説明

移動装置、及び、その移動装置と家畜小屋とを有する組立体

移動装置は、移動可能な支持物と、その支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置とで構成されている。その保持装置は、支持物に(1)に取り外し可能に固定されている。そして、そのような移動装置と、子牛が横たわったり歩行したりする場所および子牛用の処置場所がある家畜小屋とを有する組立体において、その保持装置がグリッパ装置、または子牛を入れるためのコンテナである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文によると、物を動かすための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
そのような物を動かす装置は、米国特許出願2002/0049522で知られている。この出願から知られている装置は、地面および/またはフロア上で、草刈り、真空掃除、洗浄などさまざまな仕事を行うための多機能で、可動式の装置である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した可動式の装置は、いろいろな作業モジュールによって、着脱可能にその装置に接続することができ、適切に機能する。しかしながら、更なる改善が常に必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このため、本発明による上述のタイプの装置は、請求項1の一部で特徴づけている特徴で構成している。本発明の保持装置を有する移動装置が高いところで移動可能であり、かつ実施例でさらに回転可能であるという事実のおかげで、この装置は、例えば物を持ち上げるなど、さまざまな作業を実行するために適している。それに加えて、本発明の移動装置は、地面および/またはフロアだけでなく、それらの高さより上に(または下に)位置している壁、または天井、または水平な面で扱うことが可能である。また、家畜小屋で供給原料から動物の飼料をつかんだり、飼い葉桶に飼料を供給したりする飼料グリッパと、肥料によって汚れるかもしれない地面に隣接した壁部分を洗浄するための洗浄装置とを交互に、支持物に固定させることができる。この支持物は、既知の装置に比べて利点があり、以前よりさらなる多機能性を備えている。
【0005】
本発明による装置の実施形態では、保持装置は、グリップ装置、吸引装置、すくい装置、コンテナ、洗浄液用のホルダ付き洗浄装置、材料を充填するためのホルダ付き充填装置、電磁石のいずれから選ばれる装置である。その保持装置がコンピュータ制御方法で移動可能な場合には、保持装置の操作の大部分を自動化することができる。具体的には、この支持物はレールに沿って移動可能である。あるいは、支持物をレールからつるすことが可能である。さらに、その支持物は独立して移動可能である。しかし場合によっては、支持物を移動可能にするために、支持物が固定されるレールを配置することが難しい、または不可能なときがある。そのため、それらの場合でも保持装置を使用することができるように、本発明による組立体の実施形態では、レールに端部を設け、コンピュータ制御によって自律走行車を制御する。その自律走行車は、支持物が移動可能であるレール部分を備えている。そして、そのコンピュータ制御は、支持物がレールの端部からレール部分まで移動可能な方法で、自律走行車と支持物とを動かす。つまり、これは保持装置が自律走行車のレール上で自動的に移動することができることを意味する。
【0006】
本発明はさらに、本発明による移動装置と、子牛が横たわったり歩行したりする場所および子牛用の処置場所がある家畜小屋と、を有する組立体に関する。その組立体における保持装置が、グリップ装置、または子牛を入れるためのコンテナであることを特徴とする。加えて本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿って又は独立して移動可能な支持物と、その支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、子牛が横たわったり歩行したりする場所および子牛用の処置場所がある家畜小屋と、を備えている。その保持装置が、グリップ装置、または子牛を入れるためのコンテナであることを特徴とする。その処置場所は、子牛用の洗浄場所または集合場所であることが望ましく、さらに、支持物がコンピュータ制御方法で処置場所に移動可能であることが好ましい。
【0007】
また本発明は、本発明による移動装置と搾乳機とを有する組立体に関する。その組立体における保持装置が、搾乳機を洗うための洗浄液用のホルダ付き洗浄装置を備えていることを特徴とする。さらに本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿って、または独立して移動可能な支持物と、その支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、搾乳機と、を備え、その保持装置が搾乳機を洗うための洗浄液用のホルダ付き洗浄装置を備えていることを特徴とする。その組立体が、洗浄液用のホルダを充填するための充填場所を備えていることが望ましい。また、洗浄処置が高圧噴霧器を備えていることが好ましい。
【0008】
