説明

箱詰め装置のコンベア

【課題】複数種の装置を備えた箱詰め装置において箱高さに応じて容易に調整を行うことができる箱詰め装置のコンベアを提供することである。
【解決手段】本発明に係るコンベア100は、蓋開機構810、箱詰装置820、ダンボール箱組立装置830を含む箱詰め装置800に設けられ、複数種のダンボール箱900の高さに応じて上下昇降装置400によりコンベア100の搬送面を鉛直上下方向(矢印Zの方向)に移動することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柔軟な薄状体によって包装された包装物を箱詰する場合に使用する箱詰め装置のコンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、包装物を箱詰する場合に種々の箱詰装置が使用されている。例えば、包装物を真空吸着機器により吸着し、移動させて箱詰を行う装置がある。
【0003】
特許文献1は、トレーを使用したテーパー状商品の自動箱詰めはもとより、トレーを使用せず、直接ダンボールケース等の内部定位置に確実にテーパー状商品を供給して自動箱詰めをすることができる自動箱詰装置について開示されている。
【0004】
特許文献1記載のテーパー状商品の自動箱詰装置においては、適数列にテーパー状商品を移送するベルトコンベアの前方に該ベルトコンベア上面と水平に支持板が設けられ、ベルトコンベア先端部及び支持板の側方には順次該ベルトコンベア先端部及び支持板上に進出してテーパー状商品のそれぞれ横列間に侵入し、さらに該テーパー状商品をベルトコンベアの先端部から支持板上面に移送する整列移送杆が設けられ、支持板上方には適時に下降して支持板上面に整列させられた適数のテーパー状商品に吸着して上昇し、隣設した箱詰部にテーパー状商品を移送する吸着移送装置が設けられてなるものである。
【0005】
また、特許文献2には、袋物を落下させる箱体内に段積み用プレートと崩れ防止用プレートを適宜繰出して規制し集積と詰めの工程を一挙に果たす構成とし、包装物がスパゲッティー等の食品を詰めた偏平な袋物であった場合、段積みをもって搬入する箱詰めにおいては、不安定で重ね型崩れを招く関係上、自動詰込みが出来ず、空箱に対し作業員が複数個の袋物をいちいち掴んで順次詰めて行く程度で、旧態然の手作業箱詰めを行っている。この非能率的な箱詰作業の課題を解決する如くした袋物等の包装物の箱詰方法及びその装置について開示されている。
【0006】
特許文献2記載の袋物等の包装物の箱詰方法及びその装置においては、箱体が所定の詰込み位置に来たとき、横方向のワークコンベヤ側からワーク案内杆を突出すると共に、上方から段積み用プレートを箱体下方に降下させ詰込み間隙を形成し、該詰込み間隙にワークコンベヤから繰出される包装物を落下詰込みをし、所定個数の段積みの後、この包装物群を上方から降下する崩れ防止用プレートで積み整えをし乍ら箱体と一緒に所定ピッチ分前進させ、該崩れ防止用プレートと不動待機の段積み用プレート間の詰込み間隙に後続の包装物を段積みし、この段積み用プレートと崩れ防止用プレートの昇降で所定列分の整列段積みするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−91704号公報
【特許文献2】特許第2749633号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、特許文献1記載のテーパー状商品の自動箱詰装置においては、トレーを使用せず、直接ダンボールケース等の内部定位置に確実にテーパー状商品を供給して自動箱詰めをすることができる。また、特許文献2に記載の袋物等の包装物の箱詰方法及びその装置においては、包装物が偏平な袋物である場合に、自動的に上下に積み重ねて、人手によらない詰込みが出来る。
【0009】
しかしながら、特許文献1の自動箱詰装置および特許文献2の包装物の箱詰方法およびその装置においては、テーパー状商品または包装物が偏平な袋物の箱詰めを行う部分に特化されており、箱詰めの前後工程は、人手または別に設けられた装置により実施されている。具体的には、商品が収容されたダンボール箱を搬送し、別に設けられたシール装置により箱封止が行われている。したがって、箱の種類や高さが変更された場合、当該箱の高さに応じて箱詰装置およびシール装置の調整を個々に行う必要があり、作業工数がかかっていた。
【0010】
