説明

磁歪式トルク検出装置

【課題】 小型の磁歪式トルク検出装置を提供する。
【解決手段】
磁歪式トルク検出装置は、内周に磁歪層31bを形成してなるトルク伝達筒31と、このトルク伝達筒31と同軸をなしてトルク伝達筒31内に収容された支持筒11と、トルク伝達筒31内において支持筒11の外周に支持された検出手段50と、支持筒11内に収容固定された駆動源20と、この駆動源20の回転をトルク伝達筒31に伝える減速機構40とを備えている。検出手段50は、トルク伝達筒31にトルクが生じた時の磁歪層31bの歪みに伴う透磁率の変化に基づき発生した誘導起電力によりトルクを検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁歪の原理を利用したトルク検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
駆動源から負荷部へシャフトを介してトルクを伝達する構造は、多くの装置やシステムに組み込まれている。上記負荷の大きさを知るために、特許文献1〜8に示すように、シャフトに発生したトルクを磁歪の原理を利用して非接触で検出する装置は公知である。
特許文献1〜4の磁歪式トルク検出装置を概略的に説明すると、シャフトの外周には磁歪特性の高い(歪みに対して透磁率の変化が大きい)磁歪層が形成されている。さらにシャフトの外側には、検出手段が上記磁歪層と僅かな間隔をおいて配置されている。この検出手段は、励磁コイルと検出コイルを有している。
【0003】
上記シャフトにトルクが発生すると、磁歪層に歪みが生じ、この歪みに伴い磁歪層の透磁率が変化する。
上記検出手段では、上記励磁コイルに高周波電流を流すことにより、上記磁歪層を含む磁気回路に磁束を発生させ、上記磁歪層の透磁率の変化を検出コイルで検出し、ひいてはトルクを検出する。
【0004】
なお、特許文献5〜7では、シャフトが磁歪層を有さず、シャフト自体が磁歪材となっている。また、特許文献8では、検出手段が検出コイルを有さず、励磁コイルが検出コイルを兼ねている。これら特許文献5〜8でも、特許文献1〜4と同様に磁歪の原理を利用してトルクを検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−133337号公報
【特許文献2】特開平11−132877号公報
【特許文献3】特開2009−210325号公報
【特許文献4】特開2007−108013号公報
【特許文献5】特開2001−153736号公報
【特許文献6】特開2000−266619号公報
【特許文献7】特開2001−289719号公報
【特許文献8】特開平5−149804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献の磁歪式トルク検出装置では、検出手段がトルク伝達を担うシャフトの外側に配置されているため、装置の大型化を招く欠点があった。
また、減速機構の入力軸と出力軸を同軸にし、出力軸を管形状にし、この管形状の出力軸内に、小型の駆動源(モータ、エンジン、タービン)を納めたり、駆動源の出力軸を納める構造を採用する場合、上記特許文献のように減速機構の出力軸の外周に検出手段を配置すると、この減速機構の出力軸の内部空間に余裕があるにも拘わらず、この内部空間を有効利用せずに、徒に装置の大型化を招くことになる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、磁歪式トルク検出装置において、一端がトルク入力端として提供され、他端がトルク出力端として提供され、少なくともその内周の一部分が磁歪材として提供されるトルク伝達筒と、上記トルク伝達筒の内部に収容され、トルク伝達筒にトルクが生じた時の上記磁歪材の歪みに伴う透磁率の変化に基づき、上記トルクを検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、トルク伝達のための部材を筒形状にし、その内部に磁歪検出手段を配置したので、装置を小型化することができる。
【0009】
好ましくは、上記トルク伝達筒は、筒形状の本体と、この本体の内周に形成され本体より磁歪特性の高い材料からなる磁歪層を有し、この磁歪層が上記磁歪材として提供される。
これによればトルク伝達筒の本体は、磁歪特性を担わずに済むので、材料選択の幅が広がる。
【0010】
好ましくは、上記磁歪層が、上記本体の内周に溶射された金属ガラスからなる。
これによれば、本体の内周に磁歪特性の高い磁歪層を容易に形成することができる。
【0011】
好ましくは、上記トルク伝達筒の内部には、このトルク伝達筒と同軸をなして軸方向に延びる支持部材が配置され、この支持部材の外周に上記検出手段が支持されている。
これによれば、検出手段を安定して支持することができる。
【0012】
好ましくは、上記支持部材が支持筒からなり、上記支持筒の一端に上記トルク伝達筒の出力端が回動可能に支持され、上記支持筒の他端から駆動源の回転出力軸が支持筒と同軸をなして突出し、この回転出力軸と上記トルク伝達筒の入力端とが減速機構を介して連結されており、上記支持筒の一端が固定側の部材に連結され、上記トルク伝達筒の出力端が負荷側の部材に固定されている。
