説明

移動通信方法及び無線基地局

【課題】Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信タイミングとUdインタフェースを介したデータ信号の送受信タイミングとを適切に調整する。
【解決手段】本発明に係る移動通信方法は、無線基地局eNBが、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、X-RNTIを用いたPDCCHを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する工程Aと、無線基地局eNBが、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、かかる機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する「direction情報」を送信する工程Bとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信方法及び無線基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に、従来のLTE(Long Term Evolution)方式のUuインタフェース(無線基地局インタフェース)における送受信タイミングについて示す。
【0003】
図7に示す例では、移動局UEは、周波数F1において、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下りリンク制御チャネル)を介して制御信号を受信し、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理下りリンク共有チャネル)を介してデータ信号を受信するように構成されている。
【0004】
また、移動局UEは、周波数F2において、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理上りリンク共有チャネル)を介してデータ信号を送信するように構成されている。
【0005】
ここで、無線基地局eNBは、PDCCHを介して、Uuインタフェース(PDSCH)を介したデータ信号の受信を行う機会(Uu DL)を割り当てたことを通知する「DL resource allocation」や、Uuインタフェース(PUSCH)を介したデータ信号の送信を行う機会(Uu UL)を割り当てたことを通知する「UL grant」を送信するように構成されている。
【0006】
なお、上述の「Uu DL」は、PDCCHと同一のサブフレーム(subframe)上で割り当てられる。
【0007】
一方、「Uu UL」が割り当てられるサブフレームは、移動局UEにおいてPDCCHを介して「UL grant」が受信されてからデータ信号(トランスポートブロック)が作成されるまでの処理遅延を考慮して決定される。
【0008】
例えば、「Uu UL」は、PDCCHが割り当てられているサブフレームからX個のサブフレームだけ後のサブフレームに割り当てられるように構成されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】3GPP TS36.300
【非特許文献2】3GPP TS36.323
【非特許文献3】3GPP TS36.213
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
今後、LTE方式の移動通信システムにおいて、同一の無線基地局eNB配下のセルにおいて「RRC_Connected状態」である移動局UE#1及び移動局UE#2は、上述したUuインタフェースを介した無線基地局eNBとの間のデータ信号及び制御信号の送受信に加えて、移動局UE#1と移動局UE#2との間で直接設定されるUdインタフェース(移動局間インタフェース)を介したデータ信号の送受信を行うことができるようになる可能性がある。
【0011】
しかしながら、かかる場合、移動局UE#1及び移動局UE#2は、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信とUdインタフェースを介したデータ信号の送受信とを、同じ周波数を用いて同時に行うことができないため、これらの送受信タイミングを調整しなければならないという問題点があった。
【0012】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信タイミングとUdインタフェースを介したデータ信号の送受信タイミングとを適切に調整することができる移動通信方法及び無線基地局を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の第1の特徴は、第1移動局及び第2移動局と無線基地局との間で無線基地局インタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、該第1移動局と該第2移動局との間で移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う移動通信方法であって、前記無線基地局が、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、共通識別情報を用いた物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する工程Aと、前記無線基地局が、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、前記機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する送信方向情報を送信する工程Bとを有することを要旨とする。
【0014】
本発明の第2の特徴は、第1移動局及び第2移動局と無線基地局との間で無線基地局インタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、該第1移動局と該第2移動局との間で移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる無線基地局であって、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、共通識別情報を用いた物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知するように構成されている送信部を具備しており、前記送信部は、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、前記機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する送信方向情報を送信するように構成されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信タイミングとUdインタフェースを介したデータ信号の送受信タイミングとを適切に調整することができる移動通信方法及び無線基地局を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける送受信タイミングを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける送受信タイミングを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける送受信タイミングを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける送受信タイミングを示す図である。
