説明

移動体通信ネットワークのための方法及び装置

【課題】無線基地局とUEとの間のRRC手順の再構成を同期させるための改良された手順を提供する。
【解決手段】UEによって使用されるべき新しい構成を、追加的なUE識別子と関連づけることによって実現される。UEは通常は第1のUE識別子によって識別されるが、再構成メッセージにおいてUEが追加的なUE識別子を有することが通知される。新しい構成が作動する場合には、UEは追加的なUE識別子によって識別される。よって、無線基地局が、追加的なUE識別子を含む要求に対するUEからの応答を検出すると、無線基地局はUEが新しい構成を作動させたと判定できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体通信ネットワークのための方法及び装置に関する。また、本発明は、無線リソース制御手続の同期に関する。
【背景技術】
【0002】
UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の無線接続ネットワークを識別する用語であり、そこでは、UTRANは、無線ネットワーク制御装置(RNC)及びノードB(即ち、無線基地局)で構成される。ノードBは、移動体ユーザ機器(UE)と無線で通信し、RNCはノードBを制御する。RNCは更に、コア・ネットワーク(CN)に接続される。E−UTRAN(Evolved-UTRAN)は、高データレート、低レイテンシ及びパケット最適化がなされた無線接続ネットワークへの、UTRANの発展系である。更に、E−UTRANは、無線基地局(eNB)を有し、eNB同士は相互接続されると共に、EPC(Evolved Packet Core Network)に接続される。E−UTRANはまた、LTE(Long Term Evolution)とも呼ばれ、3GPP(3rd Generation Partnership Project)内で標準化されている。
【0003】
無線リソース制御プロトコル(RRC:TS 36.331において定義)は、UEの低レイヤの構成・再構成に関与するシグナリング・プロトコルである。これらの低レイヤは、物理レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御プロトコル(RLC)及びパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)を含む。RRCは、また、例えば、UE測定値の構成・再構成に関与している。RRCプロトコルはまた、接続モードの移動性を支配している。RRCプロトコルは、eNB及びUEのそれぞれにおいて終了する。
【0004】
RRC仕様は、いくつかの機能及び手順を含む。1つの機能は、図1に示すように、UEの再構成に関連する。
【0005】
この手順では、E−UTRAN内のeNBが、UEに対して送信される再構成メッセージを発行する。当該メッセージの受信に成功し、再構成手順が成功裏に完了すると、UEは再構成メッセージにおいて指示されたパラメータ及び機能を再構成し、完了メッセージによりeNBに応答する。再構成メッセージは、数多くの様々な内容を含むことができ、そこには、L1、MAC、RLC、PDCP或いは測定パラメータを含むことができる。ハンドオーバを同一メッセージにおいて命令してもよい。
【0006】
共有チャネル上でのスケジューリングされた送信では、スケジューリング・コマンドがどのUEに対するものであるかを識別するために、スケジューリングされた送信のUE識別子が、アウトバウンドの制御チャネル(UTRANダウンリンクではHS−SCCH、E−UTRANではPDCCH)上で伝達されなければならない。UTRAN及びE−UTRANでは、この識別子は明示的には送信されないが、黙示的にCRC計算値及びHS−SCCHチャネル符号化に含められる。
【0007】
上述の識別子は、単一のUEがスケジューリングされる場合のみ、UEに対して一意でなければならない。UTRANでは、このダウンリンク(HS−DSCH)識別子はHS−RNTIと呼ばれ、その一方でアップリンク(E−DCH)スケジューリングがE−RNTI(RNTI−Radio Network Temporary Identity(無線ネットワーク一時識別子))に基づく。LTEでは、一意のUE識別子についての現在の省略表現はC−RNTIであり、ここで“C”は、このUE識別子がセル内でUEについて一意であることを反映している。UEは、いくつかのそのような識別子と関連づけられたスケジューリング・コマンドに従ってもよい。
【0008】
LTEでは、スケジューリングはアップリンク及びダウンリンクの両方において、eNBの管轄である。
【0009】
・ダウンリンク(DL)では、正しいUEがデータを正確にデコードできるようにするために、PDCCH上の情報は、DL−SCH上のデータと並列に送信される。
【0010】
・アップリンク(UL)では、UEがデータを正確にエンコードし、送信できるようにするために、PDCCH上の情報は、UEがデータをUL−SCH上で送信すべきイベントよりも前に送信される。
【0011】
上述のデータの受信に成功するために、2つのピア(UE及びeNB)は、互換性のある構成を有していることが重要である。
【0012】
UEとeNBとの間の通信では、2つのピアが互換性のある構成を有していること、即ち、送信器及び受信器が、全てのプロトコルレベルで互換性のある通信方式を使用していることが、しばしば非常に重要となる。よって、UEとeNBとが、同時に新しい再構成を使用することが重要、或いは、少なくとも望ましい。
