説明

細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法

【課題】細胞の活性を増幅させる光波長を人体に照射して生体のエネルギー活性、損傷されたDNAの回復、免疫力を増強させる光の生成方法の提供。
【解決手段】光の発光手段、光の反射手段、光の分光手段、光の波長を選択的に透過する手段、光の分散・回折・干渉による波長の増幅手段、および光の波長を選択的に吸収する手段により発生する光の波長を利用して生体のエネルギー活性、損傷されたDNAの回復、免疫力を増強させるために細胞膜を形成する必須脂肪酸の構造と同質性を有する素材を利用し素材による光の波長が細胞の光電子と同調性を有し共鳴する光エネルギーの生成方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光の発光手段と、光の反射手段と、光の分光手段と、光の波長を選択的に透過する手段と、光の分散・回折・干渉による波長の増幅手段と、光の波長を選択的に吸収する手段により生成される体細胞に共鳴活動をする光波長(550〜710nm)を生体の細胞外部から提供し細胞膜を形成する必須脂肪酸と体細胞DNA原子に同調性を有するようにして、細胞の光電子を増幅させることにより生体のエネルギー活性、損傷されたDNAの回復、免疫力を増強させる光線エネルギーの構成方法に関し、より詳細には可視光線発光体から発散する光を多数個の分光体と多数個の吸収板と反射板が密閉された円筒内部に構成され、発光体から発生する光が反射板で光の反射により光の強度が拡散され、多数個の分光体を通過する同質の光の分散が分光体を連続して通過しながら、光の波長が干渉により波長が増幅され、増幅された波長が夫々のフィルムとフィルターを通過しながら有害性のある波長の光(400nm以下)が吸収され、人体に有益な波長のみを通過するように構成され、必須脂肪酸の分子構造と同質性を有する分光体とフィルターを通過して体細胞の活性を増幅させ、発光体の明度と光波長の生成程度を感知し得るセンサーと光波長被写体の熱変化状態を動画映像に撮影して判断し得るように構成し、光エネルギーを生成させるための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明はbiophotogenesis(生物発光現象)を根拠とし、ATP(adenosine triphosphate:アデノシン3リン酸)から発生する光線波動エネルギーは細胞DNAにより符号化されて放出されるというJ.Williamsの理論と、DNAから極微量放出される光線エネルギーをバイオフォトン(biophoton)と言い、このバイオフォトンは細胞間の通信、蛋白質合成、筋収縮運動、細胞膜の物質運送など全ての生理代謝機能を促進させるものと発表した“Biophoton Emission”でのF.Poppの理論に根拠し、光は損傷されたDNAの自己修復能力およびDNA修復に関与する酵素機能の効果を500%まで促進させることを発見したSzent GYORGIの理論に根拠し、健康・均衡・調節および制御などを担当する二大主要組織構造である自律神経系と内分泌系機能の原動力は光線エネルギーに依存すると主張するJ.Liebermanの理論に根拠し、生体の生体光子バイオフォトンの外的共鳴刺激は体内のエネルギー活性を10の40乗まで上昇させるというF.Popp and B.Ruthの理論に根拠したものである。
【0003】
また、本発明は細胞エネルギー発生源であるアデノシン3リン酸(ATP)で生成される光波動エネルギーを染色体DNAでコード化して極めて微弱な量の光子エネルギー即ちバイオフォトン(biophoton)を発生するというF.Poppの論文“Biophoton Emission”に根拠したものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は光の発光手段と、光の反射手段と、光の分光手段と、光の波長を選択的に透過する手段と、光の分散・回折・干渉による波長の増幅手段と、光の波長を選択的に吸収する手段と、光の発生手段である電灯の明度を均一に維持させるための制御手段と、体細胞の必須脂肪酸と同調性を有する素材により細胞の活性を増幅させる光波長(550〜710nm)を形成し、人体に照射して体細胞と共鳴を増幅させて生体のエネルギー活性、損傷されたDNAの回復、免疫力を増強させる光の生成方法を提供することにその目的がある。
【0005】
