穏やかな格納式ストッパを有するコンベヤ
コンベヤは、搬送物の先行面に滑らない接触面を提供する格納式ストッパを有し、物品の表面への損傷を防止する。このストッパの一態様はローラの外周面によって規定された接触面を有し、ストッパがコンベヤに物品を蓄積する阻止位置から蓄積した物品がコンベヤに沿って下流に進むのを解放する退避位置へ移動するときに蓄積した物品を中心に回転する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に電力駆動コンベヤに関し、特に搬送物を選択的に蓄積および解放する格納式ストッパを有するコンベヤに関する。
【背景技術】
【0002】
一の処理ステーションから別の処理ステーションに物品を運搬する産業アプリケーションでは、コンベヤが用いられている。しばしば継続的に移動するコンベアが用いられ、下流の処理ステーションに物品を運搬する。物品の供給が下流の処理ステーションの取り扱い容量を超えるとすぐに、処理ステーションの上流のコンベヤの位置で物品を阻止する位置にストッパ機構が移動される。搬送面と渋滞または蓄積した物品との間の摩擦が物品を互いに押圧させる。蓄積した物品のグループの前方で物品に対して加えられた圧力は、バックラインプレッシャと呼ばれている。さらに物品が渋滞するにつれ、バックラインプレッシャが増加する。バックラインプレッシャは物品に損傷をもたらし、コンベヤベルトとその駆動部材に著しく負荷をかけ、ベルトの摩耗を促進する。コンベヤが回転自在なローラを含んで摩擦を低減する場合であっても、多数の渋滞した製品からの圧力が重大となることがある。そして、ストッパ機構は、一般に平面プレートであり、阻止位置へ移動するとき、特に阻止位置から外れるとき、それは蓄積物の先頭の物品上を滑る。ストッパ機構が引っ込んで蓄積した物品を解放するときに物品に対するストッパ機構の滑り摩擦がそれらの表面またはラベルを引っ掻くか、そうではなく損傷する場合がある。
【0003】
したがって、蓄積された物品を損傷せず、またはそれらの表面を損傷せずに搬送物を蓄積および解放することができるコンベヤが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
この要望および他の要望は、本発明の特徴を具体化するコンベヤによって満足される。このコンベヤの一態様は、搬送方向に物品を運搬する搬送面を具える。格納式ストッパは、この搬送面に沿って配置される。このストッパは、搬送物が搬送方向に搬送面上を進むのを停止させる阻止位置と、搬送物を搬送面上で運搬させる退避位置との間で動作方向に移動する。格納式ストッパが阻止位置と退避位置との間で動くときに搬送物上で滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を格納式ストッパが有する。
【0005】
本発明の特徴を具体化する別態様のコンベヤは、搬送方向に物品を運搬する搬送面を具える。搬送面に沿って配置されたストッパは、第1位置と第2位置との間で移動可能である。ストッパが第1位置と第2位置との間で動くときに搬送物に対して滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面をストッパが有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1Aおよび図1Bは本発明の特徴を具体化するコンベヤの一部の側立面図であり、第1の阻止、蓄積位置と第2の格納、解放位置とが示される垂直な滑りストッパを含む。
【図2】図2は図1のコンベヤの平面図である。
【図3】図3は別態様のコンベヤの平面図であり、水平な滑りストッパを有する。
【図4】図4は更に別態様のコンベヤの平面図であり、垂直軸周りに回転するストッパを有する。
【図5】図5は別態様のコンベヤの側立面図であり、搬送面より上の水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図6】図6Aおよび図6Bは別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示される搬送面の平面内でほぼ水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図7】図7Aおよび図7Bは更に別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示される搬送面より下で水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図8】図8は別態様のコンベヤの側立面図であり、搬送面に傾斜した角度まで水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図9】図9Aおよび図9Bは別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示されるストッパの接触面を形成する平面ベルトを有する。
【図10】図10は別態様のコンベヤの側立面図であり、ストッパの接触面を形成するローラトップベルトを有する。
【図11】図11は図10と同じ別態様のコンベヤの側立面図であり、ここではローラトップベルトが蓄積中に搬送方向に対して傾斜角で配向されている。
【図12】図12Aと図12Bは本発明の特徴を具体化する別のコンベヤの一部の側立面図であり、格納位置および阻止位置で示され、ストッパとして用いられるローラを含み、図12Cと図12Dは、図12Aのコンベヤで用いられるストップローラの2態様の側立面図である。
【図13】図13は別態様のコンベヤの側立面図であり、吸収ばねの緩衝装置のあるストッパを有する。