【0013】
上述のRRC再構成メッセージは、送信エラーをもたらす高速フェージングや低速フェージングといったように、リンク品質が大きく変化するところのエア・インタフェースを介して送信される点に注意すべきである。よって、再構成メッセージが紛失したり、或いは、より低いレイヤプロトコルによる再送信により遅延が生ずることがある。LTE RLCは、ARQ(自動再送要求)をサポートし、LTE MACはそのような送信エラーからの復帰のためにハイブリッドARQをサポートする。
【0014】
このように、eNBは、UEがいつ新しい構成を使い始めたかを正確に知ることは困難かもしれない。また、ARQやHARQフィードバックでは、送信エラーを生ずることがある点にも注意すべきであり、そのような指示のみが、UEがいつRRC接続再構成メッセージの受信に成功するかの手がかりを与えてくる。メッセージ内で指示された再構成手順を完了させるためにUEが必要とする処理時間が不確定であることは、UEが、ある構成から別の構成に切り替える準備をいつ整えたかの不確定性を増大させるであろう。いつ再構成が完了したかのタイミングが不確定である点について、図1では点線ボックスで示している。
【0015】
特定の例では、eNBがレイヤ1MIMO再構成を発行した場合を考慮する。ここでは、UEは現在、例えば、送信ダイバーシチで物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信するように構成されている。しかしながら、空間多重化のためにPDSCHを再構成することが望まれる。利用可能なMIMO手法のセットのうちの1つに対して構成されたUEが、送信器(eNB)が異なる手法を利用している場合に、PDSCHを受信することができないことは明らかであろう。よって、もしPDSCHの再構成が非同期であれば、UEとeNBとの間の接続が失われる危険がある。
【0016】
例えば、重要なL1再構成を含むDL RRC接続再構成メッセージの送信の間に、HARQフィードバック・エラーが発生した場合を考える。HARQフィードバックエラーは、HARQ送信器が、受信器から受信したフィードバックを誤って解釈した場合を定義する。
【0017】
否定応答(NACK)が、eNBにより肯定応答(ACK)として解釈された場合を考える。このようなエラーは、NACK−to−ACKエラーと呼ばれる。
【0018】
この場合、eNBは、UEが再構成メッセージの受信に成功したとみなし、例えば誤ってデコードされたACKの受信から10ms以内に新しい構成を使用するであろう。しかしながら、eNBが新しい構成に切り替わっても、UEは再構成メッセージを受信していないので、UEは再構成されたPDSCH上でどんなデータも受信できないであろう。同様に、再構成が重要なアップリンクL1パラメータの再構成を含んでいた場合には、eNBは、どんなUL送信であっても、それを受信する手立てを失うかも知れない。
【0019】
UTRAN(TS RRC 25.331)では、この同期問題を“起動時間(activation time)”(特定の接続フレーム番号:CFNの参照)によって解決している。この起動時間は、UEがノードBと完全に同時に新しい構成を確実に使用し始めることができるようにするために、RRCメッセージ内に含めることができる。構成メッセージがUEにより受信され、UEが要求された再構成を発行する時間を有することができるように、参照されるCFNは十分に遠い将来に発生するものであるべきである。動作が成功すれば、UE及びノードBは、完全に同時に再構成された構成に切り替わる。
【0020】
RRCメッセージは、無線リンク制御(RLC)再送信が行われがちなので、起動時間は、メッセージの再送を許容するぐらいに十分に将来において設定されなければならない。例え平均的な再送信遅延が小さい場合であっても、何度か再送信を必要とする数パーセントのメッセージが存在する。起動時間は、UTRANにおける同期再構成が比較的長い遅延を引き起こすことになる最悪のケースをカバーするように設定される必要がある。このことは、シグナリングのパフォーマンスに影響を与える。
【0021】
よって、起動時間以外で、UEにおける現在の構成に関する曖昧さが適切に排除されるようなLTEにおける同期再構成のためのソリューションを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0022】
よって、本発明の目的とするところは、無線基地局とUEとの間のRRC手順の再構成の同期のための改善された手順を提供することである。
【0023】
これは、UEにより使用される新しい構成を、追加的なUE識別子と関連づけることにより達成される。UEは、通常は第1のUE識別子により識別されるが、再構成メッセージにおいてUEが追加的なUE識別子を有することが通知される。新しい構成が作動する場合、UEは追加的なUE識別子により識別される。よって、無線基地局が、UEが要求に対して応答したことを検出すると、当該応答には追加的なUE識別子が含まれており、無線基地局は、UEが新しい構成を作動させたと判定できる。
【0024】