本発明はさらに、本発明による移動装置と動物用脚部処置コンテナ付き家畜小屋とを有する組立体に関する。その保持装置が、脚部処置コンテナのために充填材用のホルダ付き充填装置を備えていることを特徴とする。また本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿って又は独立して移動可能な支持物と、支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、動物用脚部処置コンテナ付き家畜小屋と、を備えている。その保持装置が、脚部処置コンテナのために充填材用のホルダ付き充填装置を備えていることを特徴とする。その組立体が、ホルダを充填するための充填場所を備えていることが望ましい。
【0009】
また本発明は、本発明による移動装置と、動物用脚部処置コンテナ付き家畜小屋と、を有する組立体に関する。その保持装置が、脚部処置コンテナを保持するために適していることを特徴とする。加えて本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿ってまたは独立して移動可能な支持物と、支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、動物用脚部処置コンテナ付き家畜小屋と、を備えている。その保持装置が、脚部処置コンテナを保持するために適していることを特徴とする。
【0010】
さらに本発明は、本発明による移動装置と、搾乳機とを有する組立体に関する。保持装置が道具および/または搾乳機用の構成部品を保持するために適していることを特徴とする。また本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿ってまたは独立して移動可能な支持物と、支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、搾乳機と、を備えている。その保持装置が道具および/または搾乳機用の構成部品を保持するために適していることを特徴とする。
【0011】
本発明はまた、本発明による移動装置と、動物用処置場所とを有する組立体に関する。その組立体の保持装置が薬など保持するために適していることを特徴とする。さらに本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿ってまたは独立して移動可能な支持物と、支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、動物用処置場所と、を備えている。その保持装置が薬などを保持するために適していることを特徴とする。
【0012】
本発明はさらに、本発明による移動装置と、分離されたミルク用のコンテナ付き搾乳機とを有する組立体に関する。その保持装置が分離されたミルク用のコンテナを保持するために適していることを特徴とする。加えて本発明は、物を動かす装置の組立体に関する。その組立体は、例えばレールに沿ってまたは独立して移動可能な支持物と、支持物に固定されている物を保持するための保持装置と、分離されたミルク用のコンテナ付き搾乳機と、を備えている。その保持装置が、分離されたミルク用のコンテナを保持するために適していることを特徴とする。その組立体が、分離されたミルク用の空のコンテナを受け取るための受け取り場所、および/または分離されたミルクで充填されるコンテナを保管するための保管場所を備えていることが望ましい。特に、その組立体がコンテナを洗浄するための洗浄装置を備えていることが好ましい。
【0013】
その保持装置が支持物に取り外し可能に固定されている場合、その組立体がさまざまな保持装置を入れるための収納場所を備えていることが好ましい。具体的には、その収納場所が、グリップ装置、吸引装置、すくい装置、コンテナ、洗浄液用のホルダ付き洗浄装置、充填材用のホルダ付き充填装置、電磁石のいずれか1つ以上の保持装置を収納するのに適していることが望ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、取り外し可能に保持装置を支持物に固定する移動可能な支持物の概略側面図である。支持物1は、保持装置の接続部に接続するために、例えば、電磁石および/または機械の固定装置のような接続装置2を備えている。図1に示す実施例では、支持物1はレール3からつるされている。また、他の実施例では、その支持物はレールに沿って移動可能であるか、または移動可能に独立していることが明らかである。例えば、支持物を動かすことができる方法を備えているものとして、ホイールがある。
【0015】
図2〜7では、さまざまな保持装置が概略的に側面図で示されている。図2は、飼料、道具、脚部処置コンテナなどを機械的につかんだり、移動させたり、供給したりするための保持装置としてのグリップ装置4を示す。図3は、保持装置として電磁石5を示す。電磁石5は、物を直接保持したり、離したりすることが可能である。必要に応じて、コンテナやホルダの中に、薬、道具、搾乳機用の部品などのような物を入れることができる。そのコンテナやホルダは、電磁石の手段によって保持されるのに適している材料でできている。例えば、強力な電磁石の場合、コンテナ内で子牛またはその他のものを移動させることさえ可能である。図4は、保持装置としての吸引装置6を示す。この吸引装置は、肥料のような物質、または、脚部処置コンテナからの液体を吸引するためのポンプ7を、備えている。この脚部処置コンテナは、動物の脚を洗ったりおよび/または消毒したりするためのコンテナである。吸引装置6は、さらに、吸い込まれた物質を集めるための収集タンク8を備えている。図5は、保持装置として、肥料や干し草などをすくったり、道具・搾乳機用の部品・脚部処置コンテナなどの物を運んだりするためのすくい装置9を示す。図6は、保持装置としての洗浄液用のホルダ11と、噴霧器12と、ポンプ13と、を備えた洗浄装置10を示す。洗浄装置10の代わりに、充填材用のホルダ付き充填装置を用いることができる。洗浄装置10は、搾乳機、家畜小屋、小区画室などを清掃するために使用することができる。充填装置は、例えば脚部処置コンテナを充填するために使用することができる。図7は、保持装置として出入り口15を有するコンテナ14を示す。それぞれの保持装置は、支持物1の接続装置2に接続するために関連した接続部16を備えている。