【図7】従来の移動通信システムについて説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。
【0018】
本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムであって、図1に示すように、コアネットワーク(図示せず)と、コアネットワークに接続されている無線基地局eNBとを具備している。なお、本発明は、LTE方式以外のセルラー方式の移動通信システムにも適用可能である。
【0019】
図1に示すように、移動局UE#1は、無線基地局eNBとの間で、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、移動局UE#2との間で、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うように構成されている。
【0020】
同様に、移動局UE#2は、無線基地局eNBとの間で、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、移動局UE#1との間で、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うように構成されている。
【0021】
図2に示すように、無線基地局eNBは、割当部11と、送信部12と、受信部13とを具備している。
【0022】
割当部11は、移動局UE#1及び移動局UE2に対して、Uuインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会や、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てるように構成されている。
【0023】
送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、Uuインタフェースを介して、データ信号及び制御信号を送信するように構成されている。
【0024】
例えば、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE2に対して、移動局UE#1及び移動局UE#2の識別情報(C-RNTI:Cell-Radio Network Temporary Identity)を用いたPDCCHを介して、制御信号として、Uuインタフェース(PDSCH)を介したデータ信号の受信を行う機会(Uu DL)を割り当てたことを通知する「DL resource allocation」や、Uuインタフェース(PUSCH)を介したデータ信号の送信を行う機会(Uu UL)を割り当てたことを通知する「UL grant」を送信するように構成されている。
【0025】
また、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE2に対して、移動局UE#1及び移動局UE#2の共通識別情報(以下、X-RNTI)を用いたPDCCHを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送信を行う機会(Ud Tx)を割り当てたこと、及び、Udインタフェースを介したデータ信号の受信を行う機会(Ud Rx)を割り当てたことを通知するように構成されている。
【0026】
ここで、「Ud Tx」及び「Ud Rx」を割り当てたことを通知する際に、移動局UE#1及び移動局UE#2に共通のX-RNTIを用いることで、移動局UE#1及び移動局UE#2の各々のC-RNTIを用いる場合よりも、PDCCHに係るシグナリング量を抑えることができる。
【0027】
なお、送信部12は、予めRRCシグナリングを介して、かかるX-RNTIを移動局UE#1及び移動局UE#2に対して割り当てるよう構成されていてもよい。かかるX-RNTIは、Udインタフェース設定時に通知されてもよい。
【0028】
さらに、送信部12は、割当部11によって割り当てられた機会において、移動局UE#1及び移動局UE2に対して、PDSCHを介して、データ信号を送信するように構成されている。
【0029】
そのため、移動局UE#1及び移動局UE#2は、自身のC-RNTIを用いて送信されたPDCCHに対して「blind decode」を行うと共に、X-RNTIを用いて送信されたPDCCHに対して「blind decode」を行う。
【0030】
受信部13は、移動局UE#1及び移動局UE#2から、Uuインタフェースを介して、データ信号及び制御信号を受信するように構成されている。
【0031】
例えば、送信部12は、割当部11によって割り当てられた機会において、移動局UE#1及び移動局UE2から、PUSCHを介して、データ信号を受信するように構成されている。
【0032】
なお、本実施形に係る移動通信システムでは、Uuインタフェースにおける送受信で用いられる周波数及びUdインタフェースにおける送受信で用いられる周波数の組み合わせによって、以下の4つのケースが想定される。
【0033】
- Udインタフェースにおける送受信で用いられる周波数及びUuインタフェースにおける上りリンクの送受信で用いられる周波数が同じケース(ケース1)。
【0034】
- Udインタフェースにおける送受信で用いられる周波数及びUuインタフェースにおける下りリンクの送受信で用いられる周波数が同じケース(ケース2)。
【0035】
- Udインタフェースにおける送受信で用いられる周波数及びUuインタフェースにおける送受信で用いられる周波数が異なり、かつ、Udインタフェースにおける移動局UE#1の送信で用いられる周波数及びUdインタフェースにおける移動局UE#2の送信で用いられる周波数が同じケース(ケース3)。
【0036】
- Udインタフェースにおける送受信で用いられる周波数及びUuインタフェースにおける送受信で用いられる周波数が異なり、かつ、Udインタフェースにおける移動局UE#1の送信で用いられる周波数及びUdインタフェースにおける移動局UE#2の送信で用いられる周波数が異なるケース(ケース4)。
【0037】
