説明

筐体のヒンジ構造

【課題】取り付け時の破損が防止され、組み立て時の操作性も向上する筐体のヒンジ構造を提供する。
【解決手段】第1の筐体50と、第2の筐体60と、第1の筐体50と第2の筐体60とを連結するための係合端部を有する少なくとも2つのヒンジ1と、を備え、第1の筐体50は、少なくとも2つのヒンジ1の係合端部の一端部2を、筐体平面に沿う同一線上の異なる方向にスライド案内して保持する第1保持部51を備え、第2の筐体60は、ヒンジ1の係合端部の他端部3を、ヒンジ1のスライド方向と交差する方向に圧入案内して保持する第2保持部62を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つ以上の部材を取り付けるヒンジ構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、2つまたはそれ以上の部材や部品を繋げる手段として各種のヒンジ構造が用いられている。このヒンジ構造において、例えば合成樹脂製の部材を開閉自在につなげる場合に、繋げる部材同士とは別体に構成されたヒンジを取り付けるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このヒンジ構造の場合、可撓性プラスチック板に結合用の取付孔が形成されており、ヒンジは先端が尖ったやじり形の結合部を両端に備える構成となっている。このヒンジ構造の場合、ヒンジを、その尖った結合部を結合用の取付孔に圧入することにより接続ができるような構成となっている。
【0004】
【特許文献1】実開昭58−27994号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、尖ったやじり形の結合部を圧入するようなヒンジの固定方法による場合は、取り付孔とこの取り付孔に圧入する結合部との成形精度のバラつきにより、圧入時の差し込み操作がし難い場合や差し込みが容易すぎて緩い場合がある。差し込みが硬い場合は、結合後はしっかりと連結されるが、作業性が悪く、ヒンジそのものあるいは結合する部品を破損することもあった。一方、結合がゆるい場合は、抜けやすく組み付け状態が維持できないことがあった。
【0006】
また、連結する部材ならびにヒンジが小さい部品や連結する部材が薄肉の場合には、その取り付けスペースに制限が生じ、製造工程においてヒンジの取付孔を構成することが困難であった。したがって、ヒンジ構造の自由度を向上させるのは困難であった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、取り付け時の破損が防止され、組み立て時の操作性も向上する筐体のヒンジ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の筐体のヒンジ構造は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結するための係合端部を有する少なくとも2つのヒンジと、を備え、前記第1の筐体が、前記少なくとも2つのヒンジの係合端部の一端を、筐体平面方向に沿う同一線上の異なる方向にスライド案内して保持する第1保持部を備え、前記第2の筐体が、前記ヒンジの係合端部の他端を、前記ヒンジのスライド方向と交差する方向に圧入案内して保持する第2保持部を備える。
【0009】
この構成により、第1の筐体とヒンジを結合するときに必要以上に大きな力で無理やり嵌め込む必要がなく、円滑な組み込みができる。また、強い力で無理やりはめ込むような構成でないので、組み込み部位の破損が回避される。さらに、第2の筐体には、スライドされたヒンジの他端部を圧入して保持することで、第1保持部の係合を維持したままヒンジと第2保持部とのはめ込みが可能である。このように筐体とヒンジとを連結することで、第1保持部(スライド組み込み部分)の係合が外れる方向のスライド移動を阻止することができる。
【0010】
また、本発明の筐体のヒンジ構造は、前記第1保持部が、略同一直線上に位置する第1案内面と、前記第1案内面に沿ってスライドされる前記ヒンジの係合端部を前記第1案内面との間でスライド可能に挟み込む第2案内面と、前記ヒンジの係合端部の係合先端部が係合するフック部と、を備える。
【0011】
この構成により、円滑なスライド移動を可能にしている。また、この両案内面のいずれか一方にヒンジの係合先端部と引っかかるように係合するフック部が設けられていることで、スライド移動するだけでヒンジの連結を可能にする。
【0012】
本発明の筐体のヒンジ構造は、前記第1案内面および前記第2案内面のいずれか一方と前記係合端部との係合力が増大するように突出した凸部を備える。
【0013】
この構成により、第1及び第2の両案内面のいずれか一方とヒンジの係合端部との引っかかり力を増大させる押圧力を発生させる凸部を備えることで、ヒンジ引き抜き方向の力に対して対抗する係止力を増大させることができ、強固な連結を保障することができる。さらに、ヒンジ組み込み工程においては、ヒンジを第1保持部に組み込んだ状態が維持されるので、その状態での取り扱い性が向上し、組み立て性向上に寄与することができる。
【0014】
本発明の筐体のヒンジ構造は、前記第1の筐体が前記第2の筐体に比べて薄肉に構成されている。