【図14】図14は図13と同じコンベヤの側立面図であり、空気ばねの緩衝装置を有する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の特徴を具体化する蓄積および解放コンベヤの一部の1態様が図1A−図1Bおよび図2に示されている。コンベヤ20は、上部の運搬経路に沿って搬送方向24に進む一組のローラトップコンベヤベルト22を具える。ベルトは、モータ(図示せず)によって駆動される回動駆動シャフト27に取り付けられた駆動スプロケット25によって従来通りに駆動される。ローラトップベルトはベルトローラ26を有し、これはベルトの搬送面28より上に突出する。物品30は、両ベルトのローラの上に乗る。格納式ストッパ32は、2つのコンベヤベルトを分離する隙間34に配置される。ストッパは、この実施例では、ストッパの上流面38に取り付けられたローラ36の外周面として規定される接触面35を有する。ストッパのローラは、搬送方向24とストッパの垂直な動作方向42とに垂直な回転軸を規定する軸40に取り付けられ、ストッパは、図1Aのように物品の阻止位置と図1Bのように物品の解放位置との間で平行移動する。
【0008】
図1Aのように、搬送物がストッパによって阻止されるとき、阻止された物品はストッパの上流に蓄積する。回転自在なベルトローラは、ベルトが走行するときに蓄積した物品の底部に低摩擦の転がり面を提供する。ベルトローラがないが十分滑らかな搬送面を有するコンベヤベルトは、幾つかのアプリケーションでローラベルトの代わりに用いることができる。図1Bで示されるように、ストッパが動作方向42でその阻止位置から退避位置に下げられるとき、ストッパに対して耐えている物品が搬送方向で前方に進められる。ストッパが退避されるか、または延在されて物品の外表面への損傷を防止するときに、ストップローラのローラ36がストッパの動作方向で物品上で滑るのではなく回転する。中央のストッパ32は、図2で示されるようにコンベヤの側部で任意の側部に位置するストッパ32’によって補完することができる。
【0009】
別態様のストッパが図3に示されている。この態様では、コンベヤの側部に位置する2つのストッパ44が、矢印46によって示されるように阻止位置と退避位置との間で水平に平行移動する。ローラ48の外周面は上流の接触面を規定し、ストッパが阻止位置にあるときに蓄積した物品が接触面に対して静止する。このストッパがコンベヤの側部から平行移動するので、これは、図2のように、搬送面に隙間を必要としない。したがって、搬送面は、1つのコンベヤベルト50によって、または側部で隣接するベルトよって形成することができる。ストッパのローラは、搬送方向24とストッパの動作方向46との双方に垂直な垂直軸を中心に回転する。
【0010】
別の種類のストッパが図4に示されている。この実施例では、図3のスライディングサイドストッパがピボットストッパ52に置換されている。これらのストッパは鉤形であり、それぞれピボット56の一端と鉤部58の他端とに取り付けられる軸部54を有している。ピボットは垂直軸60を中心に回転する。ストッパが格納位置、製品の解放位置へ回転するときに搬送物とストッパとを接触させ、鉤部の内側はローラ62を装備しており、これは搬送方向24とストッパの動作方向64とに垂直な垂直軸を中心に回転する。ストッパが物品を解放するよう回転するときに搬送物の表面とローラとの間の転がり接触は、物品が通過するときにストッパが物品の表面を引っ掻くのを防止する。回転する鉤部は一般に矩形の物品の角にのみ接触するので、ストッパのローラは箱またはカートンの運搬などのアプリケーションでは必要ないかもしれない。
【0011】
別のピボットストッパが図5に示されている。ストッパ66はコンベヤのレベルより上で水平軸68周りに回転する。ローラ70はストッパの上流の接触面を形成する。矢印72によって示されるように阻止位置から退避位置へストッパが振り動くときに、物品の先行する頂端74は穏やかな接触でローラを回転する。
【0012】
別のピボットストッパが図6Aおよび図6Bに示されている。この実施例では、ストッパ76は、2本の平行なベルト78の隙間に配置され、ベルトの平面でほぼ横たわる軸80を中心に回転する。ピボット軸はさらに搬送方向24に垂直である。ストッパは図6Aのその直立および阻止位置から図6Bのその退避位置へ回転するので、ベルトが物品を下流に運搬するときに先行物品がストッパの上流面のローラ82を回転する。類似する配置が図7Aと図7Bに示されており、ここでその上流面のローラ86を有するストッパ84がベルトより下の軸88周りに阻止位置と退避位置との間で回転する。両実施例(図6と図7)では、ローラが搬送方向とストッパの動作方向90、91とに垂直な軸で回転する。
【0013】
ここまでこのように説明されたストッパは大抵の物品にほぼ適用可能であるが、図8は、ストッパに垂直でない先行面94を持つ物品に特に適合されたストッパ92を示している。この態様では、ピボットストッパの阻止位置は、その接触面96の平面が搬送方向24と搬送面に対して傾斜し、物品の先行面との接触を拡大する。ストッパの上流面のローラ98の外周面が接触面を規定する。先の実施例のローラのように、この実施例のローラは、水平軸100を中心に回転するときに搬送方向24とストッパの動作方向99とに垂直な軸を中心に回転する。
【0014】
ストッパの先の実施例は全てローラを有する接触面を形成し、ローラは解放されるときに特に搬送物の表面を穏やかに取り扱う。図9Aと図9Bの実施例では、ストッパ102は2つの平行なベルト105の間の隙間に配置されたフラットベルト104によって形成される。ストッパは、矢印106、107によって示されるようにストッパを上下するリフトによって阻止位置(図9A)と退避位置(図9B)との間で移動する。ベルトは一組の遊び車の車輪108周りに掛け回され、これは搬送方向24とストッパの動作方向とに垂直な水平軸110を中心に回転する。ストッパの上流側のベルトの外表面は、その接触面112を形成する。ストッパが図9Aの阻止位置から下げられるとき、蓄積した物品の先行面とベルトの接触面との間の摩擦接触が、物品の先行面に対してベルトをほぼ静止したままにさせる。ストッパが上下されるときにベルトループの内部に沿って滑車輪が単に乗ってその頂端と底端を変化する。ベルトの接触面は物品に沿ってあまり滑らないので、物品は引っ掻かれない。そして、ストッパが十分に退避されるとき、解放された物品が回転自在のベルトの頂部114を越えて回転することができる。