これによれば、減速機構を組み込んだトルク検出装置を提供することができる。
【0013】
好ましくは、上記支持筒内に上記駆動源が収容固定されている。
これによれば、アクチュエータとして機能するトルク検出装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、磁歪式トルク検出装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる磁歪式トルク検出装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】同装置の詳細な構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係わる磁歪式トルク検出装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係わる磁歪式トルク検出装置の概略構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係わる磁歪式トルク検出装置の概略構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の第1実施形態に係わる磁歪式トルク検出装置1について、図1、図2を参照しながら説明する。この検出装置1は、ロボットアームの関節として提供され、固定系側のリンク2(固定側の部材)と負荷側のリンク3(負荷側の部材)を、回動軸線Lを中心に回転可能に連結する。
【0017】
検出装置1は、主たる構成として、中空の支持体10と、駆動源20と、ハウジング30と、減速機構40と、検出手段50とを備えており、アクチュエータとしての役割も担う。
【0018】
上記支持体10は、円筒形状の支持筒11(支持部材)と円盤形状の支持盤12とを有している。上記支持筒11は上記回動軸線Lと同軸をなし、その一端がリンク2の先端鍔部2aに固定されている。この支持筒11の他端に、上記支持盤12が固定されている。
【0019】
上記駆動源20は、上記モータ21と減速ギアボックス22を一体に連結してなり、この減速ギアボックス22が支持盤12に固定されることにより、駆動源20が支持筒11内に収容固定されている。
【0020】
上記減速ギアボックス22の出力軸23(駆動源20の回転出力軸)は、支持盤12を貫通して支持体10外に突出している。モータ21および出力軸23は上記回動軸線Lと同軸をなしている。
【0021】
上記ハウジング30は、上記回動軸線Lと同軸をなす円筒形状の筒31と、この筒31の一端に固定された環状の回転盤32とを有している。この筒31は後述するようにトルク伝達の役割を担うので、以下の説明ではトルク伝達筒31と称する。このトルク伝達筒31は、減速機構40の出力軸でもある。
【0022】
上記ハウジング30の回転盤32は、トルク伝達筒31より径方向、内方向に突出した内側環状部32aと、トルク伝達筒31より径方向、外方向に突出した外側環状部32bを有している。
【0023】
上記回転盤32の内側環状部32aがベアリング35を介して上記支持筒11の一端部外周に回動可能に支持され、回転盤32の外側環状部32bが上記リンク3の基端鍔部3aに固定されており、これにより、上記リンク3が上記リンク2に回転可能に連結されている。
【0024】
上記減速機構40は、ハーモニックドライブ(登録商標)型の減速機構であり、周知のように、内周に多数の歯を有するサーキュラスプライン41と、カップ形状をなし弾性変形可能な筒部外周に歯を有するフレクスプライン42と、ウエブジェネレータ43とを有している。なお、フレクスプライン42の歯数はサーキュラスプライン41より2つ少ない。ウエブジェネレータ43は、楕円カム43aとその外周に配置されたベアリング43bとからなる。
【0025】
上記サーキュラスプライン41はトルク伝達筒31の他端に固定されている。詳述すると、上記トルク伝達筒31の他端には径方向、内方向に突出する環状の鍔部31aが形成されている。上記サーキュラスプライン41は、押さえ部材45に押さえられた状態で、この押さえ部材45とともに上記トルク伝達筒31の鍔部31aに固定されている。
【0026】
上記フレクスプライン42は、その厚肉をなす底部が支持体10の支持盤12に固定されている。
上記ウエブジェネレータ43の楕円カム43aは、駆動源20の出力軸23に固定ブロック46を介して固定されている。
【0027】
上記押さえ部材45と固定ブロック46との間にはベアリング47,48が介在され、これにより、楕円カム43aとサーキュラスプライン41とが安定して相対回転可能となっている。
【0028】
上記駆動源20の駆動により、その出力軸23および固定ブロック46を介してウエブジェネレータ43の楕円カム43aが回転すると、上記フレクスプライン42が変形し、フレクスプライン42の歯とサーキュラスプライン41の歯の噛合位置が周方向に移動し、これに伴い、出力軸23の回転が減速されてサーキュラスプライン41に伝達される。その結果、このサーキュラスプライン41に固定されたハウジング30が回動し、ひいてはリンク3がリンク2に対して回動する。