【0015】
この構成により、第1の筐体が非常に薄い筐体構造(例えば、本体に対する蓋)であっても、強固な取り付けが保障される。このように、ヒンジの取り付けでスライド係合を採用する側の筐体の構造を薄肉に構成することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、取り付け時の破損が防止され、組み立て時の操作性も向上することができる。例えば、筐体の平面方向に沿ったスライドによる平易な嵌めこみ構造を有するので、ヒンジの取り付け向きも筐体の暑さに左右されることなく比較的自由に設定することが可能である。また、無理やりはめ込む必要がないので、組み込み部位の破損が回避され、歩留まりの向上ならびに組み込み性に優れたヒンジ構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明にかかる筐体のヒンジ構造の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
なお、本実施形態では補聴処理モジュール等を内蔵する補聴器に用いられるプラスチック製の筐体の連結に用いられるヒンジ構造について説明をするが、ヒンジ構造と直接関連しない構造についてはその説明を適宜省略する。
【0019】
図1は、本発明にかかる第1の実施形態における筐体の一部とヒンジとを示す組み立て前の斜視図のである。図2は、第1の筐体(蓋)とヒンジとを組み立てる直前の状態を示す斜視図である。図3は、第1の筐体(蓋)とヒンジとを組み立てた状態を示す斜視図である。図4は、第1(蓋)および第2の筐体(本体)とヒンジとが組み立てられた状態を示す斜視図である。図5は、第1の筐体(蓋)とヒンジとの係合状態を示す断面図であって、図3におけるA−A断面図である。図6は、図5におけるG部分の拡大図である。図7は、第2の筐体(本体)とヒンジとの係合状態を示す断面図であって、図4におけるB−B断面図である。
【0020】
図1に示すヒンジ1は、第1の筐体としての蓋50(図2参照)と、第2の筐体としての本体60(図4参照)と、この蓋50と本体60とを連結するための係合端部としてのヒンジ一端部2およびヒンジ他端部3を有する。
【0021】
このヒンジ一端部2およびヒンジ他端部3は、適宜湾曲してスリット5を形成するように構成された変形自在湾曲部4を挟んで反対側(図1において上下反対側)に設けられている。
【0022】
また、図中下方側には、ヒンジ1を装着する蓋50の一部が図示されているが、本実施形態においては、実際には2つのヒンジ1を取り付ける構成(図2参照)となっている。
【0023】
ヒンジ1を取り付ける部分である第1保持部51は、ヒンジ1を装着する時にスライド案内する第1案内面52と、この第1案内面52の一部分と対面する位置に横長に形成されたフック部55とを有して構成されている。このフック部55には、第1案内面52と協働してヒンジ1を挟み込むようにしてスライド案内する第2案内面57(図6参照)が設けられている。
【0024】
このように、第1保持部51は第1案内面52と第2案内面57を有していることで、ヒンジ1の一端部2の円滑なスライド移動を可能にしている。
【0025】
また、この第2案内面57の下端側には、ヒンジ1の係合先端部23と引っかかるように係合するフック面58(図6参照)が設けられている。このように構成されていることで、ヒンジ1の組み込みに際しては、ヒンジ1をスライド移動するだけで蓋50との連結が簡単に行われる。
【0026】
次に、第1保持部51の係止構造および作用について説明する。
【0027】
ヒンジ1が蓋50の第1保持部51に装着された状態がしっかりと維持されるべく強固に連結されることは重要である。
【0028】
特に、本実施形態のようにプラスチックにて形成される蓋50が薄肉に構成された場合、組み立て時の破損がなく確実に連結することは組み立て性ならびに歩留まりの観点から極めて重要なことである。
【0029】
そこで、本実施形態においては、図6に示すように、第1保持部51における第1案内面52に、ヒンジ1の係合先端部23を、フック部55のフック面58の方向に付勢する凸部59が設けられている。
【0030】
すなわち、第1案内面52の下端寄りの位置に凸部59が設けられ、この凸部59によって、係合先端部23が図示のごとく押圧力Fで若干撓むように押圧され、この係合先端部23はその引っかかり面22若しくはその一部又はその近辺がフック面58に当たるような状態となる。
【0031】
このような状態とすることにより、強固な接続が維持でき、この凸部59は引っ張り力(図中における矢印P方向の力もしくは略この方向に沿った引き抜き方向の力)に対して極めて効果的な手段となる。
【0032】
また、この凸部59によれば、ヒンジ1を蓋50の第1保持部51に装着したときに、その押圧力Fによって、ヒンジ1のスライド方向の動きも規制され、ヒンジ1の装着状態が維持できる。
【0033】
これにより、組み立てに際して、ヒンジ1を第1保持部51に組み込んだ状態を一時的に維持する仮止め機能が発揮され、組み込んだ状態での外れが防止され、組み立て性の向上に寄与することができる。
【0034】