【0015】
図9Aと図9Bの平面ベルトは、図10のストッパ118のローラベルト116によって置換される。ローラベルトの外部で延在するローラ120の外周面がストッパの接触面122を形成する。他の点では、図9A−図9Bおよび図10のストッパは同一である。ローラベルトストッパ118は、垂直でない先行面を有する物品に適合するために図11の搬送方向24に対して斜め方向124に延在および退避される。
【0016】
別態様の蓄積および解放コンベヤが図12Aと図12Bに示されている。このコンベヤでは、コンベヤベルト126が一般的な搬送方向24に進む。搬送経路に沿った蓄積位置では、耐荷重性ローラ130とベルト駆動ローラ131などの1セットのローラによってベルトがその一般的な運搬レベル128より下にそらされる。ストッパは、ローラ132の形態では、主な搬送面の隙間133に存在し、図12Aで示される退避された物品解放位置から、図12Bで示される阻止する物品蓄積位置へ引き上げることができる。ストップローラ132は、蓄積した物品の先行面で回転し、ストッパが上下されるときに物品を引っ掻かない。ストップローラの退避位置では、解放された物品はストップローラ上に隙間を越えて乗ることができ、ストップローラは搬送レベル128のほぼ接線に配置されることによって中断された搬送面の一部を形成する。そして、図12Aで示されるように、ストップローラ132はベルト駆動ローラ131によって駆動することができ、隙間を越えて解放された物品を加速する。図12Cと図12Dの実施例のように、ストップローラ132の接線の速度は、解放された物品の加速度を決定し、異なる直径の部分を持つ何れかのローラまたは双方のローラを提供することによって設定することができる。図12Aの実施例では、糸巻形状のベルト駆動ローラ131が直径D1を有するベルトに係合する内部142と、より大きい直径D2を有する側部の端部144とを有する。内部はベルトによって接触および駆動される。内部の接線速度はベルトの速度と等しい。したがって、端部の接線速度が内部のベルト速度および接線速度のD2/D1倍である。ストップローラ132は、ベルト駆動ローラのより大きな直径の端部の外周面と接触し、増加した同じ接線速度を有する。図12Dのように、直径D4を有する内側の物品接触部と、より小さな直径D3を有し、ベルト駆動ローラの端部と接触する側部の端部とを有するストップローラ132’が用いられる場合、ストップローラの物品接触部の接線速度はD4/D3の係数によりさらに乗算される。このギヤリング効果を用いてベルトの速度以上の速度で解放された物品を急速に加速することができる。
【0017】
他の態様のストッパが図13と図14に示されている。図13では、ストッパ134がばねと吸収システムの形態で緩衝装置136に取り付けられる。ストッパが図示される阻止位置にあるとき、ストッパに当たる物品とストッパに対して蓄積した物品の塊にぶつかる後続物品の衝撃が緩衝装置によって減少される。ばねは、蓄積した物品に対して上流方向にストッパを付勢する。ばねは上流位置138と下流位置139との間でストッパに可動域を提供し、ここでばねが圧縮される。吸収材は、スプリングシステムの振動を弱める。図14のストッパ134は、図13の吸収スプリングシステムの代わりに、緩衝装置としてエアクッション140を用いる。
【0018】
記載されたストッパは、従来の空気圧、水圧、または電気機械装置によって平行移動または回転してもよい。コンベヤは、コンベヤベルト、フラットトップベルトおよびローラトップの双方のベルトとして示されているが、記載されたストッパにローラコンベヤとスラットコンベヤなどの他の搬送媒体を用いてもよい。またストッパの上昇と下降は、戦略的な位置でコンベヤに沿って配置した物品検出センサの出力によって制御することができる。さらに、ローラおよびストッパは図面に示された軸取り付けローラではなく一般に回転可能なロールボールとすることができる。したがって、これら少数の実施例が提案するように、詳細に説明された例示的な態様の多くの変形が本発明の範囲内で可能である。
【図1A】
【図1B】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に電力駆動コンベヤに関し、特に搬送物を選択的に蓄積および解放する格納式ストッパを有するコンベヤに関する。
【背景技術】
【0002】
一の処理ステーションから別の処理ステーションに物品を運搬する産業アプリケーションでは、コンベヤが用いられている。しばしば継続的に移動するコンベアが用いられ、下流の処理ステーションに物品を運搬する。物品の供給が下流の処理ステーションの取り扱い容量を超えるとすぐに、処理ステーションの上流のコンベヤの位置で物品を阻止する位置にストッパ機構が移動される。搬送面と渋滞または蓄積した物品との間の摩擦が物品を互いに押圧させる。蓄積した物品のグループの前方で物品に対して加えられた圧力は、バックラインプレッシャと呼ばれている。さらに物品が渋滞するにつれ、バックラインプレッシャが増加する。バックラインプレッシャは物品に損傷をもたらし、コンベヤベルトとその駆動部材に著しく負荷をかけ、ベルトの摩耗を促進する。コンベヤが回転自在なローラを含んで摩擦を低減する場合であっても、多数の渋滞した製品からの圧力が重大となることがある。そして、ストッパ機構は、一般に平面プレートであり、阻止位置へ移動するとき、特に阻止位置から外れるとき、それは蓄積物の先頭の物品上を滑る。ストッパ機構が引っ込んで蓄積した物品を解放するときに物品に対するストッパ機構の滑り摩擦がそれらの表面またはラベルを引っ掻くか、そうではなく損傷する場合がある。