以下、図3乃至図6を参照して、かかるケース1乃至4におけるUuインタフェースを介した送受信タイミング及びUdインタフェースを介した送受信タイミングについて説明する。
【0038】
なお、図3乃至図6の例では、(無線基地局eNBで見た場合の)周波数F1におけるサブフレーム及び周波数F2における各サブフレームの先頭位置が揃っているが、本発明は、周波数F1におけるサブフレーム及周波数F2における各サブフレームの先頭位置が揃っていない場合にも適用可能である。
【0039】
<ケース1>
図3に示すように、ケース1では、周波数F2において、Udインタフェースにおける送受信及びUuインタフェースにおける上りリンクの送受信が時分割で行われるように構成されている。
【0040】
また、図3に示すように、ケース1では、周波数F1において、Uuインタフェースにおける下りリンクの送受信が行われるように構成されている。
【0041】
具体的には、割当部11は、Uuインタフェースを介した上りリンクの送受信を行う機会及びUuインタフェースを介した下りリンクの送受信を行う機会については、従来のLTE方式と同様の割り当てを行うように構成されている。
【0042】
すなわち、割当部11は、PDCCHと同一のサブフレームにPDSCH(すなわち、「Uu DL」)を割り当て、PDCCHが割り当てられているサブフレームからX個のサブフレームだけ後のサブフレームにPUSCH(すなわち、「Uu UL」)を割り当てるように構成されている。
【0043】
一方、割当部11は、Udインタフェースを介した送受信を行う機会については、移動局UE#1及び移動局UE#2においてデータ信号(トランスポートブロック)が作成されるまでの処理遅延を考慮して決定するように構成されている。
【0044】
例えば、割当部11は、Udインタフェースを介した送受信を行う機会については、PDCCHが割り当てられているサブフレームからY個(X≦Y)のサブフレームだけ後のサブフレームに割り当てるように構成されている。
【0045】
また、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、PDCCHを介して、Udインタフェースを介した送受信を行う機会(サブフレーム)においてデータ信号を送信すべき方向を通知する「direction情報(例えば、UE#1→UE#2又はUE#2→UE#1)」を送信するように構成されていてもよい。
【0046】
或いは、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、予めRRCシグナリングを介して、各サブフレームにおいてデータ信号を送信すべき方向を通知する「direction情報」を送信及び設定するように構成されていてもよい。かかる場合、送信部12は、PDCCHに、上述の「direction情報」を含める必要はない。
【0047】
また、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、RRCシグナリングを介して、Uuインタフェースを介した送受信とUdインタフェースを介した送受信とを時分割で行うために必要な時分割情報を送信するように構成されていてもよい。
【0048】
例えば、送信部12は、かかる時分割情報として、Uuインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てる可能性があるサブフレーム及びUdインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てる可能性があるサブフレームを通知する情報を送信するように構成されている。
【0049】
このように、予めRRCシグナリングを介して、上述の時分割情報が送信されている場合には、移動局UE#1及び移動局UE#2は、Uuインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てる可能性があるサブフレーム(例えば、サブフレーム#1/#3/#5)では、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット及び「UL grant」送信用のPDCCHのフォーマットに限定して「blind decode」を行えばよい。
【0050】
同様に、予めRRCシグナリングを介して、上述の時分割情報が送信されている場合には、移動局UE#1及び移動局UE#2は、Udインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てる可能性があるサブフレーム(例えば、サブフレーム#2/#4/#6)では、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット、Udインタフェースを介した送受信(UE#1→UE#2)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマット、及び、Udインタフェースを介した送受信(UE#2→UE#1)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットに限定して「blind decode」を行えばよい。
【0051】
ここで、Uuインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てたことを通知するPDCCHのフォーマットは、Udインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てたことを通知するPDCCHのフォーマットと異なるように構成されていてもよい。
【0052】
また、Uuインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てたことを通知するPDCCHのフォーマットのうち、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマットは、「UL grant」送信用のPDCCHのフォーマットと異なるように構成されていてもよい。
【0053】
さらに、Udインタフェースを介した送受信(UE#1→UE#2)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットは、Udインタフェースを介した送受信(UE#2→UE#1)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットと異なるように構成されていてもよい。
【0054】
この結果、移動局UE#1及び移動局UE#2において「blind decode」を行うPDCCHのフォーマットのパターン数を減らすことができる。
【0055】