体細胞からの光エネルギーの放出量は生命体の活性化を測定することができ、前記光エネルギーと同調性を有する光の波長は体細胞の光エネルギーと共鳴しながら細胞に吸収され細胞の光エネルギーを増幅させることができるということに本発明の根拠がある。
【0006】
本発明は生体の光エネルギーと共鳴し得る極微量の光エネルギーを生成し光エネルギーを測定し得る方法を提供することにまた別の目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に用いられる発光体は一般的に3波長電力20W蛍光灯を利用するが、可視光線が発生する発光体であれば使用が許される。
【0008】
電力を大きくし各手段により光の強度が及ぶ環境を拡張し得るように構成する。
【0009】
本発明は発光体から均一の明度を構成し得るようにする。
【0010】
発光体の光は反射体を利用してその強度を増幅させるようにする。
【0011】
光の分散はプリズムを利用して分光させるようにする。
【0012】
本発明は生体内で光エネルギーを吸収する主要化学分子は必須脂肪酸(C=C−C−O)であるというバドウィグ(Budwig)の主張と、生体が電子波を吸収して情報解読をするためには電子波の周波数が共鳴・吸収できる特定周波数でなければならなく、その強度は情報の感知器の役割をする蛋白質構造が破壊されない程度に微弱でなければならないというアデイ(Adey)の理論に根拠したものである。
【0013】
本発明では前記プリズムを必須脂肪酸リノレ二クおよびリノレ二キ酸の分子構造(C=C−C−O)と同質性を有する透明体アクリル(C=C−O)を用い、必須脂肪酸の分子構造と同質性を有するアクリル素材を用いようとするものであり、プリズムをアクリルにその材質を限定するものではない。
【0014】
本発明は有害光線を遮断し人体の細胞と共鳴し得る光電子を構成することを目的とする。
【0015】
本発明でプリズムディスクを積層するのはプリズムを通過した光の干渉・回折・増幅を誘導し光の波長を強化するためのものである。
【0016】
本発明で内部筒を反射される円筒で利用するのは光を球心に集めて光を増幅させて一方向へ移動させるためのものである。
【0017】
本発明による光電子生成器の電灯の明度、生成される光波長の測定、光波長の被写体の熱変化を動画映像・数値で表示し得るように構成し計測器と連繋し得るように構成する。
【発明の効果】
【0018】
本発明は光の発光手段、光の増幅手段、光の分光手段、光の選別手段、光の波長の回折および干渉による拡張手段、および光の吸収手段により光の波長を増幅させながら有害な光の波長は吸収し有益な波長のみを通過させるようにし、特に黒色フィルターを利用して極微量の550〜720nm波長帯の光を通過させて体細胞から発散する光電子と共鳴を得られるように形成して、血液の高濃度の酸素をヘモグロビンに結合させることができ、細胞膜を形成する必須脂肪酸と同調性を有するようにして体細胞に共鳴活動を増幅させることにより、生体のエネルギー活性、損傷されたDNAの回復、免疫力を増強させる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は光の発生手段、光の強度を増幅させる手段、光を分光し得る手段、光の波長を選択的に吸収し得る手段、および電灯光の強度と光電子の強度を感知し得る手段で構成される。
【0020】
図1は本発明による生成器の形状を図示したものであり、図2Aは本発明の内部構造を図示するための横断面図であり、図2Bは本発明の内部構造を図示するための縦断面図であり、図3は本発明の内部構造を詳細に図示するための分離図である。
【0021】
本発明に用いられる内部筒12は円筒形に形成され内壁は光を反射するように加工されている。内部筒12が円形であるのは反射される光が球心に集められる光の光電子の強度を増幅させるためのものであり、反射板14は増幅された光電子を反射板14の前方へ移動させるためのものである。反射板14の前面に結合させたプリズムディスク16と内部筒12の内径に密着配置されたプリズム円筒15は光を分散させるためのものである。内部筒12の後方には内部筒12の内径に亘ってソケットを固定した固定板20が内部筒12に固定されるように構成されている。
【0022】
前記ソケットには3波長蛍光灯または可視光線を発生し得る電灯13が結合されるように構成されている。前記固定板20の内側に光を反射し得る金属板の反射板14が結合され反射板14の前面には、図2Aに図示された通り、多数個のプリズムが突出するように成型されたアクリル素材プリズムディスク16が結合されている。
【0023】
内部筒12の内径前面部には内径に亘ってゴムリング26が固定されている。
