説明

簡易クリーニングスプロケット

モジュール式ベルト(32)を駆動するためのドライブスプロケット(60)は、ヒンジを形成するために横断する旋回軸によって接続された介在するリンク端部(33)を備える複数のベルトモジュール(36)を有する。ベルトモジュールは、横断リブ(34)を有する。ドライブスプロケット(60)は、シャフトによって駆動される。ドライブスプロケット(60)は、シャフトを受け入れるための中央の開口(29)を有する。本体は、隣接する歯(23,26)の対の間に形成され、スプロケット(60)の中心に向かって延伸し、クリーニング流体の吹き付けのために、ベルト(32)がスプロケット(60)に係合するとき、ヒンジ部分へのアクセスを提供する第1の開口(35)を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール式ベルトを駆動するためのドライブスプロケットに関する。
【背景技術】
【0002】
モジュール式ベルトを駆動するスプロケットは、通常、機械加工またはモールド成形されたステンレス鋼またはプラスチックからなる。食品加工用途では、スプロケットは、クリーニングについて特に重要な部分である。バクテリアの繁殖とベルト上で加工される食品の腐敗とを防止するために、定期的に、スプロケットおよびベルトの裏側から残留物を完全に除去できることが重要である。この目的で、スプロケットは、クリーニング流体が側方から通過し、クリーニングすべき重要な部分に到達することを可能にする大きな開口を有する設計がなされていた。そのようなスプロケットは、米国再発行特許第38607号に開示されている。特に、スプロケットのリムおよび歯は、ヒンジを覆って、流体が適切なクリーニングのためにヒンジの部分に到達することを妨げる。このため、前記特許に開示されたスプロケットは、さらに、歯の対がオフセットされた2列の歯の対を提供する。この構成は、ベルト裏側へのよりよいアクセスと、ベルト裏側に集積した残留物の簡単な除去とを可能にする。しかしながら、この設計は、重要なヒンジ部分が、スプロケットの上に係合しているとき、依然として、スプロケットリムによってある程度覆われているので、問題を部分的にしか解決しない。そのため、それらのヒンジへのよいアクセスが最も重要である。
【0003】
米国特許出願第2004/0222072号は、その公報の図3A、3Bに図示されたような傾いた形状を有するスプロケットの使用により、この問題を解決することを提案する。この形状により、歯は、ベルトの裏側におけるそれらの位置を横方向に変化させ、よりよいクリーニングアクセスのためにベルトの他の場所を定期的に露出させる。これはクリーニング性を改善するが、提案された解決策は、依然として、ある部分において定期的にヒンジを完全に覆うという欠点を有している。開示されたスプロケットの他の独特な特徴は、ヒンジの隙間に係合する追加的な歯(図3B、参照番号74)によってベルトを踏み渡ることである。スプロケットの係合の間、これらの歯は、2つのリンクの間のヒンジの隙間に入り、それにより、このギャップに残留物を押し込み、さらにクリーニングを困難にする。また、スプロケットの駆動ポケット(公報)の図3Aに示された参照番号72)が、ベルトの裏側の中央横断バーと同じ駆動面に密接に係合する。取り囲んだ駆動ポケットによって完全に覆われた駆動面は、残留物がその間で物理的に圧搾されてクリーニングをより困難にするもう一つの場所である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同様の解決策を提案する他の特許として、米国特許第6740172号がある。この特許は、駆動の係合を開示しないが、定期的に係合部分を横方向に移動させるのに使用される区分スプロケットを開示する。したがって、上述の欠点を回避する簡易クリーニングのための改善されたスプロケットの要求がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、独立請求項1または11に記載のドライブスプロケットの提供によって上述の要求を満足する。独立請求項20は、本発明に係るモジュール式ベルトのクリーニングのための装置を明示する。好ましい実施形態は、従属請求項から明らかになる。
【0006】
本発明の本質は、以下からなる:
【0007】
モジュール式ベルトを駆動するためのドライブスプロケットは、ヒンジを形成するために横断する旋回軸部材によって接続された介在するリンク端部のある複数のベルトモジュールを有する。ベルトモジュールは、横断リブを有してもよい。ドライブスプロケットは、シャフトによって駆動される。ドライブスプロケットは、シャフトを受け入れる中央の開口を有する。本体は、本体の周辺に沿った対をなして配置された複数の歯を有する。本体は、ベルトがスプロケットに係合したとき、クリーニング流体の供給のためのヒンジ部分へのアクセスを提供するために、隣接する歯の対の間に形成され、スプロケットの中心に向かって延伸する第1の開口を有する。
【0008】
スプロケットは、第1の開口に隣接する湾曲した凹部を備えてもよい。中央の開口と第1の開口との間に、複数の第2の開口が、スプロケットの本体に配設されてもよい。
