説明

組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック

【課題】本発明の課題は、短時間での組立・分解・運搬が繰り返し可能な棚やラック、特に揚重用ワイヤ収納用のラックを提供することである。
【解決手段】本発明では、直方体又は柱状体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部又は柱状体フレーム部と、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部に取り付け又は取り外し可能で、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部を支える脚又は脚を有する台座を有し、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部は、前記フレームの連結部が回転結合の連結部を有していることで折りたたみを可能としているもの、又は、他の形態として、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部が上部と下部を有していて、前記上部と前記下部が抜き差し構造で連結されていることで取り付け取り外しを可能とした構造を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分解して携帯し、工事作業の現場、工場で短時間に組立し、使用できるワイヤ、特に揚重用ワイヤの収納ラックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
工事現場や工場では、重量物の吊り下げ作業において、揚重用ワイヤが沢山使用されている。このワイヤは、使用後に棚や地面に横たえるか、フックに吊り下げて保管される。この保管には、沢山のフックを備えた棚が便利である。分解しない固定の棚やラックは存在する。図4は従来例としての分解しない固定の棚やラックの例を示す図である。ラック400は鉄骨などの材質でフレーム401が組み立てられ、多数のフック402を付設したフック固定板403がフレーム401に固定されている。保管すべきワイヤ404がフック402に図示のようにかけて保管されている。キャスタ405が付いている場合もあるが、固定の棚の場合は、1m内外のごく近傍の範囲の移動のみに対応している。移動もしないので、重く頑丈な作りをしている。ところで、工事作業では、作業現場が次々変わっていくことが多く、これに対応して、簡単に移動しやすい、特に現場で分解が短時間で且つ繰り返しでき、小さい容積になることで持ち運びに便利な物となり、同様に組み立てが短時間で且つ繰り返しできる棚やラック、特に揚重用ワイヤ収納用の組立・分解式ラックが必要になる。このような要求に対応するものは先行例として、背板と両側板が蝶番で旋回自在になっている棚板付きラック、ハンガーラックの例が、特許文献1、特許文献2に示されている。1対の支柱を横桟で連結した枠の端にある支柱に軸方向から着脱自在に嵌合する水平の連結桟からなるラックでバスケットを持つものが、特許文献3に示されている。水平の棚部材を支柱で支える連結具として、管を半割りにした構造のものを使用したラックが特許文献4に示されている。支柱間を横に連結した枠の2組の間を着脱自在に連結した仮設パイプ用ラックの例が実開平6−66976に示されている。
【特許文献1】特開2001−231638
【特許文献2】特開平7−289362
【特許文献3】特開平7−213354
【特許文献4】特開2000−308528
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のような事情から、解決しようとする課題は、短時間での組立・分解・運搬が繰り返し可能な棚やラック、特に揚重用ワイヤ収納用のラックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するための手段として、本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックでは、直方体又は柱状体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部又は柱状体フレーム部と、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部に取り付け又は取り外し可能で、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部を支える脚又は脚を有する台座を有し、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部は、前記フレームの連結部が回転結合の連結部を有していることで折りたたみを可能としているもの、又は、他の形態として、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部が上部と下部を有していて、前記上部と前記下部が抜き差し構造で連結されていることで取り付け取り外しを可能とした構造を有している。以下、請求項に沿って説明する。
【0005】
請求項1記載の発明は、組立・分解式ラック又は揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックであって、直方体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部と、前記直方体フレーム部は、前記フレームの連結部に折りたたみを可能とする回転結合の連結部とを有することを特徴とする。これにより、組立・分解式の運搬が容易な収納ラックを得ることができる。
【0006】
請求項2記載の発明は、組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックであって、直方体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部を有し、前記直方体フレーム部は、抜き差し構造で連結され取り付け外しが可能な上部と下部を有することを特徴とする。これにより、組立・分解式の運搬が容易な収納ラックを得ることができる。
【0007】
請求項3記載の発明は、組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックであって、柱状体の稜部にフレームを有する柱状体フレーム部を有し、前記柱状体フレーム部は、抜き差し構造で連結され取り付け外しが可能な上部と下部を有することを特徴とする。これにより、組立・分解式の運搬が容易な収納ラックを得ることができる。