【0024】
ゴムリング26の内側にリング26と密着してアクリル素材の黒色フィルター19が配置され、フィルター19の内側にプリズムが突出するように成型された多数個のディスク16が図3に図示された通り重なるように配置され、重なったディスク16の内側にアクリル素材の青色フィルター18が図3に図示された通り配置される。
【0025】
黒色フィルター19は可視光線の赤色光線の波長以下の波長を吸収するために構成されたものであり、青色のフィルター18は可視光線の青色光線以下の波長を吸収するために構成されたものである。
青色フィルター18の内側に前記と同一の多数個のプリズムが突出するように成型された多数個のディスク16が図2Aと図3に図示された通り重なるように配置される。
【0026】
前記の通りプリズムが突出成型されたディスク16を重ねたのはディスク16を通過した光が同調性を有する二つの波長が重なったとき波長の山と山は強め合い、谷と谷は弱め合いながら二つの波長が干渉する現象に因ってn個の波長が互いに重なるときn個の波長に比例して波長の干渉が多くなり、波長数に比例して波長が強くなるというトーマスヤング(TOMAS YOUNG)の光の波動説に根拠したものである。
【0027】
重なったプリズムディスク16の内側に黄色のフィルター17bが図2Aと図3に図示された通り配置される。
【0028】
黄色のフィルター17bは可視光線で黄色の光線波長(400nm)以下の波長は吸収するように構成されたものである。
【0029】
前記の通り光から黄色・青色・黒色のフィルター17b,18,19の順に配置するのは漸進的に短い波長を吸収するようにするためである。
【0030】
前記黄色のフィルター17bの内側には内部筒12の内径に亘って円筒プリズム15の外径が緊密に結合されながら端部が黄色のフィルター17bを支持するように形成され、円筒プリズム15の多端部は反射板14に結合されたプリズムディスク16に密着される構造で構成されている。
【0031】
前記円筒プリズム15は二つ以上のピースで形成して内部筒12に挿入する作業を容易にすることができる。
【0032】
内部筒12の固定板20の背面には内部筒12の外径に発散される熱を強制的に排出し得るファン21が形成されている。
【0033】
前記固定板20には反射板14のプリズムディスク16の前面に露出する光センサー29aが着脱式に固定されている。
【0034】
前記固定板20は内部筒12に固定し得るように構成される。
【0035】
前記内部筒12の外部には所定の空間が確保されて外部空気と内部筒12の外径から発散される熱が内部筒12の外径から移動して排出できるように構成され、内部筒12の外径は外部筒11の内径と図2A,Bに図示された通り結合されており、内部筒12の前端部は外部筒11の入口に図2Aに図示された通り固定され、内部筒12の後端部は固定リング31に固定支持されるように構成される。外部筒11の上面には収容式取手32が形成される。
【0036】
外部筒11の前面部には内部筒12から発生して移動する光電子の強度と量を感知し得るセンサー29bが図1と図2Aに図示された通り形成される。
【0037】
外部筒11の側面には図1と図3に図示された通りセンサー29a,29bの作動が表示されるようにシグナル板25が形成される。
【0038】
シグナル板25の内部には各種のセンサー、動画映像カメラの作動をコントロールし得るコントロール板33が形成されている。
【0039】
外部筒11の支え台24は外部筒11の底部に回転可能に配置され、外部筒11の両端部の高さと左・右へ作動させることができるように構成される。
【0040】
図3に図示された通り、順次に内部筒12の後方から内径にゴムリング26を前方の端部まで挿入する。
【0041】
ゴムリング26の次には黒色フィルター19を挿入しゴムリング26に密着するようにする。
【0042】
黒色フィルター19の次には多数個(10〜15)のプリズムディスク16をプリズムが前方へ向かうようにし緊密に重なるように挿入する。その次には青色フィルター18を挿入してプリズムディスク16と重なるようにし、青色フィルター18の次には更に多数個(10〜15)のプリズムディスク16を挿入して重なるようにする。
【0043】
プリズムディスク16が重なった後に黄色フィルター17を挿入する。
【0044】
黄色フィルター17bの次には円筒プリズム15を内部筒12の後方端部の長さに該当し固定板20で固定し得る長さと同じ長さで挿入する。
【0045】