また、予めRRCシグナリングを介して、上述の時分割情報に加えて、上述の「direction情報」が送信されている場合には、移動局UE#1及び移動局UE#2は、各サブフレームにおいて、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット及び「UL grant」送信用のPDCCHのフォーマットの組み合わせ、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット及びUdインタフェースを介した送受信(UE#1→UE#2)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットの組み合わせ、或いは、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット及びUdインタフェースを介した送受信(UE#2→UE#1)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットの組み合わせのいずれかに限定して「blind decode」を行えばよい。
【0056】
その結果、移動局UE#1及び移動局UE#2において「blind decode」を行うPDCCHのフォーマットのパターン数を更に減らすことができる。
【0057】
なお、予めRRCシグナリングを介して、上述の時分割情報が送信されない場合には、移動局UE#1及び移動局UE#2は、各サブフレームにおいて、「DL resource allocation」送信用のPDCCHのフォーマット、「UL grant」送信用のPDCCHのフォーマット、Udインタフェースを介した送受信(UE#1→UE#2)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマット、及び、Udインタフェースを介した送受信(UE#2→UE#1)を行う機会を割り当てたことを通知するためのPDCCHのフォーマットの全てに対して「blind decode」を行えばよい。
【0058】
かかる場合、移動局UE#1及び移動局UE#2において「blind decode」を行うPDCCHのフォーマットのパターン数は多くなるが、事前に、Uuインタフェースを介した送受信を行う機会及びUdインタフェースを介した送受信を行う機会を割り当てる可能性があるサブフレームが固定されないため、無線基地局eNBは、データ信号量等に基づいて、Uu/Udインタフェースを介した送受信を行う機会の割り当てを柔軟に行うことができる。
【0059】
なお、ケース1では、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F2において、Uu/Udインタフェースを介した送信及びUdインタフェースを介した受信の両方を行う能力が必要となる。すなわち、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F2においてTDD(Time Divisional Duplexing)機能をサポートする必要がある。
【0060】
<ケース2>
以下、図4を参照して、ケース1における動作と異なる点に着目して説明する。
【0061】
図4に示すように、ケース2では、周波数F1において、Udインタフェースにおける送受信及びUuインタフェースにおける下りリンクの送受信が時分割で行われるように構成されている。
【0062】
また、図4に示すように、ケース2では、周波数F2において、Uuインタフェースにおける上りリンクの送受信が行われるように構成されている。
【0063】
具体的には、割当部11は、Uuインタフェースを介した上りリンクの送受信を行う機会及びUuインタフェースを介した下りリンクの送受信を行う機会については、従来のLTE方式と同様の割り当てを行うように構成されている。
【0064】
すなわち、割当部11は、PDCCHと同一のサブフレームにPDSCH(すなわち、「Uu DL」)を割り当て、PDCCHが割り当てられているサブフレームからX個のサブフレームだけ後のサブフレームにPUSCH(すなわち、「Uu UL」)を割り当てるように構成されている。
【0065】
ただし、割当部11は、Uuインタフェースを介した上りリンクの送受信を行う機会については、PDCCHが割り当てられているサブフレームからX1個(X≦X1)のサブフレームだけ後のサブフレームに割り当てることができるように構成されている。
【0066】
これは、周波数F1上に、Udインタフェースを介した送受信を行う機会が挿入されることに伴い、移動局UE#1及び移動局UE#2においてPDCCHを受信できないサブフレーム(例えば、サブフレーム#2/#4/#6/#8)が生じるためである。
【0067】
したがって、割当部11は、PDCCHを受信できないサブフレーム(例えば、サブフレーム#2/#4/#6/#8)におけるPDCCHを介して本来行うべきPUSCHの割り当てについては、1つ前のサブフレーム(例えば、サブフレーム#1/#3/#5/#7)におけるPDCCHによって行うように構成されている。
【0068】
一方、割当部11は、Udインタフェースを介した送受信を行う機会については、移動局UE#1及び移動局UE#2においてデータ信号(トランスポートブロック)が作成されるまでの処理遅延を考慮して決定するように構成されている。
【0069】
ただし、周波数F1上に、Udインタフェースを介した送受信を行う機会が挿入されることに伴い、移動局UE#1及び移動局UE#2においてPDCCHを受信できないサブフレーム(例えば、サブフレーム#2/#4/#6/#8)が生じるため、割当部11は、Udインタフェースを介した送受信を行う機会については、PDCCHが割り当てられているサブフレームからY1個(Y≦Y1)のサブフレームだけ後のサブフレームに割り当てるように構成されていてもよい。
【0070】
このように、PDCCHを受信できないサブフレームが生じることを考慮して、送信部11は、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべきサブフレームを通知するように構成されていてもよい。
【0071】
例えば、送信部12は、PDCCHの特定のフィールドの「code point」を用いて、Udインタフェースを介した送受信を行う機会の割り当てが、PDCCHが割り当てられているサブフレームから何サブフレーム先になるのかについて示す情報(「subframe index」)を通知するように構成されていてもよい。
【0072】
なお、送信部12は、予めRRCシグナリングを介して、「code point」と「subframe index」とのマッピングについて通知するように構成されていてもよい。
【0073】
或いは、移動局UE#1及び移動局UE#2は、PDCCHを受信した場合、処理遅延に相当する時間(Xms)が経過した後に、最初にUdインタフェースを介した送受信可能なサブフレームを、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべきサブフレームとするように構成されていてもよい。