【0003】
したがって、蓄積された物品を損傷せず、またはそれらの表面を損傷せずに搬送物を蓄積および解放することができるコンベヤが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
この要望および他の要望は、本発明の特徴を具体化するコンベヤによって満足される。このコンベヤの一態様は、搬送方向に物品を運搬する搬送面を具える。格納式ストッパは、この搬送面に沿って配置される。このストッパは、搬送物が搬送方向に搬送面上を進むのを停止させる阻止位置と、搬送物を搬送面上で運搬させる退避位置との間で動作方向に移動する。格納式ストッパが阻止位置と退避位置との間で動くときに搬送物上で滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を格納式ストッパが有する。
【0005】
本発明の特徴を具体化する別態様のコンベヤは、搬送方向に物品を運搬する搬送面を具える。搬送面に沿って配置されたストッパは、第1位置と第2位置との間で移動可能である。ストッパが第1位置と第2位置との間で動くときに搬送物に対して滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面をストッパが有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1Aおよび図1Bは本発明の特徴を具体化するコンベヤの一部の側立面図であり、第1の阻止、蓄積位置と第2の格納、解放位置とが示される垂直な滑りストッパを含む。
【図2】図2は図1のコンベヤの平面図である。
【図3】図3は別態様のコンベヤの平面図であり、水平な滑りストッパを有する。
【図4】図4は更に別態様のコンベヤの平面図であり、垂直軸周りに回転するストッパを有する。
【図5】図5は別態様のコンベヤの側立面図であり、搬送面より上の水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図6】図6Aおよび図6Bは別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示される搬送面の平面内でほぼ水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図7】図7Aおよび図7Bは更に別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示される搬送面より下で水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図8】図8は別態様のコンベヤの側立面図であり、搬送面に傾斜した角度まで水平軸周りに回転するストッパを有する。
【図9】図9Aおよび図9Bは別態様のコンベヤの側立面図であり、蓄積位置と解放位置で示されるストッパの接触面を形成する平面ベルトを有する。
【図10】図10は別態様のコンベヤの側立面図であり、ストッパの接触面を形成するローラトップベルトを有する。
【図11】図11は図10と同じ別態様のコンベヤの側立面図であり、ここではローラトップベルトが蓄積中に搬送方向に対して傾斜角で配向されている。
【図12】図12Aと図12Bは本発明の特徴を具体化する別のコンベヤの一部の側立面図であり、格納位置および阻止位置で示され、ストッパとして用いられるローラを含み、図12Cと図12Dは、図12Aのコンベヤで用いられるストップローラの2態様の側立面図である。
【図13】図13は別態様のコンベヤの側立面図であり、吸収ばねの緩衝装置のあるストッパを有する。
【図14】図14は図13と同じコンベヤの側立面図であり、空気ばねの緩衝装置を有する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の特徴を具体化する蓄積および解放コンベヤの一部の1態様が図1A−図1Bおよび図2に示されている。コンベヤ20は、上部の運搬経路に沿って搬送方向24に進む一組のローラトップコンベヤベルト22を具える。ベルトは、モータ(図示せず)によって駆動される回動駆動シャフト27に取り付けられた駆動スプロケット25によって従来通りに駆動される。ローラトップベルトはベルトローラ26を有し、これはベルトの搬送面28より上に突出する。物品30は、両ベルトのローラの上に乗る。格納式ストッパ32は、2つのコンベヤベルトを分離する隙間34に配置される。ストッパは、この実施例では、ストッパの上流面38に取り付けられたローラ36の外周面として規定される接触面35を有する。ストッパのローラは、搬送方向24とストッパの垂直な動作方向42とに垂直な回転軸を規定する軸40に取り付けられ、ストッパは、図1Aのように物品の阻止位置と図1Bのように物品の解放位置との間で平行移動する。
【0008】
図1Aのように、搬送物がストッパによって阻止されるとき、阻止された物品はストッパの上流に蓄積する。回転自在なベルトローラは、ベルトが走行するときに蓄積した物品の底部に低摩擦の転がり面を提供する。ベルトローラがないが十分滑らかな搬送面を有するコンベヤベルトは、幾つかのアプリケーションでローラベルトの代わりに用いることができる。図1Bで示されるように、ストッパが動作方向42でその阻止位置から退避位置に下げられるとき、ストッパに対して耐えている物品が搬送方向で前方に進められる。ストッパが退避されるか、または延在されて物品の外表面への損傷を防止するときに、ストップローラのローラ36がストッパの動作方向で物品上で滑るのではなく回転する。中央のストッパ32は、図2で示されるようにコンベヤの側部で任意の側部に位置するストッパ32’によって補完することができる。