この際、円筒プリズム15は容易に挿入できるように2片または3片に分離して挿入し内部筒12内で円筒形に結合されるように構成することができる。
【0046】
円筒プリズム15の外周と内部筒12の内径に亘って黄色フィルム17aを挿入した後に円筒プリズム15を挿入することができる。
【0047】
円筒プリズム15に挿入した後、電灯13が装着されたソケットが固定されソケットの外径に反射板14とプリズムディスク16が挿入されて密着され、その背面にはファン21が装着された固定板20を内部筒12の内部に挿入し、プリズムディスク16の縁が円筒プリズム15に密着されるように加圧する状態で前記固定板20を内部筒12にピースで固定させる。
【0048】
固定板20の背面から光センサー29aを挿入してプリズムディスク16の前面に露出されるように固定する。
【0049】
外部筒11の前面部にセンサー29aを外部筒11の内部から外部へ露出させ固定した後、外部筒11の後方から内部筒12を挿入する。
【0050】
外部筒11の内部に内部筒12が挿入されると内部筒12の前端部の内径ゴムリング26まで外部筒11の一部が引き込まれる状態になるようにする。
【0051】
内部筒12の荷重は外部筒11により支持されるように構成する。
【0052】
内部筒12が外部筒11に挿入されると固定リング31を図2Aに図示された通り固定すると内部筒12は後方へ移動し得ないように固定される。
【0053】
外部筒11と内部筒12が結合された後に外部筒11の底部に支え台24を結合し外部筒11を上・下・左・右へ作動が可能になるようにする。
【0054】
シグナル板25の各スイッチをONにすると電灯13、ファン21、各センサー29a、29b、カメラ27が作動するようになる。電灯が点灯されると電灯の周囲(後方、外周)に光を反射するように構成された後方の反射板14は光を前方へ移動させるが、プリズムディスク16により分散されて反射され内部筒12の反射内径は光を内径の中心に集まるようにし分散された光が集まると波長が増幅される。
【0055】
前記プリズムディスク16のプリズムは正三角形であるため、いずれの方向から光が入射しても光は分散される。可視光線で黄色の波長は400nmである。
【0056】
また、円筒ディスク15を通過した光は黄色フィルム17aを通過しながら400nm以下は吸収され400nm以上の波長の光が反射するようになる。
【0057】
前記の通り400nm以上の波長の光エネルギーが分散しながら増幅されて前方へ移動するようになる。
【0058】
前方へ移動した光エネルギーは黄色フィルター17bを通過しながら更に400nm(実験−2参照)以下の波長が吸収され多数個のプリズムディスク16を通過するようになる。
【0059】
前記の通り光が黄色フィルター17bと多数個のプリズムディスク16を通過しながら明度は弱くなりながら選択された光の波長のみ通過するようになり、波長の干渉によって波長は増幅される。
【0060】
増幅された光の波長は更に青色フィルター18を通過しながら550nm以下の波長は吸収されその以上の波長のみ通過するようになる。
【0061】
可視光線で青色の波長は500〜550nmである。
【0062】
青色のフィルター18を通過した光の波長はプリズムディスク16を通過しながら光の干渉・回折により光の波長が増幅され、増幅された波長が黒色のフィルター19を通過しながら700nm以下の波長の光の量を吸収(実験−2参照)するようになる。前記の通り光波長プリズムディスク16を通過し夫々のフィルター17b,18,19を通過するが、黒色のフィルター19を通過するとき700nm以上の波長が通過し700nm以下の波長も通過することができるが、有害波長は完全に吸収できるように構成されたものである。
【0063】
人体細胞の膜を成す必須脂肪酸は光を吸収すると酸素と反応し得る能力が1000倍も増加することが知られている。
【0064】
必須脂肪酸は光エネルギーを電子に貯蔵して必要なときに使用する機能があり、酸素を各細胞に供給する核心的機能を有しており、前記必須脂肪酸は選択的波長の光を吸収するとき活性化される。
【0065】
本発明による光エネルギーの波長(700〜720nm)が必須脂肪酸を通過し得る波長に該当して必須脂肪酸で大きい共鳴を得られるように構成されたのである。
【0066】
本発明は健康な細胞の必須脂肪酸で共鳴し得る光電子を生成するが、細胞の必須脂肪酸と同調性を有する素材で光電子を生成することにより細胞外部から照射して細胞の活性を増幅させることを目的とする。
【0067】
本発明で用いる素材はアクリル樹脂で構成された透明板である。