本発明の目的は、複数種の装置を備えた箱詰め装置において箱高さに応じて容易に調整を行うことができる箱詰め装置のコンベアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
(1)
本発明に係る箱詰め装置のコンベアは、複数種の箱に対して箱の蓋を開き、当該箱内に包装物を収容し、箱の蓋を閉じ、箱の蓋の封止を行う工程のうち少なくとも複数の工程を行う装置を含む箱詰め装置のコンベアであって、箱詰め装置のコンベアは、複数種の箱の高さに応じてコンベアの搬送面を鉛直上下方向に移動することができる調整機構を含むものである。
【0012】
本発明に係る箱詰め装置のコンベアは、複数の装置を含む箱詰め装置に設けられ、複数種の箱の高さに応じて調整機構によりコンベアの搬送面を鉛直上下方向に移動することができるものである。
【0013】
この場合、複数種の箱の高さに応じて複数の装置からなる箱詰め装置の個々を調整することなく、調整機構によりコンベアの搬送面の高さを鉛直上下方向に調整することができる。その結果、箱の高さが変更される度に、複数の装置からなる箱詰め装置の夫々を個別に調整する必要がなくなり、調整機構により一括に調整することができる。したがって、箱高さに応じた調整を容易に行うことができ、作業者の作業効率が飛躍的に向上する。
【0014】
(2)
調整機構は、箱の開口部を同一高さに維持してもよい。
【0015】
この場合、コンベアの搬送面は、箱の開口部を同一高さに維持するように設けられるので、複雑な構造が必要なくなり、箱の高さが変更される度に、複数の装置からなる箱詰め装置の夫々を個々に調整する必要がなくなる。そして、箱の種類が変更される度に、調整機構を調整することで対応できるので、作業者の作業効率が飛躍的に向上する。
【0016】
(3)
調整機構は、回転力を発生するモータと、モータの回転力を伝達する伝達部材と、伝達部材の力を鉛直上下方向の移動に変換するボールねじ機構部を含んでもよい。
【0017】
この場合、調整機構は、モータによりコンベアの搬送面を鉛直上下方向に移動させることができるので、作業者が女性や高齢者の場合であっても、箱の高さが変更される度に、容易に調整を行うことができる。
【0018】
(4)
コンベアは、ローラコンベアからなってもよい。
【0019】
この場合、コンベアは、ローラコンベアからなるので、箱をコンベアの搬送面において円滑に移動させることができる。また、コンベアは、ベルトコンベアであってもよく、他の任意の搬送装置であってもよい。
【0020】
(5)
箱詰め装置は、複数種の箱に対して箱の蓋を開く箱蓋開放装置、箱内に包装物を収容する包装物収納装置、箱の蓋を閉じる箱蓋閉塞装置および箱の蓋の封止を行う箱シール装置のうち少なくとも複数を含み、箱詰め装置の複数の装置は、一連に設けられてもよい。
【0021】
この場合、箱詰め装置は、箱の蓋を開く箱蓋開放装置、当該箱内に包装物を収容する包装物収納装置、箱の蓋を閉じる箱蓋閉塞装置および箱蓋の封止を行う箱シール装置のうち複数設けられ、さらに当該箱詰め装置が一連に設けられるので、箱の高さが変更された場合であっても、コンベアの調整機構により箱詰め装置の複数の装置に対する個々の調整が不要となる。その結果、作業者の作業効率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る一実施の形態に係るコンベアを含む箱詰め装置の一例を示す模式的外観図
【図2】図1のコンベアのモータ装置および動力伝達装置の一例を示す模式的平面図
【図3】上下昇降装置の一部を示す模式的斜視図
【図4】ダンボール箱の一例を示す模式的斜視図
【図5】ダンボール箱の他の例を示す模式的斜視図
【図6】図4のダンボール箱を搬送する場合のコンベアの状態を示す模式的斜視図
【図7】図5のダンボール箱を搬送する場合のコンベアの状態を示す模式的斜視図
【図8】図2のコンベアモータ装置および動力伝達装置の他の例を示す模式的平面図
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。本実施の形態においては、ダンボール箱を開放させ、包装物をダンボール箱に収納し、箱の蓋を卍状に折り畳む装置を含む箱詰め装置のコンベアについて具体例を挙げて説明する。
【0024】
(一実施の形態)
図1は、本発明に係る一実施の形態に係るコンベア100を含む箱詰め装置800の一例を示す模式的外観図であり、図2は、図1のコンベア100のモータ装置500および動力伝達装置600の一例を示す模式的平面図であり、図3は、上下昇降装置400の一部を示す模式的斜視図である。