本発明の第1の側面によれば、無線基地局が、UEがいつ新しい構成を開始する準備ができたかを決定することができるようにするために、ユーザ機器(UE)及び無線基地局において無線リソースの再構成を作動させるための、該無線基地局における方法が提供される。ここで、再構成が行われるユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能である。当該方法では、ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、ユーザ機器のための第2のUE識別子を含む再構成メッセージが送信される。ここで、第2のUE識別子は新しい構成と関連づけられている。新しい構成を作動させ、ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信する。ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信した場合に、ユーザ機器が新しい構成において送受信を開始する準備が整っている。
【0025】
本発明の第2の側面によれば、無線基地局が、UEがいつ新しい構成を開始する準備ができたかを決定することができるようにするために、無線リソースの再構成をユーザ機器及び無線基地局において作動させるための、該ユーザ機器(UE)における方法が提供される。ここで、再構成が行われるユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能である。当該方法では、ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、ユーザ機器のための第2のUE識別子を含む再構成メッセージが受信される。なお、第2のUE識別子は、新しい構成と関連づけられている。UEは新しい構成を作動させ、ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨を無線基地局に通知する。
【0026】
本発明の第3の側面によれば、無線基地局が、UEがいつ新しい構成を開始する準備ができたかを決定することができるようにするために、ユーザ機器(UE)及び無線基地局において無線リソースの再構成を作動させるための無線基地局が提供される。なお、再構成が行われるユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能である。無線基地局は、ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、ユーザ機器のための識別子であって新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを送信する送信器と、新しい構成を作動させるプロセッサユニットと、ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信する受信器と、ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信した場合に、ユーザ機器が新しい構成において送受信を開始する準備が整っていると判断するプロセッサユニットとを備える。
【0027】
本発明の第4の側面によれば、無線基地局が、UEがいつ新しい構成を開始する準備ができたかを決定することができるようにするために、無線リソースの再構成をユーザ機器及び無線基地局において作動させるためのユーザ機器(UE)が提供される。なお、再構成が行われるユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能である。ユーザ機器は、該ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、ユーザ機器のための識別子であって新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを受信する受信器を備える。ユーザ機器は更に、新しい構成を作動させるプロセッサユニットと、ユーザ機器が第2のUE識別子によって識別可能である旨を無線基地局に通知する送信器とを備える。
【0028】
本発明の実施形態の効果は、再構成を同期させるための起動時間が必要ないので、UEと無線基地局との両方において同時に使用されるようにするために、ネットワークはより少ない遅延で新しい構成を始動させることができる点である。特に本発明の実施形態によれば、起動時間を用いるソリューションとは異なり、再構成メッセージをUEが受信し処理したら直ちに新しい構成を作動させることができる。起動時間を用いる場合、起動時間は、UEにおける最長の再構成遅延のみならず、再構成メッセージの送信の最悪の遅延よりも大きい値となるように設定されなければならない。作動遅延が短すぎると、UEが準備完了するよりも前に無線基地局が新しい構成を使用し始めることがあり、これは潜在的に接続損失に繋がる。そこで、本発明の実施形態では、平均再構成遅延は、起動時間の利用と比較して減少される。更に、本発明の実施形態に従うソリューションは、より耐性があり、積極的過ぎる起動時間値による接続損失の危険はない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来技術に従うRRC再構成手順を示す図である。
【図2】本発明のある実施形態に従う再構成手順を示す図である。
【図3】本発明の別の実施形態に従う再構成手順を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に従う方法のフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に従う方法のフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に従うUEと無線基地局の構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明は、発明の好適な実施形態を示す添付の図面を参照してより詳細に説明される。しかしながら、本発明は、多くの種々の形態において実施されてもよく、ここで説明される実施形態に限定して解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が完璧かつ完全となるように、また当業者に本発明の範囲を十分に伝えるように提供されている。全体を通じて、類似の番号は類似の要素を指す。