【0016】
支持物1と保持装置の操作は、リモコンなど手動で制御することができるが、この制御は、コンピュータ制御方法で行われることが望ましい。この保持装置は高いところで移動可能であり、必要に応じて、図6に示すように、その保持装置が回転可能に設計されることができる。例えば、コンピュータまたはリモコンで制御されるシリンダー装置または同等の持ち上げ装置を用いて、高いところの動作を行うことが可能である。しかしながら、支持物に取り外し可能に接続可能である特別な作業モジュールが必要ではない場合、または、その特別な作業を行うために高い所で移動させることができない場合、その持ち上げ装置の使用をやめることができる、もしくは、停止させることができる。例えば、支持物が送信機/受信機付きのコンピュータ制御、または電磁情報などを読むための装置付きコンピュータ制御を備えていて、そして、関連のあるモジュールが、持ち上げ装置を中止しなければならない、もしくは停止しなければならないことを示す電磁情報を有している場合には、その持ち上げ装置の停止を自動的に行うことができる。つまり、この情報を読み取った後、支持物のコンピュータ制御によって、中止または停止を実行することができる。そのような読取装置付きコンピュータ制御装置、または送信機/受信機付きコンピュータ制御装置、または他の同等の装置を支持物に設けることができる。そして、その作業モジュールに関する情報は、受動的な方法で、あるいは、能動的な方法で使用することが可能である。すなわち、作業モジュールに関する情報は他の目的のために、具体的には作業モジュールおよび/またはタスクの識別の目的で、読み取り可能であり、適切な送信装置によって送信可能である。
【0017】
図8は、本発明による移動装置と家畜小屋17とを有する組立体の略平面図である。家畜小屋17は、両側に小区画室18を一列ずつ備え、中央に2列の飼料通路20を有する摂食場所19を備えている。小区画室18と摂食場所19は、それぞれ柵21によって隔てられている。
【0018】
家畜小屋17のそばに、糞尿用ピット22と飼料室23が配置されている。さらに、摂食場所19の一方の端には搾乳機24が設けられ、これにより搾乳する家畜の乳頭に搾乳カップ25を自動的にあてがうことができる。搾乳機24は、入口ドア及び出口ドアを有する搾乳室の付近に設置されている。その搾乳室は飼い葉桶26を有し、その中に家畜のための濃縮物飼料が入れられる。家畜小屋17内には、動物用の処置場所27と脚部処置コンテナ28が設けられている。処置場所27は、例えば子牛を洗ったり売られる子牛を集めたりする場所で、脚部処置コンテナ28は、搾乳室から出る動物の足を洗うためのコンテナである。
【0019】
家畜小屋17内には、さらに収納場所29が設けられ、その場所にさまざまな保持装置が入れられる。レール3は家畜小屋17に広域に広がっていて、いくつもの通路とスイッチとを備えている。そのため、家畜小屋17の至る所で、関連のある保持装置を利用しやすい。
【0020】
収納場所29から特定の保持装置を取って、対応する作業(物を運んだり、移動たり、供給したり)と同じ操作することにより、その作業を実行することができるのは明らかである。以下に一例として、家畜小屋のフロアの洗浄と飼料の供給を記述する。本発明による組立体はさまざまな支持物を備えることができるが、ここでは飼料グリッパを運ぶ場合をAとし、洗浄装置を運ぶ場合をB(別のポイントの時間に起こる)として、単一の支持物に関し以下に記述する。
【0021】
洗浄装置Bでは、家畜小屋のフロアを掃除するために適している。洗浄装置Bは、レールの底面に沿って、家畜小屋17のいたるところに移動可能なアーム構造体(図4)から成る。図1で示すように、レール3は家畜小屋17の屋根に固定されているI形断面に設置されている。図4で示すように、洗浄装置であるアーム構造体は、肥料ポンプ付きホルダを有している。そのホルダは、肥料を保管するための分室と、洗浄用・スプレー用・殺菌用などの液体を保持するための分室と、を備えている。アーム構造体の洗浄装置の下側の面には、肥料のような廃棄物を吸引するためのノズルが配置されている。洗浄装置Bは、一方の面を通って、清掃用・スプレー用・殺菌用の液体をノズルに供給することができる。またその一方で、他方の面を通って、吸引された肥料を関連のある小区画室に排出することができるような方法で設計されている。そのノズルは長方形に近い形をしていて、その下側にはブラシ毛の列が一列に設けられている。家畜小屋の糞尿用ピット22の近くに、糞尿用ピット22に流れ出る肥料放出管がさらに設けられている。肥料放出管は、肥料分室の中に集められた肥料を糞尿用ピット22に、離れて送り込むことができる肥料ポンプを有する。
【0022】
Aでは、支持物1は、粗飼料を拾うために飼料グリッパを運ぶ。飼料グリッパは、家畜小屋17の望ましい場所で使われることが可能である。そして、特に搾乳機の飼い葉桶への飼料の供給は、この文脈において述べられている。また飼料グリッパAは、洗浄装置のアーム構造体と大部分が対応するアーム構造体を備えている。そのアーム構造体には、シリンダ(図示せず)を用いて軸を中心に旋回可能である2本の湾曲した歯を備えるグリッパが設けられている。そのグリッパは、周知の方法で2列の飼料通路のどちらにも粗飼料を供給することができる。さらに、搾乳機にも粗飼料を供給することができる。
【0023】