【0068】
本発明によるプリズムアクリル板は分子構造が−C=C−C−Oであり、細胞を保護膜である必須脂肪酸のリノレ二クおよびリノレ二キ酸の分子と同質性を有しているためアクリル樹脂でフィルタリングされた光電子は必須脂肪酸の通過が容易であり、必須脂肪酸内の細胞の光電子と共鳴が容易になるように構成された素材である。本発明によるプリズムディスクは、図2Aに図示された通り、アクリル透明板上に三角錐が突出するように成型されている。
【0069】
前記三角錐はプリズムと同一の構造で構成されている。
【0070】
光はプリズムの底面から錐方向へ通過しながら錐の両面で光が分散されるように構成される。
【0071】
本発明の実施例で内部筒12は円筒形に構成するのが原則であるが、必ず円筒形に限定されず、その内部は光の反射が容易に構成される。
【0072】
実験−1
韓国標準科学研究院
実験題目
本発明による機器の分光輻射照度試験
表−1は波長別の光の強度を示したものである。
x軸は波長の数値であり、y軸は光の強度である。
表−1
X軸:波長の数値、Y軸:光の強度

【0073】
前記表−1は韓国標準科学研究院で行った本発明による機器の分光輻射照度試験の図表であって、表−1に表示された通り、光の波長は400〜750nm帯での光の強度を示したもので、約550〜710nmの波長帯の光が輻射されていることが分かる。
【0074】
特に、700nm帯の波長が多く輻射されていることが分かる。
【0075】
実験−2
韓国科学技術研究院
研究題目
1.本発明による光電子生成器の性質と光電子生成器の性質が水に及ぼす試験
イ.機器の性質に関する試験
1)機器の性質
機器の発光源は可視光線と紫外線・赤外線の波長を出す白熱灯(20W、220〜230V、50〜60Hz)を用いた。
2)機器のカラーバランスに用いたイエローフィルム(Yellow film)とブルーフィルター(Blue filter)のabsorbance(吸収度)とtransmittance(透過度)をUV−visible spectrometerで測定
3)プリズムディスクのlight absorbanceとtransmittanceをUV−visible spectrometerで測定
4)機器の入口に設置されるopaque acrylic filterに対するlight absorbanceとtransmittanceをUV−visible spectrometerで測定
表−2

【0076】
前記表−2は本発明による黄色フィルムおよび黄色フィルターを通過する光の透過度を表示したものである。
【0077】
前記表−2のx軸は光の波長(wavelength)の数値であり、y軸は透過度(transmittance)の数値である。
【0078】
表−2に表示された通り、光の300nm以上の波長が透過しながら400〜500nm間は透過量が低下したが、500nm以上で透過量が多くなることが分かり、黄色フィルムおよび黄色フィルターは本発明による機器で発散される光の波長400〜500nm間で少量しか透過されないが、300nm以下の波長は殆ど透過されないことが分かる。
表−3

【0079】
前記表−3は本発明による青色フィルターを通過する光の透過度を表示したものである。
【0080】
前記表−3のx軸は光の波長の数値であり、y軸は透過度の数値である。
【0081】
表−3に図示された通り、光の300nm以上の波長が透過しながら600〜700nm間は透過量が低下したが、710nm以上で透過量が多くなることが分かる。
【0082】
従って、青色フィルターは本発明による機器で発散される光の波長300〜650nm間と700nm以上で光の透過量が多くなることが分かり、300nm以下の波長は殆ど透過されないことが分かる。
表−4

【0083】
前記表−4は本発明によるプリズムディスクを通過する光の透過度を表示したものである。
【0084】
前記表−4のx軸は光の波長の数値であり、y軸は透過度の数値である。
【0085】
表−4に図示された通り、光の300nm以上の波長で透過量が多くなることが分かる。
表−5

【0086】
前記表−5は本発明による黒色フィルターを通過する光の透過度を表示したものである。
【0087】
前記表−5のx軸は光の波長の数値であり、y軸は透過度の数値である。
【0088】
表−5に図示された通り、黒色フィルターを通過した光の波長は紫外線から赤外線まで均一の量が透過されることが分かる。
【0089】
本発明による黒色フィルターは透過される光の量を調節するために構成されたものであることが分かる。