【0074】
なお、ケース2では、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F1において、Udインタフェースを介した送信及びUu/Udインタフェースを介した受信の両方を行う能力が必要となる。すなわち、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F1においてTDD機能をサポートする必要がある。
【0075】
なお、移動局UE#1及び移動局UE#2がUdインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべきサブフレームであっても、移動局UE#1及び移動局UE#2がPDCCHを受信できるように構成されていてもよい。
【0076】
かかる場合、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信は、PDCCHの受信タイミング(サブフレームの先頭1〜3OFDMシンボル)を除く残りの時間で行われる。この場合、X1=X、Y1=Yとなる。
【0077】
<ケース3>
以下、図5を参照して、ケース1/2における動作と異なる点に着目して説明する。
【0078】
図5に示すように、ケース3では、周波数F1において、Uuインタフェースにおける下りリンクの送受信が行われ、周波数F2において、Uuインタフェースにおける上りリンクの送受信が行われ、周波数F3において、Udインタフェースにおける送受信が行われるように構成されている。
【0079】
また、周波数F3では、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)が時分割で行われるように構成されている。
【0080】
なお、ケース3における無線基地局eNBの動作は、周波数F3においてUdインタフェースにおける送受信が行われる点を除き、ケース1の場合の動作と同様である。
【0081】
なお、Udインタフェースにおける送受信用の周波数(キャリア)が複数ある場合を想定し、割当部11は、PDCCHの特定のフィールドの「code point」を用いて、Udインタフェースを介した送受信を行うべき周波数について示す情報(「carrier index」)を通知するように構成されていてもよい。
【0082】
なお、送信部12は、予めRRCシグナリングを介して、「code point」と「carrier index」とのマッピングについて通知するように構成されていてもよい。
【0083】
また、送信部12は、予めRRCシグナリングを介して、各「carrier index」にマッピングされているキャリアについて通知するように構成されていてもよい。
【0084】
なお、ケース3では、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F3において、Udインタフェースを介した送信及びUdインタフェースを介した受信の両方を行う能力が必要となる。すなわち、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F3においてTDD機能をサポートする必要がある。
【0085】
<ケース4>
以下、図6を参照して、ケース1/2/3における動作と異なる点に着目して説明する。
【0086】
図6に示すように、ケース4では、周波数F1において、Uuインタフェースにおける下りリンクの送受信が行われ、周波数F2において、Uuインタフェースにおける上りリンクの送受信が行われ、周波数F3において、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)が行われ、周波数F4において、Udインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)が行われるように構成されている。
【0087】
すなわち、ケース4では、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)の多重は、FDD(Frequency Divisional Duplexing)である。
【0088】
ケース4のおける無線基地局eNBの動作は、基本的に、ケース3における動作と同様であるが、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)が異なる周波数(キャリア)によって行われるため、送信部12は、上述の「direction情報」を送信しなくてもよい。
【0089】
なお、ケース4の場合は、移動局UE#1は、周波数F3において、Udインタフェースを介した送信を行い、周波数F4において、Udインタフェースを介した受信を行う能力が必要となり、動局UE#1は、周波数F4において、Udインタフェースを介した送信を行い、周波数F3において、Udインタフェースを介した受信を行う能力が必要となる。
【0090】
しかしながら、移動局UEの組み合わせによって、Udインタフェースを介して送受信に用いられる周波数が、なるべく制約されないようにすることが望ましく、等しい能力を持った移動局UE間で、Udインタフェースを設定できることが望ましい。
【0091】
したがって、ケース4の場合は、移動局UE#1及び移動局UE#2は、周波数F3/F4の両方で、Udインタフェースを介した送受信を行う能力を備えることが望ましい。
【0092】
これは、すなわち、ケース3において、移動局UE#1及び移動局UE#2が、複数の周波数(キャリア)で、Udインタフェースを介した送受信をサポートすることと、無線周波数(RF)能力的には変わらない。
【0093】
移動局UE#1及び移動局UE#2が、複数の周波数(キャリア)で、Udインタフェースを介した送受信をサポートした場合は、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)の多重方法として、TDD及びFDDの両方の選択肢があることとなる。
【0094】
TDDの場合は、無線基地局eNBは、PDCCHのフォーマットに「direction情報」を付与することで、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)毎のトラフィック量に応じた柔軟な割り当てが可能となる。
【0095】
一方、FDDの場合は、PDCCHのフォーマットに「direction情報」を付与する必要がなくなる。
【0096】
かかる場合、Udインタフェースの設定時に、RRCシグナリングにて、どの周波数(キャリア)が、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)のどちらに用いられるかについて通知される。
【0097】
したがって、例えば、PDCCHに含まれる「carrier index」にて、どの周波数(キャリア)が、Udインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)のどちらに用いられるかについて決定される。