【0008】
請求項4記載の発明は、組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックであって、柱状体の上底面、及び下底面の辺部にフレームを有する上底面フレーム部と下底面フレーム部と縦バー部を有し、前記縦バー部は、前記上底面フレーム部と前記下底面フレーム部との取り付け/取り外しを可能とする連結部となっていることを特徴とする。これにより、組立・分解式の運搬が容易な収納ラックを得ることができる。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックにおいて、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部のフレームに取り付け/取り外し自在に連結する縦バー及び/又は横バーと、前記縦バー及び/又は横バーに付設した収納物をかけるためのフック又は揚重用ワイヤをかけるフックを有することを特徴とする。これにより収納を容易にする。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックにおいて、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部の下底面フレームに取り付け又は取り外し可能で、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部を支える脚又は脚を有する台座を有することを特徴とする。これにより脚や台座の取り付け取り外しが可能となる。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックにおいて、小物を収納する引き出し部又は袋又は容器及び/又は、収納品の管理状況を表示する管理表を掲示する掲示部を有することを特徴とする。これにより収納や管理上の便宜が図れる。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックにおいて、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部と前記脚又は前記脚を有する前記台座との取り付け取り外しの手段と、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレームの前記フレームと前記縦バー及び/又は前記横バー連結手段の少なくとも一つが接続のための棒状のノブを有し、前記ノブを折り曲げ/戻す又は、前記ノブの回し/戻すことで簡単に締まり/緩むようになっていることを特徴とする。これにより、短時間に取り付け取り外しが出来る。
【0013】
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックにおいて、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部の内側にも収納部を設けたことを特徴とする。これにより収納の量が多く出来る。
【発明の効果】
【0014】
以上のように構成されているので、本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックでは、分解・組み立てが容易で短時間にでき、且つ運搬しやすい状態を得ることができるので、移動性の現場に使用して便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックは、直方体又は柱状体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部又は柱状体フレーム部と、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部に取り付け又は取り外し可能で、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部を支える脚又は脚を有する台座を有し、前記直方体フレーム部又は柱状体フレーム部は、前記フレームの連結部が回転結合の連結部を有していることで折りたたみを可能としているもの、又は他の形態として、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部が上部と下部を有していて、前記上部と前記下部が抜き差し構造で連結されていることで取り付け取り外しを可能とした構造を有している。具体的構成の詳細は以下に実施例を用い説明する。
【0016】
図1は、本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの一実施態様を示す図である。1−Aには、揚重用ワイヤ等を吊り下げ収納するに便利な組立・分解式ラックの全体を斜視図で示している。それは、直方体フレーム部1−Dと台座部1−Cを部分として有し、更にフックなどをかける又は付設した縦バー、横バーを有している。1−Aにおいて、例えば、揚重用ワイヤを収納する場合には、使用する直方体フレーム部101に付設された縦バー102があり、この縦バー102には横バー103が接続され、縦バー102と横バー103にはフック104が付いている。フック104にワイヤを吊り下げ、又は巻いて吊り下げる。
【0017】
この揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの分解組み立ての容易性を次に示す。他の作業場所に持ち込むために分解をするとする。先ず、縦バー102に接続した横バー103を外す。閉めたりはずしたりするところは、ノブの倒す/戻す又は、ノブの回し/戻すことで簡単に締まり/緩むようになっている。具体的例では、縦バー102から棒状の接続具(ノブ)が出ていて、これに横バー103に開けた穴に差し込む。棒状の接続具は、更に棒部1と棒部2の二つの棒が90度回転結合で結合したものでなっていて、棒部1は縦バー102に固定しているが、棒部2は、棒部1を基点に90度折れ曲がる。棒部1と棒部2が1直線状にあるときは、縦バー102に対して横バー103の取り付け、取り外しが行える。横バー103を取り付け後に、棒部2を90度折り曲げたときは、横バー103は、棒状の接続具からは抜けなくて棒部2により固定されていることになる。同様に、棒状の接続具が折れ曲がる構造でなく、先端がネジを切ってあり、これに固定のキャップをメスネジ結合で固定することも出来る。