表−6

【0090】
前記表−6は本発明による黄色フィルムおよび黄色フィルターを透過する光の波長(wavelength)の吸収度(absorbance)を表示したものである。
【0091】
前記表−6のx軸は光の波長の数値であり、y軸は吸収度の数値である。
【0092】
表−6に図示された通り、光の300nm以下の波長は多く吸収され、400〜500nmの波長は相当量の波長が吸収され、500nm以上の波長は殆ど吸収されないことが分かる。
表−7

【0093】
表7に図示された通り、前記表−7は本発明による青色フィルターを通過する光の波長(wavelength)の吸収度(absorbance)を表示したものである。
【0094】
前記表−7のx軸は光の波長の数値であり、y軸は吸収度の数値である。
【0095】
表−7に図示された通り、光の400nm以下の波長は多く吸収され、500〜700nmの波長は相当量の波長が吸収され、700nm以上の波長は殆ど吸収されないことが分かる。
表−8

【0096】
表−8に図示された通り、前記表−8は本発明によるプリズムディスクを通過する光の波長(wavelength)の吸収度(absorbance)を表示したものである。
【0097】
前記表−8のx軸は光の波長の数値であり、y軸は吸収度の数値である。
【0098】
表−8に図示された通り、光の300nm以下の波長は多く吸収され、300nm以上は中間程度吸収されていることが分かる。
表−9

【0099】
表−9に図示された通り、前記表−9は本発明による黒色フィルターを通過する光の波長(wavelength)の吸収度(absorbance)を表示したものである。
【0100】
前記表−9のx軸は光の波長の数値であり、y軸は吸収度の数値である。
【0101】
表−9に図示された通り、光の全波長を吸収していることが分かる。
ロ.機器が水に及ぼす影響
機器の入口で3cmの距離で蒸留直後の蒸留水800mlを収容した1L容器を5日間光を照射しながら蒸留水のイオン濃度(pH)を測定した。
【0102】
機器の光を照射した蒸留水は表−10の通り変化した。
表−10

【0103】
表−10は機器の光を蒸留水に照射してpHの変化を測定したものである。
【0104】
表−10に表示された通り、光の照射後40時間まで上昇幅が広いが、40時間を超えると上昇幅が狭いことが分かる。
表−11

【0105】
表−11に表示された通り、本発明の機器から40時間光を照射した後に機器を除去し、水の水素イオン濃度(pH)を検査した結果、時間が経過するに従って水のpHが減少することが分かる。
【0106】
前記の通り、本発明による機器から発散する光は水の水素イオン濃度を変化させることが分かる。
【0107】
前記実験結果から、水の分子が高エネルギーを放射するときにはイオン化するということが分かる。前記の通り、水がイオン化して生成される電子を水和電子(hydrated electron)といい、水がイオン化して水和電子を生成し、水和電子が水と反応して水素原子と水酸化イオンを生成するようになり、水酸化イオンは水を塩基性に変化させていることが分かる。
【0108】
前記実験により本発明による機器で700〜720nm間の波長が最も多く放出されるため、水の水和電子は700〜720nmの波長で最も多く存在すると言える。人体の水分量は55.0%であり、血液内のヘモグロビンが酸素と反応するのはpHの増加により酸素の濃度が増加するときであるというボーア(Bohr)効果によって、本発明による機器から発生する光は人体の酸素を増加させると言える。
【0109】
実験−3
獣医科学研究所
1.研究題目
本発明による機器の照射による肉鶏の生産性および生物学的効能変化
2.目的
3.肉鶏の生産性変化
1)鶏体内の免疫細胞に対する機能分析に関する検査
2)実験方法
機器の照射群と無照射群に区分して実験し、生物学的効能検査は血液化学検査を施行し、末梢血液白血球群別分布率調査では主組織適合体MHC class II検査とCD4、CD8、Bなどの白血球特異抗原を検査した。
【0110】
実験群の病原体汚染調査のために伝染性気管支炎HI titer検査と伝染性F嚢病に対するELISA検査を行い、機器の検査のために臨床病理学的検査と皮膚および実質臓器の組織検査を施行した。
【0111】
末梢血液白血球群別分布率調査では抗原伝達細胞、Bリンパ球および活性化された一部Tリンパ球表面に発見されたMHC class IIに対する陽性分布率は照射群で非照射群より90%以上高く現われた。
【0112】