【0098】
TDDの場合であっても、無線基地局eNBが、RRCシグナリングによって、事前にUdインタフェースにおける送受信(UE#1→UE#2)及びUdインタフェースにおける送受信(UE#2→UE#1)の時分割を指定した場合は、ダイナミックな柔軟性は損なわれるが、準固定的に、上述の時分割について変更可能である。
【0099】
かかる場合、無線基地局eNBが、PDCCHのフォーマットにて「direction情報」を通知する必要がなくなり、「blind decode」を行うPDCCHのフォーマットのパターン数を減らすことができる。
【0100】
上述の全てのケースにおいて、PDCCHのフォーマットにて「direction情報」を通知する場合、かかる情報の定義が、予めRRCシグナリングによって移動局UE#1及び移動局UE#2に対して通知されていてもよい。すなわち、「direction情報」の送信及び受信へのマッピングが、予めRRCシグナリングを介して通知されていてもよい。
【0101】
例えば、「direction情報」がPDCCH上の1ビットの情報要素で示される場合、移動局#1に対して、「direction情報=1」が送信であり、「direction情報=0」が受信であることについて通知され、移動局#2に対して、「direction情報=0」が送信であり、「direction情報=1」が受信であることについて通知されていてもよい。
【0102】
また、上述の全てのケースにおいて、RRCシグナリングを介して「direction情報」が通知され、PDCCH上の「direction情報」が省かれた場合、RRCシグナリングで「direction情報」が設定された以降は、Udインタフェースにおける送受信の割り当てを行うPDCCHは、片方向の割り当てを示すように限定されてもよい。この場合、送受信方向を切替える場合は、改めてRRCシグナリングが用いられる。
【0103】
或いは、RRCシグナリングを介して通知される「direction情報」は、周期的な時間リソース乃至周波数リソースに括り着くように構成されていてもよい。この場合、PDCCHによって割り当てられた時間・周波数リソースに応じて、送受信方向が定まることとなる。
【0104】
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
【0105】
本実施形態の第1の特徴は、移動局UE#1(第1移動局)及び移動局UE#2(第2移動局)と無線基地局eNBとの間でUuインタフェース(無線基地局インタフェース)を介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、移動局UE#1と移動局UE#2との間でUdインタフェース(移動局間インタフェース)を介したデータ信号の送受信を行う移動通信方法であって、無線基地局eNBが、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、X-RNTI(共通識別情報)を用いたPDCCH(物理下りリンク制御チャネル)を介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する工程Aと、無線基地局eNBが、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、かかる機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する「direction情報(送信方向情報)」を送信する工程Bとを有することを要旨とする。
【0106】
本実施形態の第2の特徴は、移動局UE#1及び移動局UE#2と無線基地局eNBとの間でUuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、移動局UE#1と移動局UE#2との間でUdインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる無線基地局eNBであって、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、X-RNTIを用いたPDCCHを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知するように構成されている送信部12を具備しており、送信部12は、移動局UE#1及び移動局UE#2に対して、かかる機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する「direction情報」を送信するように構成されていることを要旨とする。
【0107】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、X-RNTIを用いたPDCCHを介して、上述の「direction情報」を送信するように構成されていてもよい。
【0108】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、RRCシグナリングを介して、PDCCHを介して送信される「direction情報」の送信及び受信へのマッピングを送信するように構成されていてもよい。
【0109】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、RRCシグナリングを介して、上述の「direction情報」を送信するように構成されていてもよい。
【0110】
本実施形態の第2の特徴において、「direction情報」は、周期的な時間リソース及び周波数リソースに括り着いていてもよい。
【0111】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、X-RNTIを用いたPDCCHを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべき周波数を通知するように構成されていてもよい。
【0112】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、RRCシグナリングを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべき周波数を通知するように構成されていてもよい。
【0113】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、X-RNTIを用いたPDCCHを介して、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべきサブフレームを通知するように構成されていてもよい。