【0025】
図1に示す箱詰め装置800は、蓋開機構810、箱詰装置820、ダンボール箱組立装置830およびコンベア100を備える。図1に示すように、蓋開機構810、箱詰装置820、ダンボール箱組立装置830が順に配置され、蓋開機構810、箱詰装置820、ダンボール箱組立装置830の下方にコンベア100が延在され、コンベア100によりダンボール箱900が移送される。また、図示していないが、蓋開機構810、箱詰装置820、ダンボール箱組立装置830は、台座300に固定されている。
【0026】
コンベア100は、ローラコンベア200、台座300、上下昇降装置400(図3参照)、モータ装置500(図2参照)、制御部(図示せず)、動力伝達装置600および箱識別センサ700を含む。
【0027】
ローラコンベア200は、四角形状の枠部材210および複数の駆動ローラ220を備え、図3の上下昇降装置400は、ローラコンベア200および台座300の間に複数設けられる。図1において上下昇降装置400は、ローラコンベア200および台座300の間の各4隅に設けられる。図3に示すように上下昇降装置400は、ねじ棒部材410a,410bおよびボールねじ機構420a,420bからなる。上下昇降装置400の詳細については、後述する。
【0028】
図1および図2に示すように、モータ装置500は、モータ510および歯車520を含む。電力伝達装置600は、チェーン610、スプロケット620a,620bおよび歯車630からなり、スプロケット620a,620bおよび歯車630の軸としてねじ棒部材410a,410bがそれぞれ固定される。モータ装置500は、制御部(図示せず)により駆動される。
【0029】
また、図3のねじ棒部材410a,410bには、かさ歯車411a,411bが設けられ、ボールねじ機構420a,420bには、かさ歯車411a,411bと噛み合うように、かさ歯車421a,421bが設けられている。また、ボールねじ機構420a,420bには、ねじ部422a,422bが設けられ、枠部材210と噛み合わされる。
【0030】
例えば、図1の箱識別センサ700によりダンボール箱900の高さが検出され、制御部が当該高さに応じてモータ装置500の駆動を制御する。モータ装置500が駆動することにより、上下昇降装置400および動力伝達装置600の働きによりローラコンベア200(搬送面)が鉛直上下方向に移動する。このローラコンベア200が鉛直上下方向に移動する詳細については、後述する。
【0031】
次に、図1の蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830の概要について説明を行う。蓋開機構810は、4本の引掛け脚および蓋開駆動部からなる。まず、蓋が閉じた状態のダンボール箱900が矢印Xの方向から搬入され、蓋開機構の引掛け脚が閉じた状態(鉛直方向に沿った状態)で、蓋開機構801がダンボール箱900の鉛直上方向から矢印R810の方向に移動する。それにより、蓋開機構810の引掛け脚がダンボール箱900の内側に入って開き始め、蓋開駆動部により鉛直上方向(矢印R810と逆方向)に移動し始める。この場合、引掛け脚がダンボール箱900の4個の蓋を引掛け、ダンボール箱900の各蓋が直立姿勢(鉛直方向姿勢)を超えるまで、継続して引掛け脚が開かれる。そして、ダンボール箱900の各蓋が直立姿勢(鉛直方向姿勢)を超えた場合、引掛け脚がさらに開き、蓋開駆動部により矢印R810の方向に移動し始める。この場合、引掛け脚がダンボール箱900の4個の蓋を鉛直下方向に押す。それにより、ダンボール箱900の蓋を開いた状態にすることができる。
【0032】
続いて、図1の箱詰装置820は、内蔵されたモータを駆動させて、図中奥側から搬送された包装物を下方に送り、ダンボール箱900内に複数の包装物を一括収納させることができる。例えば、箱詰装置820の板部材821が矢印R820の方向に移動され、板部材821の下側にある包装物をダンボール箱900内に収納することができる。
【0033】
次いで、図1のダンボール箱組立装置830は、蓋を押す部材および蓋の引掛ける引掛け部材からなる。蓋を押す部材により4つのダンボール箱900の蓋が内側に倒され、引掛け部材によりダンボール箱900の蓋の一部の倒れるタイミングが遅延される。それにより、ダンボール箱900の蓋が卍状に形成される。
【0034】