granulocyte(果粒球)とmonocyte(単球)の共通抗原に対し特異性を有するダンクロン抗体に対する陽性率は照射群が非照射群に比べて8倍以上高く現われた。
【0113】
照射群の鶏の病原体に対する一次免疫防御機転に非常に重要な役割をする果粒球と単球を増加させ、免疫反応に中枢的な機能を遂行する主組織適合体(MHC)class IIを活性化させているのが確認された。
【0114】
機器の電源スイッチを作動すると20W3波長蛍光灯13が発光するようになる。
【0115】
蛍光灯13から発生した光は360°方向へ放射するようになり、放射された光は前面に向かって直進するように構成されている。
【0116】
例:蛍光灯後部には反射板14が形成され、蛍光灯13の周囲には内部筒12の内径に該当し、内部筒12の内径は反射するように構成されているため、反射された光は内部筒12の球心に集まるようになり、後方の反射板14により光は直進するようになる。
【0117】
前記反射板14の前面にはプリズムディスク16が結合されており、内部筒12の内径にもプリズム円筒15が結合されており、内部筒12の内径と円筒プリズム15の間に黄色フィルム17aが形成されているため、光がプリズム15を通過するとき分散され黄色フィルム17aを通過しながら400nm光の波長以下を吸収するようになり、更に反射しながら400nm以下の光の波長が吸収され分散されて、内部筒12の球心に集まった光は後方の反射板14で分散された光と共に前方へ移動するようになる。前記内部筒12で反射された光は400nm以下の波長は吸収されたが、後方で反射された光と前方へ放射された光は400nm以下の波長が吸収されなかったため、前方へ移動する全ての光は黄色フィルター17bを通過するようになる。
【0118】
黄色フィルター17bを通過した400nm以下の光の波長は吸収される。
【0119】
黄色フィルター17bを通過した400nm以上の光は、多数個のプリズムディスク16を通過しながら光の分散と回折を繰り返しながら光の量は減少すると共に波長は増幅されながら直進する。
【0120】
同調性を有する光が重なるときには光の波長が干渉と回折をするようになり波長は増幅される性質がある。
【0121】
多数個のプリズムディスク16を通過した光は青色フィルター18を通過しながら400nm以下の波長を吸収するようになる。
【0122】
本発明で短い光の波長を透過させないのは、短い波長が人体に有害であるためである。
【0123】
青色フィルター18を通過した光の波長は更に多数個のプリズムディスク16を通過しながら光の量は減少し波長は増幅される。
【0124】
前記の如き構成で通過した光は700〜720nmの波長帯(実験−2参照)である。
前記波長帯は黒色フィルター19を通過しながら大部分の波長を吸収するようになり、極微量の波長が通過するようになる。
【0125】
前記の通り、光の波長を選択的に吸収し波長を増幅させることを繰り返して光の大きさを調節するのは光の波長が細胞で共鳴し得る強度と波長(実験−1,2,3参照)を構成するためである。また、このような強度と波長は細胞の情報を伝達する蛋白質の破壊を防止するためのものである。
【0126】
本発明は性能の均一性と便利性と安全性のために内部筒12の外周から発散される熱を除去するために、図2Aに図示された通り、外部筒11に形成された吸気口22と排気口23により固定板20に形成されたファン21の作動で熱を外へ排出させる。蛍光灯13の光エネルギーを測定するための光センサー29aが内部筒12内部に装着されて、蛍光灯13を適時に交換し得るようにした。
【0127】
図1,2Aに図示された通り、内部筒12の前面部に光センサー29bが設置されて内部筒12から発散される光エネルギーを測定してシグナル25に表示する。
【0128】
外部筒11の前面にカメラ27が設置されて被写体の被写前の熱状態と被写後の熱状態を撮影して動画映像でシグナル25に表示する。
【0129】
外部筒11の底部には支え台24を設置して上・下・左・右へ移動できるように構成して被写体の位置によって方向を調節するようにする。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明による光電子生成器の全体図である。
【図2A】図1の本発明による光電子生成器のA−A’線の断面図である。
【図2B】図1の本発明による光電子生成器のB−B’線の断面図である。
【図3】本発明による光電子生成器の分離図である。
【符号の説明】
【0131】
11:外部筒
12:内部筒
13:電灯
14:反射板
