説明

端末装置、方法及びプログラム

【課題】入力を続行したとき履歴語の無駄な表示継続を回避すること。
【解決手段】スマートフォンなどの検索窓に入力された文字列に検索履歴中で該当する履歴語を所定のスペースに表示するが、さらに文字入力を続けた場合、履歴語の表示を他の語に変更する。これにより、所望の語でないためユーザが無視して文字入力を続けた履歴語の無駄な表示継続を回避し、そのスペースを他の語の表示に活用できるので、入力の使い勝手が改善できる。特に、スマートフォンのように画面サイズが限られた端末で有限な表示スペースを有効活用でき特に効果的である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索語の入力に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの分野では、情報入力の効率化が工夫され、一例として、画面表示された見出しのアルファベット(例えば「T」)に指で触れるとその文字から入力される可能性のある音節の候補(「た」「ち」など)が表示され、候補上まで指を移動して離すとその候補が入力される提案が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ウェブ検索の画面では、いわゆる検索窓への文字入力を開始すると、その端末装置やユーザが過去に検索した検索履歴のうち、入力された文字列に該当する語(本願において「履歴語」と呼ぶこととする)を所定の表示スペースに候補として表示し、その履歴語をタップ操作などで選択すれば語全体を入力しなくて済む工夫が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−191537号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のような従来技術では、表示された履歴語を確認したが所望の語でないため、無視してさらに文字入力を続けたような場合でも、入力された文字列が履歴語と一致しなくなるまでその同じ履歴語の無駄な表示が継続していた。このため、その表示スペースを他の語の表示などに活用できず、使い勝手の改善が困難という問題があった。
【0006】
例えば、「なで肩」を以前検索したが、その後「なでしこ」を何度か検索したユーザが、再び「なで肩」を検索したいため「な」と入力した時点を考える。このとき、検索履歴中で、直近かつ回数も多い「なでしこ」が履歴語として表示され、確認するが所望の語でないためさらに一文字「で」を追加して「なで」まで入力するが、履歴語「なでしこ」も「なで」に依然として該当するため表示されたままで役に立たない。その後「なでが」まで入力すると初めて「なでしこ」は該当しなくなるため、表示が別の履歴語「なで肩」に切り替わるが、この時点ではもはや「なでがた」と全部入力するのと比べ、わずか最後の一文字「た」の入力が省けただけである。
【0007】
上記の課題に対し、本発明の目的は、入力を続行したとき履歴語の無駄な表示継続を回避することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的をふまえ、本発明の一態様(1)である端末装置は、画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付ける入力受付手段と、検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示する履歴表示手段と、前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示する表示変更手段と、を備えたことを特徴とする
【0009】
本発明の他の態様(4)である情報処理方法は、上記態様を方法のカテゴリで捉えたもので、画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付ける入力受付処理と、検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示する履歴表示処理と、前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示する表示変更処理と、をコンピュータが実行することを特徴とする
【0010】
本発明の他の態様(5)であるプログラムは、上記態様をコンピュータ・プログラムのカテゴリで捉えたもので、コンピュータを制御することにより、画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付けさせ、検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示させ、前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示させることを特徴とする。
【0011】
本発明の他の態様(6)であるサーバ装置は、上記プログラムを、通信ネットワーク経由で端末装置へ送信することを特徴とする。
【0012】
本発明の上記態様では、スマートフォンなどの検索窓に入力された文字列に検索履歴中で該当する履歴語を所定のスペースに表示するが、さらに文字入力を続けた場合、履歴語の表示を他の語に変更する。これにより、所望の語でないためユーザが無視して文字入力を続けた履歴語の無駄な表示継続を回避し、そのスペースを他の語の表示に活用できるので、入力の使い勝手が改善できる。
【0013】
本発明の他の態様(2)は、上記いずれかの態様において、前記表示変更手段は、前記他の語として、入力された前記文字列に前記検索履歴中で該当する他の語を表示することを特徴とする。