【0029】
上記トルク伝達筒31は、円筒形状の本体31aと、その内周に形成された別材料からなる磁歪層31b(磁歪材)とで構成されている。
本実施形態の磁歪層31bは、鉄を主成分とするFeSiBPC系金属ガラス(Fe76Si5.7B9.5P5C3.8 数字は各原子%)からなり、本体31aの軸方向中間部の内周(検出手段50に対向した領域)に高速プラズマ溶射することにより、全周にわたって均一厚さ(例えば厚み200μm)で形成されている。
なお、図2に符号Wで示すように、上記磁歪層31bは、検出手段50に対向した領域のみならず本体31aの一方の端近傍まで延長された領域を含むが、この延長領域は本体31aの一方の端から溶射したために形成されたものであり、作用上は不要である。
【0030】
但し、磁歪層は上記金属ガラスに限定されず磁歪特性に優れたものであればよい。また、金属ガラスを使用する場合は、高速フレーム溶射や高速プラズマ溶射を用い、非晶質の金属ガラス粉末を使用し、過冷却液体温度域で溶射することにより、結晶化や酸化が殆どないようにすることが望ましい。溶射膜の厚みは磁歪層の種類・組成に依るが100〜300μmが望ましい。
【0031】
上記検出手段50は、上記トルク伝達筒31の内部空間において、支持筒11の外周に形成された環状の鍔部11aと支持筒11に螺合されたナット59との間に挟まれるようにして、支持筒11に固定されており、その外周がクリアランスを介して上記磁歪層31bと対峙している。
【0032】
上記検出手段50は、支持筒11の外周を全周にわたって囲う一対の環状の励磁コア51と、これら励磁コア51間において励磁コア51に隣接して配置され支持筒11の外周を全周にわたって囲う一対の励磁コイル52と、一対の励磁コア51間の中央に配置された環状の検出コア53とを有している。これら励磁コア51、励磁コイル52、検出コア53は支持筒11と同軸をなす。
【0033】
上記検出コア53は略歯車形状であり,円環状のベース部53aと、このベース部53aの外周から上記磁歪層31bに向かって突出するとともに周方向に等しい間隔離れた複数の検出コア凸部53bと、を有している。各検出コア凸部53bには検出コイル55が巻かれている。これら検出コア凸部53b、検出コイル55の軸線は、支持筒11の径方向に延びている。
【0034】
上記励磁コア51は略歯車形状であり,円環状のベース部51aと、このベース部51aの外周から上記磁歪層31bに向かって突出するとともに周方向に等しい間隔離れた複数、例えば4つの励磁コア凸部51bとを有している。図2は、当該励磁コア凸部51bを通る面に沿って切断された断面図である。一対の励磁コア凸部51bは互いに等しい角度位置にあり、軸方向に対峙している。
【0035】
上記検出コア凸部53bは、励磁コア凸部51bに対して一対ずつ、本例では合計8つ装備されている。これら一対の検出コア凸部53bは、励磁コア凸部51bから周方向に異なる方向にずれて配置されている。支持筒11の径方向から見た時、検出コア凸部53bと励磁コア凸部51bとを結ぶ線は回動軸線Lに対して45°傾斜している。なお、図2では理解を容易にするため、検出コア凸部53bおよびこれに巻かれた検出コイル55を、励磁コア凸部51bと同様に断面にして示している。
【0036】
図示しない発信器から上記励磁コイル52に高周波電流を供給すると、支持筒11、励磁コア51、磁歪層31bを含む磁気回路に、磁束が発生する。
【0037】
モータ21が駆動しない状態では、上記トルク伝達筒31にトルクは発生せず、磁歪層31bの歪みはゼロである。
モータ21が駆動し、減速機構40を介してトルク伝達筒31の入力端にトルクが付与されると、このトルクはトルク伝達筒31を介してトルク伝達筒31の出力端に固定されたリンク3に伝達される。この際、トルクの大きさに対応して磁歪層31bが歪む。
【0038】
磁歪層31bは上記歪みに伴い透磁率が変化し、8つの検出コイル55に誘導起電力が発生する。図示しない演算部では、その誘導起電力に基づき、上記トルクを算出することができる。
【0039】
次に、本発明の他の実施形態について図を参照しながら説明する。これら実施形態において先行する実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図3に示す第2実施形態では、リンク2の先端部に第1実施形態と同様の鍔部2aの他に、この鍔部2aと平行をなす鍔部2bを有している。他方、リンク3の基端部にも、第1実施形態と同様の鍔部3aの他に、この鍔部3aと平行をなす鍔部3bを有している。
上記鍔部2bに、ベアリングを含む回転支持部60を介して鍔部3bを回転可能に連結することにより、リンク3をリンク2に安定して連結することができる。
【0040】
図4に示す第3実施形態では、人力による駆動源120を備えている。この駆動源120は、固定側の部材2’に対して回転可能に支持されたシャフト121と、その一端から直交して延びるクランク部122と、このクランク部122に固定ないしは回転可能に連結された操作部123とを有している。操作部123はハンドルやペダル等からなる。この操作部123を介して人力により、シャフト121にトルクを付与するようになっている。