また、蓋50には、図2に示すように、一対のヒンジ1を取り付けるが、この取り付け方は、蓋50の平面方向に沿って互いに反対方向(図2における矢印X1方向と矢印X2方向)にスライド案内するようにして組み込む。
【0035】
このようなスライド移動による組み込みは、無理やり押し込むような操作ではなく、蓋50の平面方向に沿うような横移動による単純な嵌合操作となる。このような組み込み操作は、従来のやじり形の先端部分を押し込むように結合するのとは異なって、非常に弱い力で操作することが可能であり、必要以上に大きな力をかけずに簡単に装着できる。
【0036】
一方、図7に示すように、本体60には、ヒンジ1の他端部3を押し込むようにして装着固定する第2保持部62が設けられている。
【0037】
この第2保持部62は、ヒンジ1のスライド方向(矢印X1の方向)と交差する方向(矢印Y2の方向)の圧入を許容するように、つまり圧入案内するように構成されている。なお、この組み立てについては後述する。
【0038】
なお、本実施形態においては、蓋50は、図2に示すように、略長方形の形状で、短径方向において若干湾曲した壁面構造で、ヒンジ1を装着する部位の壁面は傾斜した外壁50cに構成され、また、左右外周には側壁50a、内側には例えば電池等を適宜保持可能なリブ50b等が形成されている。
【0039】
次に、蓋50とヒンジ1およびヒンジ1と本体60との組み立て並びに構造について順次説明する。
【0040】
先ず、このヒンジ1の蓋50への取り付けについて説明する。
【0041】
図1に示すように、ヒンジ1の一端部2を、蓋50の若干湾曲した外壁50cの内面に設けられた第1案内面52の挿入開始位置52Aに接触させるようにする(矢印Y1方向の第1装着移動方向)。
【0042】
すなわち、ヒンジ1の第1摺動面21を第1案内面52に当てるようにして、このヒンジ1を挿入開始位置52Aに置く。
【0043】
そして、この接触状態を維持しながら、ヒンジ1を第1案内面52に沿って挿入完了位置52Bの方向(図中の組み付け方向の矢印X1の方向)に移動する。このスライド操作をすることで、スライド方向とは交差(本実施形態では直交)する方向には抜けないように嵌合し組み込まれる。
【0044】
ここで、凸部59の作用により、ヒンジ1の係合先端部23が、フック部55のフック面58の方向に押圧されるので、図3に示すように左右に移動された位置で仮止めされている。これにより、組み立て性は極めてよい。
【0045】
このように、蓋50への一対のヒンジ1を取り付けは、蓋2の平面方向に沿って互いに反対方向(図2における矢印X1方向と矢印X2方向)にスライド案内するようにして組み込む。
【0046】
このときのスライド移動による組み込みは、無理やり押し込むような操作ではなく、蓋50の平面方向の移動による単純な嵌合であるので、ヒンジ1を結合するときに矢尻を穴に押し込むときのような必要以上に大きな力をかけずに、滑り込ますような簡単な操作で装着できる。
【0047】
このように図2に示す状態から、ヒンジ1と蓋50とが連結された状態、すなわち、図3に示すように、ヒンジ1が左右にスライド移動されて第1保持部51の終端壁56に接するような状態に維持されて、次の本体60への組み込み工程に進む。
【0048】
続いて、このヒンジ1と本体60との組み込みについて説明する。
【0049】
本体60には、ヒンジ1の他端部3を押し込むようにして装着固定する第2保持部62(図4および図7参照)が2個設けられている。
【0050】
この第2保持部62は、ヒンジ1の蓋50に対するスライド方向と交差する方向の圧入(矢印Y2方向)を許容するように構成されている。
【0051】
なお、本実施形態においては、スライド方向と圧入方向の交差の角度は直行する角度である。
【0052】
ヒンジ1と本体60との接続は、蓋50にヒンジ1を取り付けた状態で図4に示すような状態に接続する。
【0053】
このヒンジ1と本体60との接続については、図7を参照してさらに詳しく説明する。
【0054】
ヒンジ1は、押し込みが完了した状態では、図7に示すように、ヒンジ一端部2とは反対側のヒンジ他端部3が、第2保持部62のフック部63に引っかかるように押し込まれた状態で組み立てられている。
【0055】
これは、ヒンジ他端部3の矢尻部分が、側面壁65a、65bおよびこれらの側面壁と直行する2つの側面壁(図7の紙面に対して垂直方向において対向する側壁)によって囲まれた挿入空間65に、図中上方(矢印Y2方向)から挿入され固定される。
【0056】
すなわち、ヒンジ他端部3の挿入に際しては、ヒンジ他端部3の先端テーパ面33がフック部63の先端部に当たることで、このフック部63の先端部が下方に大きく撓み変形することによって、ヒンジ他端部3のやじり部分が挿入空間65に入り込む。
【0057】
その後、フック部63の先端部分が元の位置に復元することにより、フック面61と引っかかり面32とが図示のごとく対面して引っかかるようにして連結が維持される。これにより、組み立てが完了(図4に示す状態)し、蓋50が開閉自在(図4の矢印Z方向)なる。
【0058】