【0031】
更に、当業者は理解するであろうが、以下に説明する手段及び機能は、プログラムされたマイクロプロセッサや汎用コンピュータと協働して動作するソフトウェアを利用して実現されてもよいし、ASICを利用して実現されてもよいし、その両方であってもよい。また、本発明は主として方法及び装置の形態において記述されるが、本発明はコンピュータ・プログラムや、コンピュータ・プロセッサ及びプロセッサと結合されたメモリを有するシステムとして実現してもよい。ここで、メモリは、本明細書で説明する機能を実行するための1以上のプログラムでエンコードされている。
【0032】
従って、本発明は、ユーザ機器(UE)、無線基地局(RBS)、及び、UEとeNBとの間で新しい構成を同期して作動させるための方法を提供する。本発明の方法及び構成を利用することで、eNBはUEが新しい構成を利用する準備がいつ整ったかを判定することができる。これは、UEにより使用される新しい構成を、第2のUE識別子と関連づけることにより実現される。UEは、通常は、第1のUE識別子により識別されるが、再構成メッセージにおいてUEが第2のUE識別子も有することが通知される。新しい構成が作動される場合、UEは第2のUE識別子により識別される。よって、無線基地局がUEが第2のUE識別子により識別可能であることを検出すると、無線基地局はUEが新しい構成を作動させたと判断できる。本発明の利用により、eNBは、再構成メッセージの送信における不確定性にかかわらず、UEが新しい構成を使用することに成功したかどうかを推定することが可能となる。
【0033】
ここで、元々の構成は“古い構成(旧構成)”として定義され、再構成された構成は、“新しい構成(新構成)”として定義される。
【0034】
以下、本発明の実施形態をLTEネットワークとの関連において記述する。しかしながら、当業者であれば、この実施形態がLTEに限定されるものではなく、他の無線通信ネットワークにも適用可能であることを理解するであろう。
【0035】
ここで図2を参照すると、LTEネットワークの無線基地局(eNB)とUEが記載されている。eNBは、EPC(Evolved Packet Core)ネットワークに接続されている。さらに、UEは、セル内におけるUEの一意の識別子であるところのC−RNTIとして例示された第1のRNTI(Radio Network Temporary Identifier)により識別されている。第1のステップ201では、eNBはRRC接続再構成メッセージをUEに送信する。RRC接続再構成メッセージは、新しい構成の指示と、新しい構成と関連づけられた第2のC−RNTIを含む。ここで、第2のC−RNTIはUEを新しい構成との関連で識別する。
【0036】
第2のステップ202でUEは、UEにおけるRRC再構成手順が完了する前に、再構成メッセージに対して確認応答するために、HARQフィードバックを送信してもよい。新しい構成は、ステップ203においてUE内で作動され、eNBは、ステップ204において、第2のC−RNTIを利用してUEをスケジューリングし、それによって新しい構成を作動させる。そして、UEは、RRC再構成完了メッセージをステップ206で送信する。RRC構成完了メッセージは、この例では、新しい構成において送信される。しかしながら、RRC再構成完了メッセージは、実際の再構成の前、或いは、後の何れにおいて送信されてもよい点に注意すべきである。このことは、いくつかの他のデータが並列に、或いは、RRC構成完了メッセージの直前に送信されることを排除するものではない。もし、再構成の後に送信されると、RRC構成完了メッセージは、新しい構成において送信された最初のデータ片の1つということになる。
【0037】
また、UEは、受信の成功の後或いは再構成メッセージのFARQ確認応答の後、所定の時間(ミリ秒)後、或いは、所定のサブフレーム後に、再構成の使用を開始してもよい。このことは、UEに再構成メッセージの内容を処理するための時間を保証し、eNBにUEにおける受信ステータスのフィードバックの受信を保証する。
【0038】
上述のように、HARQフィードバックには受信エラーが起きるので、ゆえにeNBは、構成メッセージの受信の成功及びUEにおける再構成手順の成功に関連した、UEに期待されるステータスとUEの現実のステータスとの間のずれから復帰するためのメカニズムを提供する。ここでの復帰には、以下のeNBの実施形態を含む。
【0039】
1.NACK−to−ACKエラー:再構成メッセージがUEによって受信されていない。eNBはUEが“新しい”C−RNTIでのスケジューリングに応答しないことを検知し、UEとの接続を“古い”C−RNTIでのスケジューリングにより復帰させてもよい。
【0040】
2.ACK−to−NACKエラー:eNBはUEが古い構成を依然として使用していることを推測しているが、UEは新しい構成を既に使用している。UEが“古い”C−RNTIに応答しない場合、UEへの接続はeNBにより“新しい”C−RNTIでのUEへのスケジューリングにより修復される。
【0041】