【0014】
本発明の他の態様(3)は、上記いずれかの態様において、入力された前記文字列に基づいて、検索語の候補を予め定められたサーバから取得して画面に表示する候補表示手段を備え、前記表示変更手段は、前記他の語として表示すべき他の履歴語が存在しない場合、前記候補表示手段が取得した前記検索語の候補を前記他の語として表示することを特徴とする。
【0015】
なお、上記の各態様は、明記しない他のカテゴリ(方法、プログラム、システムなど)としても把握することができ、方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「手段」を、「処理」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に直接明記のものに限定されず、順序を変更したり、一部の処理をまとめてもしくは随時一部分ずつ実行するなど、変更可能である。さらに、個々の手段、処理やステップを実現、実行する端末などのコンピュータは共通でもよいし、手段、処理やステップごとにもしくはタイミングごとに異なってもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、入力を続行したとき履歴語の無駄な表示継続を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態について構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態におけるデータ例を示す図。
【図3】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態における画面表示例を示す図(履歴語)。
【図5】本発明の実施形態における画面表示例を示す図(他の語として他の履歴語)。
【図6】本発明の実施形態における画面表示例を示す図(他の語として検索候補)。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」と呼ぶ)について図に沿って例示する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項は適宜省略する。
【0019】
〔1.構成〕
本実施形態は、図1の構成図に示す検索装置1(以下「本装置1」や「本装置」とも呼ぶ)に関するもので、本装置1は、スマートフォン、携帯電話端末、タブレットPCなどの携帯情報端末や、その他のパーソナルコンピュータなどである。この本装置1は、コンピュータの構成として少なくとも、CPUなどの演算制御部6と、主メモリや補助記憶装置等の記憶装置7と、通信ネットワークN(例えば、携帯電話、PHS、公衆無線LANなどの移動通信網、インターネットなど)との通信手段8(移動通信網との通信回路、無線LANアダプタなど)と、を有する。サーバ2は、同様なコンピュータの構成を備えた検索サーバなどのサーバ装置である。
【0020】
また、本装置1は、上記のようなコンピュータの構成に加え、タッチパネル機能付きの液晶や有機EL等の表示画面G(以下「タッチパネル画面G」や「タッチパネル画面」、単に「画面G」や「画面」とも呼ぶ)を有する。
【0021】
この本装置1では、記憶装置7に記憶(インストール)した所定のコンピュータ・プログラムが演算制御部6を制御することで、図1に示す各手段などの要素(20,30ほか)を実現する。ここでいうコンピュータ・プログラムの種類は自由で、例えば、スマートフォンの検索用などのアプリケーション・プログラム(「アプリ」とも呼ぶ)の他、ウェブサーバから配信されるHTMLやスクリプトなどウェブページのデータ、オペレーティング・システムなどの基本ソフトウェアや、それらのプラグイン・ソフトウェアに代表される機能拡張モジュール、その他の種類でもよい。
【0022】
また、実現される要素のうち情報の記憶手段の態様は自由で、記憶装置7上のファイルなど任意のデータ形式で実現できるほか、ネットワーク・コンピューティング(クラウド)によるリモート記憶などでもよい。また、記憶手段は、データの格納領域だけでなく、データの入出力や管理などの機能を含んでもよい。また、本出願に示す記憶手段の単位は説明上の便宜によるもので、適宜、構成を分けたり一体化できるほか、明示する記憶手段以外にも、各手段の処理データや処理結果などを記憶する記憶手段を適宜用いるものとする。
【0023】
なお、図中(例えば図1)の矢印は、データや制御などの流れについて主要な方向を補助的に示すもので、他の流れを否定するものでも、方向の限定を意味するものでもない。例えばデータをある方向に取得する場合、必要に応じ事前のデータリクエストや事後のアクノリッジ(ACK:確認応答)が逆方向に送信される。また、記憶手段以外の各手段は、以下に説明するような情報処理の機能・作用(例えば図3)を実現・実行する処理手段であるが、これらは説明のために整理した機能単位であり、実際のハードウェア要素やソフトウェアモジュールとの一致は問わない。
【0024】
〔2.作用効果〕
上記のように構成された本装置1では、入力受付手段20が表示画面Gで入力を受け付けた文字列を検索キーとした検索要求(検索クエリなどとも呼ばれる)を、図示しないウェブブラウザまたは上記アプリがサーバ2に送信し検索結果画面(図示省略)を得て画面Gに表示するが、以下では、特に文字列入力中の画面表示について図3のフローチャートに沿って説明する。
【0025】
〔2−1.文字入力と履歴語の表示〕