【0009】
歯の対が中心軸に対してオフセットして配置され、或いは、歯がスプロケット全体に延伸してもよい。
【0010】
クリーニング装置は、ベルトがスプロケットに係合したときに、湾曲した凹部を通して、ベルトのヒンジに隣接して配設された開口の中にクリーニング流体がスプレーされるように、スプロケットの近傍に配置されてもよい。クリーニング装置は、スプロケットに向けて配向されたスプレーヘッドを組み合わせた分岐管を含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明は、図面に示され、そこでは、同じ参照符号は、各図を通して同じまたは同様の部品を示す。
【図1】本発明の第1実施形態に係るスプロケットの側面図である。
【図2】図1のスプロケットの端面図である。
【図3】モジュール式ベルトがその上に係合した、図1のスプロケットの側面図である。
【図4】図3の斜視図である。
【図5】図3のもう1つの斜視図である。
【図6】本発明のスプロケットの代替実施形態である。
【図7】本発明のもう1つのスプロケットの代替実施形態の側面図である。
【図8】図7のスプロケットの端面図である。
【図9】その上にベルトが係合した、図7のスプロケットの斜視図である。
【図10】本発明のもう1つの代替実施形態の側面図である。
【図11】図10のスプロケットの端面図である。
【図12】その上にモジュール式ベルトが係合した、図11のスプロケットの側面図である。
【図13】図12の斜視図である。
【図14】スプレー装置と組み合わせた本発明のスプロケットの概略図である。
【図15】本発明のもう1つの代案の実施形態の側面図である。
【図16】図15のスプロケットの端面図である。
【図17】その上にベルトが係合した、図15のスプロケットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
最初に図1を参照すると、ドライブスプロケット20は、スプロケット20の外周の周りに対27をなして配設された複数のスプロケット歯23,26を有する。スプロケット20は、また、正方形に形成された中央の開口29を有する。正方形の開口29は、スプロケット20回転させてモジュール式ベルト32(図3)を駆動する正方形シャフト30(図14)を受け入れる大きさである。中央の開口29は、この開示に基づいて当業者に明かな異なるシャフト形状を収容するために異なる形状に形成されてもよい。図示するように楕円形でもよい大きな第1の開口35が、スプロケット20の本体に形成されている。第1の開口35は、隣接する歯の対27の間に位置し、図3に最もよく示されるように、ベルト32がスプロケット20に係合したとき、モジュール式ベルト32のヒンジ部分と並ぶように配置されている。図示するように、歯23は、側壁38,41(壁38の反対側)の対、端壁44,47の対および頂壁50によって形成されている。歯26は、側壁53,56(壁53の反対側)の対、端壁59,62の対および頂壁65によって形成されている。頂壁50および65は、頂壁50および65が、間隔をおいて離れた関係で、それらの平坦な頂面に対していくらかは並ぶように、それぞれの側壁に対して傾斜している。スプロケット20は、また、第1の開口35の端部からスプロケット20の中央に向かって延伸する凹型の湾曲した部分68を有する。湾曲した凹部68は、歯23,26に向かって延伸し、それぞれの歯の間の棚状の部分71で終端する。
【0013】
図2に移ると、歯23,26は、ドライブスプロケット20の外周に沿って2列に配設されている。歯23,26は、モジュール式ベルト32の駆動の間、歯の1つがベルト32のリンク端部33の1つと係合し、もう1つの歯がベルト32の横断リブ34と係合するように、スプロケットの外周に沿ってオフセットされ、中心軸28の反対側に配設される。棚部71は隣接する歯23,26の間に延伸し、反対側が湾曲した凹部68に隣接している。
【0014】
図3に移ると、スプロケット20は、モジュール式ベルト32と係合して図示されている。歯23,26は、それぞれのベルトモジュール36のリンク端部33および横断リブ34と係合する。歯23,26は、横断リブ34の反対側に嵌合し、ベルト32の軌道案内を提供する。また、第1の開口35は、大きな開口とベルト32がドライブスプロケット20を通過したときにクリーニングのためのヒンジ部分への改善されたアクセスとを提供する。湾曲した凹部68も、ヒンジの近くの空間を提供し、クリーニング流体を重要なヒンジ部分に案内する。
【0015】
図4および5に移ると、歯23の端壁47は、歯23の面がベルト32に対する接触面を減少し、ベルト32とスプロケット20との間に溜まるであろう残留物を絞り出すように、ある角度で配設されてもよい。
【0016】
図6には、スプロケット20の代案の実施形態が示されている。スプロケット60は、歯23,26と、第1の開口35と、湾曲した凹部68とについて同じ形状であるが、横方向に大きく、中央のシャフトの開口の周囲に配置された開口63をさらに含む。開口63は、スプロケット60の側方から噴射されるジェット水流のアクセス性を改善するのに好ましいであろう。この代案の設計は、ヒンジ部分のクリーニングを必ずしも改善するものではない。