なお、本実施態様においては、本体60は、側壁60aに囲まれるような矩形枠体構造で蓋50よりも肉厚に構成されている。そして、例えばヒンジ1のリブ50bに対応して電池等を保持するリブ60b等を湾曲して備え、その他内蔵する部品を取り付ける構造を備えている。
【0059】
本実施形態においては、ヒンジ1のヒンジ他端部3が、当該ヒンジ1のスライド方向と交差する方向の圧入により第2保持部62に固定される。このことは、第1保持部51の係合を維持したままでヒンジ1と第2保持部62とのはめ込みが容易にでき、さらに組み立て後において、第1保持部51(スライド組み込み部分)の係止が自動的に維持される。
【0060】
このように、ヒンジ1と蓋50の第1保持部51とがスライド係合によるので、第1保持部50が若干傾斜した壁面でも無理なく係合でき、また、非常に薄い筐体構造であっても強固な取り付けが保障される。
【0061】
なお、本実施形態では、ヒンジが一対の構成について説明したが、ヒンジは3個以上のものでよい。
【0062】
また、第1保持部51においては、第1及び第2の両案内面のいずれか一方とヒンジの係合端部とが引っかかるような構成であればよく、第1の実施形態に限るものではない。
【0063】
また、凸部59の形状や大きさならびにその形成に位置についても、特に限定するものではなく、第1保持部の構造や成型精度等を考慮して適宜設定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、取り付けやすく、取り付け時の破損が防止され、且つ強固な取り付けが保障され、また、筐体の平面方向への円滑な組み組み係止が可能となり、係止薄肉な筐体構造でも取り付け角度等その取り付け構造上の自由度も高くすることが可能であり、更には、組み立て時の操作性も向上するヒンジ構造等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の実施形態における筐体の一部とヒンジとを示す組み立て前の斜視図のである。
【図2】本発明の実施形態における第1の筐体(蓋)とヒンジとを組み立てる直前の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における第1の筐体(蓋)とヒンジとを組み立てた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における第1の筐体(蓋)および第2の筐体(本体)とヒンジとが組み立てられた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態における第1の筐体(蓋)とヒンジとの係合状態を示す断面図であって、図3におけるA−A断面図である。
【図6】本発明の実施形態における図5におけるG部分の拡大図である。
【図7】本発明の実施形態における第2の筐体(本体)とヒンジとの係合状態を示す断面図であって、図4におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
【0066】
1 ヒンジ
2 ヒンジ一端部
3 ヒンジ他端部
4 変形自在湾曲部
5 スリット
21 第1摺動部
22 (一端部の)引っかかり面
23 係合先端部
24 第2摺動面
32 (他端部の)引っかかり面
33 先端テーパ面
41 最薄肉部
50 蓋(第1の筐体)
51 第1保持部
52 第1案内面
52A 挿入開始位置
52B 挿入完了位置
55 フック部
57 第2案内面
59 凸部
60 本体(第2の筐体)
61 係止部
62 第2保持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結するための係合端部を有する少なくとも2つのヒンジと、
を備え、
前記第1の筐体は、前記少なくとも2つのヒンジの係合端部の一端を、筐体平面方向に沿う同一線上の異なる方向にスライド案内して保持する第1保持部を備え、
前記第2の筐体は、前記ヒンジの係合端部の他端を、前記ヒンジのスライド方向と交差する方向に圧入案内して保持する第2保持部を備える
筐体のヒンジ構造。
【請求項2】
請求項1に記載の筐体のヒンジ構造であって、
前記第1保持部は、略同一直線上に位置する第1案内面と、
前記第1案内面に沿ってスライドされる前記ヒンジの係合端部を前記第1案内面との間でスライド可能に挟み込む第2案内面と、
前記ヒンジの係合端部の係合先端部が係合するフック部と、
を備える
筐体のヒンジ構造。
【請求項3】
請求項2に記載の筐体のヒンジ構造であって、
前記第1案内面および前記第2案内面のいずれか一方と前記係合端部との係合力が増大するように突出した凸部を備える
筐体のヒンジ構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の筐体のヒンジ構造であって、
前記第1の筐体が前記第2の筐体に比べて薄肉に構成された
筐体のヒンジ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−77751(P2010−77751A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−249869(P2008−249869)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】