説明

立方体の平行移動を学ぶ知育教具

【課題】積み木で番号などが記載された立方体を特定の順番に並べられたものを別の順番に並べかえることは容易であるので、簡単に並べかえることができないように自由度の少ない平行移動のみで並べかえる知育教具を提供する。
【解決手段】立方体が窓枠から落ちないように27個目の立方体にL字個体及び立方体2個、窓枠を接合したのち、立方体枠L字個体及び立方体2個を接合固定した。各面に9個の窓の空いた立方体の枠の中に27個の立方体を格納したままでは、立方体を平行移動できないので、立方体の1個分スペースを確保させると最小スペースで残りの26個の立方体を平行移動できる。その1個を枠の外に取り出すために27個目の立方体にL字個体及び立方体2個、窓枠を接合して格納し、立方体枠にL字個体及び立方体2個を接合し固定すると立方体を枠の外にはみ出させることができる。また立方体は立方体枠からは取り出せないようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
27個の立方体に番号などをつけて縦、横、高さ、それぞれ3個分の立方体に積み上げるのにどんな順番でも簡単に積み上げることができる。これだけでは知育教具としての価値は低い。そこで立方体1個分を枠の外に出し、内部に1個分のスペースを作り、残りの26個の立方体を平行移動できるようにした。1個分のスペースしかないので平行移動の自由度が少なく特定の順番の並びに簡単に並べかえることができなくなり、難易度の高い知育教具ができた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
立方体(図2)が窓枠から落ちないように27個目の立方体(図2)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個、窓枠(図11)を接合したのち、立方体枠(図1)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個を接合固定した。このことにより立方体(図2)の一部を立方体枠(図1)の外に出すことができ、図2の立方体1個分のスペースを作りだした。
各面に9個の窓(穴)の空いた立方体(図1)の枠の中に27個の立方体(図2)を格納したままでは、立方体(図2)を平行移動できないので、立方体(図2)の1個分スペースを確保させると最小スペースで残りの26個の立方体(図2)を平行移動できる。
その1個を枠の外に取り出すために27個目の立方体(図2)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個、窓枠(図11)を接合して格納する。その後、立方体枠(図1)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個を接合し固定すると立方体(図2)を枠の外にはみ出させることができる。
また、立方体(図2)は立方体枠(図1)からは取り出せないようになっている。
これにより図3の空間内部(立方体A’B’C’D’E’F’G’H’)に図2の立方体1個分の空きスペースができ、26個の立方体(図2)の平行移動が可能になる。
1個分のスペースしかないので平行移動の自由度が少なく、知育教具としての価値が高いことを特長とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 立方体の外枠 AB=BC=CD=DA=EF=FG=GH=HE=AE=BF=CG=DH=34 厚さが2
【図2】 一辺の長さが10の立方体27個
【図3】 内部の空間は一辺の長さが30の立方体A’B’C’D’−E’F’G’H’
【図4】 立方体(図1)の上面(正方形ABCD)、窓は一辺の長さが6の正方形 AnBnCnDn、ただし、n=2,3,4,6,7,8,9 多角形の窓A1B1C1D1
【図5】 [図4]以外の残りの5面(AEFB,BFGC,CGHD,DHEA,EFGH)、窓は一辺の長さが6の正方形 AnEnFnBn、BnFnGnCn、CnGnHnDn、,DnHnEnAn、EnFnGnHn ただし、n=1,2,3,4,5,6,7,8,9
【図6】 L字個体 2個
【図7】 一片の長さ1の立方体 4個
【図8】 全ての部品を格納および接着固定した完成した図
【図9】 内部に立方体(図2)の1個分のスペースを確保した図 上部(正方形ABCD)に立方体(図2)の一部が枠の外に出ている。
【図10】 立方体枠(図1)の上面ABCDの窓枠(図4の多角形A1B1C1D1で切り取った内部の最上部にL字個体(図6)と立方体(図7)2個を接合した図
【図11】 正方形窓枠A1B1C1D1
【図12】 27個目の立方体(図2)にL字個体(図6)と立方体(図7)2個と正方形窓枠(図11)を接合した図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各面に9個の窓(穴)の空いた立方体枠(図1)の中に27個の立方体(図2)を格納し、立方体(図2)の1個分のスペースを確保するために格納する27個目の立方体(図2)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個、窓枠(図11)を接合して格納する。その後、立方体枠(図1)にL字個体(図6)及び立方体(図7)2個を接合し固定すると立方体(図2)を枠の外にはみ出させることができる。
また、立方体(図2)は立方体枠(図1)からは取り出せないようになっている。
これにより図3の空間内部(立方体A’B’C’D’E’F’G’H’)に図2の立方体1個分の空きスペースができ、26個の立方体(図2)の平行移動が可能になる。1個分のスペースしかないので平行移動の自由度が少なく、知育教具としての価値が高いことを特長とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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