15:円筒プリズム
16:プリズムディスク
17:黄色フィルター
18:青色フィルター
19:黒色フィルター
20:固定板
21:ファン
22:吸気口
23:排気口
24:支え台
25:シグナル板
26:ゴムリング
27:カメラ
29:センサー(a,b)
31:固定リング
32:取手
33:コントロール板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部筒と内部筒で構成され内部筒の内部に光の発光手段、光の反射手段、光の分光手段、光の波長を透過させる手段、光の分散・回折・干渉による波長の増幅手段、光の波長を吸収する手段、光の発光手段の明度を感知する手段、および発生する光の波長の量を感知する手段で構成されて、細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項2】
光の発光手段は可視光線が生成される電灯で構成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項3】
内部筒は金属の素材で円筒形に形成され、その内径は光が反射され内径の前面端部に結合固定されるゴムリングが形成され、該ゴムリング後方には光を吸収する黒色フィルターが結合され、黒色フィルター後方には光を分散・回折・増幅させるプリズムディスクが重なって結合され、プリズムディスク後方に光を吸収する青色フィルターが結合され、青色フィルター後方には光を分散・回折・増幅させるプリズムディスクが重なり、プリズムディスク後方に光を吸収する黄色フィルターが結合され、黄色フィルターから内部筒後端部まで光を分散する円筒プリズムが内部筒内径に結合され、内部筒内周と円筒プリズム外周の間に光を吸収する黄色フィルムが配設され、内部筒後端部には電灯と光を前面に反射するための反射板と反射される光を分散させるためのプリズムディスクを含み固定する固定板が結合固定されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項4】
光の発光手段は可視光線を発生する電灯で構成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項5】
内部筒外周には外部筒が固定形成され内部筒外周から発生する熱を排出するために外部筒の両端部には空気が流通する吸気口と排気口が形成され、熱を強制的に排出させるためのファンが固定板背面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項6】
固定板背面から挿入されて反射板とプリズムディスク前面に露出して電灯の明度を感知し得るセンサーが設置されることを特徴とする請求項3に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項7】
内部筒入口の外部筒には内部筒から発生する光エネルギーを測定し得るセンサーが設置されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項8】
外部筒入口にカメラが設置されて被写体の熱状態を動画映像に撮影できるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項9】
外部筒の側面には電灯の明度を測定するセンサーと、光エネルギーを測定するセンサーと、被写体の熱状態を撮影するカメラの動画映像が発現されるシグナル板が形成され、内側にセンサーとカメラ動画映像などをコントロールするコントロール板が形成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。
【請求項10】
外部筒の底面には上・下・左・右に屈折される支え台が設置され、被写体によって方向を調節し得るように構成されることを特徴とする請求項1に記載の細胞から放出される光電子の波長と同調性を有し共鳴して細胞の活動を促進させる光電子生成方法。



【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−209737(P2007−209737A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−112316(P2006−112316)
【出願日】平成18年4月14日(2006.4.14)
【出願人】(506129186)
【出願人】(506129197)フォト メディ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】