【0009】
別態様のストッパが図3に示されている。この態様では、コンベヤの側部に位置する2つのストッパ44が、矢印46によって示されるように阻止位置と退避位置との間で水平に平行移動する。ローラ48の外周面は上流の接触面を規定し、ストッパが阻止位置にあるときに蓄積した物品が接触面に対して静止する。このストッパがコンベヤの側部から平行移動するので、これは、図2のように、搬送面に隙間を必要としない。したがって、搬送面は、1つのコンベヤベルト50によって、または側部で隣接するベルトよって形成することができる。ストッパのローラは、搬送方向24とストッパの動作方向46との双方に垂直な垂直軸を中心に回転する。
【0010】
別の種類のストッパが図4に示されている。この実施例では、図3のスライディングサイドストッパがピボットストッパ52に置換されている。これらのストッパは鉤形であり、それぞれピボット56の一端と鉤部58の他端とに取り付けられる軸部54を有している。ピボットは垂直軸60を中心に回転する。ストッパが格納位置、製品の解放位置へ回転するときに搬送物とストッパとを接触させ、鉤部の内側はローラ62を装備しており、これは搬送方向24とストッパの動作方向64とに垂直な垂直軸を中心に回転する。ストッパが物品を解放するよう回転するときに搬送物の表面とローラとの間の転がり接触は、物品が通過するときにストッパが物品の表面を引っ掻くのを防止する。回転する鉤部は一般に矩形の物品の角にのみ接触するので、ストッパのローラは箱またはカートンの運搬などのアプリケーションでは必要ないかもしれない。
【0011】
別のピボットストッパが図5に示されている。ストッパ66はコンベヤのレベルより上で水平軸68周りに回転する。ローラ70はストッパの上流の接触面を形成する。矢印72によって示されるように阻止位置から退避位置へストッパが振り動くときに、物品の先行する頂端74は穏やかな接触でローラを回転する。
【0012】
別のピボットストッパが図6Aおよび図6Bに示されている。この実施例では、ストッパ76は、2本の平行なベルト78の隙間に配置され、ベルトの平面でほぼ横たわる軸80を中心に回転する。ピボット軸はさらに搬送方向24に垂直である。ストッパは図6Aのその直立および阻止位置から図6Bのその退避位置へ回転するので、ベルトが物品を下流に運搬するときに先行物品がストッパの上流面のローラ82を回転する。類似する配置が図7Aと図7Bに示されており、ここでその上流面のローラ86を有するストッパ84がベルトより下の軸88周りに阻止位置と退避位置との間で回転する。両実施例(図6と図7)では、ローラが搬送方向とストッパの動作方向90、91とに垂直な軸で回転する。
【0013】
ここまでこのように説明されたストッパは大抵の物品にほぼ適用可能であるが、図8は、ストッパに垂直でない先行面94を持つ物品に特に適合されたストッパ92を示している。この態様では、ピボットストッパの阻止位置は、その接触面96の平面が搬送方向24と搬送面に対して傾斜し、物品の先行面との接触を拡大する。ストッパの上流面のローラ98の外周面が接触面を規定する。先の実施例のローラのように、この実施例のローラは、水平軸100を中心に回転するときに搬送方向24とストッパの動作方向99とに垂直な軸を中心に回転する。
【0014】
ストッパの先の実施例は全てローラを有する接触面を形成し、ローラは解放されるときに特に搬送物の表面を穏やかに取り扱う。図9Aと図9Bの実施例では、ストッパ102は2つの平行なベルト105の間の隙間に配置されたフラットベルト104によって形成される。ストッパは、矢印106、107によって示されるようにストッパを上下するリフトによって阻止位置(図9A)と退避位置(図9B)との間で移動する。ベルトは一組の遊び車の車輪108周りに掛け回され、これは搬送方向24とストッパの動作方向とに垂直な水平軸110を中心に回転する。ストッパの上流側のベルトの外表面は、その接触面112を形成する。ストッパが図9Aの阻止位置から下げられるとき、蓄積した物品の先行面とベルトの接触面との間の摩擦接触が、物品の先行面に対してベルトをほぼ静止したままにさせる。ストッパが上下されるときにベルトループの内部に沿って滑車輪が単に乗ってその頂端と底端を変化する。ベルトの接触面は物品に沿ってあまり滑らないので、物品は引っ掻かれない。そして、ストッパが十分に退避されるとき、解放された物品が回転自在のベルトの頂部114を越えて回転することができる。
【0015】
図9Aと図9Bの平面ベルトは、図10のストッパ118のローラベルト116によって置換される。ローラベルトの外部で延在するローラ120の外周面がストッパの接触面122を形成する。他の点では、図9A−図9Bおよび図10のストッパは同一である。ローラベルトストッパ118は、垂直でない先行面を有する物品に適合するために図11の搬送方向24に対して斜め方向124に延在および退避される。
【0016】
別態様の蓄積および解放コンベヤが図12Aと図12Bに示されている。このコンベヤでは、コンベヤベルト126が一般的な搬送方向24に進む。搬送経路に沿った蓄積位置では、耐荷重性ローラ130とベルト駆動ローラ131などの1セットのローラによってベルトがその一般的な運搬レベル128より下にそらされる。ストッパは、ローラ132の形態では、主な搬送面の隙間133に存在し、図12Aで示される退避された物品解放位置から、図12Bで示される阻止する物品蓄積位置へ引き上げることができる。ストップローラ132は、蓄積した物品の先行面で回転し、ストッパが上下されるときに物品を引っ掻かない。ストップローラの退避位置では、解放された物品はストップローラ上に隙間を越えて乗ることができ、ストップローラは搬送レベル128のほぼ接線に配置されることによって中断された搬送面の一部を形成する。そして、図12Aで示されるように、ストップローラ132はベルト駆動ローラ131によって駆動することができ、隙間を越えて解放された物品を加速する。