すなわち、入力受付手段20が、画面Gに表示されている検索窓W(例えば図4)への文字列の入力の受付を開始すると(ステップS11)、入力があって、それまでに入力された文字列(「入力文字列」や「入力済文字列」とも呼ぶことする)が1文字増えるたびに(ステップS12:「YES」)、候補表示手段50が、入力文字列に基づいて、検索語の候補(「検索候補」とも呼ぶこととする)を予め定められたサーバ2から取得して画面に表示する(ステップS13)。
【0026】
例えば、図4の画面例では、ソフトウェアキーボードKにより入力され検索窓Wに表示されている入力文字列「な」に対し、直近所定期間内に多く検索された、所謂バーストクエリなどの検索候補C1「なでしこ○○」が表示されている。このような検索候補の表示は、既に表示されていた検索候補を、1文字増えた入力文字列を基に取得した新たな検索候補で置き換える更新の表示を含む。
【0027】
続いて、履歴表示手段30は、本装置1又はそのユーザにより検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、検索履歴から抽出し(ステップS14)画面Gの予め定められた表示スペースに表示する(ステップS17)。図4の画面例では、検索履歴中の語のうち入力文字列「な」に前方一致という形で該当する履歴語H1「なでしこ」が表示されている。
【0028】
ここで、本装置1やユーザは、ユーザIDやブラウザによりクッキー情報で識別される。検索履歴は、検索要求ごとに要素を追加する形で、本装置1の検索履歴記憶手段35やサーバ2などに蓄積され参照される。履歴語の基礎となる「入力された文字列」は、1文字である場合を含む。また、「先頭からの」少なくとも一部が該当するとは、形態素解析等で区切る複合語の要素では先頭以外の要素も含む。例えば、入力された文字列「ら」や「ラー」に対し、複合語「東京ラーメン」も、2番目の要素である「ラーメン」の先頭からの一部が該当するので、履歴語となり得る。
【0029】
また、入力された文字列に「該当」する語は、入力された文字列と文字種の異同を問わず入力変換での所定の対応関係がある文字列で始まる語であり、入力文字列「na」に対し履歴語「なでしこ」や、入力文字列「t」に対し履歴語「高橋」のように、入力された読みの前方から含む漢字なども含む。このため、検索履歴は、図2に例示するように、履歴ごとの読みなど、変換上の対応関係のある文字列の情報を含む。
【0030】
〔2−2.他の履歴語の表示〕
そして、表示変更手段40は、履歴語を表示(ステップS17)した後でさらに文字列について追加入力があり、かつ、表示されている履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、表示スペースに履歴語に代えて、入力文字列に基づく他の語を表示する。
【0031】
例えば、図5の画面例の状態では、図4では「な」だった入力文字列が、「で」を加える追加入力により入力文字列「なで」となっており(検索窓W)、それまで表示されていた図4の履歴語H1「なでしこ」は、追加入力分「で」を含む入力済の文字列「なで」にも該当する。このため、その表示スペースにはその履歴語「なでしこ」に代えて、他の語(図5の画面例では他の履歴語H2「なで肩」)を表示している。
【0032】
ここで、表示変更手段40が、他の語として、入力文字列に検索履歴中で該当する他の語を表示する処理手順の例としては、文字列についての追加入力を受けて(ステップS12:「YES」)、検索履歴から履歴語を抽出し(ステップS14)、それら履歴語から表示済の履歴語があればそれを除去し(ステップS15)、残る履歴語があれば(ステップS16:「YES」)それを表示すればよい(ステップS17)。
【0033】
表示済の履歴語については、表示のたびに表示済の集合に加える形で記憶し、検索履歴の集合から毎回除去の処理を行ってもよいが、他の例として、検索履歴中の要素を、入力文字列が1文字追加されるごとに入力文字列で絞り込んでいくとともに、残っている要素の中から、履歴語として一旦表示した要素を除去していくようにすれば処理が効率化できる。
【0034】
〔2−3.他の語としての検索候補の表示〕
また、表示済の履歴ごとに代えて表示スペースに表示する他の語としては、上記のように表示済の履歴語を除去して残った他の履歴語の他に、サーバから得る検索候補なども考えられる。そこで、本実施形態では、表示変更手段40は、他の語として表示すべき他の履歴語が存在しない場合(ステップS16:「NO」)、候補表示手段50が取得した検索語の候補を他の語として表示する(ステップS18)。
【0035】
例えば、図4の画面例で「な」であった入力文字列に対し履歴語H1「なでしこ」が表示さており、その後、入力文字列が追加入力で「なで」となったが、これに該当する他の履歴語(例えば図5の「なで肩」)がない場合を考える。この場合、図6の画面例のように、図4で履歴語H1が表示されていた表示スペースについても、検索履歴の表示に転用し、新たな検索候補C2「なでしこ△△△」を表示すれば、表示スペースが無駄にならず有効活用できる。
【0036】
上記のように他の語として検索候補C2を表示後、さらに文字列について追加入力があった場合も、表示されている検索候補C2が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するときは、表示スペースにその検索候補C2に代えて、入力文字列に基づく他の検索候補を表示することができる。もちろん、表示スペースに一旦表示した履歴語に代る他の語として、他の履歴語を表示することなく、常に、候補表示手段50がサーバから取得する検索候補のみを、図6の例のように表示するようにしてもよい。