UEが再構成メッセージを受信したが、当該メッセージがUEによって拒絶された場合、UEは既に同意した手順きに従い、“古い”C−RNTIを利用してアップリンク・リソースを要求するべきである。
【0042】
上述のように、ステップ204では、eNBはスケジューリング・コマンドをUEに送信する。ここで、UEは少なくとも第2のRNTIによって識別される。新しいC−RNTIでのスケジューリングコマンドに対する応答を受信できるように、ステップ205においてeNBは新しい構成を作動させる。UEがステップ207において、このスケジューリング・コマンドに従う場合、UEが新しい構成と関連づけられている第2のRNTIに応答するので、eNBはUEが新しい構成を起動していると判断することができ、新しい構成での送信がステップ208で開始できる。eNBは、UEを両方のRNTIを用いてスケジューリングしてもよいが、eNBは、新しいRNTIでUEが応答する場合にのみ、再構成が成功したことを知ることができる。もし、両方のRNTIを利用する場合、UEは1回に1つのRNTIに対して応答するかも知れない。もし、UEが1回に1つのRNTIを使用するように構成されている場合、UEは、第2のRNTIとそれに関連する構成の利用を開始していれば、第1のRNTIと関連するいかなるコマンドに対する応答も停止するであろう。もしUEがスケジューリング・コマンドに対して応答しない場合、eNBは“古い”RNTIでのスケジューリングによりUEを復帰させるように試みることができる。この場合、eNBは古い構成を再度利用すべきである。復帰の必要性は、例えば、上述のNACK−to−ACKエラーにおいて生じ得る。
【0043】
複数のC−RNTI(各C−RNTIは、上記特定の構成と関連づけられる)が同一のUEに割り当てられているアプローチは、eNBが明瞭にUEがどの構成を現在使用しているかを明確に推定することができるように、UEの再構成をeNBと同期させる手段を提供する。同一の結果は、1回に1つのRNTIを使用するUEによっても達成することができる。ここでは、UEは、第2のRNTIの使用を開始すると、第1のRNTIを除去する。
【0044】
UEがいつ新しい構成の使用を開始したかのタイミングの不確定性を減少させる別の方法は、本発明の更なる実施形態において説明される。これらの実施形態は、UEに、新しい構成の使用を開始する前に、図3に示す再構成メッセージと関連づけられたランダムアクセス手順のようなUE主導手順を実行させるためのコマンド・メカニズムを導入する。即ち、eNBは、ステップ301において、RRC再構成メッセージを送信する。当該メッセージは、新しい構成、該新しい構成と関連づけられた第2のC−RNTIのような第2のUE識別子、第2のC−RNTIを利用したUE主導手順実行のUEに対する要求を含む。もし、UEがRRC再構成メッセージを正確にデコードした場合、UEはステップ302において新しい構成を作動させ、ステップ303においてレイヤ2確認応答を送信する。UE主導手順の実行要求に応答して、UEは、UE主導手順をステップ305において第2のC−RNTIを利用して開始する。eNBがステップ306で、UEが要求されたUE主導手順を開始したことを検出すると、eNBはUEは新しい構成を使用する準備ができたと判定することができる。UE主導手順を検出する間、或いは、好ましくは検出の後、eNBはステップ304において新しい構成を作動させる。(一般に、UE主導手順(例えば、RACH手順)は、RNTIと関連づけられた実際の再構成とは独立である。即ち、eNBは、UEによるRA試行を受信する準備をしておけばよい。)新しい構成を利用して、UEはステップ307においてレイヤ3(RRC再構成完了メッセージ)確認応答を送信する。しかしながら、RRC再構成完了メッセージは、実際の再構成の前、或いは、後の何れにおいて送信されてもよいことに注意すべきである。また、新しい構成でのUEとeNBとの間での送信は、ステップ308により開始される。
【0045】
このアプローチでは、eNBは、UEがUE主導手順を開始したことを検出すると、UEが新しい構成を使用することを推定できる。即ち、UE主導手順がランダムアクセス手順である場合、UEがランダム・アクセス・チャネル(RACH)に現れると、eNBは、UEがUE主導手順を開始した(この場合ではまた、完了した)ことを検知する。
【0046】
eNBは、非衝突(contention free)リソースをRA試行に対して割り当ててもよい。本発明によれば、再構成メッセージ内のコマンドによるRA手順が、UEやeNBにより開始された他のどのようなランダムアクセス試行とも区別できるように、新しい構成は第2のUE識別子(例えば、第2のC−RNTI)と関連づけられる。
【0047】
さらに、UEは複数のUE識別子(例えば、複数のC−RNTI)でスケジュールされるように構成されてもよい。このとき、複数のUE識別子のそれぞれは、1つの構成と関連づけられる。従って、UEは、各UE識別子と関連づけられた構成に対応するコマンドに従うように構成されてもよい。さらに、eNBは、複数UE構成をUEに対し構成、或いは、再構成してもよい。ここでは、各構成は、一意のUE識別子と関連づけられる。
【0048】
この場合、複数の識別子がUEに対して設定され、それぞれ独立の識別子と関連づけられる。そのような場合、ある構成が、他を再構成している場合に利用されてもよい。さらに、利用可能なRNTIを用いて、単純に許可を与えることにより、異なる構成間で切替を行うことも可能である。
【0049】