図12Cと図12Dの実施例のように、ストップローラ132の接線の速度は、解放された物品の加速度を決定し、異なる直径の部分を持つ何れかのローラまたは双方のローラを提供することによって設定することができる。図12Aの実施例では、糸巻形状のベルト駆動ローラ131が直径D1を有するベルトに係合する内部142と、より大きい直径D2を有する側部の端部144とを有する。内部はベルトによって接触および駆動される。内部の接線速度はベルトの速度と等しい。したがって、端部の接線速度が内部のベルト速度および接線速度のD2/D1倍である。ストップローラ132は、ベルト駆動ローラのより大きな直径の端部の外周面と接触し、増加した同じ接線速度を有する。図12Dのように、直径D4を有する内側の物品接触部と、より小さな直径D3を有し、ベルト駆動ローラの端部と接触する側部の端部とを有するストップローラ132’が用いられる場合、ストップローラの物品接触部の接線速度はD4/D3の係数によりさらに乗算される。このギヤリング効果を用いてベルトの速度以上の速度で解放された物品を急速に加速することができる。
【0017】
他の態様のストッパが図13と図14に示されている。図13では、ストッパ134がばねと吸収システムの形態で緩衝装置136に取り付けられる。ストッパが図示される阻止位置にあるとき、ストッパに当たる物品とストッパに対して蓄積した物品の塊にぶつかる後続物品の衝撃が緩衝装置によって減少される。ばねは、蓄積した物品に対して上流方向にストッパを付勢する。ばねは上流位置138と下流位置139との間でストッパに可動域を提供し、ここでばねが圧縮される。吸収材は、スプリングシステムの振動を弱める。図14のストッパ134は、図13の吸収スプリングシステムの代わりに、緩衝装置としてエアクッション140を用いる。
【0018】
記載されたストッパは、従来の空気圧、水圧、または電気機械装置によって平行移動または回転してもよい。コンベヤは、コンベヤベルト、フラットトップベルトおよびローラトップの双方のベルトとして示されているが、記載されたストッパにローラコンベヤとスラットコンベヤなどの他の搬送媒体を用いてもよい。またストッパの上昇と下降は、戦略的な位置でコンベヤに沿って配置した物品検出センサの出力によって制御することができる。さらに、ローラおよびストッパは図面に示された軸取り付けローラではなく一般に回転可能なロールボールとすることができる。したがって、これら少数の実施例が提案するように、詳細に説明された例示的な態様の多くの変形が本発明の範囲内で可能である。
【図1A】
【図1B】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送方向に物品を運搬する搬送面と、
前記搬送面に沿って配置される格納式ストッパであって、前記搬送方向に前記搬送面上で搬送物が進むのを停止させる阻止位置と、前記搬送面上で搬送物を運搬させる退避位置との間で動作方向に移動可能なストッパとを具え、
前記格納式ストッパが前記阻止位置と前記退避位置との間で動くときに搬送物上で滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を前記格納式ストッパが有することを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記接触面が前記搬送方向に垂直な軸を中心に回転する1以上のローラの外周面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項3】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記接触面が前記格納式ストッパの動作方向に垂直な軸を中心に回転する1以上のローラの外周面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項4】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記格納式ストッパが一組の車輪を具え、前記接触面が前記搬送方向に垂直な軸を中心に回転可能な前記一組の車輪周りに掛け回されたベルトの面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
請求項4に記載のコンベヤがさらに、前記車輪の1つに連結されたモータを具え、前記格納式ストッパの動作方向に平行な方向にベルトを駆動することを特徴とするコンベヤ。
【請求項6】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記搬送面が隙間を介して分離されており、前記格納式ストッパが前記阻止位置と前記退避位置との間で前記隙間を通って移動可能なローラを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項7】
請求項6に記載のコンベヤがさらに、前記隙間内に配置された第2ローラを具え、前記搬送面が前記第2ローラ周りに前記隙間内で搬送面のレベルより下にそらされたコンベヤベルトによって形成され、前記第2ローラが前記コンベヤベルトによって駆動され、前記ストッパが前記退避位置にあるときに前記格納式ストッパのローラを駆動することを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記阻止位置の前記格納式ストッパの接触面が前記搬送方向に傾斜した平面を規定することを特徴とするコンベヤ。
【請求項9】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記搬送方向に垂直であり、かつ前記搬送面の平面に平行な軸周りに前記阻止位置と前記退避位置との間で前記格納式ストッパが回転することを特徴とするコンベヤ。
【請求項10】
