給油ノズル収納具

【課題】本発明は、給油ノズル収納具を提供する。
【解決手段】給油ポンプに給油ノズル収納ケースと滴下した灯油を灯油タンクに戻すための管を備えた収納具を固定したことを特徴とする給油ノズル収納具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、給油ノズル収納具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の給油ノズルの収納は、主に灯油タンク外部に取付けた収納ケースあるいは、滴下灯油受けに容器を設け給油ノズルを挿入し収納していた。
なお、給油ポンプ装着用灯油容器の蓋に給油ポンプを挿込み、その蓋本体の上方に立ち上がるテーパ状のガイド筒を設け給油ポンプノズルを挿込み収納する給油ポンプ装着用灯油容器の蓋が知られている。（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００３−６５２１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
（イ）灯油をカートリッジタンクなどに給油後、給油ノズル収納の際に給油ノズルから床などに灯油がタレると匂いと油しみがついてしま後始末が面倒であった。
（ロ）灯油をカートリッジタンクなどに給油後、給油ノズル先端から灯油がポタポタ滴下し、滴下が終わるのを待って給油ノズルを収納するのが面倒であった。
（ハ）外部に設けた収納ケースや容器を使用した場合、給油後に収納し滴下した灯油が底部に溜まり、時々、灯油タンクに戻すことが面倒であった。
本発明は以上の問題点を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
給油ポンプに給油ノズル収納ケースと滴下した灯油を灯油タンクに戻すための管を備えた収納具を固定する。
以上の構成からなる給油ノズル収納具である。
【発明の効果】
【０００６】
給油ノズル収納具の位置が灯油カートリッジタンクの給油位置よりも上部にあり、ノズルに付着した灯油を軽く切った後、給油ノズル先端を上向きに傾けて持ち上げ、そのまま給油ノズル収納具の上方まで持ち上げれば、内面に付着した灯油は自然に給油ポンプホースを伝い、灯油タンク側へと流れ外部には滴下しない。
給油ノズル収納後の給油ポンプホース内に付着している灯油は、給油ポンプホースの頂点を境に給油ノズル収納具と給油ポンプホースを伝い、自然に灯油タンクに戻されることになる。
また、給油ポンプノズル収納具を給油ポンプに固着することにより、別な灯油タンクへの移動を差替えだけで行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図である。
【図２】本発明の正面図である。
【図３】本発明の側面図である。
【図４】本発明の使用状態を示した平面図である。
【図５】本発明の使用状態を示した正面図である。
【図６】本発明の使用状態を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
給油ノズル収納ケース（１）の底部に挿し込みガイド（２）を設け、灯油戻し管（３）を挿入し一体構造となったものを収納具固定用テープ（４）で給油ポンプ（５）に固定する。
また、構造は灯油戻し管は給油ノズルケースと成形上一体構造でも差し支えない。
前記同様、収納具の固定手段は接着、鋲釘締結など安定した固定ができれば差し支えない。
本発明は以上のような構造である
本発明を使用するときは、給油ノズルケース（１）の挿し込みガイド（２）に灯油戻し管（３）を挿し込み一体構造となったものを収納具固定用テープ（４）で固定するように給油ポンプ（５）に設置する。
この後に、給油ポンプにて灯油カートリッジタンクに給油ノズルを挿し込み、（イ）給油を行なった後、給油ノズルを抜き、（ロ）の状態で軽く付着した灯油を切る。
給油ノズルを、（ハ）のように上向きに傾けたまま、給油ノズル先端が給油ノズル収納ケース（１）に入るような位置、（ニ）に持っていき、給油ノズルを、（ホ）のようにお越し、給油ノズルを、（ヘ）のように差し込むことにより、灯油カートリッジに、給油が完了した後に、灯油の滴下が終わるのを待つことも、床など外部に灯油を垂らすこともなくなり、給油ノズル収納後の滴下した灯油は自然に灯油タンクに戻ることになる。
【符号の説明】
【０００９】
１給油ノズルケース
２挿し込みガイド
３灯油戻し管
４収納具固定用テープ
６灯油タンク
７灯油カートリッジタンク
イ灯油カートリッジに給油姿勢
ロ給油後ノズルを抜いた姿勢
ハ給油ノズル収納姿勢
ニ給油ノズルケース上方の姿勢
ホ給油ノズルケースに収納前の姿勢
ヘ給油ノズル収納姿勢

【特許請求の範囲】
【請求項１】
給油ノズル収納ケースと滴下した灯油を灯油タンクに戻すための管を備えた給油ノズル収納具。

【図１】