【0018】
次に縦バー102を外す。1−Bには、このような分解過程で縦バー1枚のみ付いている状態を示している。下には、外された縦バー102と横バー103が横たえてある。バーの数にもよるが、1〜2分程度で外しが完了する。縦バー102は、取り付け・取り外しが容易な構成の例として、縦バー102の両先端にある穴にオスネジを挿入し、直方体フレーム部101の水平枠のメスネジ穴にねじ込むことや、逆に、直方体フレーム部101の水平枠についた棒状の接続具を利用することで実現できる。棒状の接続具は、横バーを外す記述で述べたことと同様に考えることが出来る。
【0019】
次に台座105と直方体フレーム部101の結合部106を外す。結合部106も横バー103や縦バー102の結合と同様に簡単に外し/結合ができるようになっている。ノブの回しでもよいし、ボルトナットで閉めてもよいが、ワンタッチでできることが好ましい。この部分の結合の好ましい例として、結合部106は図のように、2枚の平行した板でなっていて、この板の間に直方体フレーム部101の下側足を差込、2枚の平行した板と前記の下側足に開いたボルト穴にボルトを差込み、ナットで止めることで達成することが出来る。他の例として、直方体フレーム部101の下側足が回転ズレを起こさないように例えば角型の断面形状をしていて、下側足を2枚の平行した板または、断面コの字型の部材に嵌めこんだ後、下側足に対して蝶番で回転するカバーをし、固定するようにすることも可能である。
【0020】
外された台座105は1−Cに、直方体フレーム部101は1−Dに示されている。1−Cでは、台座を構成する二組の脚部107とこの間を連結し台座105を固定する連結板108があり、1枚の連結板108が外された様子を示している。当然連結板108の取り付け外しもワンタッチでできることが好ましい。この例として、脚部107に棒状の接続具を設けておき、この棒状の接続具を通す穴を持つ連結板108を取り付けることが可能である。棒状の接続具については、横バー103を外すところで述べたもの同様に構成することが出来る。
【0021】
1−Dの直方体フレーム部101は、1−Eのようにフレームの連結部が回転結合の連結部109となっているので、簡単に折りたたみができて、容積が小さくなって持ち運びが容易な折りたたみ状態の折りたたみフレーム部110となる。連結部109は、中心軸となる中心棒を円管に挿入された構成で、互いに回転結合になっている。縦横のフレーム部110は、中心棒と円管に接続されているので、折りたたみフレーム構造が達成できる。
【0022】
従って、分解状態では、横バー103、縦バー102、二つの脚部107、2枚の連結板108、折りたたみフレーム部110となり、運搬移動が容易である。運搬後は、他の作業場所で分解とは逆の組み立てを行えばよい。分解、組み立てとも5分もかからない時間で対処できるので大変便利である。
【0023】
図2は、本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの別の実施態様を示す図である。2−Aには、揚重用ワイヤ等を吊り下げ収納することに便利な組立・分解式ラックの全体を斜視図で示している。これは、直方体フレーム部201がフレーム上部201Aとフレーム下部201Bを有していて、これが中間の位置で抜き差し構造で連結されていて、ここで取り付け外しができるようになっている。フレーム上部201Aの横桟202とフレーム下部201Bの横桟202を縦バー203で連結している。横桟202と縦バー203の連結の例として、図1で説明した棒状の接続具の構造を採用することが出来る。図には示されないが、横バーを付けることも可能である。フック204はワイヤをかけるためのものであり、縦バー203についている。フレーム下部201Bには、市販のキャスターである回転脚部205が付いていて、移動を容易にしている。
【0024】
以上の組立・分解式ラックを分解する状況を説明する。先ず、例えば折り曲げられた棒状の接続具をまっすぐに戻して、縦バー203を抜き取り外す。2−Bにはこのような状態を示している。更に、フレーム上部201Aとフレーム下部201Bを抜き取りにより分離する。両者のフレームは互いに差込の状態になっているので、縦バー203による固定を外すと、容易に抜き出すことが出来る。これにより部分に分けることで運搬が容易になる。2−Cはこのような状態を示している。更に、フレーム下部201Bは、図の例では、2−Dのように下フレーム側面206が折りたためるようになっている。折りたたみの構造は、図1の直方体フレーム部101の連結部が回転結合の連結部となっていたものと同様に考えることが出来る。下フレーム側面206と脚部205の連結部に回転結合をさせることが出来る。又、折りたたまずに、下フレーム側面206を脚部205から外すことも可能であるが、分解した部品の数が多くなると、運搬が不便となり、組み立ての時間が増えて不利になるので、分解は最小限にするのが好ましい。フレーム上部201Aは、更に、2−Eのように上フレーム側面207と横桟202を有する構造体208に分解される。これらは、更に分解が可能であるが、余分な分解は、上記の理由で好ましくない。以上のように図1の場合と同じく、分解/組立処理が容易なものとなっている。組み立ては、分解とは逆の順で行えばよい。
【0025】
図3は本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの別の実施態様を示す図である。特に、3−Aでは、1−Dに示す直方体フレーム部の分解の変形を示し、3−Cは、直方体フレーム部の代わりに円柱フレーム部となったものであり、3−Eは、直方体フレーム部の代わりに6角柱フレームとなったものである。このように形状は多くの変形が可能である。いずれも上と下に矩形や円形や6角形などの形状の上底面フレーム部301、下底面フレーム部302、縦バー303からなっていて、分解すると3−B、3−D、3−Fのようになる。勿論、図3のいずれの例も図2のように縦バー部の中間で上下に分解することも可能であり、本願の範囲である。
【0026】