請求項1に記載のコンベヤがさらに、搬送物に対して前記阻止位置で前記格納式ストッパを付勢する緩衝装置であって、前記搬送方向の上流位置と下流位置との間で前記コンベヤに沿って前記格納式ストッパの可動域を提供する緩衝装置を具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項11】
請求項10に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置が吸収材を有するばねを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項12】
請求項10に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置がエアクッションを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項13】
搬送方向に物品を運搬する搬送面と、
前記搬送面に沿って配置されたストッパであって、第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパとを具え、
前記ストッパが前記第1位置と前記第2位置との間で動くときに前記搬送物に対して滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を前記ストッパが有することを特徴とするコンベヤ。
【請求項14】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記第2位置が前記搬送方向で前記コンベヤに沿って前記第1位置の下流であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項15】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記第1位置は前記搬送方向に前記搬送面上で搬送物が進むのを停止する阻止位置であり、前記第2位置は前記搬送面上で搬送物を運搬させる退避位置であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項16】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパがローラを含み、前記ローラの外周面が前記接触面を形成することを特徴とするコンベヤ。
【請求項17】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパが前記接触面を形成する外面を有するベルトを含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項18】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパが前記搬送方向に垂直な軸周りに前記第1位置と前記第2位置との間で回転することを特徴とするコンベヤ。
【請求項19】
請求項13に記載のコンベヤがさらに、前記搬送方向と反対の方向に前記ストッパを付勢する緩衝装置であって、前記搬送方向の上流位置と下流位置との間で前記コンベヤに沿って前記ストッパの可動域を提供する緩衝装置を具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項20】
請求項19に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置が吸収材を有するばねを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項21】
請求項19に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置がエアクッションを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項1】
搬送方向に物品を運搬する搬送面と、
前記搬送面に沿って配置される格納式ストッパであって、前記搬送方向に前記搬送面上で搬送物が進むのを停止させる阻止位置と、前記搬送面上で搬送物を運搬させる退避位置との間で動作方向に移動可能なストッパとを具え、
前記格納式ストッパが前記阻止位置と前記退避位置との間で動くときに搬送物上で滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を前記格納式ストッパが有することを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記接触面が前記搬送方向に垂直な軸を中心に回転する1以上のローラの外周面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項3】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記接触面が前記格納式ストッパの動作方向に垂直な軸を中心に回転する1以上のローラの外周面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項4】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記格納式ストッパが一組の車輪を具え、前記接触面が前記搬送方向に垂直な軸を中心に回転可能な前記一組の車輪周りに掛け回されたベルトの面を含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
請求項4に記載のコンベヤがさらに、前記車輪の1つに連結されたモータを具え、前記格納式ストッパの動作方向に平行な方向にベルトを駆動することを特徴とするコンベヤ。