【0114】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、RRCシグナリングを介して、Uuインタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信と、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信とを時分割で行うために必要な時分割情報を送信するように構成されていてもよい。
【0115】
本実施形態の第2の特徴において、送信部12は、Uuインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知するPDCCHのフォーマットと、Udインタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知するPDCCHのフォーマットとを異なるフォーマットにするように構成されていてもよい。
【0116】
なお、上述の無線基地局eNBや移動局UE#1/UE#2等の動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
【0117】
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
【0118】
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNBや移動局UE#1/UE#2等内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNBや移動局UE#1/UE#2等内に設けられていてもよい。
【0119】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0120】
UE#1、UE#2…移動局
eNB…無線基地局
11…割当部
12…送信部
13…受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1移動局及び第2移動局と無線基地局との間で無線基地局インタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、該第1移動局と該第2移動局との間で移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う移動通信方法であって、
前記無線基地局が、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、共通識別情報を用いた物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する工程Aと、
前記無線基地局が、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、前記機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する送信方向情報を送信する工程Bとを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項2】
第1移動局及び第2移動局と無線基地局との間で無線基地局インタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信を行い、該第1移動局と該第2移動局との間で移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行うことができるように構成されている移動通信システムで用いられる無線基地局であって、
前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、共通識別情報を用いた物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知するように構成されている送信部を具備しており、
前記送信部は、前記第1移動局及び前記第2移動局に対して、前記機会においてデータ信号を送信すべき方向を通知する送信方向情報を送信するように構成されていることを特徴とする無線基地局。
【請求項3】
前記送信部は、前記物理下りリンク制御チャネルを介して、前記送信方向情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項4】
前記送信部は、RRCシグナリングを介して、前記物理下り制御チャネルを介して送信される前記送信方向情報の送信及び受信へのマッピングを送信するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
【請求項5】
前記送信部は、RRCシグナリングを介して、前記送信方向情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項6】
前記送信方向情報は、周期的な時間リソース及び周波数リソースに括り着いていることを特徴とする請求項5に記載の無線基地局。
【請求項7】
前記送信部は、前記物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべき周波数を通知するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項8】
前記送信部は、RRCシグナリングを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべき周波数を通知するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項9】
前記送信部は、前記物理下りリンク制御チャネルを介して、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行うべきサブフレームを通知するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項10】
前記送信部は、RRCシグナリングを介して、前記無線基地局インタフェースを介したデータ信号及び制御信号の送受信と、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信とを時分割で行うために必要な時分割情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
【請求項11】
前記送信部は、前記無線基地局インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する物理下りリンク制御チャネルのフォーマットと、前記移動局間インタフェースを介したデータ信号の送受信を行う機会を割り当てたことを通知する物理下りリンク制御チャネルのフォーマットとを異なるフォーマットにするように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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