図4及び図5のフローチャートに示されるように、本発明の実施形態は、UEにおける方法及びeNBにおける方法に関連する。当該方法は、UE及び無線基地局における無線リソース再構成の作動に関連する。ここでは、再構成がなされるUEは、第1のUE識別子によって識別可能である。当該方法により、eNBはUEがいつ新しい構成を利用する準備ができたかを判定することができる。
【0050】
図4に示す無線基地局における方法は、以下のステップを備える。
【0051】
401:UEにより使用されるべき新しい構成を指示する再構成メッセージを送信する。ここで、再構成メッセージは、UEのための第2のUE識別子を含み、当該第2のUE識別子は新しい構成と関連づけられている。
【0052】
402:新しい構成を作動させる。
【0053】
403:UEが第2のUE識別子によって識別可能であることの通知を受信する。ここで、実施形態によっては、ステップ403はステップ402より前に実行されてもよい。
【0054】
404:UEが第2のUE識別子によって識別可能であることの通知を受信した場合、UEが新しい構成において送受信を開始する準備ができたと判定する。
【0055】
ある実施形態では、ステップ403は、以下のステップを更に含む。
【0056】
403a:少なくとも第2のUE識別子を利用して、UEに対してスケジューリング・コマンドを送信する。
【0057】
403b:第2のUE識別子を含むスケジューリング・コマンドに対する応答を受信する。
【0058】
更なる実施形態によれば、再構成メッセージは、UEに対する、再構成と関連するUE主導手順実行の要求を含む。また、ステップ403は、UE主導手順が開始されたことの通知を検出するステップ403cを含む。
【0059】
図5に示すUEにおける方法は、以下のステップを備える。
【0060】
501:UEによって使用されるべき新しい構成を指示する再構成メッセージを受信する。ここで、再構成メッセージは、UEのための第2のUE識別子を含み、当該第2のUE識別子は新しい構成と関連づけられている。
【0061】
502:新しい構成を作動させる。
【0062】
503:無線基地局に対し、UEが第2のUE識別子によって識別可能であることを通知する。
【0063】
ある実施形態では、ステップ503は、以下のステップを更に含む。
【0064】
503a:スケジューリング・コマンドを受信する。ここで、UEは少なくとも第2のUE識別子により識別される。
【0065】
503b:スケジューリング・コマンドに対する応答を送信する。
【0066】
更なる実施形態によれば、再構成メッセージは、UEに対する、再構成と関連するUE主導手順実行の要求を含む。また、ステップ503は、再構成と関連するUE主導手順を開始するステップ503cを含む。
【0067】
このように、本発明の実施形態は、図6に示されるような無線基地局601(例えば、eNB)及びUE600に関連する。再構成がなされるUEは、第1のUE識別子により識別が可能である。無線基地局は、UEによって使用されるべき新しい構成を示す再構成メッセージを送信するために、送信器を備える。ここで、再構成メッセージは、UEのための第2のUE識別子を含み、当該第2のUE識別子は、新しい構成と関連づけられる。無線基地局は更に、新しい構成を作動させるためにプロセッサユニット604を備える。UEは、再構成メッセージを受信するために受信器605を備える。さらに、UEは、新しい構成を作動させるためにプロセッサユニット606を備え、UEは、新しい構成を作動させたことにより第2のUE識別子によって識別可能であることを無線基地局に対して通知するために、送信器607を備える。また、無線基地局は更に、UEが第2のUE識別子によって識別可能であることの通知を受信するための受信器603を備え、UEが第2のUE識別子により識別可能である旨の通知を受信した場合に、UEが新しい構成を使用する準備ができていると判定するためのプロセッサユニット604を備える。
【0068】
無線基地局の送信器602は、少なくとも第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドをUEに対して送信するように更に構成され、UEの受信器は、当該スケジューリング・コマンドを受信するように更に構成される。よって、無線基地局の受信器603は、第2のUE識別子を伴うスケジューリング・コマンドに対する応答を受信するように構成され、UEの送信器602は、スケジューリング・コマンドに対する応答を送信するように構成される。
【0069】
無線基地局の送信器602は更に、少なくとも第2のUE識別子を利用して、UEにスケジューリング・コマンドを送信するように構成される。例えば、再構成メッセージに対する確認応答は、無線基地局においてUEから受信する。
【0070】
ある実施形態によれば、再構成は、再構成と関連づけられたUE主導手順の実行をUEに対して要求することを含む。この場合、UEのプロセッサユニット606は、再構成と関連づけられたUE主導手順を開始するように構成され、無線基地局の受信器603は、UE主導手順が開始されたことを検出するように構成される。
【0071】
本発明は、上述の好適な実施形態に限定されるものではない。様々な代替物、修正及び均等物を利用することが可能である。よって、上記実施形態は、特許請求の範囲において定義される本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)及び無線基地局において無線リソースの再構成を作動させるための、該無線基地局における方法であって、再構成が行われる前記ユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能であり、
