法とは、短い繊維を空気と混合して開繊・撹拌した後にベルトコンベアに送り、表面から針を突出させたドラムに通し、この針によって前記繊維同士を絡み合わせるとともに、前記ドラムによって、1枚のシート状に加圧成形するものである。この製法によって得られる不織布は繊維同士の前記絡み合いによってその強度が高まり、ある程度の嵩高さを有することから、緩衝材として有効な素材である。
【0028】
前記碍子保護カバーに設けた緩衝材は、その脱着の際に繰り返し摩擦力を受けるが、このニードルパンチ製法で製造した不織布は高い耐久性を有するため、長期にわたって碍子を破損から保護し得る。
この緩衝材としては前記ニードルパンチ製法で製造した不織布が好ましいが、これ以外にも、フェルト等の不織布や、発泡樹脂等の公知の緩衝材を幅広く採用することができる。
【0029】
また、前記各構成におけるカバー本体部は、繊維強化樹脂材で構成することができる。
【0030】
この碍子保護カバーは鉄塔等での高所作業において用いるため、作業者が容易に持ち運びし得るように、できるだけ軽量であるのが好ましい。しかも、繰り返して使用するものなので、耐久性も併せ持つ必要がある。この繊維強化樹脂材は、このような要求を満たすものであって、しかも、コスト的にも優れているため、前記カバー本体部の素材として適している。当然ながら、この素材はこれに限定されるものではなく、この繊維強化樹脂材と同等の軽量性及び耐久性を有する素材であれば、公知の素材を幅広く採用し得る。
【発明の効果】
【0031】
この発明によると、作業者一人でも碍子保護カバーの碍子への脱着を容易に行うことができるため、その作業者の作業上の安全性が高まるとともに、その作業を効率的に行うことができる。このため、作業に要するコストを大幅に削減し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
この発明に係る碍子保護カバーを図1及び図2に示す。この碍子保護カバーは、送電用鉄塔と送電線との間を絶縁する碍子に設けて、送電用鉄塔の塗装作業や、碍子に避雷用金具等の金具を取り付ける際に、この碍子を、塗料による汚れや、金具による傷付き等から保護するために用いるものである。
【0033】
この碍子保護カバーのカバー本体部1には、不飽和ポリエステル樹脂を母材に、ガラスマットを強化材に用いたガラス繊維強化プラスチック(以下、FRPという。)を用いた。このFRPを図1に示すように、両側縁に挿入部2を設けたスリット3を有する筒状に成形した。
【0034】
この挿入部2は、スリット3の両側縁から、このカバー本体部1の外径側に断面ハの字形に立ち上がっている(図2(a)を参照)。このため、両挿入部2、2が対向する対向面4、4は、このカバー本体部1の筒軸心側から遠ざかるほど徐々に離れる形状となっている。
【0035】
また、このカバー本体部1の内面、及び、挿入部2の対向面4には、それらの全面に亘ってニードルパンチ製法で製造した緩衝材5が設けられている。この緩衝材5は、挿入部2に形成した孔6を通してテグス7で固定されるとともに、カバー本体部1の内面に貼り付けた粘着テープ(図示せず)によっても固定されている。
【0036】
さらに、このカバー本体部1のスリット3と対向する外周面に紐からなる取っ手8を設けている。この取っ手8を持って碍子からこの碍子保護カバーを外すことで、この取り外し作業の際に、誤ってこの碍子保護カバーを取り落とす恐れが低い。
【0037】
碍子gに碍子保護カバーを取り付ける際の手順を図3に示して説明する。まず、送電用鉄塔Tと送電線Lとの間に横向きに配置された碍子gの上方から碍子保護カバーを近付けて(同図(a)を参照)、挿入部2の対向面4を碍子gの外周面に宛がう(同図(b)を参照)。次に、カバー本体部1の上側から下側に向けて手で力を加えると、スリット3が押し拡げられ、碍子gの最大外径部が両対向面4、4の最狭幅部よりも内側に入り込むと、このカバー本体部1の有する弾性力によって、碍子gが引き込まれる(同図(c)を参照)。この碍子gは、前記弾性力によって安定的に保持されるので(同図(d)を参照)、取り付け後にずれて動く恐れが低い。
【0038】
この取り付けに際しては、特に同図(b)から(c)の途中で、碍子gに対して、挿入部2からの挟み込みによる力が集中的に負荷されるが、上述のように緩衝材5を設けたことにより、この力が大幅に緩和される。このため、この碍子保護カバーの脱着作業を繰り返し行っても、碍子gが破損する恐れが非常に低い。このため、碍子gの交換頻度を減らすことができ、維持コストの低減につながる。
【0039】