次に、箱詰め装置800のコンベア100を鉛直上下方向に調整する場合について説明する。図4は、ダンボール箱の一例を示す模式的斜視図であり、図5は、ダンボール箱の他の例を示す模式的斜視図である。また、図6は、図4のダンボール箱900aを搬送する場合のコンベア100の状態を示す模式的斜視図であり、図7は、図5のダンボール箱900bを搬送する場合のコンベア100の状態を示す模式的斜視図である。
【0035】
図4に示すように、ダンボール箱900aは、高さH1のダンボールであり、図5に示すように、ダンボール箱900bは、高さH2(H2<H1)のダンボールである。このように、ダンボール箱900a,900bは、収納される包装物の大きさまたは包装物の個数に応じて種々のサイズがある。
【0036】
次に、図6の箱詰め装置800のコンベア100は、図4のダンボール箱900aの高さに応じた高さH1に調整されている。ここで、図4のダンボール箱900aを図5のダンボール箱900bに変更する場合について説明を行う。
【0037】
まず、図4のダンボール箱900aが図5のダンボール箱900bに変更された場合、コンベア100の箱識別センサ700により高さH1が高さH2に変更になったことが検知され、制御部に当該信号を与える。制御部は、モータ装置500に回転指示を与える。モータ装置500が回転することにより、歯車520が矢印R1の方向に回転し、歯車520と噛み合わされた歯車630が矢印R2の方向に回転する(図2参照)。歯車630が矢印R2の方向に回転することにより、歯車630の中心に固定されたねじ棒部材410aが矢印R2の方向に回転する。ねじ棒部材410aが矢印R2の方向に回転することによりスプロケット620aが矢印R2の方向に回転し、チェーン610が移動し、チェーン610からスプロケット620bに力が加えられ、スプロケット620bが矢印R2の方向に回転する。
【0038】
このように、歯車630、スプロケット620a,620bが矢印R2の方向に回転することにより、歯車630、スプロケット620a,620bの中心に固定されたねじ棒部材410a,410bが矢印R2の方向に回転する。
ねじ棒部材410a,410bが矢印R2の方向に回転することにより、かさ歯車411a,411bと噛み合って設けられたボールねじ機構420a,420bのかさ歯車421a,421bが矢印R3の方向(図3参照)に回転し、ねじ422a,422bが回転し、枠部材210が移動し、コンベア100の搬送面の高さが変更される。すなわち、枠部材210および台座300の間の距離が変更され、台座300に対して枠部材210が鉛直上方向(図7中矢印Zの方向)に移動する。
また、図5のダンボール箱900bから図4のダンボール箱900aに変更された場合には、モータ装置500が矢印R1の方向と逆方向に回転し、台座300に対して枠部材210が鉛直下方向(図7中矢印Zと逆方向)に移動する。
【0039】
なお、本実施の形態においては、蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830を備えた場合について説明を行っているが、これに限定されず、シール装置(図示せず)等、任意の装置をコンベア100上に備えてもよい。
【0040】
また、本実施の形態においては、モータ装置500によりコンベア100の高さを変更することとしているが、これに限定されず、他の任意の装置を設けてもよい。例えば、手動によるハンドルを備えて、当該ハンドルを回すことによりコンベア100の搬送面の高さ、すなわち、枠部材210および台座300の距離を変更させてもよい。
【0041】
また、本実施の形態においては、コンベア100は、一方向(矢印Xの方向)に長手を有するように配置されているが、これに限定されず、箱詰め装置を配置する状況に応じて、L字型に配置されてもよく、湾曲形状に配置されてもよい。
さらに、本実施の形態においては、モータ装置500がスプロケット、歯車およびチェーンを用いて構成されているが、これに限定されず、図8に示すように、チェーンの弛みを吸収するスプロケット650をさらに設けてもよく、その他の任意の構成であってもよい。また、上下昇降装置400は、ねじ棒部材410a,410bおよびボールねじ機構420a,420bからなることとしているが、これに限定されず、その他の任意の機構からなってもよい。
【0042】