【0017】
図7〜9に移ると、特にモールド成形に好ましいスプロケット本体の代案の実施形態が示されている。スプロケット80は、中央の開口81と、スプロケットの歯の対86,89のオフセットされた配置(外周に関して図8に最もよく図示)に倣う、大きな湾曲した凹部83とを有する。歯は、中心軸94の両側に歯が位置する対91をなして配置されている。湾曲した凹部83は、1つの歯86の端壁92からスプロケット80の同じ側の次の歯86の端壁95まで延伸する。隣接する歯86,89の間に形成された第1の開口98は、ヒンジ部分の周囲に開口を提供する。スプロケットの歯86,69の対91は、図9に示すように、ベルト32の横断リブ34およびリンク端部33との係合を提供する。凹部83は、径方向の軸93に対して角度βで配設されている。角度βは、クリーニング流体の流れを改善するために必要に応じて変更される。
【0018】
図10〜13に移ると、スプロケットの代案の実施形態が示されている。スプロケット110は、中央の開口114を有する。スプロケット110は、スプロケット110とベルト32のヒンジとの間の空間を大きくする。スプロケット110は、ベルト32がベルト32の端部の案内形状によって案内されている場所のような、軌道案内が必要ない場所で使用されてもよい。図11に最もよく示されるように、スプロケット110は、オフセットのない単列の歯の対113,116を有する。幅広の歯113,116および歯113,116の間の空間の閉鎖したV型により、スプロケット110の接触範囲が大きく、スプロケット110のクリーニング特性に悪い影響を与えるかもしれない。スプロケット110は、図12に示すように、ベルト32のヒンジ部分と並んだ第1の開口124まで延伸する湾曲した凹部121も有する。
【0019】
図14は、クリーニング流体156が湾曲した凹部68を通して、ベルト32のヒンジ部分の下の第1の開口35の中へ、ドライブスプロケット20通過するように、スプレーされ得るように、スプロケット20に隣接して配置されたスプレーヘッド153を有する分岐管150を含むスプレーシステムの構成を図示する。
【0020】
図15に移ると、スプロケットのもう1つの実施形態が示されている。ドライブスプロケット200は、スプロケット200の外周の周りに対207をなして配設された複数のスプロケットの歯203,206を有する。スプロケット200は、正方形の形状に形成された中央の開口209をも有する。正方形の開口209は、図17に示すように、モジュール式ベルト32を駆動するスプロケット200を回転させるための正方形のシャフト30(図14)を受け入れる大きさである。複数の第1の開口215が、対207の間のスプロケット200の外周の周りに配設されている。第1の開口215は、スプロケット200の中心に向かって内側に延伸し、湾曲した内壁218に沿って終端する。複数の第2の開口221が、第1の開口215と中央の開口209との間に配設されている。第2の開口221は、スプロケット200の側方から吹き付けるジェット水流のアクセス性を改善するために望ましいであろう。スプロケット200は、第1の開口215の下に凹部または溝を含まない。スプロケット200は、ベルトのヒンジ部分へのアクセスを提供し、且つ、スプロケット自身の簡単なクリーニングを可能にするための大きな開口を備える滑らかな表面を有することが意図される。
【0021】
図16において、歯203,206が、ドライブスプロケット200の外周に沿って2列に配設されている。歯203,206は、スプロケット200の外周に沿ってオフセットされ、中心軸230の両側に配置されている。モジュール式ベルト32の駆動の間、歯の1つがベルト32のリンク端部33の1つと係合し、他の歯が、ベルト32の横断リブ34と係合する。ベルト32の横断リブ34は、歯203,206の間の空間238に嵌合する。
【0022】
図17に移ると、モジュール式ベルト32と係合したスプロケット200が示されている。歯203,206は、それぞれのモジュール36のリンク端部33および横断リブ34と係合する。歯203,206は、横断リブ34の反対側に嵌合し、ベルト34の軌道案内を提供する。また、第1の開口215は、大きな開口と、ベルト23が駆動スプロケット200を通過するとき、クリーニングのためのヒンジ部分への改善したアクセスとを提供する。矢印250で示すように、第1の開口215は、ベルト32がスプロケット200を通過するので、ベルト32のヒンジ部分と並ぶ。
【0023】
本発明は、幾つかの実施形態と関連して説明したが、発明の範囲を説明した特定の形状に限定することを意図せず、それどころか、添付した特許請求の範囲に記載した本発明の範囲に含まれるであろう変形物、改良物および均等物をカバーすることを意図する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒンジを形成するために横断する旋回軸によって接続された介在するリンク端部(33)を備える複数のベルトモジュール(36)を有するモジュール式ベルト(32)を駆動するためのドライブスプロケット(20;60;80;110;200)であって、前記ベルトモジュール(36)が横断リブ(34)を有し、当該ドライブスプロケット(20;60;80;110;200)がシャフト(30)によって駆動されるドライブスプロケット(20;60;80;200)であって、
中央に前記シャフト(30)を受け入れるための開口(29;81;114;209)を有する本体を含み、
前記本体は、該本体の外周に沿って対(27;91;207)をなして配設された複数の歯(23,26;86,89;113,116;203,206)を有し、
前記本体は、隣接する前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)の間に形成された少なくとも1つの第1の開口(35;98;124;215)を有し、
前記第1の開口(35;98;124;215)は、クリーニング流体(156)の吹き付けのために、前記ベルトが当該スプロケット(20;60;80;110;200)に係合するとき、ヒンジ部分へのアクセスを提供するために、当該スプロケット(20;60;80;110;200)の中心に向かって延伸するドライブスプロケット(20;60;80;110;200)。
【請求項2】
前記本体の前記第1の開口(35;98;124)は、湾曲した凹部(68;83;121)に隣接して配設されている請求項1に記載のドライブスプロケット(20;60;80;110;200)。
【請求項3】
前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)は、それぞれ、前記ベルト(32)が当該スプロケット(20;60;80;110;200)に係合するとき、前記ベルトモジュール(36)の前記横断リブ(34)をその間に受け入れる大きさの空間(118,238)を有する請求項1または2に記載のドライブスプロケット(20;60;80;110;200)。
【請求項4】
前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)は、それぞれ、対向し合い、互いに反対側に傾斜した壁(38,41,44,47,53,56,57,62)を有する請求項1から3のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;110;200)。
【請求項5】
前記歯(23,26;86,89;203,206)は、当該スプロケット(20;60;80;200)の外周に対してオフセットされた前記対(27;91;207)をなして配設されている請求項1から4のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項6】
前記歯(23,26;86,89;203,206)は、中心軸(28;94;230)の両側にそれぞれの前記歯(23,26;86,89;203,206)を有するような前記対(27;91;207)をなして配設されている請求項1から5のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項7】
前記歯(113,116)は、該スプロケット(110)の第1の面から該スプロケット(110)の反対側の面まで延伸する単一の列をなして配設されている請求項1から4のいずれかに記載のドライブスプロケット(110)。
【請求項8】
前記湾曲した凹部(68;83;121)は、当該スプロケット(20;60;80;110)に対して径方向に配向されている請求項2から7のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項9】
前記中央の開口(29;209)と少なくとも1つの前記第1の開口(35,215)との間に、少なくとも1つの開口(63;221)をさらに含む請求項1から8のいずれかに記載のドライブスプロケット(60;200)。
【請求項10】
前記少なくとも1つの開口(63;221)は、前記中央の開口(29;209)の周囲に配設された複数の開口(63;221)を含む請求項9に記載のドライブスプロケット(60;200)。
【請求項11】
中央の開口(29;81;114;209)を有する本体を含むドライブスプロケット(20;60;80;110;200)において、
前記本体は、当該本体の外周に沿って対(27;91;207)をなして配設された複数の歯(23,26;86,89;113,116;203,206)を有し、
前記本体は、隣接する前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)の間に形成された少なくとも1つの第1の開口(35;98;124;215)を有し、
前記第1の開口(35;98;124;215)は、当該スプロケット(20;60;80;110;200)の中心に向かって延伸するドライブスプロケット(20;60;80;110;200)。
【請求項12】
前記本体の前記第1の開口(35;98;124)は、湾曲した凹部(68;83;121)に隣接して配設されている請求項11に記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項13】
前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)は、それぞれ、前記ベルト(32)が当該スプロケット(20;60;80;110;200)に係合するとき、前記ベルトモジュール(36)の横断リブ(34)をその間に受け入れる大きさの空間(118,238)を有する請求項11または12に記載のドライブスプロケット(20;60;80;110;200)
【請求項14】
前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)は、それぞれ、対向し合い、互いに反対側に傾斜した壁(38,41,44,47,53,56,57,62)を有する請求項11から13のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;110;200)
【請求項15】
前記歯(23,26;86,89;203,206)は、中心軸(28;94;230)に対してオフセットされた前記対(27;91;207)をなして配設されている請求項11から14のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項16】
前記歯(113,116)は、該スプロケット(110)の第1の面から該スプロケット(110)の反対側の面まで延伸する単一の列をなして配設されている請求項11から14のいずれかに記載のドライブスプロケット(110)。
【請求項17】
前記湾曲した凹部(68;83;121)は、当該スプロケット(20;60;80;110)に対して径方向に配向されている請求項11から16のいずれかに記載のドライブスプロケット(20;60;80;200)。
【請求項18】
前記中央の開口(29;209)と少なくとも1つの前記第1の開口(35,215)との間に、少なくとも1つの開口(63;221)をさらに含む請求項11から17のいずれかに記載のドライブスプロケット(63;221)。
【請求項19】
前記少なくとも1つの開口(63;221)は、前記中央の開口(29;209)の周囲に配設された複数の開口(63;221)を含む請求項18に記載のドライブスプロケット(60;200)。
【請求項20】
ヒンジを形成するために横断する旋回軸によって接続された介在するリンク端部(33)を備える複数のベルトモジュール(36)を有するモジュール式ベルト(32)をクリーニングするための装置であって、前記ベルトモジュール(36)が横断リブ(34)を有し、ドライブスプロケット(20;60;80;110;200)がシャフト(30)によって駆動される、
中央に前記シャフト(30)を受け入れるための開口(29;81;114;209)を有する本体備えるドライブスプロケット(20;60;80;110;200)であって、前記本体は、該本体の外周に沿って対(27;91;207)をなして配設された複数の歯(23,26;86,89;113,116;203,206)を有し、前記本体は、隣接する前記歯(23,26;86,89;113,116;203,206)の前記対(27;91;207)の間に形成された少なくとも1つの第1の開口(35;98;124;215)を有し、前記第1の開口(35;98;124;215)は、クリーニング流体(156)の吹き付けのために、前記ベルト(32)が当該スプロケット(20;60;80;110;200)に係合するとき、ヒンジ部分へのアクセスを提供するために、当該スプロケット(20;60;80;110;200)の中心に向かって延伸するドライブスプロケットドライブスプロケット(20;60;80;110;200)ものと、
前記スプロケット(20;60;80;110;200)が前記ベルト(32)と係合する場所に隣接して配設された分岐管(150)と、
前記ベルト(32)が前記ドライブスプロケット(20;60;80;110;200)と係合したときに、前記クリーニング流体(156)を前記ヒンジに供給するために、前記分岐管(150)と流体連絡する少なくとも1つのスプレーヘッド(153)とを含む装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2010−517896(P2010−517896A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−548556(P2009−548556)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際出願番号】PCT/CH2008/000034
【国際公開番号】WO2008/095322
【国際公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願人】(591270796)ハバシット アクチエンゲゼルシャフト (25)
【Fターム(参考)】