このカバー本体部1に用いたFRPの厚さは約1.5mmであって、この厚さであれば、取り外しの際に要求される弾性と剛性をバランス良く併せ持つことができる。また、この緩衝材5の厚さは約9mmあり、これにより碍子保護カバーの脱着の際に碍子gにかかる衝撃を緩和している。このため、長期に亘り碍子gに損傷が生じにくく、そのメンテナンスに要するコストを削減し得る。
【0040】
また、このカバー本体部1の筒外径dは約180mmであって、スリット幅Wは、約130mm、挿入部先端幅Wは、約155mmである。つまり、挿入部2を設けない場合の開口率(W/d)は約72%であるのに対して、挿入部2を設けた場合の見かけ上の開口率(W/d)は約86%となって1割以上開口率が高くなる。
【0041】
碍子gにこの碍子保護カバーを取り付ける際には、碍子gの軸心がスリット幅W又は挿入部先端幅Wの間にくるように、狙いを定めてこのカバー本体部1を接近させる必要がある(図3参照)。つまり、上述のように開口率を高めることによって、その狙いが定めやすくなるため、この碍子保護カバーの取り付けが容易なものとなる。
なお、前記碍子保護カバーは、作業後に取り外しても良いが、取り付けたままでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】この発明に係る碍子保護カバーを示す斜視図
【図2】この発明に係る碍子保護カバーを示し、(a)は正面断面図、(b)は側面図
【図3】碍子に碍子保護カバーを取り付ける一連の作業工程を示し、(a)は碍子保護カバーを近付けつつある状態、(b)は碍子に碍子保護カバーを宛がった状態、(c)は碍子保護カバーを嵌め込みつつある状態、(d)は碍子保護カバーの取り付けが完了した状態
【図4】一般的な送電用鉄塔を示す図
【符号の説明】
【0043】
1 カバー本体部
2 挿入部
3 スリット
4 対向面
5 緩衝材
6 孔
7 テグス
8 取っ手
g 碍子
L 送電線
T 送電用鉄塔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状をなすカバー本体部(1)に筒軸方向全長に亘るスリット(3)を形成し、そのスリット(3)を前記筒軸周り方向に押し拡げることにより、前記カバー本体部(1)を碍子(g)の外周に嵌め込んで取り付ける碍子保護カバーにおいて、
前記スリット(3)を挟む両側縁に、前記カバー本体部(1)の外周面から外径側に立ち上がる挿入部(2)を設けるとともに、前記両挿入部(2、2)の対向面(4)が、筒軸心側から遠ざかるほど徐々に離れるようにし、前記両挿入部(2、2)の対向面(4)がそれぞれ前記碍子(g)の外周面に宛がわれた状態で、この碍子(g)にカバー本体部(1)を軸心側に押し込むことにより、前記スリット(3)が押し拡げられ、碍子(g)に取り付けられることを特徴とする碍子保護カバー。
【請求項2】
前記カバー本体部(1)は、前記碍子(g)に取り付けるものであって、前記挿入部(2)を設けることにより、前記碍子保護カバーの重心を前記筒軸心からスリット(3)側に偏心させたことを特徴とする請求項1に記載の碍子保護カバー。
【請求項3】
前記カバー本体部(1)の前記スリット(3)と対向する外周面に取っ手(8)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の碍子保護カバー。
【請求項4】
前記カバー本体部(1)の内面及び前記挿入部(2)の対向面(4)に、この内面及び対向面(4)に沿うように緩衝材(5)を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の碍子保護カバー。
【請求項5】
前記緩衝材(5)が、ニードルパンチ製法によって製造した不織布であることを特徴とする請求項4に記載の碍子保護カバー。
【請求項6】
前記カバー本体部(1)が、繊維強化樹脂材からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の碍子保護カバー。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−86905(P2010−86905A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−257565(P2008−257565)
【出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(000164885)栗本化成工業株式会社 (32)
【出願人】(000222015)株式会社ユアテック (26)
【Fターム(参考)】