【請求項6】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記搬送面が隙間を介して分離されており、前記格納式ストッパが前記阻止位置と前記退避位置との間で前記隙間を通って移動可能なローラを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項7】
請求項6に記載のコンベヤがさらに、前記隙間内に配置された第2ローラを具え、前記搬送面が前記第2ローラ周りに前記隙間内で搬送面のレベルより下にそらされたコンベヤベルトによって形成され、前記第2ローラが前記コンベヤベルトによって駆動され、前記ストッパが前記退避位置にあるときに前記格納式ストッパのローラを駆動することを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記阻止位置の前記格納式ストッパの接触面が前記搬送方向に傾斜した平面を規定することを特徴とするコンベヤ。
【請求項9】
請求項1に記載のコンベヤにおいて、前記搬送方向に垂直であり、かつ前記搬送面の平面に平行な軸周りに前記阻止位置と前記退避位置との間で前記格納式ストッパが回転することを特徴とするコンベヤ。
【請求項10】
請求項1に記載のコンベヤがさらに、搬送物に対して前記阻止位置で前記格納式ストッパを付勢する緩衝装置であって、前記搬送方向の上流位置と下流位置との間で前記コンベヤに沿って前記格納式ストッパの可動域を提供する緩衝装置を具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項11】
請求項10に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置が吸収材を有するばねを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項12】
請求項10に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置がエアクッションを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項13】
搬送方向に物品を運搬する搬送面と、
前記搬送面に沿って配置されたストッパであって、第1位置と第2位置との間で移動可能なストッパとを具え、
前記ストッパが前記第1位置と前記第2位置との間で動くときに前記搬送物に対して滑らずに搬送物と接触するよう配置された接触面を前記ストッパが有することを特徴とするコンベヤ。
【請求項14】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記第2位置が前記搬送方向で前記コンベヤに沿って前記第1位置の下流であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項15】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記第1位置は前記搬送方向に前記搬送面上で搬送物が進むのを停止する阻止位置であり、前記第2位置は前記搬送面上で搬送物を運搬させる退避位置であることを特徴とするコンベヤ。
【請求項16】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパがローラを含み、前記ローラの外周面が前記接触面を形成することを特徴とするコンベヤ。
【請求項17】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパが前記接触面を形成する外面を有するベルトを含むことを特徴とするコンベヤ。
【請求項18】
請求項13に記載のコンベヤにおいて、前記ストッパが前記搬送方向に垂直な軸周りに前記第1位置と前記第2位置との間で回転することを特徴とするコンベヤ。
【請求項19】
請求項13に記載のコンベヤがさらに、前記搬送方向と反対の方向に前記ストッパを付勢する緩衝装置であって、前記搬送方向の上流位置と下流位置との間で前記コンベヤに沿って前記ストッパの可動域を提供する緩衝装置を具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項20】
請求項19に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置が吸収材を有するばねを具えることを特徴とするコンベヤ。
【請求項21】
請求項19に記載のコンベヤにおいて、前記緩衝装置がエアクッションを具えることを特徴とするコンベヤ。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13】
【図14】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2011−526236(P2011−526236A)
【公表日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516663(P2011−516663)
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/048667
【国際公開番号】WO2009/158504
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(508181663)レイトラム,エル.エル.シー. (43)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/048667
【国際公開番号】WO2009/158504
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(508181663)レイトラム,エル.エル.シー. (43)
【Fターム(参考)】
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