したがって、本発明は農作業者の仕事、特に農作業の持ち上げ作業を軽減する。さらに、子牛、自動装置の構成部品、脚部処置コンテナ、道具、飼料、清掃用・殺菌用の液体、分離されたミルク用のコンテナなどを、簡単で機械的な方法で移動することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】取り外し可能に保持装置を支持物に固定する移動可能な支持物の概略側面図で ある。
【図2】保持装置としてのグリップ装置の概略側面図である。
【図3】保持装置としての電磁石の概略側面図である。
【図4】保持装置としての吸引装置の概略側面図である。
【図5】保持装置としてのすくい装置の概略側面図である。
【図6】保持装置としての洗浄液用のホルダ付き洗浄装置、または充填材用ホルダ付き 充填装置のそれぞれの概略側面図である。
【図7】保持装置としてのコンテナの概略側面図である。
【図8】家畜小屋とその各構成部品を含めた本発明による装置の組立体の略平面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 支持物
3 レール
4 グリップ装置(保持装置)
5 電磁石(保持装置)
6 吸引装置(保持装置)
9 すくい装置(保持装置)
10 洗浄装置、充填装置(保持装置)
11 ホルダ
12 噴射器
14 コンテナ(保持装置)
17 家畜小屋
24 搾乳機
27 処置場所
28 脚部処置コンテナ
29 収納場所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、を備えた物を動かす装置において、
前記保持装置が、前記支持物(1)に取り外し可能に固定されていて、そして、高い所で移動可能であることを特徴とする移動装置。
【請求項2】
前記保持装置が、回転可能であることを特徴とする請求項1記載の移動装置。
【請求項3】
前記保持装置として、グリップ装置(4)、吸引装置(6)、すくい装置(9)、コンテナ(14)、洗浄液用のホルダ(11)付き洗浄装置(10)、充填材用のホルダ付き充填装置、電磁石(5)のいずれから選ばれることを特徴とする請求項1記載の移動装置。
【請求項4】
前記支持物(1)が、コンピュータ制御方法で移動可能であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の移動装置。
【請求項5】
前記支持物(1)が、レール(3)に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動装置。
【請求項6】
前記支持物(1)が、レール(3)からつるされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動装置。
【請求項7】
前記支持物(1)が、独立して移動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、子牛が横たわったり歩行したりする場所および子牛用の処置場所(27)を備えている家畜小屋(17)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、グリップ装置または子牛を入れるためのコンテナ(14)であることを特徴とする組立体。
【請求項9】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
子牛が横たわったり歩行したりする場所および子牛用の処置場所(27)を有する家畜小屋(17)と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、グリップ装置または子牛を入れるためのコンテナ(14)であることを特徴とする組立体。
【請求項10】
前記処置場所(27)が子牛用の洗浄場所または子牛用の集合場所であることを特徴とする請求項8又は9記載の組立体。
【請求項11】
前記支持物(1)がコンピュータ制御方法で前記処置場所(27)に移動可能であることを特徴とする請求項8又は9又は10記載の組立体。
【請求項12】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、搾乳機(24)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、前記搾乳機(24)を洗うための洗浄液用のホルダ(11)付き洗浄装置を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項13】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
搾乳機(24)と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、前記搾乳機(24)を洗うための洗浄液用のホルダ(11)付き洗浄装置(1)を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項14】
前記組立体が洗浄液用の前記ホルダ(11)を充填するための充填場所を備えていることを特徴とする請求項12又は13記載の組立体。
【請求項15】
前記洗浄装置(10)が高圧噴霧器を備えていることを特徴とする請求項12又は13又は14記載の組立体。
【請求項16】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、動物用脚部処置コンテナ(28)を備えている家畜小屋(17)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、前記脚部処置コンテナ(28)のために充填材用のホルダ付き充填装置を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項17】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
動物用脚部処置コンテナ(28)を有する家畜小屋と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、前記脚部処置コンテナ(28)のために充填材用のホルダ付き充填装置を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項18】
前記組立体が、前記ホルダを充填するための充填場所を備えていることを特徴とする請求項16又は17記載の組立体。
【請求項19】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、動物用脚部処置コンテナ(28)を備えている家畜小屋(17)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、前記脚部処置コンテナ(28)を保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項20】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
動物用脚部処置コンテナ(28)を有する家畜小屋と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、前記脚部処置コンテナ(28)を保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項21】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、搾乳機(24)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、道具および/または前記搾乳機(24)用の構成部品を保持するために適していることを特徴する組立体。
【請求項22】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
搾乳機(24)と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、道具および/または前記搾乳機(24)用の構成部品を保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項23】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、動物用処置場所と、を有する組立体において、
前記保持装置が薬などを保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項24】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
動物用処置場所(27)と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が薬などを保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項25】
請求項1〜7のいずれかに記載の移動装置と、搾乳機(24)と、を有する組立体において、
前記保持装置が、分離されたミルク用のコンテナを保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項26】
移動可能な支持物(1)と、
前記支持物(1)に固定されている物を保持するための保持装置と、
分離されたミルク用のコンテナ付き搾乳機(24)と、を備えた物を動かす装置の組立体において、
前記保持装置が、分離されたミルク用のコンテナを保持するために適していることを特徴とする組立体。
【請求項27】
前記組立体が、分離されたミルク用の空のコンテナを受け取るための受け取り場所、および/または分離されたミルクで充填されるコンテナを保管するための保管場所、を備えていることを特徴とする請求項25又は26記載の組立体。
【請求項28】
前記組立体が、コンテナを清掃するための洗浄装置を備えていることを特徴とする請求項25又は26又は27記載の組立体。
【請求項29】
前記保持装置が取り外し可能に前記支持物に(1)固定されていて、そして、前記組立体がさまざまな保持装置を入れるための収納場所(29)を備えていることを特徴とする請求項8〜28のいずれかに記載の組立体。
【請求項30】
前記収納場所(29)が、グリップ装置(4)、吸引装置(6)、すくい装置(9)、コンテナ(14)、洗浄液用のホルダ(11)付き洗浄装置(10)、充填材用のホルダ付き充填装置、電磁石(5)のいずれか1つ以上の保持装置を収納することに適していることを特徴とする請求項29記載の組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−509528(P2009−509528A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533273(P2008−533273)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際出願番号】PCT/NL2006/000485
【国際公開番号】WO2007/040387
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(595054512)マースランド エヌ・ヴィ (12)
【氏名又は名称原語表記】MAASLAND N.V.
【Fターム(参考)】