尚、台座や脚は、直方体フレーム部が転倒することを防ぐ機能を持つので、直方体フレーム部の奥行きに比べ、台座や脚の奥行きはこれより大きい方が機能的であることは言うまでもない。尚、本明細書及び請求の範囲の記述での脚と台座の意味は、脚は、直方体フレーム部や台座がある場合には台座を支える部分であり、地平面に接触した部分、台座は、直方体フレーム部の下にあって、これを支える部分である。台座がなく、直方体フレーム部に直接脚が付設してある場合もある。又、台座は一般には、直方体フレーム部の奥行きより大きな奥行きを有することで、倒れにくい構成にするのがよい。ワイヤの収納以外にも各種の小物を収納したい場合があるので、小物を収納する引き出し部又は袋又は容器の配備や取り付けができると好都合である。又、収納品の管理状況を表示する管理表の掲示ができると管理上の利便性がある。図では、直方体フレーム部の外側にフックがあり、物が収納しているように見えるが、直方体フレーム部の内側も収納のための容積が大きくあるので、収納スペースとして利用できるようにフック等を配備することが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0027】
以上の様に、本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックでは、組立・分解が短時間に簡単にできるので、現場移動を行う場合に使用して便利であるので、産業上大きな利用性を有している。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの一実施態様を示す図である。
【図2】本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの別の実施態様を示す図である。
【図3】本発明による組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラックの別の実施態様を示す図である。
【図4】従来例としての分解しない固定の棚やラックの例を示す図である。
【符号の説明】
【0029】
101 直方体フレーム部
102 縦バー
103 横バー
104、402 フック
105 台座
106 結合部
107 脚部
108 連結板
109 回転結合の連結部
110 折りたたみフレーム部
201 直方体フレーム部
201A フレーム上部
201B フレーム下部
202 横桟
203 縦バー
204 フック
205 脚部
206 下フレーム側面
207 上フレーム側面
208 構造体
301 上底面フレーム部
302 下底面フレーム部
303 縦バー
400 ラック
401 フレーム
403 フック固定板
404 ワイヤ
405 キャスタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部と、前記直方体フレーム部は、前記フレームの連結部に折りたたみを可能とする回転結合の連結部とを有することを特徴とする組立・分解式ラック又は揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項2】
直方体の稜部にフレームを有する直方体フレーム部を有し、前記直方体フレーム部は、抜き差し構造で連結され取り付け外しが可能な上部と下部を有することを特徴とする組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項3】
柱状体の稜部にフレームを有する柱状体フレーム部を有し、前記柱状体フレーム部は、抜き差し構造で連結され取り付け外しが可能な上部と下部を有することを特徴とする組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項4】
柱状体の上底面、及び下底面の辺部にフレームを有する上底面フレーム部と下底面フレーム部と縦バー部を有し、前記縦バー部は、前記上底面フレーム部と前記下底面フレーム部との取り付け/取り外しを可能とする連結部となっていることを特徴とする組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項5】
前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部のフレームに取り付け/取り外し自在に連結する縦バー及び/又は横バーと、前記縦バー及び/又は横バーに付設した収納物をかけるためのフック又は揚重用ワイヤをかけるフックを有することを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項6】
前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部の下底面フレームに取り付け又は取り外し可能で、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部を支える脚又は脚を有する台座を有することを特徴とする請求項1〜請求項5記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項7】
小物を収納する引き出し部又は袋又は容器及び/又は、収納品の管理状況を表示する管理表を掲示する掲示部を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項8】
前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部と前記脚又は前記脚を有する前記台座との取り付け取り外しの手段と、前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレームの前記フレームと前記縦バー及び/又は前記横バー連結手段の少なくとも一つが接続のための棒状のノブを有し、前記ノブを折り曲げ/戻す又は、前記ノブの回し/戻すことで簡単に締まり/緩むようになっていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。
【請求項9】
前記直方体フレーム部又は前記柱状体フレーム部の内側にも収納部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の組立・分解式ラック及び揚重用ワイヤ収納用組立・分解式ラック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−278910(P2008−278910A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−123008(P2007−123008)
【出願日】平成19年5月8日(2007.5.8)
【出願人】(396020132)株式会社システック (101)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】