前記ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、前記ユーザ機器のための識別子であって前記新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを送信する工程と、
前記新しい構成を作動させる工程と、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信する工程と、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信した場合に、前記ユーザ機器が前記新しい構成において送受信を開始する準備が整っていると判断する工程と
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記通知を受信する工程は、
前記ユーザ機器に対して、少なくとも前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信する工程と、
前記第2のUE識別子を伴う前記スケジューリング・コマンドに対する応答を受信する工程と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ機器に対して、少なくとも前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信する工程は、前記再構成メッセージに対する確認応答を前記ユーザ機器から前記無線基地局が受信した場合に実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ機器に対して、前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信する工程は、前記再構成メッセージに対する確認応答を前記ユーザ機器から前記無線基地局が受信してから所定時間が経過した後に実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記再構成メッセージは、前記ユーザ機器に対する、前記再構成と関連するユーザ機器主導の手順の実行要求を含み、
前記通知を受信する工程は、
前記ユーザ機器主導の手順が始まったことの通知を検出する工程
を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザ機器主導の手順は、ランダムアクセス手順であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記再構成は、無線リソース制御プロトコル・メッセージにおいて送信されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のUE識別子及び第2のUE識別子は、無線ネットワーク一時識別子によって、それぞれ表されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
無線リソースの再構成をユーザ機器及び無線基地局において作動させるための、該ユーザ機器(UE)における方法であって、再構成が行われる前記ユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能であり、
前記ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、前記ユーザ機器のための識別子であって前記新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを受信する工程と、
前記新しい構成を作動させる工程と、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨を前記無線基地局に通知する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項10】
前記通知する工程は、
スケジューリング・コマンドを受信する工程と、
前記スケジューリング・コマンドに対する応答を送信する工程と
を含み、
前記ユーザ機器は少なくとも前記第2のUE識別子により識別されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記再構成メッセージは、前記ユーザ機器に対する、前記再構成と関連するユーザ機器主導の手順の実行要求を含み、
前記通知する工程は、
前記再構成と関連づけられた前記ユーザ機器主導の手順を開始する工程
を含むことを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザ機器主導の手順は、ランダムアクセス手順であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記再構成は、無線リソース制御プロトコル・メッセージにおいて受信されることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のUE識別子及び第2のUE識別子は、無線ネットワーク一時識別子によって、それぞれ表されることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
ユーザ機器(UE)及び無線基地局において無線リソースの再構成を作動させるための、該無線基地局であって、再構成が行われる前記ユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能であり、