【0037】
〔3.効果〕
(1) 以上のように本実施形態では、スマートフォンなどの検索窓に入力された文字列に検索履歴中で該当する履歴語を所定のスペースに表示するが(例えば図3のステップS17、図4)、さらに文字入力を続けた場合、履歴語の表示を他の語に変更する(例えば図5)。これにより、所望の語でないためユーザが無視して文字入力を続けた履歴語の無駄な表示継続を回避し、そのスペースを他の語の表示に活用できるので、入力の使い勝手が改善できる。特に、スマートフォンのように画面サイズが限られた端末で有限な表示スペースを有効活用でき特に効果的である。
【0038】
(2) 特に、本実施形態では、他の語として、入力された文字列に検索履歴中で該当する他の履歴語を表示することにより(例えば図5)、ユーザ自身や端末の検索履歴に基づく次善の候補を提示でき、入力効率が改善できる。
【0039】
(3) さらに、本実施形態では、他の語として、ユーザ自身に限らず他のユーザも含め多く入力される検索候補を表示することにより(例えば図6)、広い視点でより豊富な検索語の候補を提示でき、有意義な検索を効果的に支援できる。
【0040】
〔4.他の実施形態〕
なお、上記実施形態は例示に過ぎず、本発明は、以下に例示するものやそれ以外の他の実施態様も含むものである。例えば、本出願における構成図、データの図、フローチャートなどは例示に過ぎず、各要素の有無、その配置や処理実行などの順序、具体的内容などは適宜変更可能である。一例として、検索履歴は、本装置1でなく、サーバ2にユーザID等と対応させて記憶させてもよい。また、図4から図6に示した画面例における各要素の表示順序や表示形式、表示内容等は自由に変更可能である。また、本発明は日本語に限らず他の外国語にも適用可能である。
【0041】
また、本装置1を構成する個々の手段を実現する態様は自由で、外部のサーバが提供している機能をAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)やネットワーク・コンピューティング(いわゆるクラウドなど)で呼び出して実現するなど、本発明の構成は柔軟に変更できる。加えて、本発明は、本装置1を実現するプログラムを配信するサーバ2やその他のサーバ装置としても把握できるが、本装置1を実現するアプリなどのプログラムと、検索時に用いる検索サーバは別々でもよい。さらに、本発明に関する手段などの各要素は、コンピュータの演算制御部に限らず物理的な電子回路など他の情報処理機構で実現してもよい。
【符号の説明】
【0042】
1 検索装置(本装置)
2 サーバ
6 演算制御部
7 記憶装置
8 通信手段
20 入力受付手段
30 履歴表示手段
35 検索履歴記憶手段
40 表示変更手段
50 候補表示手段
C1,C2 検索候補
G 画面
H1 履歴語
N 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付ける入力受付手段と、
検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示する履歴表示手段と、
前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示する表示変更手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記表示変更手段は、前記他の語として、入力された前記文字列に前記検索履歴中で該当する他の語を表示することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
入力された前記文字列に基づいて、検索語の候補を予め定められたサーバから取得して画面に表示する候補表示手段を備え、
前記表示変更手段は、前記他の語として表示すべき他の履歴語が存在しない場合、前記候補表示手段が取得した前記検索語の候補を前記他の語として表示することを特徴とする請求項1又は2記載の端末装置。
【請求項4】
画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付ける入力受付処理と、
検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示する履歴表示処理と、
前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示する表示変更処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
コンピュータを制御することにより、
画面に表示されている検索窓への文字列の入力を受け付けさせ、
検索された語からなる検索履歴中の語のうち、入力された前記文字列に先頭からの少なくとも一部が該当する語である履歴語を、前記画面の予め定められた表示スペースに表示させ、
前記履歴語を表示した後でさらに前記文字列について追加入力があり、かつ、表示されている前記履歴語が追加入力分を含む入力済の文字列にも該当するとき、前記表示スペースに前記履歴語に代えて他の語を表示させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項6】
請求項5のプログラムを通信ネットワーク経由で端末装置へ送信することを特徴とするサーバ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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