【0041】
上記シャフト121は、支持筒11内を同軸をなして貫通している。このシャフト121の先端部は支持筒11から突出した回転出力軸125として提供される。この回転出力軸125は、減速機構140を介してトルク伝達筒31に連結されている。
【0042】
上記減速機構140は遊星歯車機構からなり、出力軸125に固定されたサンギア141と、トルク伝達筒31に固定されたリングギア142と、これらサンギア141とリングギア142との間に介在されて噛み合う複数のプラネタリギア143とを有している。プラネタリギア143を回転可能に支持するキャリア144は、支持筒11に固定されている。
【0043】
図5に示す第4実施形態では、駆動源20の配置が第1実施形態と異なり、他は第1実施形態と同様である。この実施形態では、駆動源20は支持筒11に収容されておらず、減速機構40を挟んで支持筒11の反対側に配置されている。駆動源20のモータケースは、固定側の部材2’に固定されている。なお、この実施形態では、支持筒11の代わりに中実の支持シャフト(支持部材)を用いてもよい。
【0044】
本発明は、上記実施例に制約されず、種々の態様を採用することができる。例えば、トルク伝達筒自体を磁歪特性の高い材料で形成する場合には、前述した特許文献5〜7と同様に磁歪層を形成しなくてもよい。また、磁歪層は、トルク伝達筒の本体内周に接着してもよい。
検出手段による磁歪材の歪みに基づくトルク検出方法は特許文献1〜8に示すように多様であり、上記実施形態に制約されない。検出手段は、特許文献8と同様に検出コイルを省くこともできる。
減速機構は上記のハーモニックドライブや遊星歯車減速機に限定されず、サイクロ減速機やRV減速機など入力軸と出力軸が同軸をなす減速機構であればよい。
駆動源は、モータや人力に限らず駆動源またはその出力軸が支持筒内に納まるものであればエンジンやタービンであってもよい。
支持筒11を磁気回路構成部として用いる代わりに、別途ヨーク材を設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、トルク検出を必要とするあらゆる分野に適用することができる。
【符号の説明】
【0046】
2 ロボットアームのリンク(固定側の部材)
2’ 固定側の部材
3 ロボットアームのリンク(負荷側の部材)
3’ 負荷側の部材
11 支持筒
20,120 駆動源
23,125 回転出力軸
31 トルク伝達筒
31a 本体
31b 磁歪層(磁歪材)
40,140 減速機構
41 サーキュラスプライン
42 フレクスプライン
43 ウエブジェネレータ
43a 楕円カム
50 検出手段
51 励磁コイル
55 検出コイル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端がトルク入力端として提供され、他端がトルク出力端として提供され、少なくともその内周の一部分が磁歪材として提供されるトルク伝達筒と、
上記トルク伝達筒の内部に収容され、トルク伝達筒にトルクが生じた時の上記磁歪材の歪みに伴う透磁率の変化に基づき、上記トルクを検出する検出手段と、
を備えたことを特徴とする磁歪式トルク検出装置。
【請求項2】
上記トルク伝達筒は、筒形状の本体と、この本体の内周に形成され本体より磁歪特性の高い材料からなる磁歪層を有し、この磁歪層が上記磁歪材として提供されることを特徴とする請求項1に記載の磁歪式トルク検出装置。
【請求項3】
上記磁歪層が、上記本体の内周に溶射された金属ガラスからなることを特徴とする請求項2に記載の磁歪式トルク検出装置。
【請求項4】
上記トルク伝達筒の内部には、このトルク伝達筒と同軸をなして軸方向に延びる支持部材が配置され、この支持部材の外周に上記検出手段が支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁歪式トルク検出装置。
【請求項5】
上記支持部材が支持筒からなり、
上記支持筒の一端に上記トルク伝達筒の出力端が回動可能に支持され、
上記支持筒の他端から駆動源の回転出力軸が支持筒と同軸をなして突出し、この回転出力軸と上記トルク伝達筒の入力端とが減速機構を介して連結されており、
上記支持筒の一端が固定側の部材に連結され、上記トルク伝達筒の出力端が負荷側の部材に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の磁歪式トルク検出装置。
【請求項6】
上記支持筒内に上記駆動源が収容固定されていることを特徴とする請求項5に記載の磁歪式トルク検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−73151(P2012−73151A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−218931(P2010−218931)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サイクロ
【出願人】(000110251)トピー工業株式会社 (255)
【出願人】(504180239)国立大学法人信州大学 (759)