前記ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、前記ユーザ機器のための識別子であって前記新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを送信する送信器と、
前記新しい構成を作動させるプロセッサユニットと、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信する受信器と、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨の通知を受信した場合に、前記ユーザ機器が前記新しい構成において送受信を開始する準備が整っていると判断するプロセッサユニットと
を備えることを特徴とする無線基地局。
【請求項16】
前記送信器は、前記ユーザ機器に対して、少なくとも前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信するように更に構成され、
前記受信器は、前記第2のUE識別子を伴う前記スケジューリング・コマンドに対する応答を受信するように更に構成されている
ことを特徴とする請求項15に記載の無線基地局。
【請求項17】
前記送信器は、前記再構成メッセージに対する確認応答を前記ユーザ機器から前記無線基地局が受信した場合に、前記ユーザ機器に対して、前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信するように更に構成されていることを特徴とする請求項16に記載の無線基地局。
【請求項18】
前記送信器は、前記再構成メッセージに対する確認応答を前記ユーザ機器から前記無線基地局が受信してから所定時間が経過した後に、前記ユーザ機器に対して、少なくとも前記第2のUE識別子を利用してスケジューリング・コマンドを送信するように更に構成されていることを特徴とする請求項17に記載の無線基地局。
【請求項19】
前記再構成メッセージは、前記ユーザ機器に対する、前記再構成と関連するユーザ機器主導の手順の実行要求を含み、
前記受信器は、前記ユーザ機器主導の手順が始まったことの通知を検出するように構成されていることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載の無線基地局。
【請求項20】
前記ユーザ機器主導の手順は、ランダムアクセス手順であることを特徴とする請求項19に記載の無線基地局。
【請求項21】
前記再構成は、無線リソース制御プロトコル・メッセージにおいて送信されることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載の無線基地局。
【請求項22】
前記第1のUE識別子及び第2のUE識別子は、無線ネットワーク一時識別子によって、それぞれ表されることを特徴とする請求項15乃至21のいずれか1項に記載の無線基地局。
【請求項23】
無線リソースの再構成をユーザ機器及び無線基地局において作動させるための、該ユーザ機器(UE)であって、再構成が行われる前記ユーザ機器は、第1のUE識別子によって識別可能であり、
前記ユーザ機器によって使用されるべき新しい構成を指示するための再構成メッセージであって、前記ユーザ機器のための識別子であって前記新しい構成と関連づけられた識別子である第2のUE識別子を含む再構成メッセージを受信する受信器と、
前記新しい構成を作動させるプロセッサユニットと、
前記ユーザ機器が前記第2のUE識別子によって識別可能である旨を前記無線基地局に通知する送信器と、
を備えることを特徴とするユーザ機器。
【請求項24】
前記受信器は、スケジューリング・コマンドを受信するように更に構成され、
前記送信器は、前記スケジューリング・コマンドに対する応答を送信するように更に構成され、
前記ユーザ機器は少なくとも前記第2のUE識別子により識別されることを特徴とする請求項23に記載のユーザ機器。
【請求項25】
前記再構成メッセージは、前記ユーザ機器に対する、前記再構成と関連するユーザ機器主導の手順の実行要求を含み、
前記プロセッサユニットは、前記再構成と関連づけられた前記ユーザ機器主導の手順を開始するように更に構成されていることを特徴とする請求項23または24に記載のユーザ機器。
【請求項26】
前記ユーザ機器主導の手順は、ランダムアクセス手順であることを特徴とする請求項25に記載のユーザ機器。
【請求項27】
前記再構成は、無線リソース制御プロトコル・メッセージにおいて受信されることを特徴とする請求項23乃至26のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項28】
前記第1のUE識別子及び第2のUE識別子は、無線ネットワーク一時識別子によって、それぞれ表されることを特徴とする請求項23乃至27のいずれか1項に記載のユーザ機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−105280(P2012−105280A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−258170(P2011−258170)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【分割の表示】特願2010−544919(P2010−544919)の分割
【原出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】