以上のように、本実施の形態に係る箱詰め装置800のコンベア100においては、複数種のダンボール箱900の高さH1,H2に応じて蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830からなる箱詰め装置800の個々を調整することなく、上下昇降装置400、モータ装置500、動力伝達装置600および箱識別センサ700によりコンベア100の搬送面の高さを鉛直上下方向に調整することができる。すなわち、コンベア100の搬送面と蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830との距離が、ダンボール箱900の開口部を同一高さに維持するように設けられるので、複雑な構造が必要なくなる。
【0043】
その結果、ダンボール箱900の高さが変更される度に、蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830の夫々を個別に調整する必要がなくなり、上下昇降装置400、モータ装置500および動力伝達装置600により一括に調整することができる。したがって、ダンボール箱900の高さに応じた調整を容易に行うことができ、作業者の作業効率が飛躍的に向上する。さらに、作業者が女性や高齢者の場合であっても、容易に調整を行うことができる。
【0044】
本発明に係る箱詰め装置800のコンベア100においては、ダンボール箱900,900a,900bが複数種の箱に相当し、蓋開機構810、箱詰装置820およびダンボール箱組立装置830が複数の装置に相当し、箱詰め装置800が箱詰め装置に相当し、コンベア100がコンベアに相当し、高さH1,H2が複数種の箱の高さに相当し、矢印Zの方向が鉛直上下方向に相当し、モータ510、スプロケット520、歯車630、スプロケット620a、620b、ボールねじ機構420a,420b、ねじ棒部材410a,410b、かさ歯車411a,411b、かさ歯車421a,421b、ねじ部422a,422bが調整機構に相当し、モータ510が回転力を発生するモータに相当し、チェーン610が伝達部材に相当し、かさ歯車411a,411b、かさ歯車421a,421b、ねじ部422a,422b、ねじ棒部材410a,410b、ボールねじ機構420a,420bがボールねじ機構部に相当し、ローラコンベア200がローラコンベアに相当し、蓋開機構810が箱蓋開放装置に相当し、箱詰装置820が包装物収納装置に相当し、ダンボール箱組立装置830が箱蓋閉塞装置に相当する。
【0045】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【符号の説明】
【0046】
100 コンベア
200 ローラコンベア
420a,420b ボールねじ機構
501 モータ
610 チェーン
800 箱詰め装置
810 蓋開機構
820 箱詰装置
830 ダンボール箱組立装置
900,900a,900b ダンボール箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種の箱に対して前記箱の蓋を開き、当該箱内に包装物を収容し、前記箱の蓋を閉じ、前記箱の蓋の封止を行う工程のうち少なくとも複数の装置を含む箱詰め装置のコンベアであって、
前記箱詰め装置のコンベアは、前記複数種の箱の高さに応じて前記コンベアの搬送面を鉛直上下方向に移動することができる調整機構を含む箱詰め装置のコンベア。
【請求項2】
前記調整機構は、前記箱の開口部を同一高さに維持することを特徴とする請求項1記載の箱詰め装置のコンベア。
【請求項3】
前記調整機構は、回転力を発生するモータと、
前記モータの回転力を伝達する伝達部材と、
前記伝達部材の力を前記鉛直上下方向の移動に変換するボールねじ機構部を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の箱詰め装置のコンベア。
【請求項4】
前記コンベアは、ローラコンベアからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の箱詰め装置のコンベア。
【請求項5】
前記箱詰め装置は、複数種の箱に対して前記箱の蓋を開く箱蓋開放装置、当該箱内に包装物を収容する包装物収納装置、前記箱の蓋を閉じる箱蓋閉塞装置および前記箱の蓋の封止を行う箱シール装置のうち少なくとも複数を含み、
箱詰め装置の複数の装置は、一連に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱詰め装置のコンベア。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate